JP3228861U - 間仕切りパネルセット及び間仕切り構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】プライベート空間の構築における組立、解体作業が容易で保管の省スペース化も図れ、背もたれができる十分な強度を有しているとともに、材質的質感上の違和感の問題も解消できる間仕切りパネルセット及びこれを用いた間仕切り構造を提供する。【解決手段】間仕切り構造は、第1のパネルW(7)と、第2のパネルN(9)と、これらより小幅の固定用パネル11とから構成される。第1のパネルは、横幅方向の両端部にそれぞれ上端から下方へ縦幅の半分に亘って延びる上端開放スリットを有し、第2のパネルは、横幅方向の両端部の一方側に上端開放スリットを有し且つ他方側に下端から上方へ縦幅の半分に亘って延びる下端開放スリットを有し、固定用パネルは下端開放スリットを有し、上端下端開放スリットは共にパネル2枚分の厚みを収容する溝幅を有する。固定用パネルは上下反転する場合があり、支柱となる通常連結部P1、コーナ連結部P2、エンド部P3a、bで二重クロスに補強される。【選択図】図1

Description

本考案は、災害時の避難所や室内で空間を区画するための間仕切りパネルセット及びこれを用いた間仕切り構造に関するものである。
台風や水害、地震等の災害時には体育館や公民館等の避難所に避難するが、近年では精神衛生上の観点から避難家族毎にプライベート空間を確保することが一般的となっている。また、ウイルス等の感染症対策が同時に求められる近時においては、人と人との間を遮断するプライベート空間の構築は必須ともいえる。
この種のプライベート空間は一時的なものであるため、低コストで組立、解体作業が容易で自治体等における保管の省スペース化を図れるものが望まれる。
このような観点から、ダンボール等を利用した紙製の間仕切りが提案されている。
例えば、特許文献1には、面積が同一の一対のベース板にそれぞれ係合溝を形成して十字状に組み合わせたものを隅部材とし、隅部材間に継ぎ板を配置してこれらの端部間を両側に溝を有する止め板で連結する構造の避難所用間仕切りが提案されている。
特開2014−74296号公報
ところで、避難所生活では、座ったり、寝たりするだけでなく、間仕切りに背をもたれ掛けた状態で本や新聞などを読みたい場合もあるが、ダンボール等の紙製の場合これを可能とする程の強度(剛性)はない。
また、屋内に例えば子供の遊び場としてのプライベート空間を形成しようとする場合、紙製の間仕切り構造では強度が弱い上に、紙製であるために屋内の他の構築部材との質感上の違和感が目立ち過ぎるという問題があった。
本考案は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、避難所や一般家屋においてプライベート空間を構築するための組立、解体作業が容易で、且つ保管の省スペース化も図ることが可能で、しかも背もたれができる十分な強度を有しているとともに、材質的質感上の違和感の問題も解消できる間仕切りパネルセット及びこれを用いた間仕切り構造の提供を、その目的とする。
本考案は、上記目的を達成するために為されたものであり、請求項1の考案は、それぞれ矩形形状に形成された、複数の第1のパネル及び第2のパネルと、これらのパネルよりも横幅が小さい複数の固定用パネルとから構成され、前記第1のパネルは、横幅方向の両端部にそれぞれ上端から下方へ縦幅の半分に亘って延びる上端開放スリットを有し、前記第2のパネルは、横幅方向の両端部の一方側に前記上端開放スリットを有し且つ他方側に下端から上方へ縦幅の半分に亘って延びる下端開放スリットを有し、前記固定用パネルは前記下端開放スリットを有し、前記上端開放スリットと前記下端開放スリットは共にパネル2枚分の厚みを収容する溝幅を有してなる間仕切りパネルセットである。
請求項2の考案は、請求項1に記載した間仕切りパネルセットにおいて、前記第2のパネルは上端部に横幅方向に間隔をおいて2つの持手を有し、前記下端開放スリットは下端側が幅広に形成されていることを特徴とする間仕切りパネルセットである。
