JP3229816U - ヘアーカーラー - Google Patents

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▲イ▼豪 姜
▲イ▼豪 姜
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Abstract

【課題】毛髪巻き付け部の径が可変な使い勝手の良いヘアーカーラーを提供することを目的とする。【解決手段】径サイズを大径状態と小径状態の間で相互に変更可能なヘアーカーラー100であり、鍔状のトップカバー1及び鍔状のボトムカバー2の間に挟持された円筒状の胴部124を備え、胴部124は、トップカバー1及びボトムカバー2を相対的に回動させることにより相対的に変位する一対の半割筒体5、6であって、互いに隙間なく正対して円筒を形成する小径状態と、少なくとも一方の側端縁を離間させて隙間を形成する大径状態との間で切り替わる一対の半割筒体5、6と、トップカバー1及びボトムカバー2を相対的に回動させることにより変位する充填体であって、一対の半割筒体5、6が小径状態にあるときに円筒の内部へ収容され、一対の半割筒体5、6が大径状態にあるときに間隙へ充填される充填体と、を備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、ヘアーカーラーに関する。
ヘアーカーラーには、その内部に発熱体を備えた発熱型(特許文献1)や、カーラーとは別体で設けられた加熱装置で加熱する蓄熱型(特許文献2−4)などがある。ユーザは、このようにして温めたヘアーカーラーの胴部へ毛髪を巻き付け、ヘアークリップなどで外れないよう頭部へ固定すると共に、その後、ヘアーカーラーが自然冷却されるまで数分から数十分(場合によっては一晩)の放置時間を経ることにより、毛髪をカール状に癖付けすることができる。
このように、頭部へ固定可能なヘアーカーラーは、ハンドルを操作するタイプのヘアーアイロンとは異なり、自然冷却中の放置時間中にユーザがハンズフリーの状態となるので、メイク時間、着替え時間、就寝時間などを利用してヘアスタイリングできるという利点がある。しかも、ハンズフリーのため、放置時間を長くすることによってカールの持続時間を長くすることも容易である。さらに、ヘアーカーラーは、たとえロングヘアであったとしても一束の毛髪を根元から毛先にかけて同時に癖付けすることができるので効率的であるし、一束の毛髪を根元から毛先にかけて「らせん状」でなく「渦巻き状」に巻き付けることができるので、根元から毛先にかけて徐々に曲率が小さくなる自然な巻き髪(天然のカールに近い巻き髪)を実現できるという利点もある。
特許第2919028号公報 特許第3590145号公報 実用新案登録第3151847号公報 特開2006−6687号公報 特許第6352538号公報 特許第6041153号公報
ここで、例えば、頭頂部の髪の根元に立ち上がりを付けてボリューム感を出したいときや、前髪にカールをつけて左又は右へ髪を流したいときなどには、比較的径の太いカーラーが適している。一方、髪を後ろで束ねたときに落ちてくる「後れ毛」にカールを付けて顔周りを華やかにしたいときには、比較的径の細いカーラーが適している。また、ヘアスタイルや毛髪の長さによっては(例えばロングヘアとセミロングヘアとでは)巻き髪に必要なカーラーの太さが異なることも知られている。よって、これら様々な用途でカーラーを使うことを希望するユーザは、径の太さの異なる複数のヘアーカーラーを準備しておく必要があった。
しかしながら、例えば発熱型のカーラーは、発熱機能を有しないカーラーと比較して高価であるから複数所有するのは効率的でないし、また別体の加熱装置を要する蓄熱型のカーラーは、径サイズのバリエーションを増やすと加熱装置(すなわちケース)のサイズが大きくなって持ち運びが不便になるので、多種のカーラーをわざわざ買い揃えるユーザは余り多くなかったのが現状である。特に、発熱型のカーラーは、ヘアーアイロンを自宅に所有しているユーザが外出先でスタイリングするために携帯することも多いので、なるべくコンパクトにしたいとの要望が強かった。
なお、特許文献5,6には、発熱体である筒状部材の径サイズが可変なヘアーアイロンが開示されている。このヘアーアイロンによれば、太めのカールを髪へ転写することも細めのカールを髪へ転写することも可能である。よって、このヘアーアイロンの機構をヘアーカーラーへ適用することにより上記問題を解決できるとも考えられる。
