JP3233272B2 - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JP3233272B2
JP3233272B2 JP33093197A JP33093197A JP3233272B2 JP 3233272 B2 JP3233272 B2 JP 3233272B2 JP 33093197 A JP33093197 A JP 33093197A JP 33093197 A JP33093197 A JP 33093197A JP 3233272 B2 JP3233272 B2 JP 3233272B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば樹脂成形金
型等の被加熱体に、加熱された液体を循環させて、その
被加熱体を加熱する加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば成形金型を加熱してその温
度を一定の範囲内に保つために、その金型内に水路を形
成し、これにホース等を介して所定の温度に加温調節さ
れた温水(以下、循環液という)を循環供給する加熱装
置が使用されている。このような加熱装置は、例えば循
環液を加熱し温度調節するヒータを内部に配置し循環液
を一時的に貯溜するタンクと、加熱された循環液をタン
クと金型等との間で循環させる循環ポンプと、さらにこ
れらヒータ及び循環ポンプに配電する配電部とを備えて
構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記加熱装置は、従来
は、タンク、循環ポンプ及び配電部が別体であったり、
あるいはフレーム等を用いて一体化する場合でも、例え
ばタンクと配電部とが横方向に並んで配置されるのが一
般的であり、大きな配置スペースを要する欠点があっ
た。また、フレーム等の筐体内にタンク、循環ポンプ及
び配電部を収容する構成においては、配管部分、ヒータ
端子、配線などが筐体からはみ出した構造のものが多
く、余分なスペースが必要であるばかりでなく、はみ出
し部分が衝撃等を受けて損傷しやすい欠点がある。この
場合、筐体からの例えばヒータ端子の突出を回避するた
めには、筐体を横方向に拡張するか、タンクの横方向寸
法を縮小して、筐体内に端子の突出スペースを確保する
必要が生ずる。前者の場合は、筐体寸法が横方向に大型
化してコストアップにつながる。一方、後者の場合は、
タンク容量が小さくなり、タンク内の液温がヒータの発
熱増加や給液による冷却により鋭敏に変化し、循環液の
温度コントロールが難しくなる問題がある。
【0004】本発明の課題は、全体がコンパクトに構成
され、また、配管部分、ヒータ端子、配線などの筐体か
らのはみ出しを抑えた、コンパクトな加熱装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明の
加熱装置は、被加熱体に対し昇温した循環液を循環供給
することにより被加熱体を加熱する加熱装置であって、
上記の課題を解決するために、前記循環液を貯溜するタ
ンクと、前記タンク内の前記循環液に浸漬されてこれを
加熱する加熱部を有する1又は複数のヒータと、前記タ
ンクの直下に配置されるとともに、前記循環液を前記
ンクと前記被加熱体との間で循環させる循環ポンプと、
前記タンクの上方に配置され、前記循環ポンプに対し
ンプ用配線部を介して配電する配電部と、前記タンク内
に設けられるとともに、上端が前記タンク内の前記循環
液の液面よりも上方に位置し、下端側が前記タンクの底
部に固定され、前記ポンプ用配線部が内部に挿通される
配電通路部材と、を備えることを特徴とする。被加熱体
は、例えば樹脂成形等に用いられる金型であるが、これ
に限定されるものではない。
【0006】このような構成によれば、配電部、タン
ク、循環ポンプは縦一列に配置することができ、横幅と
奥行の小さいコンパクトで縦形の加熱装置が実現され
る。これによって、配電部から循環ポンプへのポンプ用
配線部が横にはみ出すことがなくなり、一層の省スペー
スを図ることができる。配電通路部材は、具体的には、
上端がタンクの上面に開口し、下端がタンクの底面に開
口するパイプ部材とすることができる。この場合、配電
経路を形成するポンプ用配線部はそのパイプ部材内を通
すようにすればよい。このようなパイプ部材により、配
電通路を比較的容易に形成することができる。
【0007】上記加熱装置は、タンクの上面と配電部の
下面との間には所定距離の空間部が形成され、その空間
部に加熱部へ通電するための端子部がタンクの上面から
突出する形で配置され、その端子部に配電部からのヒー
タ用配線部が接続されるように構成することができる。
このような構成によれば、配電部をタンクの側方ではな
く上方に配置し、タンク内のヒータの端子部をタンク上
面に突出させて、例えば配電部からのヒータ用配線部を
つなぐようにした。これにより、ヒータの端子部の横方
向への突出が回避されるので、外からの衝撃等を受けに
くくなり、端子部の損傷等が生じにくくなる。また、タ
ンクをフレーム等の筐体内に収容する場合は、端子部の
突出を考慮した筐体の寸法拡張や、タンクの寸法縮小が
不要となる。例えば、端子部の横方向の突出を解消した
分だけタンク容量を大きくとれるので、タンク内の液量
すなわち熱容量が増大し、液温制御を行ないやすくでき
