JP3228595U - フェイスシールド - Google Patents

フェイスシールド Download PDF

Info

Publication number
JP3228595U
JP3228595U JP2020003077U JP2020003077U JP3228595U JP 3228595 U JP3228595 U JP 3228595U JP 2020003077 U JP2020003077 U JP 2020003077U JP 2020003077 U JP2020003077 U JP 2020003077U JP 3228595 U JP3228595 U JP 3228595U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
band
body sheet
band piece
face shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020003077U
Other languages
English (en)
Inventor
真央 横山
真央 横山
Original Assignee
株式会社太陽マーク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社太陽マーク filed Critical 株式会社太陽マーク
Application granted granted Critical
Publication of JP3228595U publication Critical patent/JP3228595U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packages (AREA)

Abstract

【課題】使用後に容易に廃棄することができる軽量且つ安価なフェイスシールドを提供する。【解決手段】フェイスシールド10は、開口23を有する本体シート11、本体シートを頭部に固定する一対の下帯片12、13、額に当接する一対の上帯片14、15及びこれらを覆う樹脂フィルム16とを有する。本体シート、一対の下帯片、一対の上帯片は、ボール紙からなる。下帯片にスリット39〜44が設けられ、上帯片にスリット51〜53及びスリット61〜63が設けられている。本体シートと下帯片および上帯片との間にそれぞれ折曲線45、60が形成されている。また本体シートに折曲線28が形成されている。【選択図】図3

Description

この考案は、人の咳やくしゃみ等による飛沫や花粉、ウイルスを遮断するフェイスシールドの構造に関するものである。
人の咳やくしゃみ等による飛沫や花粉等が顔面に付着したり鼻腔に侵入したりすることを防止するため、マスクやフェイスシールドが着用される(たとえば、特許文献1、2及び非特許文献1参照)。一般に、フェイスシールドは、頭部を囲繞する固定ベルトと、この固定ベルトに設けられた保護シートとを有する。保護シートは、透光性を有し、顔面との間に配置される台座を有する。この台座が設けられることにより、保護シートと顔面との間に所定の隙間が形成される。
特開2018−145542号公報 特開2020−7691号公報
ヤマハ発動機株式会社ウェブサイト(https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2020/0501/corporate.html)
ところで、使用後のフェイスシールドやマスクには飛沫やウイルスが付着している可能性があるから、正しく廃棄されなければならない。特にフェイスシールドは、顔面全体を覆うものであるから大型化するうえ、上記保護シート及び台座が合成樹脂から構成されるため、その廃棄作業(すなわち、ゴミとしての処理)が面倒であるという問題があった。また、樹脂製フェイスシールドは、重量が重く、コスト高であるという問題もあった。
そこで、本考案は、使用後に容易に廃棄することができる軽量且つ安価なフェイスシールドを提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、第1の考案に係るフェイスシールドは、頭部に装着され顔面を覆うフェイスシールドであって、外部を臨む開口が設けられ且つ当該開口を覆う透光性樹脂フィルムが積層された紙製の本体シートと、本体シートの両側縁に外方に突出するように一体的に延設された紙製の長帯片と、長帯片に隣接して、本体シートの両側縁に外方に突出するように一体的に延設された紙製の短帯片と有し、上記各長帯片及び各短帯片は、それぞれが互いに重なり合うことにより着脱自在に係合するためのスリットを備えている。
この構成によれば、本体シート、短帯片及び長帯片は、紙により一体的に形成される。この紙の種類は特に限定されるものではなく、典型的にはボール紙が採用され得る。このフェイスシールドのユーザは、本体シートの両側縁から延びる短帯片同士を連結させる。具体的には、各短帯片に設けられたスリット同士が係合することにより、短帯片同士が連結される。これにより、本体シート及び本体シートから延び出る各短帯片同士が環状に形成される。ユーザは、連結された短帯片を額に当接させた状態で、本体シートの両側縁から延びる長帯片同士を頭部に沿って巻き回す。上記連結された短帯片がユーザの額に当接することにより、ユーザの顔面と本体シートとの間に隙間が形成される。この状態で、ユーザは、長帯片同士を連結させる。具体的には、各長帯片に設けられたスリット同士が係合することにより、長帯片同士が連結され、ユーザの頭部に固定される。その結果、本体シートがユーザの顔面の前に固定配置される。本体シートの開口は、透光性樹脂フィルムにより覆われているので、ユーザは、飛沫やウイルスの付着を防止しつつ上記開口を通じて外部を視認することができる。
(2) 上記長帯片は上記本体シートの両側縁に左右対称に配置されていてもよい。その場合、一方の長帯片に設けられたスリットは、当該長帯片の上縁から下縁側に向かって延び、他方の長帯片に設けられたスリットは、当該長帯片の下縁から上縁側に向かって延びるのが好ましい。
この構成では、ユーザは、頭部の真後ろで長帯片同士を連結させるので、長帯片同士を連結させる作業がしやすい。しかも、スリットが前述のように設けられているから、ユーザは、長帯片同士を上下に交差させるようにして両者をより簡単に連結させることができる。
(3) 上記長帯片の長手方向に沿って複数のスリットが並設されているのが好ましい。
この構成では、長帯片同士が複数箇所で連結される。したがって、ユーザは、自己の頭部のサイズに合わせて長帯片同士を適切な位置で連結させることができる。
(4) 上記長帯片の縁部に上記スリットに連続する切欠部が設けられているのが好ましい。
この構成では、上記切欠部が上記スリットへの案内部として機能する。すなわち、上記スリット同士が係合するように長帯片が重ね合わされる際に、一方の長帯片が上記切欠部に案内される。したがって、長帯片同士の連結作業が一層容易になる。
(5) 上記短帯片は上記本体シートの両側縁に左右対称に配置されていてもよい。その場合、一方の短帯片に設けられたスリットは、当該短帯片の上縁から下縁側に向かって延び、他方の短帯片に設けられたスリットは、当該短帯片の下縁から上縁側に向かって延びているのが好ましい。
この構成では、各短帯片に前述のようにスリットが設けられているから、ユーザは、短帯片同士を上下に交差させるようにして両者を簡単に連結させることができる。
(6) 上記短帯片の長手方向に沿って複数のスリットが並設されているのが好ましい。
この構成では、短帯片同士は複数箇所で連結される。したがって、ユーザは、上記顔面と本体シートとの間に形成される隙間の大きさを調整することができる。
(7) 上記短帯片の縁部に上記スリットに連続する切欠部が設けられているのが好ましい。
この構成では、上記切欠部が上記スリットへの案内部として機能する。すなわち、上記スリット同士が係合するように短帯片が重ね合わされる際に、一方の短帯片が上記切欠部に案内される。したがって、短帯片同士の連結作業が一層容易になる。
(8) 上記長帯片及び短帯片の少なくともいずれか一方は、上記本体シートの側縁に直交する方向に対して2°(degree)以上8°以下の角度で当該本体シートと交差しているのが好ましい。
短帯片が本体シートに対して上記角度で交差することにより、連結された短帯片がユーザの額に沿うことができる。一方、長帯片が本体シートに対して上記角度で交差することにより、ユーザが長帯片を頭部に巻き回す作業が一層簡単になる。上記角度は、5°に設定されるのが好ましい。
(9) 上記本体シートは、上記側縁に沿って折曲線が形成されているのが好ましい。
フェイスシールドが顔面に装着されるとき、本体シートは、顔面に沿って湾曲することが好ましい。短帯片同士及び長帯片同士が連結される際に、本体シートは所定の力で湾曲するように引っ張られる。上記構成では、本体シートが湾曲する方向に引っ張られると、上記折曲線に沿って本体シートの側縁近傍が折り曲げられる。これにより、本体シートは、顔面に沿って滑らかに湾曲することができる。
(10)上記目的が達成されるため、第2の考案に係るフェイスシールドは、頭部に装着され顔面を覆うフェイスシールドであって、外部を臨む開口が設けられ且つ当該開口を覆う透光性樹脂フィルムが積層された紙製の本体シートと、本体シートの両側縁に外方に突出するように一体的に延設された紙製の長帯片と、長帯片に隣接して、本体シートの両側縁に外方に突出するように一体的に延設された紙製の短帯片と、上記各短帯片は、互いに重なり合うことにより着脱自在に係合するための第1スリットを有し、上記長帯片は、当該長帯片の上縁から下縁側に向かって延びる第2スリット及び当該長帯片の下縁から上縁側に向かって延びる第3スリットを有する。
この構成によれば、本体シート、短帯片及び長帯片は、紙により一体的に形成される。この紙の種類は特に限定されるものではなく、典型的にはボール紙が採用され得る。このフェイスシールドのユーザは、予め各長帯片同士をたとえば弾性帯により連結することができる。弾性帯は、典型的には輪ゴムが採用される。具体的には、弾性帯が各長帯片に設けられた第2スリット及び第3スリットに挿通されることにより、両長帯片間に掛け渡される。これにより、本体シート及び本体シートから延び出る各長帯片同士が、弾性的に拡縮可能な環状に形成される。
