JP3228492U - 板海苔細断用シュレッダー - Google Patents

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大山 剛
剛 大山
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株式会社曙産業
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Abstract

【課題】食卓にて手軽にかつ必要量だけ板海苔を細断可能な板海苔細断用シュレッダーを提供する。【解決手段】板海苔細断用シュレッダー1は、細断ユニット2と、細断ユニット2を収納する収納ケース3とを備える。収納ケース3は、海苔挿入口41が設けられた第1カバー4と、海苔排出口が設けられた第2カバー5とを備える。第1・第2カバー4、5は、収納ケース3を開閉自在にするよう互いに係合し、かつ、細断ユニット2を収納ケース3から出し入れ自在に保持する。細断ユニット2や第1・第2カバー4、5が樹脂製である。細断ユニット2は、一対を成す第1・第2軸棒6、7を備える。第1・第2軸棒6、7には、軸方向に離間しかつ外周上に第1・第2刃63、73が付いた第1・第2円形板62、72が設けられる。第2円形板72は、その一部が軸方向において隣接する第1円形板62、62間に入り込むよう配置されている。【選択図】図1

Description

本考案は、調理器具に関し、詳しくは、食卓にて手軽に板海苔を細断するための器具に関するものである。
(一般に入手可能な板海苔)
店先で販売される板海苔の多くは、定形サイズのものが一定枚数だけ封入されている。
また、上述の定形の板海苔に比して品揃えや流通量は少ないものの、さらに細かく切断された刻み海苔も市販されている。
(一般家庭での刻み海苔の需要)
ところで、一般家庭では、ざる蕎麦、ちらし寿司、お茶漬けなどの料理を調理する際にその料理のトッピングとして刻み海苔が必要となることが多い。しかしながら、一般家庭には、種々の料理に対応可能な市販の定形の板海苔が常備されていることは多いが、用途が限定的な刻み海苔まで用意されていることは少ない。
(刻み海苔が無い場合の対処)
この状況に対処するには、どこの家庭にでもある料理用鋏で定形の板海苔を細断する事が考えられるが、調理の手間が一層増えてしまうし、個々の切断片を所望サイズに均一に細断していくことも思った以上に骨の折れる作業である。このような事情も反映してか、出来上がった細断片は、丁寧に切断されず、サイズもばらばらになってしまうことが多い。
(市販の刻み海苔を使用する場合の不具合)
なお、上述の状況を解消するのに市販の刻み海苔を購入して使用することも勿論可能ではあるが、市販品は、通常、一回分の調理量に適合しないため、余った分は保管しなければならない。そして、次回使用する際には湿気ってしまい、本来の触感を味わえなくなってしまう不都合を生じる。さらに問題なのは、市販の刻み海苔は、通常、製造上の加工の手間から、市販の定形板海苔よりも値段が高くついてしまうことである。
こうした事情に鑑み、本考案者は、定形の板海苔から刻み海苔を簡単に作り出せる調理器具を提供することを開始し、鋭意検討の末、不要紙などの廃棄に通常使用されるシュレッダーの基本的機構を採用しつつも、食卓調理に上手く適合した特徴・構造を付与することで、本考案の調理器具を完成するに至った。
なお、通常、シュレッダーと呼ばれる製品は、不要紙の細断を目的とした事務用機器である。例えば、手軽で持ち運びしやすい事務用シュレッダーには特許文献1,2が挙げられる。また、食品工場などへの利用が考えられる業務用シュレッダーには特許文献3,4が挙げられる。
しかしながら、これらの先行技術は一般家庭での食品(特に、板海苔)の調理に使用されるものでは無い。なお、市販の板海苔の細断を目的とした調理器具として、複数対の金属製鋏刃が連続的に設置された調理バサミが市販されている(非特許文献1を参照)。
しかしながら、この調理器具の鋏刃の各対は分解不能であるため、使用後に海苔片残留物が器具内に留まり易く、器具を洗浄しても残留物を確実に洗い落とすことができない虞がある。また、この種の製品の鋏刃は、通常、3〜5対程度であるため、一回の鋏の開閉操作で細断できる刻み海苔の数量は限定的であるため、何度も鋏の開閉操作を繰り返す必要があり、ユーザーによっては難儀或いは手間だと感じる虞がある。
