JP3231174U - 避難所用折畳み式テント - Google Patents

避難所用折畳み式テント Download PDF

Info

Publication number
JP3231174U
JP3231174U JP2020005641U JP2020005641U JP3231174U JP 3231174 U JP3231174 U JP 3231174U JP 2020005641 U JP2020005641 U JP 2020005641U JP 2020005641 U JP2020005641 U JP 2020005641U JP 3231174 U JP3231174 U JP 3231174U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
visual recognition
tent
internal visual
fastener
cutting edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020005641U
Other languages
English (en)
Inventor
文龍 馬
文龍 馬
Original Assignee
株式会社アートデポ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アートデポ filed Critical 株式会社アートデポ
Priority to JP2020005641U priority Critical patent/JP3231174U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3231174U publication Critical patent/JP3231174U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tents Or Canopies (AREA)

Abstract

【課題】使用者のプライバシー保護と監視との調和を図ることができる避難所用折畳み式テントを提供することである。【解決手段】避難所用折畳み式テント100は、筒状周壁部10と、第一の内部視認部50とを備えている。筒状周壁部10は、可撓性膜材の複数の略角丸形状壁面11,12,13を有し、各々の略角丸形状壁面11,12,13の周縁部15,16に弾性フレームが設けられている。筒状周壁部10は、複数の略角丸形状壁面11,12,13のそれぞれの側縁部17が相互に折り畳み可能に順次連続して連結されている。筒状周壁部10の上部に第一の内部視認部50が設けられている。第一の内部視認部50は、網状又はメッシュ状である。【選択図】図1

Description

本考案は、簡易かつコンパクトに格納される避難所用折畳み式テントに関する。
従来、避難所用折畳み式テントとして、例えば、特許文献1に記載のテントがある。特許文献1のテントは、上面シート、底面シート、正面シート及び背面シートにより横長角胴部を形成し、横長角胴部の左右両端部は閉鎖されており、正面シートに開閉自在な出入口が設けられている。上面シート、底面シート、正面シート及び背面シートの各シートは、それらが纏わり着いた各環状の弾性ワイヤ芯を互いに重ね合せるように折り畳まれる。それらの各弾性ワイヤ芯を他の弾性ワイヤ芯に重ね合せたまま折り曲げて互いに重なり合う3つの円環部に折り込まれる。この折り込み状態で収納袋に収納されて格納手段に格納される。
実用新案登録第3189888号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、使用状態において、出入口を閉じた場合、テント外からテント内を視認することができず、テント内の使用者の体調不良などの異変のときに、確認が遅れるという不具合が生じ得る。一方、出入口を開けたままの場合、使用者のプライバシー保護に欠ける場合がある。即ち、従来技術では、使用者のプライバシー保護と監視との調和を図ることができないという問題があった。
そこで、本考案の目的は、使用者のプライバシー保護と監視との調和を図ることができる避難所用折畳み式テントを提供することである。
本考案の一態様に係る避難所用折畳み式テントは、可撓性膜材の周縁部に弾性フレームが設けられた略角丸形状壁面を複数有し、複数の前記略角丸形状壁面の側縁部が折り畳み可能に順次連続して連結された筒状周壁部と、該筒状周壁部の上部に設けられた網状又はメッシュ状の第一の内部視認部とを備えている構成である。
