JP3233086U - ゴミ袋収容ロール体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴミの量に応じて設置スペースを可変にすることができ、ゴミ袋を廃棄する時の処理を容易にするゴミ袋収容ロール体を提供する。【解決手段】シート体3を所定の軸心まわりに巻回したゴミ袋収容ロール体1であって、シート体3は、第1シート4の裏面と、第2シート5の裏面とを貼り合わせるように固定された固定体6であり、第1シート4は第1短辺8と第1長辺9とを備えた長方形形状を有し、第2シート5は第2短辺10と第2長辺11と、を備えた長方形形状を有し、第1短辺8と第2短辺10とは互いに長さが等しく、第1長辺9は、前記第2長辺11よりも長く、第1シート4は第1露出部12を備え、第2シート5は第2露出部13を備え、第1シート4の第1中心位置14と第2シート5第2中心位置15とは、ゴミ袋収容ロール体1の周方向にずれた位置にあり、シート体3はさらに一対の縁取り部材7を有する。【選択図】図2
Description
本考案は、ゴミ袋収容ロール体に関する。
従来、ごみ袋保持体を備えたごみ箱が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術のごみ箱は、特許文献1の図1〜図2等において、ごみ箱本体12と、ごみ箱本体12内に挿入されるごみ袋を保持するごみ袋保持体14とを備え、ごみ箱本体12は上部が開口し、底部が塞がっている容器からなることが記載されている。
上記従来技術のごみ箱は、形状が円筒状に固定されており、中のゴミ袋に収容されるごみの量が多くても少なくても、ごみ箱を配置するのにある程度の広さの設置スペースが必ず必要となる。また有底形状なので、ゴミ袋を廃棄するとき、ゴミ袋のほうを容器から取り出す必要があり、重いうえに手間がかかるという課題があった。
本考案の目的は、ゴミの量に応じて設置スペースを可変にすることができ、ゴミ袋を廃棄する時の処理を容易にできるゴミ袋収容ロール体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願考案は、ゴミ袋を収容する無底円筒を構築するためのシート体を、所定の軸心まわりに巻回したゴミ袋収容ロール体であって、前記シート体は、表面に第1模様が形成された第1シートの裏面と、表面に第2模様が形成された第2シートの裏面とを、前記巻回時において前記第1シートを外周側とし前記第2シートを内周側となるように貼り合わせるように固定された固定体であり、前記第1シートは、前記軸心に沿う軸心方向に延びる一対の第1短辺と、前記軸心方向に直交する直交方向に延びる一対の第1長辺と、を備えた長方形形状を有しており、前記第2シートは、前記軸心に沿う軸心方向に延びる一対の第2短辺と、前記軸心方向に直交する直交方向に延びる一対の第2長辺と、を備えた長方形形状を有しており、前記第1短辺と前記第2短辺とは、互いに等しい長さを有しており、前記第1長辺は、前記第2長辺よりも大きな長さを有しており、前記シート体は、前記第1シートの前記一対の第1長辺の前記軸心方向の位置と、前記第2シートの前記第2長辺の前記軸心方向の位置とを、一致させつつ固定された前記固定体であり、前記第1シートは、前記第2シートと固定された状態における前記ゴミ袋収容ロール体の周方向に沿う一端側に、前記裏面が露出する第1露出部を備えており、前記第2シートは、前記第1シートと固定された状態における前記ゴミ袋収容ロール体の周方向に沿う他端側に、前記裏面が露出する、前記第1露出部と略同じ広さの第2露出部を備えており、前記第1シートの面方向における第1中心位置と、前記第2シートの面方向における第2中心位置とは、前記周方向にずれた位置にあり、前記シート体は、さらに、前記第1長辺及び前記第2長辺のうち、少なくとも、前記ゴミ袋収容ロール体において周方向に重なりあう部位を縁取って覆う、一対の縁取り部材を有することを特徴とする。
ユーザは、シート体の一端側にある第1シートの第1露出部を外周側、第2シートの第2露出部を内周側、としつつ、それら第1露出部と第2露出部とを径方向に重ねるようにして貼り合わせることで、簡単に円筒形状のゴミ袋収容ロール体を形成し、ゴミ箱、正確にはゴミ袋の収容箱として利用することができる。実際は、例えば容量45リットルのゴミ袋の8割程度がちょうど収まるようにすることができる。