ユーザは、本体シートの両側縁から延びる短帯片同士を連結させる。具体的には、各短帯片に設けられた第1スリット同士が係合することにより、短帯片同士が連結される。これにより、本体シート及び本体シートから延び出る各短帯片同士が環状に形成される。ユーザは、連結された短帯片を額に当接させた状態で、上記環状を成す長帯片を頭部に嵌め合わせる。長帯片は、上記弾性帯により連結されているから、ユーザは、頭部のサイズに拘わらず容易に長帯片を頭部に嵌め合わせることができる。その結果、上記弾性帯の緊迫力によって本体シートがユーザの顔面の前に固定配置される。本体シートの開口は、透光性樹脂フィルムにより覆われているので、ユーザは、飛沫やウイルスの付着を防止しつつ上記開口を通じて外部を視認することができる。
(11)上記長帯片は上記本体シートの両側縁に左右対称に配置されていてもよい。その場合、上記第2スリット及び第3スリットは、同一線上で対向配置されているのが好ましい。
この構成では、フェイスシールドがユーザの頭部に装着されたとき、頭部の真後ろに弾性帯が配置される。したがって、ユーザにとって装着感に優れるという利点がある。しかも、第2スリット及び第3スリットが同一線上で対向するので、弾性帯を長帯片に装着する作業が容易になる。
(12)上記第2スリット及び第3スリットがスリット対を構成し、当該スリット対が当該長帯片の長手方向に沿って並設されているのが好ましい。
この構成では、弾性帯がスリット対に係合されるので、長帯片に対する弾性帯の位置が調整される。すなわち、長帯片同士が複数箇所で連結される。したがって、ユーザは、自己の頭部のサイズに合わせて長帯片同士を適切な位置で連結させることができる。
(13)上記長帯片の縁部に上記第2スリット及び第3スリットに連続する切欠部が設けられているのが好ましい。
この構成では、弾性帯が上記第2スリット及び第3スリットに係合する際の案内部として機能する。すなわち、ユーザは、弾性帯を上記案内部に沿わせながら上記第2スリット及び第3スリットに挿通させることができる。したがって、長帯片同士の連結作業が一層容易になる。
(14)上記短帯片は上記本体シートの両側縁に左右対称に配置されていてもよい。その場合、一方の短帯片に設けられた第1スリットは、当該短帯片の上縁から下縁側に向かって延び、他方の短帯片に設けられた第1スリットは、当該短帯片の下縁から上縁側に向かって延びているのが好ましい。
この構成では、各短帯片に前述のようにスリットが設けられているから、ユーザは、短帯片同士を上下に交差させるようにして両者を簡単に連結させることができる。
(15)上記短帯片の長手方向に沿って複数の第1スリットが並設されているのが好ましい。
この構成では、短帯片同士は複数箇所で連結される。したがって、ユーザは、上記顔面と本体シートとの間に形成される隙間の大きさを調整することができる。
(16)上記短帯片の縁部に上記第1スリットに連続する切欠部が設けられているのが好ましい。
この構成では、上記切欠部が上記第1スリットへの案内部として機能する。すなわち、上記第1スリット同士が係合するように短帯片が重ね合わされる際に、一方の短帯片が上記切欠部に案内される。したがって、短帯片同士の連結作業が一層容易になる。
(17)上記長帯片及び短帯片の少なくともいずれか一方は、上記本体シートの側縁に直交する方向に対して2°以上8°以下の角度で当該本体シートと交差しているのが好ましい。
短帯片が本体シートに対して上記角度で交差することにより、連結された短帯片がユーザの額に沿うことができる。一方、長帯片が本体シートに対して上記角度で交差することにより、ユーザが長帯片を頭部に巻き回す作業が一層簡単になる。上記角度は、5°に設定されるのが好ましい。
(18)上記本体シートは、上記側縁に沿って折曲線が形成されているのが好ましい。
フェイスシールドが顔面に装着されるとき、本体シートは、顔面に沿って湾曲することが好ましい。短帯片同士及び長帯片同士が連結される際に、本体シートは所定の力で湾曲するように引っ張られる。上記構成では、本体シートが湾曲する方向に引っ張られると、上記折曲線に沿って本体シートの側縁近傍が折り曲げられる。これにより、本体シートは、顔面に沿って滑らかに湾曲することができる。
(19)上記目的が達成されるため、第3の考案に係るフェイスシールドは、頭部に装着され顔面を覆うフェイスシールドであって、外部を臨む開口が設けられ且つ当該開口を覆う透光性樹脂フィルムが積層された紙製の本体シートと、本体シートの両側縁に外方に突出するように一体的に延設され、第1係合部が設けられた紙製の第1帯片と、本体シートの両側縁に上記第1帯片に隣接して外方に突出するように一体的に延設され、互いに重なり合うことにより着脱自在に係合する第2係合部が設けられた紙製の第2帯片と、上記第1係合部に着脱自在に係合する第3係合部が設けられ、上記第1帯片同士を連結する連結帯とを備えている。
この構成によれば、本体シート、第1帯片及び第2帯片は、紙により一体的に形成される。この紙の種類は特に限定されるものではなく、典型的にはボール紙が採用され得る。このフェイスシールドのユーザは、予め第1帯片同士を連結帯により連結することができる。具体的には、連結帯の第3係合部が各第1帯片に設けられた第1係合部に係合されることにより、両第1帯片間に掛け渡される。これにより、本体シート、本体シートから延び出る一対の第1帯片及び連結帯が環状に形成される。
ユーザは、本体シートの両側縁から延びる第2帯片同士を連結させる。具体的には、各第2帯片に設けられた第2係合部同士が係合することにより、第2帯片同士が連結される。これにより、本体シート及び本体シートから延び出る第2帯片同士が環状に形成される。ユーザは、連結された第2帯片を額に当接させた状態で、上記環状を成す第1帯片及び連結帯を頭部に嵌め合わせる。もっとも、ユーザは、一対の第1帯片を頭部に巻き回した後に上記連結帯を用いて各第1帯片を連結することもできる。その結果、本体シートがユーザの顔面の前に固定配置される。本体シートの開口は、透光性樹脂フィルムにより覆われているので、ユーザは、飛沫やウイルスの付着を防止しつつ上記開口を通じて外部を視認することができる。
(20)上記第1係合部及び第2係合部は、それぞれ、第1帯片及び第2帯片に形成されたスリットであるのが好ましい。上記第3係合部は、上記第1係合部と係合するスリットであるのが好ましい。一方の第2帯片に設けられたスリットは、当該第2帯片の上縁から下縁側に向かって延び、他方の第2帯片に設けられたスリットは、当該第2帯片の下縁から上縁側に向かって延びているのが好ましい。
この構成では、第2係合部同士を係合させる作業が容易である。また、連結帯を第1係合部に係合させる作業も容易になる。
(21)上記一方の第1帯片に設けられた第1係合部は、当該第1帯片の上縁から下縁側に向かって延びるスリットであるのが好ましい。他方の第1帯片に設けられた第1係合部は、当該第1帯片の下縁から上縁側に向かって延びるスリットであるのが好ましい。上記第3係合部は、当該連結帯の一端部の下縁から上縁側に向かって延びるスリット及び当該連結帯の他端部の上縁から下縁側に向かって延びるスリットからなるのが好ましい。
この構成では、連結帯を第1帯片に連結させる作業がより簡単になる。
(22)上記第1帯片の縁部に、上記第1係合部に連続し且つ当該第1係合部と上記第3係合部との係合を案内する案内切欠部が設けられているのが好ましい。
この構成では、上記連結帯に設けられたスリットが第1帯片に設けられたスリットと係合する際に、上記連結帯が案内切欠部によって第1帯片に案内される。したがって、連結帯による一対の第1帯片同士の連結作業が一層容易になる。
(23)上記第2帯片の縁部に、上記第2係合部に連続し且つ当該第2係合部同士の係合を案内する案内切欠部が設けられているのが好ましい。
この構成では、上記第2帯片が重ね合わされる際に、一方の第2帯片が上記案内切欠部によって他方の第2帯片に案内される。したがって、第2帯片同士の連結作業が一層容易になる。
(24)上記連結帯の縁部に、上記第3係合部に連続し且つ当該第3係合部と上記第1係合部との係合を案内する案内切欠部が設けられているのが好ましい。
この構成では、上記第1帯片に設けられたスリットに上記連結帯に設けられたスリットが係合する際に、上記連結帯が案内切欠部によって第1帯片に案内される。したがって、連結帯による一対の第1帯片同士の連結作業がより一層容易になる。
(25)上記第1帯片及び第2帯片のうち少なくとも一方は、上記本体シートの両側縁に左右対称に配置されているのが好ましい。
この構成では、ユーザは、第1帯片と連結帯並びに第2帯片同士を簡単に連結させることができる。具体的には、ユーザは、第2帯片同士を頭部の真後ろに配置し上下に交差させるようにして両者を簡単に連結することができる。また、ユーザは、第1帯片同士を頭部の真後ろに配置し、これに連結帯を重ね合わせるようにして、これらを簡単に連結させることができる。
(26)上記第1帯片の長手方向に沿って複数の第1係合部が並設されているのが好ましい。
この構成では、各第1帯片は、複数箇所で連結帯と連結される。したがって、ユーザは、自己の頭部のサイズに合わせて第1帯片同士を適切な位置で連結帯と連結させることができる。
(27)上記第2帯片の長手方向に沿って複数の第2係合部が並設されているのが好ましい。
この構成では、第2帯片同士は複数箇所で連結される。したがって、ユーザは、上記顔面と本体シートとの間に形成される隙間の大きさを調整することができる。
(28)上記第1帯片及び第2帯片の少なくともいずれか一方は、上記本体シートの側縁に直交する方向に対して2°以上8°以下の角度で当該本体シートと交差しているのが好ましい。
この構成では、第2帯片が本体シートに対して上記角度で交差することにより、連結された第2帯片がユーザの額に沿うことができる。一方、第1帯片が本体シートに対して上記角度で交差することにより、ユーザが第1帯片を頭部に巻き回す作業が一層簡単になり、連結帯との連結作業も簡単になる。上記角度は、5°に設定されるのが好ましい。
(29)上記本体シートは、上記側縁に沿って折曲線が形成されているのが好ましい。
