JP3231243U - 目部分描写シール、および技術レッスン用マネキン顔と目部分描写シールとの組み合わせ - Google Patents

目部分描写シール、および技術レッスン用マネキン顔と目部分描写シールとの組み合わせ Download PDF

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【課題】毛髪に関する練習等においては、目部分用パーツを取り外して使用し、マネキン顔固定時の目部分パーツの飛び出しを防止できる美容および/または理容技術レッスン用の目部分描写シール、及びマネキン顔を提供する。【解決手段】目部分描写シール100は、美容および/または理容のための技術レッスン用マネキン顔の睫毛植毛区域をもつ瞼部分を含む目相当部分を取り替え可能とするため、顔本体の両目相当部分に形成され、底面と、その周囲から立ち上がる側面とを備える一対の目部分用パーツ嵌め込み用凹部114a、bの底面に貼着されて使用される。本考案はまた、目部分描写シールと、技術レッスン用マネキン顔の組み合わせも含まれる。【選択図】図10

Description

本考案は、目部分描写シール、および技術レッスン用マネキン顔と目部分描写シールとの組み合わせに関し、更に詳細には、美容および/または理容のための目部分描写シール、および技術レッスン用マネキン顔と目部分描写シールとの組み合わせに関する。
上記のような技術レッスン用マネキン顔としては、例えば、睫毛エクステンション装着練習用マネキン顔が知られている。
睫毛エクステンション(以下、単にエクステンションと称することがある)は、例えば特許第4981983号公報に示されているように、人間の睫毛一本一本に装着される。その装着作業は、例えばまつげエクステ技術者等と呼ばれている施術者により行われている。しかしながら、その装着時間には相当の時間を要し、しかも、この装着時には、ピンセット等が用いられて行われるため、危険が伴う。
したがって、その装着には、熟練が必要であり、そのため、十分な練習が必要である。従来は、この練習を、付け睫毛を紙コップやマネキン顔に付け、その付け睫毛の人口毛を用いて行われていた。
しかしながら、従来のように、土台が紙コップでは臨場感に乏しく、かつエクステンションを装着する素材が付け睫毛では、人間の睫毛とはその間隔、配列が大いに異なり、良好な装着練習を行うことができないという問題があった。
そこで、本考案の考案者は、マネキン顔に練習用の睫毛を人間に近い状態で植毛し、これをエクステンション装着用として用いることを考えた。
以上のように、美容および/または理容ための技術レッスン用マネキン顔は公知のものであったが、美容および/または理容ための技術レッスンとしては、上記のエクステンションの装着の他、毛髪のカット等種々あり、その目的ごとにマネキン顔を準備しなければならず、不経済であった。
そこで、本件出願人は、実用新案登録第3222041号公報で、エクステンション装着のレッスンを含めた複数種のレッスンに対応できる美容および/または理容技術レッスン用マネキン顔を提供した。
この実用新案登録公報で提案した美容および/または理容技術レッスン用マネキン顔は、
美容および/または理容のための技術レッスン用マネキン顔であって、顔本体、睫毛植毛区域をもつ瞼部分含む目相当部分を取り替え可能とするため、前記顔本体の両目相当分に形成された一対のパーツ嵌め込み用開口、およびこれらのパーツ嵌め込み用開口に取り外し可能に嵌合する目部分用パーツを備え、
前記目部分用パーツとして、人間の睫毛が生えている箇所と同じ瞼の端部に、睫毛エクステンションを装着するための練習用睫毛であって、色の異なる練習用睫毛が植毛された第1目部分用パーツのセット、および開眼しており、複数の色の瞳を備える第2目部分用パーツのセットを備えていることを特徴とする。
実用新案登録第3222041号公報
前記公報で提案された美容および/または理容技術レッスン用マネキン顔によれば、練習者等が、必要に応じて、技術レッスン用マネキン顔の目部分用パーツやウィッグを変えることにより、当該技術レッスン用マネキン顔を目的に沿ったものとすることができ、種々のレッスンに適用できるようになる。
ところで、上記美容および/または理容技術レッスン用マネキン顔を用いて、練習者等が実際に毛髪(ウイッグ)についてのカット等の練習を行う場合には、テーブルに取り付けた万力(クランプ)に、前記マネキン顔を嵌め込み、立てた状態で、練習者等により、毛髪を梳いたり、カットしたりされるが、該マネキン顔ががたついたり、ゆがんだりする場合がある。
このとき、マネキン顔の目の部分に装着(嵌め込み)した、目部分用パーツが飛び出したりする不都合があった。
