JP3232205U - 吸収性物品の包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸収性物品であることが目立ちにくい吸収性物品の包装体を提供する。【解決手段】吸収性物品の包装体10は、吸収性物品を、横方向に延びる第1折り畳み部及び第2折り畳み部を含む複数の折り畳み部に沿って包装シート2とともに縦方向に折り畳まれて構成される。包装体は、第1折り領域R1と、第2折り領域R2と、第3折り領域R3と、を備え、第1折り領域が、第3折り領域の上に折り畳まれた第2折り領域の上にさらに折り重なるように折り畳まれる。包装シートにおいて、第2折り領域は、第1折り領域と重なる重なり部42と、第1折り領域と重ならず露出する露出部41とを備える。包装体の外面の一部を構成する包装シートの第1折り領域及び露出部は、全面が同系色で色濃度が異なる複数の着色域31〜34により構成され、第1折り領域における最も色濃度が薄い着色域の面積比率は、露出部における最も色濃度が薄い着色域の面積比率よりも大きい。【選択図】図1
Description
本考案は、吸収性物品が個別に包装された吸収性物品の包装体に関する。
生理用ナプキンやおりものシートといった吸収性物品の包装体としては、例えば特許文献1に記載されているように、包装シート等の外装材と吸収性物品とが厚さ方向に重ねられ、長手方向に折り畳まれて個別に包装される形態が知られている。包装体には、デザイン性の向上のため、包装シートの外面に印刷等によって着色剤層が形成されている。
外出時に生理用ナプキンやおりものシートを鞄等にいれて持ち運ぶ際、着用者は生理用ナプキンやおりものシートを持っていることを他人に知られたくないと考えることが多い。
このため、生理用ナプキンやおりものシートであることがわかりにくい外観を備える包装体が望まれている。
このため、生理用ナプキンやおりものシートであることがわかりにくい外観を備える包装体が望まれている。
本考案の課題は、吸収性物品であることが目立ちにくい吸収性物品の包装体に関する。
本考案の一形態に係る吸収性物品の包装体は、吸収性物品を包装シートとともに折り畳み、個別に包装したものである。
上記吸収性物品は、吸収体を備え着用者の前後方向に対応する縦方向及び該縦方向に直交する横方向を有する。
上記吸収性物品の包装体は、上記横方向に延びる第1折り畳み部及び第2折り畳み部を含む複数の折り畳み部に沿って上記包装シートとともに上記縦方向に折り畳まれる。
上記包装シートは、上記縦方向における一端と他端とを有する。
上記包装体は、上記第1折り畳み部によって区画され上記一端を含む第1折り領域と、上記第2折り畳み部によって区画され上記他端側に位置する第2折り領域と、上記第1折り領域と上記第2折り領域の間に位置する第3折り領域と、を備え、上記第1折り領域が、上記第3折り領域の上に折り畳まれた上記第2折り領域の上にさらに折り重なるように折り畳まれる。
上記包装シートにおいて、上記第2折り領域は、上記第1折り領域と重なる重なり部と、上記第1折り領域と重ならず露出する露出部とを備える。
上記包装体の外面の一部を構成する上記包装シートの上記第1折り領域及び上記露出部は、その全面が同系色で色濃度が異なる複数の着色域により構成され、上記第1折り領域における最も色濃度が薄い着色域の面積比率は、上記露出部における上記最も色濃度が薄い着色域の面積比率よりも大きい。
上記吸収性物品は、吸収体を備え着用者の前後方向に対応する縦方向及び該縦方向に直交する横方向を有する。
上記吸収性物品の包装体は、上記横方向に延びる第1折り畳み部及び第2折り畳み部を含む複数の折り畳み部に沿って上記包装シートとともに上記縦方向に折り畳まれる。
上記包装シートは、上記縦方向における一端と他端とを有する。
上記包装体は、上記第1折り畳み部によって区画され上記一端を含む第1折り領域と、上記第2折り畳み部によって区画され上記他端側に位置する第2折り領域と、上記第1折り領域と上記第2折り領域の間に位置する第3折り領域と、を備え、上記第1折り領域が、上記第3折り領域の上に折り畳まれた上記第2折り領域の上にさらに折り重なるように折り畳まれる。
上記包装シートにおいて、上記第2折り領域は、上記第1折り領域と重なる重なり部と、上記第1折り領域と重ならず露出する露出部とを備える。
上記包装体の外面の一部を構成する上記包装シートの上記第1折り領域及び上記露出部は、その全面が同系色で色濃度が異なる複数の着色域により構成され、上記第1折り領域における最も色濃度が薄い着色域の面積比率は、上記露出部における上記最も色濃度が薄い着色域の面積比率よりも大きい。
以上のように、本考案の吸収性物品の包装体は、吸収性物品であることがわかりにくい外観を備える。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施形態を説明する。
[包装体の全体構成]
図1及び図2に示す吸収体物品の包装体10は、吸収性物品1と、包装シート2と、を備える。以下、「吸収性物品の包装体」を「包装体」という。
包装体10は折り畳まれて構成される。包装体10は、折り畳み形状を維持するための構成としてタブテープTを備える。包装体10において、タブテープTが位置する面を表面10aという。表面10aの反対側の面であり、タブテープTが位置しない側の面を裏面10bという。
図1及び図2に示す吸収体物品の包装体10は、吸収性物品1と、包装シート2と、を備える。以下、「吸収性物品の包装体」を「包装体」という。
包装体10は折り畳まれて構成される。包装体10は、折り畳み形状を維持するための構成としてタブテープTを備える。包装体10において、タブテープTが位置する面を表面10aという。表面10aの反対側の面であり、タブテープTが位置しない側の面を裏面10bという。