登実第3073753号公報 特開2001−246277号公報 実公平04−035117号公報 特開2006−067811号公報
"彩創 きざみ海苔ばさみ(5枚刃)"、ファミリーキッチンのホームページ、[令和2年6月16日検索]、インターネット<http://www.kitchen-tool.com/goods_HB-655.html>
このような事情から本考案は、一般家庭の食卓にて、手軽にかつ必要な量だけ板海苔を細断するための調理器具を提供することを目的とする。
すなわち、本考案は、例えば、次の構成・特徴を採用するものである。
(態様1)
細断ユニットと、
前記細断ユニットを収納する収納ケースと、
を備えた板海苔細断用シュレッダーであって、
前記収納ケースは、海苔挿入口が設けられた第1カバーと、海苔排出口が設けられた第2カバーとを備え、
第1・第2カバーは、前記収納ケースを開閉自在にするよう互いに係合し、かつ、前記細断ユニットを前記収納ケースから出し入れ自在に保持すること
を特徴とする板海苔細断用シュレッダー。
(態様2)
前記細断ユニットが樹脂製であること
を特徴とする態様1に記載の板海苔細断用シュレッダー。
(態様3)
第1・第2カバーは、互いに分離可能に係合し、かつ、樹脂製であること
を特徴とする態様1又は2に記載の板海苔細断用シュレッダー。
(態様4)
前記細断ユニットは、一対を成す第1・第2軸棒を備え、
第1・第2軸棒には、軸方向に離間しかつ外周上に第1・第2刃が付いた第1・第2円形板が設けられ、
第2円形板は、その一部が軸方向において隣接する第1円形板間に入り込むよう配置されていること
を特徴とする態様1〜3のいずれかに記載の板海苔細断用シュレッダー。
(態様5)
第1軸棒の基端には回転ハンドルが設けられ、かつ、第1軸棒の遠端には駆動ギアが設けられ、
第2軸棒の遠端には、前記駆動ギアに噛み合い、かつ、第1軸棒の回転を第2軸棒に伝達する従動ギアが設けられていること
を特徴とする態様4に記載の板海苔細断用シュレッダー。
(態様6)
第1カバーは、第1・第2軸棒の第1・第2円形板の断面に対応した円弧断面を有し、第1・第2円形板の円周からの距離を一定に保つこと
を特徴とする態様4又は5に記載の板海苔細断用シュレッダー。
本考案の板海苔細断用シュレッダーによれば、食卓にて手軽にかつ必要量だけ板海苔を細断することが可能となる。
本考案の好適な態様の板海苔細断用シュレッダーによれば、収納ケースを構成する第1・第2カバーや細断ユニットが樹脂で作られているために、本器具を使用後に丸洗いすることができ、本器具を清潔に保つことができる。また、刃も樹脂製であるため、細断ユニットを分解する際や洗う際も怪我の恐れも無く、安全である。
本考案の好適な態様の板海苔細断用シュレッダーによれば、第1カバーが第1・第2軸棒の第1・第2円形板断面に対応した円弧断面を有し、第1・第2円形板の円周からの距離を一定(最小隙間)に保つために、第1カバーの挿入口から導入された板海苔は収納ケース内で詰まることが無い。そして、収納ケース内の板海苔は、第1・第2軸棒の間にスムーズに案内・切断されて、排出口から細断された多数の海苔片が落下するようになる。
また、本考案の好適な態様の板海苔細断用シュレッダーによれば、回転ハンドルで細断ユニットを簡単に操作・駆動できるため、一枚の板海苔を極めて短時間で連続的に細断でき、手が疲れることもない。
上方向から観察したシュレッダーの斜視図及び分解斜視図である。 下方向から観察したシュレッダーの斜視図及び分解斜視図である。 収納ケースの斜視図及び第1・第2軸棒の斜視図である。 細断ユニットの平面図、正面図、右側面図及び左側面図、並びに開いた状態及び閉じた状態の収納ケースの側面図である。 細断ユニット内部を通過していく板海苔の状態を示した断面図である。 本考案のシュレッダーの使用方法及び使用状態を説明した図である。 本考案のシュレッダーの使用方法及び使用状態を説明した図である。 本考案のシュレッダーにより細断された海苔片(刻み海苔)及びその幅及び長さを示した図である。
