JP3231101U - スリッパ - Google Patents

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Abstract

【課題】着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地を甲部分に使い外観美麗で耐久性のある外縫いタイプのスリッパを提供する。
【解決手段】スリッパ1は、床面2に接地し、足の裏面を支える底部分3と、足の甲を被う甲部分4とから成り、底部分3と甲部分4を合わせた後、周囲を外縫いで縫製する。日本の伝統美の着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地を甲部分4の表面に用い、7層からなる底部分3と1層の底裏で構成された外縫いで縫製されたスリッパ1を製造することにより、処分されてしまう日本の伝統美の着物や帯を贈答品として活用することができ、形を変えて次世代に繋ぐことができる。
【選択図】図1

Description

考案の詳細な説明
本考案は、外縫いタイプで着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地を使い外観美麗で耐久性のあるスリッパに関するものである。
従来の室内等で履かれるスリッパは、床に接地される底部分と足裏に接する表面部分を重ね合わせ、前方部分に足の甲を入れる空間を被うアッパー部分を有しており、それぞれの形状に合わせた芯材を皮革や布等で被い、足裏に接する表面部分には平らなクッション材等を内包し、底部分、表面部分、アッパー部分を吊込み又は外縫いの形で接着等組み立て、縫製されているスリッパが一般的である。そのような従来のスリッパを示すものとして下記特許文献1がある。
従来の室内等で履かれる甲部分が被われた合成皮革のスリッパは、高級感に欠けたスリッパとなっていた。
従来の室内等で履かれるスリッパは、贈答用のスリッパがなく自宅用のスリッパに限られていた。
従来の室内等で履かれるスリッパは、日本の伝統美を感じさせることができるスリッパがなく洋式のスリッパが一般的であった。
また、現在、着物を所有されている方は、着物を着る機会もなく、着物を受け継ぐ家族もおらず着物を処分しなくてはいけない現状に置かれている。
そこで、履き心地よく外観美麗で、日本の伝統美を感じさせることができる着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地で作った贈答用に用いることができる外縫いタイプのスリッパが望まれるところである。
実用新案登録第3208789号公報
以上の現状を鑑み、本考案は、履き心地よく外観美麗で、日本の伝統美を感じさせる着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地で作った贈答用に用いることができる外縫いタイプのスリッパを提供することを課題とする。
そこで、本考案の第1の特徴に係るスリッパは、床面に接地する底部分と足の甲を被う甲部分とから成るスリッパにおいて、前記底部分は、接地層と前記接地層の上層を構成する芯材層と前記芯材層の上層を構成する表面層とで構成され、前記甲部分の最表面には着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地を使用してあることを第1の特徴としている。
また、本考案の第2の特徴に係るスリッパは、上記第1の特徴に加えて、芯材層のかかと領域は高反発材から成る芯材を2層積層配置させてなることを第2の特徴としている。
また、本考案の第3の特徴に係るスリッパは、上記第1又は第2の特徴に加えて、芯材層と表面層との間に中反発のクッション材を配置してあることを第3の特徴としている。
また、本考案の第4の特徴に係るスリッパは、上記第1〜第3の何れか1つの特徴に加えて、表面層はクッション材を3層積層配置させてなることを第4の特徴としている。
また、本考案の第5の特徴に係るスリッパは、上記第1〜第4の何れか1つの特徴に加えて、底部分は表面層を被覆する合成皮革から成る被覆層をさらに備えることを第5の特徴としている。
また、本考案の第6の特徴に係るスリッパは、上記第1〜第5の何れか1つの特徴に加えて、接地層は床面に接地するフェルト材と前記合成皮革の上層を構成する芯材とで構成されていることを第6の特徴としている。
また、本考案の第7の特徴に係るスリッパは、上記第1〜第6の何れか1つの特徴に加えて、前記甲部分は前記着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地の裏面に接着芯を貼り付けてあることを第7の特徴としている。
また、本考案の第8の特徴に係るスリッパは、上記第7の特徴に加えて、前記甲部分は前記接着芯の裏面に通気性機能をもつ生地を配置してあることを第8の特徴としている。
また、本考案の第9の特徴に係るスリッパは、上記第1〜第8の何れか1つの特徴に加えて、甲部分の履き口の周囲縁部分に、足との擦れによる摩耗を防止するための合成皮革から成るカバー部材を配置してあることを第9の特徴としている。
請求項1に係る考案は、床面に接地する底部分と足の甲を被う甲部分とから成るスリッパにおいて、前記底部分は、接地層と前記接地層の上層を構成する芯材層と前記芯材層の上層を構成する表面層とで構成され、前記甲部分の最表面には着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地を使用してある外縫いタイプのスリッパであるので、外観美麗で、日本の伝統美を感じさせることができ、贈答用に用いることができる。
請求2に係る考案は、芯材層のかかと領域は高反発材から成る芯材を2層積層配置させてなる請求項1に記載の外縫いタイプのスリッパであるので、足の裏面に高低差ができ、足や膝への負担の軽減ができ快適な歩きやすさを実現することができる。
請求項3に係る考案は、芯材層と表面層との間に中反発のクッション材を配置してある請求項1又は2に記載の外縫いタイプのスリッパであるので、様々なサイズの踵にフィットする事ができ滑らかに歩きやすさを実現することができる。
請求項4に係る考案は、表面層はクッション材を3層積層配置させてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の外縫いタイプのスリッパであるので、つま先から踵まで足裏全面の凹凸にフィットする事ができより快適な履き心地を実現できる。
請求項5に係る考案は、底部分は表面層を被覆する合成皮革から成る被覆層をさらに備える請求項1〜4に記載の外縫いタイプのスリッパであるので、足裏との接地面のスリッパ底表面の汚れの除去することができ清潔さを実現できる。