吸収性物品1は、表面シートと裏面シートとの間に吸収体が配されて構成される。吸収性物品1は、生理用ナプキンとして構成され、以下、ナプキン1と称する。吸収体は、着用者の経血等の液状の排泄物を吸収する機能を有する。
ナプキン1は、着用者の前後方向に対応する縦方向Xと、着用者の左右方向に対応し縦方向Xに直交する横方向Yとを有する。
ナプキン1は、着用者の前後方向に対応する縦方向Xと、着用者の左右方向に対応し縦方向Xに直交する横方向Yとを有する。
包装シート2は、包装体10の外面を形成するシート状の外装材である。図2に示す例では、包装シート2は、縦方向X及び横方向Yに直交する厚み方向から見た平面視において、縦方向Xに長い矩形状に構成される。
包装シート2は、第1の面2aと、第2の面2bを備える。第1の面2aは、包装体10としたときに外側に位置し、包装体10の外面を形成する面である。第2の面2bは、包装体10としたときに内側に位置する面である。包装体10において、ナプキン1は包装シート2の第2の面2b上に配置される。第1の面2aには、着色剤が印刷されてなる着色部が形成されており、第1の面2aは着色されている。第1の面2aの着色部については後述する。
包装シート2は、縦方向Xにおける一端21と他端22とを有し、横方向Yにおける一対の側端23を有する。
包装シート2としては、吸収性物品の包装シートとして従来使用されている各種のものを特に制限なく用いることができ、例えば、樹脂製フィルム、不織布、紙等を用いることができる。このような包装シート2は、一般にナプキン1を構成する吸収体よりも剛性が低く、ナプキンに沿った形状に容易に折り曲げられることが可能である。
包装シート2は、第1の面2aと、第2の面2bを備える。第1の面2aは、包装体10としたときに外側に位置し、包装体10の外面を形成する面である。第2の面2bは、包装体10としたときに内側に位置する面である。包装体10において、ナプキン1は包装シート2の第2の面2b上に配置される。第1の面2aには、着色剤が印刷されてなる着色部が形成されており、第1の面2aは着色されている。第1の面2aの着色部については後述する。
包装シート2は、縦方向Xにおける一端21と他端22とを有し、横方向Yにおける一対の側端23を有する。
包装シート2としては、吸収性物品の包装シートとして従来使用されている各種のものを特に制限なく用いることができ、例えば、樹脂製フィルム、不織布、紙等を用いることができる。このような包装シート2は、一般にナプキン1を構成する吸収体よりも剛性が低く、ナプキンに沿った形状に容易に折り曲げられることが可能である。
以下、ナプキンが包装シートとともに折り畳まれる過程について説明する。
まず、図2に示すように、ナプキン1は、矩形状の包装シート2の第2の面2b上であって、包装シート2の略中央に、ずれ止め材を介して剥離可能に配置される。これにより、ナプキン1と包装シート2との積層体を得る。
まず、図2に示すように、ナプキン1は、矩形状の包装シート2の第2の面2b上であって、包装シート2の略中央に、ずれ止め材を介して剥離可能に配置される。これにより、ナプキン1と包装シート2との積層体を得る。
ここでは、包装体10が横方向Yに延びる3本の線状の折り畳み部L1〜L3によって縦方向Xに折り畳まれる例をあげる。この場合、図2に示すように、包装体10には、一端21から他端22に向かって、順に、第1折り畳み部L1、第2折り畳み部L2、及び第3折り畳み部L3が配置される。第1折り畳み部L1、第2折り畳み部L2及び第3折り畳み部L3は、包装体10として折り畳む際の折り軸となる。
包装体10及び包装シート2において、図2及び3に示すように、第1折り畳み部L1によって区画された、一端21から第1折り畳み部L1までの領域を、第1折り領域R1とする。包装体10及び包装シート2において、第1折り領域R1は包装シート2の一端21を含む。
包装体10及び包装シート2において、第1折り畳み部L1及び第2折り畳み部L2によって区画された、第1折り畳み部L1から第2折り畳み部L2までの領域を、第3折り領域R3とする。第3折り領域R3は、第1折り領域R1と次に説明する第2折り領域R2との間に位置する。
包装体10及び包装シート2において、第2折り畳み部L2及び第3折り畳み部L3によって区画された、第2折り畳み部L2から第3折り畳み部L3までの領域を、第2折り領域R2とする。包装体10及び包装シート2において、第2折り領域R2は、包装シート2の他端22側に位置する。
包装体10及び包装シート2において、第3折り畳み部L3から他端22までの領域を、第4折り領域R4とする。
包装体10及び包装シート2において、第1折り畳み部L1及び第2折り畳み部L2によって区画された、第1折り畳み部L1から第2折り畳み部L2までの領域を、第3折り領域R3とする。第3折り領域R3は、第1折り領域R1と次に説明する第2折り領域R2との間に位置する。
包装体10及び包装シート2において、第2折り畳み部L2及び第3折り畳み部L3によって区画された、第2折り畳み部L2から第3折り畳み部L3までの領域を、第2折り領域R2とする。包装体10及び包装シート2において、第2折り領域R2は、包装シート2の他端22側に位置する。
包装体10及び包装シート2において、第3折り畳み部L3から他端22までの領域を、第4折り領域R4とする。
この包装体10を折り畳むには、まず、ナプキン1と包装シート2との積層体を、第3折り畳み部L3を折り軸として第4折り領域R4を第2折り領域R2上に折り畳む。次に、第2折り畳み部L2を折り軸として、折り畳まれた第2折り領域R2及び第4折り領域R4を、さらに第3折り領域R3上に折り重ねる。次に、第1折り畳み部L1を折り軸として、折り畳まれた第3折り領域R3、第4折り領域R4及び第2折り領域R2上に、第1折り領域R1を折り重ねる。そして、第1折り領域R1に固定されたタブテープTが、第2折り領域R2の包装シート2に剥離可能に接着される。
