JP3230419U - スライド式教具 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイルを弾きながら、足し算と引き算に習熟できるスライド式教具を提供する。【解決手段】スライド式教具は、上蓋2と下蓋とタイル8、9とから成る。上蓋には溝3が設けられ、10個のタイルがスライド自在でかつ溝から飛び出さないように、各溝に収容されている。溝はタイル20個分の長さで、かつ長辺方向に沿って溝を左右に2分した際に、溝の左側の上部あるいは下部に、1から10までの数字が記されている。【選択図】図1
Description
この考案はスライド式教具に関し、特に数に習熟するための教具に関する。
数の理解が不十分な子供が増えている。例えば、10円玉、5円玉、1円玉の違いを認識できず、5円玉が2個で10円であることに認識できない子供が増えている。また100円で100円のお菓子を何個買えるか分からない子供も増えている。 10+30 のような簡単な計算に手こずる子供も多い。これらのことは、1から100までの数を順に唱えたり、九九を唱えたりすることとは別の問題である。例えば、実際の物と数字との対応、つまり、リンゴ2個が数字の2で表される、6個のリンゴの中にリンゴ2個が3セット含まれている、100円で20円のお菓子が5個買える、などの数の概念、すなわち数字が序数を表すだけでなく、物の数と対応したり、合成分解できたり、量を表すことができるという認識が育っていないためであると考えられる。
数に習熟するための道具として、算盤がある。しかし算盤は9つの玉で10進法の計算をするため、数の入門期の子どもたちが使えるようになるためには、かなりの修練が必要である。そこで、特別な修練なしに使える「100玉そろばん」が注目を浴びている。100玉算盤は1段に10玉、10段で構成され、100玉の玉を指ではじきながら100までの数を数える学習に使うことを基本としている。
しかし、100玉算盤は1〜100までの序数を唱える練習にはよいが、物と物との対応には適して以内。また、100までの数を一気に扱うので、入門期の子どもたちに大切な10までの加減の学習には適していない。
しかし、100玉算盤は1〜100までの序数を唱える練習にはよいが、物と物との対応には適して以内。また、100までの数を一気に扱うので、入門期の子どもたちに大切な10までの加減の学習には適していない。
関連する先行技術を示す。特許文献1(特開2005-292464)は、20個の玉と1から30までの目盛を備えた教具を提案している。これは言わば1段だけの算盤である。
特許文献2(実開平6-36066)は、複数個のブロックを容器に収容し、ブロックの個数を数える教具を提案している。この教具では、ブロックを弾くということがない。また、小さな子どもたちには、容器からブロックを取り出しにくいだけでなく、ブロックを容器に収容しているだけであるため散らばったり紛失したりしやすく、扱いにくい。
この考案の課題は、タイルをスライドさせて楽しみながら数への感覚を養える、教具を提供することに有る。
この考案のスライド式教具は、上蓋と下蓋と、タイルとから成り、
上蓋と下蓋は長辺方向の長さが短辺方向の長さよりも大きく、
少なくとも1個の溝が少なくとも上蓋を貫通するように設けられ、溝にタイルが10個収容され、
溝はタイル20個分以上の長さで、かつ溝の長辺方向に沿って溝を左右に2分した際に、溝の左側の上部あるいは下部に、1から10までの数字が記され、
溝の4周が上蓋に囲まれ、溝の底部からのタイルの脱落が下蓋により防止されている。
上蓋と下蓋は長辺方向の長さが短辺方向の長さよりも大きく、
少なくとも1個の溝が少なくとも上蓋を貫通するように設けられ、溝にタイルが10個収容され、
溝はタイル20個分以上の長さで、かつ溝の長辺方向に沿って溝を左右に2分した際に、溝の左側の上部あるいは下部に、1から10までの数字が記され、
溝の4周が上蓋に囲まれ、溝の底部からのタイルの脱落が下蓋により防止されている。
この考案では、タイルを弾きながら、足し算と引き算に習熟できる。即ち、溝の右半部にタイルを待機させておき、足し算する分だけタイルを左側に移動させる。また溝の左から右へタイルを移動させ、引き算を行うことができる。数字は溝の左上部あるいは左下部にあり、右から左へタイルを移動させることが足し算、左から右へ移動させることが引き算である。スライド式教具は上蓋と下蓋及びタイルから成り、タイルは溝内を滑走するので、タイルを弾いて足し算と引き算ができる。またタイルは溝から脱落しない。なお、磁石などで溝にタイルを固定することは好ましくない。
