JP3228413B2 - シリアルデータ通信装置および通信方法 - Google Patents

シリアルデータ通信装置および通信方法

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JP3228413B2
JP3228413B2 JP30913598A JP30913598A JP3228413B2 JP 3228413 B2 JP3228413 B2 JP 3228413B2 JP 30913598 A JP30913598 A JP 30913598A JP 30913598 A JP30913598 A JP 30913598A JP 3228413 B2 JP3228413 B2 JP 3228413B2
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裕章 津田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルデータ通
信装置および通信方法に係わり、特に、シリアル通信に
おいて単方向のデータ出力伝送線とデータ入力伝送線を
使用し、マスタ側回路部からデータ出力伝送線に出力さ
れデータ送信期間中ハイレベルになる送信要求でスレー
ブ側回路部に送信要求を行い、スレーブ側回路部からデ
ータ入力伝送線を介して入力するクロック信号に同期し
てデータ出力伝送線にシリアルデータを出力するシリア
ルデータ通信装置および通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のシリアルデータ通信装置
の一例の装置接続例を示した図9(a)およびそのタイ
ミングチャートを示した図9(b)を参照すると、この
従来例の通信装置は一般に調歩同期式と呼ばれ、2本の
電送配線だけで同時に送受信を可能とするものである。
例えば、図9(a)および(b)をそれぞれ参照する
と、送信側のマスタ側回路部31と受信側のスレーブ側
回路部32とから構成され、マスタ側回路部31の送信
データTXDは、ひと固まりのデータの先頭にあるスタ
ートビットと呼ばれるロウレベル期間STBと送信デー
タ部分D0、‥‥、D7からなり、スタートビットのロ
ウレベル期間STBを基に、送受信双方のタイミング調
整を行っている。
【0003】一般に、シリアル通信では送受信要求時と
送受信実施時の間では時間的なタイミングのずれが生じ
る。すなわち、1つのデータに対する時間は送受信要求
が数クロックであるのに対し、送受信実施は十数クロッ
クから数十クロックを要する。
【0004】このタイミング調整の時、十数回から数十
回のクロックのカウントを行い、その後のビット切り替
え時もそのスタートビットのロウレベル期間STBに基
づいて行われる。そのため、通信装置の内部回路に用い
る動作クロックの十数倍から数十倍遅い速度でしか転送
できない。他の従来例における送受信装置の接続例を示
した図10(a)およびそのタイミングチャートを示し
た図10(b)を参照すると、この従来例は一般にクロ
ック同期式と呼ばれ、送信側のマスタ側回路部33と受
信側のスレーブ側回路部34とから構成され、マスタ側
回路部33のクロックSDKは、ひと固まりのクロック
の先頭にあるスタートビットのロウレベル期間STBと
送信データ部分A0、‥‥、A7、D0、‥‥、D7か
らなり、スタートビットのロウレベル期間STBを基
に、送受信双方のタイミング調整を行っている。
【0005】この例は、クロック信号SDKに同期させ
た高速なシリアル通信を可能としている。しかし、クロ
ック信号SDKのために専用伝送線を必要とするため、
送信用および受信用の伝送線を合わせると合計3本の伝
送線を必要とする。
【0006】さらに他の従来例における送受信装置の接
続例を示した図11(a)、そのタイミングチャートを
示した図11(b)を参照すると、この従来例は一般に
シリアルバスと呼ばれ、送信側のマスタ側回路部35と
受信側のスレーブ側回路部36および37と、伝送線S
CLおよびSDAを論理レベルのハイレベルにプルアッ
プする抵抗素子RL1,およびRL2とを備える。
【0007】この方式は、複数の装置間でのシリアル通
信が行えるが、クロック信号に同期させて装置選択のた
めのアドレスと送受信データを転送することによってシ
リアルデータ通信を行っている。しかし、クロック信号
用とデータ用の両端子ともに入出力可能な状態にしなく
てはならず、そのため入力時に端子が不定状態になるの
を防ぐためのプルアップ抵抗素子等のバスフローティン
グ防止回路を必要とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
シリアルデータ通信装置の調歩同期式では、タイミング
調整の時に、十数回から数十回のクロックのカウントを
行い、その後のビット切り替え時もそのスタートビット
のロウレベル期間STBに基づいて行われるので、通信
装置の内部回路に用いる動作クロックの十数倍から数十
倍遅い速度でしか転送できないという欠点がある。
【0009】一方、他のクロック同期式では、クロック
信号SDKのために専用伝送線を必要とするため、送信
用および受信用の伝送線を合わせると合計3本の伝送線
が必要になり伝送線の減少につながらないという欠点を
有する。
【0010】また、さらに他方のシリアルバス方式で
は、クロック信号用とデータ用の両端子ともに入出力可
能な状態にしなくてはならないため、データ入力時には
その端子が不定状態になるのを防ぐためのプルアップ抵
抗素子等のバスフローティング防止回路が必要という欠
点を有する。
【0011】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたものであり、単方向のデータ出力伝送線とデ
ータ入力伝送線を使用し、マスタ側回路部からデータ出
力伝送線に出力されデータ送信期間中ハイレベルになる
送信要求信号でスレーブ側回路部に送信要求を行い、ス
レーブ側回路部からデータ入力伝送線を介して入力する
クロック信号に同期してデータ出力伝送線にシリアルデ
ータを出力するシリアルデータ通信装置および通信方法
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のシリアルデータ
通信装置の特徴は、2本の伝送線による双方向のシリア
ルデータの送受信に用いるシリアルデータ通信装置にお
いて、前記2本の伝送線として単方向通信専用のデータ
出力伝送線および単方向通信専用のデータ入力伝送線を
それぞれ使用し、送信側のマスタ側回路部は、中央制御
装置から与えられるパラレルデータの入力に伴い前記マ
スタ側回路部内で発生され、かつマスタ側回路部自身を
送信モードにするともに送信先のスレーブ側回路部に通
