JP3229784B2 - 音声符号化復号化装置及び音声復号化装置 - Google Patents

音声符号化復号化装置及び音声復号化装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声波形を情報圧
縮して伝送或いは蓄積する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来技術のピッチ予測処理を含む
音声符号化復号化装置を示す。
【0003】符号化器は、音声の入力端子400、入力
した音声を線形予測分析し、線形予測係数を符号化する
とともに、線形予測残差信号を出力する線形予測分析フ
ィルタ403、線形予測残差信号を入力し、ピッチ予測
分析を行い、ピッチ長とピッチ予測係数を符号化すると
ともに、ピッチ予測残差信号を出力するピッチ予測分析
フィルタ404、ピッチ予測残差信号を入力し量子化す
る予測残差量子化器405、及び該線形予測分析フィル
タ、ピッチ予測分析フィルタ、予測残差量子化器の動作
を制御する制御器401から構成される。
【0004】復号化器は、符号化器とは逆の動作手順と
なり、符号化器から伝送されるくる符号化情報をもと
に、ピッチ予測残差信号を生成する予測残差逆量子化器
408、音声のピッチ構造の信号を生成するピッチ予測
合成フィルタ409、そして線形予測合成フィルタ41
0、合成された音声信号の出力端子411、及び該線形
予測合成フィルタ、ピッチ予測合成フィルタ、予測残差
逆量子化器の動作を制御する制御器406から構成され
る。
【0005】上記音声符号化復号化装置において、制御
器からは各処理ブロックに、複数のサンプル単位毎に処
理を実行させるよう、指示が与えられる。ピッチ予測分
析フィルタ、ピッチ予測合成フィルタともに、その指示
に従ってピッチ長とピッチ予測係数を、同期したタイミ
ングで算出し処理するように動作する。
【0006】次に、従来のピッチ予測処理の具体例を説
明する。
【0007】音声波形を効率的に情報圧縮して伝送或い
は蓄積する方式として、符号励振線形予測符号化(例え
ば、"Code-Excited Linear Prediction (CELP) : High
Quality Speech at Very Low Bit Rates"、M. R. Schro
eder and B.S. Atal、Proc.IEEE Int. Conf. on Acoust
ics、Speech and Signal Processing、pp. 937-940、19
85)がある。公知であるCELP符号化器のブロック図
を図5に示す。この符号化器は、音声の入力端子50
1、符号化による誤差信号を聴覚的にマスキング処理す
るための聴覚重み付けフィルタ502、長期予測(ピッ
チ予測)を行なうための適応符号帳503、複数の励振
波形を記憶している励振符号帳505、適応符号帳50
3及び励振符号帳505から生成される信号を、それぞ
れga 、gs の利得で増幅する増幅器504と506、
加算器507、音声の線形予測合成フィルタと聴覚重み
付けフィルタを従属接続した合成フィルター508、減
算器509、減算器509で生成される誤差信号のエネ
ルギーを最小化判定する誤差エネルギー最小化判定器5
10で構成される。
【0008】CELPの符号化処理は、例えば160サ
ンプル(これをフレームと呼ぶ)毎に線形予測分析等の
処理を行い、フレームを4分割した40サンプル(これ
をサブフレームと呼ぶ)毎に、適応符号帳503及び励
振符号帳505の探索処理を行うのが一般的である。
【0009】CELPの符号帳(適応符号帳及び励振符
号帳)選択は数(1)に示すように、誤差エネルギーE
k を最小にするインデックスkを、符号帳の中から選択
することが目的である。以下に適応符号帳の場合で簡単
に説明する。
【0010】
【数1】
【0011】ここで、Xは聴覚重み付けフィルタ502
で処理された入力信号の列ベクトルで、数(2)で表さ
れる。Hは合成フィルタ508のインパルス応答を要素
に持つ下三角行列で、数(3)で表される。P は適
応符号帳503のk番目のインデックスで生成される列
ベクトルで、数(4)で表される。適応符号帳503を
用いた上記予測をピッチ予測と呼ぶこともある。gは増
幅器504に与えられるスカラーの利得(ピッチ予測係
数)である。
【0012】
【数2】
【0013】
【数3】
【0014】
【数4】
【0015】ここでNは励振信号のベクトル長(サブフ
レーム長)を表し、T は転置操作を表す。
【0016】Ek を最小化するための最適なピッチ長を
選択することは、結局数(5)に示すSk を最大化する
インデックスk(ピッチ長)を、適応符号帳503の中
から選択することになる。
【0017】
【数5】
【0018】適応符号帳から信号を生成する処理を図6
に示す。適応符号帳601は、具体的にはメモリーで構
成されており、ピッチ長(k)位置からサブフレーム長
(N)だけのベクトルを取り出す。ここでは取り出した
信号をピッチ信号格納器602に格納している。
【0019】ピッチ長(k)が、サブフレーム長(N)
より短い場合の処理や、適応符号帳の信号をオーバーサ
ンプリングすることで、ピッチ予測精度を改善する方法
が種々提案されている(例えば、"Analysis and Improv
ement of the Vector Quantization in SELP"、W.B.Kle
ijn、Signal Processing IV, pp. 1043-1046、1988、モP
itch Predictors with High Temporal Resolution"、P.
