JP3231261U - 改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地 - Google Patents

改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地 Download PDF

Info

Publication number
JP3231261U
JP3231261U JP2021000053U JP2021000053U JP3231261U JP 3231261 U JP3231261 U JP 3231261U JP 2021000053 U JP2021000053 U JP 2021000053U JP 2021000053 U JP2021000053 U JP 2021000053U JP 3231261 U JP3231261 U JP 3231261U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
modified rayon
moisturizing
modified
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021000053U
Other languages
English (en)
Inventor
牟▲風▼彦
何福志
Original Assignee
青島正鴻祥貿易有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 青島正鴻祥貿易有限公司 filed Critical 青島正鴻祥貿易有限公司
Application granted granted Critical
Publication of JP3231261U publication Critical patent/JP3231261U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Woven Fabrics (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)

Abstract

【課題】手触りが柔らかくて滑らかであり、優れた保湿機能及び発熱機能を備え、他の生地よりも温度を3℃高め、また、この生地には優れた消臭機能や抗菌機能があり、しかも使用範囲が広い保湿・発熱機能付きフランネル生地を提供する。【解決手段】改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地は、地糸層2と表糸層1を含み、表糸層が地糸層の上表面に被覆され、地糸層2が改質レーヨン機能糸を編んでなるか、又は、改質レーヨン機能糸と普通の糸とを等割合で編んでなり、改質レーヨン機能糸は、改質レーヨン繊維混紡糸とフィラメント糸を合糸してなるものである。【選択図】図1

