JP3230975U - フォニックス学習支援具 - Google Patents
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Abstract
【課題】英単語の読み書きが苦手な児童・生徒向けに英単語の読み書きの力をつけることを支援するフォニックス学習支援具を提供する。
【解決手段】フォニックス学習支援具は、英単語の読み書きが苦手な児童・生徒がその内容を理解又は認識することが可能なイラスト又は絵からなる表示対象1であって、当該表示対象1から把握又は連想させるべく言葉の少なくとも一部に英単語を構成するアルファベットの特定の文字又は文字列1aの音素を含ませるように描かれた発音絵記号1cからなる表示対象を、少なくとも第1表示面2aと第2表示面2bの2つの表示面2を有する表示具4の一方の表示面である第1表示面2aに表示するものである。2つの表示面2a、2bである第1表示面2aと第2表示面2bが互に選択的にのみ表示され又は視認される表示面である。
【選択図】図7
【解決手段】フォニックス学習支援具は、英単語の読み書きが苦手な児童・生徒がその内容を理解又は認識することが可能なイラスト又は絵からなる表示対象1であって、当該表示対象1から把握又は連想させるべく言葉の少なくとも一部に英単語を構成するアルファベットの特定の文字又は文字列1aの音素を含ませるように描かれた発音絵記号1cからなる表示対象を、少なくとも第1表示面2aと第2表示面2bの2つの表示面2を有する表示具4の一方の表示面である第1表示面2aに表示するものである。2つの表示面2a、2bである第1表示面2aと第2表示面2bが互に選択的にのみ表示され又は視認される表示面である。
【選択図】図7
Description
この考案は、認知特性の偏り等により、主として英語学習の入口である英単語の読み書きが苦手な児童・生徒を対象とするフォニックス学習支援具に関する。
フォニックスとは、英語において、綴り字と発音との間の規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
フォニックスとは、英語において、綴り字と発音との間の規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
従来英語を母国語(第1言語)としない人が、不規則性の高い英単語の発音を正確に学習するための支援システムとして特許文献1,同2に示す発明が提案されている。
この特許文献1のものはアルファベット文字やそのスペル(綴り)を母音,子音,特殊な音(音標文字発音),サイレント音とに分け、これらの発音部を有する英単語とその英単語の意味を表す物の図形を併記するとともに、各発音の違いを色や記号で区別して復誦させるものである。
この特許文献1のものはアルファベット文字やそのスペル(綴り)を母音,子音,特殊な音(音標文字発音),サイレント音とに分け、これらの発音部を有する英単語とその英単語の意味を表す物の図形を併記するとともに、各発音の違いを色や記号で区別して復誦させるものである。
また特許文献2のシステムは、アルファベット文字をコード化し、小文字又は大文字及びこれらの他の文字との組合わせ及びサイレント音を指示する第1〜第3のコードインディケーターと、さらに上記コードから変更される音の変更記号を備える第4のコードインディケーターとを有し、これらのインディケーターの相互作用をさせるプログラムによって各ケースの単語とイメージ図や記号等を表示させ、学習させるものである。
しかし、上記特許文献1のものは、いずれも従来の一般的フォニックス教材がそうであるようにイラストや写真で意味を提示された各種の英単語を手掛かりにしている点で共通し、英単語の読み書きが苦手な児童・生徒はそもそも英単語の語彙が少ないため、手掛かりとして示された英単語を習得していないことも多く、英単語を読むことが苦手な児童・生徒にとってこれらの学習システムの利用は困難である。
認知特性の偏り,発達障害により通常の英語教育に支障を来している学習障害者が少なくとも全体の2〜3%はいると言われている。また読みが苦手な児童・生徒は、デコーディングが苦手な特性があり、小学生のとき、ひらがなでも拗音(小文字の「ゃ,ゅ,ょ」で表される音)や促音(小さい「っ」で表す音)等の特殊音節の読み書きが苦手であることが報告されている。
また、単語の語頭音や語尾音を抽出して認識するなどの音韻分解が苦手な者が多いことも報告されている。
デコーディングとは、文字や文字列を音声に変えること。例:「た」という文字を見て「ta」と発音するなど、文字と音声との対応作業のことである。
また、単語の語頭音や語尾音を抽出して認識するなどの音韻分解が苦手な者が多いことも報告されている。
デコーディングとは、文字や文字列を音声に変えること。例:「た」という文字を見て「ta」と発音するなど、文字と音声との対応作業のことである。
