JP3232555B2 - 射出成形制御装置および制御方法 - Google Patents

射出成形制御装置および制御方法

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JP3232555B2 JP35314796A JP35314796A JP3232555B2 JP 3232555 B2 JP3232555 B2 JP 3232555B2 JP 35314796 A JP35314796 A JP 35314796A JP 35314796 A JP35314796 A JP 35314796A JP 3232555 B2 JP3232555 B2 JP 3232555B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成形制御装置お
よび制御方法に係り、特に、射出成形機から溶融樹脂を
金型内に射出して成形加工する射出成形装置を制御する
制御装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機から溶融樹脂を金型内
に射出して成形品を成形加工する射出成形装置では、そ
の金型内に充填した溶融樹脂をある期間保圧冷却して固
化させ、その後に成形品を金型から取り出すといった工
程で成形加工している。
【0003】そして、このような射出成形にあたって
は、成形異常時に発生し易い金型破損を防止したり、射
出工程の無駄を省くために、成形の正常や異常を早期に
判断できることが必要である。さらに、金型から成形品
を取り出す温度が高いと取り出し後の成形品に変形が発
生するし、その取り出し温度が低すぎると1個当りの成
形(ショット)に時間がかかり過ぎることになり、成形
品の金型取り出し温度の設定も重要である。
【0004】他方、成形工程中の成形異常を早期に把握
するための要素や、成形品を金型から取り出す温度等の
決定要素には不安定要因が多く、改良が望まれていた。
そこで、本出願人は、成形工程中の成形異常を早期に判
断可能で、成形品を金型から取り出す好ましい温度を簡
単に決定できる構成を、平成5年12月24日付けで
「射出成形制御装置および制御方法」(特願平5−34
6059号:特開平7−186230号)として提案し
た。
【0005】すなわち、その射出成形制御装置は、図5
に示すように、溶融樹脂を射出する射出成形機500の
その射出操作および金型501の開閉操作を行う操作手
段502と、その金型501内の成形品の温度を測定す
る測定手段503と、その成形品の成形過程における温
度パターンを記憶する記憶手段504と、その操作手段
502を介してそれら射出成形機500および金型50
1の成形加工操作を制御する制御手段505と、その金
型501内に溶融樹脂が満たされてから少なくとも固化
層形成に至らない期間を温度比較期間として設定する設
定手段506とを有している。
【0006】しかも、その制御手段505は、複数回に
わたる予備的な成形加工操作によって上記測定手段50
3から得られた測定温度に基づく許容温度パターンを上
記温度パターンとして記憶手段504に格納するととも
に、予備操作後の成形加工操作によって上記測定手段5
03から得られた測定温度と許容温度パターンとを上記
温度比較期間内について比較し、その測定温度が許容温
度パターン内にあるとき正常と判断してそれら射出成形
機および金型の成形加工の正常時制御を行い、その測定
温度が許容温度パターンから外れるとき成形異常と判断
するものである。
【0007】これによれば、数〜十回程度良品を予備成
形加工してその温度−時間パターンから許容温度パター
ンを形成すれば、本成形加工時における溶融樹脂の充填
後の適切な温度経過時点から成形の良否判別が可能とな
り、正常なショットの成形品のみ成形加工制御に使用す
ることで、不良成形品を簡単かつ確実に排除できる。
【0008】さらにまた、成形品の測定温度変化が成形
品の完全固化時の温度低下勾配に達したとき、上記金型
による成形品の冷却終了を判断する構成にすれば、適切
な冷却期間を経て成形品を取り出すことが可能となり、
サイクルロスが減少して生産能率が向上する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た射出成形制御装置および制御方法は、それなりに有用
であるが、近年、成形異常検出および成形加工サイクル
タイムの一層の短縮化を求める要望が強くなっている。
【0010】そこで、本発明者は、上述した構成に更に
検討を加えた結果、成形異常検出にあたっての応答速度
を高めることが可能であり、少ない記憶容量で成形異常
を検出できる実用的な構成を見出した。
【0011】本発明はそのような状況の下になされたも
