JP3230003U - 組立式ラック - Google Patents

Abstract

【課題】コスト節約、モジュール化の拡張、及び、便利な組み立て、の利点を有する組立式ラックを提供する。【解決手段】組立式ラック１０は、少なくとも２つの棚柱アセンブリー１と、少なくとも１つの受けフレーム２と、を備え、２つの棚柱アセンブリー１が互いに並んで配置され、各棚柱アセンブリー１が一対の立て棒１１と、一対の立て棒１１の間に跨設される少なくとも１つの横架材１２と、を含み、各横架材１２が少なくとも１つの第１組付部１４と、少なくとも１つの第２組付部１５と、を有し、受けフレーム２は、一側に少なくとも１つの第１接合部２０１を有し、他側に少なくとも１つの第２接合部２０２を有し、第１接合部２０１と第２接合部２０２とがお互いにずれて配置され、第１接合部２０１が一方の横架材１２の第１組付部１４に組み付けられ、第２接合部２０２が他方の横架材１２の第２組付部１５に組み付けられる。【選択図】図５

Description

本考案は、コスト節約、モジュール化の拡張、便利な組み立てを有するラックに関し、特に、組立式ラックに関する。

家、店舗、倉庫等の場所での物品を保管することには、ラックの使用が必要とされるため、日常生活のいたるところに見られ、モダンなインテリアデザインがパーソナル化（Ｐｅｒｓｏｎａｌｉｚａｔｉｏｎ）とカスタマイズ（Ｃｕｓｔｏｍｉｚａｔｉｏｎ）を追い求められるにつれ、ＤＩＹでの自作及び段数の増減等が可能な拡張機能を備える必要がある。

しかしながら、市場に出回っているＤＩＹ自由組み立て式ラックは、ほとんどいくつかのボルトによる締め付けによって位置決めを達成できるため、組立と分解に手間がかかり、使用者に不便と非効率をもたらす。また、従来のラックは、段数を拡張する必要がある場合、通常上下方向で増減され、左右方向に増減されることができず、拡張機能の変化性が少ない。

これに鑑み、本考案者は、上記の従来技術に対し、鋭意研究を重ねると共に学理の運用を組み合わせ、上記問題点を解決することに努めた結果、本考案者の改良の目標となった。

故に本考案は、組立式置き棚を提供し、それは、受けフレームの一側にある第１接合部を一方の横架材の第１組付部に組み付け、他側の第２接合部を他方の横架材の第２組付部に組み付け、第１接合部と第２接合部とがお互いにずれて配置されることにより、組立式ラックの組み立てが締め付けで位置決めの必要がなく、組立式ラックがコスト節約、モジュール化の拡張及び便利な組み立てとの利点を有することに達する。

本考案の実施例において、本考案は、互いに並んで配置され、少なくとも２つの棚柱アセンブリーであって、各前記棚柱アセンブリーが一対の立て棒と、前記一対の立て棒間に跨設される少なくとも１つの横架材と、を含み、各前記横架材が少なくとも１つの第１組付部と、少なくとも１つの第２組付部と、を有する前記少なくとも２つの棚柱アセンブリーと、一側に少なくとも１つの第１接合部を有し、他側に少なくとも１つの第２接合部を有し、前記第１接合部と前記第２接合部とがお互いにずれて配置され、前記第１接合部が一方の前記横架材の前記第１組付部に組み付けられ、前記第２接合部が他方の前記横架材の前記第２組付部に組み付けられる少なくとも１つの受けフレームと、を備える組立式ラックを提供する。

上記によれば、４つの棚柱アセンブリーは、上下で組み付けることができて、組立式ラックの高さを調整するので、組立式ラックの拡張性を向上する。

上記によれば、３つの棚柱アセンブリーは、左右で組み付けることができて、組立式ラックの幅を調整し、かつ複数の棚柱アセンブリーが、受けフレームを介して左右で直結し、幅が拡大された組立式ラックが拡張性の増加、構造強度の補強及び組立部材の節約という効果を持たせる。

