JP3227911B2 - 両面型磁気ヘッドの位置調整方法 - Google Patents

両面型磁気ヘッドの位置調整方法

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JP3227911B2 JP16212493A JP16212493A JP3227911B2 JP 3227911 B2 JP3227911 B2 JP 3227911B2 JP 16212493 A JP16212493 A JP 16212493A JP 16212493 A JP16212493 A JP 16212493A JP 3227911 B2 JP3227911 B2 JP 3227911B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスク装
置に使用する両面型磁気ヘッドの位置調整方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、両面型磁気ヘッドの位置を調整す
るには、まず、基準となる第1の磁気ヘッドの読み出
し、または書き込みのための磁気ギャップ(以下、R/
Wギャップと略す)を位置合わせ治具、基準ヘッドおよ
び光学系の測定系を用いて位置決めする。その後、第2
の磁気ヘッドを組み立て、この第2の磁気ヘッド調整用
フロッピーディスク(以下、アライメントメディアと呼
ぶ)に対する半径方向の位置(ラジアライメントとい
う)と、R/Wギャップの角度(アジマスという)の調
整を行うとともに、上記アライメントメディアの円周方
向に対する位置(バーストという)の調整を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の両面型磁気ヘッドの位置調整方法では、第1と第2
の磁気ヘッドの相対位置調整(通常、Φ/1合わせと呼
ぶ)において、両者間にアライメントメディアを介在さ
せるため、、アライメントメディアが必要となる。その
結果、第1と第2の磁気ヘッドの調整精度がアライメン
トメディアの精度に左右される。また、アライメントメ
ディアに傷があると、これに伴い出力が変化するために
自動化が困難であるばかりでなく、アライメントメディ
アの交換に伴うコストが必要となる。生産数を増加させ
る場合には、これらに関する費用の増加は更に大きくな
る。更に、アライメントメディアはそのベースフィルム
がPET(ポリエチレンテレフタレート)などで形成さ
れ、温湿度の影響を大きく受けるため、調整を行う環境
を温湿度コントロールしなければならず、設備費も高価
となるなどの問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、アライメントメディアを用いることな
く、両面型磁気ヘッドの相対位置を精度良く、しかも、
簡単に、かつ安価に調整することができるようにした両
面型磁気ヘッドの位置調整方法を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、基準となる第1の磁気ヘッドを送信器と
して動作させ、調整される第2の磁気ヘッドを受信器と
して動作させ、上記第2の磁気ヘッドからの出力がほぼ
最大値となるようにこの第2の磁気ヘッドの位置を調整
し、上記第1と第2の磁気ヘッドの相対位置を合わせを
行った後、上記第2の磁気ヘッドをトラック方向のみ
に、4×N×Tp(N:自然数、Tp:トラックピッ
チ)の距離だけ移動させるようにしたものである。
【0006】
【作用】したがって、本発明によれば、基準となる第1
の磁気ヘッドを送信器として用い、第2の磁気ヘッドを
受信器として用い、電磁気的結合度によって出力が変化
することを利用し、この出力がほぼ最大値となるように
第2の磁気ヘッドを第1の磁気ヘッドに対して位置調
整、すなわち、アライメント、アジマス、バーストの調
整を行い、その後、第2の磁気ヘッドをトラック方向の
みに移動させることにより、相対位置合わせを完了する
ので、アライメントメディアを用いることなく、第1と
第2の磁気ヘッドの相対位置合わせを行うことができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0008】まず、本発明の位置調整方法を適用する両