しかしながら、頭部へ固定できるヘアーカーラーは、ハンドルを操作するタイプのヘアーアイロンとは使い勝手が全く異なる。このため、特許文献5,6のヘアーアイロンの機構をヘアーカーラーに適用する場合には、胴部の径を拡縮させるための機構がヘアーカーラーを頭部に固定する際の邪魔にならないことが望まれる。また、仮にヘアーカーラーをドラッグストアやコンビニエンスストアなどで気軽に購入できるようにすることを想定したならば、胴部の径を拡縮させるための操作はなるべく直感的に分かり易いものとすべきである。
そこで、本考案は、毛髪巻き付け部の径が可変な使い勝手の良いヘアーカーラーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に係る本考案は、径サイズを大径状態と小径状態の間で相互に変更可能なヘアーカーラーにおいて、鍔状のトップカバー及び鍔状のボトムカバーの間に挟持された円筒状の胴部を備え、前記胴部は、前記トップカバー及びボトムカバーを相対的に回動させることにより相対的に変位する一対の半割筒体であって、互いに隙間なく正対して円筒を形成する小径状態と、少なくとも一方の側端縁を離間させて隙間を形成する大径状態との間で切り替わる一対の半割筒体と、前記トップカバー及びボトムカバーを相対的に回動させることにより変位する充填体であって、前記一対の半割筒体が前記小径状態にあるときに前記円筒の内部へ収容され、前記一対の半割筒体が前記大径状態にあるときに前記間隙へ充填される充填体と、を備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するため請求項2に係る本考案は、請求項1に記載のヘアーカーラーにおいて、少なくとも一方の前記半割筒体の上端部及び下端部にはそれぞれ上突起部及び下突起部が設けられると共に、前記充填体の上端部及び下端部にはそれぞれ上突起部及び下突起部が設けられ、前記トップカバーには、前記半割筒体の上突起部の移動を案内する第一上案内溝及び前記充填体の上突起部の移動を案内する第二上案内溝を有した案内プレートが配置され、前記ボトムカバーには、前記半割筒体の下突起部の移動を案内する第一下案内溝及び前記充填体の下突起部の移動を案内する第二下案内溝を有した案内プレートが配置されていることを特徴とする。
上記課題を解決するため請求項3に係る本考案は、請求項1又は2に記載のヘアーカーラーにおいて、小径状態と大径状態をそれぞれ保持するためのストッパを備えていることを特徴とすることを特徴とする。
上記課題を解決するため請求項4に係る本考案は、請求項1から3のいずれか1項に記載のヘアーカーラーにおいて、前記一対の半割筒体の表面にはそれぞれ面ファスナーが配置されていることを特徴とする。
上記課題を解決するため請求項5に係る本考案は、請求項1から4のいずれか1項に記載のヘアーカーラーにおいて、前記胴部の内部には発熱体が配置されていることを特徴とする。
上記課題を解決するため請求項6に係る本考案は、請求項1から5のいずれか1項に記載のヘアーカーラーにおいて、前記胴部に巻き付けられた毛髪を押さえるヘアークリップを備えていることを特徴とする。
本考案のヘアーカーラーによれば、ユーザが左右の手で鍔状のトップカバー及び鍔状のボトムカバーをそれぞれ軽く掴み、両手首を互いに反対方向へ少しひねるだけで、これらトップカバー及びボトムカバーを相対的に回動させ、胴部の径を大径状態と小径状態との間で切り替えることが可能である。しかも、仮にユーザが説明書を読まなかったとしても、ヘアーカーラーを手で持って少し触っている間に、鍔状のトップカバー及び鍔状のボトムカバーが相対的に回動可能であること、そしてこの回動によって胴部の径が変化することに容易に気づくことが可能である。しかも、このヘアーカーラーへ毛髪を巻き付ける際には、鍔状のトップカバー又は鍔状のボトムカバーを片手で掴み、これを回転させながら他方の手で胴部へ毛髪を巻き付けて行くことができるので、巻き付けの作業が容易である。さらに、ヘアーカーラーを頭部へ固定した後も、ヘアーカーラーの表面に余計な突起等を有していないため、就寝中に邪魔になりにくく、また寝返りを打った際に外れたり、頭皮を痛めたりするおそれもない。したがって、本考案によれば、毛髪巻き付け部の径が可変な使い勝手の良いヘアーカーラーを提供できるという効果がある。