フェイスシールドが顔面に装着されるとき、本体シートは、顔面に沿って湾曲することが好ましい。第2帯片同士及び第1帯片同士が連結される際に、本体シートは所定の力で湾曲するように引っ張られる。上記構成では、本体シートが湾曲する方向に引っ張られると、上記折曲線に沿って本体シートの側縁近傍が折り曲げられる。これにより、本体シートは、顔面に沿って滑らかに湾曲することができる。
(30)上記本体シートの下端部に上記側縁に沿う折曲線が形成されているのが好ましい。
この構成では、本体シートは、より湾曲しやすくなり、顔面に綺麗に沿って配置され得る。
この考案に係るフェイスシールドは、紙製の本体シートと樹脂フィルムとから構成されるので、きわめて軽量で製造コストが大幅に低減されると共に、使用後にいわゆる通常の紙ゴミとして廃棄することができる。
図1は、本考案の第1の実施形態に係るフェイスシールド10の前方外観斜視図である。 図2は、フェイスシールド10の後方斜視図である。 図3は、フェイスシールド10の平面図である。 図4は、図3におけるIV−矢視図である。 図5は、図3の要部拡大図である。 図6は、本発明の第2の実施形態に係るフェイスシールド80の平面図である。 図7は、図6におけるVII −矢視図である。 図8は、図6における要部拡大図である。 図9は、本考案の第3の実施形態に係るフェイスシールド110の平面図である。 図10は、図9におけるX−矢視図である。 図11は、図9の要部拡大図である。 図12は、本考案の第3の実施形態に係る連結帯78の正面図である。
以下、本考案の好ましい実施形態が、適宜図面が参照されつつ説明される。なお、本実施の形態は、本考案に係るフェイスシールドの一態様にすぎず、本考案の要旨を変更しない範囲で実施態様が変更されてもよいことは言うまでもない。
<第1の実施形態>
図1は、本考案の第1の実施形態に係るフェイスシールド10の使用状態における前方外観斜視図である。図2は、フェイスシールド10の使用状態における後方斜視図である。これらの図は、フェイスシールド10が組み立てられた状態を示す。図3は、フェイスシールド10の平面図であり、組立て前の状態を示している。図4は、図3におけるIV−矢視図である。ただし、図4は、フェイスシールド10の構造を示すために模式的に描かれている。
このフェイスシールド10は、主として紙(本実施形態ではボール紙)から構成されており、製品として図3が示す形状に成形され、ユーザが後述の要領で組み立てることにより図1及び図2が示す立体的形状となる。このフェイスシールド10の特徴とするところは、紙製であることから、使用後にいわゆる紙ゴミとして簡単に廃棄される点、軽量で使い易く、コスト安価に製造され得る点である。
図3及び図4が示すように、このフェイスシールド10は、本体シート11と、長帯片12(特許請求の範囲に記載された「他方の長帯片」に相当)と、長帯片13(特許請求の範囲に記載された「一方の長帯片」に相当)と、短帯片14(特許請求の範囲に記載された「他方の短帯片」に相当)と、短帯片15(特許請求の範囲に記載された「一方の短帯片」に相当)と、これらに積層された樹脂フィルム16(特許請求の範囲に記載された「透光性樹脂フィルム」に相当)とを有する。本体シート11、長帯片12、13及び短帯片14、15は、一体的に形成され、上記ボール紙からなる。もっとも、本体シート11に対して長帯片12、13及び短帯片14、15が接着されていてもよい。
本体シート11は、ユーザの顔面を覆う程度のサイズである。本実施形態では、本体シート11は、略矩形状を呈し、下部17が滑らかに下方に膨出している。一例として、本体シートの左右方向19の寸法は300mm、上下方向29の寸法は290mmである。もっとも、本体シート11の外形形状は特に限定されるものではない。
本体シート11の上縁18は、左右方向19に真直に延びている。上縁18の両端に連続して一方側縁20及び他方側縁21が下方に延びている。本実施形態では、上縁18に対して両側縁20、21が略直交している。本体シート11の下縁22は、左右方向19に沿って延び、両側縁20、21を接続している。下縁22は、下方に滑らかに湾曲しており、これにより、本体シート11の下部17が下方に膨出している。
本体シート11の中央部に開口23が設けられている。この開口23は、本体シート11が切り欠かれることにより形成される。本実施形態では、本体シート11が上記上縁18、両側縁20、21及び下縁22に沿って切り欠かれることにより、上記開口23が形成されている。開口23の形状は特に限定されるものではないが、ユーザがフェイスシールド10を着用した場合に、開口23を通じて外部が視認することができる形状であればよい。一例として、開口23の左右方向19の寸法は230mm、上下方向29の寸法は200mmである。なお、本実施形態では、開口23の隅部24〜27に面取加工が施されており、いわゆるアール面が形成されている。もっとも、このような面取加工は省略され得る。
本体シート11の一方側縁20及び他方側縁21に沿って折曲線28が形成されている。折曲線28の位置は、両側縁20、21の近傍であればよいが、本実施形態では、一方側縁20及び他方側縁21から内側に17mmの位置である。後述のようにフェイスシールド10が組み立てられる際に、図1及び図2が示すように、本体シート11が折曲線28に沿って屈曲され、後方へ折り曲げられるようになっている。
図3及び図4が示すように、長帯片12は、矩形の帯状を呈する。本実施形態では、長帯片12は、本体シート11の一方側縁20に連続して外方(図3において右側)へ突出している。本実施形態では、長帯片12の長さは220mm、幅寸法は、47mmである。もっとも、長帯片12の形状は矩形に限定されるものではなく、帯状であればよい。
図5は、図3の要部拡大図であり、長帯片12の先端部30の構造を示している。
図3及び図5が示すように、長帯片12の先端部30に3つのスリット31〜33が形成されている。各スリット31〜33は、図5が示すように、長帯片12の下縁34から上縁35側に向かって延びている。各スリット31〜33の長さLは、本実施形態では20mmに設定されているが、特に限定されるものではない。3つのスリット31〜33は、長帯片12の長手方向に沿って一定の間隔Sで並んでいる。この間隔Sは、本実施形態では20mmに設定されているが、他の寸法に設定されてもよい。本実施形態では3つのスリット31〜33が設けられているが、スリットの数は特に限定されず、単一のスリットが設けられていてもよい。また、スリット31〜33は、等間隔Sで並んでいるが、長帯片12の長手方向に沿って並設されていればよい。
長帯片12の下縁34とスリット31〜33との境界部36〜38(特許請求の範囲に記載された「縁部」に相当)に、切欠部39〜41が設けられている。各切欠部39〜41は、長帯片12の下縁34が斜めにカットされることにより形成される。なお、この切欠部39〜41は省略され得る。
長帯片13(図3参照)は、長帯片12と同様に矩形の帯状を呈し、本体シート11と一体的に形成されている。本実施形態では、長帯片13は、本体シート11に対して長帯片12と左右対称に配置されている。図3が示すように、長帯片12、13と本体シート11との境界に折曲線45が形成されている。後述のようにフェイスシールド10が組み立てられる際に、長帯片12、13は、本体シート11に対して折曲線45に沿って屈曲され、後方へ折り曲げられるようになっている。長帯片13にスリット42〜44が設けられている。各スリット42〜44の構成及び長帯片13における位置は、長帯片12に設けられたスリット31〜33と同様である。ただし、スリット31〜33が長帯片12の下縁34から上縁35に向かって延びているのに対して(図5参照)、スリット42〜44は、長帯片13の上縁46から下縁47に向かって延びている。したがって、長帯片12は、下縁34側に切欠部39〜41が設けられているのに対して、長帯片13は、上縁46側に切欠部48〜50が設けられている。これら切欠部48〜50の形状は、上記切欠部39〜41と同様である。
長帯片12、13は、それぞれ、本体シート11の側縁20、21に対して交差している。具体的には、各側縁20、21に直交する方向に対して角度θを成すように交差している。本実施形態では、θ=5°(degree)に設定されている。角度θは、2°〜8°の範囲で適宜設定され得るが、長帯片12、13が上記側縁20、21に直交していてもよい。
図3が示すように、短帯片14は、矩形の帯状を呈する。本実施形態では、短帯片14は、本体シート11の一方側縁20に連続して外方(図3において右側)へ突出している。本実施形態では、短帯片14の長さは150mm、幅寸法は、40mmである。もっとも、短帯片14の形状は矩形に限定されるものではなく、帯状であればよい。
短帯片14の先端部54に3つのスリット51〜53が形成されており、各スリット51〜53に連続するように切欠部55〜57が設けられている。各スリット51〜53は、短帯片14の下縁58から上縁59に向かって延びている。これら各スリット51〜53及び各切欠部55〜57は、長帯片12に形成されたスリット31〜33及び切欠部39〜41と同様である。したがって、各スリット51〜53及び切欠部55〜57の説明は省略される。
短帯片15は、短帯片14と同様に矩形の帯状を呈し、本体シート11と一体的に形成されている。本実施形態では、短帯片15は、本体シート11に対して短帯片14と左右対称に配置されている。図3が示すように、短帯片14、15と本体シート11との境界に折曲線60が形成されている。後述のようにフェイスシールド10が組み立てられる際に、短帯片14、15は、本体シート11に対して折曲線60に沿って屈曲され、後方へ折り曲げられるようになっている。この折曲線60は、上記折曲線45と連続している。短帯片15にスリット61〜63が設けられている。各スリット61〜63の構成及び短帯片15における位置は、短帯片14に設けられたスリット51〜53と同様である。ただし、スリット51〜53が短帯片14の下縁58から上縁59に向かって延びているのに対して、スリット61〜63は、短帯片15の上縁65から下縁66に向かって延びている。したがって、短帯片14は、下縁58側に切欠部55〜57が設けられているのに対して、短帯片15は、上縁65側に切欠部67〜69が設けられている。これら切欠部67〜69の形状は、上記切欠部55〜57と同様である。
