JP3228715B2 - 舗装面の清掃・排水機能回復方法および装置 - Google Patents
舗装面の清掃・排水機能回復方法および装置Info
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Description
歩道、広場、園路の清掃や排水性舗装、透水性舗装の透
水機能の回復を行なう舗装面の清掃・排水機能回復方法
および装置に関する。
混合物を用いて連続空隙を確保し、この連続空隙に水や
空気を通すことで雨天時の車両の走行安全や車両から発
生する騒音を低下させる排水性舗装または透水性舗装が
ある。
する車両が持ち込む土砂や周辺からの塵芥が連続空隙を
塞ぐと排水機能を失うことになるが、かかる空隙の詰ま
りの解消を行なうものとして出願人は先に図6に示すよ
うな舗装面の清掃・排水機能回復方法および装置を提案
し、これを特願平10-148739 号として出願した。
と水槽10とからなり、傾斜板12は登口部分12aを舗装面
3に近接させ、頂上部分12bを上面開放の水槽10に結合
し、この傾斜板12の登口部分12aを前記噴射ノズル8か
らの舗装面3に吐出した高圧水の反射箇所に近づけ、反
射する水を傾斜板12を登らせて水槽10に導くものであ
る。
分に清水タンク5と回収水タンク6、および高圧水ポン
プ7を搭載し、荷台4aの下部側方に高圧水の噴射ノズ
ル8を設け、この高圧水の噴射ノズル8はヘッダー管9
に複数を適宜間隔で並列させて後述の傾斜板12の幅に対
応して高圧水をカーテン状に吐出できるようにした。な
お、水槽10はポンプ11を備えて回収水タンク6に送水
し、回収水タンク6からの水はフィルター(図示せず)
を介して清水タンク5に送られる。
としては、回転ブラシ式や、真空を利用した吸引式の清
掃装置があるが、このうち、回転ブラシ式の清掃装置で
は微細な塵埃の回収は困難であり、作業中は粉塵が空中
に舞い上がり、作業環境が悪く、また、しばしば作業付
近の住民や通行人から苦情がでることも多い。
では微細な塵埃も回収できるが、ポーラス状の路面では
路面の性格上ロスが大きい。さらに、広範囲清掃用の吸
引式清掃装置は大型で高価なものである。
復方法および装置では、高圧水の噴射ノズル8から舗装
面3に向けて噴出された高圧水は、舗装面3にぶつか
り、清掃面やポーラス状舗装面に堆積した塵埃を剥離
し、また、空隙につまる物質を押し出し、高圧水に混入
させる。そして、塵埃等が混入した高圧水は入射角に対
応して清掃面に反射しようとするが、この反射水は水圧
で傾斜板12を登り水槽10に導かれる。
に水槽10に回収され、高圧水の噴射だけで、路面の洗
浄、排水機能の回復と、この洗浄で発生した塵埃の回収
を行なうことができ、掃除と排水機能回復の両方を行な
えるものとして構造が簡単で小型の装置でも、大型の装
置でも安価に製作でき、しかも、運転経費・維持費も安
価であり、掃除の場合は粉塵や騒音等の公害を発生させ
ずに、従来の掃除機に比べて微細な塵埃も容易に回収で
きる。
して反射水を効率よく上らすためには、噴射ノズル8か
ら舗装面3に向けて噴出される高圧水は、水圧にして10
0kg/cm2 以上が必要となる。
用される水量がかなり多くなり、その補給が排水機能回
復の施工面積を大きく制約する。
た処理水も当然多くなることで、この産業廃棄物(汚濁
水は産業廃棄物と考えられる)の処理も大きな制約条件
である。
し、掃除と排水機能回復の両方を行なえるものとして構
造が簡単で小型の装置でも、また、大型の装置でも安価
に製作でき、運転経費・維持費も安価であり、掃除の場
合は粉塵や騒音等の公害を発生させずに微細な塵埃も容
易に回収できるものであり、しかも、使用水量が少なく
てすみ、処理能力の増大と処理費用の低廉化を実現でき
る舗装面の清掃・排水機能回復方法および装置を提供す
ることにある。
するため、舗装面の清掃・排水機能回復方法としては、
登口部分を舗装面に近接させた傾斜板と、傾斜板の頂上
部分に連携する集水部とからなり、高圧水の噴射ノズル
をここから吐出した高圧水の路面での反射箇所が傾斜板
に近づくように位置付け、さらに、圧縮空気の噴射ノズ
ルを傾斜板の傾斜方向にそって適宜間隔で並べ、高圧水