る利点がある。また、配電部は循環液の経路となるタン
クやポンプの上方に配置されるため、配電部が濡れるの
を構造的に防止することができる。また、配電部とヒー
タの端子部を接続するヒータ用配線部の長さを短くで
き、配電ケーブル等の節約になるほか抵抗損失も小さ
く、経済的である。また、配電部とタンクとの間に空間
部が形成されることで、タンクの熱を配電部に伝わりに
くくすることができる。
【0008】
【0009】また、タンク内の循環液はタンクの底面に
開口する流出管から流出し、循環ポンプを経て被加熱体
に供給されるとともに、被加熱体からの循環液は、流出
管路の開口部よりも上方に流入口を開口する流入管によ
りタンク内に戻されるようにすることができる。こうす
れば、タンク内の循環液は、重力による流出方向に逆ら
わない形で循環するので、循環ポンプにかかる負荷を軽
減でき、ひいては循環液を無理なく循環させることがで
きる。
【0010】流出管は、タンクの底面の長さ方向におけ
る一端側に開口して下方に延びる第一部分と、一端側が
その第一部分の下端側に接続されるとともに他端側が長
さ方向に延びる第二部分とを有するものとして構成でき
る。この場合、その第二部分の中間部に循環ポンプを配
置することができる。そして、第一部分と接続されてい
る側を後端側、これと反対側を前端側として、第二部分
の前端側と、タンクの下部又はそのタンクを下側から支
持する筐体とを互いに結合することにより、第一部分と
協働して循環ポンプを懸架状態で支持する懸架支持部を
設けることができる。こうすれば、循環ポンプを流出管
と懸架支持部とで安定的に支持することができる。
【0011】この場合、懸架支持部は、流出管の第二部
分と一体的に設けられるとともに上端側がタンクの底面
に開口し、他端側が循環ポンプよりも下流側において第
二部分内に連通するバイパス管路とすることができる。
このバイパス管路は、例えば循環液の送液圧力調整用と
しての機能を有し、かつ懸架支持部を兼ねることで装置
全体のコンパクト化にも寄与する。この場合、第二部分
の前端側末端部又はバイパス管路の中間に、被加熱体に
循環液を送る送液管を接続するための送液管接続部を設
けることができ、さらにバイパス管路には、送液管接続
部とタンク側の開口部との間に、送液管接続部から流出
する循環液の送液圧力を調整するための圧力調整弁を設
けることもできる。こうすれば、該圧力調整弁を操作し
て、被加熱体に送る循環液の一部を適宜の流量でバイパ
ス管路を経てタンクに戻すことで、循環液の送液圧力を
より簡便かつ精密に調整することができる。
【0012】次に、上記加熱装置においては、温度調整
タンクを下側から支持するフレーム等の筐体を設けるこ
とができる。この場合、流出管の第二部分の前端側末端
部又はバイパス管路の中間には、タンク底面の長さ方向
に関して両側に分岐する分岐管を設けることができ、各
々その末端に被加熱体に循環液を送る送液管を接続する
ための送液管接続部を、長さ方向における筐体の端面か
ら突出させる形態で形成することができる。管路を分岐
させることにより、複数の被加熱体を加熱できるほか、
上記構成では管路の分岐部が筐体内に位置し、その末端
の送液管接続部のみが筐体から突出する形となるので、
管の不要な突出部が生じず邪魔になりにくい。
【0013】また、本発明の加熱装置は、被加熱体に対
し昇温した循環液を循環供給することにより被加熱体を
加熱する加熱装置であって、上記の課題を解決するため
に、前記循環液を貯溜するタンクと、前記タンク内の前
記循環液に浸漬されてこれを加熱する加熱部を有し、そ
の加熱部へ通電するための端子部が前記タンクの上面か
ら突出する形で配置された1又は複数のヒータと、前記
タンクの横方向に隣接して配置されるとともに、前記循
環液を前記タンクと前記被加熱体との間で循環させる循
環ポンプと、その循環ポンプの上方に配置されるととも
に、前記端子部に対しヒータ用配線部を介して配電する
配電部と、内側に前記タンク、前記循環ポンプ及び前記
配電部を収容した状態で、それらが一体的に組み付けら
れる筐体とを備え、前記配電部は、その筐体の前面上方
に取り付けられるとともに、前記循環ポンプ及び前記タ
ンクはその筐体の内側下部に固定され、前記タンク内の
循環液は前記タンクの前面下部に開口する流出管から流
出し、前記循環ポンプを経て前記被加熱体に供給される
とともに、前記被加熱体からの循環液は、前記タンクの
前面上部に開口する流入管により前記タンク内に戻され
るようになっており、また、前記流出管の前記タンクに
接続しているのと反対側の末端が両側に分岐して、それ
ぞれその末端には、前記被加熱体に前記循環液を送る送
液管を接続するための送液管接続部が、また前記流入管
の前記タンクに接続しているのと反対側の末端が両側に
分岐して、それぞれその末端には、前記被加熱体から前
記循環液を前記タンクに向けて戻す復液管を接続するた
めの復液管接続部が、それぞれ前記筐体前面から突出す
る形態で設けられることを特徴とする
【0014】上記構成では、例えば内側にタンク、循環
ポンプ及び配電部を収容した状態で、それらが一体的に
組み付けられるフレーム等の筐体を設けることができ
る。配電部は、例えばその筐体の前面上方に取り付るこ
とができ、循環ポンプ及びタンクはその筐体の底部に固
定することができる。これにより、配電部のスイッチ類
の操作やメータやランプインジケータ等の計器類の読み