また、本考案のゴミ袋収容ロール体は円筒形状で底がないので、組立後、使用前は、径方向に押圧して扁平にしておくことで、家具や冷蔵庫と壁との隙間等、狭いスペースに収納しておくことができ、邪魔にならない(例えばゴミ袋収容ロール体全体の厚みを10cm程度に押しつぶすことも可能である)。押圧の度合いにより扁平度を可変にできるので、使用開始後においても、ゴミ袋中のゴミが少なければやや扁平とし、ゴミの増大に伴ってゴミ袋収容ロール体の大きさを徐々に大きくすることも可能である。そして、ゴミ袋収容ロール体内部のゴミ袋の中の8割程度が一杯になったら、(ゴミ袋をゴミ袋収容ロール体から取り出すのではなく)ゴミ袋収容ロール体のほうを上方へ引き抜くことで、簡単にゴミ袋から分離でき、残ったゴミ袋をゴミ捨て場に持っていくことができる。
また、裏面同士が固定されている第1シート及び第2シートの大部分が軸心方向両側にある一対の縁取り部材で縁取られている。これにより、第1シートと第2シートとが堅固に固定され、輸送時、組立前、さらにゴミ袋収容ロール体として組み立てた後においても、ばらけたりほどけたりするのが防止できる。縁取り部材は、ゴミ袋収容ロール体における上下端の強度補強としても寄与し、さらに外観上の見た目の美観も向上できる。
本考案のゴミ袋収容ロール体によれば、ゴミの量に応じて設置スペースを可変にすることができ、ゴミ袋を廃棄する時の処理を容易にできる。
以下、本考案の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るゴミ袋収容ロール体1を無底円筒状に組み立てて設置面に平置きした状態を表す斜視図である。ゴミ袋収容ロール体1の内部にはゴミ袋2が収容されている。ゴミ袋収容ロール体1は、ゴミ袋2を収容する無底円筒を構築するためのシート体3を、ゴミ袋収容ロール体1の接地面(図示なし)に対する鉛直方向と平行な軸心Xまわりに巻回して構成される。
シート体3は、表面に第1模様18が形成された第1シート4の裏面と、表面に第2模様19が形成された第2シート5の裏面とを、前記巻回時において第1シート4を外周側Pとし前記第2シート5を内周側Iとなるように貼り合わせるように固定された固定体6である。
前記シート体3は、さらに、一対の縁取り部材7を有する。縁取り部材7は例えば塩化ビニール材により構成される。
図1の拡大断面図に示すように、縁取り部材7は略U字状の横断面形状を備え、ゴミ袋収容ロール体1の外周側Pに配置される第1シート4の裏面と、内周側Iに配置される第2シート5の裏面とを貼り合わせて構成されるシート体3の端部を縁取っている。
第1シート4及び第2シート5は、それぞれ樹脂製のクッションフロア材である。クッションフロア材は、ビニールなどの樹脂素材にクッション材が裏打ちされた長尺のシート材であり、軽量で、適度な弾力性を有し、また耐久性、防汚性にも優れ、掃除も行いやすい。クッションフロア材を第1シート4及び第2シート5に用いると、適度な厚みを有しておりゴミ袋収容ロール体1にシワが寄りにくい。クッションフロア材は様々の模様のものが市販されている。図1の第1シート4及び第2シート5では、第1模様18及び第2模様19としてそれぞれフローリング材を模した木目模様が用いられている。
ゴミ袋収容ロール体の大きさ1は、例えば容量が45リットル等の、比較的大容量のゴミ袋2の体積の8割程度を収容することができる大きさとなっている。ゴミ袋2に満杯状態にゴミを詰めると袋の口が閉まらず破裂する可能性があるためである。ゴミ袋2を廃棄する際には、ゴミ袋2の、ゴミ袋収容ロール体1の上端からはみ出した残り二割の箇所を結び合わせて廃棄する。
図1に示す上下方向は、接地面に向かう方向を下方向、その逆方向を上方向としている。図1の上下方向は接地面に対する鉛直方向と一致し、軸心Xで示される軸心方向と平行である。
図2は、図1のゴミ袋収容ロール体1を円筒状に組み立てる前の状態の展開図である。図2は、ゴミ袋収容ロール体1の第2シート5が配置された内周側Iの側を表面として接地面に平置きし、上方向から見た時の平面図である。