面型磁気ヘッド装置について説明する。
【0009】図1は両面型磁気ヘッド装置を示す斜視
図、図2は磁気ヘッドを示す拡大斜視図、図3は磁気ヘ
ッドのギャップの拡大斜視図である。
【0010】図1に示すように、キャリッジ1の基部に
ヘッドアーム2の基部が上下方向に回動可能に支持され
ている。すなわち、ヘッドアーム2の基部に板ばね3の
一側が取り付けられ、板ばね3の他側が押さえ板4と共
にねじ5によりキャリッジ1の基部に取り付けられ、板
ばね3の弾性を利用してヘッドアーム2がキャリッジ1
に対し、上下方向に回動することができる。
【0011】キャリッジ1の先端部とヘッドアーム2の
先端部にはフロッピーディスク6を挟む第1と第2の磁
気ヘッド7と8(図4参照)が設けられる。各磁気ヘッ
ド7、8は同一構成のものが用いられ、図2に示すよう
に、コア9がセラミック製のスライダー10により両側
を保持され、図3に示すように、コア9にフロッピーデ
ィスク6の走行方向ZにR/Wギャップ11と、フロッ
ピーディスク6のトラック(図示省略)の両側をイレー
ズするためのイレーズギャップ12が並列されて設けら
れている。第1の磁気ヘッド7はプレート13によりキ
ャリッジ1に取り付けられ、第2の磁気ヘッド8はプレ
ート13に替えてジンバルばね14(図4参照)により
ヘッドアーム2に取り付けられている。また、第1と第
2の磁気ヘッド7と8は、通常、クロストークを低減す
るため、フロッピーディスク6のトラック方向に所要寸
法だけずらされている(図4参照)。
【0012】図1に示すように、キャリッジ1の基部側
方にはリードスクリュー用連係部15が突設され、リー
ドスクリュー用連係部15に突設された支持部16に荷
重ばね17が嵌装され、荷重ばね17の一側はキャリッ
ジ1側に係合され、荷重ばね17の他側はヘッドアーム
2の上面に系合されている。そして、荷重ばね17の弾
性によりヘッドアーム2、すなわち、第2の磁気ヘッド
8がキャリッジ1、すなわち、第1の磁気ヘッド7側に
加圧され、第1と第2の磁気ヘッド7と8でフロッピー
ディスク6を安定して挟むことができる。また、ヘッド
アーム2および第2の磁気ヘッド8が荷重ばね17の弾
性に抗して上方へ回動されることにより、フロッピーデ
ィスク6を解放することができる。
【0013】リードスクリュー用連係部15は回転軸1
8のリードスクリュー部(図示省略)に力伝達部材を介
して連係され、キャリッジ1にリードスクリュー用連係
部15とは反対側に突設された支持部19がガイドロッ
ド20に回転規制状態で案内されるように係合されてい
る。したがって、回転軸18をステッピングモータ(図
示省略)により回転させることにより、キャリッジ1、
ヘッドアーム2、第1の磁気ヘッド7、第2の磁気ヘッ
ド8等がガイドロッド20に沿ってフロッピーディスク
6の半径方向に移動されて位置決めされる。
【0014】なお、図1中の符号21は磁気ヘッド7、
8の巻線を外部へ引き出すための接続用電線である。
【0015】図4は本発明の一実施例における両面型磁
気ヘッドの位置調整方法を示す調整工程説明図、図5は
基準となる第1の磁気ヘッド7のR/Wギャップ部と、
調整される第2の磁気ヘッド8のR/Wギャップ部を拡
大して示す調整動作原理説明図である。
【0016】図5において、9aはそれぞれのバックバ
ーを示し、9bはそれぞれのI型コアを示し、9cはそ
れぞれのC型コアを示し、11はそれぞれの磁気ギャッ
プを示し、22、23はそれぞれの巻線を示している。
【0017】図6はアライメント、アジマスおよびバー
ストを変化させた場合に、第2の磁気ヘッド8から出力
される信号を強さを示す出力変化図である。
【0018】以下、本発明の位置調整方法について図
1、図4ないし図6を参照しながら説明する。まず、基
準となる第1の磁気ヘッド7のR/Wギャップ11を光
学的手段によって、アライメント、アジマス、バースト
の3方向において高精度に調整し、第1の磁気ヘッド7
を調整した状態でキャリッジ1に対してプレート13を
用いて接着などの方法で固定する(図4のステップ3
1)。一方、第2の磁気ヘッド8をフロッピーディスク
6との接触を安定にするため、ジンバルばね(通常0.
