JP3228786U - 蒸れ防止顎当て・顎当て付きマスク - Google Patents

Abstract

【課題】装着時に顎とマスクの間に呼気の排出経路を確保することにより、蒸れの防止と眼鏡の曇りを防止するマスクを提供する。【解決手段】顎当てをマスク３下部中央に隙間ができる長さに切断した物を一対作り、マスク３下部中央に隙間ができるように対称の位置に粘着して、顎当て１ａ、１ｂを形成する。顎当て１ａ、１ｂとマスク３で呼気の排出経路を形成する。顎とマスク下部の隙間より呼気を排出し、蒸れを防止する。さらに、呼気がマスク３上部隙間から漏れることを抑え、眼鏡の曇りを防止する。【選択図】図３

Description

本考案は、マスク装着時の蒸れ防止と眼鏡の曇り防止に関するものである。

通常、マスクは鼻と口を覆い装着する。装着時は呼気によりマスク内が蒸れ、不快感を生じる。眼鏡を使用している場合は、鼻部と頬面の間から呼気が漏れ、眼鏡が曇り、視界を遮る。

上述の眼鏡の曇り防止については、マスク本体上部に金物を取り付け、金物を鼻の形に合わせて隙間をなくしたり、鼻の背近傍の隙間をなくすように、スポンジなど弾力性のある物を取り付けたマスクなどが考案されている。

これらの考案は、いずれも呼気がマスク上部の隙間から漏れることを防ぎ、眼鏡の曇り止めを期待するものである。しかし、呼気が漏れることを防ぐことにより、蒸れの原因である呼気の排出が妨げられ、一層マスク内に蒸れを生じ、不快感を生む結果となる。

特開２００７−０６１５８５号 公開特許公報 特開２０２０−０５０９９６号 公開特許公報 特開２００８−１４８９８４号 公開特許公報 特開２０１５−０２００３８号 公開特許公報 特開２００９−０６６３８２号 公開特許公報 特開２０１３−０７５１３０号 公開特許公報

マスク装着時に呼気をスムーズに排出し、マスク内の蒸れを抑えると同時に眼鏡の雲り止め効果を期待する。

本考案は、マスク裏側下部に呼気の排出経路を形成し得る、弾力性のあるスポンジなどを素材とする顎当てを設ける。この顎当てにより、装着時にマスクと顎の間に隙間を作り、ここより呼気を排出する。さらにマスク上部への呼気の流れを抑え、眼鏡の曇り止めを期待する。

本考案では、マスクと顎の間に呼気の排出経路が形成される。これにより呼気がスムーズに排出され、マスク上部への呼気の流れが抑えられる。呼気のスムーズな排出により、不快感の原因である蒸れを軽減し、呼気をマスク下部から排出することにより、眼鏡が曇る原因であるマスク上部隙間から呼気が漏れることも抑えられる。さらに下部より呼気を排出することにより、前方への飛沫の拡散も防げる。

本考案の顎当ての立体図 本考案の顎当ての裏面図 本考案の顎当て付きマスクの裏面図（一般的な矩形状の場合） 本考案の顎当て付きマスクの下面図 本考案の顎当て付きマスク装着時の正面図 本考案の顎当て付きマスク装着時の下面図 本考案の顎当て付きマスク装着時の横面図 本考案の顎当て付きマスクの裏面図（一般的な３Ｄ構造の場合）

本考案の排出経路を形成し得る顎当ては、大きさ、形状の異なるマスクにも対応させるため、容易に切断できる粘着テープと一体となったスポンジなどの弾力性のある物である。マスク本体は、顎とマスクの間に呼気の排出経路を形成させるために、顎にかかる十分な大きさを有する形状の物である。

顎当てを、マスクに合わせて中央に隙間ができる長さに切断する。切断した顎当て一対を作り、マスク本体下部中央に隙間ができるよう対称の位置に粘着する。

以下、添付図に従って一実施例を説明する。１は弾力性のあるスポンジなどを材料とする粘着テープ付き顎当て、３は一般的な矩形状の蛇腹を展開して使用するマスク。マスク３下部の中央に隙間ができるように長さを調整して、顎当て１を切断する。切断した二つの顎当て１を一組とし、図３のようにマスク３に対称の位置に粘着する。

１ 顎当て本体
２ 粘着テープ
３ 矩形状の一般的なマスク
４ 下顎面
５ ３Ｄ構造の一般的なマスク

Claims (2)

1. マスクの下部に、蒸れ防止と眼鏡の曇り防止を目的とする呼気の排出経路を形成し得る弾力性のあるスポンジなどを素材とする顎当て。
2. 及び、呼気の排出経路を形成し得る顎当てを有することを特徴とするマスク。

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