Kroon、ICASSP、pp. 661-664、1990)。
【0020】適応符号帳選択で得られたパラメータは、
最適なピッチ長(ko p t )と、ピッチ予測係数(g
a )である(ピッチ予測係数の選択は、公知の種々の手
法があるので、ここでは説明しない)。
【0021】伝送情報量の増加を小さく抑え、ピッチ予
測の精度を向上させることを目的に、ピッチ長の更新周
期に対して、ピッチ予測係数の更新周期を短縮すること
も提案されている(例えば、特開平3−33898「ピ
ッチ予測方式」谷口ら)。
【0022】また、符号化・復号化によって再生される
信号は、スペクトルやピッチ構造が原信号に比べ平滑化
されてしまう。復号化処理において、これらを強調する
装置を一般に、ポストフィルタと呼ぶ。ピッチ構造を強
調する処理は、基本的にはピッチ予測の技術と同様であ
り、一般に符号化処理で符号化したピッチ長やピッチ予
測係数などの情報を用い、サブフレーム単位にフィルタ
リング処理を行う(例えば"Pitch Synchronous Innovat
ion CELP (PSI-CELP) -PDCハーフレート音声CODEC-"、
大矢、須田、三木、信学技報RCS93-78、pp. 63-70、199
3)。
【0023】圧縮率を更に上げるために、フレーム長や
サブフレーム長等の処理単位を長くする方法が広く用い
られている。例えば日本のハーフレートデジタルセルラ
ー標準方式であるPSI−CELPでは、サブフレーム
長は80サンプル単位で、適応符号帳探索処理は80サ
ンプルの信号に対してピッチ長とピッチ予測係数を設定
している。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら処理単位
が長くなると、特に女性の高いピッチ周波数は分析範囲
中でピッチ長が変化してしまうという問題がある。例え
ばサンプリング周波数が8kHz、ピッチ周波数が40
0Hzとすると、80サンプルの処理単位には4ピッチ
含まれ、この4ピッチの間でピッチ長が変化することは
充分にありうることである。該サブフレーム内でのピッ
チ長変化によるピッチ長誤りは、非常に大きなピッチ予
測性能劣化を招くという問題があった。また従来技術で
示したようなピッチ予測係数を更新する方法では、予測
の性能が不十分であるという問題があった。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、音声の入力端
子と、音声信号の線形予測分析器と、音声のピッチ信号
を予測するピッチ予測分析器と、予測残差信号を量子化
する予測残差量子化器と、該線形予測分析器、ピッチ予
測分析器、及び予測残差量子化器を複数のサンプル長単
位に動作させる制御器と、音声の出力端子と、線形予測
合成器と、ピッチ予測合成器と、予測残差逆量子化器
と、該線形予測合成器、ピッチ予測合成器、及び予測残
差逆量子化器を複数のサンプル長単位に動作させる制御
器と、ピッチ長の更新周期をピッチ予測係数の更新周期
より短縮する手段から構成される。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の音声符号化・復号化装置
のブロック構成図を図1に示す。従来技術で説明した図
4と共通の部分の説明は割愛する。異なるのはピッチ長
の更新周期をピッチ予測係数の更新周期より短縮する手
段である分周器102と107が新たに加わっているこ
とである。
【0027】ピッチ予測分析フィルタ及びピッチ予測合
成フィルタに対して、ピッチ予測係数の分析処理指示
は、従来と同じ周期で与えられるが、ピッチ長の分析処
理指示は、分周器によってピッチ予測係数の分析処理指
示より早い周期で指示が与えらる。このようにすること
で、ピッチ長の更新周期をピッチ予測係数の更新周期よ
り短縮して処理する。
【0028】次に、従来技術で説明した図6に対応し
て、本発明のピッチ予測信号を生成する処理の部分を図
2を用いて説明する。説明の便宜上、ピッチ長の更新単
