JP3231049B2 - 走査密度を切り替え可能な画像形成装置 - Google Patents

走査密度を切り替え可能な画像形成装置

Info

Publication number
JP3231049B2
JP3231049B2 JP13788891A JP13788891A JP3231049B2 JP 3231049 B2 JP3231049 B2 JP 3231049B2 JP 13788891 A JP13788891 A JP 13788891A JP 13788891 A JP13788891 A JP 13788891A JP 3231049 B2 JP3231049 B2 JP 3231049B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
density
image data
output
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13788891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04361217A (ja
Inventor
尚史 庄司
朋子 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP13788891A priority Critical patent/JP3231049B2/ja
Publication of JPH04361217A publication Critical patent/JPH04361217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3231049B2 publication Critical patent/JP3231049B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、走査密度を切り替え
て画像を形成することのできる画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、像露光源として、レーザーやLE
Dなどを用いた画像形成装置、例えば電子写真プリンタ
ーでは、固定された走査密度で記録を行っていた。
【0003】しかし、1台のプリンターが異なるホスト
コンピュータと接続される状態に対応し、記録速度と画
像品質との兼ね合いを選択可能にして使用環境を充実さ
せるため、走査密度を切り替えて記録を行い所望の解像
力の画像が得られる記録装置が望まれている。
【0004】特開平2−134258には、上記のよう
な要求に対応した画像形成装置が提案されている。そこ
では、走査密度によって光ビームを変調する周波数とと
もに、光学走査系の回転速度を切り替えることが開示さ
れている。
【0005】ところで、走査密度を切り替えると、それ
に応じてレーザービームのスポット径を、設定した走査
密度に最適に調整する必要がある。例えば300dpi
相当のスポット径のまま600dpiで露光したとする
と、走査線間隔が300dpiの1/2になっているに
もかかわらず、元の線幅で露光される。この結果、最適
な太さの2倍のラインが現れる。このため、解像力が全
く向上せず、中間調再現性も悪くなる。反対に、600
dpi相当のスポット径で300dpiの画像の露光を
行った場合、隣接する走査線間隔が開き、ベタ画像を形
成することができなくなる。
【0006】このため、スポット径調整手段が必要とな
るが、具体的にはスリットの開孔の大きさを切り替える
などの機構を設けざるを得ない。
【0007】上記の従来の画像形成装置では、変調回路
を動作させるクロックパルスの周期を変更する手段や、
レーザー光を感光体面に走査させる反射鏡を回転させる
モーターの回転速度を変更する手段が必要であるととも
に、スポット径を最適に調整する機構も不可欠である。
このため、それらの機構を制御する手段も含めて装置構
成が複雑になるという問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題点を解消し、クロックパルスの周期や反射鏡駆動
モーターやビームのスポット径を変更することなく、走
査密度を切り替えることができる画像形成装置を提供す
ることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、第1に、一定速度で回転する感光体と、1ライン分
の画像データを変調し、接続された発光素子を駆動する
光源駆動手段と、前記発光素子から発光された光ビーム
を回転多面鏡によって感光体面上に走査させ、1ライン