ので、射出成形中の成形品について速やかかつ確実に成
形良否の判別ができる射出成形制御装置および制御方法
の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の射出成形制御装置に係る構成は、図1
示すように、溶融樹脂を射出する射出成形機100の
その射出操作および射出されたその溶融樹脂を成形加工
する金型101の開閉操作を行う操作手段102と、そ
の金型101内の成形品の温度を測定する温度測定手段
103と、少なくとも、その成形品の成形過程における
基準ピーク温度以降の所定区間毎の区間点基準温度を予
め記憶する記憶手段104と、その操作手段102を介
して射出成形機100および金型101を制御する制御
手段106を具備しており、この制御手段106はその
区間点毎に成形品の測定温度と区間点基準温度とを比較
し、予め設定された正常成形加工の冷却温度許容範囲か
らその測定温度が外れるとき成形異常と判断するよう形
成されている
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本発明に係る射出成形制御装置を
説明する前に、この射出成形制御装置を含めた射出成形
装置を説明し、この射出成形制御装置を説明する過程で
本発明に係る射出制御方法も説明する。
【0014】図2は本発明に係る射出成形制御装置を含
む射出成形装置を示す概略図である。図2において、射
出成形機100は、本体部分である加熱シリンダ1と、
この加熱シリンダ1の内部に挿入されたスクリュー3と
を有するインラインスクリュー型となっており、加熱シ
リンダ1の先端部がノズル5となっている。射出成形機
100としてはインラインスクリュー型以外に種々の構
成で実施できることは言うまでもない。
【0015】スクリュー3は、射出シリンダ7から加熱
シリンダ1内にノズル5方向に向けて挿入するように延
びており、図示しないモータ等によって回転駆動される
とともに、駆動部9による射出シリンダ7の進退駆動に
よって加熱シリンダ1内を前進又は後退するようになっ
ている。射出シリンダ7には、射出圧力を測定した測定
信号を射出成形制御装置11へ出力する射出圧力センサ
13が配置されている。
【0016】加熱シリンダ1の外周にはホッパ15が配
置されており、このホッパ15から供給された成形樹脂
材料が加熱シリンダ1内で加熱溶融され、スクリュー3
の前進によってその溶融樹脂がノズル5から金型101
へ加圧射出されるようになっている。金型101は固定
型17と可動型19を合せて形成されており、これら固
定型17と可動型19によって成形品の外形に相当する
キャビティ21が形成されており、固定型17に設けた
スプルー17aを介してノズル5から溶融樹脂が射出注
入されるようになっている。
【0017】可動型19は型締めシリンダ23に連結さ
れており、駆動部25による進退動作によって変移し、
型締めおよび型開き可能になっている。金型101は、
キャビティ21内の成形品の表面温度を測定して測定信
号を射出成形制御装置11へ出力する成形品温度センサ
27や、金型101の型内圧力を測定して測定信号を射
出成形制御装置11へ出力する型内圧センサ29が、測
定部をキャビティ21内に向けて配置されている。
【0018】図2では、便宜上、成形品温度センサ27
や型内圧センサ29は、金型101から外部へ取り出し
た状態で図示されている。
【0019】加熱シリンダ1の周辺には、これを加熱す
るためのバンドヒータ等の加熱手段や冷却媒体によって
冷却を行う冷却装置があり、加熱シリンダ1には内部溶
融樹脂の温度を測定する温度センサ等が配置されてい
る。
【0020】ノズル5にも加熱シリンダ1から射出され
る溶融樹脂の温度や圧力を測定する温度測定センサおよ
び圧力センサが配置されているが、本発明の要部ではな
いから図示を省略する。金型101にもヒータ等の加熱
装置、冷却媒体による冷却装置および温度検出用の温度
センサが配置されているが、同様に図示を省略する。
【0021】射出成形制御装置11は、加熱シリンダ
1、ノズル5、金型101および金型101内の成形品
の各温度を温度測定信号として入力する機能、射出シリ
ンダ7、ノズル5および金型101内の圧力を圧力測定
信号として入力する機能、加熱手段や冷却手段を介して
加熱シリンダ1や金型101を温度調節する機能、駆動
部9、25を介して射出シリンダ7および型締シリンダ
23を操作して射出操作、型締め又は型開き制御する機
能を有するとともに、後述するように本発明に係る主要
な機能を有している。
【0022】次に、本発明に係る射出成形制御装置11
を説明する。図3は本発明に係る射出成形制御装置11
を示すブロック図である。