さらにKABC-IIのアセスメントの結果によれば、読みが苦手な児童・生徒は継次処理(短期記憶)が苦手で同時処理(視覚処理)が得意なタイプが多く、絵で提示された場合、物の名前を覚える対連合記憶は、年齢相応の力であったり、平均より高い力を持っていたりする場合が多い。
そのことから、これらの読みが苦手な児童・生徒は、視覚的有意味刺激(つまり絵や写真など視覚から受ける刺激)の方が文字情報よりも覚えやすいと言える。
そのことから、これらの読みが苦手な児童・生徒は、視覚的有意味刺激(つまり絵や写真など視覚から受ける刺激)の方が文字情報よりも覚えやすいと言える。
一方、英語は表音文字であるアルファベットを組み合わせて表記されるが、日本語の音の単位であるモーラ(五十音図のそれぞれのかなが1単位、例「か」が1モーラ)に比べて、より小さい音韻単位である音素(kaの場合、[k]と[a]がそれぞれ1音素)の認識が必要なため、日本語よりさらに高度な音韻認識の力が必要とされ、英語の読みが苦手な生徒は、アルファベットの音素の習得が難しいことが、英単語の読みにつまずく第1の原因である。
これらの児童・生徒は、子音音素と母音音素のブレンディング(合成)に苦戦する傾向もあり(第2の原因)、二つの音のブレンディングが苦手なため、中学生になっても、ひらがな拗音の読みの苦手さを残している。また、音韻分解が難しく、例えば「bag」の音を分解してbの音素〔ブ〕を認識することが難しい(第3の原因)。
現在小学校高学年に英語学習が導入されているが、日本語の読み書きにつまずきのある児童が英語学習に苦労することは容易に想像できる。
この考案は、上記のように英単語の読み書きが苦手な児童・生徒が潜在的に備えている、視覚的有意味刺激による物と名前の対連合記憶が強みである認知特性を活かせるフォニックス学習支援具を提供するものである。
この考案は、上記のように英単語の読み書きが苦手な児童・生徒が潜在的に備えている、視覚的有意味刺激による物と名前の対連合記憶が強みである認知特性を活かせるフォニックス学習支援具を提供するものである。
この考案は上記のような課題を解決するもので、第1に、英単語の読み書きが苦手な児童生徒がその内容を理解又は認識することが可能なイラスト又は絵からなる表示対象1であって、当該表示対象1から把握又は連想させるべく言葉の少なくとも一部に英単語を構成するアルファベットの特定の文字又は文字列1aの音素を含ませるように描かれた発音絵記号1cからなる表示対象を、少なくとも第1表示面2aと第2表示面2bの2つの表示面2を有する表示具4の一方の表示面である第1表示面2aに表示することを特徴としている。
第2に、2つの表示面2a,2bである第1表示面2aと第2表示面2bが互に選択的にのみ表示され又は視認される表示面であることを特徴としている。
第3に、2つの表示面2a,2bが特定の音素の発音に関して互に関連付けられた異なる表示対象1a,1cを表示する表示面であることを特徴としている。
第4に、発音絵記号1c中に表示又は示唆された音素の発音方法を示す仮名文字を含み且つ当該仮名文字部分が音素であることを強調して特定すべく表示される日本語のフレーズで構成される説明部1dからなる表示対象1を第2表示面2bに表示したことを特徴としている。
第5に、発音絵記号1cの上にこれと対応するアルファベットの文字又は文字列1aを重ね、第1表示面2aに発音絵記号1cがアルファベット文字又は文字列1aに一部隠されるように表示し、あるいは文字の空間に発音絵記号を取り込んで表示したことを特徴としている。
第6に、文字の形が似ているため、音素の習得の際に、英単語の読み書きが苦手な児童生徒が特に混乱しがちな子音のb、d、p、qと二文字子音について、文字から音素を想起しやすくするために発音絵記号1cの一部をアルファベット文字又は文字列1aに添えて第1表示面2aに表示したことを特徴としている。
第7に、第2表示面2bに第1表示面2aの表示対象1と対応するアルファベットの文字又は文字列1aを表示したことを特徴としている。
第8に、英単語内のアルファベットの文字又は文字列1aが特殊な発音又は黙字であることを示すアルファベットの文字又は文字列1aの背景又は文字の色分け1e又は近傍に付する発音絵記号1c及び文字以外の記号1fからなる識別表示を施したことを特徴としている。
第9に、第1表示面2aと第2表示面2bがカード又はシート又はブロックの表面と裏面であることを特徴としている。
第10に、第1表示面2aと第2表示面2bがディスプレイ上に表示される選択又は反転によって切換表示が可能な表示面2であることを特徴としている。
以上のように構成される本考案の学習支援具によれば、デコーディングが不得意な反面、視覚的有意味刺激による物と名前の対連合記憶が強みである認知特性を持つ読み書きが苦手な児童生徒への英単語の読み書きの支援を効果的に行うことができ、実際の支援現場でも本考案の支援具を使用し、各アルファベット文字及び文字列の音素を習得させ、且つ、子音と母音のブレンディングの要領を習得させることにより、英単語の読み書きの力が短時間で向上した。