位を「サブサブフレーム」と呼ぶことにする。図2はサ
ブフレーム長N、サブサブフレーム長N/2の例であ
る。この場合サブフレームを前半/後半に等分割して、
ピッチ長を変化させることができる。
【0029】201は適応符号帳であり、202は適応
符号帳から生成された信号を格納するピッチ信号格納器
を示している。また、k1及びk2はそれぞれ、前半の
ピッチ長、後半のピッチ長を示している。
【0030】図2では、適応符号帳201から、処理単
位長さ(N)の信号を取り出す処理を、2回に分けて実
行する例を示している。
【0031】ピッチ予測のパラメータを決定する手順
は、従来技術で説明した数(1)から数(5)の手順と
同じである。異なるのは、数(4)で表されるピッチ予
測信号の生成処理が、以下に示す数(6)のように変更
される点である。
【0032】本発明の手段で生成される信号は、数
(6)で表わされる。
【0033】
【数6】
【0034】このようにすると、サブフレームの中でピ
ッチ長が変化したことに対応できる。適応符号帳の中か
ら最適なピッチ長(上記例では最適なk1、k2)を探
索する処理は種々考えられる。計算量は多いが予測精度
が最も高い方法としては、可能な範囲のピッチ長(k
1、k2)の組み合わせを全て、数(6)に基づいて生
成する処理がある。ピッチ長の決定は、数(5)同様に
数(7)に示すSk 1k 2 を最大化するインデックス
k1、k2を、適応符号帳の中から選択することにな
る。
【0035】
【数7】
【0036】数(7)の場合、ピッチ長の伝送に必要な
情報量は、ピッチ長(k1、k2)の種類をそれぞれK
とすると、2*log2 (K)bitである。しかしな
がら上記方法では、ピッチ長の伝送情報量が非常に多く
なってしまう。
【0037】次に、請求項2に関る実施例について述べ
る。
【0038】音声のピッチ周波数は徐々に変化すること
が一般的であり、サブフレーム内におけるピッチ長の変
化量はごく小さい範囲に限定されることが多い。この性
質を利用し、サブサブフレーム毎のピッチ更新範囲を限
定することができる。例えば、サブフレームを二つに分
割した場合、以下の様な例が考えられる。
【0039】
【数8】
【0040】これは、サブフレームの後半のサブサブフ
レームでは、前半のピッチ長からせいぜい±1サンプル
長だけ、ピッチ長が変化できるような制限を設けた場合
である。数(8)の場合、ピッチ長の伝送に必要な情報
量は、ピッチ長(k1)の種類をKとすると、log2
(3K)bitとなり、伝送に必要な情報量を削減でき
る。
【0041】他の例のピッチ長の探索処理としては、サ
ブフレーム単位の平均的なピッチ長を選択した後、サブ
サブフレームのピッチ長を決定する手法が考えられる。
サブフレームを二つに分割した場合、平均的なピッチ長
をkmとすると、k1、k2の取り得る値の範囲として
は、例えば数(9)のような例が考えられる。
【0042】
【数9】
【0043】数(9)の例では、平均ピッチ長kmの情
報を利用して、サブフレーム内のピッチ長の動きを7パ
ターンに制限したものである。数(9)の場合、ピッチ
長の伝送に必要な情報量は、ピッチ長(km)の種類を
Kとすると、log2 (7K)bitである。このピッ
チ長の動きを模式的に表現したものを図3に示す。
【0044】図3では2つのサブサブフレームでのピッ
チ長の変化パターンが7本の矢印で示されている。
【0045】以上の例のように、サブフレーム内のピッ
チ長の変化を制限しても、実際の音声のピッチ長変化の
殆どの場合が表現できるので、伝送情報量の増加を少な
く抑えて、ピッチ予測精度を向上することができる。
【0046】このようなピッチ長の更新幅の制限は、従
来技術で説明したオーバーサンプリングの技術を適用す
る等、種々のバリエーションが考えられる。
【0047】次に、請求項3に関るサブフレーム内で変
化するピッチ長の探索処理量を削減する方法を、サブフ
レーム内のピッチ長の変化を制限した場合で説明する。
【0048】探索は数(7)の演算を行うことになる