本考案の実施例１に係る組立式ラックの部分的な立体分解図である。 本考案の実施例１に係る組立式ラックの部分的な断面分解図である。 本考案の実施例１に係る組立式ラックの部分的な立体組立図である。 本考案の実施例１に係る組立式ラックの組立断面図である。 本考案の実施例１に係る組立式ラックの立体組立図である。 本考案の実施例２に係る組立式ラックの立体分解図である。 本考案の実施例３に係る組立式ラックの立体組立図である。 本考案の実施例３に係る組立式ラックの組立断面図である。 本考案の実施例４に係る組立式ラックの部分的な立体分解図である。 本考案の実施例４に係る組立式ラックの立体組立図である。 本考案の実施例４に係る組立式ラックの部分的な立体拡大図である。

以下、本考案の詳細な説明及び技術内容は、図面を参照しつつ説明するが、添付図面は例示のみを目的としており、本考案を限定することを意図するものではない。

（実施例１）
本考案によって提供される組立式ラックの実施例１は、図１乃至図５を参照されたい。この組立式ラック１０は、主に２つ以上の棚柱アセンブリー１と、１つまたは複数の受けフレーム２と、を含む。

図１乃至図５に示すように、本実施例の棚柱アセンブリー１の数は２つであり、２つの棚柱アセンブリー１は、互いに並んで配置されており、各棚柱アセンブリー１は一対の立て棒１１と、前記一対の立て棒１１の間に跨設される１つまたは複数の横架材１２と、を含み、各横架材１２は１つまたは複数の第１組付部１４と、１つまたは複数の第２組付部１５と、を有する。

詳しく言うと、本実施例の第１組付部１４の数は、１つであり、第２組付部１５の数は、２つであり、２つの第２組付部１５は、第１組付部１４の両側に配置され、第１組付部１４は、横架材１２上から上方に折り曲げられた第１逆Ｕ字状の部位１２１であり、２つの第２組付部１５は、横架材１２上から上方に折り曲げられた２つの第２逆Ｕ字状の部位１２２である。

また、各棚柱アセンブリー１は、逆Ｕ字状棒１３を含み、各一対の立て棒１１は、各逆Ｕ字状棒１３の両端に形成されている。本実施例の各横架材１２の両端は、溶接方式によって各一対の立て棒１１に固定されるが、これは限定ではない。各横架材１２の両端は、溶接又は嵌装等の他の方式によって各一対の立て棒１１に固定されることができる。

図１乃至図５に示すように、受けフレーム２は、一側に１つまたは複数の第１接合部２０１を有し、他側に１つ以上の第２接合部２０２を有し、第１接合部２０１と第２接合部２０２とは、お互いにずれて配置され、第１接合部２０１は、横架材１２の第１組付部１４に組み付けられ、第２接合部２０２は、他の横架材１２の第２組付部１５に組み付けられる。

具体的には、本実施例の第１接合部２０１の数は、１つであり、第２接合部２０２の数は、２つであり、第１接合部２０１は、受けフレーム２上から外向きに折り曲げられた第１外凸部２１であり、２つの第２接合部２０２は、受けフレーム２上から外向きに折り曲げられた２つの第２外凸部２２であり、第１外凸部２１は、一方の横架材１２の第１逆Ｕ字状の部位１２１に嵌め込まれ、２つの第２外凸部２２は、他の横架材１２の２つの第２逆Ｕ字状の部位１２２に嵌め込まれる。

また、受けフレーム２は、第１外凸部２１の両側に２つの第２外凸部２２を嵌設するための２つの第１凹陥部２３が形成され、かつ受けフレーム２は、２つの第２外凸部２２の間に第１外凸部２１を嵌設するための第２凹陥部２４が形成される。

ここで、本実施例の受けフレーム２の数は、複数であり、複数の受けフレーム２は、上下に並べて配置され、受けフレーム２の数により、上下方向に段数を増減することができる。

図１乃至図３、図５に示すように、本考案の組立式ラック１０は、１つまたは複数の収納かご３をさらに含み、収納かご３の数は、受けフレーム２の数と同じであり、各受けフレーム２は、溶接方式又は締め付け方式で各収納かご３の下方に固定される。