本実施形態では、短帯片14は、長帯片12と平行に配置され、短帯片15は、長帯片13と平行に配置されている。もっとも、これらは互いに平行に配置されていなくてもよい。本実施形態では、短帯片14と長帯片12との間、及び短帯片15と長帯片13との間に隙間は形成されていないが、一定の隙間が形成されていてもよい。要するに、長帯片12、13は、短帯片14、15と隣接して配置されていればよい。
図3及び図4が示すように、本体シート11、長帯片12、13及び短帯片14、15を覆うように樹脂フィルム16が積層されている。本実施形態では、樹脂フィルム16は、ポリプロピレン(PP:PolyproPylene)あるいはポリエチレンテレフタレート(PET:PolyEthylene Terephthalate)の薄肉フィルムから構成されている。樹脂フィルム16の肉厚寸法は、25μm〜100μmである。本実施形態では、樹脂フィルム16は、本体シート11、長帯片12、13及び短帯片14、15の全体を覆っているが、少なくとも本体シート11の開口23が閉塞されていればよい。なお、本体シート11、長帯片12、13及び短帯片14、15は、たとえばトムソン型を用いた加工により製造され、樹脂フィルム16を積層する加工は、既知のPP加工やラミネート加工が採用され得る。
<フェイスシールド10の使用要領>
ユーザは、フェイスシールド10を次の要領にて組み立てて使用する。製品としてのフェイスシールド10は、図3が示す形態にて製造される。ユーザは、本体シート11を手に取り、図1及び図2が示すように、短帯片14、15を後方(本体シート11の裏側)へ回り込ませ、互いに連結させる。このとき、本実施形態では、短帯片14が上方から短帯片15に重ねられ、各短帯片14、15に設けられたスリット52、62同士が係合する。これにより、本体シート11及び短帯片14、15が環状に形成される。ユーザは、短帯片14、15を額に当接させた状態で、長帯片12、13同士を頭部に沿って巻き回す。ユーザは、長帯片12を上方から長帯片13に重ねるようにして、スリット31とスリット42を係合させる。これにより、長帯片12、13が連結され、フェイスシールド10がユーザの頭部に固定される。上記短帯片14、15がユーザの額に当接することにより、ユーザの顔面と本体シート11との間に隙間が形成され、この隙間を空けて本体シート11がユーザの顔面の前に配置される。本体シート11の開口23は、樹脂フィルム16により覆われているので、ユーザは、飛沫やウイルスの付着を防止しつつ上記開口23を通じて外部を視認することができる。
このように、フェイスシールド10は、紙製の本体シート11、長帯片12、13及び短帯片14、15と、樹脂フィルム16とから構成されるので、きわめて軽量であり、ユーザにとって使いやすい。しかも、製造コストが大幅に低減されると共に、フェイスシールド10は、使用後にいわゆる通常の紙ゴミとして廃棄することができる。加えて、本体シート11は紙からなるので、本体シート11の表面に様々な模様等が容易に印刷され得るという利点がある。
本実施形態では、長帯片12、13が本体シート11に対して左右対称に配置され(図3参照)、スリット42〜44が長帯片13の上縁46から下縁47側に向かって延び、スリット39〜41が長帯片12の下縁34から上縁35側に向かって延びている。これにより、ユーザは、頭部の真後ろで長帯片12、13を上下に交差させるようにして容易に連結させることができる。
本実施形態では、各短帯片14、15に設けられたスリット52、62が係合し、各長帯片13に設けられたスリット31、42が係合しているが、ユーザの頭部のサイズに応じて他のスリット同士が係合され得る。
本実施形態では、上記各スリット31等に切欠部39等が連続しているので、長帯片12、13が連結される際、及び短帯片14、15が連結される際に、各切欠部39がスリット同士の係合を案内する。したがって、長帯片12、13並びに短帯片14、15の連結作業が一層容易になる。
本実施形態では、短帯片14、15が本体シート11に対して左右対称に配置され、スリット61〜63が短帯片15の上縁65から下縁66側に向かって延び、スリット51〜53が短帯片14の下縁58から上縁59側に向かって延びている。これにより、ユーザは、短帯片14、15を上下に交差させるようにして容易に連結させることができる。
本実施形態では、長帯片12、13及び短帯片14、15は、本体シート11に対して前述のように角度θで交差している。これにより、連結された短帯片14、15がユーザの額に沿うことができ、ユーザーが長帯片12、13を頭部に巻き回す作業が一層簡単になる。
フェイスシールド10が顔面に装着されるとき、本体シート11は、顔面に沿って湾曲することが好ましい。短帯片14、15及び長帯片12、13が連結される際に、本体シート11は所定の力で引っ張られ、図1及び図2が示すように湾曲する。本実施形態では、本体シート11に折曲線28及び折曲線45、60が形成されているので、短帯片14、15及び長帯片12、13が本体シート11に対して容易に折り曲げられ、本体シート11の側縁20、21の近傍が簡単に折り曲げられる。その結果、本体シート11は、顔面に沿って滑らかに湾曲することができ、ユーザは、良好な装着感を得られる。
<第2の実施形態>
図6は、本発明の第2の実施形態に係るフェイスシールド80の平面図である。同図は、図1と同様にフェイスシールド80の組立て前の状態を示している。図7は、図6におけるVII −矢視図であり、フェイスシールド80の構造を示すために模式的に描かれている。図8は、図6における要部拡大図である。
本実施形態に係るフェイスシールド80が上記第1の実施形態に係るフェイスシールド10と異なるところは、次の3点である。
(1)長帯片82、83及び短帯片84、85の長さが、それぞれ、フェイスシールド10の長帯片12、13及び短帯片14、15の長さよりも短く設計されている点、
(2)フェイスシールド10の長帯片12、13に設けられたスリット31〜33及びスリット42〜44(図3参照)が、それぞれ、長帯片12の下縁34から上縁3に向かって及び長帯片13の上縁46〜下縁47に向かって延びているのに対し、長帯片82、83は、図6及び図8が示すような上下方向に延びるスリット対100が設けられている点、
(3)長帯片82、83にそれぞれ2つのスリット対100が設けられ、短帯片84、85にそれぞれ2つスリット51、52及びスリット61、62が設けられている点、である。
なお、その他の構成については、上記第1の実施形態に係るフェイスシールド10と同様であるので、図6〜図8において同一の符合が付され、その説明が省略される。
図6及び図8が示すように、長帯片82(特許請求の範囲に記載された「他方の長帯片」に相当)の先端部81にスリット101、102(特許請求の範囲に記載された「第2スリット」に相当)及びスリット102、103(特許請求の範囲に記載された「第3スリット」に相当)が形成されている。なお、前述のように、本実施形態では、短帯片84(特許請求の範囲に記載された「他方の短帯片」に相当)及び短帯片85(特許請求の範囲に記載された「一方の短帯片」に相当)に上記スリット51、52及びスリット61、62が設けられているが、各スリット51、52、61、62は、特許請求の範囲に記載された「第1スリット」に相当する。
スリット101、103及びスリット102、104が上記スリット対100を構成している。各スリット103、104は、図8が示すように、長帯片82の下縁87から上縁86側に向かって延びている。各スリット101〜104の長さLは、本実施形態では10mmに設定されているが、特に限定されるものではない。スリット103、104は、長帯片82の長手方向に沿って一定の間隔Sで並んでいる。この間隔Sは、本実施形態では20mmに設定されているが、他の寸法に設定されてもよい。スリット101、102は、長帯片82の上縁86から下縁87側に向かって延びている。スリット101、102は、長帯片82の長手方向に沿って上記一定の間隔Sで並んでいる。したがって、スリット101、103及びスリット102、104は、それぞれ、同一線上で対向している。もっとも、スリット101、103及びスリット102、104が、同一線上に配置されていなくてもよい。本実施形態では2つのスリット対100が設けられているが、スリット対100の数は特に限定されない。また、スリット対100は、等間隔Sで並んでいるが、長帯片82の長手方向に沿って並設されていればよい。
長帯片82の下縁87とスリット103、104との境界部88、89(特許請求の範囲に記載された「縁部」に相当)に、切欠部90、91が設けられている。各切欠部90、91は、長帯片82の下縁34が山形にカットされることにより形成される。長帯片82の上縁86とスリット101、102との境界部92、93(特許請求の範囲に記載された「縁部」に相当)に、切欠部97、98が設けられている。各切欠部90、91、97、98は、長帯片82の下縁87及び上縁86が山形にカットされることにより形成される。なお、これら切欠部90、91、97、98は省略され得る。
長帯片83(図3参照)は、長帯片82と同様に矩形の帯状を呈し、本体シート11と一体的に形成されている。本実施形態では、長帯片83は、本体シート11に対して長帯片82と左右対称に配置されている。したがって、長帯片83にも、上記スリット104〜104及び切欠部90、91、97、98が形成されている。
<フェイスシールド80の使用要領>
ユーザは、フェイスシールド80を次の要領にて組み立てて使用する。製品としてのフェイスシールド80は、図6が示す形態にて製造される。ユーザは、予め長帯片82、83同士をたとえば輪ゴム等の弾性帯により連結する。具体的には、輪ゴムが長帯片82、83のスリット101、103(図8参照)に引っかけられる。これにより、本体シート11及び長帯片82、83が弾性的に拡縮可能な環状に形成される。
