JP3228258U - 竹馬 - Google Patents
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Abstract
【課題】竹馬を安定させて上手く乗れない人でも楽しむことができ、さらに利用後には収納スペースの状況に依らず効率的に収納することが可能な竹馬を提供する。【解決手段】竹馬100は、使用者の足を載置可能な足台10と、ストッパを介して足台が取り付けられる竿部20と、竿部の下端に設けられて、接地面と少なくとも3点以上で接地する支柱部を備えた安定脚部30と、安定脚部と竿部とを接続する接続ジョイント部40と、を含み、接続ジョイント部は、足台に使用者の足が載置されていないときに竿部を立接させるとともに足台に使用者の足が載置されたときに竿部の上端部を揺動可能に支持する第1弾性支持体を含む。【選択図】図1
Description
本考案は、例えば子供から大人に至るまで様々な人が比較的容易に興じられる竹馬に関する。
従来からの遊びの一つとして竹馬が知られている。かような竹馬は、例えば特許文献1に例示するように、竿部の下部側に足台を設けたもので、足台は、基端部に竿部にスライド自在に嵌合する係合穴が形成されている。この特許文献1では係合穴の内面や竿部外周面の状態によっては足台が下降することがあって安定性に欠けるという指摘から、特許文献2に例示される竹馬も提案されている。
かような特許文献2における竹馬では、足台(100)を竿部(91)に固定可能な足台ストッパ(104)を設け、前記足台ストッパ(104)は、前記支持筒部(101)の前記支持穴(18)近傍に、固定端部が前記接線方向軸(103)に平行な支持ピン(83)を介して上下方向に揺動自在に支持されている。
これに加え、特許文献2の竹馬では、当該固定端部で前記支持ピン(83)より下部に形成されて竿部(91)に当接可能な加圧端(82a)、および遊端部に設けられて前記踏み台(102)により下方に押し下げ可能な踏圧部(85)を有する加圧レバー(82)と、当該加圧レバー(82)と前記支持筒部(101)との間に介在され当該加圧レバー(82)を下方に押し下げて前記加圧端(82a)を竿部(91)に圧接する方向に付勢する付勢部材(87)とが具備されている。
しかしながら、上述した各特許文献に限らず現在の技術では市場のニーズを適切に満たしているとは言えず、以下に述べるごとき課題が存在する。
すなわち、竹馬は古くから遊びに供されていることから、子供から大人に至るまで様々な人が利用する。したがって、人によっては種々の理由から安定させることが難しいなどの事情もある。この場合、足台に足を乗せた使用者が比較的安定するような構造も希求されている。
すなわち、竹馬は古くから遊びに供されていることから、子供から大人に至るまで様々な人が利用する。したがって、人によっては種々の理由から安定させることが難しいなどの事情もある。この場合、足台に足を乗せた使用者が比較的安定するような構造も希求されている。
また、従来の竹馬は、その利用形態から垂直に立てた状態では安定せず、収納する際は他に立てかけるか倒した状態で収納する必要があった。
このように本考案は、上記した課題に鑑みて、竹馬を安定させて上手く乗れない人でも楽しむことができ、さらに利用後には収納スペースの状況に依らず効率的に収納することが可能な竹馬を提供することを目的とする。
このように本考案は、上記した課題に鑑みて、竹馬を安定させて上手く乗れない人でも楽しむことができ、さらに利用後には収納スペースの状況に依らず効率的に収納することが可能な竹馬を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案の一実施形態にかかる竹馬は、(1)使用者の足を載置可能な足台と、ストッパを介して前記足台が取り付けられる竿部と、前記竿部の下端に設けられて、接地面と少なくとも3点以上で接地する支柱部を備えた安定脚部と、前記安定脚部と前記竿部とを接続する接続ジョイント部と、を含み、前記接続ジョイント部は、前記足台に前記使用者の足が載置されていないときに前記竿部を立接させるとともに前記足台に前記使用者の足が載置されたときに前記竿部の上端部を揺動可能に支持する第1弾性支持体を含む。