以下、本考案の板海苔細断用シュレッダー1(以下、単に「シュレッダー」とも呼ぶ。)を図面に示す実施例に基づき説明するが、本考案は、下記の具体的な実施例に何等限定されるものではない。なお、各図において同一又は対応する要素には同一符号を用いる。
(板海苔細断用シュレッダーの全体構成)
図1(a)に、本考案のシュレッダー1(組付け状態)の斜視図を示し、図1(b)に構成部材毎に分解した状態の分解斜視図を示す。図1(a)及び(b)のいずれも斜め上方からシュレッダー1を観察した図である。一方、図2(a)及び(b)も同様に、シュレッダー1の斜視図及び分解斜視図であるが、いずれも斜め下方から観察した図である。
本考案のシュレッダー1は、主に、細断ユニット2と、この細断ユニット2を収納する収納ケース3と、から構成される。
(収納ケースの構造)
収納ケース3は、海苔挿入口41が設けられた第1カバー4と、海苔排出口51(図2(a)及び(b)参照)が設けられた第2カバー5と、を備える。海苔挿入口41は第1カバー4の幅方向中央に配置され、その長手方向に10〜15cm程度だけ延びたスリット開口部である。海苔排出口51は第2カバー5の幅方向中央に配置され、その長手方向に10〜15cm程度だけ延びた開口部である。なお、海苔排出口51には、部分的に、後述する櫛状軸受部8の一部が露出する。
(第1・第2カバーによる収納ケースの開閉機構)
第1・第2カバー4,5は、互いに分離可能に係合して収納ケース3を開閉可能にする。本実施例では第1カバー4の幅方向の一縁にはヒンジ用孔を区画するヒンジ用枠42が2箇所設けられ、第2カバー5の幅方向の一縁には上述のヒンジ用孔に入り込める寸法を有したヒンジ用凸部52が2箇所設けられている(図2(b)参照)。
(第1・第2カバーの枢動)
以上の構成を有しかつ夫々独立した第1・第2カバー4,5を上下に向き合わせると、ヒンジ用凸部52がヒンジ用枠42に係合して一つのヒンジHの役割を果たすようになる。より具体的には、図4(e)に示すように、このヒンジHを基点として、第2カバー5に対して第1カバー4が90°回転した状態(つまり、収納ケース3が開いた開放状態)になるように第1・第2カバー4,5を相対移動(枢動)できる。この開放状態にしておけば、収納ケース3内部の細断ユニット2の使用状態も確認できるし、細断ユニット2を構成する一部又は全部を出し入れ自在になる。
また、図4(f)に示すように、このヒンジHを基点として、第1カバー4が第2カバー5にぴたりと向かい合って当接した状態(つまり、収納ケース3が閉じた閉鎖状態)になるように第1・第2カバー4,5を相対移動(枢動)することもできる。なお、図3(a)及び(b)は、閉鎖した状態の収納ケース3のみを斜め上方から観察した斜視図及びこれを斜め下方から観察した斜視図を示す。
(第1・第2カバー同士の係止・固定構造)
一方、第1カバー4の幅方向の他縁には枢動アーム43が設けられている。枢動アーム43は、その長手方向の両端に内側に向かって突出した枢動ピン44を介して第1カバー4に枢動自在に取り付けられている。また、枢動アーム43の内壁の一部には固定用凹部45が2箇所設けられている。他方、第2カバー5の幅方向の他縁には、枢動アーム43の固定用凹部45に対応した位置の2箇所に、固定用凹部45に係合可能な固定用凸部53が設けられている。
これにより、収納ケース3が閉じた閉鎖状態にある第1・第2カバー4,5は、枢動アーム43を枢動させて固定用凹部45に固定用凸部53を係合させることにより、互いに固定され、収納ケース3として確実に一体化するようになる。
(構成部品の材質)
次に、本考案のシュレッダー1に適した材質についても言及する。先ず、細断ユニット2(より好適には、これらの構成部品の全て)が樹脂製であることが好ましい。なお、公知の事務用シュレッダーでは通常、金属製の細断ユニットが使用されるが、以下の理由から樹脂材料の採用が望ましい。すなわち、本器具の細断対象は食品たる板海苔10である。そして、衛生上の懸念から本器具を使用した後は毎回、細断ユニット2に付着した細断残留物(海苔片)を洗い落すことが望ましい。