請求項6に係る考案は、接地層は床面に接地するフェルト材と前記合成皮革の上層を構成する芯材とで構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の外縫いタイプのスリッパであるので、足や膝への負担を軽減でき歩きやすさと歩く足音が静かにすることを実現できる。
請求項7に係る考案は、前記甲部分は前記着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地の裏面に接着芯を貼り付けてある請求項1〜6のいずれか1項に記載の外縫いタイプのスリッパであるので、外観美麗で高級なスリッパを実現することができる。
請求項8に係る考案は、前記甲部分は前記接着芯の裏面に通気性機能をもつ生地を配置してある請求項7に記載の外縫いタイプのスリッパであるので、使用時の通気性を実現することができる。
請求項8にかかる考案は、甲部分の履き口の周囲縁部分に足との擦れによる摩耗を防止するための合成皮革から成るカバー部材を配置してある前記1〜8のいずれか1項に記載の外縫いタイプのスリッパであるので、履き口が擦れてスリッパが傷むことなく履くことができる。
本考案の実施形態にかかるスリッパの全体斜視図である。 本考案の実施形態にかかるスリッパの側面図である。 本考案の実施形態にかかるスリッパにおける図2のA―A線断面図である。 本考案の実施形態にかかるスリッパの平面図である。 本考案の実施形態にかかるスリッパの底面図である。
本考案を実施するための形態を添付図に基づいて説明する。
図1で示すようにスリッパ1は、床面2に接地し足の裏面を支える底部分3と足の甲を被う甲部分4とから成り、底部分3と甲部分4を合わせた後周囲を外縫いで縫製してなるスリッパである。
前記底部分3は 接地層31と前記接地層31の上層を構成する芯材層32と前記芯材層32の上層を構成する表面層33で構成されている。
前記甲部分4は 裏面に接着芯42を貼り付けた表面41に通気性と肌触りがよいパイル生地43を裏面に合わせ、履き口44を合成皮革312で包容し縫製したものである。
底部分3の接地層の芯材には、床との接地面との衝撃を吸収することができる高反発のEVA樹脂(エチレンと酢酸ビニル共重合体させた合成樹脂)324を用いて構成されている。
一般的なスリッパはつま先から踵まで板状に平らに作られているが、底部分3の芯材層の32に、高反発のEVA樹脂324と中反発のウレタン材323の2種類の芯材を用いることにより 靴のように踵とつま先との高低差をつけることができかつ踵部分のクッションにより長時間履いていても足や膝への負担を軽減し履き心地のよいスリッパにすることができる。
一般的なスリッパは踵部分を靴のように覆っておらず脱げやすいが、底部分3の芯材層32の、中反発のウレタン323と芯材層32の表面層312の下に3層のウレタン材322を用いることにより、つま先から踵までをクッションで包むことができ、脱げにくく履きやすさを向上させることができる。
前記甲部分4を被う表面41は、着物と帯との少なくともいずれかひとつを生地として用いることにより、綿、ポリエステル、合成皮革などの一般的な生地と比較し日本の伝統美として外観を向上させることができデザイン性のよいスリッパを得ることができる。
甲部分の全て被う一般的なスリッパは、足先に蒸れが生じやすいが甲部分4の表面41に絹の着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地に接着芯を貼り付けた下裏面43にポリエステルのパイル生地を用いることにより通気性を実現することができる。
甲部分と底部分とを合わせた後に縫製する縫製糸には太番手で繊維強度の高い糸を用い、接地層の前記芯材と接地層のフェルト材325に食い込ませながら縫製51をすることにより、外観美麗な縁取りと底裏を実現することができる。
日本の伝統美の着物や帯は、嫁入りや慶事等で揃えていたが生活様式の変遷から着る機会が減り受け継ぐ人も譲る人もなく処分されるのが現状であるが、着物や帯の少なくともいずれかひとつの生地でスリッパに作り直すことにより、譲り渡すことも受け継ぐこともでき日本の伝統を繋ことができる。
本考案のスリッパは 室内用スリッパとして、贈答用スリッパとして好適である。
1 スリッパ
2 床面
3 底部分
4 甲部分
5 底裏
31 接地層
32 芯材層
33 表面層
41 表面
42 接着芯
43 裏面
44 履き口
51 縫製ステッチ
311 EVA樹脂
312 合成皮革
322 ウレタン材
323 中反発ウレタン材
324 高反発EVA樹脂
325 フェルト材
411 帯または着物
また、本考案の第6の特徴に係るスリッパは、上記第1〜第5の何れか1つの特徴に加えて、接地層は床面に接地するフェルト材と前記フェルト材の上層を構成する芯材とで構成されていることを第6の特徴としている。
また、本考案の第7の特徴に係るスリッパは、上記第1〜第6の何れか1つの特徴に加えて、甲部分は着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地の裏面に接着芯を貼り付けてあることを第7の特徴としている。
また、本考案の第8の特徴に係るスリッパは、上記第7の特徴に加えて、甲部分は接着芯の裏面に通気性機能をもつ生地を配置してあることを第8の特徴としている。
請求項5に係る考案は、底部分は表面層を被覆する合成皮革から成る被覆層をさらに備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の外縫いタイプのスリッパであるので、足裏との接地面のスリッパ底表面の汚れの除去することができ清潔さを実現できる。
請求項6に係る考案は、接地層は床面に接地するフェルト材と前記フェルト材の上層を構成する芯材とで構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の外縫いタイプのスリッパであるので、足や膝への負担を軽減でき歩きやすさと歩く足音が静かにすることを実現できる。
請求項7に係る考案は、甲部分は着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地の裏面に接着芯を貼り付けてある請求項1〜6のいずれか1項に記載の外縫いタイプのスリッパであるので、外観美麗で高級なスリッパを実現することができる。
請求項8に係る考案は、甲部分は接着芯の裏面に通気性機能をもつ生地を配置してある請求項7に記載の外縫いタイプのスリッパであるので、使用時の通気性を実現することができる。