知するための送信要求を活性化し、この活性化に応答し
て前記スレーブ側回路部から送信される受信用クロック
信号を前記データ入力伝送線から受信し、前記受信用ク
ロックに同期して前記データ出力伝送線に前記パラレル
データをシリアルデータに変換出力する伝送制御手段を
有することにある。
【0013】また、前記伝送制御手段は、前記中央制御
装置からの前記送信要求および前記パラレルデータを入
力する送信用FIFOバッファと、このFIFOバッフ
ァからの前記パラレルデータを受ける第1のバッファと
このバッファからの前記パラレルデータをシリアルデー
タに変換してシフト出力する第1のシフトレジスタと前
記送信モードの時に前記送信先から送信される受信用ク
ロック信号を抽出して前記第1のシフトレジスタへ出力
する第1のクロック抽出回路とからなり、前記送信要求
および送信完了信号を出力する送信制御回路と、前記デ
ータ入力伝送線を介して前記送信先から受信するシリア
ルデータをパラレルデータに変換しシフト出力する第2
のシフトレジスタとこのシフトレジスタ出力のパラレル
データを受ける第2のバッファと前記受信モードの時に
前記送信先へ送信される受信用クロックを分岐入力して
抽出し前記第2のシフトレジスタへ出力する第2のクロ
ック抽出回路とからなり前記受信完了信号および前記パ
ラレルデータを出力する受信制御回路と、この受信制御
回路から出力される前記パラレルデータを受けて前記中
央制御装置へ出力する受信用FIFOバッファと、前記
送信先からの前記受信用クロック信号、前記送信完了信
号、前記受信完了信号および前記送信要求をそれぞれ受
けて送信モード信号および受信モード信号を出力する調
停回路と、送信先からシリアルデータを受信するための
前記受信用クロック信号を生成するクロック生成回路
と、前記受信用クロック信号および前記送信制御回路か
らのシリアルデータうちの一方を前記送信モード信号に
応答して選択し前記データ出力伝送線へ出力する送受信
切り換え回路とを備えることができる。
【0014】さらに、前記伝送制御手段が、前記マスタ
側回路部および前記スレーブ側回路部の双方から互いに
入力する前記送信要求のうちどちらの送信要求を受け付
けるかを決定しそれぞれの回路部内を送信モードまたは
受信モードの状態に設定する調整手段を有することもで
きる。
【0015】さらにまた、前記マスタ側回路部および前
記スレーブ側回路部の双方から互いに前記送信要求が行
われたときに、前記マスタ側回路部からの送信動作と前
記スレーブ側回路部からの送信動作が連続するように、
前記マスタ側回路部の送信直後にスレーブ側回路部の送
信期間を強制挿入して前記マスタ側回路部の連続送信動
作を制限する連続動作制御手段を有することもできる。
【0016】また、前記伝送制御手段を前記送信側およ
び前記受信側に少なくとも1組備え、単方向通信専用線
を用いた2本の伝送線により双方向にシリアルデータを
送受信することもできる。
【0017】さらに、前記マスタ側回路部のデータ送信
時に前記スレーブ側回路部から送られる受信用クロック
信号の変化タイミングを前記マスタ側回路部の状態にあ
わせて前記スレーブ側回路部が任意に遅らせるタイミン
グ調整手段を有することもできる。
【0018】本発明のシリアルデータ通信方法の特徴
は、2本の伝送線による双方向のシリアルデータの送受
信に用いるシリアルデータ通信方法において、中央制御
装置からの送信要求およびパラレルデータを入力する送
信用FIFOバッファ手段と、このFIFOバッファ手
段からの前記パラレルデータを受ける第1のバッファ手
段とこのバッファ手段からの前記パラレルデータをシリ
アルデータに変換してシフト出力する第1のシフトレジ
スタ手段と送信モードの時に送信先から送信される受信
用クロック信号を抽出して前記第1のシフトレジスタへ
出力する第1のクロック抽出手段とからなり、前記送信
要求および送信完了信号を出力する送信制御手段と、デ
ータ入力伝送線を介して前記送信先から受信するシリア
ルデータをパラレルデータに変換しシフト出力する第2
のシフトレジスタ手段とこのシフトレジスタ手段出力の
パラレルデータを受ける第2のバッファ手段と前記受信
モードの時に前記送信先へ送信される受信用クロックを
分岐入力して抽出し前記第2のシフトレジスタへ出力す
る第2のクロック抽出手段とからなり前記受信完了信号
および前記パラレルデータを出力する受信制御手段と、
この受信制御手段から出力される前記パラレルデータを
受けて前記中央制御装置へ出力する受信用FIFOバッ
ファと、前記送信先からの前記受信用クロック信号、前
記送信完了信号、前記受信完了信号および前記送信要求
をそれぞれ受けて送信モード信号および受信モード信号
を出力する調停手段と、送信先からシリアルデータを受
信するための前記受信用クロック信号を生成するクロッ
ク生成手段と、前記受信用クロック信号および前記送信
制御手段からのシリアルデータうちの一方を前記送信モ
ード信号に応答して選択し前記データ出力伝送線へ出力
する送受信切り換え手段と、前記2本の伝送線として単
方向通信専用のデータ出力伝送線および単方向通信専用
のデータ入力伝送線とをそれぞれ用いて、前記中央制御
装置からの前記パラレルデータ入力に伴い前記送信要求
を前記マスタ側回路部内で発生させてマスタ側回路部自
身を送信モードにするともに送信先のスレーブ側回路部
に通知し、かつ前記送信要求の活性化に応答して前記受
信用クロック信号を前記スレーブ側回路部から送信させ
て前記データ入力伝送線から受信し、この受信した受信
用クロック信号に同期して前記データ出力伝送線に前記
シリアルデータを出力させることにある。
【0019】また、前記マスタ側回路部の調停手段によ
る調停は、リセット後に前記送信要求が無く、かつ前記
データ入力伝送線の信号レベルが論理レベルのロウレベ
ル一定の時はウェイト状態を維持させ、このウェイト状
態で前記送信要求があると前記信号レベルに係わらず前
記ウェイト状態から前記送信準備期間へ遷移させるとと
もに、前記送信要求に応答して前記スレーブ側回路部か
ら前記受信用クロック信号を受信すると前記準備期間か
ら前記送信モードへ遷移させて前記シリアルデータの送
信を開始し、所定のデータ送信が終了すると前記送信完
了信号を出力して前記ウェイト状態へ遷移させ、前記送
信要求が無く、かつ前記データ入力伝送線の信号レベル
がハイレベルの時は、前記受信モードへ遷移させるとと
もに、受信用クロック信号を前記スレーブ側回路部へ送
信開始すると同時に前記スレーブ側回路部からシリアル
データ受信を開始させ、前記シリアルデータ受信が終了
すると前記受信完了信号を発生して前記ウェイト状態へ
遷移させて待機させることにより送信動作を優先させる
こともできる。
