JP3233979B2 - データ伝送方式 - Google Patents

データ伝送方式

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JP3233979B2
JP3233979B2 JP12467992A JP12467992A JP3233979B2 JP 3233979 B2 JP3233979 B2 JP 3233979B2 JP 12467992 A JP12467992 A JP 12467992A JP 12467992 A JP12467992 A JP 12467992A JP 3233979 B2 JP3233979 B2 JP 3233979B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同報通信方式の1つで
あるスキャン伝送方式を採用したデータ伝送方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】同一の伝送路上に複数のステーションを
接続し、これらステーション間でスキャン伝送方式によ
る同報通信が行われている。かかるデータ伝送方式は、
送信するデータに、自身のアドレス及び自身のステーシ
ョン固有のスキャンブロックナンバーを乗せてデータ伝
送するものである。このうちスキャンブロックナンバー
は、ステーションが送信するデータエリアに対応するも
のであり、各ステーションが送信するデータ量によって
それぞれ設定されている。又、アドレスは、ステーショ
ンに振り分けられた固有のアドレスである。そして、各
ステーションでは、各ステーションに設定されているス
キャンブロックナンバーを記憶しており、必要に応じ
て、必要とするステーションに該当するスキャンブロッ
クナンバーの受信データを参照する。
【0003】ところで、各ステーションには、上記各ス
テーション固有のスキャンブロックナンバーを記憶する
スキャンメモリの他に、伝送路上にどのスキャンブロッ
クが加わっているかの情報を得るためのメモリ(以下、
スキャントーカメモリと称する)が備えられている。
【0004】従って、上記データを受信したステーショ
ンは、スキャンブロックナンバーに対応するスキャント
ーカメモリに受信データに含まれているアドレスを書き
込み、他のステーションの伝送有無の管理を行ってい
る。
【0005】ところが、同一のスキャンブロックナンバ
ーで異なるアドレスを有する各ステーションが同一伝送
路上に接続されていると、これら異なるアドレスの各ス
テーションの存在を認識することが困難である。
【0006】すなわち、スキャンブロックナンバーQで
アドレスEのステーションからデータを受信したステー
ションは、スキャンブロックナンバーQに対応するスキ
ャントーカメモリにアドレスEを書き込む。この後、ス
キャンブロックナンバーQでアドレスFのステーション
からデータを受信すると、そのステーションは上記アド
レスEの書き込まれたスキャントーカメモリにアドレス
Fを上書き込みすることになる。さらに、スキャントー
カメモリへのアドレスFの書き込みにより、スキャンメ
モリのスキャンブロックナンバーも上書きされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように同一のス
キャンブロックナンバーで異なるアドレスを有するステ
ーションが同一伝送路上に接続されていると、これら異
なるアドレスの各ステーションの存在を認識することが
困難である。
【0008】そこで本発明は、同一スキャンブロックナ
ンバーで異なるアドレスを有する各ステーションが同一
伝送路上に接続されていても、これら重複使用されるス
キャンブロックナンバーの各ステーションを容易に認識
できるデータ伝送方式を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段と作用】本発明のデータ伝
送方式は、ステーション固有のスキャンブロックナンバ
ーでかつ異なるアドレスを有する複数のステーションが
同一伝送路上に接続され、スキャンブロックナンバー及
びアドレスを送信するデータに乗せて各ステーションの
間で同報通信を行う際に、各ステーションは、受信した
データからスキャンブロックナンバー及びアドレスを有
するステーションが伝送路上に1つであることを認識す
ると、スキャンブロックナンバーに対応するスキャンブ
ロックトーカマップに当該アドレスを書き込み、又、
信したデータから同一スキャンブロックナンバーで異
なるアドレスを有するステーションが存在することを認