取りも行ないやすく、また、循環ポンプ及びタンクは筐
体の底部にて安定的に支持することができ、さら装置全
体をすっきりとした外観にてコンパクトに構成すること
ができる。また、タンクの循環液は、タンクの下部に開
口する流出管から流出し、循環ポンプを経て被加熱体に
供給されるとともに、被加熱体からの循環液をタンクの
上部に開口する流入管によりタンク内に戻すようにすれ
ば、重力による流出方向に逆らわない形で液が循環する
ので、循環ポンプにかかる負荷を軽減でき、ひいては循
環液を無理なく循環させることができる。
【0015】この場合、流出管のタンクに接続している
のと反対側の末端に、被加熱体に循環液を送る送液管を
接続するための送液管接続部を、また流入管のタンクに
接続しているのと反対側の末端に、被加熱体から循環液
を前記タンクに向けて戻す復液管を接続するための復液
管接続部を、それぞれ筐体前面から突出する形態で設け
ることができる。こうすれば、流出管及び復液管の末端
のみが筐体から突出する形となるので、管の不要な突出
部が生じず邪魔になりにくい。
【0016】上記構成においては、流出管及び流入管の
少なくとも一方のものの、タンクに接続しているのと反
対側の末端を両側に分岐させることができ、それぞれそ
の末端に送液管接続部又は復液管接続部を形成すること
ができる。管路を分岐させることにより、複数の被加熱
体を加熱できるほか、管路の分岐部が筐体内に位置する
形となるので、筐体側面に不要な突出部が生じず邪魔に
なりにくい。
【0017】さらに上記構成においては、装置の流出管
及び流入管は、上下に並んだ位置関係で配置することが
でき、それら流出管及び流入管を互いに連通させるバイ
パス管路を筐体の内側に沿う形で設けるとともに、その
バイパス管路の中間には、送液管接続口から流出する循
環液の送液管接続口から流出する循環液の送液圧力を調
整するための圧力調整弁を、筐体の前面側から操作可能
な状態で設けることもできる。このようにパイパス管路
を設けることにより、送液管接続口から流出する循環液
の送液圧力を調整できる。また、パイパス管路は筐体の
内側に沿う形で設けられるので、筐体外側にこれがはみ
出さずコンパクトであり、しかもその中間に設けられる
圧力調整弁の操作性も高い。
【0018】本発明の加熱装置に好適なヒータとして、
端子部を含む基端部と、その基端部からタンク内におい
て斜め下向きに伸びる加熱部を有するものを使用するこ
とができる。この構成によれば、例えば、高さを抑えた
偏平なタンク等でも、少数のヒータによりタンク内の液
体を効率的に加熱することができる
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照して説明する。 (実施例1)図1は、本発明の加熱装置の一実施例であ
る加熱装置の正面図である。加熱装置1は、被加熱体と
しての金型に対し昇温した循環水(循環液)を循環供給
することによりこれを加熱するためのものである。循環
水は装置1で設定温度に調整されてから送り出される。
また、加熱装置1は、特に床占有面積に制限を受ける場
所への設置を想定して、配電部としての配電盤4、タン
ク6、循環ポンプ8(以下、ポンプ8と略称する)が上
側からこの順序で配置された縦型の構成となっている。
【0020】筐体2は、タンク6を下側から支持するも
のであり、例えば底部フレーム10と、その四隅から立
ち上がるコーナーフレーム12とで構成される。底部フ
レーム10は、図4に示すように方形枠状を呈し、例え
ば1対の横方向のアングル部材(例えばL字断面を有す
るもの)14を所定距離をおいて水平方向に対向させ、
それらの両端部間にそれぞれ長尺板16をわたして、そ
の端部近傍を溶接あるいはボルト締め等で接合すること
により形成されたものである。また、図1に示すよう
に、コーナーフレーム12はそれぞれアングル部材等で
構成され、底部フレーム10の四隅部に、各下端部を溶
接あるいはボルト締め等で結合されている。また、加熱
装置1の移動を容易にするために、底部フレーム10の
下面の四隅には、キャスター18が取り付けられてい
る。
【0021】次に、タンク6は、ステンレス鋼板等で中
空箱型に構成される。なお、その底面の縦及び横の寸法
は、筐体2の4本のコーナーフレーム12で囲んで形成
される四角形の寸法にほぼ等しくされる。そして、その
4本のコーナーフレーム12のそれぞれの上端に、タン
ク6の底面の4隅が載せられ、例えば溶接によってコー
ナーフレーム12に固定されている。本実施例において
は、該タンク6は、図5(a)に示すように、4枚のス
テンレス鋼板を溶接等により継ぎ合わせることで、上面
部6d、底面部6c、前方側側面部6k、及び後方側側
面部6mを有する方形筒状の本体部6hを形成し、その
長手方向の一方の端面部(図1において左端)は右側面
部6iを形成する別のステンレス鋼板を接合することで
閉じられる。
【0022】一方、本体6hの開口部6aは、枠体2
2、パッキン24及び蓋26がこの順序で取り付けら
れ、複数のボルトBを締め付けて液密かつ開閉可能に閉
じられている。枠体22は、厚肉のステンレス製板で形
成され開口部6aにちょうど嵌まる外形を有し、その開
口部22aの全周に沿って、それぞれ前面側に開口する
ボルト穴22bが所定の間隔で複数形成されている。そ
して、枠体22は、開口部6aから本体6hの内側に嵌
め込まれ、パッキン24及び蓋26の合計厚みに対応し