図1は、本実施形態に係るヘアーカーラーが小径状態にあるときの斜視図である。 図2は、本実施形態に係るヘアーカーラーが大径状態にあるときの斜視図である。 図3は、本実施形態に係るヘアーカーラーの分解図である。 図4(A)は、トップカバーと共に回動する案内プレートを説明する斜視図、図4(B)はボトムカバーの側へ固定された案内プレートを説明する斜視図である。 図5(A)は、トップカバーを外した小径状態のヘアーカーラーの概略平面図、図5(B)は、トップカバーを外した大径状態のヘアーカーラーの概略平面図である。 図6は、ストッパの説明図である。 図7(A)は、ヘアークリップをヘアーカーラーに装着した状態を示す斜視図、図7(B)はヘアークリップの分解図である。
以下、図面を参照して本考案のヘアーカーラーの一実施形態について説明する。
[ヘアーカーラーの概略構成]
図1は、本実施形態に係るヘアーカーラーが小径状態にあるときの斜視図、図2は、本実施形態に係るヘアーカーラーが大径状態にあるときの斜視図である。図1及び図2に示すとおり、本実施形態のヘアーカーラー100は、円筒状の胴部124を小径状態(図1)と大径状態(図2)の間で相互に変更可能なヘアーカーラーであって、その胴部124は樹脂製の鍔状トップカバー1及び樹脂製の鍔状ボトムカバー2の間に挟持されている。ここでいう「鍔状のカバー」は、大径状態の胴部124の径と同等又は若干大きな径を有した概略円盤状のカバーのことである。尚、本実施形態では小径状態の場合は径サイズが26mm、大径状態の場合は32mmであるが、これに限定されるものではない。
この胴部124は、トップカバー1及びボトムカバー2を相対的に回動させることにより相対的に変位する樹脂製の一対の半割筒体5,6を備えており、これら半割筒体5,6の表面には、毛髪を絡めるための面ファスナーのフック面24,24がそれぞれ配置されている。
以下、ボトムカバー2からトップカバー1に向かう方向を上方向とし、下方に位置するボトムカバー2が固定されているものと仮定して各部の動きを説明する。本実施形態のヘアーカーラー100においては、一方の半割筒体5はボトムカバー2の側に固定されているのに対し、トップカバー1の側は図1の方向Aへ回動可能とされており、トップカバー1が回動するのに伴って、他方の半割筒体6の位置が変位可能となっている。この半割筒体6の変位によって、一対の半割筒体5,6が互いに隙間なく正対して円筒を形成する小径状態(図1)と、半割筒体5,6が互いの側端縁5E,6Eを離間させて隙間Gを形成する大径状態(図2)との間で胴部124が切り替わる。
そして、胴部124の内部には、部分円柱状の樹脂製の充填体7(図2参照)が配置されている。この充填体7は、トップカバー1の回動に伴ってその位置が径方向に進退(変位)可能となっており、胴部124が小径状態(図1の状態)にあるときには円筒状の胴部124の内部へ収容され、胴部124が大径状態(図2の状態)にあるときには間隙Gを埋めるように充填される。この大径状態では充填体7の側面及び一対の半割筒体5,6の側面が全体として概略円筒側面を形成する。
[ヘアーカーラーの内部構成]
図3は、本実施形態に係るヘアーカーラーの分解図である。図3に示すとおり、胴部124の内部には、トップカバー1とボトムカバー2を連結する樹脂製の回動シャフト13及び発熱体125が配置されている。この回動シャフト13は、トップカバー1の側に固定されており、トップカバー1と共に回動する。また、トップカバー1の内部には、回路基板31及び2枚の樹脂製の案内プレート9,4が上から順に重ねて配置されており、ボトムカバー2の内部には、半割筒体5の下端に一体形成された樹脂製の案内プレート5Aと、当該案内プレート5Aとは別体で設けられた樹脂製の案内プレート8とが上から順に重ねて配置されている。
このうち、トップカバー1の内部に配置された案内プレート9,4には、上案内溝9U,4Uがそれぞれ設けられている。これらの上案内溝9U,4Uは、半割筒体6の上端に設けられた上突起部6U及び充填体7の上端に設けられた上突起部7Uの移動を案内するために設けられたものである(詳細は後述する)。
一方、ボトムカバー2の内部に配置された案内プレート5A,8には、下案内溝5L,8Lがそれぞれ設けられている。これらの下案内溝5L,8Lは、半割筒体6の下端に設けられた下突起部6L及び充填体7の下端に設けられた下突起部7Lの移動を案内するために設けられたものである(詳細は後述する)。
さらに、胴部124の内部に配置された回動シャフト13の周囲には、発熱体125が不図示のネジ及びプレートを介して取り付けられている。この発熱体125は、温度ヒューズ、サーモスタット、電熱線などを備えており、不図示のリードワイヤーを介してトップカバー1内の回路基板31に接続されている。
