JP3230029U - 組み立て式キャンプ用火鉢 - Google Patents
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Abstract
【課題】組み立て式で形成されて保管及び組立が容易な組み立て式キャンプ用火鉢を提供する。【解決手段】組み立て式キャンプ用火鉢1は、地面に配置されるベース板111と、ベース板111の両側に垂直に配置された一対の支持レッグ113によって離隔配置された灰受け板115と、灰受け板115の上面に両側に折り畳み可能に結合された一対の側面結合翼120とを有し、ベース板111と灰受け板115との間に収納空間117が形成された本体100と、一対の側面結合翼120が灰受け板115に対して垂直方向に広がるとき、一対の側面結合翼120との間に、着脱可能に挟み結合され、灰受け板115とともに燃焼空間を形成する一対の二重パネル200と、を含む。また、一対の二重パネル200が結合された燃焼空間に着脱可能に配置され、上面に燃料が配置される燃焼板を含む方が望ましい。【選択図】図1
Description
本考案は、組み立て式キャンプ用火鉢{Prefabricated camping brazier}に係るものであって、より詳しくは組立と収納が容易であり、燃料の完全燃焼を誘導することができる組み立て式キャンプ用火鉢に関するものである。
最近、週休二日制の実施と所得水準の向上のため、週末にキャンプをする人が増加しており、これによってキャンピング用品の需要が増大している。
このようなキャンピング用品のうち、野外で薪や燃料を燃やして周りを暖房したり、肉や食べ物の調理に使われるのがキャンプ用火鉢である。
従来のキャンプ用火鉢は、薪や炭のような燃料を燃やすための燃焼空間が形成された本体と、本体の上部に安着するグリルと、本体の下部に備えられて燃料の燃焼後に発生する灰を収容する灰受けで構成される。
従来のキャンプ用火鉢は、大きさが決まった状態で製造される。これにより、サイズの大きいキャンプ用火鉢が必要な場合、当該サイズのキャンプ用火鉢を別に具備しなければならない煩わしさがあった。また、複数のキャンプ用火鉢を備える場合、運搬と保管の際に多くの体積を占める短所があった。
また、従来のキャンプ用火鉢は、金属材質で形成され、燃料の燃焼時に熱く加熱される。したがって、火災の危険性があるため、従来のキャンプ用火鉢はテーブルの上に置かれた状態で使用できず、地面に置いた状態で使用されていた。このため、キャンピングチェアに座った使用者が腰を曲げないと床のキャンプ用火鉢を使うことができず、使用者の身体に負担を与える不便さがあった。
また、従来のキャンプ用火鉢は、燃料の下部に一度だけ外部空気が流入するので、燃料の燃焼に必要な酸素が十分に供給されなくなる。これにより従来のキャンプ用火鉢は、燃料が一度だけ燃焼され、ほとんど不完全燃焼するという問題がある。
不完全燃焼した燃焼ガスは、酸素が不足し、水素と二酸化炭素だけでなく一酸化炭素が発生し、完全燃焼と比較すると単位燃料当たりの熱効率が低下する短所がある。熱効率が低いため、火の温度が低く、食べ物の調理時間も長くなり、燃料消耗量も増加する短所がある。
本考案の目的は、上述の問題を解決するために、組み立て式で形成されて保管及び組立が容易な組み立て式キャンプ用火鉢を提供することである。
本考案の他の目的は、テーブルの上でも使用可能な組み立て式キャンプ用火鉢を提供することである。
本考案のもう一つの目的は、燃料の完全燃焼を誘導する組み立て式キャンプ用火鉢を提供することである
本考案のもう一つの目的は、多様なキットを選択的に使用して多様な目的で利用できる組み立て式キャンプ用火鉢を提供することである。
上述した本考案の目的は、組み立て式キャンプ用火鉢によって達成されるだろう。本考案の組み立て式キャンプ用火鉢は、地面に配置されるベース板111と、前記ベース板111の両側に垂直に配置された一対の支持レッグ113によって離隔配置された灰受け板115と、前記灰受け板115の上面において両側に折り畳み可能に結合された一対の側面結合翼120を有し、前記ベース板111と前記灰受け板115との間に収納空間117が形成された本体100と、前記一対の側面結合翼120が前記灰受け板115に対して垂直方向に広げられる時、前記一対の側面結合翼120の間に着脱可能に挟み結合されて前記灰受け板115とともに燃焼空間230を形成する一対の二重パネル200と、を含む。