その他の本考案の詳細な効果は後述する実施形態の説明において詳述する。
その他の本考案の詳細な効果は後述する実施形態の説明において詳述する。
ここで使用されている発音絵記号1cは説明部1dで表示する物の名称に対応した物の絵の他、「あっそうだの[ア]」,「あぁ、そうかの[アー]」のように感動詞を発する人(子供)のイラスト等や「うっ!のどに詰まった」の場合のように人の動作や表情等を絵にしたもの、「オーストラリアの[オー]」のように国名を用いた場合には同国の地図を示したイラストなどが使用されている。
特に日本語にはない音素のため口形に注意することが大切な「f」「v」「th」「gh」「ph」の発音絵記号は、用いられている生き物の口の形も学習者がイメージしやすいように表示されている。
「ヌードゥル」と「ヌートリア」、「イヤホン」と「いやいや」のように手掛かりとする発音絵記号のヒントを2種類使用している場合があるが、学習者の獲得語彙や語彙に対する親和性を考慮して学習者に選択させることができるようにするためである。
また説明部1dには発音絵記号のみでは表し切れない口形の説明等を補充的に含む場合もある。
特に日本語にはない音素のため口形に注意することが大切な「f」「v」「th」「gh」「ph」の発音絵記号は、用いられている生き物の口の形も学習者がイメージしやすいように表示されている。
「ヌードゥル」と「ヌートリア」、「イヤホン」と「いやいや」のように手掛かりとする発音絵記号のヒントを2種類使用している場合があるが、学習者の獲得語彙や語彙に対する親和性を考慮して学習者に選択させることができるようにするためである。
また説明部1dには発音絵記号のみでは表し切れない口形の説明等を補充的に含む場合もある。
以下本考案の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1〜図5は英語で使用するアルファベットの文字又は特定の文字列1aと、それらに対応する一般的な発音記号1bと、上記文字又は文字列の音素を示唆し又はイメージさせる絵からなる発音絵記号1cと、上記絵の内容又はイメージ及び含まれる音素を特定して表示する日本語による唱え方(復誦方法)を説明した説明部1dからなる表示対象を、各種の音素毎に区別して相互に関連付けて表示する一覧表である。これらの一覧表によってアルファベットの文字又は文字列とその音素を示す各種表示対象との関係が定義されている。
この内、図1に示す一覧表は、母音の基礎的な音素である「基本読み」を(A)に、「アルファベット読み」を(B)にまとめ、各表左欄にはアルファベット文字1aのa,i,u,e,o,yと「基本読み」か「アルファベット読み」かを示唆する識別表示1fを、これに対応する発音記号1b,発音絵記号1c,説明部1dが横方向に関連付けられ、上下方向に順次表示されている。
例えば(A)左端の欄にはアルファベット文字1aのaと識別表示1fが、次いで右に隣接する欄にはその発音記号1bが、さらにその右隣欄には蟻の発音絵記号1cとその蟻の絵を見て復誦させる(唱えさえる)ことを意図した文字「ありの[ア]」の言葉が仮名文字で説明部1dとして表示されている。
上記表示は、本来アルファベット「a」の発音は一般的な発音記号「ae」によって発音方法が特定(認識)されるべき処、これによって発音が習得できない学習者のために、児童・生徒にとって十分に認識・理解できる蟻のイラスト又はイメージ図からなる絵(発音絵記号1c)を示し、この絵を説明部1dの「ありの[ア]」と唱え(復誦)させることにより、「a」の音素を正しく習得させようとする後述の学習支援具の表示対象を整理したものである。
図1(A)の一覧表では、上記同様にi,u,e,o,yのアルファベット文字1aの「基本読み母音」の音素を示す石の絵(発音絵記号1c)と「石の[イ]」の表示(説明部1d)、ある事柄を突然納得又は理解できた時の動作を表す一方の平手に他方のこぶしを打ち付ける動作の絵(発音絵記号1c)とともに、この発音絵記号の説明を兼ねてuの音素を含む「あっそうだの[ア]」の文字からなる説明部1dによる復誦方法が示されている。以下アルファベット文字e,o,yについても同様に表されている。
図1(B)の一覧表では、「アルファベット読み母音」の音素について、同様に表されている。
図1(B)の一覧表では、「アルファベット読み母音」の音素について、同様に表されている。
図2(A)では、「その他読み母音」及び「二重母音」で主に用いられる音素の発音記号1bと、これらにそれぞれ対応する発音絵記号1c及びその復誦方法を示す説明部1dとをそれぞれ関連付けて整理した一覧表である。
図2(B)はアルファベット文字1aのrの付く2〜3文字の母音の音素をまとめた発音記号1b,発音絵記号1c及び説明部1dの関係を示す一覧表である。