分の潜像を形成する光学系と、走査密度を指定する密度
指定手段と、該密度指定手段の出力に従って画像データ
の入力を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、1
ライン分の画像データの各画素データをそれぞれ前記密
度指定手段が指定した走査密度に対応する回数だけ連続
させたものを1ライン分の拡張画像データとし、該1ラ
イン分の拡張画像データを前記密度指定手段が指定した
走査密度に対応する回数だけ繰り返し前記光源駆動手段
へ出力することを特徴とする走査密度を切り替え可能な
画像形成装置により解決した。
【0010】本発明は、上記の課題を、第2に、一定速
度で回転する感光体と、画像データを格納する第一のバ
ッファ手段と、画像データの1ライン分を格納する複数
の第二のバッファ手段と、前記第一のバッファ手段の出
力側と前記第二のバッフア手段のそれぞれの入力側との
接続を制御するスイッチ手段と、前記第二のバッファ手
段のそれぞれから出力された1ライン分の画像データを
変調し、それぞれに接続された発光素子を駆動する複数
の光源駆動手段と、前記複数の発光素子を一体化した像
露光光源と、前記像露光光源から発光された複数本の光
ビームを回転する反転鏡によって前記感光体面上に走査
させ、互いに隣接する複数ライン分の潜像を形成する光
学系と、走査密度を指定する密度指定手段と、前記 密
度指定手段の出力に従って前記第一のバッフア手段の入
出力と前記スイッチ手段の切り替え動作を制御する制御
手段とを備え、該制御手段は、1ライン分の画像データ
の各画素データをそれぞれ前記密度指定手段が指定した
走査密度に対応する回数だけ連続させたものを1ライン
分の拡張画像データとし、該1ライン分の拡張画像デー
タを前記密度指定手段が指定した走査密度に対応する回
数だけ繰り返して順次前記各第二バッファ手段に書き込
むよう、前記スイッチ手段を切り替え動作させることを
特徴とする走査密度を切り替え可能な画像形成装置によ
り解決した。
【0011】本発明は、上記の課題を、第3に、一定速
度で回転する感光体と、画像データの1ライン分を格納
する複数のバッファ手段と、複数のバッファから一つを
選択するスイッチ手段と、各バッファ手段の出力信号を
複数の端子に選択的に振り分けるセレクタ手段と、各端
子から出力された1ライン分の画像データを変調し、そ
れぞれに接続された発光素子を駆動する複数の光源駆動
手段と、複数の発光素子を一体化した像露光光源と、前
記像露光光源から発光された光ビームを回転する反射鏡
によって感光体面上に走査させ潜像を形成する光学系
と、走査密度を指定する密度指定手段と、該密度指定手
段の出力に従ってセレクタ手段の動作を制御する制御手
段とを備え、該制御手段は、1ライン分の画像データの
各画素データをそれぞれ前記密度指定手段が指定した走
査密度に対応する回数だけ連続させたものを1ライン分
の拡張画像データとして前記各バッファ手段に格納する
よう前記スイッチ手段を切り替え動作させるとともに、
前記1ライン分の拡張画像データを前記密度指定手段が
指定した走査密度に対応する回数だけ繰り返して前記各
バッファ手段から順次各光源駆動手段へ出力するよう前
記セレクタ手段を設定することを特徴とする走査密度を
切り替え可能な画像形成装置により解決した。
【0012】
【作用】第一発明は、像露光系を高密度に書込みを行う
条件に設定しておき、走査密度に応じて走査ライン単位
でデータを拡張してバッファに送り込み、走査密度に応
じたバッファ内のデータに基づいてビームを変調させる
ことにより、指定された走査密度の画像を形成する。
【0013】第二発明は、複数のビームを有する像露光
系を高密度に書き込みを行う条件に設定しておき、走査
密度に応じて画像データを拡張し、走査ライン単位で変
調するビームを割り当て、転送された走査ライン単位の
データを各ビームに対応するバッファに取り込み、複数
のビームを一斉に変調すべく動作させることにより、指
定された走査密度の画像を形成する。
【0014】第三発明は、複数のビームを有する像露光
系を高密度に書込みを行う条件に設定しておき、走査密
度に応じて画像データを拡張して走査ライン単位でバッ
ファに取り込み、走査密度に応じてバッファとビームを
割り当て、一斉にデータが各ビームの変調回路に転送さ
せることにより、指定された走査密度の画像を形成す
る。
【0015】
【実施例】本発明の詳細を図に示す実施例に基づいて説
明する。
【0016】図1は、本発明を実施する画像形成装置の
構成図、図2は画像データを転送する回路のブロック図
である。
【0017】図1、図2に基づいて画像形成装置の動作
