JP3232851U - フライバスケット - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザに安全な揚げ物を揚げるためのフライヤー用のフライバスケットを提供する。【解決手段】フライバスケット1は、食品を収容するバスケット本体6の対向する2つの脇板部11と、脇板部同士を連結する縦フレーム部12と、を有する本体2と、耐熱性の合成樹脂で作成され、1枚のシート形状に形成された網部3と、縦フレーム部12−1および網部を挟持することにより、網部を本体に取り外し自在に固定するストッパー4と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、フライや天ぷら等の揚げ物を揚げるためのフライヤー用のフライバスケットに関する。
この種のフライバスケットとして、フライヤーで揚げる食品を収容するバスケットをSUSなどの金属製の網で形成したものが知られている。また例えば特許文献1には、バスケットがステンレス板より形成され、底面及びそれに接する四つの側面には多数の角丸長方形の透孔がパンチング加工により穿設されたものが開示されている。
特許文献1を含めた従来技術では、バスケットの網が本体と一体に形成されて取り外すことができなかった。バスケットの網は消耗品であり、また汚れが付着しやすく、例えばフライバスケットを洗う時などに網が切断、破損してしまう虞が高かった。金属製の網が切断、破損してしまうと、人体を引っかき、または刺す虞があるために危険であり、また異物としてフライヤーで揚げる食品に混入する虞も想定され、大変危険であった。
そこで、本考案は上記事情に鑑み、ユーザに安全なフライバスケットを提供することを目的とする。
本考案の請求項1に記載のフライバスケットは、食品を収容するバスケットの対向する2つの側面と、前記側面同士を連結するワイヤと、を有する本体と、耐熱性の合成樹脂で作成され、1枚のシート形状に形成された網部と、前記本体の前記ワイヤおよび前記網部を挟持することにより、前記網部を前記本体に取り外し自在に固定するストッパーと、を備えることを特徴とする。
また本考案の請求項2に記載のフライバスケットは、前記網部は矩形状に形成されることを特徴とする。
また本考案の請求項3に記載のフライバスケットは、前記2つの側面の一方に、前記フライバスケット使用時に手で握る柄部が取付けられ、前記2つの側面の他方に、前記フライバスケットを吊設するときに使用する引掛け部が取付けられることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、網部を本体から取り外すことができるため、例えばフライバスケットを洗うときに本体、網部およびストッパーに分解することができ、より簡単、安全に洗うことができる。また定期的に網部を交換することにより網部の切断、破損を防止することができ、人体への損傷の虞や異物として食品に混入することも防止できる。さらに、仮に網部が切断、破損した場合でも、網部は耐熱性の合成樹脂で作成されているため、その切断、破損した場所で人体を引っかく虞、または刺す虞がなく安全である。
請求項2の発明によれば、網部の形状がシンプルで作成が容易であり、また簡単に本体への取り付け、取り外しをすることができる。
請求項3の発明によれば、フライバスケットの使用時や吊設時に本体のバスケット本体や柄部や引掛け部が変形することがなく、フライバスケットの使い勝手が向上する。また網部を固定する場所であるワイヤに柄部や引掛け部が取付けられていないので、網部の本体への取り付け、取り外しの作業を妨げることがない。
以下、本考案における好ましいフライバスケットの実施形態について、添付図面を参照して説明する。なお、これらの全図面にわたり、共通する部分には共通する符号を付すものとする。また説明の便宜上、フライバスケット1の柄部7が取付けられた方を後方向、引掛け部8が取付けられた方を前方向とし、ストッパー4が取付けられた方を上方向として説明する。