そこで本考案は、毛髪に関する練習等においては、前記目部分用パーツを取り外して使用することができる美容および/または理容技術レッスン用マネキン顔を提供することを目的とするものである。
上述の課題は、下記(1)〜(11)の構成の本考案による目部分描写シール、および技術レッスン用マネキン顔と前記目部分描写シールの組み合わせにより達成される。
(1)
美容および/または理容のための技術レッスン用マネキン顔であって、顔本体を備え、睫毛植毛区域をもつ瞼部分含む目相当部分を取り替え可能とするため、前記顔本体の両目相当部分に、底面と、その周囲から立ち上がった側面とを備える一対の目部分用パーツ嵌め込み用凹部が形成された顔本体の前記目部分用パーツ嵌め込み用凹部の底面に貼着される目部分描写シールであって、この目部分描写シールには、開いた状態の目部分および眉毛のうち少なくとも目部分が表現されていることを特徴とする目部分描写シール。
(2)
裏面に貼着用接着剤が施された前記(1)の目部分描写シール。
(3)
前記裏面の接着剤の上に剥離紙が設けられた前記(2)の目部分描写シール。
(4)
前記剥離紙が台紙となっており、この台紙上に複数枚のシールが貼着されている前記(3)の目部分描写シール。
(5)
美容および/または理容技術レッスン用マネキン顔は、美容および/または理容のための技術レッスン用マネキン顔であって、顔本体、睫毛植毛区域をもつ瞼部分含む目相当部分を取り替え可能とするため、前記顔本体の両目相当分に形成され、底面と、その周囲から立ち上がった側面とを備える一対のパーツ嵌め込み用凹部、およびこれらのパーツ嵌め込み用凹部に取り外し可能に嵌合する目部分用パーツを備える技術レッスン用マネキン顔と、前記(1)〜(4)のいずれかの目部分描写シールとの組み合わせ。
(6)
前記技術レッスン用マネキン顔の前記顔本体の頭部に、カット練習用または毛染め練習用ウィッグが着脱可能に取り付けられている前記(5)の組み合わせ。
(7)
前記技術レッスン用マネキン顔が、色および/または長さが異なった毛髪を持つ複数のウィッグを有するウィッグセットを備えた前記(6)の組み合わせ。
(8)
前記ウィッグの毛髪が、染色、脱色が可能な合成タンパク系繊維で形成されている前記(6)または(7)の組み合わせ。
(9)
前記ウィッグの毛髪が、人毛で形成されている前記(6)または(7)の組み合わせ。
(10)
前記目部分用パーツとして、人間の睫毛が生えている箇所と同じ瞼の端部に、睫毛エクステンションを装着するための練習用睫毛が植毛されている睫毛エクステンション装着練習用のものである前記(5)〜(9)のいずれかの組み合わせ。
(11)
前記一対のパーツ嵌め込み用凹部の底面が、平坦面もしくは眼球の曲面に相当する凸状の曲面とされている前記(5)〜(10)請求項5〜10のいずれかの組み合わせ。
本考案の組み合わせにおける技術レッスン用マネキン顔によれば、カッティングや毛染め等の毛髪に関する練習等においては、前記目部分用パーツを取り外して使用することができるので、練習作業者は、練習作業中に目部分用パーツが外れてしまうことについて心配することなく、作業に集中できる。しかも、パーツ嵌め込み用窪みから目部分用パーツを取り外した状態であっても、本考案による目部分描写シールを、パーツ嵌め込み用窪みの底面に貼着すれば、開いた状態の目部が表現されているので、目部分用パーツを取り外した違和感を最低限に抑えることができる。
本考案の実施の形態による目部分描写シールを複数枚担持したシールシートの平面図である。 図1に示された目部分描写シールと共に使用される技術レッスン用マネキン顔の平面図である。 図2のマネキン顔において、目部分用パーツを取り外した状態の平面図である。 図3に示されたマネキン顔の一対のパーツ嵌め込み用凹部の底面に図1の目部分描写シールを貼着した状態で示した平面図である。 図2のマネキン顔において、第1の目部分用パーツの例を示す図である。 図2のマネキン顔において、第2の目部分用パーツの例を示す図である。 本考案の他の実施の形態による目部分描写シールを複数枚担持したシールシートの平面図である。 図7に示された目部分描写シールと共に使用される技術レッスン用マネキン顔の平面図である。 図8のマネキン顔において、目部分用パーツを取り外した状態の平面図である。 図8のマネキン顔において、目部分用パーツを取り外した状態で、一対のパーツ嵌め込み用凹部の底面に図7の目部分描写シールを貼着した状態で示した平面図である。 図8のマネキン顔において、第1の目部分用パーツの例を示す図である。 図8のマネキン顔において、第2の目部分用パーツの例を示す図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の実施形態による目部分描写シール、および技術レッスン用マネキン顔と目部分描写シールとの組み合わせについて説明する。なお、ここで睫毛エクステンションとは、人間の睫毛を延長するために用いられる人口睫毛であって、人間の睫毛の一本一本に装着されて使用される。
