JP3231583U - 簡易テント - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易に収納及び組立をできるとともに、利用場面に応じて適切な形態を取ることができる簡易テントを提供する。【解決手段】簡易テント1は、床面、及び、床面の外縁部から立ち上がって上方に開口する周壁、を有する本体2と、周壁の上方を覆う屋根3と、屋根3を本体2の上方に着脱自在に取り付ける連結部材4と、を具備する。【選択図】図1
Description
本考案は簡易テントに関する。
特許文献1(特許第5572751号公報)は、4枚の略矩形状壁の各両側縁が相隣る略矩形状壁の両側縁にそれぞれ折畳み可能に連結された筒状周壁体から構成される折畳み式テントを開示している。
かかる折畳み式テントでは、周壁体と天面ないし屋根とは一体化されており、周壁体から屋根を取り外すことはできない。それゆえ、折畳み式テントの利用場面が制限されている。
そこで、本考案の目的は、簡易に収納及び組立をできるとともに、利用場面に応じて適切な形態を取ることができる簡易テントを提供することにある。
上記の課題を解決すべく、本考案は、
床面、及び、前記床面の外縁部から立ち上がって上方に開口する周壁、を有する本体と、
前記周壁の上方を覆う屋根と、
前記屋根を前記本体の上方に着脱自在に取り付ける連結部材と、
を具備することを特徴とする簡易テント
を提供する。
床面、及び、前記床面の外縁部から立ち上がって上方に開口する周壁、を有する本体と、
前記周壁の上方を覆う屋根と、
前記屋根を前記本体の上方に着脱自在に取り付ける連結部材と、
を具備することを特徴とする簡易テント
を提供する。
上記の本考案の簡易テントにおいては、前記屋根が、開閉自在な通気性窓を有すること、が好ましい。
また、上記の本考案の簡易テントでは、前記周壁における対向する内面の間に亘って着脱自在に設けられる仕切り部を更に有すること、が好ましい。そして、この場合、前記周壁において、前記仕切り部の一方の側及び他方の側にそれぞれ通じる出入口が設けられていること、が好ましい。
また、上記の本考案の簡易テントでは、前記本体が、前記周壁の外面にポケットを有すること、が好ましい。
また、上記の本考案の簡易テントでは、前記屋根が、物を吊下げるための吊下部を内面に有すること、が好ましい。
本考案によれば、簡易に収納及び組立をできるとともに、屋根を本体から取り外すことができるので、利用場面に応じて適切な形態を取ることができる簡易テントを提供することができる。
以下、本考案に係る簡易テントの代表的な実施形態について、図を参照しながら詳細に説明するが、本考案は図示されるものに限られない。また、各図面は本考案を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために、必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もある。
簡易テント1は、本体2、屋根3及び連結部材4を具備する。図1(A),(B)に示すように、本体2と屋根3とは互いに分離可能であり、連結部材4を介して着脱自在に連結される。設営された簡易テント1は、本体2に取り付けられた紐6を介して、砂袋やペグ等の固定手段(図示せず)に固定されてもよい。
図2(A)に示すように、本体2は、床面21と、床面21の外縁部から立ち上がって上向きに開口する周壁22と、を有する。つまり、本体2は利用者の居住空間Sを囲んでいる。本体2は、例えば樹脂製の柔軟なシート材で作製されてよい。
周壁22は、2組の対向する壁面221〜224を含む。図3に示すように、壁面221〜224はそれぞれ矩形状を呈しており、平坦に展開することができる。壁面221〜224の外縁部には、所定の剛性を持つとともに弾性変形可能なワイヤないし枠221A〜224Aが取り付けられている。したがって、周壁22は支柱なしに自立可能であり、屋根3をその上方に支持することができる。
図2(A),(B)に示すように、本実施形態では周壁22に2つの出入口23が設けられている。ここでは、仕切り部7の一方の側に通じる出入口23と仕切り部7の他方の側に通じる出入口23の2つが設けられている。このように複数の出入口23が設けられてもよく、これにより、仕切り部7で分割された居住空間Sごとに出入口が設けられ(即ち、仕切り部7の一方の側及び他方の側にそれぞれ通じる出入口23が設けられ)、利便性が向上する。
なお、出入口23は壁面221に形成されているが、他の壁面222〜224に出入口が設けられてもよい。また、プライバシー保護の観点から出入口23はカバー24で開閉自在に覆われていることが好ましい。
図1(B)に示すように、周壁22の外面には透明なポケット25が取り付けられている。ポケット25には、例えば簡易的な表札などが挿入されてよい。ここでは、ポケット25は、出入口24と同じ壁面221に設けられているが、他の壁面222〜224に設けられてもよい。
図2(B)に示すように、周壁22の内面には、仕切り部7を着脱自在に係止するための係止部26が設けられてもよい。係止部26は例えば面ファスナであり、対向する壁面221,222に設けられているが、係止部26は壁面223,224に設けられてもよい。係止部26は、図示したように周壁22の上縁の近傍に設けられてもよいし、周壁22の上部から下部に亘って設けられてもよい。
次いで、屋根3は、周壁22の上方を覆う(図1(A),(B)参照)。屋根3は、全体としてドーム状をなし、本体2と同じく、樹脂製の柔軟なシート材で作製されてよい。図4(B)に示すように、屋根3は、ループ31に挿通された2本のワイヤ32,33によって形態を保持される。
屋根3は、開閉自在な通気性窓34を有する。通気性窓34は、例えばメッシュ生地で作製され、カバー35で開閉自在に覆うことが可能である(図1(A),(B)参照)。
図4(B)に示すように、屋根3は、ランタンなどの物を吊下げるための吊下部36を内面に有する。吊下部36は、例えば先端に面ファスナを有する1組の紐である。
図4(C),(D)に示すように、屋根3は、T字状の先端を有する紐部37を有していてもよい。紐部37は、本体2のリング部27と係合し、本体2と屋根3との結合をより強固にする。
連結部材4は、屋根3を本体2の上方に着脱自在に取り付ける。連結部材4は、例えば本体2と屋根3の両方に設けられた面ファスナであるが、ボタンなどの他の種類のファスナでもよい。
例えば図3に示すように、本体2と屋根3とのより確実な連結のために、周壁22の上部にリング部材37が設けられてもよい。リング部材37は、屋根3の紐部36と連結されて、屋根3を本体2の上により確実に固定する。
簡易テント1は、仕切り部7を更に有してもよい。仕切り部7は、例えばカーテンのような柔軟な布体である。仕切り部7の左右両側には、面ファスナなどの係合部71が設けられている。係合部71が本体2の係止部26に係合することで、仕切り部7が本体2に固定され、居住空間Sが分割される。
上述したように、本実施形態に係る簡易テント1では、屋根3と本体2とが連結可能な別パーツとして構成されている。本体2は収納袋にコンパクトに収納できるとともに、収納袋から取り出して広げるだけで簡単に準備できる。また、屋根3は、ワイヤ32,33をループ31に通すだけで簡単に組み立てられる。しかも、屋根3と本体2とは、連結部材を介して簡単に連結できる。したがって、テント1は簡易に組み立てることができる。
簡易テント1には、紐6を介して各種の固定手段を取り付けることが可能である。したがって、屋内では簡易テント1を砂袋で固定し、屋外ではテント1をペグで固定するというように、設置場所に応じて簡易テント1の固定手段を使い分けることができる。
また、簡易テント1では、本体2と屋根3とを分離できるので、例えば、屋外では本体2と屋根3とを組み合わせてテントとして使用し、避難所等の屋内では、本体2だけを間仕切りとして使用可能である。すなわち、簡易テント1は、使用場面に応じて使用態様を柔軟に変更することができる。
屋根3にはワイヤ32,33が交差して設けられ、形態保持のために十分な強度を有する。本実施形態においては、屋根3の下側(内側)に筒状のループ31が複数設けられており、これらループ31は、ワイヤ32,33を挿通するとワイヤ32,33が互いに交差するように構成されている。なお、このループ31は、屋根3の上側(外側)の面に設けられていてもよく、屋根3の一端から他端まで不連続又は連続して延びていてよい。
屋根3に開閉可能な通気性窓34があることで、効果的な換気が可能であるとともに、利用者は居住空間S内から外部の様子を確認したり楽しんだりすることができる。
屋根3の内面に取り付けられた紐部36により、ランタン等の照明器具を吊り下げることができる。
本体2の周壁22に仕切り部7を取り付けることで、居住空間Sを分割することが可能である。このとき、分割された居住空間Sごとに出入り口23が用意されることで、簡易テント1の利便性が向上する。
連結部材3による本体2と屋根3との連結に加え、周壁22の上縁に取り付けられたリング部材27が、屋根3に設けられた紐部36と係合することで、本体2と屋根3との連結がより強固となる。
周壁22のポケット25に例えば氏名を書いた紙等を入れることで、利用者の特定が容易になる。
以上、本考案の一実施形態について図面を参照しつつ説明してきたが、本考案は、これらの実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載の精神及び教示を逸脱しない範囲でその他の改良例や変形例が存在する。そして、かかる改良例や変形例は全て本考案の技術的範囲に含まれることは、当業者にとっては容易に理解されるところである。
1 簡易テント
2 本体
3 屋根
4 連結部材
S 居住空間
2 本体
3 屋根
4 連結部材
S 居住空間
Claims (4)
- 床面、及び、前記床面の外縁部から立ち上がって上方に開口する周壁、を有する本体と、
前記周壁の上方を覆う屋根と、
前記屋根を前記本体の上方に着脱自在に取り付ける連結部材と、
を具備することを特徴とする簡易テント。 - 前記屋根が、開閉自在な通気性窓を有すること、
を特徴とする請求項1に記載の簡易テント。 - 前記周壁における対向する内面の間に亘って着脱自在に設けられる仕切り部を更に有すること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の簡易テント。 - 前記周壁において、前記仕切り部の一方の側及び他方の側にそれぞれ通じる出入口が設けられていること、
を特徴とする請求項3に記載の簡易テント。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2021000270U JP3231583U (ja) | 2021-01-28 | 2021-01-28 | 簡易テント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021000270U JP3231583U (ja) | 2021-01-28 | 2021-01-28 | 簡易テント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3231583U true JP3231583U (ja) | 2021-04-08 |
Family
ID=75267807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021000270U Active JP3231583U (ja) | 2021-01-28 | 2021-01-28 | 簡易テント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3231583U (ja) |
-
2021
- 2021-01-28 JP JP2021000270U patent/JP3231583U/ja active Active
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