また、前記一対の二重パネル200が結合された前記燃焼空間230に着脱可能に配置され、上面に燃料が配置される燃焼板300を含める方が望ましい。
本考案による組み立て式キャンプ用火鉢は、本体内部に二重パネルと鉄板が一緒に収納され、体積を最小限に抑えて収納及び保管が容易である長所がある。
また、使用のために一対の側面結合翼を広げ、一対の二重パネルを挟んで燃焼板を安着させる簡単な過程によって組み立てを完了できる便利さがある。
さらに、組み立て済みの組み立て式キャンプ用火鉢は、床に熱が伝わらない木材で形成され、地面だけでなくテーブル上にも配置でき、使用者の身体的負担を軽減できるという長所がある。
そのうえ、燃料の下部に供給される外部空気のほか、燃料の上部に温度が上昇した2次空気を供給して、2次燃焼が進むようにする。これにより、完全燃焼を誘導して単位燃料当たりの熱効率を最大化できるというメリットがある。
以下では、本考案の望ましい実施例及び添付する図面を参照して本考案を詳しく説明するものの、図面の同一の参照符号は同一の構成要素を称することを前提して説明することとする。
考案の詳細な説明又は実用新案登録請求の範囲において、何れかの構成要素が他の構成要素を「含む」とする場合、これは特に反対の記載がない限り、当該構成要素のみからなるものと限定して解釈せず、他の構成要素をさらに含むことができるものと理解しなければならない。
図1は、本考案による組み立て式キャンプ用火鉢1が組立られた状態を示す斜視図であり、図2は、組み立て式キャンプ用火鉢1に鉄板400が結合された状態を示す斜視図であり、図3は、組み立て式キャンプ用火鉢1の構成を分解して示す分解斜視図である。
図4は、組み立て式キャンプ用火鉢1の断面構成を示す断面図であり、図5は、組み立て式キャンプ用火鉢1が収納のために折りたたまれた状態を示す例示図である。
本考案による組み立て式キャンプ用火鉢1は、組立及び分解が可能に備えられ、使用しない場合、図5に示されるように、分解された後、小さな体積で収納されて保管され、使用する場合は、図1に示されるように、キャンプ現場で直ちに組立てて使用される。つまり、分解と組み立て、及び収納が簡単な長所がある。
また、本考案による組み立て式キャンプ用火鉢1は、燃料を燃焼させるとき、図4に示されるように燃料(B)の下部から供給される外部空気(A)を介して1次燃焼が行われ、二重パネル200の内部を通って移動され、温度の上昇した2次空気(A2)が供給されて2次燃焼が行われて完全燃焼になる。これにより熱効率が高まり単位燃料当たりの発熱量が増加し、食べ物を加熱するための加熱時間が短縮されるメリットがある。
本考案による組み立て式キャンプ用火鉢1は、収納空間を提供し、テーブルの上面に積載される本体100と、本体100に組み立てられ、燃料(B)が燃焼する燃焼空間230を形成し、空気移動空間218を提供する一対の二重パネル200と、燃焼空間230に設けられて燃料(B)が積載される燃焼板300と、を含む。
また、組み立て式キャンプ用火鉢1は、食べ物を加熱できる鉄板400を含む。
本体100は、図5に示すように組み立て式キャンプ用火鉢1を使用しない場合、内部の収納空間117に一対の二重パネル200と燃焼板300及び鉄板400を収容する。さらに、本体100は、組み立て式キャンプ用火鉢1を使用する場合、図1に示されるように一対の二重パネル200が組み立てられるように支持し、鉄板400が上部に安着されるように支持する。
本体100は、収納空間を提供する下部スタンド110と、下部スタンド110の上部両側に折り畳み可能に結合される一対の側面結合翼120と、を含む。
図3に示されるように下部スタンド110は、地面に配置されるベース板111とベース板111の前方と後方に垂直方向に結合される一対の支持レッグ113と、一対の支持レッグ113の上部に結合される灰受け板115と、を含む。
ベース板111は、熱が伝わらない木材で備えられる。これにより、使用者が本体100をキャンプテーブルの上面に積載できるようになる。ベース板111は木材だけでなく、熱が伝わらない耐久性を有する多様な素材で形成され得る。