【0020】さらに、前記スレーブ側回路部の調停手段
による調停は、リセット後に前記送信要求が無く、かつ
前記データ入力伝送線の信号レベルがロウレベル一定の
時は前記ウェイト状態を維持させ、このウェイト状態
で、かつ前記信号レベルがハイレベルの時は、前記受信
確認期間へ遷移させ、この受信確認期間中に前記受信用
クロック信号を前記マスタ側回路部へ送信開始すると同
時に前記マスタ側回路部からデータ受信を開始させ、デ
ータ受信が終了すると前記受信完了信号を発生して前記
ウェイト状態へ遷移させて待機状態を維持させ、このウ
ェイト状態の時に、前記送信要求があり、かつ前記デー
タ入力伝送線の信号レベルがロウレベル一定の時は前記
ウェイト状態から前記送信準備期間へ遷移させるととも
に、この送信準備期間中に前記信号レベルがハイレベル
になると前記ウェイト状態へ遷移させて待機させ、前記
送信準備期間中に前記信号レベルがロウレベル一定にな
ると前記送信準備期間へ遷移させることにより受信動作
を優先させることもできる。
【0021】さらにまた、前記マスタ側回路部の調停手
段による調停は、リセット後に前記送信要求が無く、か
つ前記データ入力伝送線の信号レベルがロウレベル一定
の時は前記ウェイト状態を維持させ、このウェイト状態
で前記送信要求があると前記ウェイト状態から前記送信
準備期間へ遷移させるとともに、前記送信要求に応答し
て前記スレーブ側回路部から前記受信用クロック信号を
受信すると前記準備期間から前記送信モードへ遷移させ
て前記シリアルデータの送信を開始させ、所定のデータ
送信が終了すると前記送信完了信号を出力して前記受信
確認状態へ遷移させ、この状態で、前記信号レベルがロ
ウレベル一定であれば前記ウェイト状態へ遷移させ、前
記信号レベルがハイレベルであれば前記受信モードへ遷
移させて前記受信用クロック信号を前記スレーブ側回路
部へ送信開始すると同時に前記スレーブ側回路部からシ
リアルデータ受信を開始させ、前記データ受信が終了す
ると前記受信完了信号を発生して前記ウェイト状態へ遷
移させて待機させ、前記送信要求が無く、かつ前記デー
タ入力信号がハイレベルの時は直ちに前記受信モードへ
遷移させることにより、前記マスタ側回路部および前記
スレーブ側回路部の両方から送信要求があるときは前記
マスタ側回路部の送信動作直後に強制的に前記スレーブ
側回路部を送信動作させることもできる。
【0022】また、前記マスタ側回路部に前記送信準備
期間および前記受信確認期間をそれぞれ複数設けて、前
記マスタ側回路部および前記スレーブ側回路部の両方か
ら送信要求があるときに相互のタイミング調整を行うこ
ともできる。
【0023】さらに、前記スレーブ側回路部の調停手段
による調停は、リセット後に前記送信要求が無く、かつ
前記データ入力伝送線の信号レベルがロウレベル一定の
時は前記ウェイト状態を維持させ、このウェイト状態で
前記信号レベルがハイレベルであると前記ウェイト状態
から前記受信確認期間へ遷移させるとともに、前記マス
タ側回路部へ前記受信用クロック信号を送信して前記受
信確認期間から受信モードへ遷移させて前記シリアルデ
ータの受信を開始させ、所定のデータ受信が終了した時
点で、前記送信要求が無ければ直ちに前記ウェイト状態
へ遷移させ、前記送信要求があれば受信完了信号を出力
して送信準備期間へ遷移させ、この状態で、前記信号レ
ベルがハイレベルであれば前記ウェイト状態へ遷移さ
せ、前記信号レベルがロウレベルであれば前記送信モー
ドへ遷移させて前記受信用クロック信号を前記マスタ側
回路部から受信開始させると同時に前記マスタ側回路部
へ前記シリアルデータ送信を開始させ、前記シリアルデ
ータ送信が終了すると前記送信完了信号を発生して前記
ウェイト状態へ遷移させて待機し、前記送信要求が無
く、かつ前記データ入力信号がロウレベル一定の時は直
ちに前記送信準備期間へ遷移させることにより、前記マ
スタ側回路部および前記スレーブ側回路部の両方から送
信要求があるときは前記マスタ側回路部の受信動作の直
後に強制的に前記スレーブ側回路部を送信動作させるこ
ともできる。
【0024】さらにまた、前記スレーブ側回路部に前記
送信準備期間および前記受信確認期間をそれぞれ複数設
けて、前記マスタ側回路部および前記スレーブ側回路部
の両方から送信要求があるときに相互のタイミング調整
を行うこともできる。
【0025】また、前記マスタ側回路部のデータ送信時
に前記スレーブ側回路部から送られる前記受信用クロッ
ク信号の変化タイミングを前記マスタ側回路部の状態に
あわせて前記スレーブ側回路部が任意に遅らせることも
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明は、シリアル通信において
単方向のデータ出力伝送線とデータ入力伝送線からなる
2本の伝送線を使用し、データ出力伝送線のレベル出力
による送信要求を行い、データ入力伝送線から入力する
受信用クロック信号に同期させてデータ出力伝送線から
シリアルデータを出力し、シリアルデータ通信をするも
のである。図1は本発明による通信装置の送信側である
マスタ側回路部および受信側であるスレーブ側回路部の
構成を示すブロック図であり、図2はマスタ側回路部の
データ送信時の動作説明用タイミングチャートである。
【0027】図1を参照すると、この通信装置は、マス
タ側回路部1aおよび同一構成のスレーブ側回路部1b
からなる。マスタ側回路部1aは、FIFOバッファ、
送信制御回路(バッファ、シフトレジスタ、クロック抽
出回路を含む)、クロック生成回路、調停回路、送受信
切り換え回路をそれぞれ備えるので、これらの構成要素
の機能についてあらかじめ述べておくことにする。
【0028】FIFOバッファは、本来の送受信要求元
であるマイクロコンピュータやDSP(Digital
Signal Processor)が扱いたい送受
信データはパラレルであるが、本発明の送受信装置はシ
リアル通信を行うため送受信要求と送受信実施の間で時
間的なずれが生じる。前述したように、1つのデータに
対する時間は送受信要求が数クロックであるのに対し、
送受信実施は十数クロックから数十クロックを要する。
そのため、FIFO(First−In First−
Out(先入れ先出し))方式バッファにより、この送
受信要求と送受信実施の時間的なずれを緩和する機能を
有する。
【0029】送受信制御回路は、送信用FIFOバッフ
ァ2からのパラレルデータをシリアルデータに変換出力
するとともに送信要求、送信完了信号を発生する機能を
有する。
【0030】送受信制御回路内のバッファは、送信用F
IFOバッファ2からのパラレルデータをシリアルデー
タに変換するためのシフトレジスタに値をセットするた
めの準備をするバッファ機能を有する。
【0031】送受信制御回路内のシフトレジスタは、パ