【0023】図3において、制御部31は、射出成形制
御装置11の演算、検出、比較、表示および操作の主要
部をなすもので、CPU31a、このCPU31aの動
作プログラムを格納したROM31bおよびインターフ
ェースとしてのI/O(入出力部)31cを有するマイ
クロコンピュータからなり、温度測定部33、圧力測定
部35、学習スタート設定部37、学習データ記憶部3
9、設定部41、表示部43、温度操作部45、射出操
作部47および警報出力部49に接続され、これらを制
御している。
【0024】温度測定部33は、例えばマルチプレク
サ、増幅器およびA/D変換器から形成されており、制
御部31からの切換信号によって複数の温度センサから
の入力を切換え選択して制御部31へ出力するものであ
り、上述した図1の温度測定手段103に相当する。例
えば、図2の成形品温度センサ27からの成形品温度を
20ms毎に取り込み、制御部3へデジタル信号として
出力する機能を有する。他の温度測定信号についても同
様であるが、本発明の要部ではないので説明を省略す
る。
【0025】圧力測定部35は、温度測定部33と同様
にマルチプレクサ、増幅器およびA/D変換器からな
り、制御部31からの切換信号によって複数の圧力セン
サからの入力を切換え選択して制御部31へ出力するも
のであり、上述した図1中の圧力測定手段109に相当
する。例えば、図2の型内圧センサ29および射出圧力
センサ13からの圧力測定信号を20ms毎に交互に取
り込み、制御部31へデジタル信号として出力する機能
を有する。
【0026】学習スタート設定部37は、操作キー等の
機械的な操作手段や外部からのオンラインによる電子的
な設定手段であり、後述する基準ピーク温度、基準ピー
ク到達時間、区間点基準温度、基準温度低下勾配(Δ
T)等の基準データを決定するために、良品を予備成形
する成形工程の開始又は終了を外部から制御部31へ指
示するものである。ここで、基準ピーク温度は、良品と
しての成形品の成形過程において得られる成形品のピー
ク温度(最高温度)であり、例えば図4のA点における
温度である。なお、図4中の曲線は良品としての成形品
の表面温度変化を示している。基準ピーク到達時間は、
射出成形開始点からその基準ピーク温度が得られるまで
の経過時間であり、例えば図4の符号TAに相当する。
【0027】区間点基準温度は、図4に示すように、基
準ピーク到達時間すなわち基準ピーク温度点経過後の冷
却過程において、所定の区間点毎t1、t2、t3、t
4〜tn+1における良品としての成形品温度である。
さらに、基準温度低下勾配(ΔT)は、成形品や金型1
01の形状や材料等によって左右されない成形品取り出
し可能な上限温度である基準冷却温度(図4中の符号T
B)を経過した後、良品としての成形品の温度低下勾配
である。
【0028】なお、基準冷却温度TBは、金型内の成形
品の収縮分を補給して溶融樹脂の充填を良好するために
加える保圧の完了点(保圧完了点)から、金型内の成形
品が完全に固化するまでの完全固化点までの期間が好ま
しい。
【0029】これらの基準データは、上述した予備成形
において成形品温度センサ27を介して得られた測定温
度の変化に基づき、後述する制御部31によって検出又
は算出される。予備成形回数は、設定部41から入力指
示する以外に、上述した制御部31内のROM31bに
予備成形回数を動作プログラムとして格納して実行可能
に構成しても良いが、良品の状態をオペレータが確認し
ながら予備成形を行った方が確実であると言った理由か
ら、学習スタート設定部37の操作によって開始又は終
了をその都度指示した方が実用上好ましい。
【0030】学習データ記憶部39は、制御部31の管
理下で、上述した基準ピーク温度、基準ピーク到達時
間、区間点基準温度、基準温度低下勾配(ΔT)および
圧力測定部35から取込んだ射出圧力を記憶する他、温
度許容範囲、到達時間許容範囲、冷却温度許容範囲、基
準冷却温度を記憶するもので、図1中の記憶手段104
に対応する。ここで、温度許容範囲は、実際の本成形加
工時の金型101内の成形品のピーク温度と基準ピーク
温度との許容偏差や許容比であり、正常な成形加工の得
られる範囲を示すもので、図4中のに相当する。
【0031】到達時間許容範囲は、実際の本成形加工時
の金型101内の成形品のピーク到達時間と基準ピーク
到達時間との許容偏差や許容比であり、正常な成形加工
の得られる範囲を示すもので、図4中のに相当する。
さらに、冷却温度許容範囲は、実際の本成形加工時の金
型101内の成形品の測定温度と区間点基準温度との許
容偏差や許容比であり、正常な成形加工の得られる範囲
を示すものである。
【0032】設定部41は、学習スタート設定部37と