一対の支持レッグ113は、ベース板111の長さ方向に沿って前後に垂直方向に結合され、ベース板111と灰受け板115との間に収納空間117が形成されるようにする。一対の支持レッグ113の高さは、内部に収納される一対の二重パネル200の厚さと、鉄板400の厚さを考慮して決定する。
一対の支持レッグ113の上部と下部には、対向する方向に上部折り曲げ結合面113aと、下部折り曲げ結合面113bとがそれぞれ備えられる。上部折り曲げ結合面113aは灰受け板115と結合され、下部折り曲げ結合面113bはベース板111と結合される。ベース板111と一対の支持レッグ113は、結合ボルトのような締結部材によって固定結合される。
灰受け板115は、一対の支持レッグ113の上面に結合され、燃焼空間230の底面を形成する。また、灰受け板115は、燃焼空間230に位置する燃焼板300で燃焼した燃料(B)の灰を収集する。使用者は使用後、灰受け板115に収集された灰を分別して廃棄する。
灰受け板115の枠領域には、一定高さの垂直に形成された枠垂直壁115aが形成される。枠垂直壁115aは、図1に示されるように組立状態で側面結合翼120と灰受け板115との間の離隔空間、及び二重パネル200と灰受け板115との間の離隔空間を一定の高さでカバーし、内部の灰が外部へ飛散することを防止する。
この時、枠垂直壁115aは、二重パネル200と一定高さの離隔空間が生じるようにして、図4に示されるように外部空気(A)が離隔空間を介して内部に流入した後、燃焼板300の下部を通って燃料(B)に供給されるようにする。
枠垂直壁115aの両側には、内部折曲軸の結合孔115bが形成される。内部折曲軸の結合孔115bには、側面結合翼120が回動され、折り曲げられたり広がるように支持する内部折曲軸116が挿入される。内部折曲軸116は、側面結合翼120の外部折曲軸の結合孔122aと内部折曲軸の結合孔115bと、を貫通して結合される。
一対の側面結合翼120は、灰受け板115の上面に折り曲げまたは垂直方向に広がるように結合される。側面結合翼120は、収納時には、図5に示されるように内部折曲軸116を中心に回動され、灰受け板115の上面に水平方向に折り曲げられる。
一方、側面結合翼120は、使用時には、図7の(a)に示されるように、灰受け板115に対して内部折曲軸116を中心に回動され、垂直方向に広がる。一対の側面結合翼120は、灰受け板115の両側に垂直方向に広がって、図7の(b)に示されるように一対の外部パネル210が挟まれて組み立てられるようにする。
一対の側面結合翼120は、それぞれ外部に配置される外部折畳板121と、外部折畳板121の内部に配置される内部支持板123とが結合して備えられる。外部折畳板121は、図3に示されるように、灰受け板115の幅に対応する幅と灰受け板115の長さの1/2に対応する長さを有するように形成される。
これによって、一対の側面結合翼120が折り曲げられた時、図5に示されるように灰受け板115の上面において両側に重ならないように並んで配置されることができる。
外部折畳板121の上部には、両側において下部に向かって一定の深さで陥没するように形成された一対の位置固定ボルト挿入溝121aが備えられる。
位置固定ボルト挿入溝121aは、図7の(b)に示されるように外部パネル210が組み立てられるとき、外部パネル210の上部に外側に突出形成された位置固定ボルト216が挟まれる。
図7の(c)に示されるように位置固定ボルト挿入溝121aに位置固定ボルト216が挟まれながら、外部パネル210が一対の側面結合翼120の間に固定されて位置が拘束される。
外部折畳板121の両側には、内側に一定面積が折曲形成されたパネルの挟みガイド板122が備えられる。
パネルの挟みガイド板122は、図7の(b)に示されるように外部パネル210が組み立てられるとき、外部パネル210が挟まれるように案内する。
外部パネル210は、パネルの挟みガイド板122と内部支持板123との離隔空間の間にスライディング挿入され、結合され得る。
パネルの挟みガイド板122の下部には、内部折曲軸116が挿入される外部折曲軸の結合孔122aが形成される。外部折曲軸の結合孔122aに挿入された内部折曲軸116を中心に側面結合翼120が折畳され得る。
