JP3229138B2 - 質量流量センサ - Google Patents

質量流量センサ

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JP3229138B2 JP26607894A JP26607894A JP3229138B2 JP 3229138 B2 JP3229138 B2 JP 3229138B2 JP 26607894 A JP26607894 A JP 26607894A JP 26607894 A JP26607894 A JP 26607894A JP 3229138 B2 JP3229138 B2 JP 3229138B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体製造プロセス
で用いられるガスやその他の流体の質量流量計測に用い
られる質量流量センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の質量流量センサとしては、特公昭
56−23094号、特開昭59−88622号、米国
特許第4,686,856号に示されるように、流体が
流れるセンサ管の上流側と下流側とに夫々発熱抵抗体を
設け、この発熱抵抗体に抵抗を接続してブリッジ回路を
構成して、このブリッジ回路の出力に基づいて前記流体
の質量流量を検出するタイプのものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このタ
イプの質量流量センサは、センサ管がベースから立ち上
がって、上部において横方向に曲げられ、発熱抵抗体部
分を経て再び曲げられてベース方向へ向かうようにされ
ている。つまり、全体として逆U字型をなしている。
【0004】このため、質量流量センサが横向きに設置
された場合には、センサ管105,発熱抵抗体103,
104は図14のような関係となる。つまり、センサ管
105の垂直部分の下方に発熱抵抗体104が巻回さ
れ、上方に発熱抵抗体105が巻回される。従ってセン
サ管105外部においては、発熱抵抗体によって加熱さ
れた空気が上方に移動する対流K1 が生じて、実際の測
定流体の流れが無い場合にも発熱抵抗体104,105
に温度差が生じて出力零点にオフセット誤差が生じた。
この誤差を防ぐために一般にはセンサ管部にグラスウー
ル等を配置して、対流を防止しているが、このグラスウ
ール等の熱容量および保温作用により、測定流体の流量
が変化した場合の応答性が劣化する欠点があった。さら
にセンサ管内105内においても、加熱された流体が上
方に移動する対流が生じ、バイパス部を通じて環流する
ため、同様の誤差が生じた。この誤差を防ぐためには、
センサ管を曲げ、管内の流体が一方向に向わぬようにす
る方法が知られている(米国特許第4056975号参
照)。しかし、この方法も、センサ管の長さが長くな
り、熱容量が大きくなって応答性が劣化する欠点があっ
た。
【0005】また、2つの発熱抵抗体は独立的に、セン
サ外部の温度影響を受けやすく、外乱に弱いという問題
点があった。上記の従来例はこれらの問題を解決するに
は不十分であった。
【0006】本発明は上記の従来例の質量流量センサの
問題点を解決せんとしてなされたもので、その目的は、
取り付け姿勢に係わりなく測定誤差を少なくし、応答性
に優れ、更に、2つの発熱抵抗体が外部の温度の影響を
独立して受けにくい質量流量センサを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本願の請求項1
に記載の発明では、流体が流れるセンサ管の上流側と下
流側とに夫々発熱抵抗体を設け、この発熱抵抗体に抵抗
を接続してブリッジ回路を構成して、このブリッジ回路
の出力に基づいて前記流体の質量流量を検出する質量流
量センサにおいて、前記センサ管の前記二つの発熱抵抗
の一方より上流側と前記二つの発熱抵抗体の他方より
下流側とにおいて、当該センサ管を交叉させて、この交
叉点においてセンサ管を接合して熱的に結合させたこと
を特徴とする。
【0008】更に本願の請求項2に記載の発明は、流体
が流れるセンサ管の上流側と下流側とに夫々発熱抵抗体
を設け、この発熱抵抗体に抵抗を接続してブリッジ回路