同様に、操作キー等の機械的な操作手段や外部からのオ
ンラインによる電子的な設定手段であり、上述した温度
許容範囲、到達時間許容範囲、冷却温度許容範囲、基準
冷却温度の他、設定値SV等の調節計の基本的設定値を
制御部31へ設定したり、それらをRAM等に記憶する
機能を有しており、学習スタート設定部37とともに図
1中の設定手段110に対応する。
【0033】表示部43は、学習データ記憶部39に格
納された基準ピーク温度、基準ピーク到達時間、区間点
基準温度、基準温度低下勾配(ΔT)、温度許容範囲、
到達時間許容範囲、冷却温度許容範囲、基準冷却温度、
温度測定部33や圧力測定部35からの測定温度や測定
圧力、金型101の型締め型開き温度の他、制御部31
における通常の調節計動作に係る測定値や演算値を表示
する電子的ディスプレイ装置であり、図1中の表示手段
111に対応する。
【0034】温度操作部45は、制御部31からの操作
量MVに基づき、図1中の加熱シリンダ1や金型101
の各加熱冷却装置を操作してそれらを温度制御するもの
である。射出操作部47は、図2中の射出成形機100
や金型101を駆動する駆動部9、25を操作するもの
であり、射出操作部47からの指示に基づき駆動部9、
25が例えば油圧系の給油ポンプやサーボバルブを開閉
操作して射出シリンダ7や型締シリンダ23を進退動作
させる。主にそれら温度操作部45、射出操作部47お
よび駆動部9、25が図1中の操作手段102に相当す
る。
【0035】警報出力部49は、後述するように制御部
31が成形異常と判断したときに警報信号を出力するも
のであり、この警報信号に基づき図示しない外部のブザ
ーやランプを発音又は点灯動作される。なお、成形品異
常の他に射出成形機100や射出成形制御装置11自体
の異常時にこの警報信号が出力される。
【0036】制御部31は、温度測定部33からの温度
測定値PVと設定部41からの設定値SVとの偏差から
例えばPID演算して操作量MVを温度操作部45へ出
力して、加熱シリンダ1や金型101を温度調節する機
能を有するとともに、それら測定値PV又は設定値SV
等を表示部43に表示制御したり、射出操作部47から
駆動部9、25を介して射出シリンダ7および型締シリ
ンダ23を操作し、射出圧力や型締め型開きを制御する
もので、射出操作や成形加工動作の基本的制御機能の
他、次のような機能を有している。
【0037】すなわち、制御部31は、学習スタート設
定部37からの指示により、射出操作部47を介して図
2中の射出成形機100や金型101を1回又は任意の
回数予備操作し、温度測定部33からの測定温度に基づ
き、良品成形時の基準ピーク温度、基準ピーク到達時
間、区間点基準温度、基準温度低下勾配(ΔT)を検出
して学習データ記憶部39へ格納したり読み出す機能の
他、設定部41から設定された温度許容範囲、到達時間
許容範囲、冷却温度許容範囲、基準冷却温度を学習デー
タ記憶部39へ格納したり読み出す機能を有し、図1中
の制御手段106に相当する。
【0038】また、この温度許容範囲、到達時間許容範
囲、冷却温度許容範囲、基準冷却温度は、設定部41か
らの設定の他、予備成形によって得られた基準ピーク温
度、基準ピーク到達時間、区間点基準温度、基準温度低
下勾配(ΔT)から求めることも可能である。例えば、
良品の予備成形時において時間経過に伴って変化する個
々の測定温度の最大値と最小値や、これら最大値および
最小値に対して設定部41から予め設定したプラス又は
マイナスの補正値又は補正関数で補正した値から許容範
囲を形成することも可能である。
【0039】これ以外にも平均値を求めそれに対してあ
る幅、例えば±5℃を加減して設定しても良いし、更に
統計的に3シグマ値を用いて許容幅を決定する手法もあ
る。いずれも、制御部31によって自動的に演算すれば
良い。
【0040】制御部31は、射出操作部47を介して図
2中の射出成形機100や金型101を本成形操作した
とき、温度測定部33から得られた測定温度からピーク
温度を検出し、学習データ記憶部39に格納された基準
ピーク温度とを比較し、金型101内の成形品のピーク
温度が温度許容範囲内にあるとき、成形加工操作の正常
制御を行う一方、その温度許容範囲を超えて外れると
き、成形品が異常品であると判断して警報出力部49か
ら警報信号を出力する機能を有している。すなわち、制
御部31は図1中のピーク温度検出手段105としても
機能する。
【0041】制御部31は、金型101内の成形品の測
定温度につき、射出成形開始からピーク温度に到達する
までのピーク到達時間を測定するとともに、このピーク
到達時間を基準ピーク到達時間と比較し、ピーク到達時
間が到達時間許容範囲内にあれば正常に成形加工制御
し、ピーク到達時間が到達時間許容範囲から外れれば異