なお、上記した(1)に記載の竹馬においては、(2)前記第1弾性支持体は、前記安定脚部の凹部に配設される下端部と、前記竿部の下端と接続される上端部と、を含むゴム部材により構成されてなることが好ましい。
また、上記した(1)又は(2)に記載の竹馬においては、(3)前記接続ジョイント部の変位に追従して変形可能に当該接続ジョイント部を覆う弾性カバー部材をさらに備えることが好ましい。
また、上記した(1)〜(3)に記載の竹馬においては、(4)前記支柱部は、前記接地面と接地する少なくとも3つの支柱を備え、各々の前記支柱は、前記接地面と接地するとともに前記第1弾性支持体の硬度よりも軟質の第2弾性支持体を含んで構成されてなることが好ましい。
このとき上記した(4)に記載の竹馬においては、(5)前記各々の支柱に配設される第2弾性支持体は、前記竿部の傾斜方向の側が相対的に低い硬度となるように、互いに異なる硬度を有してなることが好ましい。
本考案によれば、竹馬に比較的安定して乗ることができ、さらには利用後には竹馬を自立させて収納スペースに収容することが可能となる。
次に本考案を実施するための実施形態について説明する。なお、以下で詳述する以外の構成については、上記した特許文献1や2を含む公知の竹馬における構造や機構を適用することができる。
≪第1実施形態≫
<竹馬100>
本考案の第1実施形態における竹馬100について、図1及び図4を適宜参照しながら説明する。まず図1に示すとおり、本実施形態における竹馬100は、左右に一つずつで一対となって様々人の遊びに供され得る。なお図1では、かような竹馬を構成する一対の部材の一方を竹馬100として説明する。
<竹馬100>
本考案の第1実施形態における竹馬100について、図1及び図4を適宜参照しながら説明する。まず図1に示すとおり、本実施形態における竹馬100は、左右に一つずつで一対となって様々人の遊びに供され得る。なお図1では、かような竹馬を構成する一対の部材の一方を竹馬100として説明する。
同図から理解されるとおり、本実施形態の竹馬100は、足台10、竿部20、安定脚部30、接続ジョイント部40及び弾性カバー部材50などを含んで構成されている。
足台10は、使用者の足を載置可能な公知の踏み台である。この足台10の構造については種々の安定機構を設けることができ、例えば特許文献2に開示された付勢部材などを追加してもよい。
足台10は、使用者の足を載置可能な公知の踏み台である。この足台10の構造については種々の安定機構を設けることができ、例えば特許文献2に開示された付勢部材などを追加してもよい。
竿部20は、ストッパを介して足台10が取り付けられる棒状部材である。なお足台10を固定するストッパとしては、特に制限はなく、例えば接着剤による固定や特許文献2に開示された支持部材19など公知の種々の固定機構が適用できる。なお竿部20の材質に特に制限はなく、例えばプラスチックや金属など公知の材質を適用できる。
また、竿部20の下端部には、後述する安定脚部30及び接続ジョイント部40が設けられている。なお後述するとおり、竿部20の下端と、接続ジョイント部40の上端接続部41aとが、例えば溶接や圧入あるいは接着剤など公知の種々の固定手段を介して互いに接続されている。
安定脚部30は、前記した竿部20の下端に設けられて、接地面(地面やアスファルトなど)と少なくとも3点以上で接地する支柱部31と、この支柱部31が取り付けられるベース本体32とを備えてなる。この安定脚部30によって、例えば初心者や不慣れな使用者も竹馬に安定して乗ることが可能となっている。
ベース本体32は、後述する接続ジョイント部40と支柱部31との間に介在する基台であり、例えば金属やプラスチックなどの材料で構成されている。このベース本体32の上端には、接続ジョイント部40と接続される接続部33が形成されている。
なお本実施形態の接続部33は、接続ジョイント部40の少なくとも一部が収容される収容凹部となっている。しかしながら接続部33の形態は上記に限定されず、例えば上記した接着剤や溶接など公知の固定手段を適用してもよい。
支柱部31は、上記したとおり接地面と接地する少なくとも3つの支柱を有してなる。なお図1では3つの支柱が図示されているが、例えばベース本体32に対して3つまたは4つの支柱を有することが好ましい。本実施形態では、一例として、ベース本体32に3つの支柱部31が設けられた例について説明する。