またこの考案では、平面的なタイルをスライドさせる。そのため、算盤の珠などと比べ手先の巧緻性が未発達な子供には扱いやすく、対応した数字のところでタイルを停止させ易い。
またこの考案では、平面的なタイルをスライドさせる。そのため、算盤の珠などと比べ手先の巧緻性が未発達な子供には扱いやすく、対応した数字のところでタイルを停止させ易い。
好ましくは、溝は、上部よりも下部で幅が広く、かつ上蓋と下蓋が接着されている。このため、簡単な機構で、タイルが溝から脱落することを防止できる。
好ましくは、溝を上下に2段備え、各溝にタイルが10個ずつ収容され、上段の溝の左側の上部に1から10までの数字が記され、下段の溝の左側の上部に11から20までの数字が記されている。このようにすると、繰り上がりと繰り下がりに習熟できる。
各溝の10個のタイルの上部に突起が設けられ、溝の長辺方向に沿って、左側の5個のタイルと右側の5個のタイルで、突起が異なる色に彩色されている。突起に指を触れてタイルを弾くことができ、楽しく学習できる。また5個ずつタイルを塗り分けるので、5という数に習熟できる。例えば 10=5×2 であることが理解できる。
図1〜図7に実施例のスライド式教具とその変形を示す。
図1〜図4は実施例のスライド式教具1を示し、教具1は長辺方向の長さが短辺方向の幅よりも大きく、2は上蓋で、長辺方向に平行な溝3を備えている。上蓋2の溝3の上側の左側、即ち上左半部4には、1から10までの数字が、左から右へ等ピッチで記載されている。溝3の上側の右側、即ち上右半部5には、数字は記載されていない。
溝3には10個のタイル8,9が収容され、タイル8とタイル9は各5個である。タイル8とタイル9は区別が付くように、実施例ではタイル8,9の上面中央の突起10の色を、タイル8とタイル9とで変えている。2色の突起10の代わりに、タイル8,9の表面に”1円玉”、”5円玉”などの図形をプリントしたり、犬、猫などの図形をプリントしても良い。溝3はタイル20個分以上の長さがあり、実施例ではタイル20個分の長さがある。溝3の左半分の上部4に1から10までの数字が目盛として記され、右半分の上部5には数字は記されていない。
図2に示すように、溝3の底部を下蓋12が覆い、溝3は上半部よりも下半部の幅が広い。図3,図4に示すように、タイル8,9は、上部の突起10と下部の台座14とから成り、台座14の底面は平面状で、台座は上から見て正方形状あるいは長方形状である。溝3の上半部はタイル8,9よりも幅が狭く、下半部はタイル8,9よりも幅が広いので、タイル8,9は溝3から脱落せずに、溝3内を左右にスライドできる。
教具1の材質は、例えばプラスチック、材木、厚紙等で、数字は印刷、レーザ加工による刻印などにより記載する。そして図1の裏側からタイル8,9を溝3内にセットし、下蓋12と上蓋2を接着する。
下蓋は図2の構造に限らず、例えば図5の教具21での下蓋22のように、孔23などを備えていても良い。また溝は、図6の教具31のように、上蓋32の孔36と下蓋34の溝37により設けても良い。
図1の教具1では溝3を1個設けたが、図7のように2個の溝3,3を設け、タイル8,9を 5×2×2 の合計20個設け、上下の溝3,3に10個ずつ収容しても良い。また上下2段の溝3,3の各左上部に、1から10、11から20までの数字をそれぞれ記しておく。
教具1のタイル8,9を溝3内で移動させることにより、足し算と引き算を学習できる。例えば図1の状態から、タイル8を3個左に移動し、次いで2個さらに移動させると、
3+2=5 であることを実感できる。そしてタイル8,9を図の左の数字のある領域から、右の数字のない領域へ移動させると、 5−1=4、7−3=4 等の引き算ができる。またタイル8,9は5個ずつ色分けしてあるので、5という数に慣れることができる。
3+2=5 であることを実感できる。そしてタイル8,9を図の左の数字のある領域から、右の数字のない領域へ移動させると、 5−1=4、7−3=4 等の引き算ができる。またタイル8,9は5個ずつ色分けしてあるので、5という数に慣れることができる。