を説明する。走査密度は画像データの転送に先立ってデ
ータ線から、あるいはコマンドとしてコマンド線から指
示されるか、または手動で指示される。ホストコンピュ
ーター(図示せず)などからの画像データがメモリ15
へ取り込まれ、制御部16からの指令によって1ライン
分のデータがラインバッファ17に走査密度に応じた形
で入力される。光源駆動回路18は1ライン分の画像デ
ータに基づいて半導体レーザー1に流れる電流を制御す
る。その電流によって、レーザー光2が発せられ、回転
するポリゴンミラー3によって反射されて感光体4上を
走査する。レンズによりレーザー光は感光体4の面上に
結像する。感光体4は予め帯電器5によって均一電位に
帯電されており、レーザー光2が照射されると静電潜像
が形成される。静電潜像は現像器6によって現像されて
トナー像となり、トナー像は転写器7によって、給紙ロ
ーラー8により搬送された記録紙9に転写され、定着器
10によってトナー像が記録紙9上に定着される。転写
後の感光体4はクリーナー11で清掃される。
【0018】この実施例において、光学系の設定条件は
例えば1200dpiとし、このときのスポット径は主
走査方向(ポリゴンミラー3により走査する方向)に2
0μm、副走査方向(感光体1の面の移動方向)に30
μmとする(スポット径はビーム強度がピークに対して
1/e2 となる大きさで定義した)。
【0019】図3は光源駆動回路の動作のタイミングチ
ャートである。SNは位置検出のために発光されるレー
ザービームの通過を検出するセンサーからの入力信号
で、CLKはクロックパルスである。レーザービームが
検出されると、所定のパルス数経過後のクロックパルス
の立ち下がりの時点でデータ転送信号HGが立ち上が
る。この信号に従ってラインバッファ17から1ライン
分のデータが光源駆動回路18に取り込まれ、半導体レ
ーザー1が発光される。1ラインの露光が終了すると、
ポリゴンミラー3が回転して次の反射面によってレーザ
ービームが検出されると、同様に動作して次のラインが
露光される。HGがLowレベルの時、ラインバッファ
へのデータの転送を行う。
【0020】ホストコンピュータから走査密度が指示さ
れ、それに従って走査密度設定部19が制御部16に指
示を送る。制御部16は、指示された走査密度に応じて
画素のデータを拡張させてラインバッファ17に送ら
せ、さらにメモリ15からは1ライン分のデータを走査
密度に対応する回数がけラインバッファに送らせる。
【0021】図2に示した回路によりデータを拡張する
方法を図4に基づいて具体的に示す。
【0022】図4は1200dpiの光学系を用いて6
00dpiの画像形成する場合を示す。
【0023】図4Aはメモリ15に書き込まれている画
像データを示し、図4Bに示すようにメモリ上の最初の
1ライン分の各画素のデータが夫々2度ずつ連続して出
力され、1ライン分の情報としてラインバッファ17に
順次書き込まれ、像露光のタイミング(HGがHigh
レベルの時)で光源駆動回路18に出力される。
【0024】メモリ15上の同じアドレスからデータが
同様にして図4Cに示す状態でラインバッファに転送さ
れ、次のラインの像露光のタイミングで光源駆動回路に
出力される。メモリ15上の1ライン分のデータがくり
返し2ラインのデータとして感光体4に図4Eのように
書き込まれる。
【0025】メモリ15上の次の1ライン分の画像デー
タを同じように図4Dに示すようにして転送する。その
データは感光体4上では図4Eに示すように3ライン目
の画像となる。
【0026】このようにして1200dpiの2×2画
素により600dpiの1画素が形成される。
【0027】なお、データの転送は図3に示すデータ転
送信号HGがLowのとき行われる。
【0028】図5は400dpiで画像形成する場合を
示す。
【0029】図5Aはメモリ15上に画像データが書き
込まれている状態を示す。
【0030】メモリ上の最初の1ライン分の画像データ
の各画素のデータが図5Bに示すように3度ずつ連続し
て出力され、ラインバッファに順次書き込まれ、像露光
のタイミングで光源駆動回路18に出力される。
【0031】メモリ15上の同じアドレスからデータが
同様にして図5Cに示す状態でラインバッファ17に転
送され、次のラインの像露光のタイミングで光源駆動回
路18に出力される。
【0032】メモリ15上の図4Bのデータと同じアド
レスから同様にして図5C、図5Dに示す状態でデータ
がラインバッファ17にくり返し転送される。
【0033】メモリ15上の次の1ライン分の画像デー
タを最初のラインと同じようにして図5Eに示す状態で