を構成して、このブリッジ回路の出力に基づいて前記流
体の質量流量を検出する質量流量センサにおいて、前記
センサ管の前記二つの発熱抵抗体の一方より上流側と前
記二つの発熱抵抗体の他方より下流側とにおいて、当該
センサ管を交叉させて、この交叉点においてセンサ管を
熱的に結合させると共に、この交叉点とこの質量流量セ
ンサのケースとを熱的に結合させたことを特徴とする。
【0009】更に本願の請求項3に記載の発明は、質量
流量センサのケースの内部には、当該ケースの内壁から
センサ管の交叉点に向かって延びた支柱が形成され、こ
の支柱と前記交叉点とが接続されたことを特徴とする。
【0010】更に本願の請求項4に記載の発明は、質量
流量センサのケースの内部には、温度センサ抵抗が設け
られ、この温度センサ抵抗がセンサ管に設けられた発熱
抵抗体を含むブリッジ回路内に接続されて、全体でブリ
ッジ回路を構成するようにしたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載の質量流量センサによると、セ
ンサ管の二つの発熱抵抗体の一方より上流側と前記二つ
の発熱抵抗体の他方より下流側とにおいて、当該センサ
管が交叉し、この交叉点においてセンサ管が接合して
的に結合されているため、センサ管がループ状になり、
交叉点において熱平衡が図られ応答性が早い。さらに、
上記ループの部分を越えて対流による流体の移動が生じ
ないことから、質量流量センサの姿勢に係わらず、流体
の流れが無い時の出力安定性が向上する。
【0012】請求項2に記載の質量流量センサによる
と、交叉点が更に、ケースに熱的に結合されることによ
り、ケースに熱が逃げるためさらに応答性は早まる。二
つの発熱抵抗体は、ケースから交叉点を通じて等しく外
部温度の影響を受けるため、独立的に外部温度の影響を
受けにくい状態が生まれる。
【0013】請求項3に記載の質量流量センサによる
と、質量流量センサのケースの内部の当該ケースの内壁
からセンサ管の交叉点に向かって延びた支柱に、センサ
管の交叉点が結合されるために、外部温度影響によるケ
ース上の温度分布が支柱を通じて等しく二つの発熱抵抗
体に伝わるため、二つの発熱抵抗体が独立的に外部温度
の影響を受ける状態を防止する。さらに発熱抵抗体の熱
は支柱を通じてケースに逃げるため応答性が早い。
【0014】請求項4に記載の質量流量センサによる
と、質量流量センサのケースの内部の温度センサ抵抗が
センサ管に設けられた発熱抵抗体を含むブリッジ回路内
に接続されて、全体でブリッジ回路が構成され、ケース
の温度に応じた平衡点を用いて、適切な質量流量の検出
を行う。
【0015】
【実施例】以下添付図面を参照して、本願発明の実施例
に係る質量流量センサを説明する。なお、各図面の説明
において、同一の構成要素には同一の符号を付して重複
する説明を省略する。図1には、本発明の実施例に係る
質量流量センサの構成図が示されている。そして、図2
は図1のA−A線断面矢視図であり、図3は図1の平面
図を示す。質量流量センサの主ケース1はターミナル1
1〜13の部分を除き同一構成を有する蓋ケース16と
合わさって、1つのケースをなし、底部フランジ14に
穿設されたボルト穴を介して、バイパス管が設けられた
ベースにボルトで固定される。主ケース1及び蓋ケース
16の底部には、円柱状のセンサフランジ6を埋設する
ための穴18が形成され、この穴18から内室3、17
に到る溝19が形成されている。この溝19にはセンサ
管2が埋設される。
【0016】センサ管2の両端にはセンサフランジ6が
溶接され、センサフランジ6の底部には、センサ管内の
流体と外部とを遮断するためのOリング7が介装されて
いる。上記の内室3、17とは、合わさって、1つの直
方体状の室を形成し、内部にセンサ管2を含むことにな
る。センサ管2は一方のセンサフランジ6から上記の室
内に到り、ここでループして交叉し、他方のセンサフラ
ンジ6に到る。センサ管2の交叉点は例えば耐熱性の接
着剤5により接合され、熱的結合が図られる。
【0017】センサ管2には、そのループ状の部分にお
いて、第1の発熱抵抗体8と第2の発熱抵抗体9とが、
流体の上流側と下流側とに巻回される。第1の発熱抵抗
体8の一端はターミナル11に接続され、他端はターミ
ナル12に接続され、更に、第2の発熱抵抗体9の一端