これにより、ナプキン1が縦方向Xに4つ折りされ、図1に示す包装体10が形成される。
これにより、ナプキン1が縦方向Xに4つ折りされ、図1に示す包装体10が形成される。
図1(A)に示すように、包装体10の表面10aにおいて、包装シート2の第2折り領域R2は、重なり部42と、露出部41とを有する。
重なり部42は、包装シート2の第1折り領域R1と第2折り領域R2とが重なる部分であり、包装体10において、第1折り領域R1により見えない部分である。
露出部41は、包装シート2の第1折り領域R1と重ならない部分であり、包装体10において露出する部分である。
図1(B)に示すように、包装体10の裏面10bは、包装シート2の第3折り領域R3によって構成される。
重なり部42は、包装シート2の第1折り領域R1と第2折り領域R2とが重なる部分であり、包装体10において、第1折り領域R1により見えない部分である。
露出部41は、包装シート2の第1折り領域R1と重ならない部分であり、包装体10において露出する部分である。
図1(B)に示すように、包装体10の裏面10bは、包装シート2の第3折り領域R3によって構成される。
さらに、包装体10は、折り畳み形状を維持するための構成として、タブテープTと、図示しない側部封止部と、を有する。
側部封止部は、包装体10において、ナプキン1から横方向Yの外方に延出する包装シート2の側端23付近に形成され、ヒートエンボス加工等の公知の接合方法により接合される。
タブテープTは、包装シート2の第1折り領域R1の一端21付近と、第2折り領域R2の包装シート2とを止着する。
図2に示すように、タブテープTは、固定部T1と、突出部T2と、を有する。
固定部T1は、第1折り領域R1の包装シート2に固定される。固定部T1は、例えばホットメルト粘着剤等によって一端21付近に固定される。
突出部T2は、固定部T1から第1折り領域R1の外方へ突出し、第2折り領域R2の包装シート2に剥離可能に接着される。
タブテープT及び側部封止部により包装体10の形状が維持され、保存時に、意図せず開封してしまうといった問題が抑制される。
側部封止部は、包装体10において、ナプキン1から横方向Yの外方に延出する包装シート2の側端23付近に形成され、ヒートエンボス加工等の公知の接合方法により接合される。
タブテープTは、包装シート2の第1折り領域R1の一端21付近と、第2折り領域R2の包装シート2とを止着する。
図2に示すように、タブテープTは、固定部T1と、突出部T2と、を有する。
固定部T1は、第1折り領域R1の包装シート2に固定される。固定部T1は、例えばホットメルト粘着剤等によって一端21付近に固定される。
突出部T2は、固定部T1から第1折り領域R1の外方へ突出し、第2折り領域R2の包装シート2に剥離可能に接着される。
タブテープT及び側部封止部により包装体10の形状が維持され、保存時に、意図せず開封してしまうといった問題が抑制される。
[包装シートの着色部の構成]
図3に示すように、包装体10の外面を構成する包装シート2の第1の面2aは、その全面に亘って着色部が形成され、着色されている。第1の面2aは、同系色の互いに色濃度が異なる複数の着色域を有する。本実施形態では、第1の面2aは、色濃度が互いに異なる4つの着色域である、第1着色域31、第2着色域32、第3着色域33及び第4着色域34を有する例をあげる。色濃度は、色の濃淡である。
ここでは、色濃度を4段階に変化させた、互いに色濃度が異なる4つの着色域を設ける例をあげるが、互いに色濃度が異なる着色域の数は2以上とすることができる。このように単色ではなく、色濃度をつけた着色構成とすることにより、ナプキン1であることがわかりにくい、ハンカチを想起させるようなデザイン性を有する外観とすることができる。また、包装シート2は、その全面が同系色で着色されているので、全体的に統一感のある、一見してナプキン1であることがわかりにくい外観となっている。
図3に示すように、包装体10の外面を構成する包装シート2の第1の面2aは、その全面に亘って着色部が形成され、着色されている。第1の面2aは、同系色の互いに色濃度が異なる複数の着色域を有する。本実施形態では、第1の面2aは、色濃度が互いに異なる4つの着色域である、第1着色域31、第2着色域32、第3着色域33及び第4着色域34を有する例をあげる。色濃度は、色の濃淡である。
ここでは、色濃度を4段階に変化させた、互いに色濃度が異なる4つの着色域を設ける例をあげるが、互いに色濃度が異なる着色域の数は2以上とすることができる。このように単色ではなく、色濃度をつけた着色構成とすることにより、ナプキン1であることがわかりにくい、ハンカチを想起させるようなデザイン性を有する外観とすることができる。また、包装シート2は、その全面が同系色で着色されているので、全体的に統一感のある、一見してナプキン1であることがわかりにくい外観となっている。
ここで、同系色とは、同系統の色のことをいい、24色相からなる色相環において隣り合う3つの色の範囲にある色をいう。
また、色濃度の違いは、CIE−L*a*b*表色系におけるL*値の違いとしてあらわされ得る。L*値は明るさを示す。L*値が高いほど明るく、色の濃度が薄い。L*値が低いほど暗く、色の濃度が濃い。
本明細書において、CIE−L*a*b*表色系におけるL*値は色差計によって測定できる。例えば日本電色工業(株)のハンディ型分光色差計NF333(商品名)を用い、光源C、視野角2°の測定条件で、シートの反射光を測定して求めることができる。このとき、背景板としてL*値が95以上の白色板を用いて測定することが好ましい。
また、色濃度の違いは、CIE−L*a*b*表色系におけるL*値の違いとしてあらわされ得る。L*値は明るさを示す。L*値が高いほど明るく、色の濃度が薄い。L*値が低いほど暗く、色の濃度が濃い。