また、本考案の一態様に係る避難所用折畳み式テントは、前記第一の内部視認部は、前記筒状周壁部の上部に開閉自在に設けられている構成であってもよい。
さらに、本考案の一態様に係る避難所用折畳み式テントは、前記筒状周壁部の一の略角丸形状壁面に網状又はメッシュ状の第2の内部視認部が設けられている構成であってもよい。
さらにまた、本考案の一態様に係る避難所用折畳み式テントは、前記第一の内部視認部の上部に不透明の目隠し膜が開閉自在に設けられている構成であってもよい。
本考案の一態様に係る避難所用折畳み式テントは、前記第一の内部視認部は前記筒状周壁部の上縁部に連結された可撓性天幕に設けられており、該可撓性天幕は略U字状の第一のファスナー切断縁を有し、前記第一の内部視認部は、前記第一のファスナー切断縁に対応する略U字状の第二のファスナー切断縁を有し、前記第一のファスナー切断縁と前記第二のファスナー切断縁とにファスナーのスライダーが移動可能に設けられている構成であってもよい。
本考案の一態様に係る避難所用折畳み式テントによれば、上記構成を採用したので、使用者のプライバシー保護と監視との調和を図ることができるという効果を奏する。
本考案の第一の実施形態の避難所用折畳み式テントを示す斜視図である。 図1の避難所用折畳み式テントの弾性フレームのみを示す説明図である。 本考案の第二の実施形態の避難所用折畳み式テントを示す平面図である。 図3のA−A‘部分拡大図である。 図4の避難所用折畳み式テントの目隠し膜が閉じられた状態を示す平面図である。 本考案の第三の実施形態の避難所用折畳み式テントの構成を示す斜視図である。 図6の避難所用折畳み式テントの第二の内部視認部が開かれた状態を示すB−C部分拡大図である。
以下、本考案を実施するための形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。なお、本考案は以下の実施形態に何ら限定されない。
(第一の実施形態)
図1は、第一の実施形態の避難所用折畳み式テント100を示す斜視図である。避難所用折畳み式テント100は、図1に示すように、筒状周壁部10と、第一の内部視認部50とを備えている。避難所用折畳み式テント100は、避難所に用いられる。なお、使用状態の避難所用折畳み式テント100が設置される接地面側を下部といい、接地面とは反対の避難所の天井側を上部という。
筒状周壁部10は、不透明の合成樹脂製の可撓性膜材と、弾性フレーム20とを備える。筒状周壁部10は、4つの略角丸形状壁面11,12,13,14を有し、略角丸形状壁面11,12,13,14のそれぞれの側縁部17が相互に折り畳み可能に順次連続して連結されている。なお、側縁部17は、筒状周壁部10の周縁部15,16の一部分である。
略角丸形状壁面11,12,13,14のそれぞれの周縁部15,16に、図2に示す弾性フレーム20が設けられている。略角丸形状壁面11,14は、ともに、5つの角部が湾曲した略五角丸形の可撓性膜材の周縁部15に弾性フレーム20が設けられている。また、略角丸形状壁面12,13は、ともに、4つの角部が湾曲した略長方四角丸形の可撓性膜材の周縁部16に弾性フレーム20が設けられている。なお、略角丸形状壁面12,13は、略角丸形壁面11,14の高さより低い方が好ましい。
さらに、筒状周壁部10は、使用者が快適に過ごせるように内部空間を有し、略角丸形状壁面11,12,13、14は、その内部空間を確保する高さと幅を有する。なお、略角丸形状壁面11に出入口18を有し、出入口18を開閉可能にする不透明な可撓性膜材からなる扉膜19が形成されている。
さらにまた、筒状周壁部10の下縁部に折り畳み可能に底面40が連結され、筒状周壁部10の下部に隙間のない矩形遮蔽空間を構成している。底面40は、可撓性膜材からなり、底面視で正方形であり、底面40の一辺の長さ×他辺の長さの広さを有する。なお、底面40には、別体のフロアシートなどのマットを敷設してもよい。この場合は、避難所の床からの冷えを低減することができる。
筒状周壁部10の上縁部に不透明の合成樹脂製の可撓性膜材からなる可撓性天幕30が連結され、可撓性天幕30に第一の内部視認部50が形成されている。なお、筒状周壁部10の上部に設けられた第一の内部視認部50と可撓性天幕30とで一重膜構造のテント屋根が構成されている。