詳しく言うと、収納かご３は、受けフレーム２の上方に配置されて、かつ受けフレーム２との間に高度差ｓが形成される環状枠３１を有し、環状枠３１は、おり曲げられた４つの内凹部３１１を有し、４つの内凹部３１１が二対の立て棒１１に押し付けられることで、環状枠３１を二対の立て棒１１に当接させる。環状枠３１と受けフレーム２の間には、高度差ｓが形成され、環状枠３１は、二対の立て棒１１に当接され、収納かご３が立体方式で二対の立て棒１１の間に固着させて、収納かご３の構造強度を補強し、収納かご３は、左向き、右向きに転落する状況を防ぐ。また、環状枠３１は、折り曲げられた４つの内凹部３１１を有し、４つの内凹部３１１が、それぞれ二対の立て棒１１に押し付けられることで、収納かご３の構造強度をより補強する。

図３乃至図５に示すように、本考案の組立式ラック１０の使用状態は、先に２つの棚柱アセンブリー１を並べて配置し、次に受けフレーム２の一側にある第１外凸部２１を一方の横架材１２の第１逆Ｕ字状の部位１２１に嵌め込れ、他の側の２つの第２外凸部２２を他方の横架材１２の２つの第２逆Ｕ字状の部位１２２に嵌め込れると、組立式ラック１０の組み立ては、自らが完成できる。これにより、本考案の組立式ラック１０の組み立ては、締め付け固定で位置決めの必要がなく、分解や組立でもより手間が省けるので、組立式ラック１０は、コスト節約、モジュール化の拡張及び便利な組み立てとの利点を有することに達する。

（実施例２）
本考案に係る組立式ラック１０の実施例２は、図６を参照されたい。実施例２は、実施例１とほぼ同じであり、実施例２と実施例１との相違点は、棚柱アセンブリー１の数が４つである。

具体的には、棚柱アセンブリー１の数が４つであり、４つの棚柱アセンブリー１は、上下左右に並べて配置され、上方に位置する各立て棒１１の底端は、がい管１１１を有し、下方に位置する各立て棒１１の頂端は、挿入管１１２を有し、各がい管１１１は、各挿入管１１２に着脱可能に嵌め込まれることで、上方に位置する前記一対の立て棒１１は、下方に位置する前記一対の立て棒１１に着脱可能に嵌め込ませることができる。これにより、４個の棚柱アセンブリー１は、上下で組み立てられ、組立式ラック１０の高さを調整でき、組立式ラック１０の拡張性をさらに高めることができる。

（実施例３）
本考案に係る組立式ラック１０の実施例３は、図７乃至図８を参照されたい。実施例３は、実施例１とほぼ同じであり、実施例３と実施例１との相違点は、棚柱アセンブリー１の数が３つである。

具体的には、３つの棚柱アセンブリー１は、左右に並べて配置され、受けフレーム２の数は、２つ以上で、一方の受けフレーム２の第１外凸部２１は、中間に位置する横架材１２の第１逆Ｕ字状の部位１２１に嵌め込まれ、２つの第２外凸部２２は、一方の外側に位置する２つの第２逆Ｕ字状の部位１２２に嵌め込まれ、他方の受けフレーム２の２つの第２外凸部２２は、中間に位置する横架材１２の２つの第２逆Ｕ字状の部位１２２に嵌め込まれ、第１外凸部２１は、他方の外側に位置する第１逆Ｕ字状の部位１２１に嵌め込まれる。これにより、３つの棚柱アセンブリー１は、左右で組み立てられ、組立式ラック１０の幅を調整でき、組立式ラック１０の拡張性をさらに高めることができる。

従来、左右方向に段数を増減する必要がある場合は、複数のラックを左右並列に配置することのみである。それに対し、本考案の複数の棚柱アセンブリー１は、受けフレーム２を介して左右に直結でき、幅が拡大された組立式ラック１０は、構造強度の補強及び組立部材の節約という効果を持たせる。