「その他読み母音」、「二重母音」、「rのつく母音」の音素は、複数の文字に対応する場合があるので、1aは表示していない。
図2(B)はアルファベット文字1aのrの付く2〜3文字の母音の音素をまとめた発音記号1b,発音絵記号1c及び説明部1dの関係を示す一覧表である。
「その他読み母音」、「二重母音」、「rのつく母音」の音素は、複数の文字に対応する場合があるので、1aは表示していない。
図3(A),(B)は、上記図1,図2の母音に対してb,c,d以下zまでの子音のアルファベット文字1aとその子音の発音記号1b、これに対応する発音絵記号1c,各発音絵記号1cの説明部1dを関連付けて表示した一覧表を、左右分割表示したものである。
なお、図3(A)中のアルファベットのCの発音に関しては子音の発音記号「k」と「s」を共に「薬」を絵記号の題材にしているが、両者の発音を絵によって区別するために、一方は錠剤により他方はカプセル剤により表示されている。また同図(B)中のアルファベット文字Sの発音記号「s」と「z」は共に鈴の発音絵記号1cを用いているが、鈴の上下の着色を逆にすることにより、絵による発音の区別を行っている。
図4は、2〜3文字の文字列からなる子音を整理してまとめており、当該文字列1a,発音記号1b,発音絵記号1c及びその説明部1dを表内に関連付けて示している。
図5は、英単語中で使用されるアルファベット文字の決まった文字列1aとその発音記号1b,発音絵記号1cとその説明部1dを関連付けて整理した一覧表である。同図の表では、各文字列の発音方法は勿論、異なる文字列でも同一の発音をし、同一の文字列を含んでいても異なる発音をする場合がある点も、それぞれに対応する発音絵記号1cと説明部1dにより区別できる表示となっている。
したがって、図1〜図5により、ほぼすべての母音と子音のアルファベット文字1aの音素が一般に使用される発音記号1bと発音絵記号1c及び説明部1dにより関連付けられて示される。
図6〜図14は、上記によって整理された各種の音素を習得させるために、関係性のある各種表示対象1を表面(第1表示面2a)と裏面(第2表示面2b)に対応させてそれぞれ表示してカード化する場合のカット前の印刷用シート材を示し、これを各表示対象1a〜1d間及び外周の升目状のカットライン3に沿ってカットすることにより、対応する各表示対象1a〜1d毎のカード(表示具4)が完成する。図示する例では、各カード4が正方形に形成されるが、その外形形状は長方形その他の多角形,円形それ以外の任意の形状選択ができる。
また図6〜図14に図示する例では、すべて左側がカット前のシート材の表面側(第1表示面2a)、右側がその裏面側(第2表示面2b)を左右反転されて表されており、少なくとも第1表示面2aには各音素の発音絵記号1cが印刷され、第2表示面2bにはこれと対応するアルファベット文字又は文字列1aが印刷表示されている。このため利用者には両面のいずれか一方の面のみが選択的に視認又は表示可能となっている。
したがって発音の習熟過程当初は両面を交互に対応させて確認しながら正しい音素を記憶して身につけ、習熟度合にしたがって発音絵記号1cの記憶イメージを辿りながらアルファベットの文字や文字列1aの音素を習得し、最終的には文字や文字列1aのみを見て単語を読むことができるまで習熟度合を高めることを目的としている。
さらに図示する例では、習熟度合や学習者の好み・認知特性に応じ、図7〜図10のように第1表示面2aに発音絵記号1cの上にこれと対応するアルファベットの文字又は文字列1aを重ね、あるいは文字の空間に発音絵記号を取り込んで対応するアルファベット文字や文字列1aを表示し、図11〜図14に示すように第1表示面2aに両者を並記して表示するパターンのものも含まれている。
以下これらの詳細につき説明すると、図6は図1〜図5で示した発音絵記号1cのみをシート材の表面2aに示し、これらに対応する説明部1dを裏面2bに印刷表示し、これによればアルファベット文字や文字列1aは表示せず、発音絵記号1cと説明部1dのみを関連付けて音素を習得することができる。
図6(A)は、表面(左側)に母音の発音絵記号1cを、裏面(右側)にこれらの対応する説明部1dを表示し、(B)は表面(左側)に子音と決まった文字列の発音絵記号1cを、裏面(右側)にこれらの対応する説明部1dを表示している。
図6(A)は、表面(左側)に母音の発音絵記号1cを、裏面(右側)にこれらの対応する説明部1dを表示し、(B)は表面(左側)に子音と決まった文字列の発音絵記号1cを、裏面(右側)にこれらの対応する説明部1dを表示している。