た所定距離だけ、自身の前面が本体6hの端面から引っ
込んで位置するように、本体6hの内周面に溶接により
接合されている。そして、本体6hの開口部6aに対
し、パッキン24と蓋26とをはめ込んで枠体22を重
ね合わせ、蓋26の側からパッキン24を貫いて各ボル
ト穴22bにボルトBを締めこむことにより、開口部6
aは液密に閉じられる。そして、通常はこの閉状態で装
置1が使用されるが、タンク6内に追加の器具を取り付
けたり清掃等を行なう場合は、ボルトBを緩めて蓋26
を取り外すことにより、タンク6内を開くことができ
る。
【0023】また、図6に示すように、タンク6の前方
側側面部6k及び後方側側面部6mの下端側は、底面部
6cより下方に所定長さ突出して突出部6nを形成して
いる。この突出部6nは、両側面部6k,6mの外側に
付着した水滴等が底面部6cの下面側に回り込むこと、
ひいてはその回り込んだ水滴が循環ポンプ8上に落下す
ることを防止する役割を果たす。
【0024】図1に戻って、タンク6の上面部6dに
は、ヒータ30、熱電対32、液面センサ42、44等
が取り付けられている。これらは、それぞれ上面部6d
に開けられた孔からタンク6内に挿入され、かつ上側の
各端子部を上面部6dから突出させる形態で該上面部6
dに対して固定されている。
【0025】ヒータ30は、タンク6内に貯溜する循環
水を加熱するためのものであり、図1及び図2に示すよ
うに、タンク6の長さ方向に所定の間隔で複数(本実施
例では3つ)のものが取り付けられている。各ヒータ3
0は、図2に示すように、1対の端子部36,36と、
その下側に一体的に形成された1本の加熱部38とを有
する。加熱部38は、タンク6内の循環液に浸漬されて
これを加熱し、端子部36はその加熱部38へ通電する
役割を有する。各端子部36は、たとえば自身の下端近
傍に形成された雄ねじ部を、タンク6の上面部6dに形
成されたヒータ取付け孔に下から嵌め込み、孔から突出
する部分にナットを螺合させることで上面部6dに固定
されている。
【0026】図1に示すように、ヒータ30の加熱部3
8は、タンク6の上面部6dに支持される直線状の基端
部40,40と、タンク6の底面に対し斜めに交差する
面上で、基端部40,40の一方のものの下端から外側
に膨らむ形態で下向きに延び、タンク6の底面近傍で上
方に方向転換して基端部40,40の他方のものに至る
本体部41とを有する。本体部41の要部は、たとえば
円周経路あるいは楕円経路に沿う形態に形成できる。こ
のようなヒータ30をタンク6の長手方向に複数配置す
ることで、高さの小さいタンク6内の水を広範囲にかつ
均一に加熱することができる。また、逆に言えば、この
ような形態のヒータを使用することでタンク6の高さが
減少し、ひいては装置全体の高さを減じてこれをコンパ
クトに構成することができる。
【0027】また、タンク6の上面部6dには、熱電対
32が取り付けられている。熱電対32の先端(温接
点)は、例えばヒータ30の本体部41の内側において
その中心付近に配置され、循環水に浸漬されることでそ
の温度検出信号を配線部50を介して配電部4に出力す
る。
【0028】さらに、タンク6の上面部6dには、2つ
の液面センサ42、44が取付けられている。これら
は、図7に示すように、先端の液面検知部42b,44
bがそれぞれタンク6内の所定高さに位置するように配
置され、また端子部42a、44aはそれぞれ配線部5
0を介して配電盤4に接続されている。
【0029】次に、図1及び図2に示すように、タンク
6の上面部6dには、その長手方向における一方の端部
側に、2つの流入管52が、タンク6内に連通する形で
取り付けられている。各流入管52は、下端側開口部が
溶接等によりタンク6の上面部6dの開口部に固着され
る一方、上端側は側方に曲げ返され、その開口部には復
液管接続部54が一体的に形成されている。また、この
復液管接続部54には、ホース等の復液管(図示せず)
の先端が接続される。そして、金型20からの循環水
は、この復液管接続部54及び流入管52を通過して、
タンク上面部6dからタンク6内に返される。
【0030】また、タンク6の上面部6dには、給水管
56がタンク6内に連通する形で取り付けられている。
給水管56は、例えば上記1対の流入管52の間に配置
され、タンク6内の液面が低下した場合に水を補給した
り、あるいは循環水の温度が設定温度上限を越えた場合
にこれを冷却したりするために、図示しない外部の給水
源からタンク6内に水を補給するものである。給水管5
6からの水の供給は、例えば配電盤4からの指令により
開閉作動する電磁バルブ60により制御される。
【0031】例えば、図7に示す各液面センサ42,4
4のうち、第1の液面センサ42は、タンク6内の循環
水の水面の上限高さ(h1)を規定する働きをなす。例
えば電磁バルブ60が開いて給水管56から給水中に、
液面センサ42が液面を検出すると、配電盤4は電磁バ
ルブ60に指令信号を出してこれを閉状態とする。これ
により給水が停止し、液面が上限位置を超えて上昇する
ことが防止される。また、第2の液面センサ44は、水
面の下限高さ(h2)を規定する働きをなす。そして、
液面が、該第2の液面センサ44よりも下まで下がる
と、配電盤4は電磁バルブ60に指令信号を出してこれ
を開状態とする。これにより給水が開始され、液面が下
限位置よりも低下することが防止される。このようにし