図1は、本考案の第1の実施形態のフライバスケット1の斜視図であり、図2は、フライバスケット1の分解斜視図である。フライバスケット1は、本体2と、網部3と、ストッパー4と、で主に構成されており、網部3を本体2に配設して、網部3の上からストッパー4を網部3ごと本体2に取付けることにより網部3およびストッパー4が本体2に固定され、フライバスケット1が形成される。
本体2は、例えばステンレスなどの金属製であり、フライヤーで揚げる食品を収容するバスケットを形成するバスケット本体6と、当該バスケット本体6の一側である後方側の脇板部11に取付けられる柄部7と、バスケット本体6の他側である前方側の脇板部11に取付けられる引掛け部8と、を有している。バスケット本体6は、バスケットの前側面部および後側面部となる2つの脇板部11,11と、2つの脇板部11,11の間を連結する複数の縦フレーム部12と、これらの縦フレーム部12と垂直に配置され、当該縦フレーム部12を連結するU字状の横フレーム部13,13・・・と、から形成されている。
本実施形態の脇板部11は、略半円板状に形成された板状部11−1と、板状部11−1の外周の円弧部から立ち上がるように設けられた帯板部11−2と、からなり、この帯状部11−2に網部3の前後方向の縁部が載置するように配置されることで、網部3が板状部11−1の円弧部に沿うように本体2に配設される。
本実施形態の板状部11−1は、図1や図2に示されるように、丸棒のワイヤを格子状に連結し、板状部11−1の外周を丸棒のワイヤで連結される構成を採用しているが、図3(A)に示されるように、略半円板状のパンチング板でもよく、図3(B)に示されるように、格子状の丸棒のワイヤの代わりに細い金属製の網にしてもよい。なお板状部11−1の開口率は80%以上であることが好ましい。
縦フレーム部12は、それぞれが同一の長さの丸棒のワイヤからなり、それぞれ平行に配置されるように離間して、脇板部11,11の帯板部11−2の縁に連結されている。そのため脇板部11,11とそれぞれの縦フレーム部12とは垂直に配設され、脇板部11,11同士は平行に配設される。また縦フレーム部12は、それぞれが等間隔で離間されていない。具体的に説明すると、脇板部11,11のそれぞれの2つの角部11−3,11−3の位置の帯板部11−2に、それぞれバスケットの縁となる縦フレーム部12−1,12−1が1本ずつ配設され、その縦フレーム部12−1,12−1の下方に、それぞれ縦フレーム部12−2,12−2が1本ずつ配設される。縦フレーム部12−1と縦フレーム部12−2との間隔は、網部3の後述する折り返し部3−2の幅WEよりも狭くなり、またストッパー4の後述する挟持部本体31の高さよりも広くなるように設定されて、ストッパー4を網部3ごと本体2に取付けた時に、縦フレーム部12−1が挟持部本体31内に挿入される一方で、縦フレーム部12−2が挟持部本体31の外にあるように構成される。なお、縦フレーム部12−1と縦フレーム部12−2との間隔が挟持部本体31の高さよりも狭くなるように設定され、ストッパー4を網部3ごと本体2に取付けた時に、縦フレーム部12−1と縦フレーム部12−2とで挟持部本体31を内側から保持するように構成されてもよい。
また脇板部11,11の円弧部の下部の位置の帯板部11−2に、縦フレーム部12−3,12−3・・・が配設されている。バスケットの底部となる個所に縦フレーム部12−3,12−3・・・を配設することにより、本体2に取付けられる網部3を縦フレーム部12−3,12−3・・・が支持して、バスケットに食品を収容したときに、当該食品の重量により網部3の底部が撓むことを抑制している。なお本実施形態では、縦フレーム部12の本数、すなわち縦フレーム部12−1,12−2および12−3の総数が6本であるが、本考案はこれに限定されず、バスケットの大きさや、バスケットに収納する食品や、網部3の材質および強度などにより決定されてもよい。
横フレーム部13,13・・・は、縦フレーム部12と同様に、それぞれが同一の長さの丸棒のワイヤからなり、それぞれ平行に配置されるように離間して、縦フレーム部12に垂直に連結されている。また横フレーム部13,13・・・は、それぞれが等間隔で離間されており、本体2に取付けられる網部3の側部および底部を横フレーム部13が支持することにより網部3がバスケットの側面および底面を形成し、また網部3が撓むことを抑制している。なお本実施形態では、横フレーム部13,13・・・の本数が3本であるが、本考案はこれに限定されず、バスケットの大きさや、バスケットに収納する食品や、網部3の材質および強度などにより決定されてもよい。