内部支持板123は、外部折畳板121の内面に固定結合される。内部支持板123は、複数の結合ボルトなどによって外部折畳板121に固定される。内部支持板123は、外部折畳板121より幅が狭く形成される。これにより、図7の(b)に示されるように内部支持板123の側面枠と外部折畳板121のパネルの挟みガイド板122との間には離隔空間が形成される。
離隔空間の幅は、二重パネル200の厚さに対応して設計され、二重パネル200は離隔空間にスライディング挿入される。
内部支持板123の下部には、内側に向かって一定面積水平方向に折曲形成された燃焼板置き段123aが形成される。燃焼板置き段123aには、燃焼板300が据置され、位置が固定される。
内部支持板123の上部には、両側に一対のバーナーキットの安着段123bが備えられる。バーナーキットの安着段123bは、図10の(a)に示されるように上部にガスバーナーキット600が結合されるように支持する。
一対の二重パネル200は、一対の側面結合翼120の間の前後に挟み結合され、側面結合翼120と共に燃焼空間230を形成する。一対の二重パネル200は、それぞれ外部パネル210と、外部パネル210の内部に結合されて外部パネル210との間に空気移動空間218を形成する内部パネル220と、が結合されて形成される。
一対の二重パネル200は、一対の側面結合翼120と結合して断面が四角形であり、内部に燃焼空間230が形成された箱状を形成する。外部パネル210は、垂直に配置される外部パネル本体211と、外部パネル本体211の上部に内側方向に水平に備えられる上面213と、外部パネル本体211の両側に折曲して備えられる一対の側面215と、外部パネル本体211の下部に水平に備えられる下部面217と、を含む。
外部パネル本体211は、一定面積を有する板状で備えられる。外部パネル本体211の下部には、複数の1次空気吸入口211aが水平方向に貫通形成される。1次空気吸入口211aは、図4に示されるように外部から一次空気(A1)を外部パネル210と内部パネル220との間の空気移動空間218に流入させる。
上面213には火炎案内羽根213aが内側に向かって一定角度傾斜して形成される。火炎案内羽根213aは、内部パネル220の2次空気吐出口221aから吐出される2次空気(A2)が上部に向かわずに燃焼空間230の内部に向かうように案内する。これにより、2次空気(A2)と会って形成された火炎(F)が火炎案内羽根213aの内側で形成され、外部に排出されなくなる。
上面213の両側には、固定金具の結合孔214が形成される。固定金具の結合孔214は、図1に示されるように組み立て式キャンプ用火鉢1に鉄板400を結合させるとき、鉄板固定金具420が結合される。
側面215の上部と下部には、それぞれ上部結合孔215aと下部結合孔215bと、が備えられる。上部結合孔215aと下部結合孔215bには、位置固定ボルト216がいずれかに選択的に結合される。
下部面217は、外部パネル本体211の下部に内側に一定面積の水平方向に形成される。下部面217は、図4に示されるように内側に一定面積形成され、枠垂直壁115aの上部に流入した外部空気(A)が空気移動空間218に移動されないように遮断する。これにより、外部空気(A)が燃焼板300を介して燃料(B)に供給される。
内部パネル220は、外部パネル210の内側に結合され、外部パネル210との間に空気移動空間218を形成する。内部パネル220は、図4に示されるように外部パネル本体211の内側に配置される内部パネル本体221と、内部パネル本体221の下部に水平方向に延在形成される下部内側結合板223と、内部パネル本体221の上部に延在形成される上部内側結合板227と、を含む。
内部パネル本体221は、外部パネル本体211に対応する面積を有するように形成される。ここで、内部パネル本体221は、図3に示されるように高さ方向に沿って外部パネル本体211に向けて突出する曲率を有する曲面状に形成される。
内部パネル本体221が曲面状に形成されることは、燃料(B)の燃焼時に発生する熱による熱変形を最小化するためである。場合によって、内部パネル本体221は幅方向に沿って曲率を有する曲面状に形成され得る。