ラインバッファ17に転送する。そのデータは感光体4
の上では4ライン目の画像となる。以下上記と同様にし
て2度繰り返して感光体4の上に図5Fに示すように書
き込む。
【0034】このようにして1200dpiの3×3画
素により400dpiの1画素が形成される。
【0035】以上のように、1200dpiの画像形成
条件でクロックパルス、ポリゴンミラーの回転速度、レ
ーザービームの大きさを変更することなく、さまざまな
走査密度で画像を形成することができる。
【0036】第二の発明の実施例は基本的に図1で示し
た画像形成装置において実施することができる。像露光
光源である半導体レーザー1は、図6に示すように、副
走査方向に隣接する四つのレーザービームを感光体に照
射する。また、画像データの転送は図7に示すような回
路で行われる。
【0037】この実施例においても、光学系の設定条件
は1200dpiとする。各ビームスポット21の径も
第1の実施例と同様である。
【0038】外部より入力される画像データはいったん
バッファ22に取り込むまれる。複数のスイッチSwを
有するスイッチ回路23はバッファからのデータを制御
部16から指令に応じて複数の出力端子へ振り分ける機
能を有する。1ライン分のデータがスイッチ回路を通
り、走査密度に応じて選択されたラインバッファ17に
走査密度に応じた形で入力される。各ラインバッファに
はそれぞれ光源駆動回路18と半導体レーザー1が接続
されていて、各光源駆動回路18は1ライン分の画像デ
ータに基づいて各半導体レーザー1に流れる電流を制御
する。その電流によって、4本のレーザー光が発せら
れ、感光体上に4ライン分の静電潜像を形成する。以下
の動作は図1〜図5に示す実施例と同様である。
【0039】データ転送のタイミングチャートは上記の
実施例と同様に、図3で示される。この場合、データ転
送信号HGに従って各ラインバッファ17から画像デー
タがそれぞれの光源駆動回路18に取り込まれ、各半導
体レーザー1が同時に発光される。4ラインの露光が終
了すると、ポリゴンミラーが回転して次の反射面によっ
てレーザビームが検出されると、同様に動作して次のラ
インが露光される。
【0040】走査密度はホストコンピューター側から指
示され、それに従って走査密度設定部19が制御部16
に指示を送る。制御部16は、指示された走査密度に応
じて画素のデータを各ラインバッファ17に送らせるよ
うにスイッチ回路23を動作させる。さらに入力側のバ
ッファ22からは1ライン分のデータを走査密度に対応
する回数だけ送らせる。
【0041】図7に示した回路によりデータを拡張する
方法を図8に基づいて具体的に示す。
【0042】図8は600dpiで画像形成する場合を
示す。
【0043】画像データはメモリ15に図8Aに示すよ
うに記録される。
【0044】最初の1ライン分の画像データが第1ライ
ンバッファ17aと第2ラインバッファ17bに出力さ
れるようにスイッチ回路が設定される(Sw1、2のみ
が閉じられる)。
【0045】1ライン目の各画素のデータが、図8Bに
示すように第1ラインバッファ17aと第2ラインバッ
ファ17bに順次書き込まれる。これにより図8Dに示
すように感光体4に書き込まれた各画素は2倍に拡張さ
れる。
【0046】2番目の1ライン分の画像データが図8C
に示すように第3ラインバッファ17cと第4ラインバ
ッファ17dに出力されるようにスイッチ回路23が設
定される(Sw3、4のみが閉じられる)。
【0047】これにより2ライン目の各画素のデータ
が、第3ラインバッファ17cと、第1ラインバッファ
17dに順次書き込まれる。このときも各画素が2倍に
拡張される。
【0048】像露光のタイミングで各ラインバッファ1
7から光源駆動回路18に出力される。
【0049】以下、これを繰り返す。
【0050】このようにして1200dpiの2×2画
素により600dpiの1画素が形成される。
【0051】図9は400dpiで画像形成する場合を
示す。
【0052】画像データはメモリ15に図9Aに示すよ
うに記録される。
【0053】1ライン分の画像データが第1ラインバッ
ファ17a、第2ラインバッファ17b、第3ラインバ
ッファ17cに出力されるようにスイッチ回路18が設
定される。
【0054】最初の1ライン分の各画素のデータが、図
9Bに示すように第1、第2、第3ラインバッファ17
a、17b、17cに順次書き込まれる。このとき、各
画素が図9Eに示すように3倍に拡張される。
【0055】2番目の1ライン分の画像データが図9B
に示す第4ラインバッファ17dに出力されるようにス
イッチ回路23が設定される。