柄部7は、ユーザがフライバスケット1を使用するときに手で握るものであり、縦フレーム部12や横フレーム部13よりも太い丸棒のワイヤ16を2つ折りにして、このU字状にしたワイヤ16間でワイヤ16の折り曲げ部に木製の円柱状の取っ手17をワイヤ16に沿って配設し、U字状のワイヤ16間で取っ手17の折り曲げ部とは反対の端部近傍に、U字状のワイヤ16と同様の太さのワイヤ18を連結して構成される。また柄部7は、バスケット本体6に取付けられる取付部19と、使用時に手で握る部分である把手20と、取付部19および把手20を連結する移行部21と、を有している。本実施形態では、取付部19、把手20および移行部21が、それぞれ直線状に形成され、取付部19と移行部21との連結部分、および移行部21と把手20との連結部分でワイヤ16が角度を付けて折り曲げられる態様となっている。
取付部19は、U字状のワイヤ16の2本の先端が本体2の脇板部11の略中央部の下から上に亘って垂直方向に溶接されることにより形成される。取付部19は、例えば油槽からフライバスケット1を引き上げるときなど、ユーザがフライバスケット1を使用するときに食品やバスケットの重量がかかる場所であるため、金属製の脇板部11に取付けられることで、フライバスケット1の使用時にバスケット本体6や柄部7が変形することがなく、フライバスケット1の使い勝手が向上する。なお、本考案はこれに限定されることなく、他の接続方法を採用して取付部19をバスケット本体6に取付けてもよい。
把手20の取っ手17は、取っ手17の円柱の縦方向に溝(図示せず)が2本形成されており、この溝に沿ってU字状のワイヤ16を配設することで、当該ワイヤ16の間に取っ手17が挟持される。そのため、取っ手17の直径はU字状のワイヤ16のワイヤ間の幅よりも大きいことが好ましく、形成された溝同士の間の幅がU字状のワイヤ16のワイヤ間の幅と略同一であることが好ましい。またU字状のワイヤ16同士の間にワイヤ18が連結されることで、U字状のワイヤ16が変形することを抑制し、取っ手17がU字状のワイヤ16から外れることを抑制している。
引掛け部8は、フライバスケット1を、例えばフライヤーなどに吊設するときに使用するものであり、ワイヤ16と同程度の丸棒のワイヤ23を2つ折りにして構成され、バスケット本体6に取付けられる取付部24と、吊設する対象に引掛ける部分であるフック部25と、を有している。取付部24は、取付部19と同様に、U字状のワイヤ23の2本の先端が本体2の脇板部11の略中央部の下から上に亘って垂直方向に溶接されることにより形成される。取付部24は、フライバスケット1を吊設したときに食品やバスケットの重量がかかる場所であるため、金属製の脇板部11に取付けられることで、フライバスケット1の吊設時にバスケット本体6や引掛け部8が変形することがなく、フライバスケット1の使い勝手が向上する。またフック部25は、U字状のワイヤ23の折り曲げ部を前方向に折り曲げることにより形成される。なおフック部25の前後のワイヤ同士の間隔は、吊設する対象など、フライバスケット1の使用環境などにより決定されてもよい。
図4は、網部3の全体図である。網部3は、例えばテフロン(登録商標)、シリコーンなどの耐熱性の合成樹脂で作成されており、1枚のシート形状に形成されている。そのため、網部3が切断、破損しても、その切断、破損した場所で人体を引っかく虞、または刺す虞がなく安全である。なお、網部3の開口率は80%以上であることが好ましいが、本考案はこれに限定されず、バスケットに収納する食品や、フライバスケット1の使用環境などにより決定されてもよい。