曲面状の内部パネル本体221は、火炎によって熱が伝達されるとき、全領域に均一に熱を受けることになる。これにより、内部パネル本体221が熱によってへこむような熱変形を最小化できる。
内部パネル本体221の上部には、幅方向に沿って複数の2次空気吐出口221aが貫通形成される。2次空気吐出口221aは、図4に示されるように1次空気吸入口211aを介して空気移動空間218に沿って上部に移動された2次空気(A2)を燃焼空間230に向けて吐出する。
1次空気吸入口211aを介して空気移動空間218に流入した1次空気(A1)は、上部に上昇しながら燃焼空間230で発生した熱が伝達され、温度が上昇する。温度が上昇した2次空気(A2)は、燃焼空間230の燃料(B)と燃焼ガスに供給され、燃料(B)の2次燃焼が行われるようにする。
下部内側結合板223と、上部内側結合板227とは、下部面217と同じ厚さで延長形成され、外部パネル本体211との間に空気移動空間218が形成されるように離隔させる。下部内側結合板223と、上部内側結合板227との端部には、それぞれ上部と下部に折曲形成され、外部パネル本体211と締結部材によって固定結合される下部結合折曲板225及び上部結合折曲板228が備えられる。
燃焼板300は、燃焼空間230の内部に配置され、上面に燃料(B)が積載され燃焼できるように支持する。燃焼板300は、板面に再排出孔310が貫通形成される。再排出孔310は二重パネル200と灰受け板115との間に流入した外部空気(A)を燃料(B)に供給する役割を果たす。
燃焼板300の両側には、下部に一定高さの据置レッグ320が備えられる。燃焼板300は、図7の(b)に示されるように、一対の二重パネル200が一対の側面結合翼120に結合された後、燃焼空間230に配置される。このとき、使用者は、燃焼板300の両側を一対の側面結合翼120の燃焼板置き段123aに据置させて燃焼板300の位置を固定させる。
鉄板400は、図2に示されるように組み立て式キャンプ用火鉢1の上部に据置され、燃料(B)の燃焼によって発生した熱で食べ物(M)が調理されるようになる。
本考案の鉄板400は、多様な材質で形成され得り、好ましくはSPHC材質で形成され得る。鉄板400は、6mmの厚さで形成され、半永久的に使用できる耐久性を有するように備えられる。
鉄板400の両側には、取っ手410がある。取っ手410には、リフター挿入孔411が形成される。
鉄板400は、鉄板固定金具420を用いて一対の外部パネル210の上部に据置される。鉄板固定金具420は、鉄板400に傾斜をつけ、鉄板400に肉を焼くとき、肉から発生した油が流れ落ちるようにする。
鉄板固定金具420は、固定金具レッグ421が一定の高さに形成され、固定金具レッグ421が外部パネル210上面の固定金具の結合孔214に着脱可能に結合される。
鉄板400が鉄板固定金具420により外部パネル210の上部に据置されるとき、傾斜した鉄板400の下部側には油受け430が着脱可能に結合されて油を収容する。油受け430には、差し込み溝431が形成され、鉄板400の枠にはめ込まれて位置が固定される。
このような構成を有する本考案による組み立て式キャンプ用火鉢1の収納と組立及び使用過程を図1乃至図8を参照して説明する。
組み立て式キャンプ用火鉢1を使用しない場合、図5に示されるように本体100の内部に一対の二重パネル200と燃焼板300及び鉄板400を収納し、一対の側面結合翼120を灰受け板115の上面に折り畳んで体積を最小化して保管する。
場合によっては、このように体積が最小化された組み立て式キャンプ用火鉢1は、保管バッグ(未図示)に収納して保管することができる。
その際、図6に示されるように一対の二重パネル200は、互いに重ね合わせて配置され、鉄板400は、二重パネル200の上部に積載される。こうして互いに積層された二重パネル200と鉄板400は、本体100の収納空間117の内部に押して収納される。この際、油受け430と鉄板固定金具420は保管バッグ(未図示)に一緒に保管される。
キャンプ場などで組み立て式キャンプ用火鉢1を使用する際は、使用者が現場で直接組立てて使用する。
そのために、図6に示されるように収納空間117に収納された一対の二重パネル200と鉄板400とを外部に取り出す。