Description

本考案は、生地紡績の技術分野に属し、特に改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地に関する。
生活水準の持続的な向上に伴い、冬に着用している衣服の生地の性能について消費者が(により)ますます高く要求されており、保湿・発熱機能を備える生地は乾燥して寒い冬に主流となる製品となっている。現在、市販されている吸湿発熱、保湿が可能な生地のほとんどがレーヨン繊維材料を主としているが、その性能が現在の市場のニーズに応えられないようになる。このため、改質レーヨンが開発されてきて、レーヨンを改質することで、レーヨンの水分率を大幅に向上させ、特殊なプロセスにより改質するため、その水分率が18%〜30%に達し、発熱・保湿性能がレーヨン繊維の2倍以上となり、しかも発熱性がウール材料よりも優れ、発熱・保湿機能に加えて、改質繊維には消臭や抗菌の効果もある。ただし、改質繊維の繊維強度が低く、紡糸が困難になるなどの欠点のため、その適用が大幅に制限され、特に経編法によるフランネルなどのフランネル質家庭用製品の分野では、その応用が大幅に制限されているという問題がある。
(特になし)
本考案は、上記の従来技術の欠点を解決する改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地を提供し、本考案は、糸の性能を高めるために改質材料を用いたフランネル生地構造に基づいて、このフランネル生地の手触りが柔らかくて滑らかであり、発熱・保湿性を備えるようにする。
上記目的を達成するために、本考案は下記技術案を採用する。
本考案の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地は、地糸層と表糸層を含み、前記表糸層が前記地糸層の上表面に被覆され、前記地糸層が改質レーヨン機能糸を編んでなるか、改質レーヨン機能糸と普通の糸とを等割合で編んでなり、前記改質レーヨン機能糸は改質レーヨン繊維混紡糸とフィラメント糸を合糸してなる。
さらに、前記改質レーヨン繊維混紡糸は、改質レーヨン繊維と非改質レーヨン繊維を混紡してなる。
さらに、前記表糸層は綿毛からなり、前記綿毛が前記地糸層に編まれている。
さらに、前記綿毛の長さが1mm〜10mmである。
さらに、前記綿毛の坪量が150g〜500gである。
さらに、前記改質レーヨン繊維混紡糸の糸番手が30S〜60Sである。
さらに、前記フィラメント糸の糸番手が30D〜100Dである。
さらに、前記改質レーヨン機能糸の糸番手が120D〜250Dである。
本考案の有益な効果は以下のとおりである。
本考案の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地は、改質レーヨン繊維混紡糸を編んでなる地糸層と綿毛からなる表糸層とからなり、改質レーヨン繊維混紡糸は改質レーヨン繊維、フィラメント糸及び非改質レーヨン繊維を合糸してなり、前記改質レーヨン繊維混紡糸は、性能が向上し、従来技術における改質レーヨン繊維材料の紡績が困難であり、経編された生地の強度が低いという問題を解決する。本考案の生地は、手触りが柔らかくて滑らかであり、しかも用途が広く、衣服、カーペット、寝具など、さまざまな日用品の製造に適しており、優れた保湿性を有し、市販されているほかの吸湿・発熱生地よりも発熱温度がさらに2℃以上高くなり、普通の製品に比べて温度を4℃下げることができ、しかも、消臭や抗菌の作用も中国国家標準GB及び日本SEK標準に達し、したがって、前記フランネル生地は、より優れた性能及び使い心地を有し、実用価値及び応用の将来性が期待できる。
本考案の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地の一実施例の正面図である。 前記改質レーヨン繊維混合糸機能糸の合糸のフローチャートである。 前記改質レーヨン繊維混合糸機能糸を緯糸及び経糸として地糸層を編製する場合の模式図である。 前記改質レーヨン繊維混合糸機能糸を経糸、普通の糸を緯糸として地糸層を編製する場合の模式図である。 前記改質レーヨン繊維混合糸機能糸を緯糸、普通の糸を経糸として地糸層を編製する場合の模式図である。 本考案の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地の別の実施例の正面図である。 本考案の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地の別の実施例の上面図である。 本考案の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地のまた別の実施例の上面図である。 本考案の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地のさらなる実施例の上面図である。 本考案の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地の裾上げ構造の模式図である。
ここで説明する図面は本考案をさらに理解するために提供されるものであり、本考案の一部を構成し、本考案の模式的な実施例及びその説明は、本考案を解釈するために過ぎず、本考案を不当に限定するものではない。
本考案の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下、本考案の具体的な実施例及び対応する図面を参照しながら本考案の技術案を明確かつ完全に説明する。もちろん、説明する実施例は本考案の実施例の一部に過ぎず、すべての実施例ではない。当業者が本考案の実施例に基づいて創造的な努力を必要とせずに得るすべてのほかの実施例は、本考案の範囲(実用新案登録請求の範囲)に属する。