図2の上下方向は接地面に対して垂直に向かう方向を下方向、その逆方向を上方向としている。前後方向、左右方向はそれぞれ上下方向に直交する方角である。図1におけるゴミ袋収容ロール体1の軸心方向が図2の前後方向に一致し、ゴミ袋収容ロール体1の無底円筒の周方向は図2の左右方向に一致する。
第1シート4は、図1の軸心Xに沿う軸心方向(図2における前後方向)に延びる一対の第1短辺8と、前記軸心方向に直交する直交方向(図2における左右方向)に延びる一対の第1長辺9とを備えた長方形形状を有する。
第2シート5は、前記軸心Xに沿う軸心方向(図2における前後方向)に延びる一対の第2短辺10と、前記軸心方向に直交する直交方向(図2における左右方向)に延びる一対の第2長辺11とを備えた長方形形状を有する。
第1短辺8と第2短辺10とは、互いに長さが等しい。第1長辺9は、第2長辺11よりも長くなっている。シート体3の素材であるクッションフロア材は少なくとも数ミリメートル程度の厚みを有するため、第1シート4と第2シート5とを貼り合わせ、円筒状に組み立てた時に、前記長辺同士が完全に同じ長さであると、ゴミ袋収容ロール体1の内側にシワが寄りやすくなる。そのため内周側Iに配置される第2シート5は、外周側Pに配置される第1シート4よりもわずかに周方向の長さすなわち第2長辺11が短くなっている。
図2に示すL1は第1長辺9の長さであり、L2は第2長辺11の長さである。L1はL2より長くなっている。L1―L2は例えば1センチメートルである。好ましくはL1―L2は5ミリメートル〜6ミリメートルの範囲にある。
シート体3は、第1シート4の第1長辺9の前記軸心方向の位置と、第2シート5の第2長辺11の前記軸心方向の位置とを、一致させつつ固定された固定体6である。すなわち、図1の拡大断面図にも示すように、縁取り部材7の内側において、第1シート4の第1長辺9及び第2シート5の第2長辺11とは軸心方向の位置が同じとなるように重ねられて配置されている。
第1シート4は、第2シート5と固定された状態におけるゴミ袋収容ロール体1の周方向に沿う一端側に、第1シート4の裏面が露出する第1露出部12を備えており、第2シート5は、第1シート4と固定された状態におけるゴミ袋収容ロール体1の周方向に沿う他端側に、第2シート5の裏面が露出する、前記第1露出部12と略同じ広さの第2露出部13を備える。
後述するように、ゴミ袋収容ロール体1は第1露出部12と第2露出部13とを重ねて貼り合わせて円筒状に組み立てるものである。この図では、第2シート4の第2露出部13は、第1シート4の第1露出部12の縁取り部材7と重なる領域、すなわち前後方向の端部が切り取られた形状になっている。これは、ユーザ側でゴミ袋収容ロール体1を組み立てる場合に組み立てやすくするためであり、例えば最初から円筒状に組み立てた状態で販売する場合などには、このように端部を切り取っていなくてもよい。
第1シート4の面方向における第1中心位置14と、第2シート5の面方向における第2中心位置15とは、前記周方向にずれた位置にあり、シート体3に備えられた一対の縁取り部材7は、第1長辺9及び第2長辺11のうち、少なくとも、ゴミ袋収容ロール体1において周方向に重なりあう部位16を縁取って覆っている。
第1中心位置14と第2中心位置15とは、例えば前記周方向において10センチメートル程度ずれている。このように、第1シート4の第1中心位置14と、第2シート5の第2中心位置15とをゴミ袋収容ロール体1の周方向にずらして貼り合わせておき、これによって形成された第1露出部12と第2露出部13とを例えばユーザが自身で貼り合わせてゴミ袋収容ロール体1を円筒状に組み立てると、ゴミ袋収容ロール体1のシート体3のほぼ全面を2枚のクッションフロア材が重なった状態で構成することができ、クッションフロア材が例えば4枚重なってしまい、縁取り部材7で縁取れない箇所が出たり形状がいびつになるようなことがない。
図2のゴミ袋収容ロール体1の展開図は、ゴミ袋収容ロール体1を組み立てる前の状態である。ゴミ袋収容ロール体1を図1の組み立てた状態で販売してもかまわないが、後述する図5における組立手順は工具も必要なく簡単なものであるため、組立前の状態でゴミ袋収容ロール体1をユーザに販売したり配送することもできる。