本考案のシュレッダー1は、開閉可能な収納ケース3から細断ユニット2だけを取り出すことが容易であるため、これだけを洗浄し、細断残留物を洗い落とすことも可能である。
同様の理由から、細断ユニット2以外の構成部材、例えば、第1・第2カバー4,5も樹脂製であることが好ましい。これにより、本器具の全ての構成部品を分離して、食洗器等を利用して個々に洗浄・乾燥することができる。洗浄後の清潔な各構成部品は上述のような係合構造を有しているため、容易にシュレッダー1として組付けられ、操作することができるようになる。
(細断ユニットの構造)
次に、本考案の細断ユニット2の詳細な構造についても言及する。細断ユニット2は、図3(c),(d)及び図4(a)〜(d)に示すように、一対を成す第1・第2軸棒6,7を備える。第1・第2軸棒6,7には、夫々、軸方向に延びた一本の第1・第2軸体61,71が形成される。
第1・第2軸体61,71は櫛状軸受部8に回転可能に着座する。また、第1・第2軸体61,71の基端は、収納カバー3の通し孔31を通して収納ケース3の外部に突出し、後述の回転ハンドル9が接続される。通し孔31は、第1・第2カバー4,5が組付けられた際に、第1・第2カバー4,5に形成された同寸法の半円開口部46,56が向き合うことで形成される。一方、第1・第2軸体61,71の遠端は、図1(b)及び図2(b)に示すように、第1・第2カバー4,5の内側に設置された遠端軸受板47,57の半円開口部48,58に枢支される。
これらの第1・第2軸体61,71には、夫々、軸方向に一定間隔Pで離間した第1・第2円形板62,72が多数枚、連続的に設けられる。第1・第2円形板62,72の外周上には、板海苔10を切断するための第1・第2刃63,73が付いている。図示の例では、第1・第2円形板62,72の外周上に、第1・第2刃63,73が1つだけ形成されているが、必ずしもこの例に限定されない。また、図示の例では、第1・第2刃63,73は、径方向外側に先端(頂点)を有しかつ第1・第2円形板62,72に基端(底辺)が接続した三角板状を成す。
第1・第2円形板62,72は、第1・第2軸体61,71の径方向外側に拡張するように延びている。そして、隣接する第1・第2円形板62,72は互い違いに(又は相補的に)配置されている。具体的には、第2軸棒7の第2円形板72は軸方向において、該円形板72に隣接した第1軸棒6の第1円形板62,62間に配置されていることが好ましい。
さらに、第1軸棒6の基端には回転ハンドル9が設けられ、かつ、第1軸棒6の遠端には駆動ギア64が設けられる。一方、第2軸棒7の遠端には、駆動ギア64に噛み合い、かつ、第1軸棒6の回転を第2軸棒7に伝達する従動ギア74が設けられている。以上のように構成された細断ユニット2によれば、収納ケース3内に挿入された板海苔10の円滑な移動・細断が実現されるようになる。つまり、上述の回転式の本考案の調理器具であれば、従来のハサミ式の海苔細断器具に比べると、はるかに手が疲れないで済む。
第1カバー4は、第1・第2軸棒6,7の第1・第2円形板62,72の断面に対応した円弧断面を有し、第1・第2円形板62,72の外周からの距離を一定(例えば、2〜5mm程度の最小隙間)に保つことが好ましい。これにより、第1カバー4の海苔挿入口41から導入された板海苔10は収納ケース3内で詰まりにくくなる。そして、収納ケース3内の板海苔10は、第1・第2軸棒6,7の間に円滑に案内・切断されて、第2カバー5の海苔排出口51から細断された多数の海苔片(刻み海苔)11が落下するようになる。
なお、図5は、細断ユニット2内部を通過していく板海苔10の状態や細断ユニット2の動作の状態を示した断面図である。図5(a)は板海苔10を第1カバー4の海苔挿入口41に挿入する直前の状態を示し、図5(b)は回転ハンドル9を回動させることで、第1・第2軸棒6,7を回動させ、ひいては、第1・第2円形板62,72及び第1・第2刃63,73によって板海苔10を挟持・導引しながら切断していく状態を示し、図5(c)は、回転ハンドル9をさらに回動させることで、切断された海苔片11が海苔排出口51からその自重により落下する状態を示す。