ラレルデータを送信先から送られてくるクロック信号の
タイミングでシフトさせることにより、シリアルデータ
に変換する機能を有する。
【0032】送受信制御回路内のクロック抽出回路は、
送信制御回路内であれば送信先から送られたクロック信
号を送信モード信号がアクティブの時に取り出し、受信
制御回路内であればデータ出力伝送線に送出される受信
用クロック信号を受信モード信号がアクティブの時に取
り出す機能を有する。
【0033】クロック生成回路は、データ受信時に、そ
のデータを送信してくる側の装置に対して出力する受信
用クロック信号を生成する機能を有する。本発明の装置
では相手先のクロック信号に同期して自身のデータを送
信するので、自身が受信状態の時は相手先に受信用クロ
ック信号を供給するためのクロック生成回路をそれぞれ
有する。
【0034】調停回路は、マスタおよびスレーブの双方
(送受信相手の双方)からくる送信要求を、どちらの要
求を受け付けるかを決定する調整機能を有し、送信制御
回路、受信制御回路、送受信切り替え回路に送信モード
で動作させるか受信モードで動作させるかを決定する。
【0035】送受信切り替え回路は、送信モードの時に
は送信制御回路からのデータを出力し、受信時にはクロ
ック生成回路からの受信用クロック信号を出力する選択
機能を有する。
【0036】この通信装置の構成は、中央制御装置(図
示せず)からの送信要求および送信データ(ここでは例
えば8ビットパラレル)を入力する送信用FIFOバッ
ファ2と、このFIFOバッファ2からのパラレルデー
タを受ける第1のバッファ31と、この受け付けたパラ
レルデータをスレーブ側回路部から受信した受信用クロ
ック信号に同期してシフト出力する第1のシフトレジス
タ32と送信モードの時に送信先のスレーブ側回路部1
bから送信される受信用クロック信号を抽出する第1の
クロック抽出回路33とを有し送信要求および送信完了
信号をそれぞれ出力する送信制御回路3と、マスタ側回
路部1aの受信モード時にデータ出力伝送線S5を介し
てスレーブ側回路部1bへ送信する受信用クロックを生
成するクロック生成回路8と、受信モードの時にデータ
出力伝送線S5側から入力した受信用クロック信号を抽
出する第2のクロック抽出回路63とデータ入力伝送線
R5からシリアルデータの入力信号を受け第2のクロッ
ク抽出回路63の出力クロックに同期してパラレルデー
タに変換出力する第2のシフトレジスタ62とこのシフ
トレジスタ出力のパラレルデータを受ける第2のバッフ
ァ61とを有し第2のバッファ61の出力するパラレル
データおよびデータ受信終了時に発生する受信完了信号
をそれぞれ出力する受信制御回路6と、この受信制御回
路6からのパラレルデータを受けて中央制御装置へ受信
データとして出力する受信用FIFOバッファ7と、送
信完了信号、受信完了信号、送信要求および受信用クロ
ック信号をそれぞれ受けて送信モード信号および受信モ
ード信号を出力する調停回路4と、受信用クロック信号
および送信制御回路3からのシリアルデータを入力し送
信モード信号に応答してデータ出力信号伝送線S5へ出
力する送受信切り換え回路5とを備える。
【0037】なお、スレーブ側回路部の構成も上述した
構成と同一構成要素を有するので、ここでの構成の説明
は省略する。
【0038】次に、上述した構成からなるシリアルデー
タ通信装置の動作を、マスタ1a側送信モード時の動作
を中心に説明する。
【0039】例えば、マイクロコンピュータやDSPか
らマスタ側回路部の送信用FIFOバッファ2に送信デ
ータがパラレルデータとして書き込まれると、送信用F
IFOバッファ2を経由し送信制御回路3のバッファ3
1に渡される。送信データを渡された送信制御回路3
は、その受け取った送信データをシリアルデータ、例え
ばここでは8ビットのデータD0〜D7に変換して出力
するとともに、調停回路4にマスタ側の送信要求を出力
する。
【0040】この送信要求は送信用FIFOバッファ2
経由で送信データが送信制御回路のバッファ31に設定
されたときに発生し、送信データの終了までハイレベル
状態を維持する信号である。
【0041】送信完了信号がアクティブであり、受信完
了信号が非アクティブ状態にあるので送信モードとして
調停した後、送受信切り替え回路5に送信モード信号6
を出力する。
【0042】この送信モード信号6に応答して、送受信
切り換え回路5は送信相手先に送信要求のためのハイレ
ベル信号をデータ出力伝送線S5に出力し、マスタ側回
路部1aは送信準備期間に入る。送信相手側のスレーブ
側回路部では、この送信要求のためのハイレベル信号を
受け取ると、調停回路4において送信モード信号をアク
ティブにして送受信切り換え回路5へ出力することによ
りスレーブ側回路部は受信確認期間にはいる。
【0043】送信モード信号がアクティブとなった送受
信切り換え回路5は、受信用クロック信号を選択しデー
タ出力伝送線R5に受信用クロック信号の送出を開始
し、この段階でスレーブ側回路部1bは受信モード期間
に入る。
【0044】データ出力伝送線R5上に出力された受信
用クロック信号を、マスタ側回路部1aの送信制御回路
3は現在送信準備期間であるのでこの受信用クロック信
号を抽出し、シフトレジスタ32に供給する。この抽出
した受信用クロック信号に同期してシフトレジスタ32
はシフト動作を開始し、そのデータ出力が送受信切り換
え回路5を介してデータ出力伝送線S5に送出される。
このデータ送出開始と同時にマスタ側回路部1aは送信
モード期間に入る。
【0045】スレーブ側回路部1bでは、データ入力伝
送線R5上のシリアルデータを自身の受信用クロックS
9に同期してシフトレジスタ62に取り込み、パラレル
データに変換しバッファ61を介してFIFOバッファ
7へ出力する。FIFOバッファ7はこのパラレルデー
タを受信データとして中央制御装置へ出力する。
【0046】一方、マスタ側回路部1aはデータ出力D
0〜D7の送出が完了すると調停回路4から出力されて
いる送信要求がデータ入力伝送線R5から入力するクロ
ックに同期してロウレベル一定になり、データ出力伝送
線S5上の信号レベルもロウレベル一定にするととも
に、ウェイト状態になる。
【0047】このデータ出力伝送線上の信号レベルがロ
ウレベル一定になるクロックタイミングで、スレーブ側
回路部1bは、受信データD0〜D7の最終ビットD7
をシフトレジスタに読み込みウェイト状態に入る。以上
にような基本動作をデータを送出する度毎に繰り返す。
【0048】この基本動作の状態を、マスタ側回路部1
aの調停回路4の動作遷移図を示した図3を参照しなが
ら説明すると、リセット後に送信要求が無く、かつデー
タ入力伝送線R5の信号レベルがロウレベルの時はウェ