図3は、図2のゴミ袋収容ロール体1を複数回巻いてロール状にした状態を示す。図3は、例えば組立前の状態のゴミ袋収容ロール体1をユーザに販売したり、配送する際の状態である。この状態でゴミ袋収容ロール体を販売及び配送すると、持ち運びが容易で、配送料金を削減することができる。ゴミ袋収容ロール体1のシート体3は柔らかいクッションフロア材で構成され、縁取り部材7も柔軟性のある樹脂素材で構成されているため、ロール状に丸めることができる。
図4に、図2のゴミ袋収容ロール体1の製造工程を示す。ゴミ袋収容ロール体1の製造工程は工程(I)〜(VI)を含む。
まず工程(I)において、市販のクッションフロア材などから所望の大きさに切り出した第1シート4と第2シートとを用意する。その後、第1シート4と第2シート5との第1長辺9及び第2長辺11を一致させ、第1短辺8と第2短辺10とをゴミ袋収容ロール体1の周方向にずらした状態で重ね合わせて接地面に立てて置く。この時、第1シート4の裏面と第2シート5の裏面とを、第1露出部12に隣接する接着部Tにおいてあらかじめ接着剤で貼り合わせておく。
次に、工程(II)において、貼り合わせた第1シート4と第2シート5の第1長辺9と第2長辺11に重なる部分に縁取り部材7をはめこむ。縁取り部材7は、市販されている略U字状の横断面形状を備えた塩化ビニール材を用いて、指などで適宜縁取り部材7を広げながら第1シート4と第2シート5とを挟んでいく操作をゴミ袋収容ロール体1の周方向に沿って行う。
工程(III)では第1シート4と第2シート5とを貼り合わせたシート体3に一対の縁取り部材7を取り付けた状態である。
工程(IV)において、縁取り部材7の周方向に沿って、例えば5センチメートル間隔で、縁取り部材7の内側を接着剤で接着する。この図のT′が縁取り部材7の接着部に相当する。縁取り部材7の内側を指などで広げ、第1シート4,第2シート5、縁取り部材7の内側が互いに接着されるように、接着剤で固定していく。このようにすることで、第1シート4と第2シート5とがしっかりと貼り合わされ、シワもよりにくい。
工程(V)では、前記工程により一対の縁取り部材7を第1シート4と第2シート5に縁取らせて接着した後で、第2露出部13に隣接する接着部T2において第1シート4と第2シート5の裏面同士を接着剤で貼り合わせる。工程(I)で形成した接着部T及びこの工程で形成する接着部T2以外の箇所においても、第1シート4の裏面と第2シート5の裏面を貼り合わせてもかまわないが、全面を接着剤で貼り合わせる等、接着する面積が大きすぎるとシワが寄りやすくなる場合がある。
工程(VI)は上記工程(I)〜(V)により図2に示したゴミ袋収容ロール体1が構築された状態である。
図5に、図4で製造したゴミ袋収容ロール体1を図1のように円筒状に組み立てる方法を概念図により示す。
ゴミ袋収容ロール体1の第1露出部12の表面には、あらかじめ例えば両面テープのように、接着剤が塗布され、はくり紙などで覆われた接着部T″が形成されている。ユーザは接着部T″のはくり紙をはがして第1露出部12と第2露出部13とを貼り合わせて、図1のような円筒状のゴミ袋収容ロール体1を組み立てる。この図では第1露出部12に接着部T″が設けられているが第2露出部13のほうに設けてもかまわない。
図6に、図1に示したゴミ袋収容ロール体1の使用方法の一例を説明する概念図を示す。ゴミ袋収容ロール体1の使用方法は例えば工程(A)〜(E)を含む。工程(A)〜(D)は、接地面(図示なし)に設置したゴミ袋収容ロール体1を図1の上下方向の上方向から見た正面図であり、工程(E)は図1の上方向から見た斜視図である。
工程(A)は、接地面に平置きしたゴミ袋収容ロール体1にゴミ袋2を収容し、扁平状にひしゃげさせた状態である。この時のゴミ袋収容ロール体1の厚み17は例えば10センチメートルである。この工程は、ゴミ袋2の使い始めにまだゴミが入っていない状態、あるいはゴミが少量のみ入っている場合であって、扁平につぶした状態にすることにより冷蔵庫と家具の隙間や、家具と壁の隙間などの狭いスペースにゴミ袋収容ロール体1を収納しておくことができ、ゴミ袋2が容量の大きなものであっても邪魔になりにくい。
工程(B)は、工程(A)よりもゴミ袋収容ロール体1の厚みを広げた状態であり、工程(A)よりもゴミ袋2の中のゴミが増えた状態である。同様にゴミ袋2の中のゴミの量が増えるごとに工程(C)、工程(D)とゴミ袋収容ロール体1の厚みを広げていく。工程(D)はゴミ袋収容ロール体1の厚みが最も広がった状態であり図1と同様の状態である。工程(E)ではゴミが8割程度入ったゴミ袋2の開口部を結び、ユーザの手Mによってゴミ袋収容ロール体1を上方向に引き上げると、ゴミ袋収容ロール体1には底がないので、ゴミ袋2だけが接地面に残る。