請求項3の考案は、請求項2に記載した間仕切りパネルセットにおいて、前記第1のパネルと前記固定用パネルはそれぞれ、上端部に少なくとも1つの持手を有していることを特徴とする間仕切りパネルセットである。
請求項4の考案は、請求項2又は3に記載した間仕切りパネルセットにおいて、前記持手が横幅方向に延びる長穴であることを特徴とする間仕切りパネルセットである。
請求項5の考案は、複数のパネルを平面視で矩形状となるように配置して連結してなる間仕切り構造であって、前記パネルが、それぞれ矩形形状に形成された、第1のパネル及び第2のパネルと、これらのパネルよりも横幅が小さい固定用パネルとから構成され、前記第1のパネルは、横幅方向の両端部にそれぞれ上端から下方へ縦幅の半分に亘って延びる上端開放スリットを有し、前記第2のパネルは、横幅方向の両端部の一方側に前記上端開放スリットを有し且つ他方側に下端から上方へ縦幅の半分に亘って延びる下端開放スリットを有し、前記固定用パネルは前記下端開放スリットを有し、前記上端開放スリットと前記下端開放スリットは共にパネル2枚分の厚みを収容する溝幅を有してなり、前記第1のパネル同士が横幅方向に連なって重なった部位と前記第1のパネルと前記第2のパネルとが横幅方向に連なって重なった部位では前記固定用パネルは2枚重ねで十字状に直交配置され、前記第1のパネルと前記第2のパネルとが直交状態で連結される部位では、前記固定用パネルは前記第1のパネルに対して前記下端開放スリットを上向きにして外側に重ねられ、前記第2のパネルに対して前記下端開放スリットを下向きにして外側に重ねられていることを特徴とする間仕切り構造である。
本考案によれば、避難所や一般家屋でのプライベート空間の構築における組立、解体作業が容易で保管の省スペース化も図ることが可能で、しかも背もたれができる十分な強度を有しているとともに、材質的質感上の違和感の問題も解消できる間仕切りパネルセット及びこれを用いた間仕切り構造を提供できる。
本考案の実施の形態に係る間仕切り構造の使用状態を示す斜視図である。 図1で示した間仕切り構造を構成する各パネルを説明する正面図で、(a)は第1のパネルを示す図、(b)は第2のパネルを示す図、(c)は固定用パネルを示す図である。 図1で示した間仕切り構造における第2のパネルと第1のパネルとの直線的な連結部位における組み立て方法を説明するための斜視図である。 図3で示した連結部位の組み立て完了後の状態を示す斜視図である。 図1で示した間仕切り構造における第1のパネルと第2のパネルとが直交する連結部位における組み立て方法を説明するための斜視図である。 図5で示した連結部位の組み立て完了後の状態を示す斜視図である。 図1で示した間仕切り構造のエンド部を示す斜視図で、(a)は第2のパネルのエンド部を示す図、(b)は第1のパネルのエンド部を示す図である。 図1で示した間仕切り構造の組み立て方法の一例を示す斜視図で、(a)はコ字形を示す図、(b)はL字形を示す図、(c)はコ字形とL字形を連結した状態を示す図である。 図1で示した間仕切り構造を複数配置する場合の一例を示す斜視図である。 図1で示した間仕切り構造と少人数用の間仕切り構造とを組み合わせた配置例を示す斜視図である。
以下、本考案の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る間仕切り構造1の避難所での使用状態を示している。間仕切り構造1は、2人又は3人用のプライベート空間を区画形成するもので、工具を使わずに木質系材料で矩形形状に形成された3種類のパネル(後述)を使って、基本2人で容易に組み立てることができるようになっている。
間仕切り構造1は、複数のパネルを平面視で矩形形状(ここでは略長方形状)に配置して連結してなり、奥壁面1A、左壁面1B、右壁面1C、前壁面1Dとから構成され、左壁面1Bと前壁面1Dとの交差部分は出入り口3として開口されている。