イト20状態を維持する。このウェイト20状態で中央
制御装置から送信要求があると、マスタ制御装置1aの
調停回路4は、データ入力伝送線R5の信号レベルに関
わらず送信準備21状態へ遷移し、その後、送信モード
22状態へ遷移する。送信完了後はウェイト20状態へ
遷移し待機する。ウェイト20状態の期間中に送信要求
が無く、かつデータ入力伝送線R5の信号レベルがハイ
レベル一定の時は、受信モード23へ遷移する。ここ
で、マスタ側回路部1aからスレーブ側回路部1bへ受
信用クロック信号を送出するとともに、このクロックに
同期してスレーブ側回路部1bからのシリアルデータ受
信を開始する。
【0049】シリアルデータ受信が終了すると、ウェイ
ト20状態へ遷移して待機することにより、送信動作を
優先させることができる。
【0050】一方、スレーブ側回路部1bの調停回路4
の動作遷移図を示した図4を参照すると、調停回路4
は、ウエイト20状態時に中央制御装置から送信要求が
無く、かつ、データ入力伝送線R5の信号レベルがロウ
レベル一定のウェイト期間中に、マスタ側回路部1aに
対して送信要求がありデータ入力伝送線R5がハイレベ
ルになると、受信確認24状態、受信モード23状態へ
遷移する。受信が完了するとウェイト状態20へ遷移す
る。
【0051】ウエイト20状態時に中央制御装置から送
信要求が有り、かつ、マスタ側回路部1aに対しては送
信要求が無くデータ入力伝送線R5がロウレベルになる
と、送信準備21に遷移する。ここでデータ入力伝送線
R5がロウレベルのままであれば、送信モード22状態
へ遷移する。送信が完了するとウェイト状態20へ遷移
する。送信準備21の期間中でデータ入力がハイレベル
になると、ウェイト状態へ遷移する。
【0052】つまり、スレーブ側回路部1bは、送信し
たいデータがあっても、中央制御装置からマスタ側回路
部1aに対する送信要求によりデータ入力伝送線S5が
ハイレベルになっている時には、送信状態にはならず受
信状態になる。このように遷移させることにより、受信
動作を優先させる。受信完了後はウェイト状態に戻り待
機する。
【0053】この機能により、マスタ側回路部1aおよ
びスレーブ側回路部1bが同時に送信しようとした時に
マスタ側回路部1aの送信動作を優先させて正常な双方
向通信の回路動作を保証する。
【0054】以上説明したように、ウエイト期間中に送
信要求があるとデータ出力伝送線で送信準備中にハイレ
ベル出力による送信要求を出す。送受信する双方の準備
が整うと、受信側からデータ入力伝送線を介して受信用
クロック信号が送られてきて送信モードの期間となる。
送信モード期間中は、データ入力伝送線から送られてく
る受信用クロック信号にあわせてデータ出力伝送線から
シリアルデータを出力するので、伝送線2本という少な
い配線で、受信用クロック信号に同期させた高速な双方
向のシリアル通信が行えるという効果が得られる。
【0055】つまり、送信時にはデータ出力とクロック
入力、受信時にはクロック出力とデータ入力とするデー
タとクロックの共用化により、伝送線2本という少ない
配線で双方向のシリアル通信を実現できる。
【0056】また、送信時にはデータ出力とクロック入
力、受信時にはクロック出力とデータ入力とすること
で、クロックに同期させた高速なシリアル通信が行え、
クロックに同期させない場合と比較し、十数倍から数十
倍の速度での通信が可能になる。
【0057】さらに、送信時にはデータ出力とクロック
入力、受信時にはクロック出力とデータ入力と切り替え
ることにより、2本の伝送線はそれぞれ単方向でよい。
そのため、トライステートの配線が必要となる場合と
比較し、バスのフローティング防止回路が不要となり、
回路規模の縮小化と消費電力の低減に寄与する。
【0058】次に第2の実施の形態を説明する。第2の
実施の形態の動作説明用タイミングチャートを示した図
5、および第2の実施の形態における調停回路の状態遷
移図を示した図6を併せて参照すると、第1の実施の形
態ではマスタ側回路部1aの送信要求を優先させたた
め、マスタ側の送信要求が連続して続いた時に、いつま
でもスレーブ側からの送信ができない可能性がある。こ
の第2の実施の形態では、マスタ側回路部1aおよびス
レーブ側回路部1bの両方から送信要求があった時に、
マスタ側回路部1aからの送信とスレーブ側回路部1b
からの送信を交互に連続させることにより、スレーブ側
回路部1bも確実に送信ができるようにしたものであ
る。
【0059】すなわち、図5を再び参照すると、マスタ
側回路部1aおよびスレーブ側回路部1bの両方から送
信要求があると、マスタ側回路部1aは送信準備に入
り、スレーブ側回路部1bは受信準備にはいる。スレー
ブ側回路部1bから送られてきた受信用クロック信号に
同期してマスタ側回路部1aがシリアルデータD0〜D
7をデータ出力伝送線S5に送出し、送信が完了する
と、直ちにスレーブ側回路部1bが送信準備期間に入り
マスタ側回路部1aは受信確認期間に入る。スレーブ側
回路部1bが送信要求がハイレベルを持続しているので
マスタ側回路部1aはクロックを出力し受信モードにな
るとともに、スレーブ側回路部1b送信モードになりデ
ータを入力する。
【0060】上述した動作をマスタ側回路部1aの調整
回路の遷移状態で説明するため再び図6を参照すると、
リセット後に送信要求が無く、かつデータ入力伝送線R
5の信号レベルがロウレベル一定の時はウェイト20状
態を維持する。このウェイト20状態で中央制御装置か
ら送信要求があると、マスタ側回路部1aの調停回路4
は、データ入力伝送線S5の信号レベルに関わらず送信
準備21a状態へ遷移し、その後、送信モード22状態
へ遷移する。送信完了後はウェイト20状態へは行かず
直ちに受信確認24aおよび24bへ遷移する。ここ
で、データ入力伝送線R5の信号レベル(スレーブ側回
路部1bのデータ出力)がロウレベル一定であればウェ
イト20状態へ遷移する。
【0061】スレーブ側回路部1bのデータ出力がハイ
レベル一定であれば、受信モードへ遷移し、受信が完了
すると、ウェイト20状態へ遷移する。ウェイト20状
態の時、送信要求が無く、かつデータ入力伝送線R5の
信号レベルがハイレベル一定であれば受信モード23へ
遷移し、受信が完了すると、再びウェイト20状態へ遷
移する。
【0062】なお、送信準備21および受信確認24を
2組づつ設けてあるのは、例えばマスタ側回路部1aお
よびスレーブ側回路部1bの双方が同時に送信要求を行
ったとき、送信準備および受信確認を相互に繰り返しタ
イミングの歩幅調整をするためである。
【0063】スレーブ側回路部1bの調整回路の遷移状
態で確認するため再び図7を参照すると、リセット後に
送信要求が無く、かつデータ入力伝送線R5の信号レベ