が、この演算において例えばピッチ長の変化を数(9)
のように7パターンに制限する。
【0049】先ずは数(7)の分子項について考える。
この項において、XT Hの部分を先に計算すると、(X
T H)とPk 1k 2 の内積演算になる。これは一般
に"Backward filtering"と呼ばれる処理である(例え
ば、"Fast CESLP coding based on algebraic codes",
J-P.Adoul, etc., Proc. IEEE Int. Conf. on Acoustic
s、Speech and Signal Processing、pp. 1957-1960、19
87)。サブフレームの長さをNとすると、分子項の演算
量は約7Nである。しかしながらサブフレームを2分割
した場合、この内積演算も2分割したものについて計算
し、ピッチ長の動きの組み合わせに従い、その前半/後
半の内積値を加算することで算出できる。ゆえに内積値
の演算量は約3N(=6*N/2)になり、約半分に削
減できる。
【0050】次に数(7)の分母項について考える。こ
の項はPk 1k 2 をフィルタリングしたエネルギーを
表わしており、フィルタ次数をP(一般に10程度)と
すると、分母項の演算量は約7NPである。しかしなが
らサブフレームを2分割した場合、このエネルギーの計
算量も以下の様に削減できる。
【0051】先ずは前半のサブサブフレームの信号のみ
値が設定されており、後半のサブサブフレームは全て0
の信号をフィルタリングした信号を数(10)で表わ
す。
【0052】
【数10】
【0053】ここで、記号@は、ベクトルの接続を表わ
し、前半のN/2長のベクトルがP0k 1 であり、後半
のN/2長のベクトルがRk 1 である。同様に後半のサ
ブサブフレームの信号のみフィルタリングした信号を数
(11)で表わす。
【0054】
【数11】
【0055】ここでP1k 2 は長さN/2のベクトルで
ある。
【0056】Pk 1k 2 をフィルタリングしたエネル
ギーを、サブフレームの前半/後半に分割して計算す
る。前半部分はP0k 1 (k1=km+1,km,km
−1)の演算のみ考えればよく、処理量は約3NP/2
である。後半部分はRk 1 とP1k 2 を加算合成したベ
クトルのエネルギーを算出する必要がある。このエネル
ギーの計算は数(12)に示すように、各々のベクトル
のエネルギーの算出と、2つのベクトルの内積演算で算
出される。
【0057】
【数12】
【0058】ここでベクトルRk 1 は、ゼロ入力応答
(入力信号が0のフィルタリング)に相当するので、エ
ネルギーの計算はN/2サンプル長より短いM(例えば
10)の長さで計算を打ち切ることができる。以上より
後半部分のエネルギーの計算に必要な処理量は、約3M
P+3NP/2+7N/2である(この式の中の7は、
k1とk2の組み合わせ数である)。
【0059】前半/後半合わせるとその処理量は約3P
(N+M)+7N/2となり、サブフレームを分割しな
い処理量(7NP)に比べて削減できる。
【0060】次に、請求項4に関る実施例について述べ
る。
【0061】本手法は、符号化音声のピッチ構造を強調
するピッチ強調フィルタに応用することもできる。一般
的には、ピッチ強調フィルタはピッチ予測の技術と同じ
であり、そのピッチ長とピッチ予測係数の情報は、符号
化器から伝送されてくる情報を用いて、サブフレーム長
毎に更新する。
【0062】符号化器側に本発明のピッチ予測フィルタ
が含まれている場合、ピッチ長の情報はサブフレーム内
で変化するゆえ、ピッチ強調フィルタにおいても、ピッ
チ予測係数よりピッチ長の更新周期を早くして処理する
ことができる。
【0063】また、符号化器側のピッチ予測フィルタが
従来技術で説明したように、サブフレーム単位にピッチ
長、ピッチ予測係数を算出するような場合であっても、
復号化処理において再度最適なピッチ長の分析探索処理
