JP3229396U - 導光板システム - Google Patents
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Abstract
【課題】構成する物品全体に透光性を持たせて発光させるようにしたとしても、導通のための配線を目立たせなくすることのできる導光板システムを提供する。【解決手段】導光板システム10は、発光部を有する光源12と、透光性を有する第1導光板14と、第1導光板14の主面に設けられた凹部14cに小端16bを嵌入させた透光性を有する第2導光板16と、を備え、第1導光板14は、水平方向に対して主面が角度を持つように配置され、光源12は、第1導光板14の下端側に位置する小口(短辺方向端部)に配置されている。【選択図】図2
Description
本考案は、導光板システムに係り、特にLED照明を光源として利用する場合に好適な導光板システムに関する。
導光板システムは主に、塗装合板や化粧板などにより構成される事が多い家具や棚などの意匠性を高めるための技術として用いる事が知られており、例えば特許文献1や2に開示されているようなものが知られている。
特許文献1に開示されているものは、収納棚やキャビネット等の棚板に適用するものであり、ガラスやアクリル板などの透明板の小口に光源を取り付けるというものである。このような構成とした導光板システムでは、光源を取り付けた小口以外の小口(端面)や、凹凸を設けた主面を発光させることが可能となる。
特許文献2に開示されているものも、収納棚等の棚板に適用するものであり、複数のEL素子を平面上に配列し、これを透明な板で挟み込むという構成とされている。このような構成の導光板システムでは、EL素子の配置形態に合わせて、板面上の任意の箇所を発光させる事が可能となる。
上記特許文献1、2に開示されている導光板システムは、いずれも発光により意匠性の向上を図る事ができる。しかし、いずれの導光板システムも、棚板を構成する板自体に光源を仕込む構成とされている。このため、棚板を指示する部材に配線を通す必要が生じる。このため、棚やキャビネット全体を透明とした場合には、導通のための配線が目立ち、美観を損ねる場合がある。
そこで本考案では、構成する物品全体に透光性を持たせて発光させるようにしたとしても、導通のための配線を目立たせなくすることのできる導光板システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本考案に係る導光板システムは、発光部を有する光源と、透光性を有する第1導光板と、前記第1導光板の主面に設けられた凹部に小端を嵌入させた透光性を有する第2導光板と、を備え、前記第1導光板は、水平方向に対して主面が角度を持つように配置され、前記光源は、前記第1導光板の下端側に位置する小口に配置されていることを特徴とする。
また、上記のような特徴を有する導光板システムでは、前記第1導光板の主面に乱反射部を設けた(例えば罫書き処理を施した)ことを特徴とする。このような特徴を有する事によれば、表面に罫書いた多数の線で光を乱反射させて、その部分を発光させることができる。
また、上記のような特徴を有する導光板システムにおいて前記第2導光板は、前記第1導光板に対して複数配置され、上部に位置する前記第2導光板ほど、前記第1導光板に対する嵌入深さが深いことを特徴とする。このような特徴を有する事によれば、上部に位置する第2導光板にも光を誘導することができる。
また、上記のような特徴を有する導光板システムにおいて前記第2導光板は、前記第1導光板に対する嵌入部位に、第2導光板内に光を誘導するための反射部材を配置したことを特徴とする。このような特徴を有する事によれば、第2導光板に対して効率的に光を誘導することができる。
また、上記のような特徴を有する導光板システムでは、前記第2導光板の下面に位置する主面に乱反射部を設けた(例えば罫書き処理を施した)ことを特徴とする。このような特徴を有する事によれば、第2導光板の上面に位置する主面を平坦に保ったまま、第2導光板の主面を発光させることが可能となる。
さらに、上記のような特徴を有する導光板システムにおいて前記第2導光板の先端には、遮光部材を配置したことを特徴とする。このような特徴を有する事によれば、第2導光板の先端側に利用者が存在する場合に、利用者に強い光を当てないようにすることができる。
上記のような特徴を有する導光板システムによれば、構成する物品全体に透光性を持たせて発光させるようにしたとしても、導通のための配線を目立たせなくすることができる。
以下、本考案の導光板システムに係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本考案を実施する上での好適な形態の一部であり、その効果を奏する限りにおいて、構成上の形態の一部に変化を加えたとしても、本考案の一部とみなすことができる。
[構成]
なお、図面において、図1は、実施形態に係る導光板システムの斜視図であり、図2は、同形態の作用を説明するための概略断面を示す模式図である。本実施形態に係る導光板システム10は、光源12と、第1導光板14、及び第2導光板16を基本として構成されている。また、図1、2に示す形態は、店舗などにおいて商品を展示する陳列棚の形態を例に挙げている。本実施形態に係る導光板システム10は、2つの光源12、並びに第1導光板14と、3つの第2導光板16、及び第1導光板14の小端(長辺方向端部)14bと第2導光板16の小口(短辺方向端部)16aを覆う側板18から成る。
なお、図面において、図1は、実施形態に係る導光板システムの斜視図であり、図2は、同形態の作用を説明するための概略断面を示す模式図である。本実施形態に係る導光板システム10は、光源12と、第1導光板14、及び第2導光板16を基本として構成されている。また、図1、2に示す形態は、店舗などにおいて商品を展示する陳列棚の形態を例に挙げている。本実施形態に係る導光板システム10は、2つの光源12、並びに第1導光板14と、3つの第2導光板16、及び第1導光板14の小端(長辺方向端部)14bと第2導光板16の小口(短辺方向端部)16aを覆う側板18から成る。