図2に示すとおり、各々の支柱は、ベース本体32の底面に接続される支部34(支部34a〜34c)と、この支部34の下端に配置されて接地面と接地するとともに後述する第1弾性支持体41の硬度よりも軟質の第2弾性支持体35(第2弾性支持体35a〜35c)を含んで構成されている。
なおクッション材としても機能する第2弾性支持体35は、必ずしも必須ではなく適宜省略してもよい。また、支部34の材質にも特に制限はなく、上記したベース本体32と同様に、金属やプラスチックなど公知の種々の材質を適用できる。
接続ジョイント部40は、前記した安定脚部30と竿部20とを接続する機能を有している。本実施形態における接続ジョイント部40は、足台10に使用者の足が載置されていないときに竿部20を立接させるとともに足台10に使用者の足が載置されたときに竿部20の上端部(使用者が把持する竿部20の先端側)を揺動可能に支持する第1弾性支持体41を含んで構成されている。これにより、使用者が竹馬を使用していない場合には竹馬100を自立させて(収納に要するスペースを最小化して)当該竹馬を収納することが可能となっている。
第1弾性支持体41は、単体または他の部品と協働することで、竿部20を垂直に立設させることが可能な弾性を有している。かような第1弾性支持体41は、図2に示すように、安定脚部30の接続部33(本例では凹部)に配設される下端接続部41bと、竿部20の下端と接続される上端接続部41aと、を含む円筒状ゴム部材(ゴム芯E)により構成されていることが望ましい。また、下端接続部41bは、例えば固定部FP(接着剤など)を介して接続部33(凹部)に固定されていることが好ましい。
この円筒状ゴム部材の材質としては、対象年齢や形状に応じて適宜選択可能であって特に制限されず、例えば天然ゴムの他、少なくとも一部が化学的に合成されたイソプレンゴム、ブタジエンゴム、ウレタンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムなど合成ゴムなどの公知の種々のゴム材料を適用できる。
なお上述したとおり、この上端接続部41aと竿部20の下端とは公知の固定手段で固定されるとともに、下端接続部41bとベース本体32の接続部33とも公知の固定手段を介して固定されていることが好ましい。これにより、例えば使用者が竿部20を持ち上げたときにも下部構造α(安定脚部30および接続ジョイント部40)の少なくとも一部が離脱してしまうことが抑制できる。
なお図2に示すとおり、接続ジョイント部40は弾性変形が可能なように構成されているため、この特性が長く維持できるように耐久性が高いほうがよい。したがって、本実施形態の竹馬100では、この接続ジョイント部40をカバーする弾性カバー部材50をさらに備えることが好ましい。
この弾性カバー部材50は、竿部20が挿入可能な上部開口が形成されるとともにベース本体32の上部に接するように下部開口が形成された筒状の部材で構成されている。かような弾性カバー部材50は、接続ジョイント部40の変位に追従して変形可能に当該接続ジョイント部40を覆うことから、材質としては上記した各種の公知のゴム材料などが好適である。
なお、かような第1弾性支持体41は、図2に示す円筒状ゴム部材に限定されない。すなわち、第1弾性支持体41は、上記した竿部20と安定脚部30とを接続して弾性変形可能であれば、他の材質や構造を適用してもよい。
また、かような第1弾性支持体41は、図2に示すように単体で構成される形態に限定されない。すなわち、第1弾性支持体41は、上記した竿部20と安定脚部30とを接続して弾性変形可能であれば、単体で構成されずに複数の部品で構成される形態を適用してもよい。
以上説明した本実施形態の竹馬100によれば、使用者はこの竹馬100を一対備えた竹馬に比較的安定して乗ることができ、さらに利用後には竹馬100を自立させて収納スペースにそれぞれ収容することが可能となっている。
なお上記した実施形態においては、各支柱にそれぞれ設けられた第2弾性支持体35は、互いに同程度の硬度を有していた。これに対して以下で説明する変形例では、複数の第2弾性支持体35において、少なくとも一部の第2弾性支持体35が他の第2弾性支持体35と硬度が異なっている。