図7は、(A)において左側の第1表示面(表面)2aに発音絵記号1cの上にこれと対応するアルファベット文字1a(注:図3の表示対象に対応)を重ね、発音絵記号1cがアルファベット文字1aに隠れて一部が表示され、あるいは文字の空間に取り込んで表示され、当該文字1aの子音の音素を示唆したカード化前のシート材を示している。図7(B)に示す当該カード1の裏面には表面の表示対象に対応したアルファベット文字1aが印刷表示され、両面を択一的に視認できる構成となっている。
学習者の子音音素習熟度が高まれば裏面2bのアルファベット文字1aのみでその発音絵記号1cが示唆する子音の音素が想起でき、裏面2bのみを見てデコーディングできる構成になっている。
学習者の子音音素習熟度が高まれば裏面2bのアルファベット文字1aのみでその発音絵記号1cが示唆する子音の音素が想起でき、裏面2bのみを見てデコーディングできる構成になっている。
図8は、(A)の左側の第1表示面(表面)2aに発音絵記号1cの上にこれと対応するアルファベットの2〜3文字(文字列)1aからなる子音(注:図4の表示対象に対応)を重ね、発音絵記号1cがアルファベット文字1aに隠れて一部が表示され、当該文字列1aの子音の音素を示唆したカード化前のシート材を示している。(B)の裏面2bには対応した当該文字列1aのみが印刷表示されている。
これにより、裏面2bのみを見てデコーディングできれば子音の音素をより高度に習得したことになる。
これにより、裏面2bのみを見てデコーディングできれば子音の音素をより高度に習得したことになる。
図9は、文字の形が似ているため、子音の音素の習得の際に、英単語の読み書きが苦手な児童・生徒が特に混乱しがちなb、d、p、q及びアルファベットの2〜3文字(文字列)について、文字から音素を想起しやすくするために発音絵記号1cの一部を文字1aに添えたカード化前のシート材である。
(A)の第1表示面(表面)2aに発音絵記号を一部添えた文字1aを、(B)に裏面2bには対応した文字1aが印刷表示されている。
これにより、学習者の音素の習熟度に応じて、学習支援具を選択して使用でき、学習者が音素を習得する際のつまずきを一層軽減できる。
(A)の第1表示面(表面)2aに発音絵記号を一部添えた文字1aを、(B)に裏面2bには対応した文字1aが印刷表示されている。
これにより、学習者の音素の習熟度に応じて、学習支援具を選択して使用でき、学習者が音素を習得する際のつまずきを一層軽減できる。
図10(A)は、上記同様表面2aに「基本読み母音」と「アルファベット読み母音」の文字1aと発音絵記号1c,識別表示1fが重ね表示され、発音絵記号1cの一部が隠され、あるいは文字の空間に取り込んで表示されているカード化前のシート材である。(B)では裏面2bには対応した文字列1aと識別表示1fを重ねて印刷表示されている。
これにより、裏面2bのみを見てデコーディングできれば基礎的な母音の音素を習得したことになる。
これにより、裏面2bのみを見てデコーディングできれば基礎的な母音の音素を習得したことになる。
図11(A)は、表面2aに「その他読みの母音」とされるアルファベット文字1aとこれに対応する発音絵記号1cを並記して表示したカード化前のシート材である。(B)では裏面2bにはこれらの母音を含む単語例を各アルファベット文字に対応して印刷表示しており、「その他読み母音」とこれを含む単語を関連付けて音素の習得を助けるものとなっている。
図12(A)は、表面2aに「二重母音」を構成するアルファベットの文字列1aとこれに対応する発音絵記号1cを並記して表示されているカード化前のシート材である。(B)に示す裏面2bには上記表面の表示対象の文字列を含む単語例を対応して印刷表示しており、「二重母音」とこれを含む単語を関連付けて音素の習得を助けるものとなっている。
図13(A)は、表面2aにrのつく母音の2〜3文字列1aとこれに対応する発音絵記号1cを並記して表示されているカード化前のシート材である。(B)では裏面2bにこれらの文字列1aを含む単語例を対応して印刷表示したものを示しており、「rのつく母音」とこれを含む単語を関連付けて音素の習得を助けるものとなっている。
図14(A)は、表面2aに特定の音がある文字列グループ(注:図5の表示対象に対応)に属する文字列1aとこれに対応する発音絵記号1cを並記して表示されているカード化前のシート材である。(B)は裏面2bに上記各文字列1aを含む単語例を対応して印刷表示したものを示しており、表面2aの文字列1aの発音と裏面2bの用例とを関連付けて音素の習得を助けるものとなっている。
図15は、発音絵記号付き文字カード(図7、図8、図10の表示対象)や発音絵記号一部添え文字カード(図9の表示対象)、発音絵記号一部添え文字、発音絵記号1c、文字の色分け1e、識別表示1fを使用した英単語の読み指導例を示した。以下各使用例につき説明する。
1.各子音の音素と基本読みの母音の音素を習得した後、子音と母音のブレンディングを練習する導入段階での使用例