光源12は、実施形態に係る導光板システム10の発光機能を担う要素である。その機能を発揮する限りにおいて、具体的な構成を問うものでは無いが、例えばLED(Light Emitting Diode)ライン照明などを採用すると良い。具体的には、テープ状基板等の薄型基板上にLEDチップを複数、列を成すように配置した照明器具である。LED照明は、消費電力が低く、光量の調節や点灯、点滅などの制御が容易であるという利点がある。また、採用されているLEDチップと制御基板によっては、シチュエーションに応じた発光色の変更などを行う事も可能となる。
第1導光板14は、光源12が装着され、導光板システム10の基部となる導光板である。本実施形態に係る第1導光板14は、アクリルやガラスなどの透光性を有する部材により構成され、矩形板状を成す。第1導光板14は、主面が垂直方向に沿うように、配置され、下端に位置する小口14aに光源12が装着される。小口14aに対する光源12の装着は、光源12の発光面が小口14a側を向くように成されていれば良く、望ましくは、小口14aが光源12における発光面の全面を覆うような構成とすると良い。このような構成とすることにより、光源12より生じた光が全て、第1導光板14の内部に導かれることとなる。
なお、第1導光板14の配置角度は必ずしも垂直(鉛直)方向とする必要性は無く、少なくとも水平方向に対して角度を持って配置されていれば良い。また、本実施形態における透光性とは、少なくとも光を透過させることができれば良く、必ずしも透明でなくとも良い。
第1導光板14の主面には、詳細を後述する第2導光板16を嵌入させるための凹部14cが形成されている。図2に示す形態では、凹部14cを2つ形成しており、上部側、すなわち光源12から離れた位置に形成する凹部14cの方が深さが深くなるように形成している。光源12から第1導光板14の板面に沿って発せられる光は、凹部14cに到達することで外部に放射され、凹部14cの後方側へ到達しづらくなる。このため、凹部14cの形成深さを変え、光源12から離れた位置に備えられる凹部14cほど深さを深くすることで、光源12からの光を到達しやすくすることができる。
また、第1導光板14の主面に、図1に示すような任意の文字(図1に示す例ではA)を刻むように微小な凹凸や罫書き処理、切れ込みを入れるなどして、乱反射部14dを形成することで、文字を構成する乱反射部14dを発光させることができる。
第2導光板16は、第1導光板14の板面(主面)に対して交差する方向に板面(主面)を備える板材であり、実施形態に係る例では、陳列棚の棚板を構成することとなる。なお、第2導光板16も、第1導光板14と同様に、透光性を有する部材により構成されている。
第2導光板16は、その一端を構成する小端16bを第1導光板14に形成した凹部14cに嵌入させ、主面が水平となるように配置されている。このような配置形態とすることで、光源12からの光を第1導光板14から第2導光板16へ導きやすくすることができる。また、第2導光板16は、第1導光板14に形成された凹部14cへ嵌入される部位に、光を反射する反射材16cを配置する構成としている。反射材16cの配置は、凹部14cに嵌入される小端16bと、この小端16bに隣接する上部主面側端部としている。このような構成とすることで、第2導光板16への光の誘導を効率良く行うことが可能となる。
ここで、最下部に配置される第2導光板16のように、第2導光板16自体に光源12を配置したとしても、導通のための配線が美観に影響を与えないような場合には、第2導光板16に対して単独で光源12を設けるようにしても良い。このような構成とした場合でも、課題を解決することが可能となると共に、特定の導光板(図1、図2に示す例では最下部に配置される第2導光板16)について、個別に発光色や発光度合いを調整する事が可能となる。
また、本実施形態に係る第2導光板16では図3に一例を示すように、配置状態において下面側となる主面に乱反射部16dを設けている。第2導光板16の主面に乱反射部16dを設ける事により、第2導光板16に誘導された光が微小な凹凸や罫書き処理、切れ込みなどにより構成される乱反射部16dで散光することとなり、その端部を発光させることができる。よって、第2導光板16の主面を発光させることができる。なお、下面側となる主面に乱反射部16dを設ける構成とすることで、第2導光板16の上面側となる主面には、平坦面を維持させることができる。
また、本実施形態に係る第2導光板16は、先端側端部に遮光部材16eを備える構成としている。このような構成とすることにより、第2導光板16の先端部から強い光が発せられることを抑えることができる。これにより、展示商品を見るために導光板システム(陳列棚)10の前に立った利用者に強い光が当たる事を防ぐことができる。
なお、側板18は、第1導光板14や第2導光板16と同様に、透光性を有する導光板により構成しても良いが、通常の板材により構成しても良い。透光性を有する部材により側板18を構成した場合には、側板も発光させることが可能となる。
[作用]
上記のような構成の導光板システム10によれば、光源12から発せられた光は、第1導光板14の小口14aから第1導光板14の内部に誘導される。第1導光板14の内部に誘導された光は、凹凸を構成する凹部14cを介して第2導光板16に導入され、第2導光板16の板面に沿って誘導される。第2導光板16内に誘導された光は、第2導光板16の主面に形成された乱反射部16dにより乱反射を生じさせ、第2導光板16の板面を発光させる。
上記のような構成の導光板システム10によれば、光源12から発せられた光は、第1導光板14の小口14aから第1導光板14の内部に誘導される。第1導光板14の内部に誘導された光は、凹凸を構成する凹部14cを介して第2導光板16に導入され、第2導光板16の板面に沿って誘導される。第2導光板16内に誘導された光は、第2導光板16の主面に形成された乱反射部16dにより乱反射を生じさせ、第2導光板16の板面を発光させる。