[発熱体について]
ここで、トップカバー1の側面には、例えばUSBケーブルなどの電源ケーブルの不図示の差し込み口(ポート)が形成されている。この差し込み口へ差し込まれた電源ケーブルを介して外部から回路基板31へ電力が供給されると、トップカバー1の上面に設けられた発光部1Aが赤色で点灯する。そして、外部から供給された電力は、回路基板31を介して電熱線29へ与えられ、発熱体125の温度が上昇し始める。その後、数分の時間をかけて発熱体125の温度が適正温度範囲(例えば、100℃前後)に到達すると、発光部1Aの色が青色に切り替わり、発熱体125の温度が適正温度範囲に保たれるように温度制御(サーモスタット22によるオン/オフ制御)が行われる。その後、不図示の電源ケーブルからの電力供給が停止されると、発光部1Aが消灯し、発熱体125が自然冷却される。
[ヘアーカーラーの使用手順について]
ユーザは、トップカバー1の差し込み口へ電源ケーブルの一端を接続すると共に、電源ケーブルの他端を電源装置(アダプタ、PCのUSBポートなど)へ接続した後、発光部1Aが赤色で点灯したことにより電力供給の開始を確認する。その後、数分ほど待機し、トップカバー1の発光部1Aの色が青になったことを確認すると、電源ケーブルをトップカバー1の差し込み口から取り外す。この状態で、ヘアーカーラー100の胴部124は100℃程度に温められている。その後、ユーザは、ヘアーカーラー100の胴部124へ毛髪を巻き付け、不図示のヘアークリップなどで自分の頭部へ固定する。その後、ヘアーカーラー100の温度が常温に戻るまでの冷却期間(数分から数十分、一晩でも可)を待機する。その後、常温となったヘアーカーラー100からヘアークリップを外し、毛髪を巻き取る。この状態では毛髪にカール形状が転写されている。
[案内プレートの説明]
図4(A)は、トップカバーと共に回動する案内プレートを説明する斜視図、図4(B)はボトムカバーの側へ固定された案内プレートを説明する斜視図である。
図4(A)に示すとおり、トップカバー1の上側に配置された案内プレート9は、回動シャフト13を介してボトムカバー2の下側に配置された案内プレート8に固定されている。よって、トップカバー1が回動すると、図4(A)に示す部材が一体として回動する。
図4(B)に示すとおり、トップカバー1の下側に配置された案内プレート4及びボトムカバー2の上側に配置された案内プレート5Aは、半割筒体5と共にボトムカバー2の側へ固定されている。よって、トップカバー1が回動しても、図4(B)に示す部材はボトムカバー2に固定されたままである。
したがって、トップカバー1が回動すると、トップカバー1内に重ねて配置された案内プレート9,4は互いに摺動するようにして相対的に回動し、ボトムカバー2内に重ねて配置された案内プレート5A,8は互いに摺動するようにして相対的に回動する。
ここで、案内プレート9には、半割筒体6の上突起部6U(図3)の移動を案内する第一上案内溝9U−1及び充填体7の上突起部7U(図3)の移動を案内する第二上案内溝9U−2が設けられている。
また、案内プレート4にも、半割筒体6の上突起部6Uの移動を案内する第一上案内溝4U−1及び充填体7の上突起部7Uの移動を案内する第二上案内溝4U−2が設けられている。
よって、これら案内プレート9,4の第一上案内溝9U−1及び第一上案内溝4U−1の相対位置により、半割筒体6の上突起部6Uの位置が規制され、案内プレート9,4の第二上案内溝9U−2及び第二上案内溝4U−2の相対位置により、充填体7の上突起部7Uの位置が規制される。
一方、案内プレート8には、半割筒体6の下突起部6L(図3)の移動を案内する第一下案内溝8L−1及び充填体7の下突起部7L(図3)の移動を案内する第二下案内溝8L−2が設けられている。
また、案内プレート5Aにも、半割筒体6の下突起部6Lの移動を案内する第一下案内溝5L−1及び充填体7の下突起部7Lの移動を案内する第二下案内溝5L−2が設けられている。
よって、これら案内プレート8,5Aの第一下案内溝8L−1及び第一下案内溝5L−1の相対位置により、半割筒体6の下突起部6Lの位置が規制され、案内プレート8,5Aの第二下案内溝8L−2及び第二下案内溝5L−2の相対位置により、充填体7の下突起部7Lの位置が規制される。
なお、図4(B)における符号4U−1’、5L−1’は、半割筒体6の側端縁に設けられた上突起部6U’(図3)及び下突起部6L’(図3)を回動可能に軸支するための円形孔である。