はターミナル13に接続され、他端はターミナル12に
接続されている。上記の内室3、17により形成された
室内には、グラスウール10が充填されている。グラス
ウール10は他の図及び他の実施例では省略されてい
る。
【0018】以上の通りに構成された質量流量センサ
に、例えば、図1の左のセンサフランジ6側から流体が
到来するものとすると、流体は上記の内室3、17によ
り形成された室内のセンサ管2に到り、交叉点を介して
ループ状の部分を1周して再び交叉点に戻る。このた
め、流体の流れが無いときにはセンサ管2内の流体はル
ープ状の部分において発熱抵抗体の熱により対流を起こ
し、上方に移動しようとした場合にも、センサ管のルー
プにより流体通路が下に向かうところで、流体が止ま
り、定常的な対流による流体の流れは無くなり、流体の
対流による出力変動は無くなる。
【0019】また外部に測定誤差を招く熱源があり、こ
の影響でセンサケース上に図11に示す温度分布が生じ
た場合であっても、ループ状のセンサ管に巻回された発
熱抵抗体8,9は互いの距離が近いため、外部からの温
度影響が少ない。さらにセンサ管は交叉点により熱的に
結合されたことによって、2つの発熱抵抗体の熱バラン
スがとられるため、外部の熱影響を受けず出力の零安定
性がすぐれている。ここでセンサ管の流体が流れた場合
には、流体がセンサ管の熱を奪い移動するため、2つの
発熱抵抗体に一定の温度差が生ずる。このとき、センサ
管の交叉点は交叉するセンサ管の温度を同一にするよう
に作用するため、温度差を生ずる部分はセンサ管上で少
なくなり、等価的に流量検出に関わるセンサ管の熱容量
が低下して、流量検出の応答性が早まる。
【0020】図5には、上記実施例に係る質量流量セン
サに用いられる回路図が示されている。この図のセンサ
管2は、回路を描く都合上、直線に描かれている。この
質量流量センサはセンサ管2に矢印Xで示される如く流
体が流れるときに、センサ管2における上流側と下流側
とに発熱抵抗体R1 (9),R2 (8)が巻回され、定
電流源901 から定電流Iが与えられる。ここで、発熱抵
抗体R1 ,R2 に電圧V1 ,V2 が生じるから、この電
圧差(V1 −V2 )を図のブリッジ回路を介して差動増
幅器902 にて取り出し、質量流量を検出する。つまり、
質量流量Qは、流体が流れるときに生ずる発熱抵抗体R
1 ,R2 における電力変位に相当するため、ΔV=V1
−V2 とし、また、流体が流れていないとき、R1 =R
2 とすると、質量流量QはIV1 −IV2 に比例し、I
は一定であるから、電圧差(V1−V2 )から質量流量
Qを直接検出できる。
【0021】図6乃至図8には本発明の第2の実施例に
係る質量流量センサが示されている。この質量流量セン
サにおいては、質量流量センサの主ケース21の内部で
あって、当該主ケース21の内壁のセンサ管2の交叉点
に対応する位置から、当該交叉点に向かって延びる支柱
22が形成されている。そして、この支柱22と上記交
叉点とが耐熱性接着剤や溶接その他の手段により接続さ
れ、センサ管2を質量流量センサのケースと熱的に結合
させている。なお、蓋ケースについても、同様に、その
内壁のセンサ管2の交叉点に対応する位置から、当該交
叉点に向かって延びる支柱が形成され、こ支柱を介して
センサ管2の交叉点が蓋ケースと熱的に結合される。
【0022】上記構成によって、センサ管2のループ状
の部分は、ケースと等しい温度となり、外部温度の影響
では2つの発熱抵抗体に温度差が生じない状態が生まれ
る。またセンサ管交叉点では熱が支柱を伝わりケースに
移動できるため、交叉する2つのセンサ管の温度を奪っ
て、2つのセンサ管が互いに等しい温度になりやすくな
るため応答性が高まることになる。この実施例によって
も、質量流量センサの取り付け姿勢による測定誤差の減
少が、第1の実施例と同様にもたらされることは言うま
でもない。
【0023】図9、図10、図12には、本発明の第3
の実施例に係る質量流量センサが示されている。この実
施例では、センサ管2のループ状部分の中央部に対応す
る主ケース31の内壁に温度センサ抵抗30が例えば耐
熱性接着剤により貼着されている。この温度センサ抵抗
30は、図12に示されるように、等温度係数マッチン