ルがロウレベル一定の時はウェイト20状態を維持す
る。このウェイト20状態で中央制御装置から送信要求
があると、スレーブ側回路部1bの調停回路4は、受信
確認24aおよび2ba状態へ遷移し、その後、受信モ
ード23状態へ遷移する。受信完了後は送信要求がなけ
ればウェイト20状態へ遷移する。
【0064】送信要求があれば、直ちに送信準備21へ
遷移する。ここで、データ入力伝送線R5の信号レベル
(マスタ側回路部1aのデータ出力)がハイレベル一定
であればウェイト20状態へ遷移する。
【0065】スレーブ側回路部1bのデータ入力伝送線
S5のがロウレベル一定であれば、送信モード22へ遷
移し、送信が完了すると、ウェイト20状態へ遷移す
る。ウェイト20状態の時、送信要求が無く、かつデー
タ入力伝送線R5の信号レベルがロウレベル一定であれ
ば送信準備21へ遷移し、送信が完了すると、再びウェ
イト20状態へ遷移する。
【0066】このように遷移させることにより、マスタ
側回路部1aとスレーブ側回路部1bの両方から送信要
求があった時に、マスタ側回路部1aからの送信とスレ
ーブ側回路部1bからの送信を交互に連続させることに
より、スレーブ側回路部1bも確実に送信ができるよう
にして正常な双方向通信の回路動作を保証する。
【0067】次に第3の実施の形態の形態を説明する。
第3の実施の形態の形態における調停回路4の動作説明
用タイミングチャートを示した図8を参照すると、この
実施の形態では、受信モードにおいてマスタ側回路部1
aの送信時にスレーブ側回路部1bから送られてくる受
信用クロック信号が、シリアルデータD1,D2のとこ
ろで等間隔のクロックパルスでない場合のタイミングチ
ャートを示している。この実施の形態に示すように、本
発明では受信側が転送タイミングを制御しているので、
例えば受信用FIFOバッファの空き具合等の状態に合
わせて受信側が自由に転送タイミングを遅らせることが
できるようにしたものである。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシリアルデ
ータ通信および通信方法は、2本の伝送線による双方向
のシリアルデータの送受信に用いるシリアルデータ通信
装置であって、2本の伝送線として単方向通信専用のデ
ータ出力伝送線および単方向通信専用のデータ入力伝送
線をそれぞれ使用し、送信側のマスタ側回路部は、中央
制御装置から与えられるパラレルデータの入力に伴いマ
スタ側回路部内で発生され、かつマスタ側回路部自身を
送信モードにするともに送信先のスレーブ側回路部に通
知するための送信要求を活性化し、この活性化に応答し
てスレーブ側回路部から送信される受信用クロック信号
をデータ入力伝送線から受信し、受信用クロックに同期
してデータ出力伝送線にパラレルデータをシリアルデー
タに変換出力する伝送制御手段を有するので、送信時に
はデータ出力とクロック入力、受信時にはクロック出力
とデータ入力とするデータとクロックの共用化により、
伝送線2本という少ない伝送線数で双方向のシリアル通
信を実現できる。また、送信時にはデータ出力とクロッ
ク入力、受信時にはクロック出力とデータ入力とするこ
とで、クロックに同期させた高速なシリアル通信が行え
る。クロックに同期させない場合と比較し、十数倍から
数十倍の速度での通信が可能になる。
【0069】さらに、送信時にはデータ出力とクロック
入力受信時にはクロック出力とデータ入力と切り替える
ことにより,2本の配線はそれぞれ単方向でよい。トラ
イステートの配線が必要となる場合と比較し、バスのフ
ローティング防止回路が不要となり回路規模の縮小化と
消費電力の低減に寄与するものである。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリアルデータ通信装置の基本構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明のシリアルデータ通信装置の動作説明用
タイミングチャートである。
【図3】基本構成に用いるマスタ側回路部1aにおける
調整回路の状態遷移図である。
【図4】基本構成に用いるスレーブ側回路部1bにおけ
る調整回路の変形例の状態遷移図である。
【図5】本発明のシリアルデータ通信装置の第2の実施
形態における動作説明用タイミングチャートである。
【図6】基本構成に用いるマスタ側回路部1aにおける
調整回路の他の変形例の状態遷移図である。
【図7】基本構成に用いるスレーブ側回路部1bにおけ
る調整回路の他の変形例の状態遷移図である。
【図8】本発明のシリアルデータ通信装置の第3の実施
形態における動作説明用タイミングチャートである。
【図9】従来のシリアルデータ通信装置の一例を示す構
成図である。
【図10】従来のシリアルデータ通信装置の他の一例を
示す構成図である。
【図11】従来のシリアルデータ通信装置のさらに他の
一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1a マスタ側回路部 1b スレーブ側回路部 2 送信用FIFOバッファ 3 送信制御回路 4 調停回路 5 送受信切り換え回路 6 受信制御回路 7 受信用FIFOバッファ 8 クロック生成回路 20 ウェイト 21,21a 送信準備 22 送信モード 23 受信モード 24a,24b,2ba 受信確認 31,61 バッファ 32,62 シフトレジスタ 33,63 クロック抽出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−61533(JP,A) 特開 昭59−186451(JP,A) 特開 平1−114230(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/02

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の伝送線による双方向のシリアルデ
    ータの送受信に用いるシリアルデータ通信装置におい
    て、前記2本の伝送線として単方向通信専用のデータ出
    力伝送線および単方向通信専用のデータ入力伝送線をそ
    れぞれ使用し、送信側のマスタ側回路部は、中央制御装
    置から与えられるパラレルデータの入力に伴い前記マス
    タ側回路部内で発生され、かつマスタ側回路部自身を送
    信モードにするともに送信先のスレーブ側回路部に通知
    するための送信要求を活性化し、この活性化に応答して
    前記スレーブ側回路部から送信される受信用クロック信
    号を前記データ入力伝送線から受信し、前記受信用クロ
    ックに同期して前記データ出力伝送線に前記パラレルデ
    ータをシリアルデータに変換出力する伝送制御手段を有