以下、図面を参照しながら、本考案の各実施例による技術案を詳細に説明する。
[実施例]
改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地は、図1に示すように、地糸層2と、前記地糸層2の上に被覆された表糸層1とを含む。前記地糸層2は全体として改質レーヨン繊維混合糸機能糸5を編んでなるか、改質レーヨン繊維混合糸機能糸5と普通の糸6を編んでなり、前記改質レーヨン繊維混合糸機能糸5は改質レーヨン繊維混紡糸3とフィラメント糸4を合糸してなる。表糸層1は綿毛からなり、前記表糸層1の綿毛が地糸層2に編まれており、綿毛は長さ1mm〜10mm、坪量100g〜500gであり、使用される綿毛の高さ、密度や糸密度などについて、クライアントのニーズに応じて適切に調節できる。
本実施例の前記改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地は、
20%以上の改質レーヨン繊維をレーヨン、テリレンなどの他の繊維と混紡し、改質レーヨン繊維混紡糸3とするステップと、
高強度フィラメント糸4、たとえばテリレンフィラメント、ナイロンフィラメントなどを準備するステップと、
綿毛を地糸層2上に編み、前記フランネル生地を得るステップとによって製造される。
図2に示すように、前記改質レーヨン繊維混紡糸3とフィラメント糸4を用いて合糸プロセスにより改質レーヨン繊維混合糸機能糸5を製造するステップとにより製造される。
図3に示すように、製品のニーズに応じて、経糸及び緯糸の両方として前記改質レーヨン繊維混合糸機能糸5を経編して地糸層2としてもよく、図4及び図5に示すように、経糸及び緯糸のうちの一方として前記改質レーヨン繊維混合糸機能糸5を使用してもよく、他方として普通の糸6を使用して地糸層2に編製する。
なお、製造過程において、合糸する際に加撚しながら高圧力交絡部をつける必要があり、それは、2本の糸が崩れたることを防止し、糸の強度を高め、製造された改質レーヨン繊維混合糸機能糸5の強度を最高で330cN/dtex(センチニュートン/デシテックス)にする役割を果たし、ここで1cN/dtex=91MPaである。合糸過程では、整経速度及び整経張力を調整することも必要であり、張力が大きすぎると、糸が過度に伸長し、その強度が低下し、張力が小さすぎると、糸の巻き取りにムラが生じ、生地の平坦さが損なわれ、したがって、整経速度が200〜250m/minに制限される。また、糸が受ける力のムラによりスプリットして、糸切れを引き起こすことを回避するために、整経時の改質レーヨン繊維混紡糸3とフィラメント糸4の張力とを一致させる。
糸が太すぎる場合にも、フランネルの地糸への要件を満足できず、このため、改質レーヨン繊維混紡糸3の糸番手が30S〜60S、フィラメント糸4の糸番手が30D〜100Dであるようにし、このようにすると、製造された改質レーヨン繊維混合糸機能糸5の糸番手が120D〜250D(デニール)となり、さまざまな坪量のフランネル質製品に対応できる。
本実施例の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地は、用途が広く、衣服、カーペット、寝具など、さまざまな日用品の製造に用いられ得る。このフランネル生地は、優れた保湿性を有し、市販されている類似の吸湿・発熱生地よりも温度がさらに2℃又は3℃以上高くなり、普通の製品に比べて約4℃の昇温を実現でき、しかも、消臭や抗菌の作用も中国国家標準GB及び日本SEK標準に達し、したがって、実施例の前記フランネル生地は、他の製品よりも優れた性能及び使い心地を有し、実用価値及び応用の将来性が期待できる。
上記改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地では、さらに、図6に示すように、表糸層1の上表面が波状構造であってもよく、特に表糸層1が綿毛である場合、この綿毛層の上表面が波状構造であることにより、通気性及び外観性を向上させることができる。図7に示すように、前記波状構造は、波峰101と波谷102が均等に間隔を空けている長尺形溝状と長尺形凸起状であってもよく、図8に示すように、前記波状構造は、波峰101と波谷102が均等に間隔を空けている矩形溝状と矩形凸起状であってもよく、図9に示すように、半球面溝状と半球面凸起状であってもよい。さらに、隣接する行と隣接する列にある矩形溝状と矩形凸起状、及び異なる行と異なる列にある半球面溝状と半球面凸起状は千鳥状に分布している。
上記改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地では、さらに、図10に示すように、前記フランネル生地の縁部に縫い留め又は包み込み構造7が設置されてもよく、それによって、縁部からの糸抜けを防止できる。包み込み構造7はガーゼ層又は綿布層であってもよく、前記ガーゼ層又は前記綿布層は縫い糸8又は接着層を介して前記フランネル生地の縁部に接続され、前記ガーゼ層又は前記綿布層の表面が綿毛層に覆設されてもよい。綿毛層は接着層を介して前記ガーゼ層又は前記綿布層の表面に粘着されてもよい。
以上は、本願の実施例に過ぎず、本願を制限するものではない。当業者であれば、本願はさまざまな変更や変化を有し得る。本願の精神及び原理を逸脱することなく行われるすべての修正、同等な置換や改良などは、本願の実用新案登録請求の範囲に含まれるものとする。
1 表糸層
101 波峰
102 波谷
2 地糸層
3 改質レーヨン繊維混紡糸
4 フィラメント糸
5 改質レーヨン繊維混合糸機能糸
6 普通の糸
7 包み込み
8 縫い糸。