本実施形態の網部3は矩形状に形成され、網部3の網本体3−1の幅方向の両端に折り返し部3−2,3−2が設けられている。そのため、網部3の形状がシンプルで作成が容易であり、また簡単に本体2への取り付け、取り外しをすることができる。本体2に網部3が取付けられる時は、網本体3−1の両端が折り曲げ部となり、折り返し部3−2,3−2が外側に折り返される。網部3の前後方向の長さLNはバスケットの前後方向の長さ、すなわち脇板部11,11同士の間隔LBに略同一である。また網部3の幅方向の長さWNは、板状部11−1の円弧部の長さに、2つの折り返し部3−2,3−2の幅方向の長さWEを加えたものと略同一であり、すなわち板状部11−1の円弧部の長さは、網本体3−1の幅方向の長さと略同一である。ここで折り返し部3−2,3−2の幅方向の長さWEは、ストッパー4の後述する挟持部4−1の高さよりも長いことが好ましく、この挟持部4−1で折り返し部3−2を確実に挟持することができる。
ストッパー4は、例えばステンレスなどの金属製であり、2つの挟持部4−1,4−1と、挟持部4−1,4−1同士を連結する連結部4−2と、を有している。このように挟持部4−1,4−1および連結部4−2が一体で形成されているため、挟持部4−1単体よりも体積を大きくすることができ、挟持部4−1の2つの長さおよび連結部4−2の長さを全て合わせた全体の長さを、例えば20cm以上にして、例えば一般的な箸よりも長くしており、例えば油槽内にストッパー4が落下してもすぐに見つけることができるようにし、異物として混入しないようにしている。
挟持部4−1は、板状部材を折り曲げて形成されており、断面視が略ひし形形状で下方にスリット状の差込口32を有する挟持部本体31と、断面視がハ字状で差込口32からお互いが離れる方向に向かって延びる案内部33と、からなる。挟持部本体31は、差込口32から縦フレーム部12および網部3を差し込んで挟持するものである。本実施形態では、挟持部本体31の断面視で最も幅の広い箇所であるひし形の角部同士の内寸WCは、縦フレーム部12のワイヤの直径と、網部3の厚さの2倍との和よりも少しだけ狭く形成し、また差込口32の内寸WPは網部3の厚さの2倍よりも少しだけ狭く形成しており、挟持部本体31でワイヤおよび網部3の折り曲げ部を挟持し、差込口32で網本体3−1および折り返し部3−2を挟持する構成となっている。なお本考案ではこの構成に限定されず、ストッパー4を網部3ごと本体2に取付ける時に、ストッパー4および網部3が本体2に固定される構成であればよい。
案内部33は、ストッパー4を網部3ごと本体2に取付ける時に、差込口32まで縦フレーム部12および網部3を案内するものである。この案内部33の自由端である縁部はR加工されていることが好ましく、取付時に縦フレーム部12や網部3が引っかかることを抑制することができる。また挟持部本体31から案内部33に移行する部分が差込口32となるため、この差込口32がR曲げ加工されていることが好ましく、取付時に縦フレーム部12や網部3が引っかかることを抑制することができ、また差込口32の外側に連結部4−2を接続する時に、連結部4−2のワイヤの位置合わせや接続を容易にすることができる。
連結部4−2は、ワイヤ16やワイヤ23と同程度の丸棒のワイヤ34をコ字状に折り曲げ、さらにその折り曲げ部を上方向に直角に折り曲げて構成されており、挟持部4−1,4−1に取付けられる取付部35,35と、これらの取付部35,35を連結する移行部36と、を有している。取付部35は、ワイヤ34の2本の先端のそれぞれが、2つの挟持部4−1,4−1のそれぞれの差込口32の外側に溶接されることにより形成され、したがって、それぞれの挟持部4−1と取付部35が一直線になるように形成される。移行部36はコ字状に形成され、移行部36の幅、すなわちストッパー4の幅WSは、脇板部11の幅、すなわちバスケットの幅WBと略同一になるように形成される。また本実施形態では、取付部35,35がそれぞれ直線状に形成され、取付部35,35と移行部36との連結部分がそれぞれ直角に折り曲げられる態様となっている。このように構成することで、ストッパー4を本体2に取付ける時に、一方の挟持部4−1の差込口32を縦フレーム部12および網部3に合わせると、他方の挟持部4−1の差込口32も縦フレーム部12および網部3に位置合わせされるため、ストッパー4の取付が容易になる。またストッパー4が本体2に取付けられると、バスケットを挟持するように連結部4−2が配設されるため、挟持部4−1,4−1と併せて連結部4−2でも網部3の折り返し部3−2,3−2を本体2に固定することができる。