【0056】2ライン目の各画素のデータが、第4ライ
ンバッファ4に書き込まれる。このときも1ラインの各
画素が3倍に拡張される。
【0057】像露光のタイミングで各ラインバッファ1
7から光源駆動回路18に出力される。
【0058】1ライン分の各画素データが第1と第2ラ
インバッファ17a、17bに出力されるようにスイッ
チ回路23が設定される。その後、バッファ22に保持
されている2ライン目の各画素データが図9cに示すよ
うに3倍に拡張されながら第1、第2ラインバッファ1
7a、17bに転送される。
【0059】1ライン分の各画素データが第3、第4ラ
インバッファ17c、17dに出力されるようにスイッ
チ回路が設定され、3ライン目の各画素データが図9c
に示すように3倍に拡張されながら第3、第4ラインバ
ッファ17c、17dに転送される。
【0060】像露光のタイミングでそれぞれ光源駆動回
路18に出力される。
【0061】1ライン分の各画素データが第1ラインバ
ッファ17aに出力されるようにスイッチ回路が設定さ
れる。その後、バッファ22に保持されている3ライン
目の各画素データが図9Dに示すように3倍に拡張され
ながら第1ラインバッファ17aに転送される。
【0062】1ライン分の各画素データが第2、第3、
第4ラインバッファ17b、17c、17dに出力され
るようにスイッチ回路23が設定され、図9Dに示すよ
うに3ライン目の各画素データが3倍に拡張されながら
第2、第3、第4ラインバッファ17b、17c、17
dに転送される。
【0063】像露光のタイミングでそれぞれ光源駆動回
路18に出力される。
【0064】以下、これを繰り返す。
【0065】このようにして1200dpiの3×3画
素によた400dpiの1画素が形成される。
【0066】以上のように、1200dpiの画像形成
条件でクロックパルス、ポリゴンミラーの回転速度、レ
ーザビームの大きさを変更することなく、さまざまな走
査密度で画像を形成することができる。
【0067】更に第3発明の実施例もまた基本的に図1
で示した画像形成装置において実施することができる。
像露光光源である半導体レーザー1は、第2実施例と同
様に、副走査方向に隣接する四つのレーザビームを感光
体に照射する。また、画像データの転送は図10に示す
ような回路で行われる。
【0068】この実施例においても、光学系の設定条件
は1200dpiとする。各スポット径も第1実施例と
同様である。
【0069】第2実施例と異なる点は、画像データの光
源駆動回路18への転送方法である。
【0070】外部より入力される画像データの第1ライ
ン目は第1ラインバッファ1へ、第2ライン目は第2ラ
インバッファ17bへ、第3ライン目は第3ラインバッ
ファ17cへ、第4ライン目は第4ラインバッファ17
dへそれぞれスイッチ回路23を通って取り込まれる。
セレクタ24は各ラインバッファからのデータを制御部
16からの指令に応じて複数の出力端子へ振り分ける機
能を有する。各出力端子にはそれぞれ光源駆動回路18
と半導体レーザー1が接続されている。光源駆動回路1
8は1ライン分の画像データに基づいて半導体レーザー
1に流れる電流を制御する。その電流によって、レーザ
ー光が発せられ、感光体上に静電潜像を形成する。
【0071】図10に示した回路によりデータを拡張す
る方法を図11に基づいて具体的に示す。
【0072】図11は600dpiで画像形成する場合
を示す。
【0073】画像データは図11Aに示すようにメモリ
15に記録される。
【0074】スイッチ回路23を順次切り替えることに
より、1ライン目の画像データが図11B、図11Cに
示すように各画素データを2倍に拡張されて第1ライン
バッファ17aへ、同様にして2ライン目が第2ライン
バッファ17bへ、3ライン目が第3ラインバッファ1
7cへ、4ライン目が第4ラインバッファ17dへと出
力される。
【0075】第1ラインバッファ17aから第1光源駆
動回路18a、第2光駆動回路18bへ出力され、第2
ラインバッファ17bから第3光源駆動回路18c、第
4光源駆動回路18dへ出力されるように、セレクタ2
4が図11Dに示す如く設定される。
【0076】第1ラインバッファ17aと第2ラインバ
ッファ17bの画像データが上記のように結合された各
光源駆動回路18a、18b、18c、18dに出力さ
れる。
【0077】第3ラインバッファ17cから第1、第2
光源駆動回路18a、18bへ出力され、第4ラインバ
ッファ17dから第3、第4光源駆動回路18c、18
dへ出力されるように、セレクタ24が図11Eに示す
如く設定される。
【0078】第3、第4ラインバッファ17c、17d