間仕切り構造1は、複数の通常連結部P1、コーナ連結部P2、エンド部P3を有しており、これらは支柱として機能し、いずれもパネルが二重にクロスする補強構成を有している。これにより、二点鎖線で示すように、避難者が壁面にもたれて本などを読んでも変形したり崩れたりしない強度が確保されている。
間仕切り構造1の内方の床面には、ドットで表示したダンボール製の床材5が複数枚敷かれている。床材5は上述の支柱部分の内方に突出した形状に沿う切欠き部を有しており、隙間なく配置されている。
図2に基づいて、間仕切り構造1を構成する3種類のパネルについて説明する。
(a)に示す第1のパネル7は、横幅Xと縦幅Zが等しい正方形の輪郭を有し、横幅方向の両端部にそれぞれ上端から下方へ縦幅の略半分に亘って平行に延びる一対の上端開放スリット7aを有している。上端中央部には、横幅方向に延びる持手としての長穴7bを有しており、長穴7bは片手の指を入れることができる大きさに形成されている。
(b)に示す第2のパネル9は、第1のパネル7と同じサイズの輪郭を有し、横幅方向の両端部の一方側に上端開放スリット9aを有し且つ他方側に下端から上方へ縦幅の略半分に亘って延びる下端開放スリット9cを有している。上端部には、横幅方向に間隔をおいて2つの持手としての長穴9bを有し、下端開放スリット9cの下端側がテーパ状に広がる幅広に形成されている。長穴9bは長穴7bと同じ大きさを有している。
(c)に示す固定用パネル11は、第1のパネル7や第2のパネル9と同じ縦幅を有しているが、横幅X1は小さくなっており(約1/5)、細長い長方形の輪郭を有している。固定用パネル11は下方側中央部に下端から上方へ縦幅の略半分に亘って延びる下端開放スリット11aを有しており、上端中央部には持手としての長穴11bを有している。長穴11bは長穴7bや9bと同じ大きさを有している。下端開放スリット11aの下端側は左右対称にテーパ状に広がる形状を有している。
固定用パネル11は、下端開放スリット11aを下向きにして組み付ける通常使用形態と、下端開放スリット11aを上向きにして主に補強板として組み付ける逆さ使用形態の2つの使用形態をとる。
「通常連結部」とは、固定用パネル11が部材間を連結する目的で用いられる部位を意味する。
本実施の形態における寸法は、第1のパネル7と第2のパネル9における横幅Xと縦幅Zがそれぞれ900mm、固定用パネル11の横幅X1が195mm、上端開放スリット7a、9a、下端開放スリット9c、11aの深さhが460mm、第2のパネル9の下端開放スリット9cの開放端幅t1が39mm、固定用パネル11の下端開放スリット11aの開放端幅t2が59mmである。
第1のパネル7、第2のパネル9及び固定用パネル11はいずれも集成材から構成されており、パネル厚みはいずれも約9mmとなっている。上端開放スリット7a、9a、下端開放スリット9c、11aの溝幅dは、厚みが同一のパネル2枚分を密接状態に収容できる大きさ(約19mm)となっている。
図3及び図4に基づいて、図1の奥壁面1Aと左壁面1Bに各1箇所、右壁面1Cに2箇所存在する通常連結部P1(第1のパネル7同士の連結部又は横幅方向に連なる第1のパネル7と第2のパネル9間の連結部)の組み立て方法について説明する。
なお、スリットの配置形態から、第1のパネル7をW型、第2のパネル9をN型と簡易的に呼ぶこととし、各図では単にW、Nと表示して適宜数字符号と併記している。
図1において、符号P1(WW)は第1のパネル7同士の通常連結部を、P1(NW)は第1のパネル7と第2のパネル9間の通常連結部を示している。
また、P3aは前壁面1Dのエンド部を、P3bは左壁面1Bのエンド部を示している。エンド部P3a、P3bは出入り口3の門柱となる。
図3は、右壁面1Cにおける通常連結部P1(NW)の組み立て方法を示している。
不図示の1人の作業者が、第2のパネル9と第1のパネル7とを横幅方向に連なるように配置し、上端開放スリット9aと図2において左側の上端開放スリット7aがパネルの厚み方向で重なるように端部を重ねた状態に保つ。