の噴射ノズルからの高圧水を路面に衝突させて得られた
汚濁水を反射するエネルギーを利用して傾斜板に導き、
圧縮空気の噴射ノズルからの圧縮空気の圧でこの汚濁水
の反射エネルギーを増幅させて集水部に導くことを要旨
とするものである。
しては、登口部分を舗装面に近接させた傾斜板と、傾斜
板の頂上部分に連携する集水部とからなり、高圧水の噴
射ノズルをここから吐出した高圧水の路面での反射箇所
が傾斜板に近づくように位置付け、さらに、圧縮空気の
噴射ノズルを傾斜板の傾斜方向にそって適宜間隔で並べ
たこと、および、圧縮空気の噴射ノズルは高圧水の噴射
ノズルの手前側にも設置すること、また、傾斜板は、傾
斜板の長さ方向に連続する溝の並列体であることを要旨
とするものである。
れば、高圧水の噴射ノズルから舗装面に向けて噴出され
た高圧水は、舗装面にぶつかり、清掃面やポーラス状舗
装面に堆積した塵埃を剥離し、また、空隙につまる物質
を押し出し、高圧水に混入させる。そして、塵埃等が混
入した高圧水による汚濁水は入射角に対応して清掃面に
反射しようとするが、この反射水は水圧で傾斜板を登り
水槽に導かれる。
板にそって適宜間隔で並べて設けた圧縮空気の噴射ノズ
ルからの圧縮空気の圧でこの混濁水の反射エネルギーを
増幅させ、少ない水量でも極めて効率的に集水部に導く
ことができる。
に水槽に回収され、高圧水の噴射だけで、路面の洗浄、
排水機能の回復と、この洗浄で発生した塵埃の回収を行
なう。
に加えて、圧縮空気の噴射ノズルは高圧水の噴射ノズル
の手前側にも設置することで、この圧縮空気の噴射ノズ
ルから高圧水の反射地点の手前に噴射された圧縮空気も
同様に高圧水の反射エネルギーを増幅させる役割をな
す。
は、長さ方向に連続する溝の並列体であるので、混濁水
はこの溝に沿って流れ、分散することが少ないのでより
効率的に集水部に導くことができる。
形態を詳細に説明する。図1は本発明の舗装面の清掃・
排水機能回復方法および装置の1実施形態を示す説明
図、図3は装置をトラック車両4に設けた場合の側面図
である。
を舗装面3に近接させ、頂上部分12bに集水部としての
水槽10の上面である開放面10aの縁を結合する。傾斜板
12と水槽10との関係は直接結合させる他、水平板等を介
在させて結合させてもよい。
高圧水の舗装面3での反射箇所が傾斜板12の登口部分12
aに近づくように位置付けて設けた。この高圧水の噴射
ノズル8はヘッダー管9に複数を適宜間隔で並列させて
後述の傾斜板12の幅に対応して高圧水をカーテン状に吐
出できるようにする。
12にそって適宜間隔で並べて設けた。また、この圧縮空
気の噴射ノズル17は高圧水の噴射ノズル8の手前側、す
なわち、高圧水の噴射ノズル8を挟んで傾斜板12の登口
部分12aと反対側にも設ける。これら圧縮空気の噴射ノ
ズル17もヘッダー管18に複数を適宜間隔で並列させて傾
斜板12の幅に対応して圧縮空気をエアーカーテン状に吐
出できるようにする。。
縮空気の噴射ノズル17はこれを省略することも可能であ
る。
までが直線状のもののみならず、もしくは凸状または凹
状に湾曲するものでもよいが、単なる板体の場合だけで
なく、図2に示すように仕切りを設けるか、波板状にす
るかで傾斜板12の長さ方向に連続する溝(チャンネル)
15の並列体であるようにすることもできる。
ー管9は高圧水ポンプ7に接続され、また、水槽10に設
けるポンプ11は回収水タンク6に接続され、回収水タン
ク6はフィルター13を介して清水タンク5に接続され
る。
ダー管18はコンプレッサー19に接続される。コンプレッ
サー19のタンク内圧力は1kg/cm2〜30kg/cm2である。
に搭載され、高圧水の噴射ノズル8は清掃面である舗装
面3に対して入射角10°〜80°の範囲で、20kg/cm2〜50
0kg/cm2 の圧力で高圧水を噴射するもので、かつノズル
先端が舗装面3より10cm〜50cmの高さに設けた。
8の対面に噴射ノズル8から15cm〜50cmの位置に、かつ
舗装面3より5cm〜30cmの高さに設けた。なお、高圧水
の噴射ノズル8や傾斜板12や圧縮空気の噴射ノズル17は
これらを一体のものとして昇降装置16で高さ調整が可能
なものとする。
車両4がゆっくりと移動し、高圧水の噴射ノズル8から
