JP3230104U - 飛沫感染防止フェンス - Google Patents

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浩司 森
浩司 森
清孝 高井
清孝 高井
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Abstract

【課題】設置しても邪魔にならない飛沫感染防止フェンスを提供する。【解決手段】レジカウンター600に取りつけられる飛沫感染防止フェンス500であって、レジカウンター600のカウンター610上に設けられたスキャナ装置620に取り付けられるベース部と、ベース部から上下方向に延出する支柱と、支柱の上端側に取り付けられるフェンス固定部と、フェンス固定部に固定されるフェンス部材400と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図5

Description

本考案は、スーパーマーケット等において、買い物客の会計のために使用されるレジカウンターに取り付けられる飛沫感染防止フェンスに関する。
近年、細菌やウイルス等による感染症拡大防止のため、スーパーやショッピングモール等では、レジ操作を行う従業員と買い物客が対面することなるレジカウンターに、飛沫感染防止フェンスを設置している。ただ、この飛沫感染防止フェンスは、簡易的なもので床面に設置しているため、床面から立ち上がる飛沫感染防止フェンスは、買い物客にとって邪魔になっていた。
そこで、本考案は、上記問題に鑑み、設置しても邪魔にならない飛沫感染防止フェンスを提供する。
上記課題を解決するために、本考案の飛沫感染防止フェンスは、レジカウンターに取りつけられる飛沫感染防止フェンスであって、前記レジカウンターのカウンター上に設けられたスキャナ装置に取り付けられるベース部と、前記ベース部から上下方向に延出する支柱と、前記支柱の上端側に取り付けられるフェンス固定部と、前記フェンス固定部に固定されるフェンス部材と、を備えたことを特徴とする。
上記特徴により、本願発明の飛沫感染防止フェンスは、レジカウンターのカウンター上に設置され、従来技術のように、買い物客側の床面に設置されないため、買い物客にとって飛沫感染防止フェンスは邪魔にならないのである。
さらに、本考案の飛沫感染防止フェンスは、前記支柱は、上下方向にスライド可能に構成されていることを特徴とする。
上記特徴により、フェンス部材を任意の高さで取り付けることができる。
さらに、本考案の飛沫感染防止フェンスは、前記フェンス部材は、ポリエチレンテレフタレートで構成されていることを特徴とする。
上記特徴により、フェンス部材の表面をアルコール等で消毒しても変色せず、耐久性に優れる。
さらに、本考案の飛沫感染防止フェンスは、前記フェンス固定部には、複数の固定孔が設けられていることを特徴とする。
上記特徴により、フェンス部材の固定時に利用する固定孔を変更すれば、フェンス部材を右寄りや左寄りなど、任意の位置に固定することができる。さらに、固定孔は複数設けられているので、フェンス部材を固定する以外にも、その他の任意の部材の取り付けに利用できる。
上記の本考案によれば、設置しても邪魔になることはない。
(a)は、本考案の飛沫感染防止フェンスのベース部及び支柱の全体斜視図、(b)は、ベース部及び支柱の側面図、(c)は、ベース部及び支柱の正面図である。 レジカウンターの全体斜視図である。 レジカウンターの側面図である。 本考案の飛沫感染防止フェンスのフェンス固定部によって、フェンス部材を支柱に取り付ける様子を示した斜視図である。 フェンス部材を取り付けて完成した飛沫感染防止フェンスの斜視図である。 本考案の飛沫感染防止フェンスの側面図である。
100 ベース部
200 支柱
300 フェンス固定部
400 フェンス部材
500 飛沫感染防止フェンス
600 レジカウンター
610 カウンター
以下に、本考案の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本考案は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
まず、図1に、本考案の飛沫感染防止フェンスのベース部100及び支柱200を示す。なお、図1(a)は、ベース部100及び支柱200の全体斜視図、図1(b)は、ベース部100及び支柱200の側面図、図1(c)は、ベース部100及び支柱200の正面図である。
図1に示すように、ベース部100は、後述するレジカウンターのカウンター上に配置されるように構成されており、略コ字状の板部材となっている。具体的には、ベース部100は、正面板110と両側の側板120とを備え、正面板110の下端111と側板120の下端121は面一となっているので、ベース部100はカウンター上に安定して載置できる。
また、ベース部100の上方には、上下方向に延出する棒状の支柱200が設けられている。この支柱200は2本で対をなしており、一対の支柱200同士を連結する上側固定支柱210を備える。さらに、支柱200は、中空状となっており、内部にスライド軸220を備える。スライド軸220は支柱200内部を上下にスライド可能となっており、ツマミ211を締め付けることで、スライド軸220は任意の高さで固定される。さらに、両側のスライド軸220同士を連結する固定部230が、スライド軸220の上端に設けられている。固定部230は、後述するフェンス固定部を取り付ける部分となる。
では次に、図2及び図3を参照して、ベース部100及び支柱200を、レジカウンター600のカウンター610上に取り付けて固定する方法について説明する。なお、図2は、レジカウンター600の全体斜視図、図3は、レジカウンター600の側面図である。
まず、ベース部100及び支柱200を取り付ける対象であるレジカウンター600は、従来から利用されている既製品であり、平坦な略長方形状のカウンター610を備える。また、カウンター610から上方へ立ち上がるようにスキャナ装置620が設けられ、スキャナ装置620の上端には、レジ作業員が操作するディスプレイ630が設けられている。レジ作業員は、カウンター610の上に買い物かごを置き、買い物かご内の商品をスキャナ装置620で読み取り、会計作業を行う。