の画像データが上記のように結合された各光源駆動回路
18a、18b、18c、18dに出力される。
【0079】以下これを繰り返す。
【0080】このようにして1200dpiの2×2画
素により600dpiの1画素が形成される。
【0081】図12は400dpiで画像形成する場合
である。
【0082】画像データは図12Aに示すようにメモリ
15に記録される。
【0083】スイッチ回路23を順次切り替えることに
より、図12Bに示すように、1ライン目の画像データ
が各画素データを3倍に拡張されて第1ラインバッファ
17aへ、同様にして2ライン目が第2ラインバッファ
17bへ、3ライン目が第3ラインバッファ17cへ、
4ライン目が第4ラインバッファ17dへと出力され
る。
【0084】第1ラインバッファ17aから第1、第
2、第3光源駆動回路18a、18b、18cへ出力さ
れ、第2ラインバッファ17bから第4光源駆動回路1
8dへ出力されるように、セレクタ24が図12Dに示
す如く設定される。
【0085】第1、第2ラインバッファ17a、17b
の画像データが上記のように結合された各光源駆動回路
18に出力される。
【0086】第2ラインバッファ17bから第1、第2
光源駆動回路18a、18bへ出力され、第3ラインバ
ッファ17cから第3、第4光源駆動回路18c、18
dへ出力されるように、セレクタ24が図12Eに示す
如く設定される。
【0087】第2、第3ラインバッファ17b、17c
の画像データが上記のように結合された各光源駆動回路
18に出力される。
【0088】第3ラインバッファ17cから第1光源駆
動回路18aへ出力され、第4ラインバッファ17dか
ら第2、第3、第4光源駆動回路18b、18c、18
dへ出力されるように、セレクタ24が図12Fに示す
如く設定される。
【0089】第3、第4ラインバッファ17c、17d
の画像データが上記のように結合された各光源駆動回路
18に出力される。
【0090】以下これを繰り返す。
【0091】このようにして1200dpiの3×3画
素により400dpiの1画素が形成される。
【0092】以上のように、1200dpiの画像形成
条件でクロックパルス、ポリゴンミラーの回転速度、レ
ーザービームの大きさを変更することなく、さまざまな
走査密度で画像を形成することができる。
【0093】上述した実施例では、像露光系は1200
dpiに設定されいるが、この数値は限定的なものでは
ない。また、この場合ビーム径その他は1200dpi
に適した条件に必ずしも設定されている必要はない。例
えばビーム径を実施例で示した値の2倍に設定しても、
600dpi以下の密度の場合、十分に良好な潜像を得
ることができる。さらに、主走査方向と副走査方向とを
異なる密度で記録することも可能である。このときは、
主走査方向にデータを連続させる数と副走査方向に転送
を繰り返す数とを同じ値にしないことによって達成され
る。
【0094】
【発明の効果】本発明により、簡単な構成の回路を追加
するのみで、ビームスポット径、ビームパワー、感光体
の駆動速度など機械的な条件を変更することなく、走査
密度を切り替えて画像を形成できる装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する画像形成装置の構成図であ
る。
【図2】画像データを転送する回路のブロック図であ
る。
【図3】光源駆動回路の動作のタイミングチャートであ
る。
【図4】図2の回路に基づいてデータを拡張する方法の
概念を示す図であり、Aはメモリの、B、C、Dは夫々
ラインバッファの、Eは感光体の画像データを示す。
【図5】図4に対する別の実施例を示し、Aはメモリ
の、B、C、D、Eは夫々ラインバッファの、Fは感光
体の画像データを示す。
【図6】複数のレーザービームが感光体に照射されるこ
とを示す図である。
【図7】画像データを転送する他の回路のブロック図で
ある。
【図8】図7の回路に基づいてデータを拡張する方法の
概念を示す図であり、Aはメモリの、B、Cは夫々ライ
ンバッファの、Dは感光体の画像データを示す。
【図9】図8に対する別の実施例を示し、Aはメモリ
の、B、C、Dは夫々ラインバッファの、Eは感光体の
画像データを示す。
【図10】画像データを転送する他の回路のブロック図
である。
【図11】図10の回路に基づいてデータを拡張する方
法の概念を示す図であり、Aはメモリの、Bは夫々ライ
ンバッファの、Cは感光体の画像データを示し、D、E
はセレクタの互いに別の実施例を夫々示す。
【図12】図11に対する別の実施例を示し、Aはメモ
リの、Bは夫々ラインバッファの、Cは感光体の画像デ
