JP3231503U - 花飾り部用の台座 - Google Patents

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Abstract

【課題】支柱を用いて複数の植木鉢を上下方向で多段に積層した花飾り部を転倒させることなく、床面や地面に立設するための花飾り部用の台座を提供する。【解決手段】花飾り部用の台座1は、棒状体11と、棒状体11に連結されて当該棒状体11を垂直方向に伸長した状態で保持するための台座部12と、を備え、棒状体11には、複数の植木鉢22を上下方向で多段に積層した花飾り部2が着脱可能に挿入される。この構成により、花飾り部用の台座1では、支柱21を用いて複数の植木鉢22を上下方向で多段に積層した花飾り部2を転倒させることなく、床面や地面に立設できる。【選択図】図1

Description

本考案は、複数の植木鉢を、支柱を用いて上下方向に積層した多段積層用の花飾り部用の台座に関する。
近年、屋外緑化のみでなく、建物や構築物の屋内に植物を設置する屋内緑化が盛んになってきている。屋内緑化による効果は様々であり、緑に囲まれた空間にすることによりリラックス感の向上、屋内環境のアメニティの向上、癒し効果などが生じる。また、これら以外にも、空気の浄化効果、冬季の空気乾燥に対する天然の加湿などの効果を有する。
従来の緑化の手法として、一般的に見られるのがプランタを利用したものであり、このプランタは通常移動ができるために様々な場所に設置ができる。また、施工性の良い規格化されたシステムコンテナなどを用いて屋内緑化する手法も広く用いられている。
ところで、複数の植木鉢を、支柱を用いて上下方向に積層した多段積層用の飾り鉢ユニットが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この飾り鉢ユニットでは、上下方向に伸長する支柱と、支柱に貫通させるための貫通孔が形成された複数の植木鉢と、支柱を貫通する筒形状を有して上段及び下段で隣り合う植木鉢の間に配置されるスペーサとを備える。この構成により、広いスペースを要することなく数多くの植物を屋内などの様々な空間に配置でき、施工性・作業性が良く、且つデザインの自由度・ディスプレイ性の高い新しいタイプの花飾りを実現できる。
特許第6025279号
ところで、上記特許文献1に示すような多段積層用の飾り鉢ユニットは、天井面より吊り下げて利用することを想定しているため、現状では床面や地面などに立設するための専用の台座がないという問題がある。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、支柱を用いて複数の植木鉢を上下方向で多段に積層した花飾り部を転倒させることなく、床面や地面に立設するための花飾り部用の台座を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案は、棒状体と、前記棒状体に連結されて、前記棒状体を垂直方向に伸長した状態で保持するための台座部と、を備える花飾り部用の台座であって、前記棒状体には、複数の植木鉢を上下方向で多段に積層した花飾り部が着脱可能に挿入される、ことを特徴とする。
また、この花飾り部用の台座において、前記花飾り部は、上下方向に伸長して中空部を有する円筒形状の支柱と、少なくともその底面において、前記支柱に貫通させるための貫通孔が形成された複数の植木鉢と、前記支柱を貫通する筒形状を有し、前記植木鉢を所定の上下間隔をもって前記支柱に積層させるため上段及び下段で隣り合う前記植木鉢の間に配置されるスペーサと、を備え、少なくとも前記支柱の底面側には開口が形成され、当該開口に前記棒状体が着脱可能に挿入されることが好ましい。
また、この花飾り部用の台座において、さらに、前記棒状体に貫通し、且つ前記支柱の底面側に形成された開口より大きな径を有するパイプ体を備えることが好ましい。
本考案に係る花飾り部用の台座は、棒状体と、前記棒状体に連結されて前記棒状体を垂直方向に伸長した状態で保持するための台座部と、を備え、前記棒状体には、複数の植木鉢を上下方向で多段に積層した花飾り部が着脱可能に挿入される。この構成により、本考案は、支柱を用いて複数の植木鉢を上下方向で多段に積層した花飾り部を転倒させることなく、床面や地面に立設するための花飾り部用の台座となる。
(a)本考案の実施の形態に係る花飾り部用の台座の斜視図、(b)同上台座に花飾り部を装着した状態の斜視図である。 (a)同上花飾り部の上面図、(b)同上花飾り部底面図である。 (a)及び(b)同上花飾り部用の台座を用いた花飾り部の装着状態を説明するための断面図である。 (a)本考案の実施の形態の変形例1に係る花飾り部用の台座の斜視図、(b)同上台座に花飾り部を装着した状態の斜視図である。 (a)本考案の実施の形態の変形例2に係る花飾り部用の台座の斜視図、(b)同上台座に花飾り部を装着した状態の斜視図である。 (a)及び(b)同上花飾り部用の台座の使用状態を示す参考写真図である。 (a)及び(b)同上花飾り部用の台座の使用状態を示す参考写真図である。
(実施の形態)
本考案の実施の形態に係る花飾り部用の台座(以下、台座と記載)について図面を参照して説明する。この台座は、支柱を用いて複数の植木鉢を上下方向で多段に積層した花飾り部の転倒を防止するための専用の台座であって、花飾り部及び台座をセットで用いることで、屋外のみでなく屋内などの床面、地面や路面に数多くの植物を立設した状態で飾ることができる。
最初に、図1を参照して、本実施の形態に係る花飾り部用の台座1の構造に関して説明する。図1に示すように、台座1は、棒状体11と、棒状体11に連結されて棒状体11を垂直方向に伸長した状態で保持するための台座部12と、を備える。また、台座部12には、棒状体11の下端側を挿入可能な内部空間を有する凸状体12aが溶接により一体化されている。この棒状体11には、支柱21を用いて複数の植木鉢22を上下方向で多段に積層した花飾り部2が着脱可能に挿入される。台座部12は所定面積を有して矩形状に形成された板状体であるがこれに限定されるものではなく例えば図3(b)に示すような略半球体でも良い。
次に、図2及び図3を参照して、花飾り部2の構造に関して説明する。花飾り部2は、支柱21、植木鉢22及びスペーサ23を備え、植木鉢22及びスペーサ23を支柱21に通すことで、支柱21と植木鉢22とスペーサ23とを一体化して用いる。
支柱21は、植木鉢22及びスペーサ23を上下方向に積層するための部材であり、具体的には、上下方向に伸長する樹脂又は金属製のポールなどである。支柱21は、中空部を有する円筒形状で、水平断面で円形状を有することが好ましい。また、支柱21は、図2に示すように、その底面に開口21aが設けられて、図3に示すように台座1を構成する棒状体11が着脱可能に挿入される。支柱21の高さは、例えば50cm程度であり、用途、設置場所や植える植物の大きさに併せて自由にその高さを変えられる。
植木鉢22は、植物を設置するための鉢であり、例えば合成樹脂製で逆円錐台型の鉢状体である。植木鉢22は、その底面において、支柱21に貫通させるための貫通孔が形成されている。より具体的には、植木鉢22の底面には、図2に示すように、その上面に貫通孔が形成されると共に、支柱21及びスペーサ23を通すための中空を有した円筒形状の筒状凸部22aが形成される。
植木鉢22は、水を下部へ排水するための穴部たる排水口22bを備える。この構成により、上下方向で一本化された植木鉢22を、最上段で潅水すればオーバーフローした水が排水口22bを介して最下段の植木鉢22まで滴下するので、潅水が極めて容易である。植木鉢22の直径は、例えば15cmなどと様々であり、その容量も様々であり、設置場所や植える植物の大きさに併せて選択できる。
スペーサ23は、図3に示すように、支柱21を貫通する筒形状を有し、植木鉢22を所定の上下間隔をもって支柱21に積層させるため、上段及び下段で隣り合う植木鉢22の間に配置される。
以上のように、本実施の形態に係る多段積層用の花飾り部用の台座1は、棒状体11と、棒状体11に連結されて棒状体11を垂直方向に伸長した状態で保持するための台座部12と、を備える。台座部12に形成された凸状体12aに棒状体11の下端部が挿入固定される。そして、棒状体11には、支柱21を用いて複数の植木鉢22を上下方向で多段に積層した花飾り部2が挿入可能である。
この花飾り部用の台座1により、花飾り部2を転倒させることなく、床面や地面などに立設することができる。この結果、広いスペースを要することなく数多くの植物を屋内などの様々な空間に配置でき、且つデザインの自由度・ディスプレイ性の高い花飾りを実現できる。また、台座部12及び棒状体11は着脱可能であるために、台座部12自体は軽量であり、持ち運び易く作業性が良い。また、花飾り部2を用いることで、枯死した植物の入れ替えも、植木鉢22に載置された植物を交換するのみで対応でき、極めて容易である。また、花飾り部用の台座1を例えば道路脇の路面などに複数並設して、より効果的に街を花緑で装飾できる。
(変形例1)
本実施の形態の変形例1について、図4を参照して説明する。本変形例1においては、花飾り部用の台座1は、棒状体11に貫通し、且つ支柱21の底面側に形成された開口21aより大きな径を有するパイプ体11aを備える。このパイプ体11aを組み合わせることで、図4(b)に示すように、花飾り部2の高さを自在に調整することが可能となる。
(変形例2)
本実施の形態の変形例2について、図5を参照して説明する。本変形例2に係る花飾り部用の台座1は、さらに、棒状体11の下端側において、少なくとも棒状体11の径よりも大きな径を有し、花飾り部2を構成する支柱21が下方に落ちることを防止する係止部13を備える。図5において係止部13は平らな板となっている。また、台座1は、この係止部13と台座部12とを連結するための連結部14を有する。さらに、台座1は、装着された植木鉢22を固定するための輪状部15を備えている。また、図7に示すように、本変形例2に係る台座1では、台座部12の内側に、複数の他の植物を飾ることも可能となる。このような構成においても、上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本考案は、上記実施の形態の構成に限られず、考案の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、台座部12の形状はその他の形状、例えばお釜形状などにすることもできる。また、植木鉢22に植物を植栽した状態でダンボールを用いて梱包して輸送することも可能である。
1 台座
2 花飾り部
11 棒状体
11a パイプ体
12 台座部
13 係止部
14 連結部
21 支柱
21a 開口
22 植木鉢
23 スペーサ
上記目的を達成するために本考案は、複数の植木鉢を上下方向で多段に積層した花飾り部が着脱可能に挿入できる棒形状を有する棒状体と、前記棒状体に連結されて、前記棒状体を垂直方向に伸長した状態で保持するための台座部と、を備えることを特徴とする。
また、この花飾り部用の台座において、前記花飾り部は、上下方向に伸長して中空部を有する円筒形状の支柱と、少なくともその底面において、前記支柱に貫通させるための貫通孔が形成された複数の植木鉢と、前記支柱を貫通する筒形状を有し、前記植木鉢を所定の上下間隔をもって前記支柱に積層させるため上段及び下段で隣り合う前記植木鉢の間に配置されるスペーサと、を備え、少なくとも前記支柱の底面側には開口が形成され、当該開口に前記棒状体が着脱可能に挿入できることが好ましい。

Claims (3)

  1. 棒状体と、
    前記棒状体に連結されて、前記棒状体を垂直方向に伸長した状態で保持するための台座部と、を備える花飾り部用の台座であって、
    前記棒状体には、複数の植木鉢を上下方向で多段に積層した花飾り部が着脱可能に挿入される、ことを特徴とする花飾り部用の台座。
  2. 前記花飾り部は、
    上下方向に伸長して中空部を有する円筒形状の支柱と、
    少なくともその底面において、前記支柱に貫通させるための貫通孔が形成された複数の植木鉢と、
    前記支柱を貫通する筒形状を有し、前記植木鉢を所定の上下間隔をもって前記支柱に積層させるため上段及び下段で隣り合う前記植木鉢の間に配置されるスペーサと、を備え、
    少なくとも前記支柱の底面側には開口が形成され、当該開口に前記棒状体が着脱可能に挿入される、ことを特徴とする請求項1記載の花飾り部用の台座。
  3. さらに、前記棒状体に貫通し、且つ前記支柱の底面側に形成された開口より大きな径を有するパイプ体を備える、ことを特徴とする請求項2記載の花飾り部用の台座。
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