そして、図7の(a)に示されるように一対の側面結合翼120を内部折曲軸116を中心に垂直方向に回動させて側面結合翼120を広げる。そして、図7の(b)に示されるように垂直に広がる一対の側面結合翼120の間に一対の外部パネル210を挟み結合する。
使用者は、一対の外部パネル210をパネルの挟みガイド板122と内部支持板123との間の空間に挟み込む。そして、図7の(c)に示されるように外部パネル210の位置固定ボルト216を側面結合翼120の位置固定ボルト挿入溝121aに挟み込んで外部パネル210を固定する。
外部パネル210の位置が固定されれば、使用者は燃焼板300を燃焼空間230の内部に挿入し、燃焼板300を側面結合翼120の燃焼板置き段123aに据置させて固定し、組立を完了する。
ここで、場合によっては、燃焼板300の下部に燃焼板補強部材330が配置され得る。
このように組み立て式キャンプ用火鉢1の組立が完了すると、使用者は図4に示されるように燃焼板300の上面に燃料(B)を積載して火を点火する。燃料(B)には、外部パネル210と枠垂直壁115aとの間の離隔空間を通じて外部空気(A)が流入し、燃料(B)は1次燃焼される。
そして、外部パネル210の1次空気吸入口211aに1次空気(A1)が流入する。1次空気吸入口211aに流入した1次空気(A1)は、空気移動空間218に沿って上方向に移動される。この過程において、1次空気(A1)は燃料の燃焼過程で発生した熱によって温度が上昇する。
温度が上昇した2次空気(A2)は、内部パネル220の2次空気吐出口221aを介して燃焼空間230に供給され、1次燃焼した火炎及び燃焼ガスと出会うことになる。これにより火炎と燃焼ガスが2次燃焼し、完全燃焼が誘導される。完全燃焼すると火炎の温度が上昇し、熱効率が上昇する。
燃料(B)が燃焼すれば、使用者は組み立て式キャンプ用火鉢1をキャンプテーブルの上面に移動させて使用できる。組み立て式キャンプ用火鉢1のベース板111は、熱が伝わらない木材で形成されるため、テーブルに熱が伝わらず安全に使用できる。
使用者は、組み立て式キャンプ用火鉢1の上部に鉄板400を結合させて食べ物の調理に利用することができる。
このために、図8の(a)に示されるように鉄板固定金具420を両方の固定金具の結合孔214のいずれか一方に結合させる。そして、図8の(b)に示されるように鉄板固定金具420と上面213に鉄板400を傾斜して置く。
そして、図8の(c)に示されるように、油受け430の差し込み溝431を鉄板400の高さの低い端部に結合させ、肉をはじめ様々な食べ物の調理に用いることができる。
使用後、熱く加熱された鉄板400は、図2に示されるようにリフター440を用いて二重パネル200の上部から分離することができる。リフター440は、取っ手410のリフター挿入孔411に入れて使われる。
一方、図9と図10は、本考案の組み立て式キャンプ用火鉢1の様々な使用例を示す例示図である。
組み立て式キャンプ用火鉢1は、鉄板400のほかにグリル500、ガスバーナーキット600、アルコール暖炉キット700を選択的に提供することができる。
よって、図9に示されるように、上部にグリル500を積載して直火方式で食べ物を調理することができる。この場合、一対の鉄板固定金具420を使用してグリル500を水平に据置することができる。
また、図10の(a)に示されるように組み立て式キャンプ用火鉢1の上部にガスバーナーキット600を結合させて使用することができる。
この場合、燃焼空間230に燃料を満たさずにバーナー(C)をガスバーナーキット600に結合させて使用できる。ガスバーナーキット600は、一対の外部パネル210の上面213の間に挿入され、位置が固定される。
ガスバーナーキット600にはバーナー(C)が結合されるガスバーナー挿入孔610が少なくとも1つ以上形成される。
一方、図10の(b)に示されるように、組み立て式キャンプ用火鉢1の上部にアルコール暖炉キット700が結合して使用され得る。
以上で見たように、本考案による組み立て式キャンプ用火鉢は、本体内部に二重パネルと燃焼板及び鉄板が一緒に収納され、体積を最小化して収納及び保管が容易な長所がある。