なおストッパー4を本体2に取付ける時に、移行部36を柄部7側の脇板部11に位置合わせすると、2つの挟持部4−1,4−1のそれぞれが縦フレーム部12の中央付近に位置合わせされるように2つの挟持部4−1,4−1と連結部4−2とが接続されていることが好ましく、脇板部11を目印にして容易に挟持部4−1,4−1をバスケットの中央付近に取付けて、網部3を本体2に固定することができる。またストッパー4を本体2に取付けたときに、移行部36の高さが引掛け部8のフック部25の高さと同程度になることが好ましく、移行部36が油槽の油に浸らないため、移行部36を掴んでストッパー4を取り外す時に油で滑ることを抑制することができる。
次に上記フライバスケット1の構成について、その作用を説明する。網部3を幅方向で2つ折りにすると、網部3は耐熱性の合成樹脂で作成されており弾力性があるため、図2に示されるようにU字状になる。この状態で網部3を本体2に配設すると、脇板部11,11の帯状部11−2,11−2に沿って、網部3の前後方向の縁部が載置するように配置され、また縦フレーム部12−1,12−1、縦フレーム部12−2,12−2、縦フレーム部12−3・・・、および横フレーム部13,13・・・に沿って網部3が配置される。その後、網部3の折り返し部3−2,3−2は、脇板部11の角部11−3,11−3の位置に配設された縦フレーム部12−1,12―1を包むように、バスケットの外側方向に折り曲げられる。そして、ストッパー4の移行部36の位置を脇板部11の位置に合わせるようにして、本体2の上方からストッパー4を網部3ごと本体2に取付けると、網部3の折り曲げられた部分がストッパー4の案内部33に案内されて、網部3および縦フレーム部12−1が差込口32から挟持部本体31内に挿入される。ここで、挿入された縦フレーム部12−1および網部3の折り曲げ部を挟持部本体31で挟持し、網本体3−1および折り返し部3−2を差込口32で挟持することにより、網部3およびストッパー4が本体2に固定され、フライバスケット1が形成される。
またフライバスケット1を分解する場合は、本体2を固定した状態でストッパー4の移行部36を掴んで上方に持ち上げると、差込口32から網部3および縦フレーム部12−1が挟持部本体31内から外に出されて、ストッパー4が本体2から取り外される。その後、網部3を本体2から上方に移動させることで網部3が本体2から取り外される。
以上のように、本実施形態のフライバスケット1は、食品を収容するバスケットの対向する2つの側面としての脇板部11,11と、脇板部11,11同士を連結するワイヤとしての縦フレーム部12と、を有する本体2と、例えばテフロン(登録商標)やシリコーンなどの耐熱性の合成樹脂で作成され、1枚のシート形状に形成された網部3と、縦フレーム部12−1および網部3を挟持することにより、網部3を本体2に取り外し自在に固定するストッパー4と、を備えて構成される。
この場合、網部3を本体2から取り外すことができるため、例えばフライバスケット1を洗うときに本体2、網部3およびストッパー4に分解することができ、より簡単、安全に洗うことができる。また定期的に網部3を交換することにより網部3の切断、破損を防止することができ、人体への損傷の虞や異物として食品に混入することも防止できる。さらに、仮に網部3が切断、破損した場合でも、網部3は耐熱性の合成樹脂で作成されているため、その切断、破損した場所で人体を引っかく虞、または刺す虞がなく安全である。
また本実施形態のフライバスケット1では網部3が矩形状に形成されており、網部3の形状がシンプルで作成が容易であり、また簡単に本体2への取り付け、取り外しをすることができる。