上述の工程(E)によれば、ゴミ袋2が45リットルなど容量の大きいものであって、中身がいっぱいで重い場合にもゴミ袋2を上方向まで持ち上げる必要がなく、またゴミ袋収容ロール体1自身もクッションフロア材などの非常に軽い材料で構成されているため、ユーザの体力が少ない場合や腰が悪い場合等であっても使用に支障が生じることがない。
ゴミ袋収容ロール体1の使用方法は、上述の方法に限らず、最初から最後まで同じ厚み17のままで使用してもよい。その場合もゴミ袋収容ロール体1は柔らかい素材で構成されているので家具と家具の隙間などに所望の厚み17に調整して収納しておくことができる。
ゴミ袋収容ロール体1の第1模様18及び第2模様19を家具や床の模様や色と合わせることでゴミ袋収容ロール体1を家具間に設置したときに目立ちにくくさせ、床や家具との統一感を付与することもでき、またユーザの所望の色や柄の第1模様18及び第2模様19とすることで装飾性を付与することもできる。
<実施形態の効果>
図5に示したように、ユーザは、シート体3の一端側にある第1シート4の第1露出部12を外周側P、第2シート5の第2露出部13を内周側I、としつつ、第1露出部12と第2露出部13とを径方向に重ねるようにして貼り合わせることで、簡単に円筒形状のゴミ袋収容ロール体1を形成し、ゴミ箱(正確にはゴミ袋の収容箱)として利用することができる。実際のサイズとしては例えば45リットルの容量のゴミ袋2の8割程度がちょうど収まるようにすることができる。
図5に示したように、ユーザは、シート体3の一端側にある第1シート4の第1露出部12を外周側P、第2シート5の第2露出部13を内周側I、としつつ、第1露出部12と第2露出部13とを径方向に重ねるようにして貼り合わせることで、簡単に円筒形状のゴミ袋収容ロール体1を形成し、ゴミ箱(正確にはゴミ袋の収容箱)として利用することができる。実際のサイズとしては例えば45リットルの容量のゴミ袋2の8割程度がちょうど収まるようにすることができる。
ゴミ袋収容ロール体1は円筒形状で底がないので、図6に示したように、組立後、使用前は、径方向に押圧して扁平にしておくことで、家具や冷蔵庫と壁との隙間等、狭いスペースに収納しておくことができ、邪魔にならない。押圧の度合いにより扁平度を可変にできるので、使用開始後においても、ゴミ袋2中のゴミが少なければやや扁平とし、ゴミの増大に伴ってゴミ袋収容ロール体1の大きさを徐々に大きくすることも可能である。そして、ゴミ袋収容ロール体1内部のゴミ袋の中が8割程度になったら、ゴミ袋収容ロール体1のほうを上方へ引き抜くことで、簡単にゴミ袋2から分離でき、残ったゴミ袋2をゴミ捨て場に持っていくことができる。
シート体3において裏面同士が固定されている第1シート4及び第2シート5の大部分が軸心方向両側にある一対の縁取り部材7で縁取られている。これにより、第1シート4と第2シート5とが堅固に固定され、輸送時、組立前、さらにゴミ袋収容ロール体1として組み立てた後においても、ばらけたりほどけたりするのが防止できる。縁取り部材7は、ゴミ袋収容ロール体1における上下端の強度補強としても寄与し、さらに外観上の見た目の美観も向上できる。
また、さらに、ゴミ袋収容ロール体1は、ホームセンター等で売っているクッションフロア材を用いて手軽かつ安価に構成することができる。例えば木目調の第1模様18及び第2模様19を用いたクッションフロア材を用いて第1シート4及び第2シート5を構築することで、ゴミ袋収容ロール体1の外観を落ち着いたものとすることができ、良好な美観とすることができる(目に優しい効果がある)。
また、さらには、断面U字状の縁取り部材7で第1シート4及び第2シート5の軸心方向両端部をそれぞれ包み込むように縁取ることにより、確実にそれら第1シート4及び第2シート5を堅固に固定し、シート体3さらにはゴミ袋収容ロール体1の剛性を向上することができる。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