常な成形加工であると判断して警報出力部49から警報
信号を出力する機能を有している。すなわち、制御部3
1は図1中のピーク到達時間検出手段107としても機
能する。しかも、制御部31は、それら成形品の成形異
常を判断したとき、射出操作部47を介して図2の駆動
部9を操作し、ノズル5からの射出圧力を安全域に変更
する機能を有している。この安全域としては、極端に短
いショットがでない通常の射出圧力の1/2〜1/3程
度の減圧幅が好ましい。
【0042】一般的に、成形品のスプルー部が固化しな
い温度下で射出圧力をゼロにすると、成形品のショート
が強すぎて成形品の一部分がキャビティ21内に残り易
く、その取り出しに苦労するといったトラブルがあるか
ら、スプルー部が固化した後に射出圧力をゼロにすれば
良い。
【0043】また、制御部31は、基準ピーク温度到達
以降において、金型101を順次冷却制御する一方、金
型101内の成形品の測定温度につき所定区間点毎t1
〜tn+1に区間点基準温度と比較し、測定温度が冷却
温度許容範囲内にあれば正常な成形加工制御し、測定温
度が冷却温度許容範囲から外れれば成形品が異常である
と判断して、警報出力部49から警報信号を出力する機
能を有している。
【0044】さらに、制御部31は、基準冷却温度への
到達以降において、区間点毎に金型101内の成形品の
測定温度につき温度低下勾配(Δt)を算出して基準温
度低下勾配(ΔT)と比較し、温度低下勾配(Δt)が
基準温度低下勾配(ΔT)に達して低下した区間点で、
金型101における成形品の冷却が終了したと判断して
冷却終了信号を出力し、射出操作部47を介して駆動部
25で型締めシリンダ23を操作し、可動型19を変移
させて金型101を型開き制御する機能を有している。
すなわち、制御部31は図1の温度勾配算出手段108
としても機能する。
【0045】次に、このような本発明に係る射出成形制
御装置の動作を図4を用いて簡単に説明する。図4は、
本発明に係る射出成形制御装置における動作特性図であ
り、縦軸が金型101内の成形品温度を、横軸が時間を
示しており、実線が良品としての成形品の温度推移を示
している。
【0046】図3の学習スタート設定部37の操作によ
って制御部31が射出操作部47を介して図2の射出成
形機100や金型101を所定回数だけ操作すると、予
備成形加工に応じて温度測定部33から測定温度が得ら
れるので、この測定温度に基づき制御部31が基準ピー
ク温度、基準ピーク到達時間、区間点基準温度、基準温
度低下勾配(ΔT)を検出して学習データ記憶部39へ
格納する。なお、温度許容範囲、到達時間許容範囲、冷
却温度許容範囲、基準冷却温度は、予め設定して学習デ
ータ記憶部39へ格納しておく。
【0047】その後、設定部41等から本成形加工の指
示がなされると、制御部31が射出操作部47を介して
射出成形機100や金型101を本成形加工操作し、温
度測定部33を介して得られた測定温度が制御部31へ
取込まれ、制御部31がこの測定温度に基づきピーク温
度を検出するとともにこのピーク温度について学習デー
タ記憶部39に格納された基準ピーク温度と比較し、ピ
ーク温度が基準ピーク温度に対して温度許容範囲内にあ
るとき、制御部31が成形加工操作の正常制御を行い、
温度許容範囲を超えて外れていれば、制御部31が成形
品が異常品と判断して警報出力部49から警報信号を出
力する。これが第1の構成に対応する。
【0048】また、制御部31は、金型101内の成形
品の測定温度につき、射出成形開始からピーク温度に到
達するまでのピーク到達時間を測定し、このピーク到達
時間について学習データ記憶部39に格納された基準ピ
ーク到達時間と比較し、ピーク到達時間が到達時間許容
範囲内にあれば正常に成形加工制御し、ピーク到達時間
が到達時間許容範囲から外れれば異常な成形加工とし、
制御部31が成形品が異常品と判断して警報出力部49
から警報信号を出力する。これが第2の構成に対応す
る。そして、制御部31は、それら異常成形を判断する
と、射出操作部47を介して図2中の駆動部9を制御し
て金型101内の射出圧力を減圧して安全域に変更制御
する。
【0049】さらに、制御部31は、基準ピーク温度到
達から保圧完了点までの間において、金型101内の成
形品の測定温度につき所定区間点毎t1〜t3に測定温
度について学習データ記憶部39に格納された区間点基
準温度と比較し、同じく学習データ記憶部39に格納さ
れた冷却温度許容範囲内にあれば正常な成形加工制御
し、測定温度が冷却温度許容範囲から外れれば異常な成
形加工として判断し、警報出力部49から警報信号を出
力する。特に、これが本発明に係る構成に対応する訳で
ある。