識すると、スキャンブロックナンバーに対応するスキャ
ンブロック重複管理マップに当該アドレスを書き込み、
かつスキャンブロック重複管理マップをチェックするこ
とで重複するスキャンブロックナンバーのステーション
の存在を認識する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0011】図1は本発明のデータ伝送方式を適用した
データ伝送装置の構成図である。伝送路1には各ステー
ション2−1、2−2、…が接続されている。これらス
テーション2−1、2−2、…のうちステーション2−
1はスキャンブロックナンバーX、アドレスAであり、
ステーション2−2はスキャンブロックナンバーX、ア
ドレスBである。又、ステーション2−3はスキャンブ
ロックナンバーY、アドレスCであり、ステーション2
−4はスキャンブロックナンバーZ、アドレスDであ
る。
【0012】又、これらステーション2−1、2−2、
…は、図2に各機能を有している。すなわち、主制御部
3には、送受信部4、比較部5、管理部6及びスキャン
トーカメモリ7が接続されている。
【0013】ここで、スキャントーカメモリ7は図3に
示すようにスキャントーカマップベースアドレスより始
まり、かつその1ワードは各スキャンブロックナンバー
に対応して16ビット幅に形成されている。この1ワー
ドのうち下位8ビットはスキャンブロックトーカマップ
Maであり、上位8ビットはスキャンブロック重複管理
マップMbに形成されている。
【0014】上記主制御部3は図4に示す重複判定流れ
図に従って比較部5及び管理部6を動作制御し、かつス
キャントーカメモリ7に対してアドレスの書き込み動作
を行う機能を有している。
【0015】比較部5は、送受信部4を通して受信した
データからスキャンブロックナンバー及びアドレスを読
み取り、これらスキャンブロックナンバー及びアドレス
とスキャントーカメモリ7に書き込まれているアドレス
とを比較し、同一スキャンブロックナンバーで異なるア
ドレスを有するステーションの存在を認識する機能を有
している。
【0016】管理部6は、比較部5による比較の結果に
より同一スキャンブロックナンバーで異なるアドレスを
有する各ステーションの存在を認識すると、スキャンジ
ャバーフラグをセットし、上記アドレスを該当するスキ
ャンブロック重複管理マップMbに書き込み、かつ重複
するスキャンブロックナンバーのステーションの存在を
管理する機能を有する。次に上記の如く構成された装置
の作用について図4に示す重複判定流れ図に従って説明
する。
【0017】(1) 例えば、ステーション2−4において
ステーション2−1から送信されたデータをステップ#
1において受信すると、ステーション2−4は次のステ
ップ#2において受信データからスキャンブロックナン
バーXを読み取り、このスキャンブロックナンバーXに
対応するスキャンブロックトーカマップMaからアドレ
スを読み出す。
【0018】次にステーション2−4の比較部5は、ス
テップ#4において読み出したアドレストと受信データ
に乗ってきたアドレスAとを比較し、両アドレスが一致
すれば、受信したスキャンブロックナンバー及びアドレ
スのステーション2−1は伝送路1上に1つであると認
識する。次にステーション2−4の管理部6は、ステッ
プ#6に移って上記アドレスAを該当するスキャンブロ
ックトーカマップMaに書き込む。
【0019】なお、初期化時、スキャントーカメモリ7
は「0」となっているので、ステーション2−4はステ
ップ#3においてスキャントーカメモリ7が「0」とな
っていることを判断すると、ステップ#6に移って受信
したアドレスAを該当するスキャンブロックトーカマッ
プMaに書き込む。
【0020】(2) 次に上記スキャンブロックナンバーX
及びアドレスAをスキャンブロックトーカマップMaに
書き込んだ後、ステーション2−4においてステーショ
ン2−2から送信されたデータをステップ#1において
受信すると、このステーション2−4はステップ#2に
おいて受信データからスキャンブロックナンバーXを読
み取り、このスキャンブロックナンバーXに対応するス
キャンブロックトーカマップMaからアドレス、つまり
先に書き込んだアドレスAを読み出す。
【0021】次にステーション2−4の比較部5は、ス
テップ#4において読み出したアドレストAと受信デー
タに乗ってきたアドレスBとを比較し、両アドレスが不
一致であることから伝送路1上には同一スキャンブロッ
クナンバーXで、かつ異なるアドレスA、Bを有する各
ステーション2−1、2−2の存在することを認識す