ユーザは、本体シート11を手に取り、フェイスシールド10と同様に(図1及び図2参照)、短帯片84、85を後方(本体シート11の裏側)へ回り込ませ、互いに連結させる。短帯片84、85を連結させる要領は、フェイスシールド10と同様である。ユーザは、短帯片84、85を額に当接させた状態で、上記環状を成す長帯片82、83を頭部に嵌め合わせる。上記輪ゴムが弾性的に伸びるので、ユーザは、頭部のサイズに拘わらず容易に長帯片82、83を頭部に嵌め合わせることができる。その結果、輪ゴムの緊迫力によって本体シート11がユーザの顔面の前に固定される。上記短帯片84、85がユーザの額に当接することにより、ユーザの顔面と本体シート11との間に隙間が形成され、この隙間を空けて本体シート11がユーザの顔面の前に配置される。本体シート11の開口23は、樹脂フィルム16により覆われているので、ユーザは、飛沫やウイルスの付着を防止しつつ上記開口23を通じて外部を視認することができる。
このように、フェイスシールド80は、上記フェイスシールド10と同様に、紙製の本体シート11、長帯片82、83及び短帯片84、85と、樹脂フィルム16とから構成されるので、きわめて軽量であり、ユーザにとって使いやすい。しかも、製造コストが大幅に低減されると共に、フェイスシールド80は、使用後にいわゆる通常の紙ゴミとして廃棄することができる。加えて、本体シート11は紙からなるので、本体シート11の表面に様々な模様等が容易に印刷され得るという利点がある。
本実施形態では、長帯片82、83が本体シート11に対して左右対称に配置されるので(図6参照)、フェイスシールド80がユーザの頭部に装着されたとき、頭部の真後ろに輪ゴムが配置される。したがって、ユーザにとって装着感に優れるという利点がある。しかも、上記スリット対100は(図8参照)、スリット101、103が同一線上に並び、スリット102、104が同一線上に並ぶように構成されているので、輪ゴムを長帯片82、83に装着する作業が容易になる。
本実施形態では、スリット対100が長帯片82、83の長手方向に沿って並設されているから、長帯片82、83に対する輪ゴムの位置が調整される。したがって、ユーザは、自己の頭部のサイズに合わせて長帯片82、83を適切な位置で連結させることができる。
本実施形態では、上記各スリット101〜104に、それぞれ切欠部97、98、90、91が連続しているので、輪ゴムが各スリット101〜104に係合する際の案内部として機能する。すなわち、ユーザは、輪ゴムを簡単に長帯片82、83に引っかけることができる。
上記フェイスシールド10と同様に、短帯片84、85が本体シート11に対して左右対称に配置され、スリット61、62が短帯片85の上縁65から下縁66側に向かって延び、スリット51、52が短帯片84の下縁58から上縁59側に向かって延びている。これにより、ユーザは、短帯片84、85を上下に交差させるようにして容易に連結させることができる。
上記フェイスシールド10と同様に、長帯片82、83及び短帯片84、85は、本体シート11に対して前述のように角度θで交差している。これにより、連結された短帯片84、85がユーザの額に沿うことができ、長帯片82、83も頭部に沿って巻回される。
本実施形態においても、フェイスシールド10と同様に、短帯片84は、長帯片82と平行に配置され、短帯片85は、長帯片83と平行に配置されている。もっとも、これらは互いに平行に配置されていなくてもよい。本実施形態では、短帯片84と長帯片82との間、及び短帯片85と長帯片83との間に隙間は形成されていないが、一定の隙間が形成されていてもよい。要するに、長帯片82、83は、短帯片84、85と隣接して配置されていればよい。
フェイスシールド80が顔面に装着されるとき、本体シート11は、顔面に沿って湾曲することが好ましい。短帯片84、85及び長帯片82、83が連結される際に、本体シート11は所定の力で引っ張られ、フェイスシールド10と同様に(図1及び図2参照)湾曲する。本体シート11に折曲線28及び折曲線45、60が形成されているので、短帯片84、85及び長帯片82、83が本体シート11に対して容易に折り曲げられ、本体シート11の側縁20、21の近傍が簡単に折り曲げられる。その結果、本体シート11は、顔面に沿って滑らかに湾曲することができ、ユーザは、良好な装着感を得られる。
<第3の実施形態>
図9は、本考案の第3の実施形態に係るフェイスシールド110の平面図である。図10は、図9におけるX−矢視図である。図10は、フェイスシールド110の構造を示すために模式的に描かれている。本実施形態に係るフェイスシールド110は、第1の実施形態に係るフェイスシールド10と同様の要領で使用される(図1及び図2参照)。
本実施形態に係るフェイスシールド110が第1の実施形態に係るフェイスシールド10と異なるところは、上記フェイスシールド10では、長帯片12と長帯片13とが重なり合うことにより両者が連結されていたのに対し、フェイスシールド110では、下帯片112と下帯片113との間に、紙製の連結帯78(図12参照)が介在され、この連結帯78により一対の下帯片112、113同士が連結されるようになっている点である。以下、詳述される。
フェイスシールド110は、主として紙(本実施形態ではボール紙)から構成されており、製品として図9が示す形状に成形される。ユーザが後述の要領で組み立てることにより、フェイスシールド110は、第1の実施形態(図1及び図2参照)と同様に立体的形状を呈する。このフェイスシールド110も上記フェイスシールド10と同様に紙製であることから、使用後にいわゆる紙ゴミとして簡単に廃棄され、軽量で使い易く、コスト安価に製造され得る。
図9及び図10が示すように、このフェイスシールド110は、本体シート111と、下帯片112(特許請求の範囲に記載された「他方の第1帯片」に相当)と、下帯片113(特許請求の範囲に記載された「一方の第1帯片」に相当)と、上帯片114(特許請求の範囲に記載された「他方の第2帯片」に相当)と、上帯片115(特許請求の範囲に記載された「一方の第2帯片」に相当)と、これらに積層された樹脂フィルム116(特許請求の範囲に記載された「透光性樹脂フィルム」に相当)と、連結帯78(図12参照)を有する。本体シート111、下帯片112、113及び上帯片114、115は、一体的に形成される。本体シート111、下帯片112、113及び上帯片114、115並びに連結帯78は、上記ボール紙からなる。もっとも、下帯片112、113及び上帯片114、115が本体シート111と別体として構成され、本体シート111に対して接着されていてもよい。
本体シート111の外形サイズは、第1の実施形態に係るフェイスシールド10と同様にユーザの顔面を覆う程度のサイズである。本実施形態では、本体シート111は、略矩形状を呈し、下部17が滑らかに下方に膨出している。一例として、本体シートの左右方向19の寸法は270mm、上下方向29の寸法は255mmである。もっとも、本体シート111の外形形状は特に限定されるものではない。
本体シート111の上縁118は、左右方向19に真直に延びている。上縁118の両端に連続して一方側縁120及び他方側縁121が下方に延びている。本実施形態では、上縁118に対して両側縁120、121が略直交している。本体シート111の下縁122は、左右方向19に沿って延び、両側縁120、121を接続している。下縁122は、下方に滑らかに湾曲しており、これにより、本体シート111の下部117が下方に膨出している。
本体シート111の中央部に開口123が設けられている。この開口123は、本体シート111が切り欠かれることにより形成される。本実施形態では、本体シート111が上記上縁118、両側縁120、121及び下縁122に沿って切り欠かれることにより、上記開口123が形成されている。開口123の形状は特に限定されるものではないが、ユーザがフェイスシールド110を着用した場合に、開口123を通じて外部が視認することができる形状であればよい。一例として、開口123の左右方向19の寸法は200mm、上下方向29の寸法は180mmである。なお、本実施形態では、開口123の隅部124〜127に面取加工が施されており、いわゆるアール面が形成されている。もっとも、このような面取加工は省略され得る。
本体シート111の一方側縁120及び他方側縁121に沿って折曲線128が形成されている。折曲線128の位置は、両側縁120、121の近傍であればよいが、本実施形態では、一方側縁120及び他方側縁121から内側に17mmの位置である。本体シート111の下部117の中央部(特許請求の範囲に記載された「下端部」に相当)に一対の折曲線77が形成されている。この折曲線77は、上記一方側縁120及び他方側縁121に沿って延びている。折曲線77は、左右対称に配置されており、一対の折曲線77のスパンは30mmに設定されている。もっとも、折曲線77の数は特に限定されず、単一の折曲線77が設けられていてもよいし、3つ以上の折曲線77が設けられていてもよい。後述のようにフェイスシールド110が組み立てられる際に、本体シート111が折曲線77、128に沿って屈曲され、後方へ折り曲げられるようになっている。
図9及び図10が示すように、下帯片112は、矩形の帯状を呈する。本実施形態では、下帯片112は、本体シート111の一方側縁120に連続して外方(図9において右側)へ突出している。本実施形態では、下帯片112の長さは115mm、幅寸法は45mmである。もっとも、下帯片112の形状は矩形に限定されるものではなく、帯状であればよい。
図11は、図9の要部拡大図である。同図は、下帯片112の先端部130及び上帯片114の先端部154の構造を示している。
図9及び図11が示すように、下帯片112の先端部130に2つのスリット131、132が形成されている。各スリット131、132は、図11が示すように、下帯片112の下縁134から上縁135側に向かって延びている。ただし、各スリット131、132は、下帯片112の上縁135から下縁134側に向かって延びていてもよい。各スリット131、132の長さLは、本実施形態では20mmに設定されているが、特に限定されるものではない。各スリット131、132は、下帯片112の長手方向に沿って一定の間隔Sで並んでいる。この間隔Sは、本実施形態では20mmに設定されているが、他の寸法に設定されてもよい。本実施形態では2つのスリット131、132が設けられているが、スリットの数は特に限定されず、単一のスリットが設けられていてもよい。3つ以上のスリットが設けられる場合、各スリットは等間隔Sで並設される。ただし、各スリットが等間隔Sで配置されなくても、下帯片112の長手方向に沿って並設されていればよい。