例えば、子音bと母音aの発音絵記号付き文字カードを少し離して並べて提示し(イー1)、徐々に二つの音素のカードを近づける(イー2)。その際、「ブとアでブア ブァ バ」と唱えながら子音と母音のブレンディングを練習する。ブレンディングができたら、子音gを添えて(イー3)、bagという簡単な英単語を提示する。学習者は英単語を楽に読め、読んでみると知っている単語であるため、学習への意欲を増すことができる。
例えば、子音bと母音aの発音絵記号付き文字カードを少し離して並べて提示し(イー1)、徐々に二つの音素のカードを近づける(イー2)。その際、「ブとアでブア ブァ バ」と唱えながら子音と母音のブレンディングを練習する。ブレンディングができたら、子音gを添えて(イー3)、bagという簡単な英単語を提示する。学習者は英単語を楽に読め、読んでみると知っている単語であるため、学習への意欲を増すことができる。
2.学習者が音素を特定するのに迷いがちな子音について、発音絵記号一部添えカードを用いて支援する場合の使用例
発音絵記号付き文字カードで読みの練習をした(イ)−3の次のステップとして、(ロ)−1のように文字カードによる読みの練習をする。その際、学習者がbを[ブ]か[ドゥ]か迷っているようであったら、(ロ)−2のように発音絵記号一部添えカードを用いる。一部の発音絵記号が添えてあることによって学習者は文字の音をスムーズに想起できる。それによって英単語を読める体験をさせ、苦手意識を持たせないように配慮する。
発音絵記号付き文字カードで読みの練習をした(イ)−3の次のステップとして、(ロ)−1のように文字カードによる読みの練習をする。その際、学習者がbを[ブ]か[ドゥ]か迷っているようであったら、(ロ)−2のように発音絵記号一部添えカードを用いる。一部の発音絵記号が添えてあることによって学習者は文字の音をスムーズに想起できる。それによって英単語を読める体験をさせ、苦手意識を持たせないように配慮する。
3.読む際の難易度の高い単語を発音絵記号付き文字カードを提示して読む練習をする段階での使用例
3.読む際の難易度の高い単語を発音絵記号付き文字カードを提示して読む練習をする段階での使用例
(ハ)では、(イ)−3同様、子音と母音のカードを隣接させている箇所は子音と母音をブレンディングすることを示唆している。例えば「Thursday」のように文字数の多い単語も子音と母音のブレンディングや文字と音を対応させながら読む練習をし、難易度の高い単語も読める体験をさせる。
また、単語を書く学習の場合にも用いる。例えば、「Thursday」を書く場合、学習者は音韻分解しながら、各音素に対応する発音絵記号付き文字カードを選択する操作活動によって、正しい綴りを確認するための学習をする。これらの支援によって、難易度の高い単語の読み書きにも苦手意識を持たせないように配慮する。
3.読む際の難易度の高い単語を発音絵記号付き文字カードを提示して読む練習をする段階での使用例
(ハ)では、(イ)−3同様、子音と母音のカードを隣接させている箇所は子音と母音をブレンディングすることを示唆している。例えば「Thursday」のように文字数の多い単語も子音と母音のブレンディングや文字と音を対応させながら読む練習をし、難易度の高い単語も読める体験をさせる。
また、単語を書く学習の場合にも用いる。例えば、「Thursday」を書く場合、学習者は音韻分解しながら、各音素に対応する発音絵記号付き文字カードを選択する操作活動によって、正しい綴りを確認するための学習をする。これらの支援によって、難易度の高い単語の読み書きにも苦手意識を持たせないように配慮する。
4.文字列で単語を読む学習段階で、学習者が音素の特定に迷う場合に、発音絵記号1cを添えたり発音絵記号一部添え文字を使用したりする支援をする場合の使用例
例えば、(ニ)の「Tuesday」の場合、二重母音ueや子音sには二つの音素があるため、どちらの音素で読むのかを示唆するために文字の下に該当発音絵記号1cを小さく添えておく。この支援は、図11〜図13のカード裏面にも適用している。
また、学習者がデコーディングが不確実な文字や文字列がある場合にも、個々の学習者に応じて適宜発音絵記号1cを添えたり、発音絵記号一部添え文字を使用する。これらの支援によって、スムーズに英単語を読む体験をさせ、苦手意識を持たせないように配慮する。
例えば、(ニ)の「Tuesday」の場合、二重母音ueや子音sには二つの音素があるため、どちらの音素で読むのかを示唆するために文字の下に該当発音絵記号1cを小さく添えておく。この支援は、図11〜図13のカード裏面にも適用している。
また、学習者がデコーディングが不確実な文字や文字列がある場合にも、個々の学習者に応じて適宜発音絵記号1cを添えたり、発音絵記号一部添え文字を使用する。これらの支援によって、スムーズに英単語を読む体験をさせ、苦手意識を持たせないように配慮する。