この状態で、不図示の他の作業者が、まず、二点鎖線で示すように1つの固定用パネル11を下端開放スリット11aが下向きとなる通常使用形態でその下端部を上端開放スリット9a、7aが重なった溝内に横幅方向に直交する状態で進入させ、その後垂直に下して下端開放スリット11aを嵌合する。
1つ目の固定用パネル11を嵌合すると、第2のパネル9と第1のパネル7の各端部の下半部(スリットが形成されていない部分)はパネル2枚分の厚みを収容する溝幅dを有する下端開放スリット11aに密接に収容されて拘束されるので、第2のパネル9と第1のパネル7間の仮固定(仮連結)がなされる。固定用パネル11は第2のパネル9及び第1のパネル7に対して十字状に直交配置されるため、1つ目の固定用パネル11を嵌合しただけでも第2のパネル9及び第1のパネル7は安定に連結され、手で支えなくても立った状態を維持できる。
この状態で2つ目の固定用パネル11を実線で示すように、通常使用形態で上方に持ち上げ、上端開放スリット9a、7aの残りの隙間を利用して垂直に下して嵌合する。
2つ目の固定用パネル11が嵌合すると、第2のパネル9と第1のパネル7の各端部の下半部(スリットが形成されていない部分)が下端開放スリット11aに密接に収容されるとともに、固定用パネル11同士の上半部(スリットが形成されていない部分)が上端開放スリット9a、7a内に密接に収容される。
これにより、図4に示すように、パネルが二重にクロスした強度の大きい通常連結部P1(NW)が形成される。換言すれば、第2のパネル9と第1のパネル7とが横幅方向に連なった間仕切りが完成する。
横幅方向に連なる第1のパネル7同士間の通常連結部P1(WW)においても同様の組み立て作業となる。
図5及び図6に基づいて、第1のパネル7と第2のパネル9とが直交する連結部(コーナ連結部P2)の組み立て方法について説明する。
図5に示すように、まず、不図示の1人の作業者が、第1のパネル7の端部の外側に1つ目の固定用パネル11をその下端開放スリット11aが上向きとなる逆さ使用形態で重ね合わせ、第1のパネル7の上端開放スリット7aと固定用パネル11の下端開放スリット11aがパネルの厚み方向で重なった状態に保持する。
この状態で他の作業者13が、第2のパネル9を、その2つの長穴9bにそれぞれ片方の手の指を入れて両手で持ち上げ、下端開放スリット9c側の下端角部を第1のパネル7の上端開放スリット7aと固定用パネル11の下端開放スリット11aとが重なった溝内に進入させる。その後第2のパネル9を垂直に起こして下し、下端開放スリット9cを嵌合する。この場合、図示するように第2のパネル9を上方に高く持ち上げる必要はなく、上端開放スリット9a側の下端角部が床に接触するような移動であってもよい。このため少ない労力で容易に連結することができる。
第1のパネル7に比べて第2のパネル9は下端開放スリット9cを嵌合するために持ち上げる必要がある。この持ち上げ作業を容易にするために第2のパネル9には2つの持手(長穴9b)が設けられている。
第2のパネル9の下端開放スリット9cを嵌合すると、第1のパネル7と固定用パネル11の下半部は第2のパネル9の下端開放スリット9cに密接に収容されて拘束されるので、第1のパネル7と第2のパネル9の仮固定(仮連結)がなされる。横幅寸法の大きいパネル同士の仮固定であるため、手で支えなくても立った状態を維持できる。
この状態で2つ目の固定用パネル11を通常使用形態で上方に持ち上げ、上端開放スリット7aと下端開放スリット11aの残りの隙間を利用して第1のパネル7の厚み方向と直交した配置状態で且つ第2のパネル9の外側に重なるように垂直に下して嵌合する。
通常使用形態の固定用パネル11が嵌合すると、第1のパネル7の端部と逆さ使用形態の固定用パネル11の下半部が第1のパネル7の横幅方向に重なった第2のパネル9の下端開放スリット9cと通常使用形態の固定用パネル11の下端開放スリット11aに密接に収容されるとともに、第2のパネル9の端部と通常使用形態の固定用パネル11の上半部が第1のパネル7の厚み方向に重なった第1のパネル7の上端開放スリット7aと逆さ使用形態の固定用パネル11の下端開放スリット11aに密接に収容される。