なお、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本考案は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 ゴミ袋収容ロール体
2 ゴミ袋
3 シート体
X 軸心
4 第1シート体
5 第2シート体
P 外周側
I 内周側
6 固定体
7 縁取り部材
8 第1短辺
9 第1長辺
10 第2短辺
11 第2長辺
L1 第1長辺の長さ
L2 第2長辺の長さ
12 第1露出部
13 第2露出部
14 第1中心位置
15 第2中心位置
16 部位
17 厚み
18 第1模様
19 第2模様
T、T′、T″、T2 接着部
M 手
2 ゴミ袋
3 シート体
X 軸心
4 第1シート体
5 第2シート体
P 外周側
I 内周側
6 固定体
7 縁取り部材
8 第1短辺
9 第1長辺
10 第2短辺
11 第2長辺
L1 第1長辺の長さ
L2 第2長辺の長さ
12 第1露出部
13 第2露出部
14 第1中心位置
15 第2中心位置
16 部位
17 厚み
18 第1模様
19 第2模様
T、T′、T″、T2 接着部
M 手
Claims (3)
- ゴミ袋を収容する無底円筒を構築するためのシート体を、所定の軸心まわりに巻回したゴミ袋収容ロール体であって、
前記シート体は、
表面に第1模様が形成された第1シートの裏面と、表面に第2模様が形成された第2シートの裏面とを、前記巻回時において前記第1シートを外周側とし前記第2シートを内周側となるように貼り合わせるように固定された固定体であり、
前記第1シートは、
前記軸心に沿う軸心方向に延びる一対の第1短辺と、前記軸心方向に直交する直交方向に延びる一対の第1長辺と、を備えた長方形形状を有しており、
前記第2シートは、
前記軸心に沿う軸心方向に延びる一対の第2短辺と、前記軸心方向に直交する直交方向に延びる一対の第2長辺と、を備えた長方形形状を有しており、
前記第1短辺と前記第2短辺とは、互いに等しい長さを有しており、
前記第1長辺は、前記第2長辺よりも大きな長さを有しており、
前記シート体は、
前記第1シートの前記一対の第1長辺の前記軸心方向の位置と、前記第2シートの前記第2長辺の前記軸心方向の位置とを、一致させつつ固定された前記固定体であり、
前記第1シートは、
前記第2シートと固定された状態における前記ゴミ袋収容ロール体の周方向に沿う一端側に、前記裏面が露出する第1露出部を備えており、
前記第2シートは、
前記第1シートと固定された状態における前記ゴミ袋収容ロール体の周方向に沿う他端側に、前記裏面が露出する、前記第1露出部と略同じ広さの第2露出部を備えており、
前記第1シートの面方向における第1中心位置と、前記第2シートの面方向における第2中心位置とは、前記周方向にずれた位置にあり、
前記シート体は、さらに、
前記第1長辺及び前記第2長辺のうち、少なくとも、前記ゴミ袋収容ロール体において周方向に重なりあう部位を縁取って覆う、一対の縁取り部材を有する
ことを特徴とするゴミ袋収容ロール体。 - 請求項1記載のゴミ袋収容ロール体において、
前記第1シート及び前記第2シートは、それぞれ、
樹脂製のクッションフロア材である
ことを特徴とするゴミ袋収容ロール体。 - 請求項1又は請求項2記載のゴミ袋収容ロール体において、
前記縁取り部材は、
略U字状の横断面形状を備えた、塩化ビニール材である
ことを特徴とするゴミ袋収容ロール体。
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3233086U (ja) |
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2021
- 2021-04-29 JP JP2021001622U patent/JP3233086U/ja active Active
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20210518 |
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3233086 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |