JP3231380U - 携帯用アイスクリームメーカー - Google Patents

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敏史 米山
敏史 米山
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Abstract

【課題】登山やキャンプの際に持ち運びが容易で、電源も無い場所でも確実にアイスクリームを製造可能な携帯用アイスクリームメーカーを提供する。【解決手段】アイスクリームメーカー1は、内容器2と、保冷空間33が設けられた外容器3と、内容器2を回転可能に吊持可能な回転構造部4と、回転構造部4を上側から収容しながら吊持しかつ回転構造部4を回転駆動可能な外蓋ハンドル部5とを備える。内容器2には、投入口21を通してアイスクリーム原料Aがその本体22内に投入可能である。外容器3の保冷空間33には、開口部を通して、氷Bと、塩Cと、外蓋ハンドル部5に吊持された内容器2とが収容可能であり、外容器3を固定しながら外蓋ハンドル部5を回転させることで、回転構造部4を介して接続された内容器2を保冷空間33内で回転させることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、登山やキャンプの際に持ち運びが容易で、電源も無い場所で原料から確実にアイスクリームを製造可能な携帯用アイスクリームメーカーに関するものである。
(アウトドア人気と屋外でのアイスクリーム製造の需要)
昨今、ウィルス感染が猛威を奮う中、人との接触を比較的避けられる登山やキャンプ等のアウトドアの人気が高まっている。特に登山において山頂などの目的地に到着した際に、素晴しい景色を眺望しながら、乾いた喉を潤すアイスクリームをその場で手軽に作ることが出来たら楽しみ(或いは贅沢)の極みである。そして、これを実現できる小型かつ軽量な器具があれば登山等のアウトドア分野で大きな需要が見込めるであろう。
(従来のアイスクリーム製造器具(電動式))
ここで、公知のアイスクリームメーカーには特許文献1に示すような器具が既に開示或いは提案されている。特許文献1に示す製造装置は電動式であるために、電源設備の無い山頂や人里離れた場所では利用できないばかりか、部品点数も多く大型であるためリュックサック等に入れると嵩張るだけでなく、長時間持ち運ぶことも困難である。また、アイスクリーム原料をかき混ぜるための撹拌羽根は、原料の粘度や固化の具合によっては、折れたり、破損したりする危険がある。
(家庭内で作る従来のアイスクリームメーカー(へら利用))
一方、非特許文献1に示す調理器具はへらによる手動式のものではあるが、器具内に保冷剤を密封した構造であるため、使用日の前日から該器具を冷凍庫内に保管して保冷剤を充分に冷やした状態に保つ必要がある。加えて、これを使用する際は、内容器の上側を開放させながらアイスクリームをへらでかき混ぜるのであるが、冷凍庫から出して時間が経過するとともに保冷剤の効果が薄れ、器具内でアイスクリームの素を凍らせる温度が徐々に高くなってしまうため、冷凍庫に近い台所での使用ならまだしも、長時間を経過した後に器具の使用が予定される登山やアウトドアでは不向きである。
(屋外の芝生の上で転がしながら作る従来のアイスクリームメーカー(球体))
また、非特許文献2,3には、公園やキャンプ場などの屋外でアイスクリームを作るための器具が開示されている。この公知の器具の外形は球体を成し、内部は真空二重構造を成す。そして、球体には中心点を対称に一対の蓋が設けられている。一方の蓋を開けると、中心に向かって延びた円筒状の原料収容部が露出し、アイスクリームの素を投入することができる。他方の蓋を開けると、上述の原料収容部周囲で球状に広がる保冷空間部が露出し、氷や塩を投入することができる。
(従来の器具の運搬上の問題点)
しかしながら、非特許文献2,3に開示の公知の器具は、サッカーボールと同等の寸法を有するため、普段保管している家庭からキャンプ場などの屋外の使用場所へ運搬するには自動車を利用しなければならない。例えば、自動車を利用せず、徒歩や公共交通機関を利用した場合には当該器具だけでリュックサック内の限られた収容空間の大半を占めてしまい、その他のより重要な荷物(アウトドアグッズ)を持ち運べない。また、登山の際にも、とても持ち運べる代物ではない。
(従来の器具の製造上の問題点・製造品質)
また、公知の器具は、アイスクリームを作る際にも以下の幾つか難点があることに本考案者は気付いた。先ず、この球状のやや重厚な器具を芝生の上で所定の時間、転がし続けなければならない。子供達がこの操作を楽しんでいる間は良いが、転がすのに飽きてしまうと他の人がこの行為を続けなければならない。さらに、転がす方向も常にランダムになるように心がけないと、アイスクリーム原料を収容する円筒状筒体の全ての面に満遍なく氷を接触できなくなり、部分的に固化(凝固)していない非均質なアイスクリームが出来てしまう。
特開平05−252874号公報
"製品情報 真空断熱アイスクリームメーカー/KDA−200"、サーモス株式会社のホームページ、[令和3年1月7日検索]、インターネット<https://www.thermos.jp/product/detail/kda-200.html> "Camper's Dream Play and Freeze Ice Cream Maker"、REI COOPのホームページ、[令和3年1月7日検索]、インターネット<https://www.rei.com/product/709077/campers-dream-play-and-freeze-ice-cream-maker> "コロコロ転がすだけでアイスクリームができるボール ハイファイブス"、株式会社モチヅキのホームページ、[令和3年1月7日検索]、インターネット<https://www.e-mot.co.jp/naturalspirit/highfives.asp>
本考案は、従来の実情に鑑みて提案されたものであり、登山やキャンプの際に持ち運びが容易で、電源も無い場所でも、アイスクリームを確実に製造可能な携帯用アイスクリームメーカーを提供することを目的とする。
すなわち、本考案は、例えば、次の構成・特徴を採用するものである。
(態様1)
投入口と、中空状の本体と、前記投入口を開閉するアイス蓋と、が設けられた内容器と、
前記内容器を回転可能に吊持可能な回転構造部と、
前記回転構造部を上側から収容しながら吊持し、かつ、前記回転構造部を回転駆動可能な外蓋ハンドル部と、
前記外蓋ハンドル部及び前記回転構造部によって開閉可能な開口部と、二重真空断熱構造の外周壁と、前記開口部及び前記外周壁に区画された中空状の保冷空間とが設けられた外容器と、
を備えた携帯用アイスクリームメーカーであって、
前記投入口を通してアイスクリーム原料が前記内容器の前記本体に投入可能であり、
前記保冷空間には、前記開口部を通して、氷と、塩と、前記外蓋ハンドル部に吊持された前記内容器と、が収容可能であり、
前記外容器を固定しながら前記外蓋ハンドル部を回転させることで、前記回転構造部を介して接続された前記内容器を前記保冷空間内で回転させることができる、
ことを特徴とする携帯用アイスクリームメーカー。
(態様2)
前記回転構造部は、
前記外容器の前記開口部を開閉自在な円筒状の内蓋と、
前記内蓋の中心軸に沿って形成された貫通孔に挿通された回転シャフトと、
前記回転シャフトの下端から延びて前記内容器を回転自在に吊持可能な掴み部と、
を備え、かつ、
前記回転シャフトの上端は前記外蓋ハンドル部の内底の中央に設けられた内底穴に接続され、前記回転シャフトの下端は前記掴み部の基台部の中央に設けられた基台孔に接続される、
ことを特徴とする態様1に記載の携帯用アイスクリームメーカー。
(態様3)
前記内容器と、前記外蓋ハンドル部と、前記外容器とが、円筒状を成す、
ことを特徴とする態様1又は2に記載の携帯用アイスクリームメーカー。
(態様4)
前記外容器の直径が7〜15cmであり、前記外容器の高さが10〜20cmである、
ことを特徴とする態様1〜3のいずれかに記載の携帯用アイスクリームメーカー。
(態様5)
前記外容器と前記内容器とは防錆性を有する金属から作られ、前記外蓋ハンドル部は、木材、樹脂、及び、金属の材料の少なくともいずれかから作られる、
ことを特徴とする態様1〜4のいずれかに記載の携帯用アイスクリームメーカー。
本考案の携帯用アイスクリームメーカーは、非特許文献1に示すような保冷剤を密封した保冷構造と異なり、アイスクリームを作る際(つまり、食べたい時)に、氷を収容した保冷空間に塩を追加して、該保冷空間内で凝固点降下を生じさせてマイナス20℃以下の温度に設定することができる。このように凝固点が降下した温度環境下の内容器に投入されたアイスクリーム原料をかき混ぜながら凍らせていくことができる。
また、本考案の携帯用アイスクリームメーカーは、特許文献1や非特許文献1のように撹拌羽根やへら等でアイスクリーム原料を直接かき混ぜることはせず、原料の入った内容器全体を凝固点が降下した保冷空間内で回転させることで、該原料をかき混ぜるのである。
例えば、登山に携帯すれば、登山を開始してから目的地に着くまで例えば、8時間程度掛かっても、氷に塩を入れることで保冷空間内に凝固点降下を起こすことができるため、目的地がどこでも、確実に冷凍したアイスクリームを安定して作ることができる。
本考案のアイスクリームメーカーは、非特許文献2,3に開示の球状体の器具と異なり、小型かつ軽量であるため、リュックサック等に入れて容易に持ち運ぶことができる。
また、本考案の器具では、氷の入った保冷空間や外容器は固定したままで、アイスクリーム原料が入った内容器のみを回転させる構造を採用する。このため、内容器の外周面は全周に亘って常に冷やされる。熱伝導性の高い材料からなる内容器は内周面も直ぐに冷やされるため、この内周面に接触している部分から中心に向かって順にアイスクリームの固化(凝固)を効率良く実現することができる。
実施例に係るアイスクリームメーカーを示した斜視図及び斜視断面図である。 上方向から観察したアイスクリームメーカーの分解斜視図である。 下方向から観察したアイスクリームメーカーの分解斜視図である。 外蓋ハンドル部、内容器、及び回転構造部の詳細を示す分解斜視図である。 本発明のアイスクリームメーカーの使用方法及び使用状態を示した図である。 本発明のアイスクリームメーカーの使用方法及び使用状態を示した図である。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づき説明するが、本考案は、下記の具体的な実施例に何等限定されるものではない。なお、各図において同一又は対応する要素には同一符号を用いる。
図1は、本考案の実施例に係る携帯用アイスクリームメーカー1(以下、より簡略して「アイスクリームメーカー」や「器具」とも呼ぶ。)を示した斜視図及び斜視断面図である。
(主要構成部材)
本考案の器具1は、図1〜図3に示すように、主要構成部材として、内容器2と、外容器3と、回転構造部4と、外蓋ハンドル部5とを備える。なお、器具1の作り易さ及び内容器2の回動し易さ(つまり、アイスクリームをかき混ぜる都合上)、これらの部材2〜5は円筒状を成すことが好ましい。
(内容器の構造)
内容器2には、投入口21と、中空状の本体22と、この投入口21を開閉するアイス蓋23と、が設けられる。本考案の器具1を使用する際は、アイスクリームの素(図示の例では、液体原料A)が投入口21を通して本体22内に投入可能である。なお、内容器2は防錆性を有しかつ熱伝導性の高い金属から作られることが好ましく、より具体的には、アルミニウム又は銅で作られることがさらに好ましい。また、内容器2は、図3に示すように、アイス蓋23の内側に円形のパッキン24が追設されていることが好ましく、これにより、アイス蓋23による投入口21の密封をより確実にすることができる。
(外容器の構造)
外容器3には、外蓋ハンドル部5及び回転構造部4によって開閉可能な開口部31と、二重真空断熱構造の外周壁32(内壁32A,外壁32B)と、開口部31及び外周壁32に区画された中空状の保冷空間33と、が設けられる。保冷空間33には、開口部31を通して氷Bや塩Cが収容される。なお、氷Bは予め保冷空間33に収容されていてもよい。器具1の使用時には塩Cを追加することで、保冷空間33内の氷Bの凝固点をさらに降下させ、マイナス20℃以下の温度(約−22℃)に設定することができる。また、外容器3も防錆性を有した金属から作られることが好ましい。
なお、開口部31の周囲の外周壁32の上部は他の部分に比べて直径が減少した窄まり部35を成すため、この窄まり部35の上側から外蓋ハンドル部5が覆った際に収まりが良くなり、器具1全体としても、外径(直径)が略一定の円筒体を保つことができる。
(外蓋ハンドル部の構造)
次に、外蓋ハンドル部5の構造について詳述する。図4(a)に示すように、外蓋ハンドル部5は、該部材5の外形の大半を画定するハンドル本体51と、スカート部52と、内底板53と、を備える。なお、外蓋ハンドル部5は、木材、樹脂、及び、金属の材料の少なくともいずれかから作られることが好ましい。
(外蓋ハンドル部の構成部材)
ハンドル本体51には、内底面51aの下方に向けてコの字状に開口した内底空間54が設けられる。なお、内底面51aの中央には中心軸Oに沿って内底穴51bが形成されている。また、スカート部52は、上下に第1・第2開口部52a,52bを有した中空円筒体であり、スカート本体52cの板厚は薄く、スカート本体52cの下端側では外周縁が徐々に拡大した湾曲テーパ部52dが形成されている。内底板53は、やや薄い厚みを有した円盤状を成し、その中央(中心軸Oを基準)に設けられた貫通孔(図示では六角断面の貫通孔)である取付孔53aと、取付孔53aの周囲を取り囲んだ円盤本体53bと、円盤本体53bより薄厚でその外周をさらに取り囲んだ外縁部53cと、を備える。
(外蓋ハンドル部の構成部材の組付け)
以上の構成部材51,52,53の組付けを説明する。スカート部52は、スカート本体52cが内底空間54に内挿されるように、ハンドル本体51に取り付けられる(図3参照)。内底板53も、内底空間54に収容され、円盤本体53bがスカート部52の第1開口部52aに篏まった状態でハンドル本体51の内底面51aに取り付けられる(図1(b)参照)。
(回転構造部の構造)
回転構造部4は、以下の構成により内容器2を回転可能に吊持可能である。具体的には、図4(b)に示すように、回転構造部4は、内蓋41と、回転シャフト42と、掴み部43と、を備える。ここで、内蓋41は円筒状を成し、この外容器3の開口部31を開閉可能である。内蓋41は、外容器3の開口部31内に嵌り込むように配置される(図1(b)参照)。
(内蓋の構造)
内蓋41は主として円筒状の内蓋本体41aから構成され、その中心軸Oに沿って貫通孔41bが設けられ、外周面に沿って螺旋溝41cが形成されている。この螺旋溝41cは、開口部31の内周壁に形成された螺旋溝36に対応した形状を成し、内蓋41が外容器3の開口部31に嵌り込む際にこれに螺合する。内蓋41の底面近傍の外周には環状のパッキン41dが追設されていることが好ましく、これにより、外容器3の開口部31をより確実に密封することができる。
(回転シャフト)
回転シャフト42は、主としてシャフト本体42aで構成され、その上端に水平孔42bと下端に係止凸部42cとが設けられる。回転シャフト42は、この他にも、内蓋本体41aの貫通孔41bの底部と中央部と上部に配置可能な底部軸受44と、中央部軸受45と、上部軸受46と、を備える。底部軸受44と、中央部軸受45と、上部軸受46には、それぞれ中心軸Oに沿って貫通孔44a,45a,46aが形成されている。なお、上部軸受46のさらに上側に六角柱を成すジョイント体47が設けられる。ジョイント体47には、中心軸Oに沿った貫通孔47aと、水平孔47bと、が形成されている。
シャフト本体42aは、組付け時に、内蓋本体41aの貫通孔41b(より具体的には、この貫通孔41b内に配置された底部軸受44、中央部軸受45及び上部軸受46の各貫通孔44a,45a,46a)に挿通される。シャフト本体42aの長さは内蓋本体41aの高さ(厚み)より大きいため、その上部は内蓋本体41aから突出し、ジョイント体47の貫通孔47aに挿通され、この状態でシャフト本体42aの水平孔42bとジョイント体47の水平孔47bとの位置を合わせた上で図示しない軸ピンを挿入すれば回転シャフト42の上端を内蓋41に回転可能に取り付けることができる。
(掴み部)
掴み部43は、図4(b)に示すように、円盤状の基台部43aと、この基台部43aから下側に張り出した複数(図示の例では3つ)の腕部43bと、を備える。複数の腕部43bは、アイス蓋23を覆いながら、内容器2の外側からこの本体22に圧接するため、掴み部43は内容器2を吊下げることができる。基台部43aには、中心軸Oに沿って貫通孔43cが設けられている。この貫通孔43cにシャフト本体42aの下部が挿通され、下端の係止凸部42cが基台部43aに係止するため、回転シャフト42は、掴み部43及び内容器2を回転自在に吊持可能となる。
なお、本考案の器具1の使用時には、掴み部43と回転シャフト42と内蓋41とは、基本的に一体化しており、一体化した状態の掴み部43に内容器2をさらに接続して使用し、例えば、外容器3の保冷空間33にセットする。一方、一体化したジョイント体47は、外蓋ハンドル部5の内底面51aに設置された内底穴51bに篏合する。これにより、手で把持した外蓋ハンドル部5に回転力を付与すれば、ジョイント体47、回転シャフト42、掴み部43、内容器2の順で回転力が伝わることになり、ひいては、内容器2に収容されたアイスクリーム原料Aをかき混ぜることができる。
(器具の使用方法)
本考案の器具1の使い方は至って簡単である。なお、図5及び図6は、本考案の器具1の使用方法及び使用状態を説明した図(写真)である。
先ずは、外蓋ハンドル部5を外した状態にして、外容器3の保冷空間33に氷Bを収容しておく(図5(a)参照)。本考案の器具1を登山で使用する場合には。一旦、外蓋ハンドル部5や内蓋41を組み付けて外容器3を閉じた状態にした器具1を図示しないリュックサック等に詰めて運搬する。
その後、目的地に到着してアイスクリームを欲したら、器具1を取り出して、外容器3の開口部31を露出させ、保冷空間33内に塩Cを追加する(図5(b)及び(c)参照)。
そして、別途、用意したアイスクリームの素(液体原料A)を内容器2に投入し(図5(d)参照)、投入口21をアイス蓋23で閉じる(図5(e)参照)。
次に、内蓋41と一体化した掴み部43の腕部43bを内容器2の外壁に係合・圧接しながら内容器2を吊持する(図5(f)〜(h)参照)。そして、内容器2を保冷空間33内に収容した上で内蓋41を外容器3の開口部31に着座させて外容器3を密封する(図6(a)参照)。
ここまでくると、外蓋ハンドル部5を内蓋41の上部に取り付けるのみとなる(図6(b)参照)。この際に、外容器3と一体になった内蓋41の上面中央に突出したジョイント体47に対し、内底穴51bを篏合させた上で、スカート部52の螺旋溝52eを、外容器3の螺旋溝37を螺合させれば良い(図6(c)参照)。これで器具1は全ての構成部材が組付いた状態となる(図6(d)参照)。器具1には、アイスクリームの素(液体原料A)が内容器2を介して氷Bと塩Cとが充填された保冷空間33内に収容される。
次に、図6(e)に示すように、一方の手で外容器3を把持・固定して、他方の手で外蓋ハンドル部5を軸方向に回転させることで、回転シャフト42及び掴み部43を介して外蓋ハンドル部5に連結した内容器2を回転させることができる。つまり、この内容器2に収容された液体原料Aがかき混ぜ合わされる。この際、図示のように、器具1を水平に倒した状態にすると回転させ易い。
上述の液体原料Aの撹拌を約5〜10分間行った後、図6(f)に示すように、外容器3から、外蓋ハンドル部5や回転構造部4を取り外す。そして、回転構造部4の掴み部43から内容器2を取り外し、図6(g)に示すように、アイス蓋23を外せば、カチカチに凍ったアイスクリームDを得ることができる。別途、図6(h)に示すように、スプーンEなどを用意すれば、内容器2の内壁に貼り付いたアイスクリームDを掬い取るのに便利である。
本考案の器具を登山に携帯すれば、登山を開始してから目的地に着くまでに8時間程度掛かっても、氷に塩を入れることで保冷空間内に凝固点降下を起こすことができるため、目的地がどこでも、確実に冷凍したアイスクリームを安定して作ることができる。
また、本考案の器具では、氷の入った保冷空間や外容器は固定したままで、アイスクリーム原料が入った内容器のみを回転させる構造を採用する。このため、内容器の外周面は全周に亘って常に冷やされる。熱伝導性の高い内容器は内周面も直ぐに冷やされるため、この内周面に接触している部分から中心に向かって順にアイスクリームの固化(凝固)を効率良く実現することができる。
本考案のアイスクリームメーカーは、従来の同種の製造器具と異なり、小型かつ軽量であるため、リュックサック等に入れて容易に持ち運ぶことができる。
このように、本考案は、産業上の利用価値及び産業上の利用可能性が非常に高い。
1 携帯用アイスクリームメーカー(器具)
2 内容器
3 外容器
4 回転構造部
5 外蓋ハンドル部
21 投入口
22 本体
23 アイス蓋
24 パッキン
31 開口部
32,32A,32B 外周壁,内壁,外壁
33 保冷空間
35 窄まり部
36 螺旋溝
37 螺旋溝
41 内蓋
41a,41b,41c,41d 内蓋本体,貫通孔,螺旋溝,パッキン
42 回転シャフト
42a,42b,42c シャフト本体,水平孔,係止凸部
43 掴み部
43a,43b,43c 基台部,腕部,貫通孔
44 底部軸受
45 中央部軸受
46 上部軸受
44a,45a,46a 貫通孔
47 ジョイント体
47a,47b 貫通孔,水平孔
51 ハンドル本体
51a,51b 内底面,内底穴
52 スカート部
52a,52b 第1・第2開口部
52c,52d,52e スカート本体,湾曲テーパ部,螺旋溝
53 内底板
53a,53b,53c 取付孔,円盤本体,外縁部
54 内底空間
A 液体原料
B 氷
C 塩
D アイスクリーム
E スプーン
O 中心軸

Claims (5)

  1. 投入口と、中空状の本体と、前記投入口を開閉するアイス蓋と、が設けられた内容器と、
    前記内容器を回転可能に吊持可能な回転構造部と、
    前記回転構造部を上側から収容しながら吊持し、かつ、前記回転構造部を回転駆動可能な外蓋ハンドル部と、
    前記外蓋ハンドル部及び前記回転構造部によって開閉可能な開口部と、二重真空断熱構造の外周壁と、前記開口部及び前記外周壁に区画された中空状の保冷空間とが設けられた外容器と、
    を備えた携帯用アイスクリームメーカーであって、
    前記投入口を通してアイスクリーム原料が前記内容器の前記本体に投入可能であり、
    前記保冷空間には、前記開口部を通して、氷と、塩と、前記外蓋ハンドル部に吊持された前記内容器と、が収容可能であり、
    前記外容器を固定しながら前記外蓋ハンドル部を回転させることで、前記回転構造部を介して接続された前記内容器を前記保冷空間内で回転させることができる、
    ことを特徴とする携帯用アイスクリームメーカー。
  2. 前記回転構造部は、
    前記外容器の前記開口部を開閉自在な円筒状の内蓋と、
    前記内蓋の中心軸に沿って形成された貫通孔に挿通された回転シャフトと、
    前記回転シャフトの下端から延びて前記内容器を回転自在に吊持可能な掴み部と、
    を備え、かつ、
    前記回転シャフトの上端は前記外蓋ハンドル部の内底の中央に設けられた内底穴に接続され、前記回転シャフトの下端は前記掴み部の基台部の中央に設けられた基台孔に接続される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯用アイスクリームメーカー。
  3. 前記内容器と、前記外蓋ハンドル部と、前記外容器とが、円筒状を成す、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯用アイスクリームメーカー。
  4. 前記外容器の直径が7〜15cmであり、前記外容器の高さが10〜20cmである、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の携帯用アイスクリームメーカー。
  5. 前記外容器と前記内容器とは防錆性を有する金属から作られ、前記外蓋ハンドル部は、木材、樹脂、及び、金属の材料の少なくともいずれかから作られる、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の携帯用アイスクリームメーカー。
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