そして、上側に重ねて配置された案内プレート9,4が相対的に回動し、下側に重ねて配置された案内プレート5A,8が相対的に回動すると、これらの案内溝9U,4U,5L,8Lに掛止された上突起部6U,7U及び下突起部6L,7Lがそれぞれ所定方向に移動するので、半割筒体6及び充填体7がそれぞれ下述するとおりに変位する。
[可動部の動きの説明]
図5(A)は、トップカバーを外した小径状態のヘアーカーラーの概略平面図、図5(B)は、トップカバーを外した大径状態のヘアーカーラーの概略平面図である。なお、可動部の動きを分かり易くするために、図5では案内プレート、発熱体、及び回動シャフトの図示は省略した。
先ず、図1のトップカバー1が矢印Aの方向へ回動(図5(A)の状態から図5(B)の状態)すると、半割筒体6の中央上端に設けられた上突起部6Uが矢印Cの方向へと案内される。このとき、半割筒体6の側端縁6E’に設けられた上突起部6U’を支点として、半割筒体6の全体の姿勢が外周側へ開くようにして変化するので、半割筒体6の側端縁6Eが、半割筒体5の側端縁5Eから離間して隙間Gが形成される。尚、図示省略したが、半割筒体6の下端側の下突起部6Lも上突起部6Uと同様にして案内され、半割筒体6の下端側の下突起部6L’も上突起部6U’と同様に軸支される。
また、図1のトップカバー1が矢印Aの方向へ回動(図5(A)の状態から図5(B)の状態)すると、充填体7の中央上端に設けられた上突起部7Uが矢印Dの方向へ案内されるので、当該充填体7の全体が胴部124の内部から外周側へ向かって移動し、当該隙間Gを充填することになる。尚、図示省略したが、充填体7の下端側の下突起部7Lも上突起部7Uと同様にして案内される。
[ストッパの説明]
図6は、ストッパの説明図である。本実施形態のヘアーカーラー100は、小径状態と大径状態をそれぞれ保持するためのストッパを備えている。このストッパは、回動可能なトップカバー1の内側壁に設けられたリブ1R(図6(A))と、固定された案内プレート4の周囲に設けられた2つのリブと4R,4R(図6(B))との組み合わせで構成されている。この図6(A)のリブ1Rが図6(B)のリブ4R,4Rの間に位置するようにしてトップカバー1が案内プレート4の周囲に配置される。よって、トップカバー1が回動すると、トップカバー1のリブ1Rが案内プレート4のリブ4R,4Rの間を移動する。そして、トップカバー1のリブ1Rが案内プレート4の一方のリブ4Rを乗り越えると大径状態が保持され、トップカバー1のリブ1Rが案内プレート4の他方のリブ4Rを乗り越えると小径状態が保持されるようになっている。したがって、ユーザは左右の手でトップカバー1及びボトムカバー2をそれぞれつかみ、両手首をひねって「カチッ」というクリック音がするまで力を加えることにより、胴部124を小径状態又は大径状態に固定することができる。また、その反対側に両手首をひねって再び「カチッ」というクリック音がするまで力を加えることにより、当該固定を解除することができる。
[ヘアークリップの説明]
図7(A)は、ヘアークリップをヘアーカーラーに装着した状態を示す斜視図、図7(B)はヘアークリップの分解図である。図7に示すとおり、本実施形態のヘアーカーラー100は、胴部124に巻き付けられた毛髪を押さえるためのヘアークリップ200を備える。このヘアークリップ200は、上ヘアークリップ11及び下ヘアークリップ12をスプリングバネ32で連結したものであって、上ヘアークリップ11及び下ヘアークリップ12の形状は、ヘアーカーラー100をユーザの頭部へ固定した場合の邪魔にならないよう胴部124の湾曲に沿うような形状(湾曲した粗い目の櫛状)となっている。このようなヘアークリップ200は、スプリングバネ32の弾性力によって胴部124の周囲に巻き付けられた毛髪を適度な強度で押さえることができる。なお、スプリングバネ32の弾性力の強度は、胴部124が大径状態にあるときと小径状態にあるときの何れにおいても毛髪を適度な強度で押さえることができるように予め調整されているものとする。
[実施形態の効果]