これにより、図6に示すように、パネルが二重にクロスした強度の大きいコーナ連結部P2が形成される。
第2のパネル9の下端開放スリット9cは作業者が第1のパネル7等にあてがいながら嵌合するため、その開放端の広がりはそれ程大きくする必要はないが、固定用パネル11は上方から嵌合する場合があるため、嵌合の容易性(自由度)を得るべく、その開放端の幅を下端開放スリット9cに比べて左右に大きく広げている。
エンド部P3aの組み立ては、図7(a)に示すように、第2のパネル9の端部の外側に固定用パネル11を逆さ使用形態で重ねて保持し、その状態で通常使用形態の固定用パネル11を2枚挿入・嵌合することにより形成される。
エンド部P3bの組み立ても同様に、図7(b)に示すように、第1のパネル7の端部の外側に固定用パネル11を逆さ使用形態で重ねて保持し、その状態で通常使用形態の固定用パネル11を2枚挿入・嵌合することにより形成される。
コーナ連結部P2とエンド部P3における逆さ使用形態の固定用パネル11と通常連結部P1の固定用パネル11は、二重のクロス構成を得るための補強板としての役割を担っている。
2〜3人用の間仕切り構造1は、5枚の第1のパネル7と、3枚の第2のパネル9と、20枚の固定用パネル11とから構成されている。また、通常連結部P1は4箇所、コーナ連結部P2は3箇所、エンド部P3は2箇所あり、固定用パネル11は通常連結部P1とコーナ連結部P2で各2枚ずつ、エンド部P3a、P3bでは各3枚ずつの合計20枚である。
これらを一纏めにしたものが本実施の形態に係る間仕切りパネルセットである。
実際には、目的の広さの間仕切り構造を構築するための必要数の各パネルと床材5とが1つのセット(積層梱包)となって流通することになる。
上端開放スリット7a、9aと、下端開放スリット9c、11aの深さhは上記の通り460mmであり、これは縦幅Z(900mm)の半分(450mm)を超える。これは、スリット形成の誤差によって各パネルの上面高さや下面の高さが揃わなくなるのを回避するための余裕寸法であり、「縦幅の半分に亘って延びる」はこのような余裕寸法も含む意味である。
間仕切り構造1の組み立ては、壁面を順次形成する方法でもよいが、図8に示すように、まず(a)に示すコ字形15と(b)に示すL字形17とを個別に組み立て、これらを(c)に示すように2枚の通常使用形態の固定用パネル11を使って連結することにより、容易に組み立てることができる。
本実施の形態に係る間仕切り構造1は、パネルの重ね合わせ作業と嵌め込み作業のみであるため、工具を使うことなく且つ性別の区別なく基本2人で容易に組み立てることができるが、1人で組み立てることも可能である。
解体作業もパネル間の嵌合を外すだけであるので、工具を使うことなく容易に行うことができる。解体後は各パネルや床材5の平面形状を利用して平積みでコンパクトに保管することができる。
上記では、2〜3人用の間仕切り構造1を例示したが、パネル数を変えることにより種々の大きさの間仕切り構造を構築することができる。また、間仕切り構造の配置形態も種々のバリエーションを採り得る。
例えば図9は、避難所としての学校の体育館に、出入り口3を同一向きとして通路19を介して3連配置の間仕切り構造1を2列配置した例である。
図10は、2〜3人用の間仕切り構造1と1人用の間仕切り構造1Eを混在配置した例である。
以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、上記の各実施の形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲における設計の変更があっても考案に含まれる。
上記では避難所での使用を例示したが、例えば、家庭、保育園、幼稚園等の遊具として間仕切り構造を用いてもよい。