第一の内部視認部50は、合成樹脂製の網生地又はメッシュ生地からなり、網状又はメッシュ状である。なお、第一の内部視認部50は、網状又はメッシュ状であれば、素材は何であってもかまわない。
図2は、図1の避難所用折畳み式テント100の弾性フレーム20のみを示す説明図である。弾性フレーム20は、図2に示すように、複数の環状の無端フレーム21,21,22,22からなり、一の一対の無端フレーム21,21と、他の一対の無端フレーム22,22とを備える。無端フレーム21と無端フレーム22は、ともに環状であり、折畳みの際に重なり合って更に小径の環状になり得る。なお、無端フレーム21は、無端フレーム22より周長さが長い方が好ましい。
無端フレーム21は、筒状周壁部10の正面と背面を構成する略角丸形状壁面11,14の可撓性膜材の周縁部15に設けられている(図1参照)。無端フレーム21は、折り畳んだ際には、重なり合った略環状となり得、折畳みを解除した際には、略五角丸形となり得る。
無端フレーム22は、筒状周壁部10の両側面を構成する略角丸形状壁面12,13の可撓性膜材の周縁部16に設けられている(図1参照)。無端フレーム22は、折り畳んだ際には、重なり合った略環状となり得、折畳みを解除した際には、略長方四角丸形となり得る。
本実施形態の避難所用折畳み式テント100によれば、網状又はメッシュ状の第一の内部視認部50が筒状周壁部10の上部に設けられているので、第一の内部視認部50を介してテント外からテント内を視認することができる。
テント内の使用者が体調不良などの異変のときに、第一の内部視認部50を介してテント外からテント内の様子を伺い知ることができる。確認が遅れるという不具合を防止できる。
また、出入口18が扉膜19で閉じられた状態であっても、第一の内部視認部50を介してテント外からテント内を視認することができる。このため、出入口18の開閉状態にかかわらず、確認が遅れることを防止できる。
以上述べたように、避難所用折畳み式テント100によれば、使用者のプライバシー保護と監視との調和を図ることができる。避難所用折畳み式テント100の高さと、使用者の視線高さや監視者の視線高さとの関係で考察すると、以下のようになる。
例えば、避難所用折畳み式テント100によれば、略角丸形状壁面11,12,13、14は、その内部空間を確保する高さと幅を有するので、テント内では使用者の目線より高い筒状周壁部10で覆われ得、十分なプライバシーの保護が確保される。使用者に安心感が得られる。
ここで、テント外の監視者の立位時の目線より略角丸形状壁面11,12,13,14の高さが低い場合は、監視者は、そのままで第一の内部視認部50を介してテント内を視認することができる。なお、監視者が高所にいる場合も同様である。
このとき、使用者と監視者との間に第一の内部視認部50が存在するので、使用者と監視者とが直接視線をかわすことを防止でき、避難所ストレスを緩和することができる。また、監視性に優れる。
一方、テント外の監視者の目線の高さより略角丸形状壁面11,12,13,14の高さが高い場合は、そのままではテント内を覗くことができない。この場合、監視者は、必要に応じ、テント外から筒状周壁部10の上縁部に下方に力を加えればよい。
そのとき、力を加えた部分の弾性フレーム20が変形し、テント外からテント内を視認することができる。視認を短時間に済ませることができる。また、その力を加えることをやめれば、弾性フレーム20の弾性力により、元の形状に復帰する。
特に、略角丸形状壁面12,13が略角丸形状壁面11,14の高さより低いときには、略角丸形状壁面11,14ではテント内外の視線の間に不透明な可撓性膜材が存在し、のぞき見を防止できる。略角丸形状壁面12,13ではテント内外の視線の間に不透明な可撓性膜材が存在せず第一の内部視認部50が存在し、視認を可能にする。また、正面と背面の略角丸形状壁面11,14の高さが両側面の略角丸形状壁面12,13の高さより高い場合、出入口18を大きく確保しやすい。
また、避難所用折畳み式テント100によれば、第一の内部視認部50は、網状又はメッシュ状であるため、視認性、通気性に優れる。また、テントに屋根が設けられていない場合と比して、防虫性に優れる。また、屋根が不透明の可撓性天幕で構成されたものに比して採光性に優れる。