【0050】さらにまた、制御部31は、基準冷却温度
TBへの到達以降において、金型101内の成形品の測
定温度につき、上述した区間点毎に温度低下勾配(Δt
n−2、Δtn−1、Δtn)を算出して各々基準温度
低下勾配(ΔT)と比較し、それが基準温度低下勾配
(ΔT)に達して低下したとき、金型101における成
形品の冷却が終了したと判断して冷却終了信号を出力す
るとともに、射出操作部47を介して駆動部25で型締
めシリンダ23を操作し、可動型19を変移させて金型
101を型開き制御する。これが第4の構成に対応す
る。
【0051】このように上述した射出成形制御装置に係
る第1の構成では、本成形加工時に取込んだ金型101
内の成形品温度につき、ピーク温度を検出して基準ピー
ク温度と比較し、それが温度許容範囲から外れるとき成
形異常と判断するので、予め適当な良品についての基準
ピーク温度および温度許容範囲を設定しておけば、本成
形加工時の溶融樹脂の充填後、速く、確実に成形品の良
否判別が可能となり、不良品の発生を抑えることができ
る。
【0052】しかも、この構成では、金型101内の成
形品の表面温度がピーク温度に達したか否かを検出し、
基準データと比較するだけで成形異常の有無を判断でき
るから、基準値としての基準ピーク温度データ量が少な
く、学習データ記憶部39その他の記憶容量が小さくて
済み、制御部31の処理も高速となる。特に、この構成
は、金型101内の成形品の可塑化状態が悪く、樹脂温
度が上昇し過ぎたり、ノズル5近傍で樹脂温度が低下す
る等して生じ易い成形異常の検出に有用である。
【0053】ところで、上述した金型101内の成形品
のピーク温度は、連続する複数の測定温度点から検出
し、ノイズ等による誤検出を防ぐことが好ましい。ま
た、上述した射出成形制御装置に係る第2の構成では、
本成形加工時に取込んだ金型101内の成形品温度につ
き、ピーク温度の得られるピーク到達時間を測定して基
準ピーク到達時間と比較し、それが到達時間許容範囲か
ら外れるとき成形異常と判断するので、予め適当な良品
についての基準ピーク到達時間および到達時間許容範囲
を設定すれば、本成形加工時の溶融樹脂の充填後、速
く、確実に成形品の良否判別が可能となり、不良品の発
生を抑えることができる。
【0054】この構成においても、金型101内の成形
品の温度が、ピーク温度に達するまでの時間を計測して
比較するだけで成形異常の有無を判断できるから、学習
データ記憶部39その他の記憶容量が小さくて済み、制
御部31の処理も高速となる。
【0055】特に、この第2の構成は、射出成形装置に
おける逆流防止機構が正常でなく、正常に金型101内
に溶融樹脂が投入できないことによる成形異常の検出に
有用である。そして、この第2の構成を第1の構成に組
合せて構成すると、何等かの原因で金型101内の成形
品のピーク温度が基準ピーク温度の得られるタイミング
(基準ピーク到達時間)よりも早く検出された場合にも
成形異常と判断できる利点がある。
【0056】さらに、本発明の射出成形制御装置に係る
第3の構成では、本成形加工時に取込んだ金型101内
の成形品温度につき、基準ピーク温度到達以降において
区間点毎にその基準温度と比較し、それが冷却温度許容
範囲から外れるとき成形異常と判断するので、予め適当
な良品についての区間点基準温度および冷却温度許容範
囲を設定すれば、本成形加工時にピーク温度に達した直
後の金型101内の成形品の冷え方や圧力の張り方等の
不良を速く、確実に判別できる。
【0057】この構成においても、金型101内の成形
品の温度について、ピーク温度に達してから、所定区間
点t1、t2、t3、t4……毎に区間点基準温度と比
較するから、基準値としての区間点基準温度データ量が
少なく、学習データ記憶部39の容量が小さくて済むう
え、制御部31の処理も高速となる。特に、成形品の温
度がピーク温度に達してから保圧完了点、例えば2秒間
ぐらいの形成品温度が成形の良否に大きく影響するか
ら、この期間を所定の区間点毎に基準温度データと比較
することにより、成形異常を速く検出できる。
【0058】さらにまた、上述した射出成形制御装置に
係る第4の構成では、本成形加工時に取込んだ金型10
1内の成形品温度につき、基準冷却温度TBへの到達以
降において、金型101内の成形品の区間毎の温度低下
勾配(Δtn−2、Δtn−1、Δtn)を算出して基
準温度低下勾配(ΔT)と比較し、これが基準温度低下
勾配(ΔT)に達したとき、金型101における成形品
の冷却が終了したと判断して金型101の型開きを制御
するから、何等かの理由によって基準冷却温度TBへの
到達前において、成形品の温度低下勾配(Δt)が基準
温度低下勾配(ΔT)に達したとしても、金型101に