を行えば、ピッチ長をサブフレーム内で変化させ、ピッ
チ予測係数よりピッチ長の更新周期を早くしたピッチ強
調フィルタ処理が行える。
【0064】ピッチ予測器は、音声の符号化方式として
はCELPに限定されるものではなく、ピッチ予測を含
む全ての音声符号化復号化方式に適用可能である。
【0065】
【発明の効果】複数のサンプル長単位にピッチ予測を行
う音声符号化復号化装置において、ピッチ予測係数の更
新周期に対して、ピッチ長の更新周期を短縮すること
で、ピッチ予測精度を向上できる。またピッチ長の更新
量を一定の範囲に制限する手段を備えることで、ピッチ
長の符号化に必要な情報量を小さく抑えられる。またピ
ッチ長探索に必要な処理量も削減できる。また本手法を
ピッチ強調フィルタに適応することで、符号化復号化音
声の品質を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピッチ予測器を備えた音声符号化復号
化装置を説明する図である。
【図2】本発明のピッチ予測器から予測信号を生成する
処理を説明する図である。
【図3】本発明のピッチ予測器において、ピッチ長の変
化に制限を設けた場合の、ピッチ長の動きの一例を模式
的に説明した図である。
【図4】従来技術のピッチ予測器を備えた音声符号化復
号化装置を説明する図である。
【図5】従来技術の音声符号化処理のブロック図であ
る。
【図6】従来技術のピッチ予測器から予測信号を生成す
る処理を説明する図である。
【符号の説明】
201,503,601 適応符号帳 202,602 ピッチ信号格納器 100,501,400 入力端子 502 聴覚重み付けフィル
タ 504,506 増幅器 505 励振符号帳 507 加算器 508 合成フィルタ 509 減算器 510 誤差エネルギー最小
化判定器 101,106,401,406 制御器 102,107 分周器 103,403 線形予測分析フィル
タ 104,404 ピッチ予測分析フィ
ルタ 105,405 予測残差量子化器 108,408 予測残差逆量子化器 109,409 ピッチ予測合成フィ
ルタ 110,410 線形予測合成フィル

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声の入力端子と、音声信号の線形予測
    分析器と、音声のピッチ信号を予測するピッチ予測分析
    器と、予測残差信号を量子化する予測残差量子化器と、
    該線形予測分析器、ピッチ予測分析器、及び予測残差量
    子化器を、複数のサンプル長単位に動作させる制御器
    と、音声の出力端子と、線形予測合成器とピッチ予測合
    成器と、予測残差逆量子化器と、該線形予測合成器、ピ
    ッチ予測合成器、及び予測残差逆量子化器を、複数のサ
    ンプル長単位に動作させる制御器を備える音声符号化復
    号化装置において、ピッチ長の更新周期をピッチ予測係
    数の更新周期より短縮する手段を有することを特徴とす
    る音声符号化復号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の装置において、ピッチ長の更
    新量を一定の範囲に制限することを特徴とする音声符号
    化復号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の装置において、複数のサンプ
    ル長を分割した信号に対してピッチ長探索演算を行い、
    複数のサンプル長全体としては分割した演算結果の組み
    合わせ演算を行うことを特徴とする音声符号化復号化装
    置。
  4. 【請求項4】 復号された音声のピッチ構造を強調する
    ピッチ強調フィルタにおいて、ピッチ長の更新周期をピ
    ッチ予測係数の更新周期より短縮することを特徴とする
    ピッチ強調フィルタを備えた音声復号化装置。
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