下帯片112の下縁134とスリット131、132との境界部136、137(特許請求の範囲に記載された「縁部」に相当)に、切欠部139、140(特許請求の範囲に記載された「案内切欠部」に相当)が設けられている。各切欠部139、140は、下帯片112の下縁134が斜めにカットされることにより形成される。なお、この切欠部139、140は省略され得る。
下帯片113(図9参照)は、下帯片112と同様に矩形の帯状を呈し、本体シート111と一体的に形成されている。本実施形態では、下帯片113は、本体シート111に対して下帯片112と左右対称に配置されている。図9が示すように、下帯片112、113と本体シート111との境界に折曲線145が形成されている。後述のようにフェイスシールド110が組み立てられる際に、下帯片112、113は、本体シート111に対して折曲線145に沿って屈曲され、後方へ折り曲げられるようになっている。
下帯片113にスリット142、143が設けられている。各スリット142、143の構成及び下帯片113における位置は、下帯片112に設けられたスリット131、132と同様である。ただし、スリット131、132が下帯片112の下縁134から上縁135に向かって延びているのに対して(図11参照)、スリット142、143は、下帯片113の上縁146から下縁147に向かって延びている。したがって、下帯片112は、下縁134側に切欠部139、140が設けられているのに対して、下帯片113は、上縁146側に切欠部148、149(特許請求の範囲に記載された「案内切欠部」に相当)が設けられている。これら切欠部148、149の形状は、上記切欠部139、140と同様である。もっとも、スリット142、143が、下帯片113の下縁147から上縁146側に向かって延びていてもよい。その場合、切欠部148、149は、下縁147側に設けられる。
下帯片112及び下帯片113は、それぞれ、本体シート111の一方側縁120及び他方側縁121に対して交差している。具体的には、各側縁120、121に直交する方向に対して角度θを成すように交差している。本実施形態では、θ=5°(degree)に設定されている。角度θは、2°〜8°の範囲で適宜設定され得るが、下帯片112、113が、それぞれ、上記側縁120、121に直交していてもよい。
図9及び図11が示すように、上帯片114は、矩形の帯状を呈する。本実施形態では、上帯片114は、本体シート111の一方側縁120に連続して外方(図9において右側)へ突出している。本実施形態では、上帯片114の長さは下帯片112と同様である。ただし、両者が同じ長さでなくてもよい。本実施形態では、上帯片114の幅寸法は40mmである。ただし、この幅寸法は、特に限定されるものではなく、下帯片112の幅寸法と同様に設計されてもよい。上帯片114の形状は矩形に限定されるものではなく、帯状であればよい。
上帯片114の先端部154に2つのスリット151、152が形成されており、各スリット151、152に連続するように切欠部155、156(特許請求の範囲に記載された「案内切欠部」に相当)が設けられている。各スリット151、152は、図11が示すように、上帯片114の下縁158から上縁159側に向かって延びている。
各スリット151、152の長さPは、本実施形態では14mmに設定されているが、特に限定されるものではない。各スリット151、152は、上帯片114の長手方向に沿って一定の間隔Sで並んでいる。本実施形態では、この間隔Sは、上記スリット131、132の間隔Sと同様に20mmに設定されているが、特に限定されるものではない。本実施形態では2つのスリット151、152が設けられているが、スリットの数は特に限定されず、単一のスリットが設けられていてもよい。下帯片112、113と同様に、3つ以上のスリットが設けられる場合、各スリットは等間隔Sで並設される。ただし、各スリットが等間隔Sで配置されなくても、上帯片114の長手方向に沿って並設されていればよい。
上帯片114の下縁158とスリット151、152との境界部186、187(特許請求の範囲に記載された「縁部」に相当)に、切欠部155、156が設けられている。各切欠部155、156は、上帯片114の下縁158が斜めにカットされることにより形成される。各スリット151、152及び各切欠部155、156のサイズは、特に限定されるものではなく、下帯片112に形成されたスリット131、132及び切欠部139、140と同様に設計されてもよい。なお、上記切欠部155、156は省略され得る。
上帯片115は、上帯片114と同様に矩形の帯状を呈し、本体シート111と一体的に形成されている。本実施形態では、上帯片115は、本体シート111に対して上帯片114と左右対称に配置されている。図9が示すように、上帯片114、115と本体シート111との境界に折曲線160が形成されている。後述のようにフェイスシールド110が組み立てられる際に、上帯片114、115は、本体シート111に対して折曲線160に沿って屈曲され、後方へ折り曲げられるようになっている。この折曲線160は、上記折曲線145と連続している。
上帯片115にスリット161、162が設けられている。各スリット161、162の構成及び上帯片115における位置は、上帯片114に設けられたスリット151、152と同様である。ただし、スリット151、152が上帯片114の下縁158から上縁159に向かって延びているのに対して、スリット161、162は、上帯片115の上縁165から下縁166に向かって延びている。したがって、上帯片114は、下縁158側に切欠部155、156が設けられているのに対して、上帯片115は、上縁165側に切欠部167、168(特許請求の範囲に記載された「案内切欠部」に相当)が設けられている。これら切欠部167、168の形状は、上記切欠部155、156と同様である。
本実施形態では、上帯片114は、下帯片112と平行に配置され、上帯片115は、下帯片113と平行に配置されている。もっとも、これらは互いに平行に配置されていなくてもよい。本実施形態では、上帯片114と下帯片112との間、及び上帯片115と下帯片113との間に隙間は形成されていないが、一定の隙間が形成されていてもよい。要するに、下帯片112、113は、上帯片114、115と隣接して配置されていればよい。
図9及び図10が示すように、本体シート111、下帯片112、113及び上帯片114、115を覆うように樹脂フィルム116が積層されている。本実施形態では、樹脂フィルム116は、ポリプロピレン(PP:PolyproPylene)あるいはポリエチレンテレフタレート(PET:PolyEthylene Terephthalate)の薄肉フィルムから構成されている。樹脂フィルム116の肉厚寸法は、25μm〜100μmである。本実施形態では、樹脂フィルム116は、本体シート111、下帯片112、113及び上帯片114、115の全体を覆っているが、少なくとも本体シート111の開口123が閉塞されていればよい。なお、本体シート111、下帯片112、113及び上帯片114、115は、たとえばトムソン型を用いた加工により製造され、樹脂フィルム116を積層する加工は、既知のPP加工やラミネート加工が採用され得る。
図12は、連結帯78の正面図である。
連結帯78は、本体シート111と同様に主として紙(本実施形態ではボール紙)から構成されており、同図が示すように細長矩形状を呈する。もっとも、連結帯78の外形形状は矩形に限定されるものではなく、要するに帯状に形成されていればよい。連結帯78は、本体シート111と同様に、たとえばトムソン型を用いた加工により製造される。この連結帯78の表面及び裏面の少なくともいずれか一方に、本体シート111と同様に樹脂フィルム116(図9参照)が積層されていてもよい。なお、この加工は、既知のPP加工やラミネート加工が採用され得る。この連結帯78も本体シート111と同様に紙製であることから、フェイスシールド110の使用後にいわゆる紙ゴミとして簡単に廃棄され得る。
連結帯78の長さTは適宜設計され得るが、本実施形態では、337mmに設定されている。連結帯798の幅Dも適宜設計され得るが、本実施形態では、45mmに設定されている。連結帯78の一端部180に4つのスリット181〜184が形成されている。各スリット181〜184は、同図が示すように、連結帯78の下縁189から下縁188側に向かって延びている。ただし、各スリット181〜184は、上記上縁188から下縁189側に向かって延びていてもよい。同様に、連結帯78の他端部170に4つのスリット171〜174が形成されている。各スリット171〜174は、同図が示すように、連結帯78の上縁188から下縁189側に向かって延びている。ただし、各スリット171〜174は、上記下縁189から上縁188側に向かって延びていてもよい。
スリット171〜174及びスリット181〜184の長さ及びスパンは、上記下帯片112に設けられたスリット131、132の長さl及びスパンSと同様である。ただし、これに限定されるものではない。本実施形態では、連結帯78の一端部180及び他端部170にそれぞれ4つのスリット181〜184、171〜174が設けられているが、スリットの数は特に限定されず、一端部180及び他端部170にそれぞれ単一のスリットが設けられていてもよい。スリット181〜184、スリット171〜174は等間隔Sで並んでいるが、これに限定されることはなく、連結帯78の長手方向に沿って並設されていればよい。
連結帯78の下縁189とスリット181〜184との境界部に、切欠部191〜194(特許請求の範囲に記載された「案内切欠部」に相当)が設けられている。各切欠部191〜194は、連結帯78の下縁189が斜めにカットされることにより形成されている。他方、連結帯78の上縁188とスリット171〜174との境界部に、切欠部195〜198(特許請求の範囲に記載された「案内切欠部」に相当)が設けられている。各切欠部191〜194は連結帯78の下縁189が斜めにカットされることにより、各切欠部195〜198は連結帯78の上縁188が斜めにカットされることにより形成される。各切欠部191〜198は、上記下帯片112に設けられた切欠部139、148と同様の形状である。なお、この切欠部191〜198は省略され得る。