以上のような構成の細断ユニット2により、板海苔10は、その幅方向には第1・第2円形板62,72の軸方向ピッチP(本実施例では等間隔、図4(a)を参照)にて切断される。一方、板海苔10は、長手方向(進行方向)には第1・第2刃63,73の位相距離C毎に切断される。なお、本実施例では、図4(g)に示すように、直径Dを有した第1・第2円形板62,72に第1・第2刃63,73が一箇所のみ設けられているため、回転により第1・第2刃63,73が板海苔10に接触するまでの距離は第1・第2円形板の円周一周の長さCである。
図8(c)は、板海苔10に細断ユニット2により細断される細断線を書き入れた板海苔10の平面図である。図示の例では軸方向ピッチP(つまり、刻み海苔11の幅)は約1〜5mm(好ましくは2〜3mm)であり、位相距離C(つまり、刻み海苔11の長さ)は約5〜10cm(好ましくは6〜7cm)である。
また、第1・第2円形板62,72への第1・第2刃63,73の形成位置を各円形板毎に変える(例えば、ずらす)ことで、海苔排出口51から排出される刻み海苔11は、軸方向に同時に落下せずに、ばらばらの(つまり、ずれた)タイミングで落下するようになる。
(シュレッダーの使用方法)
本考案のシュレッダー1の使い方は極めて簡単である。なお、図6,図7は、本考案のシュレッダー1の使用方法及び使用状態を説明した図(写真)である。
先ず、全ての構成部品を組付けた状態のシュレッダー1を用意する(図6(a)参照)。そして、第1カバー4の海苔挿入口41に板海苔10の一端側を差し込む(図6(b)参照)。板海苔10の一端が差し込まれたシュレッダー1を両手で持ち上げつつ、片方の手で回転ハンドル9を掴む(図6(c)参照)。回転ハンドル9の回転操作を続けることで、図7(a)及び(b)に示すように、板海苔10は収納ケース3内を上方から下方に移動していき、細断ユニット2にて細断され、細断された海苔片(刻み海苔)11が海苔排出口51から落下する。
なお、シュレッダー1の使用後は、枢動アーム43を外方向に枢動することでそのロック状態を解除して、図7(c)に示すように、第1・第2カバー4,5を分離し、残留物が付いた第1・第2軸棒6,7を取り出して、図示しないシンクや食洗器にて残留物を容易に洗い落すことができ、清潔に保つことができる。
本考案の板海苔細断用シュレッダーによれば、食卓にて手軽にかつ必要量だけ板海苔を細断することが可能となる。
本考案の好適な態様の板海苔細断用シュレッダーによれば、収納ケースを構成する第1・第2カバーや細断ユニットが樹脂で作られているために、本器具を使用後に丸洗いすることができ、本器具を清潔に保つことができる。また、刃も樹脂製であるため、細断ユニットを分解する際や洗う際も怪我の恐れも無く、安全である。
本考案の好適な態様の板海苔細断用シュレッダーによれば、第1カバーが第1・第2軸棒の第1・第2円形板断面に対応した円弧断面を有し、第1・第2円形板の円周からの距離を一定(最小隙間)に保つために、第1カバーの挿入口から導入された板海苔は収納ケース内で詰まることが無い。そして、収納ケース内の板海苔は、第1・第2軸棒の間にスムーズに案内・切断されて、排出口から細断された多数の海苔片が落下するようになる。
また、本考案の好適な態様の板海苔細断用シュレッダーによれば、回転ハンドルで細断ユニットを簡単に操作・駆動できるため、一枚の板海苔を極めて短時間で連続的に細断でき、手が疲れることもない。
このように本考案のシュレッダーは、産業上の利用価値及び産業上の利用可能性が非常に高い。
1 シュレッダー
2 細断ユニット
3 収納ケース
4,5 第1・第2カバー
6,7 第1・第2軸棒
8 櫛状軸受部
9 回転ハンドル
10 板海苔
11 海苔片(刻み海苔)
31 通し孔
41,51 海苔挿入口,海苔排出口
42,52 ヒンジ用枠,ヒンジ用凸部
43,44 枢動アーム,枢動ピン
46,48,56,58 半円開口部
47,57 遠端軸受板
45,53 固定用凹部,固定用凸部
61,71 第1・第2軸体
62,72 第1・第2円形板
63,73 第1・第2刃
64,74 駆動ギア,従動ギア
C 位相距離(刻み海苔の長さ,第1・第2円形板の円周長さ)
D 第1・第2円形板の直径
P 軸方向ピッチ(刻み海苔の幅)
H ヒンジ
(態様1)
細断ユニットと、