また、第1導光板14に文字を刻むように乱反射部14dが形成されている場合には、当該乱反射部14dにおいて光の乱反射を生じさせ、文字を発光させることとなる。
[効果]
このような構成の導光板システム10によれば、構成する物品全体に透光性を持たせ、任意の板部材を発光させるように構成することができる。また、板部材を発光させるための光源12は、第1導光板14の下端に位置する小口14aに設けられるため、導通のための配線を目立たなくすることができる。
このような構成の導光板システム10によれば、構成する物品全体に透光性を持たせ、任意の板部材を発光させるように構成することができる。また、板部材を発光させるための光源12は、第1導光板14の下端に位置する小口14aに設けられるため、導通のための配線を目立たなくすることができる。
上記実施形態では、導光板システム10を構成する形態の一例として陳列棚としての構成を挙げて説明した。しかしながら、本発明に係る導光板システム10は、少なくとも光源12と、第1導光板14、及び第2導光板16を備え、第1導光板14の下端部に備えられた光源12の光を第2導光板16に誘導して発光させる構成であれば、具体的な形態を限定するものでは無い。
例えば図4に示すような照明器具であっても良い。図4に示す導光板システム10Aは、第1導光板14を筒型(図4に示す例では、断面形状を矩形とした筒型)に形成し、その下端に位置する端部(小口14a)に光源12を配置している。また、図4に示す例では、筒型の外側に位置する第1導光板14の主面と、内側に位置する主面の双方に凹部14cを設けるようにしている。
第1導光板14の主面に形成する凹部14cは、内側主面に形成する凹部14cのように、第1導光板14の主面に直交するものであっても、外側主面に形成する凹部14cのように、主面に対して傾斜するように設けるものであっても良い。内側主面に設けた凹部14cに配置する第2導光板16は、上記実施形態に係る第2導光板16と同様に水平配置されることとなる。一方、外側主面に形成された凹部14cに配置される第2導光板16は、板面が傾斜し、照明器具の“傘”の体を成すように構成することができる。
このような構成の導光板システム10Aでは、第1導光板14や第2導光板16の主面であって、発光させたい部位に凹凸を形成することにより、所望する発光状態を創出することが可能となる。
10,10A………導光板システム、12………光源、14………第1導光板、14a………小口、14b………小端、14c………凹部、14d………乱反射部、16………第2導光板、16a………小口、16b………小端、16c………反射材、16d………乱反射部、16e………遮光部材、18………側板。
Claims (6)
- 発光部を有する光源と、
透光性を有する第1導光板と、
前記第1導光板の主面に設けられた凹部に小端を嵌入させた透光性を有する第2導光板と、を備え、
前記第1導光板は、水平方向に対して主面が角度を持つように配置され、前記光源は、前記第1導光板の下端側に位置する小口に配置されていることを特徴とする導光板システム。 - 前記第1導光板の主面に乱反射部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の導光板システム。
- 前記第2導光板は、前記第1導光板に対して複数配置され、上部に位置する前記第2導光板ほど、前記第1導光板に対する嵌入深さが深いことを特徴とする請求項1または2に記載の導光板システム。
- 前記第2導光板は、前記第1導光板に対する嵌入部位に、第2導光板内に光を誘導するための反射部材を配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の導光板システム。
- 前記第2導光板の下面に位置する主面に乱反射部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の導光板システム。
- 前記第2導光板システムの先端には、遮光部材を配置したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の導光板システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020003393U JP3229396U (ja) | 2020-08-11 | 2020-08-11 | 導光板システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020003393U JP3229396U (ja) | 2020-08-11 | 2020-08-11 | 導光板システム |
Publications (1)
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JP3229396U true JP3229396U (ja) | 2020-12-03 |
Family
ID=73544453
Family Applications (1)
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JP2020003393U Active JP3229396U (ja) | 2020-08-11 | 2020-08-11 | 導光板システム |
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JP (1) | JP3229396U (ja) |
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2020
- 2020-08-11 JP JP2020003393U patent/JP3229396U/ja active Active
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