る。
【0022】次にステーション2−4の管理部6は、ス
テップ#5に移ってスキャンジャバーフラグをセット
し、上記アドレスBを該当するスキャンブロック重複管
理マップMb、つまりアドレスAを書き込んだスキャン
ブロックナンバーXのスキャンブロック重複管理マップ
MbにアドレスBを書き込む。
【0023】(3)一方、ステーション2−4の管理部6
は、スキャンブロックトーカマップMaに書き込まれた
各アドレスから伝送路1上に存在する各ステーション2
−1、2−2、…のスキャンブロックナンバーを認識す
る。
【0024】又、ステーション2−4の管理部6は、所
定期間毎にスキャンジャバーフラグがセットされている
かを判断し、このフラグがセットされていればスキャン
ブロック重複管理マップMbをチェックする。そして、
この管理部6は、例えば各ステーション2−1、2−2
が同一スキャンブロックナンバーで異なるアドレスA、
Bを有して伝送路1上に存在することを認識する。
【0025】このように上記一実施例においては、受信
データから同一スキャンブロックナンバーで異なるアド
レスを有するステーションが存在することを認識する
と、スキャンブロックナンバーに対応するスキャンブロ
ック重複管理マップMbにアドレスを書き込み、かつ重
複するスキャンブロックナンバーのステーションの存在
を管理するようにしたので、伝送路1上に同一スキャン
ブロックナンバーで異なるアドレスを有する各ステーシ
ョン、例えば各ステーション2−1、2−2が接続され
ていても、これらステーション2−1、2−2の存在を
容易に認識でき、かつ送信データを目的のステーション
以外のステーションに伝送するなどの虞がない。
【0026】又、伝送路1上に接続された各ステーショ
ン2−1、2−2、…のうち重複するスキャンブロック
ナンバーを有する各ステーションの存在及びそのスキャ
ンブロックナンバーを管理でき、どのステーションがど
のスキャンブロックナンバーを有しているかを把握でき
る。なお、本発明は上記一実施例に限定されるものでな
くその要旨を変更しない範囲で変形してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、同
一スキャンブロックナンバーで異なるアドレスを有する
各ステーションが同一伝送路上に接続されていても、こ
れら重複使用されるスキャンブロックナンバーの各ステ
ーションを容易に認識でき、送信データを目的のステー
ション以外のステーションに伝送する虞がないデータ伝
送方式を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるデータ伝送方式を適用したデー
タ伝送装置の一実施例を示す構成図。
【図2】同装置におけるステーションの構成図。
【図3】同装置におけるスキャントーカメモリの模式
図。
【図4】同装置における重複判定流れ図。
【符号の説明】
1…伝送路、2−1〜2−4…ステーション、3…主制
御部、4…送受信部、5…比較部、6…管理部、7…ス
キャントーカメモリ、Ma…スキャンブロックトーカマ
ップ、Mb…スキャンブロック重複管理マップ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステーション固有のスキャンブロックナ
    ンバーでかつ異なるアドレスを有する複数の前記ステー
    ションが同一伝送路上に接続され、前記スキャンブロッ
    クナンバー及び前記アドレスを送信するデータに乗せて
    前記各ステーションの間で同報通信を行うデータ伝送方
    式において、 前記各ステーションは、受信した前記データから前記ス
    キャンブロックナンバー及び前記アドレスを有する前記
    ステーションが前記伝送路上に1つであることを認識す
    ると、前記スキャンブロックナンバーに対応するスキャ
    ンブロックトーカマップに当該アドレスを書き込み、 受信した前記データから同一の前記スキャンブロックナ
    ンバーで異なる前記アドレスを有する前記ステーション
    が存在することを認識すると、前記スキャンブロックナ
    ンバーに対応するスキャンブロック重複管理マップに当
    該アドレスを書き込み、かつ前記スキャンブロック重複管理マップをチェックす
    ることで 重複する前記スキャンブロックナンバーの前記
    ステーションの存在を認識することを特徴とするデータ
    伝送方式。
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