    することを特徴とするシリアルデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 前記伝送制御手段は、前記中央制御装置
    からの前記送信要求および前記パラレルデータを入力す
    る送信用FIFOバッファと、このFIFOバッファか
    らの前記パラレルデータを受ける第1のバッファとこの
    バッファからの前記パラレルデータをシリアルデータに
    変換してシフト出力する第1のシフトレジスタと前記送
    信モードの時に前記送信先から送信される受信用クロッ
    ク信号を抽出して前記第1のシフトレジスタへ出力する
    第1のクロック抽出回路とからなり、前記送信要求およ
    び送信完了信号を出力する送信制御回路と、前記データ
    入力伝送線を介して前記送信先から受信するシリアルデ
    ータをパラレルデータに変換しシフト出力する第2のシ
    フトレジスタとこのシフトレジスタ出力のパラレルデー
    タを受ける第2のバッファと前記受信モードの時に前記
    送信先へ送信される受信用クロックを分岐入力して抽出
    し前記第2のシフトレジスタへ出力する第2のクロック
    抽出回路とからなり前記受信完了信号および前記パラレ
    ルデータを出力する受信制御回路と、この受信制御回路
    から出力される前記パラレルデータを受けて前記中央制
    御装置へ出力する受信用FIFOバッファと、前記送信
    先からの前記受信用クロック信号、前記送信完了信号、
    前記受信完了信号および前記送信要求をそれぞれ受けて
    送信モード信号および受信モード信号を出力する調停回
    路と、送信先からシリアルデータを受信するための前記
    受信用クロック信号を生成するクロック生成回路と、前
    記受信用クロック信号および前記送信制御回路からのシ
    リアルデータうちの一方を前記送信モード信号に応答し
    て選択し前記データ出力伝送線へ出力する送受信切り換
    え回路とを備える請求項1記載のシリアルデータ通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記伝送制御手段が、前記マスタ側回路
    部および前記スレーブ側回路部の双方から互いに入力す
    る前記送信要求のうちどちらの送信要求を受け付けるか
    を決定しそれぞれの回路部内を送信モードまたは受信モ
    ードの状態に設定する調整手段を有する請求項2記載の
    シリアルデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 前記マスタ側回路部および前記スレーブ
    側回路部の双方から互いに前記送信要求が行われたとき
    に、前記マスタ側回路部からの送信動作と前記スレーブ
    側回路部からの送信動作が連続するように、前記マスタ
    側回路部の送信直後にスレーブ側回路部の送信期間を強
    制挿入して前記マスタ側回路部の連続送信動作を制限す
    る連続動作制御手段を有する請求項2記載のシリアルデ
    ータ通信装置。
  5. 【請求項5】 前記伝送制御手段を前記送信側および前
    記受信側に少なくとも1組備え、単方向通信専用線を用
    いた2本の伝送線により双方向にシリアルデータを送受
    信する請求項2記載のシリアルデータ通信装置。
  6. 【請求項6】 前記マスタ側回路部のデータ送信時に前
    記スレーブ側回路部から送られる受信用クロック信号の
    変化タイミングを前記マスタ側回路部の状態にあわせて
    前記スレーブ側回路部が任意に遅らせるタイミング調整
    手段を有する請求項2記載のシリアルデータ通信装置。
  7. 【請求項7】 2本の伝送線による双方向のシリアルデ
    ータの送受信に用いるシリアルデータ通信方法におい
    て、中央制御装置からの送信要求およびパラレルデータ
    を入力する送信用FIFOバッファ手段と、このFIF
    Oバッファ手段からの前記パラレルデータを受ける第1
    のバッファ手段とこのバッファ手段からの前記パラレル
    データをシリアルデータに変換してシフト出力する第1
    のシフトレジスタ手段と送信モードの時に送信先から送
    信される受信用クロック信号を抽出して前記第1のシフ
    トレジスタへ出力する第1のクロック抽出手段とからな
    り、前記送信要求および送信完了信号を出力する送信制
    御手段と、データ入力伝送線を介して前記送信先から受
    信するシリアルデータをパラレルデータに変換しシフト
    出力する第2のシフトレジスタ手段とこのシフトレジス
    タ手段出力のパラレルデータを受ける第2のバッファ手
    段と前記受信モードの時に前記送信先へ送信される受信
    用クロックを分岐入力して抽出し前記第2のシフトレジ
    スタへ出力する第2のクロック抽出手段とからなり前記
    受信完了信号および前記パラレルデータを出力する受信
    制御手段と、この受信制御手段から出力される前記パラ
    レルデータを受けて前記中央制御装置へ出力する受信用
    FIFOバッファと、前記送信先からの前記受信用クロ
    ック信号、前記送信完了信号、前記受信完了信号および
    前記送信要求をそれぞれ受けて送信モード信号および受
    信モード信号を出力する調停手段と、送信先からシリア
    ルデータを受信するための前記受信用クロック信号を生
    成するクロック生成手段と、前記受信用クロック信号お
    よび前記送信制御手段からのシリアルデータうちの一方
    を前記送信モード信号に応答して選択し前記データ出力
    伝送線へ出力する送受信切り換え手段と、前記2本の伝
    送線として単方向通信専用のデータ出力伝送線および単
    方向通信専用のデータ入力伝送線とをそれぞれ用いて、
    前記中央制御装置からの前記パラレルデータ入力に伴い
    前記送信要求を前記マスタ側回路部内で発生させてマス
    タ側回路部自身を送信モードにするともに送信先のスレ
    ーブ側回路部に通知し、かつ前記送信要求の活性化に応
    答して前記受信用クロック信号を前記スレーブ側回路部
    から送信させて前記データ入力伝送線から受信し、この
    受信した受信用クロック信号に同期して前記データ出力
    伝送線に前記シリアルデータを出力させることを特徴と
    するシリアルデータ通信方法。
  8. 【請求項8】 前記マスタ側回路部の調停手段による調
    停は、リセット後に前記送信要求が無く、かつ前記デー