さらに、避難所用折畳み式テント100によれば、折畳みの際に、各略角丸形状壁面11,12,13,14を互いに重ね、さらに弾性フレーム20が互いに重なり合った略環状となるように折畳み、テント全体を略円形に折り畳むことができる。収納の際は、その略円形に折り畳んだ状態にゴムバンドで止めるだけで小さくまとめることができる。収納サイズも小さいため、保管時にスペースを取らず、倉庫などに大量に保管可能である。
さらにまた、避難所用折畳み式テント100によれば、重量も軽いため、一人で持ち運びができる。また、折り畳んだ状態から、手軽に広げることができ、拡げるだけで簡単に設置することができる。
なお、第一の内部視認部50の上部に不透明の目隠し膜60を開閉自在に設けてもよい。また、第一の内部視認部50と、開閉自在な可撓性膜材からなる目隠し膜60とで二重構造の屋根構造としてもよい。
また、避難所用折畳み式テント100は、筒状周壁部10、扉膜19、可撓性天幕30、底面40、目隠し膜60の可撓性膜材は、合成樹脂製であれば何であってもよいが、防炎性ポリエステル生地のように防炎性を有するものが好ましい。
(第二の実施形態)
第二の実施形態の避難所用折畳み式テント200は、第一の実施形態の避難所用折畳み式テント100とは、第一の内部視認部250が筒状周壁部10の上部に開閉自在に設けられている点で異なる。避難所用折畳み式テント200は、可撓性天幕230と、第一の内部視認部250とを備える。なお、第一の実施形態と同一又は対応する部分については同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図3は、第一の内部視認部250が開かれた状態を示す平面図である。可撓性天幕230は、図3に示すように、略U字状の第一のファスナー切断縁71を有する。第一のファスナー切断縁71は、平面視で略角丸形状壁面14の左側である一方側から右側である他方側へ切断縁を有する略U字状である。
第一の内部視認部250は、一方が略角丸形状壁面14の上縁部に連結され、他方が開放端を有し、回転軸なしで巻き取り可能である。略角丸形状壁面14の上縁部には、第一の内部視認部巻取り係止手段77を複数備えている。
第一の内部視認部巻取り係止手段77は、一対の係止具から構成されている。係止具の一方は、紐と留め具とで構成され、紐の一端が略角丸形状壁面14に取着され、他端に留め具が設けられている。係止具の他方は、一端が略角丸形状壁面14に取着され、他端が上記留め具に係止される環状紐で構成されている。第一の内部視認部巻取り係止手段77の留め具に環状紐が係止されることで、第一の内部視認部250の巻取り状態が保持される。
図4は、図3のA−A‘部分拡大図である。第一の内部視認部250は、第一のファスナー切断縁71に対応する略U字状の第二のファスナー切断縁72を有する。そして、第一のファスナー切断縁71と第二のファスナー切断縁72とに第一のファスナーのスライダー75が移動可能に設けられている。スライダー75は、表裏両面に引手が付いているいわゆる両面スラスの構成である。なお、第一のファスナーのスライダー75は、複数備えていてもよいし、一対の構成であってもよい。
また、避難所用折畳み式テント200は、第一のファスナー切断縁71の上部に、第一のファスナー切断縁71と同形状の第三のファスナー切断線73を有する。第一のファスナー切断縁71と第三のファスナー切断線73は、ともに可撓性膜材230に設けられている。
第一の内部視認部250の上部には、目隠し膜60が設けられている。目隠し膜60と第一の内部視認部250は上下方向に間隔を存する二重膜構造とされている。目隠し膜60は、第四のファスナー切断縁74を有する。第四のファスナー切断縁74は、第三のファスナー切断縁73に対応する略U字状である。そして、第三のファスナー切断縁73と第四のファスナー切断縁74とに第二のファスナーのスライダー76が移動可能に設けられている。スライダー76は、表裏両面に引手が付いているいわゆる両面スラスの構成である。なお、第二のファスナーのスライダー76は、複数備えていてもよいし、一対の構成であってもよい。
図5は、図4の目隠し膜60が閉じられた状態を示す平面図である。第一の内部視認部巻取り係止手段77による係止が解除されている。一対のスライダー76を備えている場合には、図5に示すように、一対のスライダー76が相互に接近されて、目隠し膜60が閉じられ、この状態が保持される。
避難所用折畳み式テント200によれば、第一の内部視認部250は、筒状周壁部10の上部に開閉自在に設けられているので、第一の内部視認部250が開かれた状態とすることができる。使用状態のとき、第一の内部視認部250が開かれた状態では、開放感を得ることができ、また、より採光することができる。また、折畳みのとき、可撓性天幕230と第一の内部視認部250との間から空気が抜けて折り畳みやすい。