Claims (8)

  1. 地糸層と表糸層を含み、前記表糸層が前記地糸層の上表面に被覆され、前記地糸層が改質レーヨン機能糸を編んでなるか、又は、改質レーヨン機能糸と普通の糸とを等割合で編んでなり、前記改質レーヨン機能糸は改質レーヨン繊維混紡糸とフィラメント糸を合糸してなる、ことを特徴とする改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地。
  2. 前記改質レーヨン繊維混紡糸は、改質レーヨン繊維と非改質レーヨン繊維を混紡してなる、ことを特徴とする請求項1に記載の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地。
  3. 前記表糸層は綿毛からなり、前記綿毛が前記地糸層に編まれている、ことを特徴とする請求項1に記載の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地。
  4. 前記綿毛の長さが1mm〜10mmである、ことを特徴とする請求項3に記載の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地。
  5. 前記綿毛の坪量が150g〜500gである、ことを特徴とする請求項3に記載の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地。
  6. 前記改質レーヨン繊維混紡糸の糸番手が30S〜60Sである、ことを特徴とする請求項1に記載の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地。
  7. 前記フィラメント糸の糸番手が30D〜100Dである、ことを特徴とする請求項1に記載の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地。
  8. 前記改質レーヨン機能糸の糸番手が120D〜250Dである、ことを特徴とする請求項1に記載の改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地。
JP2021000053U 2020-12-18 2021-01-07 改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地 Active JP3231261U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN202023086892.1U CN214395757U (zh) 2020-12-18 2020-12-18 一种应用改性粘胶的保湿发热法兰绒面料
CN202023086892.1 2020-12-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3231261U true JP3231261U (ja) 2021-03-25

Family

ID=74875428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021000053U Active JP3231261U (ja) 2020-12-18 2021-01-07 改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3231261U (ja)
CN (1) CN214395757U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
CN214395757U (zh) 2021-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN203866490U (zh) 一种吸湿排汗单向导湿织物结构
CN109537126A (zh) 一种多层保暖面料的设计方法与生产工艺
CN109137241A (zh) 一种触感舒柔的针织夏被及其制备方法
CN208558490U (zh) 一种吸汗仿麻褶皱面料
WO2022193346A1 (zh) 一种轻薄柔软具有差别化导湿的单面纬编针织面料
CN106192179B (zh) 一种醋青纤维功能性针织织物及织造方法
CN211972618U (zh) 一种新型排汗速干布
JP3231261U (ja) 改質レーヨンを用いた保湿・発熱機能付きフランネル生地
CN202800955U (zh) 一种华佗丝纤维拉舍尔毛毯
CN110359171A (zh) 一种备长炭改性粘胶纤维抑菌除臭针织织物及其织造方法
CN106192188B (zh) 一种四维网布及其加工方法
CN216885573U (zh) 一种保暖舒适型绣花面料
CN212335447U (zh) 一种吸湿发热功能性面料
CN211199600U (zh) 一种超柔棉涤的针织双面布
CN211645522U (zh) 一种细旦聚乙烯超凉感面料及服装
CN210945943U (zh) 一种超柔蓬松保湿护肤针织织物
CN111876887A (zh) 一种吸湿发热功能性面料及其制备方法
JP3226553U (ja) 発熱・保湿性フランネル生地
CN206902341U (zh) 一种吸湿速干面料
CN214458625U (zh) 一种新型鸟眼布
CN215976260U (zh) 一种发热毛圈面料
CN220831976U (zh) 一种保暖型丝袜
CN217324507U (zh) 一种吸湿型绣花面料
CN217579251U (zh) 一种50针双面花样滑冰面料
JP2020007690A (ja) 複合糸及びそれを用いた織編物

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3231261

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250