繰り上げと繰り下げを理解するには、図7のスライド式教具41が適している。例えば上の段の溝で 8+3 を行うと、上の段だけでは計算ができず、 8+3=10+1 であることが分かる。また上の段の左側に10個、下の段の左側に3個タイル8,9がある状態から、5個のタイルを右に移動させると、下の段だけでは計算ができず、 13−5=8 であることが分かる。
タイル8,9は、突起10を指で弾くなどにより、溝3内を左右に移動する。またタイル8,9は溝3から飛び出すことがない。このため遊びながら、10までの数と、足し算及び引き算に習熟できる。図7の教具41では、10までの数の足し算と引き算に加え 繰り上がりと繰り下がりに習熟できる。タイル8,9は、5個ずつ色を変えたので、5という数に慣れることができ、例えば 10÷2=5、 10=5×2 であることを理解できる。
タイル8,9は、平面的であるので、子供にとってスライドさせ易い。子供は楽しみながらタイルをスライドさせて、タイルの数と数字との対応を学ぶことができる。また平面的なタイルにはシールを貼ったり印字をすることができるので、子供がタイルをスライドさせて楽しく遊んでいる間に、数字に対する認識を育てることができる、という利点がある。
1,21,31,41 スライド式教具
2,32,42 上蓋
3 溝
4 上左半部
5 上右半部
6 下部
8,9 タイル
10 突起
12,22,34 下蓋
14 台座
23 孔
36 孔
37 溝
2,32,42 上蓋
3 溝
4 上左半部
5 上右半部
6 下部
8,9 タイル
10 突起
12,22,34 下蓋
14 台座
23 孔
36 孔
37 溝
Claims (5)
- 上蓋と下蓋と、タイルとから成り、
上蓋と下蓋は長辺方向の長さが短辺方向の長さよりも大きく、
少なくとも1個の溝が少なくとも上蓋を貫通するように設けられ、溝にタイルが10個収容され、
溝はタイル20個分以上の長さで、かつ溝の長辺方向に沿って溝を左右に2分した際に、溝の左側の上部あるいは下部に、1から10までの数字が記され、
溝の4周が上蓋に囲まれ、溝の底部からのタイルの脱落が下蓋により防止されている、
スライド式教具。 - 溝は上部よりも下部で幅が広く、かつ上蓋と下蓋が接着されている、請求項1のスライド式教具。
- 溝を上下に2段備え、各溝にタイルが10個ずつ収容され、上段の溝の左側の上部に、1から10までの数字が記され、下段の溝の左側の上部に、11から20までの数字が記されている、請求項1または2のスライド式教具。
- 各溝の10個のタイルの上部に突起が設けられ、溝の長辺方向に沿って、左側の5個のタイルと右側の5個のタイルで、突起が異なる色に彩色されている、請求項1〜3のいずれかのスライド式教具。
- 溝はタイル20個分の長さである、請求項1〜4のいずれかのスライド式教具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004882U JP3230419U (ja) | 2020-11-12 | 2020-11-12 | スライド式教具 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3230419U true JP3230419U (ja) | 2021-01-28 |
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ID=74200421
Family Applications (1)
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JP2020004882U Active JP3230419U (ja) | 2020-11-12 | 2020-11-12 | スライド式教具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3230419U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113327463A (zh) * | 2021-06-24 | 2021-08-31 | 李加付 | 一种学前儿童数学兴趣培养装置 |
-
2020
- 2020-11-12 JP JP2020004882U patent/JP3230419U/ja active Active
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