使用状態において、第一の内部視認部250が開かれても、立位時や傍にいる監視者の目線の高さより略角丸形状壁面11,12,13,14の高さが高いときは、そのままではテント内が覗くことができない。
また、避難所用折畳み式テント200によれば、目隠し膜60が閉じられた状態と、目隠し膜60が開かれて網状又はメッシュ状の状態と、第一の内部視認部250が開かれた状態とを選択することができる。このように、選択的使い分けが可能であり、避難所ストレスを緩和することができる。
また、避難所用折畳み式テント200によれば、第一の内部視認部250と目隠し膜60は回転軸なしで巻き取り可能である。また、第一の内部視認部巻取り係止手段77を備えているので、第一の内部視認部250を目隠し膜60とともに巻き取られた状態に保持できる。また、第一の内部視認部巻取り係止手段77は、留め具付であるため、容易に係止でき、留め具を用いて巻き取り時に綺麗にまとめることができる。
さらに、避難所用折畳み式テント200によれば、第一のファスナー切断縁71と第二のファスナー切断縁72とに、第一のファスナーのスライダー75が移動可能に設けられているので、第一の内部視認部250が閉じられた状態に保持することができる。また、スライダー75を移動させて第一の内部視認部250が開かれた状態にすることができる。
さらにまた、スライダー75は、両面スラスの構成であるため、第一の内部視認部250を、テント外とテント内のいずれからも開閉可能である。また、スライダー76は、両面スラスの構成であるため、目隠し膜60を、テント外とテント内のいずれからも開閉可能である。例えば、図5に示す目隠し膜60が閉じられた状態の場合であっても、テント外からスライダー76を移動させて目隠し膜60を開き、テント内を視認することができる。また、目隠し膜60を部分的に開き、テント内を視認することができる。
なお、ファスナー切断縁71,72,73,74は、上記第二の実施形態の如く、平面視で略U字状のものに何ら限定されない。ファスナー切断縁71,72,73,74は、例えば、略逆U字状であってもよいし、左右に開放する略U字状であってもよいし、半円状であってもよい。また、ファスナー切断縁71とファスナー切断縁73とが同形状でなくてもよい。
また、避難所用折畳み式テント200は、目隠し膜60と第一の内部視認部250との二重膜構造のものに何ら限定されず、例えば、第一の内部視認部250のみの一重膜構造であってもよい。
(第三の実施形態)
第三の実施形態の避難所用折畳み式テント300は、第二の実施形態の避難所用折畳み式テント200とは、第二の内部視認部80が略角丸形状壁面11に設けられている点で異なる。なお、上記実施形態と同一又は対応する部分については同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図6は、第三の実施形態の避難所用折畳み式テント300の構成を示す斜視図である。第二の内部視認部80は、合成樹脂製の網生地又はメッシュ生地からなり、網状又はメッシュ状である。また、扉膜19の内上面に、第二の内部視認部80の左右方向に指向した一側縁が一体に縫製されて設けられている。なお、第二の内部視認部80は、網状又はメッシュ状であれば、素材は何であってもかまわない。
図7は、図6の第二の内部視認部80が開かれた状態を示すB−C部分拡大図である。第二の内部視認部80は、回転軸なしで巻き取り可能である。
略角丸形状壁面11は、略U字状の第五のファスナー切断縁91を有する。第五のファスナー切断縁91は、正面視で略角丸形状壁面11の左上側である一方側から右上側である他方側へ切断縁を有する略U字状である。第五のファスナー切断線91の表側に、第七のファスナー切断縁93が設けられている。第七のファスナー切断縁93は、第五のファスナー切断縁91と同形状である。また、略角丸形状壁面11には、第二の内部視認部巻取り係止手段97を複数備えている。
第二の内部視認部巻取り係止手段97は、一対の係止具から構成されている。第二の内部視認部巻取り系手段97は、扉膜19の内上面に設けられている。係止具の一方は、紐と留め具とから構成され、一端が扉膜19の内上面に取着され、他端に留め具が設けられている。係止具の他方は、一端が扉膜19の内上面に取着され、他端が留め具に係止される環状紐で構成されている。