05〜0.1mm厚程度の薄板)14を用いてヘッドア
ーム2に対して接着などの方法で固定する。次に、キャ
リッジ1とヘッドアーム2をねじ5を用いて組み立て、
支持部16に嵌装した荷重ばね17をヘッドアーム2に
掛ける。次に、第1の磁気ヘッド7の巻線22に外部か
らオシレータ(発振器)によって交流信号を印加する。
この交流信号の周波数や波形については、磁気ヘッド7
の種々の条件などにより選択するものとする。5.25
インチ用の48TPI(1インチ当たり48本のトラッ
クを有することを意味する)では、三角波で、600k
Hz程度の感度が良かったが、特に、限定する必要はな
い。
【0019】次に、ねじ5を緩め、ヘッドアーム2を移
動させながら、第2の磁気ヘッド8のアライメント方向
(トラック方向)X、アジマス方向、バースト方向Yの
調整を行う(図4のステップ32)。この調整に際し、
図6に示すように、第2の磁気ヘッド8の測定点(増幅
器を接続しても同様の結果が得られる。)の出力を測定
する。第1の磁気ヘッド7と、第2の磁気ヘッド8が上
下正反対(コアの上記3方向が一致する場合)となった
ときが、第1の磁気ヘッド7のコア9と第2の磁気ヘッ
ド8のコア9の電磁気的結合が最も密に(高く)なった
状態となり、測定点の出力が最も大きくなる点である。
実際上においては、必要な精度内に対応する出力値にな
れば、上記3方向の位置合わせを完了したとすることも
可能である。
【0020】次に、上記調整状態を保ち、第2の磁気ヘ
ッド8等をクロストークの低減のため、フロッピーディ
スク6のトラック方向Xのみに移動させる(図4のステ
ップ33)。このとき、第2の磁気ヘッド8はキャリッ
ジ1等の移動を案内するガイドロッド20に平行で、し
かも、4×N×Tp(N:自然物、Tp:トラックピッ
チ)の距離だけ移動させる。この状態でねじ5を締め付
け、キャリッジ1にヘッドアーム2を固定することによ
り、調整作業を完了する。
【0021】このように、上記実施例によれば、基準と
なる第1の磁気ヘッド7を送信器として動作させ、電磁
気的結合度を利用して第2の磁気ヘッド8の第1の磁気
ヘッド7に対するアライメント、アジマス、バーストを
正確に調整した後、第2の磁気ヘッド8をフロッピーデ
ィスク6のトラック方向のみに所要距離移動させて調整
を行うようにしているので、調整用のアライメントメデ
ィアを不要とすることができる。したがって、アライメ
ントメディアの精度に左右されることなく、精度良く調
整することができる。また、アライメントメディアの傷
などに伴う出力変化による自動化の困難さをなくすこと
ができる。また、アライメントメディアは、そのベース
フィルムがPET(ポリエチレンテレフタレート)など
で形成され、温湿度の影響を大きく受けるため、調整を
行う環境を温湿度コントロールする必要があったが、こ
れも不要となる。更に、第2の磁気ヘッド8をトラック
方向のみ移動する前の調整完了時に、発振器(第1の磁
気ヘッド7の巻線に22接続されている)の出力を減少
させながら停止すれば、磁気ヘッド7、8の帯磁を除去
することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明から明らかなように本発明によ
れば、基準となる第1の磁気ヘッドを送信器として用
い、第2の磁気ヘッドを受信器として用い、電磁気的結
合度によって出力が変化することを利用し、この出力が
ほぼ最大値となるように第2の磁気ヘッドを第1の磁気
ヘッドに対して位置調整した後、第2の磁気ヘッドをト
ラック方向のみに所要距離だけ移動させることにより、
調整作業を完了し、調整用のアライメントメディアを不
要としている。したがって、従来のようにアライメント
メディアを用いた場合のすべての問題を解消することが
できる。すなわち、両面型磁気ヘッドの相対位置を精度
良く、しかも、簡単に、かつ安価に調整することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置調整方法を適用する両面型磁気ヘ
ッド装置を示す斜視図
【図2】同両面型磁気ヘッド装置における磁気ヘッドを
示す拡大斜視図
【図3】同磁気ヘッドのギャップ部の拡大斜視図
【図4】本発明の一実施例における両面型磁気ヘッドの
位置調整方法を示す調整工程説明図
【図5】同位置調整方法における調整動作原理説明図
【図6】同位置調整方法における第2の磁気ヘッドの出
力変化図
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 ヘッドアーム 7 第1の磁気ヘッド 8 第2の磁気ヘッド 9 コア 9a バックバー 9b I型コア 9c C型コア 10 スライダー 11 R/Wギャップ 12 イレーズギャップ 13 プレート 14 ジンバルばね 17 荷重ばね 18 回転軸 20 ガイドロッド 22 巻線 23 巻線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準となる第1の磁気ヘッドを送信器と
    して動作させ、調整される第2の磁気ヘッドを受信器と
    して動作させ、上記第2の磁気ヘッドからの出力がほぼ
    最大値となるようにこの第2の磁気ヘッドの位置を調整
    し、調整後、上記第2の磁気ヘッドをトラック方向のみ
    に所要距離だけ移動させることを特徴とする両面型磁気
    ヘッドの位置調整方法。
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