JP3232141U - 床暖房フローリングに対応した床材 - Google Patents

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【課題】美観や強度、堅牢性に優れていると同時に、より均質で量産や施工に適し低コストである床暖房フローリングに対応した床材を提供する。【解決手段】硬質木材からなる板目無垢材の挽き板を表層1及び裏層2とし、細片化した木材3aと硬化した熱硬化性樹脂3bとの密着接合混在物が全体として層体となったものを中間層3として、三層合板構造の床暖房フローリングに対応した床材とする。【選択図】図1

Description

この考案は、床暖房のフローリングに対応した床材に関する。
床下の循環温水を熱源として暖房する床暖房は、室内の空気を汚すことなく均一に暖め火災リスクが少ないことから、近年、新築住宅等において人気がある。この床暖房に対応したフローリングである床材には、突き板合板、無垢単板、挽き板合板の3タイプがあるとされるが、一般床材に比べ温度変化による変形リスクや強度、耐久性などの対策を要することから高コストになりがちである。
そこで近年、下層となる挽き板の上に多数の細長い挽き板を木目が直交するように並設し、その上に表層となる挽き板を載置接合して一体化したものが、床暖房用のフローリング材として使われている。これは突き板合板タイプのものに比べ美観や強度において優れているものの、製造に手間取り、均質な堅牢性、耐久性等において難点がある。
またオール無垢単板より成る床材は高級感があるものの、温度や湿度の高低に伴う膨張収縮への対策や施工が難しく、コスト高である等の問題点があった。
本考案はこのような現状に鑑み、美観や強度、堅牢性に優れていると同時に、より均質で量産や施工に適した低コストな床暖房フローリングに対応した床材を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案においてはこの床材を、例えば桧のような硬質木材からなる板目無垢材の挽き板を表層1及び裏層2とし、細片化した木材3aと硬化した熱硬化性樹脂3bとの密着接合混在物が全体として層体となったものを中間層3として、三層合板構造の床暖房フローリングに対応した床材に形成するものとする。
ここにおいて表層1と裏層2は、基本的にいずれも同じ硬質木材からなる板目無垢材の挽き板(突き板とは桁違いの厚板)であるが、実際に使用するときには、床の上面になる表層1は美観などの必要性から節の無いものが選ばれるなど、裏層2とは区別される。
木材などの植物繊維を原料とし、ドライプロセスによって製造される繊維板(ファイバーボード)のうち、比重が0.35以上のものを中質繊維板(MDF)というが、本考案における中間層3はこの範疇に相当するが、本考案においてこれを構成する細片化した木材3aは必ずしも植物繊維のみから成るものではなく、リグリン等の成分が除かれている必要はないし、おが屑(おが粉)のような小粒の粉粒体でもよい。
また別の構成材である硬化した熱硬化性樹脂3bは、例えばメラミン樹脂が代表的なものとして挙げられるが、これは硬化前は細片化した木材3aとよくなじんで熱プレスにより容易に強靭な板状の中間層3を形成する。つまり硬化後は必然的に「密着接合混在物」となり、これは単なる混在物とは異なる。
すなわち製造プロセスにおいては、この中間層3の硬化前の材料を裏層2の上に層状に展延して後に表層1を被せ熱圧着して硬化させる方式と予め薄板状に硬化成型したものを表裏層の間に挟んで接着合体させる方式とがあるが、いずれの場合も硬化後の製品の構成・構造は同じものとなる。
本考案によれば、従来の突き板を用いたものに比べ美観や強度、耐久性において優れ、無垢単板のものよりコストや施工性においてメリットがあるのみでなく、従来の挽き板を用いたもので、中間層として予め下層となる挽き板の上に多数の細長い挽き板を木目が直交するように並設し、その上に表層となる挽き板を載置接合して一体化させたものに比べて圧倒的に製品のぶれが少なく安定性や均一性が長期にわたり保持されるとともに、床暖房による熱膨張収縮に伴う部分的変形を防ぐ全体が均一堅牢な本考案の製品は量産にも適した形となり、それが大幅なコスト低下につながるという効果がある。
製造プロセスについては前記の何れかは問わないが、完成品の典型的寸法は、厚みが表層1、中間層3、裏層2の各3mmを合わせた9mmで、縦横を規格の1820×130mm、又は910×130mmとし、表層1と裏層2は共に板目桧の挽き板とするが特に表層1には節の無いものを選定する。
中間層3を構成する細片化した木材3aは製材工場で大量に生じるおが屑を用い、熱硬化性樹脂にはメラミン樹脂を用いて、これらを前記のように混合しプレス加熱して合板状の床暖房対応のフローリング材とする。なお本考案はかかる例に限定されるものではない。
本考案の床暖房フローリングに対応した床材は、将来的にニーズがより増大すると予想されるなかで量産に耐えられるものであり、品質、物性的にもメリットが大きいから、産業上の利用可能性は十分にあるといえる。
本考案の一部拡大断面図 本考案全体の見取図
1……表層
2……裏層
3……中間層
3a……細片化した木材
3b……硬化した熱硬化性樹脂

Claims (1)

  1. 硬質木材からなる板目無垢材の挽き板を表層及び裏層とし、細片化した木材と硬化した熱硬化性樹脂との密着接合混在物が全体として層体となったものを中間層として、三層合板構造に形成されていることを特徴とする床暖房フローリングに対応した床材。
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