第二の内部視認部80は、第六のファスナー切断縁92を有する。第六のファスナー切断縁92は、第五のファスナー切断縁91に対応する略U字状である。そして、第五のファスナー切断縁91と第六のファスナー切断縁92とに第三のファスナーのスライダー95が移動可能に設けられている。スライダー95は、表裏両面に引手が付いているいわゆる両面スラスの構成である。
扉膜19は、第八のファスナー切断縁94を有する。第八のファスナー切断縁94は、第七のファスナー切断縁93に対応する略U字状である。第七のファスナー切断縁93と第八のファスナー切断縁94とに第四のファスナーのスライダー96が移動可能に設けられている。スライダー96は、表裏両面に引手が付いているいわゆる両面スラスの構成である。
避難所用折畳み式テント300によれば、網状又はメッシュ状の第二の内部視認部80を備えているので、第二の内部視認部80を介して、テント内外の人が直接視線をかわすことを防止することができ、避難所ストレスを緩和することができる。
なお、避難所用折畳み式テント300は、上記実施形態の如く、第二の内部視認部80が略角丸形状壁面11に設けられている場合に何ら限定されず、他の略角丸形状壁面12,13,14に設けられていてもよい。また、この場合、第二の内部視認部80は、略角丸形状壁面12,13,14に開閉自在に設けられていてもよいし、固定されていてもよい。
(まとめ)
本考案の避難所用折畳み式テントは、可撓性膜材の周縁部に弾性フレームが設けられた略角丸形状壁面を複数有し、複数の略角丸形状壁面の側縁部が折り畳み可能に順次連続して連結された筒状周壁部と、筒状周壁部の上部に設けられた網状又はメッシュ状の第一の内部視認部とを備えている構成である。
本考案の避難所用折畳み式テントによれば、上記構成を採用したので、第一の内部視認部を介して視認性に優れ、使用者のプライバシー保護と監視との調和を図ることができる。
また、本考案の避難所用折畳み式テントは、第一の内部視認部は、筒状周壁部の上部に開閉自在に設けられている構成であってもよい。
この場合には、使用状態のとき第一の内部視認部を開閉することができ、折畳みのとき筒状周壁部の内部から空気が抜けて折り畳みやすい。
また、本考案の避難所用折畳み式テントは、筒状周壁部の一の略角丸形状壁面に網状又はメッシュ状の第2の内部視認部が設けられている構成であってもよい。
この場合には、第二の内部視認部を介して、テント内外の人が直接視線をかわすことを防止することができ、避難所ストレスを緩和することができる。
また、本考案の避難所用折畳み式テントは、第一の内部視認部の上部に不透明の目隠し膜が開閉自在に設けられている構成としてもよい。
この場合には、不透明の目隠し膜が閉じられ、例えば就寝時や更衣時にテント外から見えないようにすることができる。また、目隠し膜が開かれ、網状又はメッシュ状の状態とされ、例えば換気や光を入れることができる。このように、使い分けが可能であり、避難所ストレスを緩和することができる。
また、本考案の避難所用折畳み式テントは、第一の内部視認部は筒状周壁部の上縁部に連結された可撓性天幕に設けられており、可撓性天幕は略U字状の第一のファスナー切断縁を有し、第一の内部視認部は、第一のファスナー切断縁に対応する略U字状の第二のファスナー切断縁を有し、第一のファスナー切断縁と第二のファスナー切断縁とに第一のファスナーのスライダーが移動可能に設けられている構成であってもよい。
この場合には、第一のファスナーのスライダーを移動させ、第一の内部視認部が閉じられた状態に保持することができる。また、第一のファスナーのスライダーを移動させ、第一の内部視認部が開かれた状態にすることができる。
また、本考案の避難所用折畳み式テントは、第一のファスナー切断縁の上部に略U字状の第三のファスナー切断線を有し、目隠し膜は、第三のファスナー切断縁に対応する略U字状の第四のファスナー切断縁を有し、第三のファスナー切断縁と第四のファスナー切断縁とに第二のファスナーのスライダーが移動可能に設けられている構成であってもよい。
この場合には、第二のファスナーのスライダーを移動させ、目隠し膜が閉じられた状態に保持することができる。
また、本考案の避難所用折畳み式テントは、第一のファスナーのスライダーは、表裏両面に引手が付いているいわゆる両面スラスの構成であってもよい。
この場合には、テント内外から第一の内部視認部を開閉することができる。