<フェイスシールド110の使用要領>
ユーザは、フェイスシールド110を次の要領にて組み立てて使用する。製品としてのフェイスシールド110は、図9及び図12が示す形態にて製造される。ユーザは、本体シート111を手に取り、上帯片114、115を後方(本体シート111の裏側)へ回り込ませ、互いに連結させる(図1及び図2参照)。このとき、本実施形態では、上帯片114が上方から上帯片115に重ねられ、各上帯片114、115に設けられたスリット151、161同士が係合される。もっとも、ユーザの頭部のサイズに合わせて、スリット152、162同士が係合されてもよい。これにより、本体シート111及び上帯片114、115が環状に形成される。
ユーザは、上帯片114、115を額に当接させた状態で、下帯片112、113を頭部に沿って巻き回す。ユーザは、連結帯78を手に取り、その一端部180を下帯片112と係合させ、連結帯78の他端部170を下帯片113と係合させる。このとき、連結帯78の表面あるいは裏面に樹脂フィルム116が積層されている場合は、この樹脂フィルム116が露出するように連結帯78が下帯片112、113に対して配置される。本実施形態では、連結帯78のスリット171〜174が下帯片113のスリット142、143と係合し、連結帯78のスリット181〜184が下帯片112のスリット139、140と係合する。これにより、フェイスシールド110がユーザの頭部に固定される。なお、前述のように、下帯片112、113が頭部に沿って巻き回された状態で両者が連結帯78によって連結されてもよいし、予め連結帯78によって下帯片112、113が連結された状態でフェイスシールド110が頭部に装着されてもよい。
上記上帯片114、115がユーザの額に当接することにより、ユーザの顔面と本体シート111との間に隙間が形成され、この隙間を空けて本体シート111がユーザの顔面の前に配置される。本体シート111の開口123は、樹脂フィルム116により覆われているので、ユーザは、飛沫やウイルスの付着を防止しつつ上記開口123を通じて外部を視認することができる。
このように、フェイスシールド110は、紙製の本体シート111、下帯片112、113及び上帯片114、115と、樹脂フィルム116と、紙製の連結帯78から構成されるので、きわめて軽量であり、ユーザにとって使いやすい。しかも、製造コストが大幅に低減されると共に、フェイスシールド110は、使用後にいわゆる通常の紙ゴミとして廃棄することができる。加えて、本体シート111は紙からなるので、本体シート111や連結帯78の表面に様々な模様等が容易に印刷され得るという利点がある。
本実施形態では、上帯片114、115同士は、互いに重ね合わせられ、スリット151、152とスリット161、162とが適宜係合することにより連結されるから、上帯片114、115同士を連結させる作業が容易である。本実施形態では、図9が示すように、上記スリット151、152、161、162に連続して切欠部155、156、167、168が設けられているので、上帯片114、115同士が重ね合わされる際に、上帯片114が上帯片115に相対的に案内される。したがって、上帯片114、115同士の連結作業が一層容易になる。
下帯片112、113同士は、スリット139、140及びスリット142、143と連結帯78に設けられたスリット181〜184及びスリット171〜174とが適宜係合することにより簡単に連結される。したがって、フェイスシールド110を頭部に固定する作業も容易である。本実施形態では、上記スリット139、140、142、143並びにスリット181〜184及びスリット171〜174にに連続して切欠部139、140、148、149並びに切欠部191〜194及び切欠部171〜174が設けられているので、下帯片112、113と連結帯78とが重ね合わされる際に、連結帯78が下帯片112、113に相対的に案内される。したがって、下帯片112、113同士の連結作業が一層容易になる。
本実施形態では、下帯片112、113が本体シート111に対して左右対称に配置されている。したがって、ユーザは、下帯片112、113を頭部の真後ろに配置し、これに連結帯78を重ね合わせるようにするだけで、簡単に下帯片112、113同士を連結させることができる。また、上帯片114、115が本体シート111に対して左右対称に配置されている。したがって、ユーザは、上帯片114、115を頭部の真後ろに配置し、上下に交差させるようにするだけで、簡単に上帯片114、115同士を連結させることができる。
本実施形態では、下帯片112及び下帯片113の長手方向に沿って、それぞれスリット139、140及びスリット142、143が並設されているので、下帯片112、113同士は、複数箇所で連結帯78と連結される。したがって、ユーザは、自己の頭部のサイズに合わせて下帯片112、113同士を適切な位置で連結させることができる。同様に、上帯片114及び上帯片115の長手方向に沿って、それぞれスリット151、152及びスリット161、162が並設されているので、上帯片114、115同士は、複数箇所で連結される。したがって、ユーザは、顔面と本体シート111との間に形成される隙間の大きさを調整することができる。
本実施形態では、下帯片112、113及び上帯片114、115は、本体シート111に対して前述のように角度θで交差している。これにより、連結された上帯片114、115がユーザの額に沿うことができ、ユーザーが下帯片112、113を頭部に巻き回す作業が一層簡単になる。
フェイスシールド110が顔面に装着されるとき、本体シート111は、顔面に沿って湾曲することが好ましい。上帯片114、115が連結される際、並びに下帯片112、113が連結帯78を介して連結される際に、本体シート111は所定の力で引っ張られて湾曲する(図1参照)。本実施形態では、本体シート111に折曲線128及び折曲線77並びに折曲線145、160が形成されているので、上帯片114、115及び下帯片112、113が本体シート111に対して容易に折り曲げられ、本体シート111の側縁120、121の近傍及び本体シート111の下部117が簡単に折り曲げられる。その結果、本体シート111は、顔面に沿って滑らかに湾曲することができ、ユーザは、良好な装着感が得られる。
10・・・フェイスシールド
11・・・本体シート
12・・・長帯片
13・・・長帯片
14・・・短帯片
15・・・短帯片
16・・・樹脂フィルム
20・・・一方側縁
21・・・他方側縁
23・・・開口
28・・・折曲線
30・・・先端部
31・・・スリット
32・・・スリット
33・・・スリット
34・・・下縁
35・・・上縁
36・・・境界部
37・・・境界部
38・・・境界部
39・・・切欠部
40・・・切欠部
41・・・切欠部
42・・・スリット
43・・・スリット
44・・・スリット
45・・・折曲線
46・・・上縁
47・・・下縁
48・・・切欠部
49・・・切欠部
50・・・切欠部
51・・・スリット
52・・・スリット
53・・・スリット
54・・・先端部
55・・・切欠部
56・・・切欠部
57・・・切欠部
58・・・下縁
59・・・上縁
60・・・折曲線
61・・・スリット
62・・・スリット
63・・・スリット
64・・・スリット
65・・・上縁
66・・・下縁
67・・・切欠部
68・・・切欠部
69・・・切欠部
80・・・フェイスシールド
81・・・先端部
82・・・長帯片
83・・・長帯片
84・・・短帯片
85・・・短帯片
86・・・上縁
87・・・下縁
88・・・境界部
89・・・境界部
90・・・切欠部
91・・・切欠部
92・・・境界部
93・・・境界部
100・・・スリット対
101・・・スリット
102・・・スリット
103・・・スリット
104・・・スリット
110・・・フェイスシールド
111・・・本体シート
112・・・下帯片
113・・・下帯片
114・・・上帯片
115・・・上帯片
116・・・樹脂フィルム
120・・・一方側縁
121・・・他方側縁
123・・・開口
128・・・折曲線
130・・・先端部
131・・・スリット
132・・・スリット
134・・・下縁
135・・・上縁
136・・・境界部
137・・・境界部
139・・・切欠部
140・・・切欠部
142・・・スリット
143・・・スリット
145・・・折曲線
146・・・上縁
147・・・下縁
148・・・切欠部
149・・・切欠部
151・・・スリット
152・・・スリット
154・・・先端部
155・・・切欠部
156・・・切欠部
158・・・下縁
159・・・上縁
160・・・折曲線
161・・・スリット
162・・・スリット
165・・・上縁
166・・・下縁
167・・・切欠部
168・・・切欠部
170・・・他端部
171・・・スリット
172・・・スリット
173・・・スリット
174・・・スリット
180・・・他端部
181・・・スリット
182・・・スリット
183・・・スリット
184・・・スリット
186・・・境界
187・・・境界
188・・・上縁
189・・・下縁
191・・・切欠部
192・・・切欠部
193・・・切欠部
194・・・切欠部
195・・・切欠部
196・・・切欠部
197・・・切欠部
198・・・切欠部

Claims (30)

  1. 頭部に装着され顔面を覆うフェイスシールドであって、
    外部を臨む開口が設けられ且つ当該開口を覆う透光性樹脂フィルムが積層された紙製の本体シートと、
    本体シートの両側縁に外方に突出するように一体的に延設された紙製の長帯片と、
    長帯片に隣接して、本体シートの両側縁に外方に突出するように一体的に延設された紙製の短帯片とを有し、
    上記各長帯片及び各短帯片は、それぞれが互いに重なり合うことにより着脱自在に係合するためのスリットを備えているフェイスシールド。