て、タンク6内の液面は上記上限位置と下限位置との間
で制御される。
【0032】図1に戻って、タンク6の上面部6dの例
えば左端には、円筒状の排出管64がタンク6内に連通
する形で取り付けられている。排出管64は、上面部6
dから立ち上がるとともに、上部に排水部66が連通形
態で設けられ、そこに図示しないホースが接続されて、
循環水が溢れた場合にこれをオーバーフローさせる役割
を果たす。さらに、排水部66は、タンク6内の水位が
上昇したりあるいは蒸気の発生等により内圧が上昇した
場合に、これを逃がす役割も果たす。なお、本実施例で
は、上記排水部66の他に、さらに安全弁68も設けら
れており、タンク内の内圧をこの安全弁68からも逃が
すことができるようになっている。
【0033】また、タンク6の内部には、図1及び図3
に示すように、上端がタンク6の上面部6dに開口し、
下端がタンク6の底面部6cに開口するパイプ部材70
が設けられている。そして、そのパイプ部材70の内側
を、配電盤4からポンプ8への配線部72が通される。
これにより、ポンプ8の配線部72をタンク6を上下に
貫く形で配置することが可能となり、配線部72が筐体
2からはみ出すことがなくなる。
【0034】次に、配電盤4は、図8に示すように、1
対の支持部材80,80を介して、タンク6の上方に固
定されている。支持部材80,80は、それぞれ下端部
がタンク6の上面部6dに溶接等で固定される。配電盤
4は、タンク上面部6dとの間に空間部82が形成され
るよう、上記支持部材80,80に対しボルト・ナット
等で固定される。該配電盤4は、図示しない電源から給
電され、ポンプ8、ヒータ30、及び電磁バルブ60等
に配電することとなる。また、前述の熱電対32及び液
面センサ42,44などの検知器具とも接続され、その
検知結果に基づいてヒータ30、あるいは電磁バルブ6
0の作動をコントロールする制御部を内蔵している。ま
た、配電盤4の前面は操作パネル90になっており、例
えば、電源スイッチ、ポンプ8のモータスイッチ、電流
計、給水ランプ、温度設定部等が設けられている。
【0035】図1に戻り、タンク6の下方には前述の循
環ポンプ8が配置されている。ポンプ8は、循環水をタ
ンク6と金型20との間で循環させるもので、筐体2か
ら外にはみ出さないよう配置されている。ポンプ8の吸
引側にはエルボ92が接続され、そのエルボ92に、タ
ンク6の底面の長さ方向における一端側に開口して下方
に延びる直管94の下端側が接続されている。また、ポ
ンプ8の吐出側には、エルボ96、クロス管98、及び
中間に圧力調整弁100aが設けられた直管100が接
続され、その直管100の上端側がタンク6の底面部6
cに開口して、ポンプ8はタンク6に連通している。な
お、直管94、エルボ92、ポンプ8及びエルボ96は
流出管を形成し、その内の直管94がその第一部分を、
他が第二部分を形成する。
【0036】直管94及び直管100のそれぞれの上端
部は、例えば図9(b)に直管94で代表して示すよう
に、そのX印で示す外周部94bがタンク6の底面部6
cに溶接されて固定されている。そして、連結されるこ
の圧力調整弁付きの直管100、クロス管98、エルボ
96が懸架支持部を構成し、図9(a)に示すように、
エルボ92、直管94と協動して、ポンプ8をタンク6
に懸架支持している。また、ポンプ8及びエルボ92,
94の各下部は、図4に示すように筐体2の底部フレー
ム10に取り付けられた底板102よりも下方に突出し
ている。これによって温度調整装置1の高さが減少し、
コンパクト化が図られている。
【0037】次に、図10に示すように、クロス管98
の下孔には上流側のエルボ96が接続され、2つの側孔
にはエルボ104が接続されて両側に分岐する分岐管路
を形成する。また、クロス管98の上孔には直管100
が接続されてタンク6に連通するバイパス管路が形成さ
れている。また、タンク6の長手方向において送液方向
下流側を前方側として、各エルボ104の先端は装置1
の前面側に曲げ返され、ここに送液管接続部106,1
06が筐体2の端面から突出する形態で取り付けられて
いる。送液管接続部106,106には、金型20に向
かう図示しないホース等の送液管が接続される。なお、
送液管接続部106,106には、使用しないものを閉
状態とするためのバルブ106a,106aが設けられ
ている。一方、直管100aからなるバイパス管路は、
循環水の送液圧力を調整する役割を果たす。その圧力調
整は、圧力調整弁100aの開き量を調整して行なわれ
る。この場合、開き量が大きくなるほどバイパス管路に
流出する水量が増加し、送液経路側の送水圧力が減少す
る。
【0038】なお、エルボ104とクロス管98とは、
その開口端面同士を突き合わせ、その突き合わせ部に溶
接を施すことにより接合されている。これにより、例え
ば両者をねじ式の継手機構により接続する場合と比べ
て、接続代を短くすることができる。その結果、両エル
ボ104,104からなる分岐管部の幅寸法W1、ひい
ては筐体2の幅寸法W2を小さくでき、装置1がコンパ
クトなものとなっている。また、直管100及びエルボ
96もクロス管98に対し突き合わせ溶接されており、
これらを含む管路部の高さ寸法が減少して、装置1のコ
ンパクト化が図られている。
【0039】以下、加熱装置1の操作を説明する。ま
ず、図11(a)に示すように、タンク6内に循環水を