また、本考案の避難所用折畳み式テントは、第二のファスナーのスライダーは、表裏両面に引手が付いているいわゆる両面スラスの構成であってもよい。
この場合には、テント内外から目隠し膜を開閉することができる。
(本考案の変形例)
なお、本考案の避難所用折畳み式テントに係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、筒状周壁部や略角丸形状壁面の形状、構造に係る構成について、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
例えば、本考案の避難所用折畳み式テントは、上記実施形態の如く、4つの略角丸形状壁面を有する筒状周壁部に限定されず、5つでも6つでもよい。また、略角丸形状壁面は、上記実施形態の如く、略五角丸形や略長方四角丸形に限定されず、他の略角丸形状であってもよい。
また、本考案に係る避難所用折畳み式テントは、第一の実施形態の避難所用折畳み式テントに、更に、筒状周壁部の一の略角丸形状壁面に網状又はメッシュ状の第2の内部視認部が設けられている構成であってもよい。
また、本考案の避難所用折畳み式テントは、上記実施形態の如く、第二の内部視認部は、正面を構成する略角丸形状壁面に設けられているものに何ら限定されるものではなく、筒状周壁部のいずれか一の略角丸形状壁面に設けられているものであればよい。例えば、第二の内部視認部は、側面や背面を構成する略角丸形状壁面に設けられていてもよい。
また、第一の内部視認部及び第二の内部視認部は、網状又はメッシュ状であればよく、例えば、細かい網目を有するものであってもかまわない。第一の内部視認部及び第二の内部視認部の材質、形状、厚み等は、適宜選択できる。
また、避難所用折畳み式テントは、上記実施形態の如く、第一の内部視認部は、筒状周壁部の上縁部に連結された可撓性天幕に設けられているものに限定されない。第一の内部視認部は、筒状周壁部の上部に設けられていればよく、例えば、筒状周壁部に第一の内部視認部が直接設けられていてもよい。また、第一の内部視認部は、テント内を視認できるものであればよく、筒状周壁部の上部全面に設けられていてもよいし、上部に部分的に有するものであってもよい。
また、本考案の避難所用折畳み式テントは、上記実施形態の如く、筒状周壁部の下部に、合成樹脂製の可撓性膜材からなる底面が設けられているものに限定されず、例えば、底面を備えていないものであってもよい。
また、本考案の避難所用折畳み式テントは、上記実施形態の如く、金属製の弾性フレームに何ら限定されず、例えば、合成樹脂製の弾性フレームであってもよい。
災害や疫病の際に、体育館、アリーナ、屋内運動場、公民館、公会堂、区民会館等の風雨のないところである避難所に設置されて利用される避難所用折畳み式テントであるが、その他の屋内用の用途にも適用できる。
10 筒状周壁部
11,12,13,14 略角丸形状壁面
15,16 周縁部
17 側縁部
20 弾性フレーム
30,230 可撓性天幕
50,250 第一の内部視認部
60 目隠し膜
71 第一のファスナー切断縁
72 第二のファスナー切断縁
75 ファスナーのスライダー
80 第二の内部視認部
100,200,300 避難所用折畳み式テント

Claims (5)

  1. 可撓性膜材の周縁部に弾性フレームが設けられた略角丸形状壁面を複数有し、複数の前記略角丸形状壁面の側縁部が折り畳み可能に順次連続して連結された筒状周壁部と、
    該筒状周壁部の上部に設けられた網状又はメッシュ状の第一の内部視認部とを備えていることを特徴とする避難所用折畳み式テント。
  2. 前記第一の内部視認部は、前記筒状周壁部の上部に開閉自在に設けられていることを特徴とする請求項1記載の避難所用折畳み式テント。
  3. 前記筒状周壁部の一の略角丸形状壁面に網状又はメッシュ状の第2の内部視認部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の避難所用折畳み式テント。
  4. 前記第一の内部視認部の上部に不透明の目隠し膜が開閉自在に設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の避難所用折畳み式テント。
  5. 前記第一の内部視認部は前記筒状周壁部の上縁部に連結された可撓性天幕に設けられており、該可撓性天幕は略U字状の第一のファスナー切断縁を有し、