図16(A)は、これまでに説明したアルファベットの文字や文字列とこれに対応する母音と子音の音素の類型に対し、各文字や文字列1a又はその背景を色分け(1e)し、又は単語に符号や記号1f等の識別表示を付して表示対象1とし、一層視覚的刺激の選択幅を拡充するための条件を付加し、それぞれの識別表示1e,1fをその意味と共に整理した一覧表である。
また図16(B)は、上記識別表示1e,1fを適用した単語例(イ)〜(リ)を示し、図16(A)には各識別表示を応用した単語例(イ)〜(リ)が各識別表示と関連付けられて表の右端欄に示されている。
表示対象となる各識別表示の詳細な意味内容は表中に示すが、これらの識別表示は、図1,図3〜図4,図6(B)〜図15において適用されている。各識別表示の具体的な適用箇所は概ね次の通りである。
1.子音の発音絵記号や文字の背景(地色)を黄色で色分けし、無声音を表す識別表示の適用箇所
・図3(A),図3(B)、文字c,f,h,k,p,q,s,t,xの発音絵記号と唱え方
・図4中の文字列th([ず]),ng,ds,wh([ウ])以外の発音絵記号と唱え方
・図6(B)中の図3と図4で示した無声音の発音絵記号表示面と裏面の唱え方表示面
・図7,図8中の図3と図4で表示した無声音の発音絵記号付き文字カードの表裏表示面
・図3(A),図3(B)、文字c,f,h,k,p,q,s,t,xの発音絵記号と唱え方
・図4中の文字列th([ず]),ng,ds,wh([ウ])以外の発音絵記号と唱え方
・図6(B)中の図3と図4で示した無声音の発音絵記号表示面と裏面の唱え方表示面
・図7,図8中の図3と図4で表示した無声音の発音絵記号付き文字カードの表裏表示面
2.「その他読みの母音」であることを示す赤色の文字列適用箇所
・図11中の文字e,o,a,i,uの文字
・図16(B)中の(イ)図の「o」の文字及び(ヘ)図の「E」の文字
・図11中の文字e,o,a,i,uの文字
・図16(B)中の(イ)図の「o」の文字及び(ヘ)図の「E」の文字
3.「二重母音」であることを示す緑色の文字表示
・図12中の左欄に示す全文字及び同右欄に示す単語中の二重母音部分
・図16(B)中の単語例(ロ)の「ea」の文字
・図12中の左欄に示す全文字及び同右欄に示す単語中の二重母音部分
・図16(B)中の単語例(ロ)の「ea」の文字
4.rの付く母音であることを示す2〜3文字のオレンジ色の文字表示
・図13中の該当文字列及び同右欄に示す単語中のrの付く母音部分
・図16(B)中の単語例(ハ)の「ur」の文字列及び(ニ)の「ear」の文字列
・図13中の該当文字列及び同右欄に示す単語中のrの付く母音部分
・図16(B)中の単語例(ハ)の「ur」の文字列及び(ニ)の「ear」の文字列
5.特定の音がある(発音をする)グループであることを示す水色の文字表示
・図14中の該当文字列及び同右欄に示す単語中の特定の音がある文字部分
・図16(B)中の単語例(ホ)の「tio」の文字列
・図14中の該当文字列及び同右欄に示す単語中の特定の音がある文字部分
・図16(B)中の単語例(ホ)の「tio」の文字列
6.その他の識別表示(記号)について
図16(A)の表中に示す8種類の記号は、それぞれ図1,図10〜図15,図16(B)に示す通りである。これらの記号は、図16(A)の表中の左端欄の上部から6段の鍋底型記号を水色に、上部から7〜11段の正方形枠記号,○印記号,逆V字記号及び上向き矢印記号をピンク色に、それ以下の異形枠記号,及び長方形枠記号をそれぞれ水色に色分けして、視覚による識別要素をさらに多くし、学習者の視覚による認識度を精微にすることができる。
図16(A)の表中に示す8種類の記号は、それぞれ図1,図10〜図15,図16(B)に示す通りである。これらの記号は、図16(A)の表中の左端欄の上部から6段の鍋底型記号を水色に、上部から7〜11段の正方形枠記号,○印記号,逆V字記号及び上向き矢印記号をピンク色に、それ以下の異形枠記号,及び長方形枠記号をそれぞれ水色に色分けして、視覚による識別要素をさらに多くし、学習者の視覚による認識度を精微にすることができる。
なお上記実施例は表示具4がシート材をカットして形成するカードである場合について示したが、このカードの材質は紙製,プラスチック製,木製等その材料は限定されず、表示具4はカードの他にサイコロ状の立方体のブロック又は直方体状等の多面体状のブロックを用いることができ、ブロック状にした場合はその形状に応じて六面体その他の多面体のすべての面を、表示対象1を表示する表示面2にすることが可能である。その結果、図6〜図16に示す表示対象1をブロックの表示可能な面に発音と関連付けて表示することが可能となる。
また、表示具4は上記のようなカードやブロックの他PC端末等の電子表示式のディスプレイであっても良く、この場合はキーボードやタッチパネル等の操作部(いずれも図示せず)で表示対象1の画面切換や選択表示等が可能で、講師席から多数の受講者に同時に同一表示対象を表示することが可能であり、さらにネット通信を介して指導を行うことができる。