  2. 上記長帯片は上記本体シートの両側縁に左右対称に配置されており、
    一方の長帯片に設けられたスリットは、当該長帯片の上縁から下縁側に向かって延び、他方の長帯片に設けられたスリットは、当該長帯片の下縁から上縁側に向かって延びている請求項1に記載のフェイスシールド。
  3. 上記長帯片の長手方向に沿って複数のスリットが並設されている請求項1又は2に記載のフェイスシールド。
  4. 上記長帯片の縁部に上記スリットに連続する切欠部が設けられている請求項1から3のいずれかに記載のフェイスシールド。
  5. 上記短帯片は上記本体シートの両側縁に左右対称に配置されており、
    一方の短帯片に設けられたスリットは、当該短帯片の上縁から下縁側に向かって延び、他方の短帯片に設けられたスリットは、当該短帯片の下縁から上縁側に向かって延びている請求項1から4のいずれかに記載のフェイスシールド。
  6. 上記短帯片の長手方向に沿って複数のスリットが並設されている請求項1から5のいずれかに記載のフェイスシールド。
  7. 上記短帯片の縁部に上記スリットに連続する切欠部が設けられている請求項1から6のいずれかに記載のフェイスシールド。
  8. 上記長帯片及び短帯片の少なくともいずれか一方は、上記本体シートの側縁に直交する方向に対して2°以上8°以下の角度で当該本体シートと交差している請求項1から7のいずれかに記載のフェイスシールド。
  9. 上記本体シートは、上記側縁に沿って折曲線が形成されている請求項1から8のいずれかに記載のフェイスシールド。
  10. 頭部に装着され顔面を覆うフェイスシールドであって、
    外部を臨む開口が設けられ且つ当該開口を覆う透光性樹脂フィルムが積層された紙製の本体シートと、
    本体シートの両側縁に外方に突出するように一体的に延設された紙製の長帯片と、
    長帯片に隣接して、本体シートの両側縁に外方に突出するように一体的に延設された紙製の短帯片と、
    上記各短帯片は、互いに重なり合うことにより着脱自在に係合するための第1スリットを有し、
    上記長帯片は、当該長帯片の上縁から下縁側に向かって延びる第2スリット及び当該長帯片の下縁から上縁側に向かって延びる第3スリットを有するフェイスシールド。
  11. 上記長帯片は上記本体シートの両側縁に左右対称に配置されており、
    上記第2スリット及び第3スリットは、同一線上で対向配置されている請求項10に記載のフェイスシールド。
  12. 上記第2スリット及び第3スリットがスリット対を構成し、当該スリット対が当該長帯片の長手方向に沿って並設されている請求項10又は11に記載のフェイスシールド。
  13. 上記長帯片の縁部に上記第2スリット及び第3スリットに連続する切欠部が設けられている請求項10から12のいずれかに記載のフェイスシールド。
  14. 上記短帯片は上記本体シートの両側縁に左右対称に配置されており、
    一方の短帯片に設けられた第1スリットは、当該短帯片の上縁から下縁側に向かって延び、他方の短帯片に設けられた第1スリットは、当該短帯片の下縁から上縁側に向かって延びている請求項10から13のいずれかに記載のフェイスシールド。
  15. 上記短帯片の長手方向に沿って複数の第1スリットが並設されている請求項10から14のいずれかに記載のフェイスシールド。
  16. 上記短帯片の縁部に上記第1スリットに連続する切欠部が設けられている請求項10から15のいずれかに記載のフェイスシールド。
  17. 上記長帯片及び短帯片の少なくともいずれか一方は、上記本体シートの側縁に直交する方向に対して2°以上8°以下の角度で当該本体シートと交差している請求項10から16のいずれかに記載のフェイスシールド。
  18. 上記本体シートは、上記側縁に沿って折曲線が形成されている請求項10から17のいずれかに記載のフェイスシールド。
  19. 頭部に装着され顔面を覆うフェイスシールドであって、
    外部を臨む開口が設けられ且つ当該開口を覆う透光性樹脂フィルムが積層された紙製の本体シートと、
    本体シートの両側縁に外方に突出するように一体的に延設され、第1係合部が設けられた紙製の第1帯片と、
    本体シートの両側縁に上記第1帯片に隣接して外方に突出するように一体的に延設され、互いに重なり合うことにより着脱自在に係合する第2係合部が設けられた紙製の第2帯片と、
    上記第1係合部に着脱自在に係合する第3係合部が設けられ、上記第1帯片同士を連結する連結帯とを備えているフェイスシールド。
  20. 上記第1係合部及び第2係合部は、それぞれ、第1帯片及び第2帯片に形成されたスリットであり、上記第3係合部は、上記第1係合部と係合するスリットであり、
    一方の第2帯片に設けられたスリットは、当該第2帯片の上縁から下縁側に向かって延び、他方の第2帯片に設けられたスリットは、当該第2帯片の下縁から上縁側に向かって延びている請求項19に記載のフェイスシールド。
  21. 上記一方の第1帯片に設けられた第1係合部は、当該第1帯片の上縁から下縁側に向かって延びるスリットであり、他方の第1帯片に設けられた第1係合部は、当該第1帯片の下縁から上縁側に向かって延びるスリットであり、
    上記第3係合部は、当該連結帯の一端部の下縁から上縁側に向かって延びるスリット及び当該連結帯の他端部の上縁から下縁側に向かって延びるスリットからなる上記請求項19又は20に記載のフェイスシールド。
  22. 上記第1帯片の縁部に、上記第1係合部に連続し且つ当該第1係合部と上記第3係合部との係合を案内する案内切欠部が設けられている請求項19から21のいずれかに記載のフェイスシールド。
  23. 上記第2帯片の縁部に、上記第2係合部に連続し且つ当該第2係合部同士の係合を案内する案内切欠部が設けられている請求項19から22のいずれかに記載のフェイスシールド。
  24. 上記連結帯の縁部に、上記第3係合部に連続し且つ当該第3係合部と上記第1係合部との係合を案内する案内切欠部が設けられている請求項19から23のいずれかに記載のフェイスシールド。
  25. 上記第1帯片及び第2帯片のうち少なくとも一方は、上記本体シートの両側縁に左右対称に配置されている請求項19から24のいずれかに記載のフェイスシールド。
  26. 上記第1帯片の長手方向に沿って複数の第1係合部が並設されている請求項19から25のいずれかに記載のフェイスシールド。
  27. 上記第2帯片の長手方向に沿って複数の第2係合部が並設されている請求項19から26のいずれかに記載のフェイスシールド。
  28. 上記第1帯片及び第2帯片の少なくともいずれか一方は、上記本体シートの側縁に直交する方向に対して2°以上8°以下の角度で当該本体シートと交差している請求項19から27のいずれかに記載のフェイスシールド。
  29. 上記本体シートは、上記側縁に沿って折曲線が形成されている請求項19から28のいずれかに記載のフェイスシールド。
  30. 上記本体シートの下端部に上記側縁に沿う折曲線が形成されている請求項19から29のいずれかに記載のフェイスシールド。


JP2020003077U 2020-06-23 2020-07-23 フェイスシールド Active JP3228595U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020002464 2020-06-23
JP2020002464 2020-06-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3228595U true JP3228595U (ja) 2020-11-05

Family

ID=73014744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020003077U Active JP3228595U (ja) 2020-06-23 2020-07-23 フェイスシールド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3228595U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111819864B (zh) 用于可拆卸地附接至头戴式耳机的头带的头带罩
KR102413814B1 (ko) 일회용 마스크
EP2484235B1 (en) Mask
KR20140038428A (ko) 마스크
JP2011182810A (ja) マスク
KR20160124584A (ko) 입체형 접이식 방진 마스크 및 그 제조방법
JP3228595U (ja) フェイスシールド
JP4864376B2 (ja) マスク
JP6262367B2 (ja) サンバイザー
JP4372638B2 (ja) 立体マスク
JP3228349U (ja) フェイスガード
KR20200141024A (ko) 일회용 마스크
JP3227440U (ja) フェイスシールドに転用可能なクリアファイル
JP2021183725A (ja) フェイスシールド及びフェイスシールドの製造方法
JP2021177017A (ja) 顔保護具
JP5357386B2 (ja) ヘルメット用内装体
JP3231236U (ja) フェイスガード
JP2021177006A (ja) フェイスガード
JP3955905B2 (ja) 簡易マスク
JP2014143774A (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ及びワイヤハーネス
JP2008150744A (ja) ヘルメット用内装体の係止装置
KR200494368Y1 (ko) 항균 마스크
US10238549B2 (en) Method for producing disposable worn article
JP3243107U (ja) フェイスシールド
JP6824542B2 (ja) マスク

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3228595

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150