また、第１外凸部２１と２つの第２外凸部２２とは、お互いにずれて配置され、各受けフレーム２は、第１外凸部２１の両側に２つの第２外凸部２２を嵌設するための２つの第１凹陥部２３が形成され、各受けフレーム２は、２つの第２外凸部２２の間に第１外凸部２１を嵌設するための第２凹陥部２４が形成される。これにより、隣り合う２つの受けフレーム２を左右に並べた時に、一方の受けフレーム２の２つの第２外凸部２２は、他方の受けフレーム２の２つの第１凹陥部２３内部に嵌設でき、一方の受けフレーム２の第１外凸部２１は、他方の受けフレーム２の第２凹陥部２４の内部に嵌設でき、各受けフレーム２の組み立ては、互いに干渉せずに見た目がよく左右に並べることができる。

（実施例４）
本考案に係る組立式ラック１０の実施例４は、図９乃至図１１を参照されたい。実施例４は、実施例１とほぼ同じであり、実施例４と実施例１との相違点は、本考案に係る組立式ラック１０が１つまたは複数の収納ボックス４をさらに含み、収納かご３と収納ボックス４との数の合計は、受けフレーム２の数と同じであり、各受けフレーム２は、溶接方式又は締め付け方式で各収納かご３或いは各収納ボックス４の下方に固定される。これにより、使用者は、需要によって収納かご３と収納ボックス４の数及び配置方式を調整でき、組立式ラック１０の使い勝手を向上できる。

収納かご３は、上蓋を含まず、複数の金属片が交差配列で構成されるかごの場合が多い。収納ボックス４は、上蓋を含み、複数の板が互いに囲まれて構成されるボックスの場合が多い。

本考案の組立式ラックは、意図した用途を達成し、従来の欠陥を解決することができ、産業上の利用可能性を有するものである。

１０ 組立式ラック
１ 棚柱アセンブリー
１１ 立て棒
１１１ がい管
１１２ 挿入管
１２ 横架材
１２１ 第１逆Ｕ字状の部位
１２２ 第２逆Ｕ字状の部位
１３ 逆Ｕ字状棒
１４ 第１組付部
１５ 第２組付部
２ 受けフレーム
２０１ 第１接合部
２０２ 第２接合部
２１ 第１外凸部
２２ 第２外凸部
２３ 第１凹陥部
２４ 第２凹陥部
３ 収納かご
３１ 環状枠
３１１ 内凹部
４ 収納ボックス
ｓ 高度差

Claims (13)

