JP3230305U - 電磁波吸収シート - Google Patents

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Abstract

【課題】熱伝導性に優れ、低コストで製造可能な電磁波吸収シートを提供する。【解決手段】電磁波吸収シート10Aを、膨張黒鉛をシート状に仮成形した基材シート13の一面に磁性フィラー層14を、接着剤層を介することなく直接に積層し、基材シートと磁性フィラー層を圧縮又は圧延成形して一体化し、シート状に形成することにより製造する。【選択図】図1

Description

本考案はスマートフォンやパーソナルコンピュータ等の各種電子機器の内部で発生する電磁波ノイズや、機器の外部から伝搬する電磁波ノイズを吸収して機器の誤作動を防止するため、機器のMPUやIC等の電子部品に取り付けて使用される電磁波吸収シートに関する。
この種の電磁波吸収シートの一形式として、特開2004−127986号公報には塩素化ポリウレタンなどのエラストマーやシリコーンゴム等の結合材にフェライト等の磁性フィラーを含有させてシート状に形成した電磁波吸収シートが開示されている。
結合材としてエラストマーやシリコーンゴムを使用した電磁波吸収シートは熱伝導率が1.6〜2W/mK程度と低いため、電子部品に取り付けたとき電子部品が発生する熱を効率よく放熱できず、電子部品が加熱して故障するおそれがある。
一方、特開2007-95829号公報には、電磁波吸収シートの熱伝導性を良くするためマトリクス樹脂に磁性フィラーを混入してシート状に成形するとき、磁性フィラーの濃度が、一面側が高く、他面側が低くなるようにシートの一面から他面に向けて濃度を変化させた電磁波吸収シートが開示されている。
この電磁波吸収シートは、光反応性を有する反応性ビヒクルと磁性フィラーとを含む反応性組成物に対して遠心力を負荷とした状態で光照射を行う光照射処理と、反応性組成物に対して加熱を行う加熱処理を行い、マトリクス樹脂に含有させた磁性フィラーの濃度分布を変化させている。
特開2004−127986号公報 特開2007-95829号公報
上記した磁性フィラーの濃度分布を変化させて熱伝導性を高める従来の電磁波吸収シートは製造工程が複雑であるため製造コストが高くなる。
本考案はかかる問題点に鑑み、熱伝導性に優れ、低コストで製造可能な電磁波吸収シートを提供することを目的とする。
請求項1に記載の考案に係る電磁波吸収シートは、
膨張黒鉛をシート状に仮成形した基材シートの一面に磁性フィラー層を、接着剤層を介することなく直接に積層し、基材シートと磁性フィラー層を圧縮又は圧延成形して一体化し、シート状に形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の考案に係る電磁波吸収シートは、
膨張黒鉛をシート状に仮成形した基材シートの両面に磁性フィラー層を、接着剤層を介することなく直接に積層し、基材シートと両磁性フィラー層を圧縮又は圧延成形して一体化し、シート状に形成したことを特徴とする。
請求項3に記載の考案に係る電磁波吸収シートは、
膨張黒鉛をシート状に仮成形した第1基材シートの一面に磁性フィラー層を、接着剤層を介することなく直接に積層し、積層した磁性フィラー層に膨張黒鉛をシート状に仮成形した第2基材シートを、接着剤層を介することなく直接に積層し、第1基材シートと磁性フィラー層及び第2基材シートを圧縮又は圧延成形して一体化し、シート状に形成したことを特徴とする。
請求項1に記載の考案によれば、基材シートを熱伝導率の高い膨張黒鉛で成形するので、基材シートが放熱面となり、極めて高い熱伝導率を有する電磁波吸収シートを低コストで製造できる。
請求項2に記載の考案によれば電磁波吸収シートの表裏両面が磁性フィラー層を成すので、高い電磁波吸収効果を得られるとともに、磁性フィラー層で挟まれた基材シートを熱伝導率の高い膨張黒鉛で成形するので、基材シートが放熱面となり、高い熱伝導率を有する電磁波吸収シートを低コストで製造できる。
請求項3に記載の考案によれば、電磁波吸収シートの表裏両面を成す第1基材シートと第2基材シートを熱伝導率の高い膨張黒鉛で形成するので、高い熱伝導率を有する電磁波吸収シートを低コストで製造できる。
本考案の第1実施例に係る電磁波吸収シートの構造を模式的に示す説明図である。 本考案の第2実施例に係る電磁波吸収シートの構造を模式的に示す説明図である。 本考案の第3実施例に係る電磁波吸収シートの構造を模式的に示す説明図である。