本考案の実施形態による前記組み合わせにおける技術レッスン用マネキン顔10は、全体としては、臨場感を持たせるため、人間の顔に近い構成配置や凹凸となっている。この技術レッスン用マネキン顔10は、図2に示したような顔本体12(図2では、この顔本体12にウィッグ20が装着されている)を有し、その全体がシリコーン樹脂のような人間の肌の感触に近い素材で形成されていることが好ましい。
図示はしていないが、本技術レッスン用マネキン顔10の頭部後部は、平坦になっていることが好ましい。この平坦を利用して、技術レッスン用マネキン顔10を平坦な台(テーブル)等の上に配置し、エクステンションの装着練習ができるようにするためである。
なお、毛髪(ウイッグ)についてのカット等の練習を行う場合には、テーブルに取り付けた万力(クランプ)に、本マネキン顔を嵌め込み、立てた状態で行う。
この技術レッスン用マネキン顔10は、さらに、睫毛植毛区域をもつ瞼部分含む目相当部分を取り替え可能とするため、前記顔本体12の両目相当分に形成され、底面と、その周囲から立ち上がった側面とを備える一対のパーツ嵌め込み用開口14a、14b(図3参照)、およびこれらのパーツ嵌め込み用開口14a、14bに取り外し可能に嵌合する目部分用パーツを備えている。
前記目部分用パーツとして、人間の睫毛が生えている箇所と同じ瞼の端部に、睫毛エクステンションを装着するための練習用睫毛であって、色の異なる練習用睫毛17a、17bが植毛された第1目部分用パーツ16a、16bのセット(図5参照)、および開眼しており、複数の色の瞳19a、19bを備える第2目部分用パーツ18a、18bのセット(図6参照)を備えている。すなわち、図5に示した一対のパーツとは異なった色の睫毛が植毛された数対のパーツのセット、および図6に示した一対のパーツとは異なった色の瞳を持つ数対のパーツのセットが準備されている。
前記第1目部分用パーツのセットは、前記練習用睫毛の配置や太さが、実際の人間のものに合わせて種々に異なったものが準備されていてもよい。
上記この取り替え用の目部分用パーツも、上記したシリコーン樹脂のような人間の肌の感触に近い素材で形成され、マネキン顔本体12に装着されたとき、特別な手段を用いずに、マネキン顔本体12に対して固定されるものが好ましい。勿論、予め顔本体12と目部分用パーツに磁石等を配置しておき、その作用で装着・固定しても良い。
上記練習用睫毛17a、17bは、例えば、合成樹脂(典型的には、ナイロン、ポリプチレンテレフタレート、ポリエステル、アクリル、塩化ビニール)、または天然素材の材料(例えば、動物由来の材料(典型的には、人毛、獣毛(狸、ミンクなどの毛)、または、シルク)、植物由来の材料(典型的には綿))から形成されている。この練習用睫毛14の素材は、エクステンション(図示せず)の装着練習用になるならどのような素材を用いることも可能である。
本技術レッスン用マネキン顔10は、色および/または長さが異なった毛髪を持つ複数のウィッグ20を有するウィッグセットを備えていることが好ましい。
前記ウィッグの毛髪20は、染色、脱色が可能な合成タンパク系繊維、あるいは人毛で形成されていることが好ましい。
これにより、この技術レッスン用マネキン顔10を用いてレッスンを行う者は、染色した結果の色(頭髪の色)が目部分用パーツ18a、18bの目の色と、マッチするかどうかを判断できる。
本技術レッスン用マネキン顔10の顔本体12のパーツ嵌め込み用開口14a、14bの底面15aおよび15bは、平坦面もしくは軽い凸状曲面(眼球の曲面と同等が好ましい)とされており、この底面15aおよび15bには、図1に示したような目部分描写シール50が貼着される。
この目部分描写シール50は、 裏面に接着剤が施され、剥離紙である台紙52上に複数枚貼着されて形成されたシート54の形態とされていることが好ましい。勿論、目部分描写シール50は、1枚単体であっても良いし、また裏面に接着剤が施されていないものであっても良い。
この図1に示された目部分描写シール50は、開いた目部分56のみが描かれ、図2に示された技術レッスン用マネキン顔に眉毛が描かれている。
図7は、本発明の他の実施の形態による目部分描写シール100を、剥離紙である台紙上102に複数枚貼着した状態のシート104を示している。
この実施の形態の目部分描写シール100は、前記目部分描写シール50と異なり、開いた目部分106の他に、眉毛108が描かれている。