おける成形品の冷却が終了したと判断されず、金型10
1の型開き誤動作を回避できる。
【0059】しかも、基準冷却温度TBへの到達以降に
おいて、基準温度低下勾配(ΔT)に達してから、制御
部31が冷却の終了を判別して型締シリンダ23を型開
き制御するから、成形品の材料や金型101に拘わりな
く、かつ冷却不足や過冷却することなく適切な時点で成
形品を金型101から取り出せることとなり、金型10
1内に成形品を無駄に残すことがなくなり、サイクルタ
イムロスを減少できる。
【0060】なお、基準冷却温度TBは、成形品の固化
層成形温度等に基づき簡単に設定できるし、成形品の完
全固化時の基準温度低下勾配(ΔT)は、成形品の形状
等によってある程度定まっており、成形品の材料に依存
するところが大きいから、金型101の適切な型開きタ
イミングを比較的簡単かつ確実に設定できる。
【0061】また、この基準温度低下勾配(ΔT)によ
る型開きの判断については、射出後ある時間以上経過し
たとき、又はある温度以下まで成形品温度が低下したと
きから、比較判断するという機能を付加しても良いし、
基準温度低下勾配(ΔT)との比較動作が不確実になる
場合を想定して、タイムアップ時間を付加してもよい。
この基準温度低下勾配(ΔT)の判断は、ノイズ等によ
る誤動作を防止するため成形品温度測定値の所定の複数
の測定点について連続して下がった場合のみ成形品の冷
却終了として動作するように構成してもよい。
【0062】さらに、本発明に係る射出成形制御装置
は、上述した第1、第2および第4の構成とを任意に組
合せて実施することも可能である。特に、第1又は第2
の構成によって成形品の良否判断を行い、良品判断され
た成形品のみ本発明に係る第3の構成を実施すると良
い。
【0063】そして、上述した各実施の形態では、予備
的な成形加工から基準ピーク温度、基準ピーク到達時
間、区間点基準温度、基準温度低下勾配(ΔT)を求め
て学習データ記憶部39へ格納する例を説明したが、本
発明の射出成形制御装置においては設定部41を介して
手動又はオンラインで設定することも可能である。
【0064】ところで、上述した制御方法を、例えば図
1を参照して説明すると次のようになり、上述した種々
の効果に加えて、正常成形と判断された成形品について
適切な冷却期間を経て金型101から取り出すことが可
能となり、成形品の品質および生産性の向上を図ること
ができる。
【0065】すなわち、第1の構成に対応する射出成形
制御方法は、操作手段102の操作を介して射出成形機
100から溶融樹脂を金型101内へ射出して成形加工
を行う過程で、金型101内の成形品温度を温度測定手
段103で測定し、この測定温度からピーク温度検出手
段105によって成形品のピーク温度を検出し、このピ
ーク温度と予め設定された基準ピーク温度とを制御手段
106で比較し、ピーク温度が基準ピーク温度に対して
予め設定された温度許容範囲から外れるとき制御手段1
06が成形異常と判断するものである。
【0066】また、第2の構成に対応する射出成形制御
方法は、操作手段102の操作を介して射出成形機10
0から溶融樹脂を金型101内へ射出して成形加工を行
う過程で、金型101内の成形品温度を温度測定手段1
03で測定し、この測定温度に基づき射出成形開始点か
ら金型101内の成形品温度がピーク温度に至るまでの
ピーク到達時間をピーク到達時間測定手段107で測定
し、このピーク到達時間と予め設定された基準ピーク到
達時間とを制御手段106で比較し、ピーク到達時間が
基準ピーク到達時間に対して予め設定された到達時間許
容範囲から外れるとき制御手段106が成形異常と判断
するものである。
【0067】そして、本発明に係る第3の構成に対応す
る射出成形制御方法は、操作手段102の操作を介して
射出成形機100から溶融樹脂を金型101内へ射出し
て成形加工を行う過程で、成形品のピーク温度以降の所
定区間毎に成形品温度を温度測定手段103で測定し、
その区間点温度と予め設定された区間点基準温度とを各
区間点毎に制御手段106で比較し、区間点温度が区間
点基準温度に対して予め設定された許容範囲から外れる
とき制御手段17が成形異常と判断するものである。
【0068】さらに、第4の構成に対応する射出成形制
御方法は、操作手段102の操作を介して射出成形機1
00から溶融樹脂を金型101内へ射出して成形加工を
行う過程で、所定区間毎に基準ピーク温度以降の成形品
温度を温度測定手段103で測定し、予め設定された基
準冷却温度を成形温度が超えて低下してから、成形品の
温度低下勾配が予め設定された基準温度低下勾配(Δ
T)に達したとき制御手段106が成形品の冷却終了と
判断するものである。なお、これらの射出成形制御方法
を任意に組合せて実施できることは言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明の射出成形制
御装置および制御方法では、金型内の成形品の表面温度
に着目し、射出成形中のその成形品の温度を測定し、
の成形品の成形過程における基準ピーク温度以降につい
て、所定区間点毎の区間点基準温度とその成型品の測定
温度を比較し、予め設定された正常成形加工の冷却温度
許容範囲からその測定温度が外れるとき、成形品の成形
異常を判断するので、判断処理に必要な記憶部の記憶容
量を大幅に減少し、判断処理速度も高速化した状態で成
形異常を検出できる。しかも、射出成形開始後におい
て、成形異常の原因となり易い工程毎に分解して判断す
るから、判断処理が速く、その原因も分りやすい利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形制御装置の概略を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の射出成形制御装置を用いた射出成形装
置を示す概略図である。
【図3】本発明に係る射出成形制御装置の実施の形態を
示すブロック図である。
【図4】本発明に係る射出成形制御装置の動作を説明す
る動作特性図である。
【図5】本発明に係る射出成形制御装置の参考となる構
成を説明する概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 加熱シリンダ 3 スクリュー 5 ノズル 7 射出シリンダ 9、25 駆動部 11 射出成形制御装置 13 射出圧力センサ 15 ホッパ 17 固定型 17a スプルー 19 可動型 21 キャビティ 23 型締めシリンダ 27 成形品温度センサ 29 型内圧センサ 31 制御部(制御手段) 31a CPU 31b ROM 31c インターフェース(I/O) 33 温度測定部(温度測定手段) 35 圧力測定部(圧力測定手段) 37 学習スタート設定部(設定手段) 39 学習データ記憶部(記憶手段) 41 設定部(設定手段) 43 表示部(表示手段) 45 温度操作部(操作手段) 47 射出操作部(操作手段) 49 警報出力部 100、500 射出成形機 101、501 金型 102、502 操作手段 103 温度測定手段 104、504 記憶手段 105 ピーク温度検出手段 106、505 制御手段 107 ピーク到達時間測定手段 108 温度勾配算出手段 109 圧力測定手段 110、506 設定手段 111 表示手段 503 測定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−62022(JP,A) 特開 昭56−162624(JP,A) 特開 平1−247129(JP,A) 特開 平7−290543(JP,A) 特開 昭63−4925(JP,A) 特開 平4−37518(JP,A) 特開 昭60−24915(JP,A) 特開 平1−255519(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/46 - 45/52 B29C 45/78 - 45/84

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融樹脂を射出する射出成形機のその射
    出操作および射出された前記溶融樹脂を成形加工する金
    型の開閉操作を行う操作手段と、 前記金型内の成形品の温度を測定する温度測定手段と、 少なくとも、前記成形品の成形過程における基準ピーク
    温度以降の所定区間毎の区間点基準温度を予め記憶する
    記憶手段と、 前記操作手段を介して前記射出成形機および金型を制御
    する制御手段であって、前記区間点毎に前記成形品の測
    定温度と前記区間点基準温度を比較し、予め設定された
    正常成形加工の冷却温度許容範囲から前記測定温度が外
    れるとき成形異常と判断する制御手段と、 を具備することを特徴とする射出成形制御装置。
  2. 【請求項2】 射出成形機から溶融樹脂を金型内へ射出
    して成形加工を行う過程で、前記金型内の成形品に係る
    基準ピーク温度以降にて所定区間毎に前記成形品の区間
    点温度を測定し、 この区間点温度と前記区間点毎に予め設定された区間点
    基準温度とを各区間点毎に比較し、 前記区間点温度が前記区間点基準温度に対して予め設定
    された正常成形加工の冷却温度許容範囲から外れるとき
    成形異常と判断する、 ことを特徴とする射出成形制御方法。
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