図1に本考案の第1実施例に係る電磁波吸収シート10Aの構造を模式的に示す。当該電磁波吸収シート10Aは膨張黒鉛をシート状に仮成形した基材シート13の一面に磁性フィラー層14を、接着剤層を介することなく直接に積層し、基材シート13と磁性フィラー層14を圧縮又は圧延成形して一体化し、シート状に形成している。
磁性フィラーとしては、軟磁性粉末を用いることが好ましい。軟磁性粉末としては、たとえば、磁性ステンレス(Fe-Cr-Al-Si合金)、センダスト(Fe−Si-Al合金)、パーマロイ(Fe-Ni合金)、ケイ素銅(Fe-Cu-Si合金)、Fe−Si合金、Fe−Si−B(−Cu−Nb)合金、Fe−Ni−Cr−Si合金、Fe−Si−Cr合金、Fe−Si−Al−Ni−Cr合金等が挙げられる。また、フェライト又は純鉄粒子を用いてもよい。フェライトとしては、たとえばMn-Znフェライト、Ni-Znフェライト、Mn-Mgフェライト、Mnフェライト、Cu-Znフェライト、Cu-Mg-Znフェライト、などのソフトフェライト、あるいは永久磁石材料であるハードフェライトが挙げられる。純鉄粒子としては、たとえばカルボニル鉄粉が挙げられる。
本実施例によれば、基材シート13を熱伝導率の高い膨張黒鉛で成形するので、基材シート13が放熱面となり、極めて高い熱伝導率を有する電磁波吸収シート10Aを低コストで製造できる。そして、この電磁波吸収シート10Aを使用する場合、基材シート13の面を電子部品に張り付ければ、電子部品の発熱をより効果的に放熱できる。
図2に本考案の第2実施例に係る電磁波吸収シート10Bの構造を模式的に示す。当該電磁波吸収シート10Bは、膨張黒鉛をシート状に仮成形した基材シート15の両面に磁性フィラー層16、17を、接着剤層を介することなく直接に積層し、基材シート15と両磁性フィラー層16,17を圧縮又は圧延成形して一体化し、シート状に形成している。
本実施例によれば、電磁波吸収シート10Bの表裏両面が磁性フィラー層16、17を成すので、高い電磁波吸収効果を得られるとともに、磁性フィラー層16,17で挟まれた基材シート15を熱伝導率の高い膨張黒鉛で成形するので、基材シート15が放熱面となり、高い熱伝導率を有する電磁波吸収シート10Bを低コストで製造できる。
本考案の第3実施例に係る電磁波吸収シート10Cの構造を図4に模式的に示す。当該電磁波吸収シート10Cは、膨張黒鉛をシート状に仮成形した第1基材シート18の一面に磁性フィラー層19を、接着剤層を介することなく直接に積層し、積層した磁性フィラー層19に膨張黒鉛をシート状に仮成形した第2基材シート20を、接着剤層を介することなく直接に積層し、第1基材シート18と磁性フィラー層19及び第2基材シート20を圧縮又は圧延成形して一体化し、シート状に形成している。
本実施例によれば、電磁波吸収シート10Cの表裏両面を成す第1基材シート18と第2基材シート20を熱伝導率の高い膨張黒鉛で形成するので、高い熱伝導率を有する電磁波吸収シート10Cを低コストで製造できる。
とりわけ本実施例の電磁波吸収シート10Cは両面を膨張黒鉛からなる第1基材シート18と第2基材シート20で構成したので、どちらの面を電子部品に張り付けても高い放熱効果を得ることができる。
なお、第1,第2,第3実施例に係る電磁波吸収シート10A,10B,10Cにおける磁性フィラー層14,16,17,19として、膨張黒鉛11と磁性フィラー12を混合した原料を圧縮成形してシート状に形成したものを使用しても良い。
10A,10B,10C…電磁波吸収シート
13…基材シート
14,16,17,19…磁性フィラー層
15…基材シート
18…第1基材シート
20…第2基材シート

Claims (3)

  1. 膨張黒鉛をシート状に仮成形した基材シートの一面に磁性フィラー層を、接着剤層を介することなく直接に積層し、基材シートと磁性フィラー層を圧縮又は圧延成形して一体化し、シート状に形成したことを特徴とする電磁波吸収シート。
  2. 膨張黒鉛をシート状に仮成形した基材シートの両面に磁性フィラー層を、接着剤層を介することなく直接に積層し、基材シートと両磁性フィラー層を圧縮又は圧延成形して一体化し、シート状に形成したことを特徴とする電磁波吸収シート。
  3. 膨張黒鉛をシート状に仮成形した第1基材シートの一面に磁性フィラー層を、接着剤層を介することなく直接に積層し、積層した磁性フィラー層に膨張黒鉛をシート状に仮成形した第2基材シートを接着剤層を介することなく直接に積層し、第1基材シートと磁性フィラー層及び第2基材シートを圧縮又は圧延成形して一体化し、シート状に形成したことを特徴とする電磁波吸収シート。
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