所定の液面まで注入し、ヒータ30を作動させて設定温
度に昇温する。そして、送液管接続部106及び復液管
接続部54において、金型20と装置1との間にホース
等の送液管200及び復液管201を接続し、ポンプ8
を始動する。これにより、タンク6内で温度調節された
循環水は、同図(b)に示すように、直管94を経てポ
ンプ8に入り、さらに送液管接続部106から送液管を
経て金型20に供給されてこれを加熱する。循環水は、
金型20から復液管201及び復液管接続部54を経て
上方からタンク6内に戻り、以降同様の経路にて循環す
ることとなる。
【0040】なお、図2に示すように、本装置1には送
液管接続部106と復液管接続部54とがそれぞれ2つ
ずつ設けられており、2つの金型20に同時に循環水を
供給することが可能となっている。
【0041】(実施例2)次に、本発明の加熱装置の別
の実施例を図12〜図17に示す。加熱装置121は、
特に、奥行きよりも、幅や高さ方向のスペースに制限を
受ける場所への設置を想定し、幅及び高さ寸法を抑えて
コンパクトにしたことを特徴とする。そのため、図12
に示すように、横幅を狭くした筐体122内の前方上部
(図12において右上部分)に配電盤4を配置し、その
配電盤4の下側にポンプ8を配置し、さらにそのポンプ
8の後方にタンク124を隣接配置した構成となってい
る。
【0042】筐体122は底部フレーム126を有し、
その底部フレーム126の前方側両隅部に前方側コーナ
ーフレーム128,128が、また後方側両隅部に後方
側コーナーフレーム130,130がそれぞれ立設さ
れ、これらのコーナーフレーム128,128及び13
0,130の上部に上部フレーム132が取り付けられ
ている。図15に示すように、底部フレーム126は、
水平方向に対向配置された1対のアングル部材134,
134と、その一方の端部及び中間においてそれらにま
たがるように接合された長尺板136,136とを有す
る。また、上部フレーム132及び各コーナーフレーム
128,130もアングル部材で形成されている。
【0043】図12に示すように、前方側コーナーフレ
ーム128,128は、それぞれその前方側上部が後方
に傾斜した形状となっている。また、底部フレーム12
6の四隅には、キャスター18が取り付けられている。
【0044】タンク124は、底部フレーム126に固
定されている。図16及び図17に示すように、タンク
124は、両側面の下部において例えば前後2箇所ずつ
に、ボルト穴を有する支持部材138が側方に突出する
形態で取り付けられ、各支持部材138がアングル部材
134及び長尺板136にボルト・ナットで締結され
て、筐体122に固定されるようになっている。また、
タンク124の底面には、開口部が形成され、その開口
部には、実施例1と同様に枠板22、パッキン24及び
蓋26が取り付けられている。
【0045】次に、図12及び図13に示すように、タ
ンク124の上面部124dと筐体122の上部フレー
ム132との間には空間部140が形成されている。そ
して、その空間部140に突出する形態で、該上面部1
24dには、タンク124内に配置される複数(本実施
例では3個)のヒータ30の各端子部36と、液温測定
用の熱電対32の端子部とが取り付けられている。ま
た、該上面部124dには、電磁バルブ60を有する供
給管56と、安全弁68を有する排出管64が設けられ
ている。これらの取付け状態、作動等は、上述の第1実
施例で述べたものと同様であるので、説明は省略する。
【0046】図12に示すように、各ヒータ30の加熱
部38は、端子部36,36から下向きに延びるととも
に、タンク124の前端面とほぼ平行な面内において中
間部が三重に屈曲し、全体がW字状に形成されている。
このようなヒータ30が、タンク124内において前後
に所定の間隔で並んで配置されている。
【0047】また、配電盤4は、両前方側コーナーフレ
ーム128,128の前方側上部の傾斜部において後方
に傾いた状態で取り付けられている。そして、図13に
示すように、配電盤4の前面は操作パネル146になっ
ており、例えば、電源スイッチ、ポンプ8のモータスイ
ッチ、電流計、給水ランプ、温度設定部等が設けられて
いる。図12に戻って、この配電盤4と、ヒータ30の
端子部36、熱電対32の端子部、及び電磁バルブ60
とをそれぞれ結ぶ配線部50と、さらに配電盤4とポン
プ8とを結ぶ配線部72とは、配電盤4に対し後方側か
ら接続されている。
【0048】次に、図15に示すように、ポンプ8はタ
ンク124に対し、ポンプ後方側に形成された吸引口8
aから該タンク124内の水を吸引可能な状態で取り付
けられている。具体的にはポンプ8は、吸引口8aを、
タンク124の流出孔150に位置合わせした状態で、
該吸引口8aの周縁から外向きに張り出すフランジ部8
bを貫通するボルト152をタンク124側にねじ込む
ことで取り付けられている。
【0049】一方、図15に示すように、ポンプ8の吐
出口8cは、底部フレーム126の前方側に取り付けら
れた管継手部材148の流入側に接続されている。具体
的には、吐出口8cの周縁からはフランジ部8dが外向
きに張り出して形成され、これを貫くねじ部材8eを管
継手部材148にねじ込むことで取り付けられている。
また、管継手部材148の流路148aは出口側が左右
に分岐し、それぞれエルボ154が接続されている。そ