また、第2のパネル9に2つの持手を形成したが、1つでもよく、さらには第1のパネル7にも2つの持手を形成してもよい。
第2のパネル9の下端開放スリット9cと固定用パネル11の下端開放スリット11aの開放端を幅広としたが、幅広としなくてもよい。
また、本実施の形態における寸法、すなわち第1のパネル7と第2のパネル9における横幅Xと縦幅Z、固定用パネル11の横幅X1、上端開放スリット7a、9a、下端開放スリット9c、11aの深さh、第2のパネル9の下端開放スリット9cの開放端幅t1、固定用パネル11の下端開放スリット11aの開放端幅t2、第1のパネル7、第2のパネル9及び固定用パネル11の各パネル厚み、上端開放スリット7a、9a、下端開放スリット9c、11aの溝幅は、上記した寸法に限定されるものではないのは勿論である。
上記では各パネルを集成材(木質系材料)で形成したが、合成樹脂やアルミニウム等の軽金属で形成してもよい。
1…間仕切り構造 7…第1のパネル 7a、9a…上端開放スリット
7b、9b、11b…持手としての長穴 9…第2のパネル
9c、11a…下端開放スリット 11…固定用パネル

Claims (5)

  1. それぞれ矩形形状に形成された、複数の第1のパネル及び第2のパネルと、これらのパネルよりも横幅が小さい複数の固定用パネルとから構成され、
    前記第1のパネルは、横幅方向の両端部にそれぞれ上端から下方へ縦幅の半分に亘って延びる上端開放スリットを有し、前記第2のパネルは、横幅方向の両端部の一方側に前記上端開放スリットを有し且つ他方側に下端から上方へ縦幅の半分に亘って延びる下端開放スリットを有し、前記固定用パネルは前記下端開放スリットを有し、前記上端開放スリットと前記下端開放スリットは共にパネル2枚分の厚みを収容する溝幅を有してなる間仕切りパネルセット。
  2. 請求項1に記載した間仕切りパネルセットにおいて、
    前記第2のパネルは上端部に横幅方向に間隔をおいて2つの持手を有し、前記下端開放スリットは下端側が幅広に形成されていることを特徴とする間仕切りパネルセット。
  3. 請求項2に記載した間仕切りパネルセットにおいて、
    前記第1のパネルと前記固定用パネルはそれぞれ、上端部に少なくとも1つの持手を有していることを特徴とする間仕切りパネルセット。
  4. 請求項2又は3に記載した間仕切りパネルセットにおいて、
    前記持手が横幅方向に延びる長穴であることを特徴とする間仕切りパネルセット。
  5. 複数のパネルを平面視で矩形状となるように配置して連結してなる間仕切り構造であって、前記パネルが、それぞれ矩形形状に形成された、第1のパネル及び第2のパネルと、これらのパネルよりも横幅が小さい固定用パネルとから構成され、
    前記第1のパネルは、横幅方向の両端部にそれぞれ上端から下方へ縦幅の半分に亘って延びる上端開放スリットを有し、前記第2のパネルは、横幅方向の両端部の一方側に前記上端開放スリットを有し且つ他方側に下端から上方へ縦幅の半分に亘って延びる下端開放スリットを有し、前記固定用パネルは前記下端開放スリットを有し、前記上端開放スリットと前記下端開放スリットは共にパネル2枚分の厚みを収容する溝幅を有してなり、
    前記第1のパネル同士が横幅方向に連なって重なった部位と前記第1のパネルと前記第2のパネルとが横幅方向に連なって重なった部位では前記固定用パネルは2枚重ねで十字状に直交配置され、前記第1のパネルと前記第2のパネルとが直交状態で連結される部位では、前記固定用パネルは前記第1のパネルに対して前記下端開放スリットを上向きにして外側に重ねられ、前記第2のパネルに対して前記下端開放スリットを下向きにして外側に重ねられていることを特徴とする間仕切り構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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