Claims (9)

  1. 床面に接地する底部分と足の甲を被う甲部分とから成るスリッパにおいて、前記底部分は、接地層と前記接地層の上層を構成する芯材層と前記芯材層の上層を構成する表面層とで構成され、前記甲部分の最表面には着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地を使用してある外縫いタイプのスリッパ。
  2. 芯材層のかかと領域は高反発材から成る芯材を2層積層配置させてなる請求項1に記載の外縫いタイプのスリッパ。
  3. 芯材層と表面層との間に中反発のクッション材を配置してある請求項1又は2に記載の外縫いタイプのスリッパ。
  4. 表面層はクッション材を3層積層配置させてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の外縫いタイプのスリッパ。
  5. 底部分は表面層を被覆する合成皮革から成る被覆層をさらに備える請求項1〜4に記載の外縫いタイプのスリッパ。
  6. 接地層は床面に接地するフェルト材と前記合成皮革の上層を構成する芯材とで構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の外縫いタイプのスリッパ。
  7. 前記甲部分は前記着物と帯との少なくともいずれかひとつの生地の裏面に接着芯を貼り付けてある請求項1〜6のいずれか1項に記載の外縫いタイプのスリッパ。
  8. 前記甲部分は前記接着芯の裏面に通気性機能をもつ生地を配置してある請求項1〜7のいずれか1項に記載の外縫いタイプのスリッパ。
  9. 甲部分の履き口の周囲縁部分に、足との擦れによる摩耗を防止するための合成皮革から成るカバー部材を配置してある請求項1〜8のいずれか1項に記載の外縫いタイプのスリッパ。
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