    前記第一の内部視認部は、前記第一のファスナー切断縁に対応する略U字状の第二のファスナー切断縁を有し、
    前記第一のファスナー切断縁と前記第二のファスナー切断縁とにファスナーのスライダーが移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の避難所用折畳み式テント。
JP2020005641U 2020-12-25 2020-12-25 避難所用折畳み式テント Active JP3231174U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020005641U JP3231174U (ja) 2020-12-25 2020-12-25 避難所用折畳み式テント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020005641U JP3231174U (ja) 2020-12-25 2020-12-25 避難所用折畳み式テント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3231174U true JP3231174U (ja) 2021-03-18

Family

ID=74860635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020005641U Active JP3231174U (ja) 2020-12-25 2020-12-25 避難所用折畳み式テント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3231174U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9345357B1 (en) Magnetically mounted privacy screen
US6318394B1 (en) Collapsible structures
US6305396B1 (en) Collapsible structures
US7137399B1 (en) Collapsible structure with top supporting elements
US5301705A (en) Collapsible shade structure
US8925618B2 (en) Collapsible sunshade
US4072158A (en) Tent having veranda-style extension
US10612265B1 (en) Flip-over portable shelter
AU2005200980A1 (en) Tent with window having an internal shelf
US10450772B2 (en) Removable floor for a portable shelter
US8371322B1 (en) Folding canopy beach tent
JP3231174U (ja) 避難所用折畳み式テント
JP3240454U (ja) テント
EP4141209A1 (en) A retractable panel
US20190183277A1 (en) Portable Privacy Screen
JP6566777B2 (ja) ロッジ型テント
KR20030026260A (ko) 접철식 텐트
KR20200062694A (ko) 텐트
JP3213536U (ja) テント
US10711483B2 (en) Collapsible changing tent assembly
JP2021165499A (ja) 応急設置テント
KR101889830B1 (ko) 상부공간 활용을 개선한 원터치 텐트
JP3225256U (ja) 屋内用簡易テント
JP3229478U (ja) パーティション
JP3230764U (ja) パーティション

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20210108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3231174

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250