また、使用のために一対の側面結合翼を広げ、一対の二重パネルを挟んで燃焼板を安着させる簡単な過程によって組み立てを完了できる便利さがある。
また、組み立て済みの組み立て式キャンプ用火鉢は、床に熱が伝わらない木材で形成され、地面だけでなくテーブル上にも配置でき、使用者の身体的負担を軽減できるという長所がある。
また、燃料の下部に供給される外部空気のほか、燃料の上部に温度が上昇した2次空気を供給し、2次燃焼が進むようにする。これにより、完全燃焼を誘導して単位燃料当たりの熱効率を最大化することができるというメリットがある。
以上、いくつかの実施例を通じて、本考案の技術的思想を説明した。
本考案の属する技術分野における通常の知識を有する者が、本考案の記載事項から前記説明した実施例を様々に変形し、又は変更できることは自明である。また、明示的に図示され、又は説明されていなかったとしても、本考案の属する技術分野における通常の知識を有する者が、本考案の記載事項から本考案による技術的思想を含む様々な形態の変形をすることができることは自明であり、これは依然として本考案の権利範囲に属する。添付する図面を参照して説明されている前記の実施例は、本考案を説明するための目的で記述されているものであり、本考案の権利範囲は、このような実施例に限らない。
1:組み立て式キャンプ用火鉢
100:本体
110:下部スタンド
111:ベース板
113:支持レッグ
113a:上部折り曲げ結合面
113b:下部折り曲げ結合面
115:灰受け板
115a:枠垂直壁
115b:内部折曲軸の結合孔
116:内部折曲軸
117:収容空間
120:側面結合翼
121:外部折畳板
121a:位置固定ボルト挿入溝
122:パネルの挟みガイド板
122a:外部折曲軸の結合孔
123:内部支持板
123a:燃焼板置き段
123b:バーナーキットの安着段
200:二重パネル
210:外部パネル
211:外部パネル本体
211a:1次空気吸入口
213:上面
213a:火炎案内羽根
214:固定金具の結合孔
215:側面
215a:上部結合孔
215b:下部結合孔
216:位置固定ボルト
217:下部面
218:空気移動空間
220:内部パネル
221:内部パネル本体
221a:2次空気吐出口
223:下部内側結合板
225:下部結合折曲板
227:上部内側結合板
228:上部結合折曲板
230:燃焼空間
300:燃焼板
310:再排出孔
320:据置レッグ
330:燃焼板補強部材
400:鉄板
410:取っ手
411:リフター挿入孔
420:鉄板固定金具
421:固定金具レッグ
430:油受け
431:差し込み溝
440:リフター
500:グリル
600:ガスバーナーキット
610:ガスバーナー挿入孔
700:アルコール暖炉キット
A:外部空気
A1:1次空気
A2:2次空気
B:燃料
C:ガスバーナー
F:火炎
M:食べ物
100:本体
110:下部スタンド
111:ベース板
113:支持レッグ
113a:上部折り曲げ結合面
113b:下部折り曲げ結合面
115:灰受け板
115a:枠垂直壁
115b:内部折曲軸の結合孔
116:内部折曲軸
117:収容空間
120:側面結合翼
121:外部折畳板
121a:位置固定ボルト挿入溝
122:パネルの挟みガイド板
122a:外部折曲軸の結合孔
123:内部支持板
123a:燃焼板置き段
123b:バーナーキットの安着段
200:二重パネル
210:外部パネル
211:外部パネル本体
211a:1次空気吸入口
213:上面
213a:火炎案内羽根
214:固定金具の結合孔
215:側面
215a:上部結合孔
215b:下部結合孔
216:位置固定ボルト
217:下部面
218:空気移動空間
220:内部パネル
221:内部パネル本体
221a:2次空気吐出口
223:下部内側結合板
225:下部結合折曲板
227:上部内側結合板
228:上部結合折曲板
230:燃焼空間
300:燃焼板
310:再排出孔
320:据置レッグ
330:燃焼板補強部材
400:鉄板
410:取っ手
411:リフター挿入孔
420:鉄板固定金具
421:固定金具レッグ
430:油受け
431:差し込み溝
440:リフター
500:グリル
600:ガスバーナーキット
610:ガスバーナー挿入孔
700:アルコール暖炉キット
A:外部空気
A1:1次空気