ータを示し、D、E、Fはセレクタの互いに別の実施例
を夫々示す。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 レーザ光 3 ポリゴンミラー 4 感光体 15 メモリ 16 制御部 17 ラインバッファ 18 光線駆動回路 19 密度設定部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−47885(JP,A) 特開 昭59−178075(JP,A) 特開 昭51−30751(JP,A) 特開 平4−168065(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/44 G02B 26/10 H04N 1/113

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定速度で回転する感光体と、1ライン
    分の画像データを変調し、接続された発光素子を駆動す
    る光源駆動手段と、前記発光素子から発光された光ビー
    ムを回転多面鏡によって感光体面上に走査させ、1ライ
    ン分の潜像を形成する光学系と、走査密度を指定する密
    度指定手段と、該密度指定手段の出力に従って画像デー
    タの入力を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、
    1ライン分の画像データの各画素データをそれぞれ前記
    密度指定手段が指定した走査密度に対応する回数だけ連
    続させたものを1ライン分の拡張画像データとし、該1
    ライン分の拡張画像データを前記密度指定手段が指定し
    た走査密度に対応する回数だけ繰り返し前記光源駆動手
    段へ出力することを特徴とする走査密度を切り替え可能
    な画像形成装置。
  2. 【請求項2】 一定速度で回転する感光体と、画像デー
    タを格納する第一のバッファ手段と、画像データの1ラ
    イン分を格納する複数の第二のバッファ手段と、前記第
    一のバッファ手段の出力側と前記第二のバッフア手段の
    それぞれの入力側との接続を制御するスイッチ手段と、
    前記第二のバッファ手段のそれぞれから出力された1ラ
    イン分の画像データを変調し、それぞれに接続された発
    光素子を駆動する複数の光源駆動手段と、前記複数の発
    光素子を一体化した像露光光源と、前記像露光光源から
    発光された複数本の光ビームを回転する反転鏡によって
    前記感光体面上に走査させ、互いに隣接する複数ライン
    分の潜像を形成する光学系と、走査密度を指定する密度
    指定手段と、前記密度指定手段の出力に従って前記第一
    のバッフア手段の入出力と前記スイッチ手段の切り替え
    動作を制御する制御手段とを備え、 該制御手段は、1ライン分の画像データの各画素データ
    をそれぞれ前記密度指定手段が指定した走査密度に対応
    する回数だけ連続させたものを1ライン分の拡張画像デ
    ータとし、該1ライン分の拡張画像データを前記密度指
    定手段が指定した走査密度に対応する回数だけ繰り返し
    て順次前記各第二バッファ手段に書き込むよう、前記ス
    イッチ手段を切り替え動作させることを特徴とする走査
    密度を切り替え可能な画像形成装置。
  3. 【請求項3】 一定速度で回転する感光体と、画像デー
    タの1ライン分を格納する複数のバッファ手段と、複数
    のバッファから一つを選択するスイッチ手段と、各バッ
    ファ手段の出力信号を複数の端子に選択的に振り分ける
    セレクタ手段と、各端子から出力された1ライン分の画
    像データを変調し、それぞれに接続された発光素子を駆
    動する複数の光源駆動手段と、複数の発光素子を一体化
    した像露光光源と、前記像露光光源から発光された光ビ
    ームを回転する反射鏡によって感光体面上に走査させ潜
    像を形成する光学系と、走査密度を指定する密度指定手
    段と、該密度指定手段の出力に従ってセレクタ手段の動
    作を制御する制御手段とを備え、 該制御手段は、1ライン分の画像データの各画素データ
    をそれぞれ前記密度指定手段が指定した走査密度に対応
    する回数だけ連続させたものを1ライン分の拡張画像デ
    ータとして前記各バッファ手段に格納するよう前記スイ
    ッチ手段を切り替え動作させるとともに、前記1ライン
    分の拡張画像データを前記密度指定手段が指定した走査