また本実施形態のフライバスケット1では、脇板部11,11の一方に、フライバスケット1の使用時に手で握る柄部7が取付けられ、脇板部11,11の他方に、フライバスケット1を吊設するときに使用する引掛け部8が取付けられる構成としており、フライバスケット1の使用時や吊設時に本体2のバスケット本体6や柄部7や引掛け部8が変形することがなく、フライバスケット1の使い勝手が向上する。また網部3を固定する場所である縦フレーム部12−1に柄部7や引掛け部8が取付けられていないので、網部3の本体2への取り付け、取り外しの作業を妨げることがない。
図6は、本考案の第2の実施形態のフライバスケット41の斜視図であり、図7は、フライバスケット41の分解斜視図である。本実施形態のフライバスケット41は、フライヤーで揚げる食品を収容するバスケットが直方体状に形成されている点が、第1の実施形態のフライバスケット1と相違している。
本実施形態のフライバスケット41の本体2’において、丸棒のワイヤからなる矩形状の枠部42,43,44と、これらの枠部42,43,44とは垂直に配置され、当該枠部42,43,44を連結する、丸棒のワイヤからなる4本の垂直フレーム部45,45,45,45と、でバスケットの枠が形成されている。枠部32,33,34は同一の形状であり、4つの角がR加工されてユーザが接触しても安全であるように構成される。また枠部42,43が縦に連結されてバスケットの上枠を形成しており、枠部44が下枠を形成している。そして枠部43,44のそれぞれの同じ角に垂直フレーム部45,45,45,45が連結されてバスケットの縦枠を形成している。
また丸棒のワイヤからなる縦フレーム部46−1,46−1が、垂直フレーム部45,45,45,45の中央付近に、前後方向に垂直に配置され、それぞれ2本の垂直フレーム部45,45間を連結する。そして丸棒のワイヤからなる底フレーム部47,47が枠部44の幅方向に延びるワイヤ44−1,44−1の近傍に、ワイヤ44−1,44−1と平行に配置され、枠部34の前後方向に延びるワイヤ44−2,44−2間を連結する。そして縦フレーム部46−3,46−3が、底フレーム部47,47と前後方向に垂直に配置され、底フレーム部47,47間を連結している。なお本考案はこれに限定されず、フライバスケット41のバスケットの大きさや、バスケットに収納する食品や、網部3’の材質および強度などにより縦フレーム部46−3の本数や配置が決定されてもよい。
枠部33の幅方向に延びるワイヤ43−1、ワイヤ44−1、垂直フレーム部45,45で囲われた部分一面には、細い金属製の網48,48が配設される。したがって、ワイヤ43−1、ワイヤ44−1、垂直フレーム部45,45、網48および底フレーム部47,47が、バスケットの対向する2つの側面に相当し、枠部42の前後方向に延びるワイヤ42−2,42−2、枠部43の前後方向に延びるワイヤ43−2,43−2、枠部44の前後方向に延びるワイヤ44−2,44−2、縦フレーム部46−1,46−1および縦フレーム部46−3,46−3が側面同士を連結するワイヤに相当する。なお第1の実施形態と同様に、網48,48の代わりに丸棒のワイヤを格子状に連結したものを採用してもよく、またパンチング板を採用してもよい。
本実施形態では枠部42と枠部43とを連結しており、枠部42のワイヤの直径と枠部43のワイヤの直径との合計が挟持部本体31’の高さよりも小さくなるように設定され、ストッパー4’を網部3’ごと本体2’に取付けた時に、枠部42の前後方向に延びるワイヤ42−2および枠部43の前後方向に延びるワイヤ43−2とで網部3を介して挟持部本体31’を内側から保持するように構成されている。
本実施形態の網部3’は、第1の実施形態の網部3と同様に、耐熱性の合成樹脂で作成されており、1枚のシート形状に形成されている。また網部3’は矩形状に形成され、網部3’の網本体3’−1の幅方向の両端に折り返し部3’−2,3’−2が設けられている。なお図6や図7に示されるように網部3’は幅方向で凹字状の状態で本体2に配設されるため、網部3’で使用する合成樹脂は、このように折り曲げられる程度の弾力性であることが好ましい。また、最初から網部3’に折り目を付けて、凹字状になるように形成してもよい。
本実施形態のストッパー4’は、例えばステンレスなどの金属製であり、2つの挟持部4’−1,4’−1を有する一方で連結部4−2を使用していない。そのため挟持部4’−1の前後方向の長さLSを、例えば20cm以上にして、例えば一般的な箸よりも長くしており、例えば油槽内に挟持部4’−1が落下してもすぐに見つけることができるようにし、異物として混入しないようにしている。
挟持部4’−1は、板状部材を折り曲げて形成されており、断面視が略逆三角形状で下方にスリット状の差込口32’を有する挟持部本体31’と、断面視がハ字状で差込口32’からお互いが離れる方向に向かって延びる案内部33’と、からなり、前述のように、ストッパー4を網部3ごと本体2に取付けた時に、縦フレーム部12−1と縦フレーム部12−2とで網部3’を介して挟持部本体31’を内側から保持するように構成される。このように挟持部4’−1の断面視を略逆三角形状に形成し、また連結部4−2を使用しないことで、フライバスケット31を軽量化している。
次に上記フライバスケット41の構成について、その作用を説明する。網部3’を本体2’に配設すると、底フレーム部47,47に網部3’の前後方向の縁部が載置するように配置され、枠部32の前後方向に延びるワイヤ42−2,42−2、枠部33の前後方向に延びるワイヤ43−2,43−2、縦フレーム部46−1,46−1、枠部44の前後方向に延びるワイヤ44−2,44−2および縦フレーム部46−3,46−3に沿って網部3’が配置される。その後、網部3’の折り返し部3’−2,3’−2は、ワイヤ42−2,42−2およびワイヤ43−2,43−2を包むように、バスケットの外側方向に折り曲げられる。そして、ストッパー4’の2つの挟持部4’−1,4’−1を、それぞれ本体2の上方から網部3’ごと本体2’に取付けると、網部3’の折り曲げられた部分が挟持部4’−1の案内部33’に案内されて、網部3’、ワイヤ42−2およびワイヤ43−2が差込口32から挟持部本体31’内に挿入される。ここで、挿入されたワイヤ42−2およびワイヤ43−2で網部3’を介して挟持部本体31’を内側から保持することにより、網部3および挟持部4’−1,4’−1が本体2’に固定され、フライバスケット41が形成される。
またフライバスケット41を分解する場合は、本体2’を固定した状態でストッパー4’の挟持部4’−1,4’−1を掴んで上方に持ち上げると、差込口32’から網部3’、ワイヤ42−2およびワイヤ43−2が挟持部本体31’内から外に出されて、挟持部4’−1,4’−1が本体2から取り外される。その後、網部3’を本体2’から上方に移動させることで網部3’が本体2’から取り外される。
以上のように、本実施形態のフライバスケット41は、食品を収容するバスケットの対向する2つの側面としてのワイヤ43−1、ワイヤ44−1、垂直フレーム部45,45、網48および底フレーム部47,47と、これら2つの側面同士を連結するワイヤとしての枠部42の前後方向に延びるワイヤ42−2,42−2、枠部33の前後方向に延びるワイヤ43−2,43−2、ワイヤ44−2,44−2、縦フレーム部46−1,46−1および縦フレーム部46−3,46−3と、を有する本体2’と、例えばテフロン(登録商標)やシリコーンなどの耐熱性の合成樹脂で作成され、1枚のシート形状に形成された網部3’と、ワイヤ42−2,42−2およびワイヤ43−2,43−2と網部3’とを挟持することにより、網部3’を本体2’に取り外し自在に固定するストッパー4’の挟持部4’−1,4’−1と、を備えて構成される。
この場合でも、網部3’を本体2’から取り外すことができるため、例えばフライバスケット41を洗うときに本体2’、網部3’およびストッパー4’に分解することができ、より簡単に洗うことができる。また定期的に網部3を交換することにより網部3’の切断、破損を防止することができ、人体への損傷の虞や異物として食品に混入することも防止できる。さらに、仮に網部3’が切断、破損した場合でも、網部3’は耐熱性の合成樹脂で作成されているため、その切断、破損した場所で人体を引っかく虞、または刺す虞がなく安全である。
図9は、第2の実施形態の変形例を示している。本変形例では、バスケットの下枠の前後方向の辺に相当するワイヤ44−2,44−2の外側に網部3’を通した状態で、網部3’を本体2’に配設している。このように構成することで、網部3’を、枠部42,43,44と、垂直フレーム部45,45,45,45とで形成されるバスケットの枠に沿って確実に展開することができる。
本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能である。例えば、例えば第1および第2の実施形態で特徴となる構成を組み合わせてもよい。また、実施形態中で例示した数値などはあくまでも一例にすぎず、フライバスケットの仕様などに応じて適宜変更してかまわない。
2,2’ 本体
3,3’ 網部
4,4’ ストッパー
7 柄部
8 引掛け部
11 脇板部(側面)
12 縦フレーム部(ワイヤ)
12−1 縦フレーム部(ワイヤ)
42−2 ワイヤ
43−1 ワイヤ(側面)
43−2 ワイヤ
44−1 ワイヤ(側面)
44−2 ワイヤ
45 垂直フレーム部(側面)
46−1 縦フレーム部(ワイヤ)
46−3 縦フレーム部(ワイヤ)
47 底フレーム部(側面)
48 網(側面)
3,3’ 網部
4,4’ ストッパー
7 柄部
8 引掛け部
11 脇板部(側面)
12 縦フレーム部(ワイヤ)
12−1 縦フレーム部(ワイヤ)
42−2 ワイヤ
43−1 ワイヤ(側面)
43−2 ワイヤ
44−1 ワイヤ(側面)
44−2 ワイヤ
45 垂直フレーム部(側面)
46−1 縦フレーム部(ワイヤ)
46−3 縦フレーム部(ワイヤ)
47 底フレーム部(側面)
48 網(側面)
Claims (3)
- 食品を収容するバスケットの対向する2つの側面と、前記側面同士を連結するワイヤと、を有する本体と、
耐熱性の合成樹脂で作成され、1枚のシート形状に形成された網部と、
前記本体の前記ワイヤおよび前記網部を挟持することにより、前記網部を前記本体に取り外し自在に固定するストッパーと、
を備えることを特徴とするフライバスケット。 - 前記網部は矩形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のフライバスケット。
- 前記2つの側面の一方に、前記フライバスケット使用時に手で握る柄部が取付けられ、
前記2つの側面の他方に、前記フライバスケットを吊設するときに使用する引掛け部が取付けられることを特徴とする請求項1または2に記載のフライバスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021001575U JP3232851U (ja) | 2021-04-27 | 2021-04-27 | フライバスケット |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021001575U JP3232851U (ja) | 2021-04-27 | 2021-04-27 | フライバスケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3232851U true JP3232851U (ja) | 2021-07-08 |
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ID=76647938
Family Applications (1)
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JP2021001575U Active JP3232851U (ja) | 2021-04-27 | 2021-04-27 | フライバスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3232851U (ja) |
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2021
- 2021-04-27 JP JP2021001575U patent/JP3232851U/ja active Active
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