本明細書において、CIE−L*a*b*表色系におけるL*値は色差計によって測定できる。例えば日本電色工業(株)のハンディ型分光色差計NF333(商品名)を用い、光源C、視野角2°の測定条件で、シートの反射光を測定して求めることができる。このとき、背景板としてL*値が95以上の白色板を用いて測定することが好ましい。
第1着色域31は、最も色濃度が濃い領域である。
第2着色域32及び第3着色域33は、中間の色濃度の領域である。第2着色域32は、第3着色域33よりも色濃度が濃い領域である。
第4着色域34は、最も色濃度が薄い領域である。
色の濃度が薄くなるほど、すなわちL*値が高くなるほど、淡い色となり、白っぽい色となる。
第2着色域32及び第3着色域33は、中間の色濃度の領域である。第2着色域32は、第3着色域33よりも色濃度が濃い領域である。
第4着色域34は、最も色濃度が薄い領域である。
色の濃度が薄くなるほど、すなわちL*値が高くなるほど、淡い色となり、白っぽい色となる。
色味は特に限定されない。例えば、ピンク、水色、オレンジ、緑色等、所望の色を採用することができる。
包装シート2において、全体的に色濃度を薄くし淡い色で着色することにより、爽やかでかつ柔らかい印象を与えることができる。これにより、ナプキン1であることがわかりにくい外観とすることができるとともに、使用前から廃棄時までの生理中の憂鬱な気分を和らげることができる。例えば、いずれの着色域の色においてもL*値を70以上とすることにより、全体的に淡い色の着色となる。
包装シート2において、全体的に色濃度を薄くし淡い色で着色することにより、爽やかでかつ柔らかい印象を与えることができる。これにより、ナプキン1であることがわかりにくい外観とすることができるとともに、使用前から廃棄時までの生理中の憂鬱な気分を和らげることができる。例えば、いずれの着色域の色においてもL*値を70以上とすることにより、全体的に淡い色の着色となる。
図3に示す例では、包装シート2の第1の面2aのほぼ全域にわたって、曲線または直線で区分けされた領域それぞれに第2着色域32及び第3着色域33が設けられ、全体的に最も色濃度が薄い色で着色された帯状に視認される2つの帯部43が設けられる。
図1及び図3において、包装体10としたときに表面10a側に位置する帯部に符号43Fを付し、裏面10b側に位置する帯部には符号43Bを付すが、特に両者を区別する必要がない場合は帯部43という。
帯部43Fは第1折り領域R1に位置する。帯部43Bは第3折り領域R3に位置する。帯部43は、主に、最も色濃度が薄い第4着色域34を含んで構成される。
帯部43は、一方の側端23から他方の側端23まで延びる、すなわち横方向Yに延びる帯状である。帯部43は横方向Yにほぼ平行に形成される。
図1及び図3において、包装体10としたときに表面10a側に位置する帯部に符号43Fを付し、裏面10b側に位置する帯部には符号43Bを付すが、特に両者を区別する必要がない場合は帯部43という。
帯部43Fは第1折り領域R1に位置する。帯部43Bは第3折り領域R3に位置する。帯部43は、主に、最も色濃度が薄い第4着色域34を含んで構成される。
帯部43は、一方の側端23から他方の側端23まで延びる、すなわち横方向Yに延びる帯状である。帯部43は横方向Yにほぼ平行に形成される。
第1折り領域R1及び第3折り領域R3には、枝葉を有するバラ柄44が印刷されている。バラ柄44は、主に帯部43の一部に設けられ、帯部43を跨いで縦方向Xに延びている。
バラ柄44の花びらの輪郭部分、枝、葉は最も色濃度の濃い第1着色域31で構成される。
バラ柄44の主な部分は帯部43上に位置する。帯部43は、最も色濃度が薄い第4着色域34を背景にし、第4着色域34よりも色が濃い着色域により構成されたバラ柄44が記載された構成となっている。
バラ柄44の花びらの輪郭部分、枝、葉は最も色濃度の濃い第1着色域31で構成される。
バラ柄44の主な部分は帯部43上に位置する。帯部43は、最も色濃度が薄い第4着色域34を背景にし、第4着色域34よりも色が濃い着色域により構成されたバラ柄44が記載された構成となっている。
バラ柄44は、ナプキン1に関する情報を示す。本実施形態では、ナプキン1にはバラの香りがついており、バラ柄44は賦香タイプのナプキン1であることを示す。
バラ柄44は、最も色濃度が薄い第4着色域34を背景にし、最も色濃度が薄い第4着色域34よりも濃い色で構成されているので、着用者に対しナプキン1に関する情報を視覚的に提示することが可能である。着用者は、バラ柄44を見ることによって、賦香タイプのナプキン1であることを直感的に把握することができる。
ここでは、賦香タイプのナプキンであることをバラ柄の図柄によって示す例をあげたが、文字や記号等で示してもよい。
バラ柄44は、最も色濃度が薄い第4着色域34を背景にし、最も色濃度が薄い第4着色域34よりも濃い色で構成されているので、着用者に対しナプキン1に関する情報を視覚的に提示することが可能である。着用者は、バラ柄44を見ることによって、賦香タイプのナプキン1であることを直感的に把握することができる。
ここでは、賦香タイプのナプキンであることをバラ柄の図柄によって示す例をあげたが、文字や記号等で示してもよい。
ナプキン1に関する情報としては、上記賦香情報の他、製品情報、商品名、ロゴ、吸収量情報、ナプキンの縦方向の長さ情報、昼用か夜用かといった用途情報、ウイング部の有無情報等がある。吸収量情報やナプキンの縦方向の長さ情報は、例えば数字で示すことができる。製品情報は、例えばNapkin等の文字で示すことができる。用途情報やウイング部の有無情報は、例えばNightなどの文字、図柄、記号等で示すことができる。
帯部43において、最も色濃度が薄い第4着色域34を背景にし、該第4着色域34よりも濃い色で、ナプキン1に関する情報が記載されることにより、視覚的にナプキン1に関する情報を着用者に対し提示することができる。