1. 互いに並んで配置される、少なくとも２つの棚柱アセンブリー（１）であって、各前記棚柱アセンブリー（１）が、一対の立て棒（１１）と、前記一対の立て棒（１１）の間に跨設される少なくとも１つの横架材（１２）と、を含み、各前記横架材（１２）が、少なくとも１つの第１組付部（１４）と、少なくとも１つの第２組付部（１５）と、を有する、前記少なくとも２つの棚柱アセンブリー（１）と、
   一側に少なくとも１つの第１接合部（２０１）を有し、他側に少なくとも１つの第２接合部（２０２）を有し、前記第１接合部（２０１）と前記第２接合部（２０２）とがお互いにずれて配置され、前記第１接合部（２０１）が一方の前記横架材（１２）の前記第１組付部（１４）に組み付けられ、前記第２接合部（２０２）が他方の前記横架材（１２）の前記第２組付部（１５）に組み付けられる、少なくとも１つの受けフレーム（２）と、
   を備える組立式ラック。
2. 前記第１組付部（１４）の数が、１つであり、前記第２組付部（１５）の数が２つであり、２つの前記第２組付部（１５）が前記第１組付部（１４）の両側に配置され、前記第１組付部（１４）が前記横架材（１２）上から上向きに折り曲げられた第１逆Ｕ字状の部位（１２１）であり、２つの前記第２組付部（１５）が前記横架材（１２）上から上向きに折り曲げられた２つの第２逆Ｕ字状の部位（１２２）である、請求項１に記載の組立式ラック。
3. 前記第１接合部（２０１）の数が、１つであり、前記第２接合部（２０２）の数が２つであり、前記第１接合部（２０１）が前記受けフレーム（２）上から外向きに折り曲げられた第１外凸部（２１）であり、２つの前記第２接合部（２０２）が前記受けフレーム（２）上から外向きに折り曲げられた２つの第２外凸部（２２）であり、前記第１外凸部（２１）が前記横架材（１２）の前記第１逆Ｕ字状の部位（１２１）に嵌め込まれ、２つの前記第２外凸部（２２）が他の前記横架材（１２）の２つの前記第２逆Ｕ字状の部位（１２２）に嵌め込まれている、請求項２に記載の組立式ラック。
4. 前記受けフレーム（２）は、前記第１外凸部（２１）の両側に２つの前記第２外凸部（２２）を嵌設するための２つの第１凹陥部（２３）が形成され、かつ前記受けフレーム（２）は、２つの前記第２外凸部（２２）の間に前記第１外凸部（２１）を嵌設するための第２凹陥部（２４）が形成されている、請求項３に記載の組立式ラック。
5. 各棚柱アセンブリー（１）が、逆Ｕ字状棒（１３）を含み、各前記一対の立て棒（１１）が、各前記逆Ｕ字状棒（１３）の両端に形成されている、請求項４に記載の組立式ラック。
6. 少なくとも１つの収納かご（３）をさらに含み、前記受けフレーム（２）が、溶接又は締め付けで前記収納かご（３）の下方に固定されている、請求項４又は５に記載の組立式ラック。
7. 前記収納かご（３）が、前記受けフレーム（２）の上方に配置されて、前記受けフレーム（２）との間に高度差（ｓ）が形成される環状枠（３１）を有し、前記環状枠（３１）が２つの前記一対の立て棒（１１）に当接している、請求項６に記載の組立式ラック。
8. 前記環状枠（３１）は４つの内凹部（３１１）が折り曲げられ、前記４つの内凹部（３１１）は、２つの前記一対の立て棒（１１）にそれぞれ押し付けられる、請求項７に記載の組立式ラック。
9. 少なくとも１つの収納ボックス（４）をさらに含み、前記受けフレーム（２）が溶接又は締め付けで前記収納ボックス（４）の下方に固定されている、請求項４又は５に記載の組立式ラック。
10. 棚柱アセンブリー（１）の数が３つであり、前記３つの棚柱アセンブリー（１）が、左右に並べて配置され、前記受けフレーム（２）の数が２つ以上であり、一方の前記受けフレーム（２）の前記第１外凸部（２１）が中間に位置する前記横架材（１２）の前記第１逆Ｕ字状の部位（１２１）に嵌め込まれ、２つの前記第２外凸部（２２）が一方の外側に位置する２つの前記第２逆Ｕ字状の部位（１２２）に嵌め込まれ、他方の前記受けフレーム（２）の２つの前記第２外凸部（２２）が中間に位置する前記横架材（１２）の２つの前記第２逆Ｕ字状の部位（１２２）に嵌め込まれ、前記第１外凸部（２１）が他方の外側に位置する前記第１逆Ｕ字状の部位（１２１）に嵌め込まれている、請求項４又は５に記載の組立式ラック。
11. 前記棚柱アセンブリー（１）の数が４つであり、前記４つの棚柱アセンブリー（１）が、上下左右に並べて配置され、上方に位置する前記一対の立て棒（１１）が下方に位置する前記一対の立て棒（１１）に着脱可能に嵌め込まれている、請求項４又は５に記載の組立式ラック。
12. 上方に位置する各前記立て棒（１１）の底端ががい管（１１１）を有し、下方に位置する各前記立て棒（１１）の頂端が挿入管（１１２）を有し、各前記がい管（１１１）が各前記挿入管（１１２）に着脱可能に嵌め込まれている、請求項１１に記載の組立式ラック。
13. 前記受けフレーム（２）の数が、複数であり、前記複数の受けフレーム（２）が上下に並べて配置されている、請求項４又は５に記載の組立式ラック。

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