グ抵抗R5 と、これと同特性の等温度係数マッチング抵
抗R6 とが対になったセンサであって、詳細は特願平3
−181515号に述べられている。この温度センサ抵
抗30から延びる3本のリード線は夫々ターミナル3
2、33、34に接続されている。そして、本発明のこ
の第3の実施例に係る質量流量センサには、図12に示
されるように、センサ管2に設けられた発熱抵抗体8、
9を含むブリッジ回路内に、温度センサ抵抗30の抵抗
5 ,R6 が接続されて、全体でブリッジ回路を構成す
る回路が採用されている。
【0024】具体的には、発熱抵抗体R1 ,R2 をセン
サ管32に設け矢印X方向へ流体を流す。図示せぬ電源か
ら電圧・電流がトランジスタ112 を介して、発熱抵抗体
1を含む側のブリッジ回路へ与えられ、同じく電源か
ら電圧・電流がトランジスタ113 を介して発熱抵抗体R
2 を含む側のブリッジ回路へ与えられる。トランジスタ
112 から電流は抵抗R3 と抵抗R7 とに分岐する。本実
施例では、抵抗R7 に直列にアースとの間に等温度係数
の測温マッチング抵抗R5 を接続する。同様にトランジ
スタ113 から電流は抵抗R4 と抵抗R8 とに分岐する。
抵抗R8 に直列にアースとの間に等温度係数マッチング
抵抗R5 と同特性の等温度係数マッチング抵抗R6 を接
続する。抵抗R3 と発熱抵抗体R1 との接続点及び抵抗
7 と等温度係数マッチング抵抗R5 との接続点とから
取り出した電圧をコンパレータ114 へ導き、これらの差
を得てブリッジ回路が平衡するようにトランジスタ112
のベース電流を制御する。同様に、抵抗R4 と発熱抵抗
体R2 との接続点及び抵抗R8 と等温度係数マッチング
抵抗R6 との接続点とから取り出した電圧をコンパレー
タ115 へ導き、これらの差を得てブリッジ回路が平衡す
るようにトランジスタ112 のベース電流を制御する。
【0025】本実施例では発熱抵抗体の温度が周囲温度
または流体温度に対し所定値だけ常に高くなるように制
御がなされることになることから、周囲温度に係りなく
適切に質量流量の検出を行い得ることになる。この結
果、出力端子を発熱抵抗体R1・R2 の両端に設けるだ
けで、補正回路は不要となる。
【0026】上記の場合、温度センサ抵抗30は主ケー
ス31の内壁のほぼ中央部に位置することになり、放熱
バランスの偏りがある場合においても、当ケースの平均
的温度を感知して動作を行うため、適切な動作が確保さ
れる。
【0027】なお、第3の実施例は、第2の実施例のよ
うに、ケースとセンサ管2の交叉点との熱的結合を行う
構成に対しても適用可能である。この場合、温度センサ
抵抗30を支柱22の位置を避けて配置する。
【0028】また、支柱の数は適宜選択される。更に、
センサ管のループ部分は、必ずしも真円に近い形状であ
る必要はなく、楕円やその他の必要形状が採用される。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本願の請求項1に記
載の質量流量センサによれば、センサ管の二つの発熱抵
抗体の一方より上流側と前記二つの発熱抵抗体の他方よ
り下流側とにおいて、当該センサ管が交叉し、この交叉
点においてセンサ管が接合して熱的に結合されているた
め、センサ管がループ状になり、交叉点において熱平衡
が図られ、上記ループ状の部分で対流が閉じ込められ
る。このため、質量流量センサの取り付け姿勢に起因す
る測定誤差を少なくし、また、発熱抵抗体の部分の熱平
衡が素早くなされることにより応答性を向上させる。更
に、ループ状の部分、つまり、比較的せまい部分が流体
の計測に関わるため外部からの温度の影響による測定誤
差を少なくする効果を奏する。
【0030】また、本願の請求項2に記載の質量流量セ
ンサによれば、交叉点が更に、ケースに熱的に結合され
ることにより、ケースに熱が逃げるためさらに応答性は
早まる。二つの発熱抵抗体は、ケースから交叉点を通じ
て等しく外部温度の影響を受けるため、独立的に外部温
度の影響を受けにくい状態が生まれ更に、外部からの温
度の影響による測定誤差を少なくする。
【0031】また、本願の請求項3に記載の質量流量セ
ンサによれば、ケースの内壁からセンサ管の交叉点に向
かって延びた支柱を介して交叉点が、ケースに熱的に結