ベース部100をスキャナ装置620に取り付ける際は、ベース部100をカウンター610の上に置いて、スキャナ装置620の正面側にベース部100を宛がう。そして、ベース部100の側板120に、略L字形状の下部固定具140をネジ141で固定する。すると、ベース部100の正面板110と、側板120と、下部固定具140の内側壁142とで、スキャナ装置620の基端側(カウンター610側)の四方を囲み、ベース部100はカウンター610上のスキャナ装置620に外れないように取り付けられる。なお、ベース部100は、スキャナ装置620の壁面に穴をあけて固定するねじ等の締結固定手段を利用せず、スキャナ装置620の基端側(カウンター610側)の四方を囲むように取り付けているので、スキャナ装置620を不用意に傷つけることがないのである。
次に、支柱200を上部固定具240によってスキャナ装置620に固定する。上部固定具240は略コ字形状をしており、略コ字形状に凹んだ係止部241の一部を、支柱200の上側固定支柱210に係止できるようになっている。そして、上部固定具240の係止部241を上側固定支柱210に係止させた後、ネジ242によって上部固定具240を上側固定支柱210に固定する。さらに、図3に示すように、上部固定具240の下方へ延出した延出部243をスキャナ装置620の上端621に係止させて、外れないようにビス244で固定している。
そして、レジカウンター600のカウンター610上にベース部100と支柱200を固定したら、後述するフェンス部材400の取り付け位置に合わせて、スライド軸220を上下にスライドさせる。そして、任意の高さで、ツマミ211を締め付けてスライド軸220を固定する。次に、図4から図6に示すように、フェンス固定部300によってフェンス部材400を取り付ける。なお、フェンス固定部300によってフェンス部材400を取り付けた後に、スライド軸220を上下にスライドさせて、任意の高さで、ツマミ211を締め付けて固定してもよい。また、図4は、フェンス固定部300によってフェンス部材400を支柱200に取り付ける様子を示した斜視図、図5は、フェンス部材400を取り付けて完成した飛沫感染防止フェンス500の斜視図、図6は飛沫感染防止フェンス500の側面図である。
図4に示すように、固定部230に長尺状の板状のフェンス固定部300を宛てがい、ビス301を固定孔310に貫通させて固定部230のネジ孔231に螺号することで、フェンス固定部300を固定部230に固定する。次に、フェンス部材400の上端410をフェンス固定部300に宛てがい、ネジ302を固定孔411と固定孔310に貫通させて、ネジ302の先端をフェンス固定部300の裏側からナット303で締め付けることで、図5及び図6に示すように、フェンス部材400をフェンス固定部300に固定している。
以上により、ベース部100、支柱200、フェンス固定部300、及びフェンス部材400を備えた飛沫感染防止フェンス500は、レジカウンター600のカウンター610上に取り付けられる。そして、スキャナ装置620を用いて会計作業を行うレジ作業員の位置Xと、買い物客の位置Yとの間には、フェンス部材400が介在して飛沫が拡散されるのを阻止できるので、レジ作業員及び買い物客が互いに飛沫感染することを防止できるのである。
このように、本願発明の飛沫感染防止フェンス500は、レジカウンター600のカウンター610上に設置され、従来技術のように、買い物客の位置Y側の床面に設置されないため、買い物客にとって飛沫感染防止フェンス500は邪魔にならないのである。
また、フェンス部材400は、カウンター610の長尺方向に延出した薄板状の部材であり、正面板420と両側の側面板430を備えている。そのため、レジ作業員及び買い物客の正面側のみならず側面からの飛沫も防ぐことができるため、飛沫感染防止の効果が高い。さらに、フェンス部材400は、透明又は半透明の部材なので、視認性が高い。また、フェンス部材400は、任意の素材で構成できるが、特に、ポリエチレンテレフタレートで構成することで、フェンス部材400の表面をアルコール等で消毒しても変色せず、耐久性に優れる。
なお、フェンス部材400は長尺方向に延出した薄板状の部材であるが、これに限定されず、任意の形状であってもよい。そして、フェンス固定部300には、複数の固定孔310が設けられているので、固定時に利用する固定孔310を変更すれば、フェンス部材400を右寄りや左寄りなど、任意の位置に固定することができる。さらに、固定孔310は複数設けられているので、フェンス部材400を固定する以外にも、その他の任意の部材の取り付けに利用できる。また、フェンス固定部300やフェンス部材400の固定は、ビス301やネジ302で行っているが、これに限定されず、その他の任意の固定部材を利用してもよい。
また、本考案の飛沫感染防止フェンスは、上記の実施例に限定されず、実用新案登録請求の範囲に記載された範囲、実施形態の範囲で、種々の変形例、組み合わせが可能であり、これらの変形例、組み合わせもその権利範囲に含むものである。

Claims (4)

  1. レジカウンターに取りつけられる飛沫感染防止フェンスであって、
    前記レジカウンターのカウンター上に設けられたスキャナ装置に取り付けられるベース部と、
    前記ベース部から上下方向に延出する支柱と、
    前記支柱の上端側に取り付けられるフェンス固定部と、
    前記フェンス固定部に固定されるフェンス部材と、を備えたことを特徴とする飛沫感染防止フェンス。
  2. 前記支柱は、上下方向にスライド可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の飛沫感染防止フェンス。
  3. 前記フェンス部材は、ポリエチレンテレフタレートで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の飛沫感染防止フェンス。
  4. 前記フェンス固定部には、複数の固定孔が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の飛沫感染防止フェンス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022153732A1 (ja) * 2021-01-13 2022-07-21 Necプラットフォームズ株式会社 飛沫防止シート用スタンド
JP7576309B2 (ja) 2021-01-14 2024-10-31 株式会社寺岡精工 飛沫防止パネル、及び飛沫防止パネル組立キット

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