    タ入力伝送線の信号レベルが論理レベルのロウレベル一
    定の時はウェイト状態を維持させ、このウェイト状態で
    前記送信要求があると前記信号レベルに係わらず前記ウ
    ェイト状態から前記送信準備期間へ遷移させるととも
    に、前記送信要求に応答して前記スレーブ側回路部から
    前記受信用クロック信号を受信すると前記準備期間から
    前記送信モードへ遷移させて前記シリアルデータの送信
    を開始し、所定のデータ送信が終了すると前記送信完了
    信号を出力して前記ウェイト状態へ遷移させ、前記送信
    要求が無く、かつ前記データ入力伝送線の信号レベルが
    ハイレベルの時は、前記受信モードへ遷移させるととも
    に、受信用クロック信号を前記スレーブ側回路部へ送信
    開始すると同時に前記スレーブ側回路部からシリアルデ
    ータ受信を開始させ、前記シリアルデータ受信が終了す
    ると前記受信完了信号を発生して前記ウェイト状態へ遷
    移させて待機させることにより送信動作を優先させる請
    求項7記載のシリアルデータ通信方法。
  9. 【請求項9】 前記スレーブ側回路部の調停手段による
    調停は、リセット後に前記送信要求が無く、かつ前記デ
    ータ入力伝送線の信号レベルがロウレベル一定の時は前
    記ウェイト状態を維持させ、このウェイト状態で、かつ
    前記信号レベルがハイレベルの時は、前記受信確認期間
    へ遷移させ、この受信確認期間中に前記受信用クロック
    信号を前記マスタ側回路部へ送信開始すると同時に前記
    マスタ側回路部からデータ受信を開始させ、データ受信
    が終了すると前記受信完了信号を発生して前記ウェイト
    状態へ遷移させて待機状態を維持させ、このウェイト状
    態の時に、前記送信要求があり、かつ前記データ入力伝
    送線の信号レベルがロウレベル一定の時は前記ウェイト
    状態から前記送信準備期間へ遷移させるとともに、この
    送信準備期間中に前記信号レベルがハイレベルになると
    前記ウェイト状態へ遷移させて待機させ、前記送信準備
    期間中に前記信号レベルがロウレベル一定になると前記
    送信準備期間へ遷移させることにより受信動作を優先さ
    せる請求項7記載のシリアルデータ通信方法。
  10. 【請求項10】 前記マスタ側回路部の調停手段による
    調停は、リセット後に前記送信要求が無く、かつ前記デ
    ータ入力伝送線の信号レベルがロウレベル一定の時は前
    記ウェイト状態を維持させ、このウェイト状態で前記送
    信要求があると前記ウェイト状態から前記送信準備期間
    へ遷移させるとともに、前記送信要求に応答して前記ス
    レーブ側回路部から前記受信用クロック信号を受信する
    と前記準備期間から前記送信モードへ遷移させて前記シ
    リアルデータの送信を開始させ、所定のデータ送信が終
    了すると前記送信完了信号を出力して前記受信確認状態
    へ遷移させ、この状態で、前記信号レベルがロウレベル
    一定であれば前記ウェイト状態へ遷移させ、前記信号レ
    ベルがハイレベルであれば前記受信モードへ遷移させて
    前記受信用クロック信号を前記スレーブ側回路部へ送信
    開始すると同時に前記スレーブ側回路部からシリアルデ
    ータ受信を開始させ、前記データ受信が終了すると前記
    受信完了信号を発生して前記ウェイト状態へ遷移させて
    待機させ、前記送信要求が無く、かつ前記データ入力信
    号がハイレベルの時は直ちに前記受信モードへ遷移させ
    ることにより、前記マスタ側回路部および前記スレーブ
    側回路部の両方から送信要求があるときは前記マスタ側
    回路部の送信動作直後に強制的に前記スレーブ側回路部
    を送信動作させる請求項7記載のシリアルデータ通信方
    法。
  11. 【請求項11】 前記マスタ側回路部に前記送信準備期
    間および前記受信確認期間をそれぞれ複数設けて、前記
    マスタ側回路部および前記スレーブ側回路部の両方から
    送信要求があるときに相互のタイミング調整を行う請求
    項10記載のシリアルデータ通信方法。
  12. 【請求項12】 前記スレーブ側回路部の調停手段によ
    る調停は、リセット後に前記送信要求が無く、かつ前記
    データ入力伝送線の信号レベルがロウレベル一定の時は
    前記ウェイト状態を維持させ、このウェイト状態で前記
    信号レベルがハイレベルであると前記ウェイト状態から
    前記受信確認期間へ遷移させるとともに、前記マスタ側
    回路部へ前記受信用クロック信号を送信して前記受信確
    認期間から受信モードへ遷移させて前記シリアルデータ
    の受信を開始させ、所定のデータ受信が終了した時点
    で、前記送信要求が無ければ直ちに前記ウェイト状態へ
    遷移させ、前記送信要求があれば受信完了信号を出力し
    て送信準備期間へ遷移させ、この状態で、前記信号レベ
    ルがハイレベルであれば前記ウェイト状態へ遷移させ、
    前記信号レベルがロウレベルであれば前記送信モードへ
    遷移させて前記受信用クロック信号を前記マスタ側回路
    部から受信開始させると同時に前記マスタ側回路部へ前
    記シリアルデータ送信を開始させ、前記シリアルデータ
    送信が終了すると前記送信完了信号を発生して前記ウェ
    イト状態へ遷移させて待機し、前記送信要求が無く、か
    つ前記データ入力信号がロウレベル一定の時は直ちに前
    記送信準備期間へ遷移させることにより、前記マスタ側
    回路部および前記スレーブ側回路部の両方から送信要求
    があるときは前記マスタ側回路部の受信動作の直後に強
    制的に前記スレーブ側回路部を送信動作させる請求項7
    記載のシリアルデータ通信方法。
  13. 【請求項13】 前記スレーブ側回路部に前記送信準備
    期間および前記受信確認期間をそれぞれ複数設けて、前
    記マスタ側回路部および前記スレーブ側回路部の両方か
    ら送信要求があるときに相互のタイミング調整を行う請
    求項11記載のシリアルデータ通信方法。
  14. 【請求項14】 前記マスタ側回路部のデータ送信時に
    前記スレーブ側回路部から送られる前記受信用クロック
    信号の変化タイミングを前記マスタ側回路部の状態にあ
    わせて前記スレーブ側回路部が任意に遅らせる請求項1
    0または請求項12記載のシリアルデータ通信方法。
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