合されることにより、外部温度影響によるケース上の温
度分布が支柱を通じて等しく二つの発熱抵抗体に伝わる
ため、二つの発熱抵抗体が独立的に外部温度の影響を受
ける状態を防止し、外部からの温度の影響による測定誤
差を少なくする。さらに発熱抵抗体の熱は支柱を通じて
ケースに逃げるため応答性が早い。
【0032】また、本願の請求項4に記載の質量流量セ
ンサによれば、質量流量センサのケースの内部の温度セ
ンサ抵抗がセンサ管に設けられた発熱抵抗体を含むブリ
ッジ回路内に接続されて、全体でブリッジ回路が構成さ
れ、ケースの温度に応じた平衡点を用いて、質量流量の
検出を行うため、補正回路が不要となり、適切な質量流
量検出を確保する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る質量流量センサの
構成図であって、ケースをセパレートしたときの主ケー
ス側の正面図。
【図2】図1のA−A線断面矢視図。
【図3】図1の平面図。
【図4】蓋ケースの正面図。
【図5】本発明の第1の実施例に係る質量流量センサの
回路図。
【図6】本発明の第2の実施例に係る質量流量センサの
構成図であって、ケースをセパレートしたときの主ケー
ス側の正面図。
【図7】図6のB−B線断面矢視図。
【図8】図6の要部の拡大斜視図。
【図9】本発明の第3の実施例に係る質量流量センサの
構成図であって、ケースをセパレートしたときの主ケー
ス側の正面図。
【図10】図9のC−C線断面矢視図。
【図11】本発明の実施例によるケースの温度分布を示
す図。
【図12】従来例によるケースの温度分布を示す図。
【図13】本発明の第3の実施例に係る質量流量センサ
の回路図。
【図14】従来例によるセンサ管内の対流を説明するた
めの図。
【符号の説明】
1、21、31 主ケース 2 センサ
管 3、17 内室 5 耐熱性
接着剤 6 センサフランジ 7 Oリン
グ 8、9 発熱抵抗体 10 グラ
スウール 11〜13、32〜34 ターミナル 14 底部
フランジ 16 蓋ケース 22 支柱 30 温度センサ抵抗

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を流体が流れるセンサ管の上流側と
    下流側とに夫々発熱抵抗体を設け、この発熱抵抗体に抵
    抗を接続してブリッジ回路を構成して、このブリッジ回
    路の出力に基づいて前記流体の質量流量を検出する質量
    流量センサにおいて、 前記センサ管の前記二つの発熱抵抗体の一方より上流側
    と前記二つの発熱抵抗体の他方より下流側とにおいて、
    当該センサ管を交叉させて、この交叉点においてセンサ
    管を接合して熱的に結合させたことを特徴とする質量流
    量センサ。
  2. 【請求項2】 内部を流体が流れるセンサ管の上流側と
    下流側とに夫々発熱抵抗体を設け、この発熱抵抗体に抵
    抗を接続してブリッジ回路を構成して、このブリッジ回
    路の出力に基づいて前記流体の質量流量を検出する質量
    流量センサにおいて、 前記センサ管の前記二つの発熱抵抗体の一方より上流側
    と前記二つの発熱抵抗体の他方より下流側とにおいて、
    当該センサ管を交叉させて、この交叉点においてセンサ
    管を熱的に結合させると共に、この交叉点とこの質量流
    量センサのケースとを熱的に結合させたことを特徴とす
    る質量流量センサ。
  3. 【請求項3】 質量流量センサのケースの内部には、当
    該ケースの内壁からセンサ管の交叉点に向かって延びた
    支柱が形成され、この支柱と前記交叉点とが接続された
    ことを特徴とする請求項2記載の質量流量センサ。
  4. 【請求項4】 質量流量センサのケースの内部には、温
    度センサ抵抗が設けられ、この温度センサ抵抗がセンサ
    管に設けられた発熱抵抗体を含むブリッジ回路内に接続
    されて、全体でブリッジ回路を構成するようにしたこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の質
    量流量センサ。
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