すなわち、図3に示すように、使用者はバランスを取るため竹馬に乗った状態では竿部20が傾斜することが想定される。したがって、各支柱における第2弾性支持体35は、竿部20の上端部が傾斜する側に位置するものと、その反対側に位置するものとに分類できる。
そこで、本変形例では、各々の支柱に配設される第2弾性支持体35は、竿部20の傾斜方向の側が相対的に低い硬度となるように、互いに異なる硬度を有してなる構成としている。より具体的には、図3に示すように、使用時に傾斜する側に対応する第2弾性支持体35aの硬度は、その反対側に対応する第2弾性支持体35bの硬度よりも低くなるように設定されている。これにより使用者は、竹馬100の足台10に乗った際に前傾しやすい一方で後傾はし難いため安定姿勢を取りやすくなる。
このように接続ジョイント部40を中心に、使用時の安定姿勢を考慮して、竿部20の上端部が傾斜する側に対応する第2弾性支持体35の硬度を、その反対側に対応する第2弾性支持体35の硬度よりも低く設定してもよい。
なお、このとき、足台10のベース本体32に対する取り付け位置が常に一定(同じ向き)となるようにする必要がある。これに対しては、例えば図4(a)に示すように、竿部20にキーKと弾性カバー部材50などにキー溝K/Wとを設けることが考えられる。
または、例えば図4(b)に示すように竿部20の下端側断面を三角形として弾性カバー部材50の上部開口を上記三角形に対応する形状とすることなどが考えられる。
あるいは、竿部20の安定脚部30に対する着脱を考慮しないのであれば、予め上記の関係性を有する形で竿部20と安定脚部30とを接続してもよい。
あるいは、竿部20の安定脚部30に対する着脱を考慮しないのであれば、予め上記の関係性を有する形で竿部20と安定脚部30とを接続してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本考案の好適な実施形態および変形例について詳細に説明したが、本考案はかかる例に限定されない。本考案の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、実用新案登録請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、これら実施形態や変形例に対して更なる修正を試みることは明らかであり、これらについても当然に本考案の技術的範囲に属するものと了解される。
本考案は、様々な人が安定して使用できるとともに使用後の収納性にも優れた竹馬を実現するのに適している。
100 竹馬
10 足台
20 竿部
30 安定脚部
40 接続ジョイント部
50 カバー部材
10 足台
20 竿部
30 安定脚部
40 接続ジョイント部
50 カバー部材
Claims (5)
- 使用者の足を載置可能な足台と、
ストッパを介して前記足台が取り付けられる竿部と、
前記竿部の下端に設けられて、接地面と少なくとも3点以上で接地する支柱部を備えた安定脚部と、
前記安定脚部と前記竿部とを接続する接続ジョイント部と、を含み、
前記接続ジョイント部は、前記足台に前記使用者の足が載置されていないときに前記竿部を立接させるとともに前記足台に前記使用者の足が載置されたときに前記竿部の上端部を揺動可能に支持する第1弾性支持体を含むことを特徴とする、竹馬。 - 前記第1弾性支持体は、前記安定脚部の凹部に配設される下端部と、前記竿部の下端と接続される上端部と、を含むゴム部材により構成されてなることを特徴とする、請求項1に記載の竹馬。
- 前記接続ジョイント部の変位に追従して変形可能に当該接続ジョイント部を覆う弾性カバー部材をさらに備えたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の竹馬。
- 前記支柱部は、
前記接地面と接地する少なくとも3つの支柱を備え、
各々の前記支柱は、前記接地面と接地するとともに前記第1弾性支持体の硬度よりも軟質の第2弾性支持体を含んで構成されてなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の竹馬。 - 前記各々の支柱に配設される第2弾性支持体は、前記竿部の傾斜方向の側が相対的に低い硬度となるように、互いに異なる硬度を有してなることを特徴とする、請求項4に記載の竹馬。
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