噴射される高圧水を舗装面3に反射させて汚濁水を直ぐ
に傾斜板12に導き、そのまま水圧で傾斜板12を登らせ水
槽10に入れる。その際、圧縮空気の噴射ノズル17からの
圧縮空気の圧でこの汚濁水の反射エネルギーを増幅させ
る。清掃面やポーラス状舗装面に堆積した塵埃もこの高
圧水に混入して水槽10に入る。
れ、ここから水のみがフィルター13を介して清水タンク
5に行き、塵埃は排出される。清水タンク5の水は高圧
水ポンプ7から高圧水として再び高圧水の噴射ノズル8
へと循環される。
もので、簡易タイプとして、トラック車両4に設けるも
のではなく、台車14に設けるものとした。この台車14は
手押しタイプ、自走タイプ、牽引タイプのいずれでもよ
い。
ッサー19等は別途に置くものとして、台車14には高圧水
の噴射ノズル8と圧縮空気の噴射ノズル17と傾斜板12と
水槽10のみを設けた。また、傾斜板12は水の飛散および
流出防止としてその上方をフード20で覆う。
射ノズル8から舗装面3に向けて噴出された高圧水は、
舗装面3にぶつかり、清掃面やポーラス状舗装面に堆積
した塵埃を剥離し、また、空隙につまる物質を押し出
し、高圧水に混入させ、汚濁水として水圧で傾斜板12に
導かれるが、圧縮空気の噴射ノズル17からの圧縮空気の
圧で反射エネルギーを増幅させながら傾斜板12を登り水
槽10に導かれる。
堆積させ、一定量が溜まったところで取り除く。
・排水機能回復方法および装置は、除と排水機能回復の
両方を行なえるものとして構造が簡単で小型の装置で
も、また、大型の装置でも安価に製作でき、運転経費・
維持費も安価であり、掃除の場合は粉塵や騒音等の公害
を発生させずに微細な塵埃も容易に回収できるものであ
り、しかも、使用水量が少なくてすみ、処理能力の増大
と処理費用の低廉化を実現できるものである。
び装置の第1実施形態を示す説明図である。
斜板の各例を示す端面図である。
ラック車両に設けた場合の側面図である。
び装置の第2実施形態を示す説明図である。
易タイプとした場合の斜視図である。
両 4a…荷台 5…清水タンク 6…回収水タンク 7…高圧水ポン
プ 8…噴射ノズル 9…ヘッダー管 10…水槽 10a…開放面 11…ポンプ 12…傾斜板 12a…登口部分 12b…頂上部分 13…フィルター 14…台車 15…溝 16…昇降装置 17…圧縮空気の噴射ノズル 18…ヘッダー管 19…コンプレッサー 20…フード
Claims (4)
- 【請求項1】 登口部分を舗装面に近接させた傾斜板
と、傾斜板の頂上部分に連携する集水部とからなり、高
圧水の噴射ノズルをここから吐出した高圧水の路面での
反射箇所が傾斜板に近づくように位置付け、さらに、圧
縮空気の噴射ノズルを傾斜板の傾斜方向にそって適宜間
隔で並べ、高圧水の噴射ノズルからの高圧水を路面に衝
突させて得られた汚濁水を反射するエネルギーを利用し
て傾斜板に導き、圧縮空気の噴射ノズルからの圧縮空気
の圧でこの汚濁水の反射エネルギーを増幅させて集水部
に導くことを特徴とする舗装面の清掃・排水機能回復方
法。 - 【請求項2】 登口部分を舗装面に近接させた傾斜板
と、傾斜板の頂上部分に連携する集水部とからなり、高
圧水の噴射ノズルをここから吐出した高圧水の路面での
反射箇所が傾斜板に近づくように位置付け、さらに、圧
縮空気の噴射ノズルを傾斜板の傾斜方向にそって適宜間
隔で並べたことを特徴とする舗装面の清掃・排水機能回
復装置。 - 【請求項3】 圧縮空気の噴射ノズルは高圧水の噴射ノ
ズルを挟んで傾斜板の登口部分と反対側にも設置する請
求項2記載の舗装面の清掃・排水機能回復装置。 - 【請求項4】 傾斜板は、傾斜板の長さ方向に連続する
溝の並列体である請求項2または請求項3記載の舗装面
の清掃・排水機能回復装置。
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JP01394899A JP3228715B2 (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 舗装面の清掃・排水機能回復方法および装置 |
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