前記細断ユニットを収納する収納ケースと、
を備えた板海苔細断用シュレッダーであって、
前記収納ケースは、海苔挿入口が設けられた上側の第1カバーと、海苔排出口が設けられかつ第1カバーに向き合わされた下側の第2カバーと、第1・第2カバーを上下に開閉自在に係合するヒンジと、を備え、
第1・第2カバーは夫々、凹部断面を成し、
前記ヒンジにより第1・第2カバーを閉じた状態では、互いの前記凹部が対向して前記細断ユニットを前記収納ケース内に収納・保持するための収納空間を形成し、
前記ヒンジにより第1・第2カバーを開いた状態では、前記収納空間が露出して、前記収納ケースから前記細断ユニットを取り出し可能となること
を特徴とする板海苔細断用シュレッダー。
(態様2)
前記細断ユニットが樹脂製であること
を特徴とする態様1に記載の板海苔細断用シュレッダー。
(態様3)
第1・第2カバーは、樹脂製であり、かつ、
前記ヒンジは、第1・第2カバーの一方に設けられたヒンジ用枠と、第1・第2カバーの他方に設けられかつ前記ヒンジ用枠に着脱可能なヒンジ用凸部と、を備え、
前記ヒンジ用枠に前記ヒンジ用凸部を着脱することにより、前記ヒンジは、第1・第2カバーを分離可能に係合すること
を特徴とする態様1又は2に記載の板海苔細断用シュレッダー。
(態様4)
前記細断ユニットは、一対を成す第1・第2軸棒を備え、
第1・第2軸棒には、軸方向に離間しかつ外周上に第1・第2刃が付いた第1・第2円形板が設けられ、
第2円形板は、その一部が軸方向において隣接する第1円形板間に入り込むよう配置されていること
を特徴とする態様1〜3のいずれかに記載の板海苔細断用シュレッダー。
(態様5)
第1軸棒の基端には回転ハンドルが設けられ、かつ、第1軸棒の遠端には駆動ギアが設けられ、
第2軸棒の遠端には、前記駆動ギアに噛み合い、かつ、第1軸棒の回転を第2軸棒に伝達する従動ギアが設けられていること
を特徴とする態様4に記載の板海苔細断用シュレッダー。
(態様6)
第1カバーは、第1・第2軸棒の第1・第2円形板の断面に対応した円弧断面を有し、第1・第2円形板の円周からの距離を一定に保つこと
を特徴とする態様4又は5に記載の板海苔細断用シュレッダー。

Claims (6)

  1. 細断ユニットと、
    前記細断ユニットを収納する収納ケースと、
    を備えた板海苔細断用シュレッダーであって、
    前記収納ケースは、海苔挿入口が設けられた第1カバーと、海苔排出口が設けられた第2カバーとを備え、
    第1・第2カバーは、前記収納ケースを開閉自在にするよう互いに係合し、かつ、前記細断ユニットを前記収納ケースから出し入れ自在に保持すること
    を特徴とする板海苔細断用シュレッダー。
  2. 前記細断ユニットが樹脂製であること
    を特徴とする請求項1に記載の板海苔細断用シュレッダー。
  3. 第1・第2カバーは、互いに分離可能に係合し、かつ、樹脂製であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の板海苔細断用シュレッダー。
  4. 前記細断ユニットは、一対を成す第1・第2軸棒を備え、
    第1・第2軸棒には、軸方向に離間しかつ外周上に第1・第2刃が付いた第1・第2円形板が設けられ、
    第2円形板は、その一部が軸方向において隣接する第1円形板間に入り込むよう配置されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の板海苔細断用シュレッダー。
  5. 第1軸棒の基端には回転ハンドルが設けられ、かつ、第1軸棒の遠端には駆動ギアが設けられ、
    第2軸棒の遠端には、前記駆動ギアに噛み合い、かつ、第1軸棒の回転を第2軸棒に伝達する従動ギアが設けられていること
    を特徴とする請求項4に記載の板海苔細断用シュレッダー。
  6. 第1カバーは、第1・第2軸棒の第1・第2円形板の断面に対応した円弧断面を有し、第1・第2円形板の円周からの距離を一定に保つこと
    を特徴とする請求項4又は5に記載の板海苔細断用シュレッダー。
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