以上説明したとおり、本実施形態のヘアーカーラー100によれば、ユーザが左右の手で鍔状のトップカバー1及び鍔状のボトムカバー2をそれぞれ軽く掴み、両手首を互いに反対方向へ少しひねるだけで、これらトップカバー1及びボトムカバー2を相対的に回動させ、胴部124の径を大径状態(図2)と小径状態(図1)との間で切り替えることが可能である。しかも、仮にユーザが説明書を読まなかったとしても、ヘアーカーラー100を手で持って少し触っている間に、鍔状のトップカバー1及び鍔状のボトムカバー2が相対的に回動可能であること、そしてこの回動によって胴部124の径が変化することに容易に気づくことが可能である。しかも、このヘアーカーラー100へ毛髪を巻き付ける際には、鍔状のトップカバー1又は鍔状のボトムカバー2を片手で掴み、これを回転させながら他方の手で胴部124へ毛髪を巻き付けて行くことができるので、巻き付けの作業が容易である。さらに、ヘアーカーラー100を頭部へ固定した後も、ヘアーカーラー100の表面に余計な突起等を有していないため、就寝中に邪魔になりにくく、また寝返りを打った際に外れたり、頭皮を痛めたりするおそれもない。
以上、本考案のヘアーカーラーの一例について説明したが、上記の構造はヘアーカーラーの機能が損なわれない範囲で適宜に変更することが可能である。
1 トップカバー
2 ボトムカバー
3 スクリューカバー
4 案内プレート
4U 上案内溝
5 固定された半割筒体
5A 案内プレート
5L 下案内溝
6 変位可能な半割筒体
6U 上突起部
6L 下突起部
7 変位可能な充填体
7U 上突起部
7L 下突起部
8 案内プレート
8L 下案内溝
9 案内プレート
9U 上案内溝
10 レンズカバー
11 上ヘアークリップ
12 下ヘアークリップ
13 回動シャフト
24 面ファスナー
31 回路基板
32 スプリングバネ
100 ヘアーカーラー
124 胴部
125 発熱体
200 ヘアークリップ

Claims (6)

  1. 径サイズを大径状態と小径状態の間で相互に変更可能なヘアーカーラーにおいて、
    鍔状のトップカバー及び鍔状のボトムカバーの間に挟持された円筒状の胴部を備え、
    前記胴部は、
    前記トップカバー及びボトムカバーを相対的に回動させることにより相対的に変位する一対の半割筒体であって、互いに隙間なく正対して円筒を形成する小径状態と、少なくとも一方の側端縁を離間させて隙間を形成する大径状態との間で切り替わる一対の半割筒体と、
    前記トップカバー及びボトムカバーを相対的に回動させることにより変位する充填体であって、前記一対の半割筒体が前記小径状態にあるときに前記円筒の内部へ収容され、前記一対の半割筒体が前記大径状態にあるときに前記間隙へ充填される充填体と、
    を備えていることを特徴とするヘアーカーラー。
  2. 請求項1に記載のヘアーカーラーにおいて、
    少なくとも一方の前記半割筒体の上端部及び下端部にはそれぞれ上突起部及び下突起部が設けられると共に、
    前記充填体の上端部及び下端部にはそれぞれ上突起部及び下突起部が設けられ、
    前記トップカバーには、前記半割筒体の上突起部の移動を案内する第一上案内溝及び前記充填体の上突起部の移動を案内する第二上案内溝を有した案内プレートが配置され、
    前記ボトムカバーには、前記半割筒体の下突起部の移動を案内する第一下案内溝及び前記充填体の下突起部の移動を案内する第二下案内溝を有した案内プレートが配置されている、
    ことを特徴とするヘアーカーラー。
  3. 請求項1又は2に記載のヘアーカーラーにおいて、
    小径状態と大径状態をそれぞれ保持するためのストッパを備えていることを特徴とするヘアーカーラー。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のヘアーカーラーにおいて、
    前記一対の半割筒体の表面にはそれぞれ面ファスナーが配置されていることを特徴とするヘアーカーラー。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のヘアーカーラーにおいて、
    前記胴部の内部には発熱体が配置されていることを特徴とするヘアーカーラー。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のヘアーカーラーにおいて、
    前記胴部に巻き付けられた毛髪を押さえるヘアークリップを備えていることを特徴とするヘアーカーラー。


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CN114190682A (zh) * 2021-02-22 2022-03-18 杭州乐秀电子科技有限公司 使用安全的飓风筒

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