これにより、内装パックから包装体10を取り出し、包装体10の状態で保存する場合において、製品の種類を間違えるということが防止される。例えば、夜用のナプキンを使用しようとしている着用者が、誤って昼用のナプキンを開封してしまうといった、製品の取違いの発生が抑制される。
帯部43において、最も色濃度が薄い第4着色域34を背景にし、該第4着色域34よりも濃い色で、ナプキン1に関する情報が記載されることにより、視覚的にナプキン1に関する情報を着用者に対し提示することができる。
これにより、内装パックから包装体10を取り出し、包装体10の状態で保存する場合において、製品の種類を間違えるということが防止される。例えば、夜用のナプキンを使用しようとしている着用者が、誤って昼用のナプキンを開封してしまうといった、製品の取違いの発生が抑制される。
また、包装シート2に加え、タブテープTにナプキン1に関する情報が記載されていてもよい。これにより、上述の製品の取違いの発生等がより抑制され得る。
例えば、タブテープTに、ナプキン1がウイング付きのナプキンかウイング無しのナプキンであるかを示す図柄、文字や記号等が記載されていてもよい。包装体10の開封では、タブテープTをつまんで開封が行われるため、タブテープTに記載される情報は着用者の目につきやすい傾向にある。このため、例えば、ウイングありのナプキンを使用しようとした着用者が、誤ってウイングなしのナプキンを開封してしまうといった、製品の取違いの発生が抑制される。
例えば、タブテープTに、ナプキン1がウイング付きのナプキンかウイング無しのナプキンであるかを示す図柄、文字や記号等が記載されていてもよい。包装体10の開封では、タブテープTをつまんで開封が行われるため、タブテープTに記載される情報は着用者の目につきやすい傾向にある。このため、例えば、ウイングありのナプキンを使用しようとした着用者が、誤ってウイングなしのナプキンを開封してしまうといった、製品の取違いの発生が抑制される。
[包装体の着色部の構成]
次に、包装体10の外観について図1を用いて説明する。
図1(A)に示すように、包装体10の表面10aには、タブテープTが位置する。表面10aは、包装シート2の第1の面2aにおける第1折り領域R1と第2折り領域R2の露出部41とから構成される。図1(B)に示すように、包装体10の裏面10bは、包装シート2の第1の面2aにおける第3折り領域R3から構成される。
包装体10は、表面10a及び裏面10bにおいて、同系色で色濃度が異なる複数の着色域31〜34により構成される。
次に、包装体10の外観について図1を用いて説明する。
図1(A)に示すように、包装体10の表面10aには、タブテープTが位置する。表面10aは、包装シート2の第1の面2aにおける第1折り領域R1と第2折り領域R2の露出部41とから構成される。図1(B)に示すように、包装体10の裏面10bは、包装シート2の第1の面2aにおける第3折り領域R3から構成される。
包装体10は、表面10a及び裏面10bにおいて、同系色で色濃度が異なる複数の着色域31〜34により構成される。
表面10aにおいて、包装シート2の第1折り領域R1における最も色濃度が薄い領域(本実施形態においては第4着色域34)の面積比率は、露出部41における最も色濃度が薄い領域(本実施形態においては第4着色域34)の面積比率よりも大きくなっている。すなわち、第1折り領域R1は、露出部41よりも色の薄い領域の割合が大きくなっている。
これにより、ナプキン1であることがわかりにくい外観とすることができ、例えば包装体10を入れた鞄をあけたときにナプキン1が目立ちにくい。更に、包装体10は同系色の色濃度が異なる複数の色により着色されているので、全体的に統一感のある外観を有し、不自然さを感じにくく、目立ちにくい外観とすることができる。従って、他人からナプキン1を持っていることを容易に知られないようにすることができる。
ここで、包装体10を鞄に収納する際、異物混入抑制等の観点から、包装体10の表面10aが鞄の開封口側にくるように置かれることが多い。このような場合、表面10aを上記構成とすることにより、鞄をあけたときに、包装体10を目立ちにくくすることができる。
これにより、ナプキン1であることがわかりにくい外観とすることができ、例えば包装体10を入れた鞄をあけたときにナプキン1が目立ちにくい。更に、包装体10は同系色の色濃度が異なる複数の色により着色されているので、全体的に統一感のある外観を有し、不自然さを感じにくく、目立ちにくい外観とすることができる。従って、他人からナプキン1を持っていることを容易に知られないようにすることができる。
ここで、包装体10を鞄に収納する際、異物混入抑制等の観点から、包装体10の表面10aが鞄の開封口側にくるように置かれることが多い。このような場合、表面10aを上記構成とすることにより、鞄をあけたときに、包装体10を目立ちにくくすることができる。
図1(A)及び(B)に示すように、包装体10は、縦方向Xにおける一端11と他端12を有する。一端11は第1折り畳み部L1に対応し、他端12は第2折り畳み部L2に対応する。
図1(A)に示すように、包装体10の表面10aにおいて、包装シート2の第1折り領域R1には帯部43Fが設けられている。帯部43Fは、全体的に最も薄い色で着色された帯状に視認される。これにより、デザイン性のあるハンカチのような外観とすることができ、よりナプキン1であることがわかりにくい外観とすることができる。
第1折り領域R1に位置する帯部43Fは、包装シート2の一端21からの距離よりも、第1折り畳み部L1(包装体10の一端11)からの距離の方が短くなるように配されてもよい。
これにより、包装体10の表面10aにおいて、帯部43Fが縦方向Xにおいて中央よりも外方側に位置することになり、よりナプキン1であることがわかりにくい外観とすることができる。
これにより、包装体10の表面10aにおいて、帯部43Fが縦方向Xにおいて中央よりも外方側に位置することになり、よりナプキン1であることがわかりにくい外観とすることができる。
図1(B)に示すように、裏面10bにおいても帯部43Bが設けられている。
図3において、第1折り畳み部L1と帯部43Fとの距離と、第1折り畳み部L1と帯部43Bとの距離は略同じである。これにより、図1(A)及び(B)に示すように、包装体10において、帯部43Fと帯部43Bとは、表面10aから裏面10bにかけて、ほぼ一続きに繋がった状態の帯状となる。これにより全体的に統一感のあるデザインを有する包装体10とすることができる。また、裏面10bは、表面10aと同様に、同系色で異なる複数の着色域により構成されているため、ナプキン1であることがわかりにくく、目立ちにくい外観となっている。包装体10を鞄に収納する際、包装体10を、その裏面10bが鞄の開封口側にくるように置いた場合においても、鞄をあけたときに、包装体10を目立ちにくくすることができる。
このように、本実施形態の包装体10は、表面10a及び裏面10bの双方で、一見してナプキン1であるとわかりにくい外観となっている。
図3において、第1折り畳み部L1と帯部43Fとの距離と、第1折り畳み部L1と帯部43Bとの距離は略同じである。これにより、図1(A)及び(B)に示すように、包装体10において、帯部43Fと帯部43Bとは、表面10aから裏面10bにかけて、ほぼ一続きに繋がった状態の帯状となる。これにより全体的に統一感のあるデザインを有する包装体10とすることができる。また、裏面10bは、表面10aと同様に、同系色で異なる複数の着色域により構成されているため、ナプキン1であることがわかりにくく、目立ちにくい外観となっている。包装体10を鞄に収納する際、包装体10を、その裏面10bが鞄の開封口側にくるように置いた場合においても、鞄をあけたときに、包装体10を目立ちにくくすることができる。
このように、本実施形態の包装体10は、表面10a及び裏面10bの双方で、一見してナプキン1であるとわかりにくい外観となっている。
表面10a及び裏面10bにおいて、上述したように、帯部43にはナプキン1に関する情報を記載することができる。これにより、ナプキン1のサイズ、無香か賦香か、ウイングの有無といったナプキン1に関する情報を、個々の包装体10を視認して確認することが可能となる。これにより、製品の種類を間違えるということが防止され、また、製品を開封せずともナプキンの機能を確認することができる。
包装体10において、第1折り領域R1の縦方向Xにおける長さは、露出部41の長さよりも長くしてもよい。
これにより、表面10aにおいて、露出部41よりも第1折り領域R1の占める割合を大きくすることができる。第1折り領域R1における最も色濃度の薄い領域の割合は、露出部41における最も色濃度の薄い領域の割合よりも大きいので、全体的により淡い色が多い包装体10とすることができ、より柔らかい印象を与える包装体10とすることができる。
これにより、表面10aにおいて、露出部41よりも第1折り領域R1の占める割合を大きくすることができる。第1折り領域R1における最も色濃度の薄い領域の割合は、露出部41における最も色濃度の薄い領域の割合よりも大きいので、全体的により淡い色が多い包装体10とすることができ、より柔らかい印象を与える包装体10とすることができる。
[タブテープの構成]
タブテープTは、所望の色味とすることができる。例えば、ピンク系の包装シート2に対して青色のタブテープTとする等、異なる系統の色味にしてもよい。また、同系色でもよい。
タブテープTの視認性を高める観点から、タブテープTは、第1折り領域R1における色濃度が最も薄い領域よりも色濃度が濃いことが好ましく、特に、当該最も色濃度が薄い領域である帯部43よりも色濃度が濃い色、換言すると、帯部43よりもL*値がより低い色とすることが好ましい。ここで、帯部43の色濃度とは、帯部43内で最も占める面積が大きい着色域の濃度をいう。本実施形態では、帯部43において、最も色濃度が薄い第4着色域34の占有面積が大きいので、タブテープTは、最も色濃度が薄い第4着色域34よりも色濃度が濃い色、すなわちL*値がより低い色とすることが好ましい。
タブテープTは、固定部T1と突出部T2とを有する。包装体10を開封する際、指でつまむタブテープTの位置を容易に視認できる観点から、少なくとも突出部T2のL*値が、帯部43のL*値よりも低いことが好ましい。なお、突出部T2先端は、タブテープ構成部材の一端を折り返すことで構成すると、突出部T2が摘まみ易くなると共に、簡便にそのL*値を帯部43のL*値より低くすることができるので好ましい。
例えば、タブテープTの固定部T1におけるL*値、すなわちタブテープと包装シートが積層された状態でのL*値を、帯部43の主な領域を占める最も色濃度が薄い第4着色域34よりも10以上低くすることができ、タブテープTの視認性を高めることができる。
タブテープTは、所望の色味とすることができる。例えば、ピンク系の包装シート2に対して青色のタブテープTとする等、異なる系統の色味にしてもよい。また、同系色でもよい。
タブテープTの視認性を高める観点から、タブテープTは、第1折り領域R1における色濃度が最も薄い領域よりも色濃度が濃いことが好ましく、特に、当該最も色濃度が薄い領域である帯部43よりも色濃度が濃い色、換言すると、帯部43よりもL*値がより低い色とすることが好ましい。ここで、帯部43の色濃度とは、帯部43内で最も占める面積が大きい着色域の濃度をいう。本実施形態では、帯部43において、最も色濃度が薄い第4着色域34の占有面積が大きいので、タブテープTは、最も色濃度が薄い第4着色域34よりも色濃度が濃い色、すなわちL*値がより低い色とすることが好ましい。