1 表示対象
1a アルファベット又は文字列
1b 一般的な発音記号
1c 発音絵記号
1d 説明部
1e 色,色分け(識別表示)
1f 記号(識別表示)
2 表示面
2a 第1表示面
2b 第2表示面
3 カットライン
4 表示具(カード)
1a アルファベット又は文字列
1b 一般的な発音記号
1c 発音絵記号
1d 説明部
1e 色,色分け(識別表示)
1f 記号(識別表示)
2 表示面
2a 第1表示面
2b 第2表示面
3 カットライン
4 表示具(カード)
Claims (10)
- 英単語の読み書きが苦手な児童生徒がその内容を理解又は認識することが可能なイラスト又は絵からなる表示対象(1)であって、当該表示対象(1)から把握又は連想させるべく言葉の少なくとも一部に英単語を構成するアルファベットの特定の文字又は文字列(1a)の音素の発音を含ませるように描かれた発音絵記号(1c)からなる表示対象を、少なくとも第1表示面(2a)と第2表示面(2b)の2つの表示面(2)を有する表示具(4)の一方の表示面である第1表示面(2a)に表示するフォニックス学習支援具。
- 2つの表示面(2a,2b)である第1表示面(2a)と第2表示面(2b)が互に選択的にのみ表示され又は視認される表示面である請求項1に記載のフォニックス学習支援具。
- 2つの表示面(2a,2b)が特定の音素の発音に関して互に関連付けられた異なる表示対象(1a,1c)を表示する表示面である請求項1又は2に記載のフォニックス学習支援具。
- 発音絵記号(1c)中に表示又は示唆された音素の発音方法を示す仮名文字を含み且つ当該仮名文字部分が音素であることを強調して特定すべく表示される日本語のフレーズで構成される説明部(1d)からなる表示対象(1)を第2表示面(2b)に表示した請求項1〜3のいずれかに記載のフォニックス学習支援具。
- 発音絵記号(1c)の上にこれと対応するアルファベットの文字又は文字列(1a)を重ね、第1表示面(2a)に発音絵記号(1c)がアルファベット文字又は文字列(1a)に一部隠されるように表示し、あるいは文字の空間に発音絵記号を取り込んで表示した請求項1〜4のいずれかに記載のフォニックス学習支援具。
- 文字の形が似ているため、音素の習得の際に、英単語の読み書きが苦手な児童生徒が特に混乱しがちな子音のb、d、p、qと二文字子音について、文字から音素を想起しやすくするために発音絵記号(1c)の一部をアルファベット文字又は文字列(1a)に添えて第1表示面(2a)に表示した請求項1〜4のいずれかに記載のフォニックス学習支援具。
- 第2表示面(2b)に第1表示面(2a)の表示対象(1)と対応するアルファベットの文字又は文字列(1a)を表示した請求項1,2,3,5又は6のいずれかに記載のフォニックス学習支援具。
- 英単語内のアルファベットの文字又は文字列(1a)によって特殊な発音又は黙字であることを示すアルファベットの文字又は文字列(1a)の背景又は文字の色分け(1e)又はアルファベットの文字又は文字列(1a)の背景や近傍に付する発音記号(1c)及び文字以外の記号(1f)からなる識別表示を施した請求項1〜7のいずれかに記載のフォニックス学習支援具。
- 第1表示面(2a)と第2表示面(2b)がカード又はシート又はブロックの表面と裏面である請求項1〜8のいずれかに記載のフォニックス学習支援具。
- 第1表示面(2a)と第2表示面(2b)がディスプレイ上に表示される選択又は反転によって切換表示が可能な表示面(2)である請求項1〜8のいずれかに記載のフォニックス学習支援具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020005520U JP3230975U (ja) | 2020-12-22 | 2020-12-22 | フォニックス学習支援具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113284506A (zh) * | 2021-05-20 | 2021-08-20 | 北京沃东天骏信息技术有限公司 | 信息映射方法、装置及存储介质和电子设备 |
JP7029877B1 (ja) | 2021-08-06 | 2022-03-04 | 伊藤 康弘 | 教具 |
KR20230008338A (ko) * | 2021-07-07 | 2023-01-16 | 윤대성 | 학습 메모장 |
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-
2020
- 2020-12-22 JP JP2020005520U patent/JP3230975U/ja active Active
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