して、それらエルボ154の先端側は装置121の前面
側に曲げ返され、それぞれ送液管接続部156,156
が筐体122の前面から突出する形態で取り付けられて
いる。これら送液管接続部156,156には、金型2
0に向かうホース等の図示しない送液管が接続される。
なお、図13に示すように、送液管接続部156,15
6には、使用しないものを閉状態とするためのバルブ1
56a,156aが設けられている。
【0050】一方、図12においてタンク124の前面
上部には、図15に示すようにその幅方向両側に、流入
管を形成する互いにほぼ平行な2本の直管160の各一
端側が連通形態で取り付けられ、それらの他端側にはそ
れぞれT字管164,164(図12)を介して、復液
管接続部158,158が筐体122の前面から突出す
る形態で接続されている。これら復液管接続部158,
158には、金型からのホース等の図示しない復液管が
接続される。
【0051】上述のように管路が形成された装置121
では、タンク124より流出した循環水はポンプ8によ
り送液管接続部156,156から送液管を経て金型2
0へ供給され、これを加熱した後復液管を通って復液管
接続部158、158からタンク124内に戻されるこ
ととなる。
【0052】ここで、図13に示すように、管継手部材
148の流路148aは、その中間部から上方へも分岐
して、ここに上下方向の直管100の下端側が連通形態
で接続されるとともに、その直管100の中間には圧力
調整弁100aが設けられている。一方、流入管側の両
T字管164,164の間には交差管路162aが配置
され、その両端が両直管160,160に連通してい
る。そして、交差管路162aの中間にはT字管162
が設けられ、直管100は、その上端側がこれに接続さ
れて交差管路162a、ひいては流入管たる直管16
0,160と連通している。これにより、直管100
は、流出管と流入管とのバイパス管路となり、実施例1
と同様に循環水の送水圧力を調整する役割を果たす。こ
の圧力調整は、実施例1と同様に圧力調整弁100aの
開き量の調整により行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である加熱装置の正面図。
【図2】その側面図。
【図3】タンクの上面を示す平面図。
【図4】図1の加熱装置の底面図。
【図5】タンクの開口部に蓋を取り付ける構造を説明す
る図。
【図6】タンクの側面から底面へ水滴が移動するのを防
止する構造を示す図。
【図7】液面センサのタンク上面への取付け形態の一例
を示す図。
【図8】配電盤のタンク上面への取付け形態を示す斜視
図。
【図9】ポンプがタンク底面に懸架支持される形態を示
す図。
【図10】送水側の管路形態を示す図。
【図11】図1の加熱装置の作用を説明する作用説明
図。
【図12】本発明の別の実施例である加熱装置の側面
図。
【図13】その正面図。
【図14】その平面図。
【図15】その底面図。
【図16】タンクの垂直断面図。
【図17】その底面図。
【符号の説明】
1、121 加熱装置 2、122 筐体 4、配電盤 6、124 タンク 8 循環ポンプ 20 金型 30 ヒータ 50、72 配線部 54、158 復液管接続部 70 パイプ部材 82、140 空間部 98 クロス管 106、156 送液管接続部 160 直管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/18 F24H 1/20 F24H 9/02 301

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱体に対し昇温した循環液を循環供
    給することにより当該被加熱体を加熱する加熱装置であ
    って、 前記循環液を貯溜するタンクと、 前記タンク内の前記循環液に浸漬されてこれを加熱する
    加熱部を有する1又は複数のヒータと、前記タンクの直下に配置されるとともに、 前記循環液を
    前記タンクと前記被加熱体との間で循環させる循環ポン
    プと、 前記タンクの上方に配置され、前記循環ポンプに対し
    ンプ用配線部を介して配電する配電部と、前記タンク内に設けられるとともに、上端が前記タンク
    内の前記循環液の液面よりも上方に位置し、下端側が前
    記タンクの底部に固定され、前記ポンプ用配線部が内部
    に挿通される配電通路部材と、 を備えることを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記配電通路部材は、上端が前記タンク
    の上面に開口し、下端が前記タンクの底面に開口するパ
    イプ部材である請求項1記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記タンクの上面と前記配電部の下面と
    の間には所定距離の空間部が形成され、その空間部に前
    記加熱部へ通電するための端子部が前記タンクの上面か
    ら突出する形で配置され、その端子部に前記配電部から
    の前記ヒータ用配線部が接続されている請求項1又は2
    記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記タンク内の前記循環液は前記タンク
    の底面に開口する流出管から流出し、前記循環ポンプを
    経て前記被加熱体に供給されるとともに、前記被加熱体
    からの前記循環液は、前記流出管路の開口部よりも上方
    に流入口を開口する流入管により前記タンク内に戻され
    るようになっている請求項1ないし3のいずれかに記載
    の加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記流出管は、前記タンクの底面の長手
    方向における一端側に開口して下方に延びる第一部分
    と、一端側がその第一部分の下端側に接続されるととも
    に他端側が前記長手方向に延びる第二部分とを有し、そ
    の第二部分の中間部に前記循環ポンプが配置されるとと
    もに、 前記第一部分と接続されている側を後端側、これと反対
    側を前端側として、前記第二部分の後端側と、前記タン
    クの下部又はそのタンクを下側から支持する筐体とを互
    いに結合することにより、前記第一部分と協働して前記
    循環ポンプを懸架状態で支持する懸架支持部が設けられ
    ている請求項4 記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記懸架支持部は、前記流出管の第二部
    分と一体的に設けられるとともに、上端部が前記タンク
    の底面に開口する形でそのタンクの底面部に固定され、
    他端側が前記循環ポンプよりも下流側において前記第二
    部分内に連通し、かつ前記被加熱体をバイパスするバイ
    パス管路であり、 前記第二部分の前端側末端部又は前記バイパス管路の中
    間に、前記被加熱体に前記循環液を送る送液管を接続す
    るための送液管接続部が設けられ、前記バイパス管路に
    は、前記送液管接続部と前記タンク底面部の固定部との
    間に、前記送液管接続部から流出する前記循環液の送液
    圧力を調整するための圧力調整弁が設けられている 請求
    項5記載の加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記タンクを下側から支持する筐体が設
    けられ、 前記第二部分の前端側末端部又は前記バイパス管路の中
    間には、前記タンクの底面の前記長手方向に関して両側
    に分岐する分岐管が設けられ、それら分岐管の末端に
    は、前記被加熱体に前記循環液を送る送液管を接続する
    ための送液管接続部が、前記長手方向における前記筐体
    の端面から突出させる形態で形成されている請求項5又
    は6に 記載の加熱装置。
  8. 【請求項8】 被加熱体に対し昇温した循環液を循環供
    給することにより当該被加熱体を加熱する加熱装置であ
    って、 前記循環液を貯溜するタンクと、 前記タンク内の前記循環液に浸漬されてこれを加熱する
    加熱部を有し、その加熱部へ通電するための端子部が前
    記タンクの上面から突出する形で配置された1又は複数
    のヒータと、 前記タンクの横方向に隣接して配置されるとともに、前
    記循環液を前記タンクと前記被加熱体との間で循環させ
    る循環ポンプと、 その循環ポンプの上方に配置されるとともに、前記端子
    部に対しヒータ用配線部を介して配電する配電部と、 内側に前記タンク、前記循環ポンプ及び前記配電部を収
    容した状態で、それらが一体的に組み付けられる筐体と
    を備え、 前記配電部は、その筐体の前面上方に取り付けられると
    ともに、前記循環ポンプ及び前記タンクはその筐体の内
    側下部に固定され、 前記タンク内の循環液は前記タンクの前面下部に開口す
    る流出管から流出し、前記循環ポンプを経て前記被加熱
    体に供給されるとともに、前記被加熱体からの循環液
    は、前記タンクの前面上部に開口する流入管により前記
    タンク内に戻されるようになっており、 また、前記流出管の前記タンクに接続しているのと反対
    側の末端が両側に分岐して、それぞれその末端には、前
    記被加熱体に前記循環液を送る送液管を接続するための
    送液管接続部が、また前記流入管の前記タンクに接続し
    ているのと反対側の末端が両側に分岐して、それぞれそ
    の末端には、前記被加熱体から前記循環液を前記タンク
    に向けて戻す復液管を接続するための復液管接続部が、
    それぞれ前記筐体前面から突出する形態で設けられるこ
    とを特徴とする 加熱装置。
  9. 【請求項9】 前記流出管及び前記流入管は上下に並ん
    だ位置関係で配置され、それら流出管及び流入管を互い
    に連通させるバイパス管路が前記筐体の前面内側に沿う
    形で設けられるとともに、そのバイパス管路の中間に
    は、前記送液管接続口から流出する前記循環液の送液圧
    力を調整するための圧力調整弁が、前記筐体の前面側か
    ら操作可能な状態で設けられている請求項8記載の加熱
    装置。
  10. 【請求項10】 前記ヒータは、前記端子部を含む基端
    部と、その基端部から前記タンク内において斜め下向き
    に伸びる加熱部を有するものである請求項3ないし9の
    いずれかに記載の加熱装置。
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