タブテープTは、固定部T1と突出部T2とを有する。包装体10を開封する際、指でつまむタブテープTの位置を容易に視認できる観点から、少なくとも突出部T2のL*値が、帯部43のL*値よりも低いことが好ましい。なお、突出部T2先端は、タブテープ構成部材の一端を折り返すことで構成すると、突出部T2が摘まみ易くなると共に、簡便にそのL*値を帯部43のL*値より低くすることができるので好ましい。
例えば、タブテープTの固定部T1におけるL*値、すなわちタブテープと包装シートが積層された状態でのL*値を、帯部43の主な領域を占める最も色濃度が薄い第4着色域34よりも10以上低くすることができ、タブテープTの視認性を高めることができる。
[補足説明]
以下、面積や寸法等、具体的な数値をあげて具体例をあげるが、これらはあくまで一例であり、これらに限定されない。
以下、面積や寸法等、具体的な数値をあげて具体例をあげるが、これらはあくまで一例であり、これらに限定されない。
(第1折り領域及び露出部それぞれの色濃度が最も薄い領域の面積比率)
例えば第1折り領域R1において、第1折り領域R1の面積は78cm2であり、色濃度が最も薄い領域である第4着色域34の面積は20cm2であり、第1折り領域R1における第4着色域34の面積比率は25%である。
露出部41において、露出部41の面積は32cm2であり、色濃度が最も薄い領域である第4着色域34はないため、その面積は0cm2であり、露出部41における第4着色域34の面積比率は0%である。
例えば第1折り領域R1において、第1折り領域R1の面積は78cm2であり、色濃度が最も薄い領域である第4着色域34の面積は20cm2であり、第1折り領域R1における第4着色域34の面積比率は25%である。
露出部41において、露出部41の面積は32cm2であり、色濃度が最も薄い領域である第4着色域34はないため、その面積は0cm2であり、露出部41における第4着色域34の面積比率は0%である。
(帯部に係る寸法)
一見してナプキン1であるとわかりにくい外観とする観点から、帯部43の横方向Yにおける寸法は、包装体10の横方向Yにおける長さの70〜100%程度である。また、帯部43の縦方向Xにおける寸法は、包装体10の縦方向Xにおける長さの15〜40%程度である。
例えば、本実施形態では、包装体10の縦方向Xの長さは8.5cm、帯部43の縦方向Xの長さは2.4cmである。また、帯部43から一端21までの縦方向Xに沿った距離は2.5cm、帯部43から第1折り畳み部L1に対応する包装体10の一端11までの縦方向Xに沿った距離は1.6cmである。
一見してナプキン1であるとわかりにくい外観とする観点から、帯部43の横方向Yにおける寸法は、包装体10の横方向Yにおける長さの70〜100%程度である。また、帯部43の縦方向Xにおける寸法は、包装体10の縦方向Xにおける長さの15〜40%程度である。
例えば、本実施形態では、包装体10の縦方向Xの長さは8.5cm、帯部43の縦方向Xの長さは2.4cmである。また、帯部43から一端21までの縦方向Xに沿った距離は2.5cm、帯部43から第1折り畳み部L1に対応する包装体10の一端11までの縦方向Xに沿った距離は1.6cmである。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
図1〜3では、包装体10が3本の折り畳み部によって縦方向Xに折り畳まれる例について説明したが、これに限定されない。
例えば、包装体が横方向Yに延びる2本の折り畳み部によって縦方向Xに折り畳まれてもよい。この場合、包装体には、包装シートの一端から他端に向かって第1折り畳み部及び第2折り畳み部が配置されるとする。
包装シート及び包装体は、一端から第1折り畳み部までの第1折り領域と、第1折り畳み部と第2折り畳み部との間の第3折り領域と、第2折り畳み部から他端までの第2折り領域と、を備える。
包装シート上にナプキンを配した積層体の状態から、第2折り畳み部を折り軸として、第3折り領域の上に第2折り領域が折り畳まれる。次に、第1折り領域が、第1折り畳み部を折り軸として、重なった第2折り領域及び第3折り領域の上にさらに折り重なるように折り畳まれる。これにより、ナプキンが縦方向Xに3つ折りされる。
このような形態においても、図1(A)に示すように、包装体の表面には第1折り領域と第2折り領域の露出部が位置する。図1(B)に示すように、包装体の裏面には第3折り領域が位置する。
図1〜3では、包装体10が3本の折り畳み部によって縦方向Xに折り畳まれる例について説明したが、これに限定されない。
例えば、包装体が横方向Yに延びる2本の折り畳み部によって縦方向Xに折り畳まれてもよい。この場合、包装体には、包装シートの一端から他端に向かって第1折り畳み部及び第2折り畳み部が配置されるとする。
包装シート及び包装体は、一端から第1折り畳み部までの第1折り領域と、第1折り畳み部と第2折り畳み部との間の第3折り領域と、第2折り畳み部から他端までの第2折り領域と、を備える。
包装シート上にナプキンを配した積層体の状態から、第2折り畳み部を折り軸として、第3折り領域の上に第2折り領域が折り畳まれる。次に、第1折り領域が、第1折り畳み部を折り軸として、重なった第2折り領域及び第3折り領域の上にさらに折り重なるように折り畳まれる。これにより、ナプキンが縦方向Xに3つ折りされる。
このような形態においても、図1(A)に示すように、包装体の表面には第1折り領域と第2折り領域の露出部が位置する。図1(B)に示すように、包装体の裏面には第3折り領域が位置する。
なお、図2の形態では、縦方向Xに関して、包装シート2の両端がナプキン1の両端よりも外側へ延出したものであったが、これに代えて、包装シート2のタブテープTが配された側と縦方向Xに対向する側の端部がナプキン端部より内側に位置するものであっても良い。その場合は、第3折り畳み部L3より縦方向X外方では、ナプキン1と包装シート2とを備えた領域と、ナプキン1のみの領域が存在することが好ましい。