A2:2次空気
B:燃料
C:ガスバーナー
F:火炎
M:食べ物
Claims (4)
- 地面に配置されるベース板(111)と、前記ベース板(111)の両側に垂直に配置された一対の支持レッグ(113)により離隔配置された灰受け板(115)と、前記灰受け板(115)の上面に両側に折り畳み可能に結合された一対の側面結合翼(120)とを有し、前記ベース板(111)と前記灰受け板(115)との間に収納空間(117)が形成された本体(100)と;
前記一対の側面結合翼(120)が前記灰受け板(115)に対して垂直方向に広がるとき、前記一対の側面結合翼(120)の間に着脱可能に挟み結合され、前記灰受け板(115)と共に燃焼空間(230)を形成する一対の二重パネル(200)と;
前記一対の二重パネル(200)が結合された前記燃焼空間(230)に着脱可能に配置され、上面に燃料が配置される燃焼板(300)と、を含むことを特徴とする組み立て式キャンプ用火鉢。 - 前記側面結合翼(120)から分離された前記一対の二重パネル(200)と、前記燃焼空間(230)から分離された燃焼板(300)とは、前記収納空間(117)の内部に収納され、
前記一対の二重パネル(200)と分離された前記一対の側面結合翼(120)は、前記 灰受け板(115)の上面に水平方向に折り曲げられることを特徴とする請求項1に記載の組み立て式キャンプ用火鉢。 - 前記二重パネル(200)の上面に積載され、かつ食べ物が調理される鉄板(400)と;
前記二重パネル(200)の上部の一側に着脱可能に結合され、前記鉄板(400)に傾斜角を形成する鉄板固定金具(420)をさらに含み、
前記鉄板(400)は、前記収納空間(117)の内部に一緒に収納されることを特徴とする請求項2に記載の組み立て式キャンプ用火鉢。 - 前記二重パネル(200)の上面に選択的に結合されるグリル(500)、ガスバーナーキット(600)及びアルコール暖炉キット(700)をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の組み立て式キャンプ用火鉢。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004490U JP3230029U (ja) | 2020-10-16 | 2020-10-16 | 組み立て式キャンプ用火鉢 |
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JP2020004490U JP3230029U (ja) | 2020-10-16 | 2020-10-16 | 組み立て式キャンプ用火鉢 |
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Family Applications (1)
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JP2020004490U Active JP3230029U (ja) | 2020-10-16 | 2020-10-16 | 組み立て式キャンプ用火鉢 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102363681B1 (ko) * | 2021-06-30 | 2022-02-15 | 신중배 | 기능성 캠핑용 화로 |
KR102475613B1 (ko) * | 2021-06-28 | 2022-12-07 | 김기주 | 휴대용 고기구이기 |
-
2020
- 2020-10-16 JP JP2020004490U patent/JP3230029U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102475613B1 (ko) * | 2021-06-28 | 2022-12-07 | 김기주 | 휴대용 고기구이기 |
KR102363681B1 (ko) * | 2021-06-30 | 2022-02-15 | 신중배 | 기능성 캠핑용 화로 |
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