JP3230481U - 洋式トイレ除菌消毒用部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡便・低コストで洋式トイレならば誰でも容易に使用・実施でき、強力にウイルスの拡散経路を断つことができる除菌消毒用部材を提供する。【解決手段】耐水性の通気性シート材1aで形成される平袋体1の内部に二酸化塩素放出性材料2を充填し、平袋体の片面に粘着層3を設けると共に、その表面を剥離容易な保護シート4で覆って、洋式トイレ除菌消毒用部材とする。また洋式トイレ除菌消毒用部材を2枚用意し、1枚の粘着層と保護シートを省略して、両者を隣接させて辺縁を反復屈曲可能な連結材で連結させる。【選択図】図1
Description
この考案は、新型コロナウイルスなど病原体の拡散を防ぐための洋式トイレ除菌消毒用部材に関する。
最近、新型コロナウイルスと称する未だワクチンや治療薬の無い新規のウイルスによる疾患の蔓延が全世界的に未曾有の脅威となっている。その予防策としていわゆる三密を避け、マスクやうがい、手洗い等を励行する他に、様々な機器類やグッズ等が提案・販売されていることは周知の通りである。
特にウイルスは桁違いに微小で空気と同じような拡散の仕方をするから、換気対策や発生源の封じ込め対策の必要性が識者からも指摘されている。
この新型コロナウイルスもノロウイルス等と同様に、トイレの排泄物からも拡散することが最近の検査で確認されているが、その対策は便器やその外側を除菌消毒するものが一般的で、その効果は限定的であり、便器内の排泄物を除菌消毒することも現実的には実行が困難であった。本考案はかかる問題点を解決するために、甚だ簡便・低コストで洋式トイレならば誰でも容易に使用・実施できるような除菌消毒用部材を提供することを課題とする。
耐水性の通気性シート材1aで形成される平袋体1の内部に二酸化塩素放出性材料2を充填し、該平袋体1の片面に粘着層3を設けると共に、その表面を剥離容易な保護シート4で覆って、本考案の洋式トイレ除菌消毒用部材とする。
ここで言う「耐水性の通気性シート材1a」とは、現在よく使われている耐水性のある不織布ないし丈夫な紙状を呈するシート材であって、無数の微細貫通路構造となっているものであることから気体は通過させるが、水は表面の撥水性もあり浸水や透水に至らないものである。ウェルダー加工(融着)により容易に内容物を収めた平袋体に形成できる。
この際、内部に収める材料が、例えば顆粒体やゼリー体である場合のように、零れることなく若干の水飛沫に耐えられる場合は、防水性フィルムに小さな貫通孔を多数設けたようなものも、上記のシート材に該当、含まれるものとする。
平袋体1の内部に充填する二酸化塩素放出性材料2としては、例えば亜塩素酸ナトリウムに酸化カルシウム、水酸化ナトリウム、ゼオライト等を配合したものや二酸化塩素をゼリー体に担持したもの等が挙げられるが、これは時間とともに徐々に二酸化塩素を放出する性質がある。
この二酸化塩素は、気体のとき空気の約2.3倍の比重で、ウイルスや細菌に対し甚だ強力な滅菌作用を有するものであり、既に新型コロナ対策として一部使われているものである。
従って本考案を使用するには、このような二酸化塩素放出性材料2が充填された通気性シート材1aからなる平袋体1を、その片面に設けられている粘着層3の保護シート4を剥がして便器の蓋5の裏側適宜位置に貼着するものとする。
なお本考案の別形態として、本考案の洋式トイレ除菌消毒用部材を2枚用意し、その1枚の粘着層3と保護シート4を省略して、両者を隣接させたその辺縁を反復屈曲可能な連結材6で連結したものを挙げることができる。その連結材6は単なる耐水性布状シートや溝付きプラスチックシートでも軸付きの蝶番でも良い。
これを便器の蓋5を立てた状態の裏側やや下方において粘着層3で貼着すると、図4に示すように、重力により、先ず折り曲がった2枚重ねの状態から、蓋5を閉めるにつれて折り目の先の貼着されてない箇所が蓋から離れてぶら下がり、蓋5を閉めて水平になった状態では、垂直にぶら下がった箇所は洗浄水流に伴う気流により揺れ動くことになる。
本考案によれば、排泄物から伝染する新型コロナウイルス等の感染経路を甚だ簡便かつ高度に断つことができる。すなわちトイレ使用者が用を足して水洗した後もまだ20%のウイルスは便器内に残留するといわれているが、これは次の使用者が使うときに拡散することになる。ところが本考案の除菌消毒用部材はごく簡単容易に便器の蓋に取り付けられるから、これにより蓋を閉めた状態では密閉状の便器の小空間で放出された二酸化塩素等が人に害を及ぼすことなく強力に除菌消毒効果を発揮する。またその一部がぶら下がるタイプのものでは、水洗に伴う気流によってぶら下がり箇所が揺れ動くから、ウイルスが混じった空気との接触機会が増えて、その作用を増大させる効果もある。
表面に撥水加工を施した通気性不織布ペーパー状のシート材1aで形成される約7cm角の略正方形の平袋体1の内部に亜塩素酸ナトリウム、酸化カルシウム、水酸化ナトリウム、ゼオライト等をブレンドした二酸化塩素放出性材料2を充填して開口部を融着密閉する。その片面に約5cm角、2mm厚の発泡ウレタン製両面粘着シートを貼着して粘着層3とし、その上に既製の剥離機能性保護シート4を貼着して製品化する。なお流通過程ではこれをプラスチックラミネートアルミ製の梱包袋内に収めるものとする。
縦約16cm、横約8cmの略長方形ポリプロピレンフィルムの中央部を横断するような折り目となる横溝を設け、その両横に楔状切れ込みをつけたものを連結材6とし、これに上記同様の製品1枚と粘着層3及び保護シート4を省いたもの1枚を各上記折り目を隔てて全面的に貼着して、ぶら下がり型の除菌消毒用部材とする。これは水洗時の水しぶきを高度に防ぐものとなる。
本考案の洋式トイレ除菌消毒用部材は、重要な感染源のひとつである便器からの拡散ルートを強力に断つものでニーズが高く、使い勝手も良くて低コストで量産容易であるから、産業上の利用可能性は十分にあるといえる。
1……平袋体 1a……通気性シート材 2……二酸化塩素放出性材料
3……粘着層 4……保護シート 5……蓋 6……連結材
3……粘着層 4……保護シート 5……蓋 6……連結材
Claims (2)
- 耐水性の通気性シート材で形成される平袋体の内部に二酸化塩素放出性材料を充填し、該平袋体の片面に粘着層を設けると共に、その表面を剥離容易な保護シートで覆って成ることを特徴とする洋式トイレ除菌消毒用部材。
- 請求項1記載の洋式トイレ除菌消毒用部材2枚のうち1枚の粘着層と保護シートを省略し、両者を隣接させたその辺縁を反復屈曲可能な連結材で連結して成ることを特徴とする洋式トイレ除菌消毒用部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020004968U JP3230481U (ja) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | 洋式トイレ除菌消毒用部材 |
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JP2020004968U JP3230481U (ja) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | 洋式トイレ除菌消毒用部材 |
Publications (1)
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ID=74225917
Family Applications (1)
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JP2020004968U Active JP3230481U (ja) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | 洋式トイレ除菌消毒用部材 |
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2020
- 2020-10-30 JP JP2020004968U patent/JP3230481U/ja active Active
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