また、包装体10は、上述の構成に限定されず、例えば包装シート2とナプキン1との間に剥離シートを備えていてもよい。
また、上述の実施形態では、平面視で、包装シート2内にナプキン1が位置する例をあげたが、ナプキンの一端が包装シートから突出していてもよい。
また、上述の実施形態では、帯部43が横方向Yに平行に延びる幅が均一な形状を有する例をあげたが、これに限定されない。横方向Yに対して斜めとなるように帯部が設けられても良い。帯部43は直線状に限られず湾曲した形状を有していてもよい。また、帯部43の横方向Yの長さが、包装シートの横方向Yの長さよりも短くてもよく、帯部は、一方の側端23側から他方の側端23側に向かって延びる帯状を有すればよい。
また、以上の実施形態では、吸収性物品として生理用ナプキンの例を示したが、これに限定されない。本考案の吸収性物品は、例えば、尿取りパットやおりものシート等であってもよい。
また、上述の実施形態では、平面視で、包装シート2内にナプキン1が位置する例をあげたが、ナプキンの一端が包装シートから突出していてもよい。
また、上述の実施形態では、帯部43が横方向Yに平行に延びる幅が均一な形状を有する例をあげたが、これに限定されない。横方向Yに対して斜めとなるように帯部が設けられても良い。帯部43は直線状に限られず湾曲した形状を有していてもよい。また、帯部43の横方向Yの長さが、包装シートの横方向Yの長さよりも短くてもよく、帯部は、一方の側端23側から他方の側端23側に向かって延びる帯状を有すればよい。
また、以上の実施形態では、吸収性物品として生理用ナプキンの例を示したが、これに限定されない。本考案の吸収性物品は、例えば、尿取りパットやおりものシート等であってもよい。
また、一般に、複数の包装体は1つの内装パックに収納されている。内装パックに収納される複数の包装体の各包装シートは模様が異なっていてもよい。その場合、最も色濃度が薄い着色域を主体とする帯部、及び、該帯部に設けられるナプキンに関する情報を示す図柄や文字等については、いずれの包装体にも存在するように構成することが好ましい。これにより、着用者は、ナプキンに関する情報を把握するとともに、様々な模様によって気分転換を図ることができる。
1…ナプキン(吸収性物品)
2…包装シート
10…包装体(吸収性物品の包装体)
21…一端
22…他端
31…第1着色域
32…第2着色域
33…第3着色域
34…第4着色域(最も色濃度が薄い着色域)
41…露出部
42…重なり部
L1…第1折り畳み部
L2…第2折り畳み部
L3…第3折り畳み部
R1…第1折り領域
R2…第2折り領域
R3…第3折り領域
2…包装シート
10…包装体(吸収性物品の包装体)
21…一端
22…他端
31…第1着色域
32…第2着色域
33…第3着色域
34…第4着色域(最も色濃度が薄い着色域)
41…露出部
42…重なり部
L1…第1折り畳み部
L2…第2折り畳み部
L3…第3折り畳み部
R1…第1折り領域
R2…第2折り領域
R3…第3折り領域
Claims (6)
- 吸収体を備え着用者の前後方向に対応する縦方向及び該縦方向に直交する横方向を有する吸収性物品を、前記横方向に延びる第1折り畳み部及び第2折り畳み部を含む複数の折り畳み部に沿って包装シートとともに前記縦方向に折り畳み、個別に包装した前記吸収性物品の包装体であって、
前記包装シートは、前記縦方向における一端と他端とを有し、
前記包装体は、前記第1折り畳み部によって区画され前記一端を含む第1折り領域と、前記第2折り畳み部によって区画され前記他端側に位置する第2折り領域と、前記第1折り領域と前記第2折り領域の間に位置する第3折り領域と、を備え、前記第1折り領域が、前記第3折り領域の上に折り畳まれた前記第2折り領域の上にさらに折り重なるように折り畳まれ、
前記包装シートにおいて、前記第2折り領域は、前記第1折り領域と重なる重なり部と、前記第1折り領域と重ならず露出する露出部とを備え、
前記包装体の外面の一部を構成する前記包装シートの前記第1折り領域及び前記露出部は、その全面が同系色で色濃度が異なる複数の着色域により構成され、前記第1折り領域における最も色濃度が薄い着色域の面積比率は、前記露出部における前記最も色濃度が薄い着色域の面積比率よりも大きい
吸収性物品の包装体。 - 前記第1折り領域の前記縦方向の長さは、前記露出部の前記縦方向の長さよりも長い
請求項1に記載の吸収性物品の包装体。 - 前記包装シートにおいて、前記第1折り領域は、前記横方向に帯状に延びる、前記最も色濃度が薄い着色域を含む帯部を有し、
前記帯部は、前記一端からの距離よりも、前記第1折り畳み部からの距離の方が短くなるように配される
請求項1又は2に記載の吸収性物品の包装体。 - 前記包装シートは、前記包装体の外面を構成する面全面が前記同系色で色濃度が異なる複数の着色域により構成され、
前記包装シートにおいて、前記第3折り領域は、前記横方向に帯状に延びる、前記最も色濃度が薄い着色域を含む帯部を有する
請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。 - 前記帯部には、前記最も色濃度が薄い着色域を背景にして、該最も色濃度が薄い着色域よりも濃い色で前記吸収性物品に関する情報が記載される
請求項3又は4に記載の吸収性物品の包装体。 - 前記第1折り領域には、前記第1折り領域における最も色濃度が薄い着色域よりも色が濃いタブテープが設けられている
請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
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