これに対応して、該目部分描写シール100に組み合わされる技術レッスン用マネキン顔110は、図8および図9等に示されているように、図2等に示された技術レッスン用マネキン顔10と異なり、眉毛が描かれていない。
この技術レッスン用マネキン顔110も、前記技術レッスン用マネキン顔10と同様、目相当部分を取り替え可能とするため、前記顔本体12の両目相当分に形成され、底面と、その周囲から立ち上がった側面とを備える一対のパーツ嵌め込み用開口114a、114b(図9参照)、およびこれらのパーツ嵌め込み用開口114a、114bに取り外し可能に嵌合する目部分用パーツ116a、116b(図11参照)および118a、118b(図12)を備えている。これらの目部分用パーツが、図5および図6に示された目部分用パーツと異なるのは、眉毛が描かれていることである。
この実施の形態の目部分描写シール100は、図10に示したように、技術レッスン用マネキン顔110のパーツ嵌め込み用開口114a、114bの底面に打擲される。
以上説明したように、本考案の組み合わせにおける技術レッスン用マネキン顔によれば、カッティングや毛染め等の毛髪に関する練習等においては、前記目部分用パーツを取り外して使用することができるので、練習作業者は、練習作業中に目部分用パーツが外れてしまうことについて心配することなく、作業に集中できる。しかも、パーツ嵌め込み用窪みから目部分用パーツを取り外した状態であっても、本考案による目部分描写シールを、パーツ嵌め込み用窪みの底面に貼着すれば、開いた状態の目部が表現されているので、目部分用パーツを取り外した違和感を最低限に抑えることができる。
10 技術レッスン用マネキン顔
12 顔本体
14a、14b パーツ嵌め込み用開口
15a、15b (パーツ嵌め込み用開口の)底面
16a、16b 目部分用パーツ
18a、18b 目部分用パーツ
20 ウィッグ
22a、22b 目部分22a、22b
24a、24b 眉毛
50 目部分描写シール
100 目部分描写シール
110 技術レッスン用マネキン顔

Claims (11)

  1. 美容および/または理容のための技術レッスン用マネキン顔であって、顔本体を備え、睫毛植毛区域をもつ瞼部分含む目相当部分を取り替え可能とするため、前記顔本体の両目相当部分に、底面と、その周囲から立ち上がった側面とを備える一対の目部分用パーツ嵌め込み用凹部が形成された顔本体の前記目部分用パーツ嵌め込み用凹部の底面に貼着される目部分描写シールであって、この目部分描写シールには、開いた状態の目部分および眉毛のうち少なくとも目部分が表現されていることを特徴とする目部分描写シール。
  2. 裏面に貼着用接着剤が施された請求項1の目部分描写シール。
  3. 前記裏面の接着剤の上に剥離紙が設けられた請求項2の目部分描写シール。
  4. 前記剥離紙が台紙となっており、この台紙上に複数枚のシールが貼着されている請求項3の目部分描写シール。
  5. 美容および/または理容技術レッスン用マネキン顔は、美容および/または理容のための技術レッスン用マネキン顔であって、顔本体、睫毛植毛区域をもつ瞼部分含む目相当部分を取り替え可能とするため、前記顔本体の両目相当分に形成され、底面と、その周囲から立ち上がった側面とを備える一対のパーツ嵌め込み用凹部、およびこれらのパーツ嵌め込み用凹部に取り外し可能に嵌合する目部分用パーツを備える技術レッスン用マネキン顔と、請求項1〜4のいずれかの目部分描写シールとの組み合わせ。
  6. 前記技術レッスン用マネキン顔の前記顔本体の頭部に、カット練習用または毛染め練習用ウィッグが着脱可能に取り付けられている請求項5の組み合わせ。
  7. 前記技術レッスン用マネキン顔が、色および/または長さが異なった毛髪を持つ複数のウィッグを有するウィッグセットを備えた請求項6の組み合わせ。
  8. 前記ウィッグの毛髪が、染色、脱色が可能な合成タンパク系繊維で形成されている請求項6または7の組み合わせ。
  9. 前記ウィッグの毛髪が、人毛で形成されている請求項6または7の組み合わせ。
  10. 前記目部分用パーツとして、人間の睫毛が生えている箇所と同じ瞼の端部に、睫毛エクステンションを装着するための練習用睫毛が植毛されている睫毛エクステンション装着練習用のものである請求項5〜9のいずれかの組み合わせ。
  11. 前記一対のパーツ嵌め込み用凹部の底面が、平坦面もしくは眼球の曲面に相当する凸状の曲面とされている請求項5〜10のいずれかの組み合わせ。
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