    密度に対応する回数だけ繰り返して前記各バッファ手段
    から順次各光源駆動手段へ出力するよう前記セレクタ手
    段を設定することを特徴とする走査密度を切り替え可能
    な画像形成装置。
JP13788891A 1991-06-10 1991-06-10 走査密度を切り替え可能な画像形成装置 Expired - Fee Related JP3231049B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13788891A JP3231049B2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 走査密度を切り替え可能な画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13788891A JP3231049B2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 走査密度を切り替え可能な画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04361217A JPH04361217A (ja) 1992-12-14
JP3231049B2 true JP3231049B2 (ja) 2001-11-19

Family

ID=15209026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13788891A Expired - Fee Related JP3231049B2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 走査密度を切り替え可能な画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3231049B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04361217A (ja) 1992-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4467334A (en) Laser beam printer
EP0620676B1 (en) Process for digital micromirror printer
US7215353B2 (en) Method and apparatus for image forming capable of effectively controlling a light beam with a pulse width modulation
JPH04255874A (ja) ラスタ出力スキャナ強度制御の手段及び方法
US4517579A (en) Electrostatic recording apparatus forming small non-recording regions in a recording field
EP0415725A2 (en) Image recording apparatus
JPH04329512A (ja) 画像記録装置
JP3231049B2 (ja) 走査密度を切り替え可能な画像形成装置
US4422102A (en) Laser recording method and apparatus simultaneously scanning and reading out adjacent data
JP3409889B2 (ja) 記録制御装置
US5223952A (en) Image recording device and a data processing apparatus
JPH0254992B2 (ja)
JPH0515102B2 (ja)
JPS60240272A (ja) 光ビ−ム記録装置
JP3019598B2 (ja) 画像記録装置
JP3089114B2 (ja) 印刷装置
JP2989222B2 (ja) 画像記録装置
JPS59143162A (ja) 記録装置
JPH05197263A (ja) 画像形成装置
JPH06315083A (ja) 画像形成装置
JPH04342359A (ja) 2値画像形成装置
JPS59207780A (ja) レ−ザビ−ムプリンタ
JPH04185360A (ja) 記録装置
JPH06305186A (ja) レーザプリンタ
JPH0846762A (ja) 画像形成装置およびその方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees