JP3227548U - 演奏制御システム、演奏制御装置 - Google Patents

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磯崎 善政
善政 磯崎
河野 恭浩
恭浩 河野
栄美子 神田
栄美子 神田
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Abstract

【課題】自動演奏モードと演奏制御モードとの切り替え時における演奏テンポの制御操作を容易にする演奏制御システムを提供する。
【解決手段】演奏制御装置1と演奏装置21とを有する、演奏制御システムであって、演奏装置は、外部機器100と通信する第1インターフェース31と、音源装置と、を有し、演奏制御装置は、タッチパネル52と、第2インターフェース14と、制御回路と、を有し、制御回路は、ユーザがタッチパネルに触れることに応じて、自動演奏モードまたは演奏制御モードを選択的に設定し、演奏制御モードでは、ユーザの動作に基づいてテンポ制御信号を生成し、自動演奏モードでは、第2インターフェースを通じて、自動演奏データを演奏装置へ出力すると共に、演奏制御モードでは、第2インターフェースを通じて、テンポ制御信号に基づいて演奏テンポを変更しつつ自動演奏データを演奏装置へ出力するよう制御する。
【選択図】図1

Description

本考案は、演奏テンポを制御する演奏制御システム、演奏制御装置に関する。
従来、テンポをリアルタイムに制御できる演奏制御装置が知られている(特許文献1)。この装置は、マニュアルモード(演奏制御モード)とオートモード(自動演奏モード)とを選択することができる。マニュアルモードでは、操作者は、テンポ制御のための動作として、テンポ制御信号出力装置を片手で把持して曲の拍子に応じて所定の方向に振ることにより、マニュアルでテンポ制御することができる。
特許3471480号公報
しかしながら、マニュアルモードとオートモードとの切り替えは、専用のスイッチの操作によってなされる。そのため、1つの曲の演奏中にマニュアルモードとオートモードとを切り替えるモード切り替え操作をすることが困難な場合がある。例えば、マニュアルモードからオートモードへ切り替える場合に、テンポ制御のための動作を安定して継続しつつモード切り替え操作をすることは容易でない。一方、オートモードからマニュアルモードへ切り替えた場合、モード切り替え操作の直後に、テンポ制御のための動作を適切に開始することは容易でない。このように、自動演奏モードと演奏制御モードとの切り替え時における演奏テンポの制御操作が容易でないという問題があった。
本考案の一つの目的は、自動演奏モードと演奏制御モードとの切り替え時における演奏テンポの制御操作を容易にすることができる演奏制御システムを提供することである。
本考案の一形態によれば、タッチパネルと、ユーザが前記タッチパネルにおける所定領域に触れることに応じて、自動演奏モードまたは演奏制御モードを選択的に設定するモード設定部と、前記モード設定部により前記演奏制御モードが設定された状態で、ユーザの動作に基づいてテンポ制御信号を生成する信号生成部と、前記モード設定部により前記自動演奏モードが設定された状態では、自動演奏データを音源装置へ出力すると共に、前記演奏制御モードが設定された状態では、前記信号生成部により生成された前記テンポ制御信号に基づいて演奏テンポを変更しつつ前記自動演奏データを前記音源装置へ出力するよう制御する制御部と、を有する、演奏制御システムが提供される。
本考案の一形態によれば、自動演奏モードと演奏制御モードとの切り替え時における演奏テンポの制御操作を容易にすることができる。
本考案の一実施例に係る演奏制御装置の概略構成を示すブロック図である。 タッチパネルの表示態様の例を示す図である。 タッチパネルの表示態様の例を示す図である。 曲の拍子と演奏制御装置の振り方の一例を示す図である。 自動演奏データのデータフォーマットを示す図である。 テンポ制御信号出力処理を示すフローチャートである。 ピーク検出処理を示すフローチャートである。 ピーク種類判定処理を示すフローチャートである。 ピーク2判定処理を示すフローチャートである。 ピーク3判定処理を示すフローチャートである。 振り角度を算出する方法を説明するための図である。 メイン処理を示すフローチャートである。 スタート処理を示すフローチャートである。 オート1モード処理を示すフローチャートである。 オート2モード処理を示すフローチャートである。 マニュアルモード処理を示すフローチャートである。 再生処理を示すフローチャートである。 拍制御間隔とデルタタイム累算値との関係を説明するための図である。 イベント対応処理を示すフローチャートである。 テンポキーオン処理を示すフローチャートである。 デルタタイム累算値の具体的な算出方法を説明するための図である。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本考案の第1の実施の形態に係る演奏制御システムの概略構成を示すブロック図である。この演奏制御システムは、演奏制御装置1と、電子楽器21と、外部装置100とを有する。演奏制御装置1と電子楽器21とは、無線通信または有線通信により互いに通信可能に接続されている。演奏制御装置1と外部装置100とは、無線通信または有線通信により互いに通信可能に接続されている。電子楽器21は、例えば、音源装置としての音源回路33を有する鍵盤楽器または演奏装置として構成される。
演奏制御装置1は、加速度センサ(X)2、加速度センサ(Y)3、スイッチ群4、A/D変換回路7,8、スイッチ検出回路9、CPU10、ROM11、RAM12と、タイマ13を有する。また、演奏制御装置1は、各種インターフェース(I/F)14、タッチパネル52、バイブレータ51(振動発生部)、記憶部53を有する。上記構成要素7〜14、51〜53は、バス15を介して相互に接続され、CPU10にはタイマ13が接続されている。
加速度センサ2は、演奏制御装置1の揺動動作のうちX軸(水平)方向の加速度を検出し、アナログ電気信号に変換する。加速度センサ3は、同様に、演奏制御装置1の揺動動作のうちY軸(垂直)方向の加速度を検出し、アナログ電気信号に変換する。スイッチ群4は、各種情報を入力するための各種の操作部材であり、ボリュームスイッチ55(図5)を含む。A/D変換回路7,8は、加速度センサ2,3からのアナログ出力信号をそれぞれデジタル信号に変換する。
スイッチ検出回路9は、スイッチ群4の各スイッチの操作状態を検出する。CPU10は装置1全体を制御する。ROM11は、CPU10が実行する制御プログラムやテーブルデータ等を記憶する。RAM12は、自動演奏データ、各種入力情報および演算結果等を一時的に記憶する。タイマ13は、タイマ割込み処理における割込み時間や各種時間を計時する。
各種I/F14は、無線および有線による通信インターフェースを含む。例えば、各種I/F14は、Wi−FiI/Fやブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)I/F等による無線通信が可能である。このほか、各種I/F14は、LANI/F、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)I/Fを含む。
タッチパネル52は、図2、図3で説明するように、情報を表示するLCD等の表示画面を有すると共に、接触により入力操作を行うことが可能な表示パネルである。バイブレータ51は、振動を発生させることができる。記憶部53は、不揮発メモリ等の記憶媒体であり、着脱可能な記憶媒体であってもよい。記憶部53は、自動演奏データを複数記憶する。
電子楽器21は、鍵盤22、スイッチ群23、押鍵検出回路24、スイッチ検出回路25、CPU26、ROM27、RAM28、タイマ29、ディスプレイ30、各種インターフェース(I/F)31、記憶部32、音源回路33、効果回路34、サウンドシステム35を有する。構成要素24〜34は、バス36を介して相互に接続される。CPU26にはタイマ29が接続される。音源回路33には効果回路34が接続される。効果回路34にはサウンドシステム35が接続される。
鍵盤22は、音高情報を入力するための複数の鍵から成る。スイッチ群23は、各種情報を入力するための複数の操作部である。押鍵検出回路24は、鍵盤22の押鍵状態を検出する。スイッチ検出回路25は、スイッチ群23の各スイッチの操作状態を検出する。CPU26は、電子楽器21の全体を制御する。ROM27は、CPU26が実行する制御プログラムやテーブルデータ等を記憶する。RAM28は、自動演奏データ、各種入力情報および演算結果等を一時的に記憶する。タイマ29は、タイマ割込み処理における割込み時間や各種時間を計時する。ディスプレイ30は、LCD等で構成され、自動演奏データや各種情報等を表示する。
各種I/F31は、無線および有線による通信インターフェースを含む。例えば、各種I/F31は、各種I/F14と同様に、Wi−FiI/F、ブルートゥースI/F、LANI/F、MIDII/Fを含む。記憶部32は、不揮発メモリ等の記憶媒体であり、着脱可能な記憶媒体であってもよい。記憶部32は、各種プログラム、自動演奏データや各情報を記憶する。音源回路33は、各種I/F31や鍵盤22からの演奏データや自動演奏データ等を音信号に変換する。効果回路34は、音源回路33からの音信号に各種効果を付与する。サウンドシステム35は、スピーカ等で構成され、効果回路34からの音信号を音響に変換する。
演奏制御装置1の各種I/F14は、電子楽器21の各種I/F31と相互に接続され、演奏制御装置1と電子楽器21との間で信号の送受信が行われる。この各種I/F14,31間の接続は、有線で行ってもよいし、無線で行ってもよい。その際の通信規格は問わない。本実施の形態では、一例として、両者はブルートゥースによって通信される。なお、演奏制御装置1の各種I/F14は、外部装置100の不図示のI/Fとも、ブルートゥースによって通信される。
演奏制御装置1は自動演奏機能を備える。演奏制御装置1は、自動演奏データに基づくキーオンやキーオフ等のイベントを示すイベントデータを電子楽器21に送信する。イベントデータを受信した電子楽器21は、音源回路33を用いて音響を発生することで自動演奏データを再生する。
演奏モードには、「マニュアルテンポ・モード」(マニュアルモード;演奏制御モード)および「オートテンポ・モード」(オートモード;自動演奏モード)がある。演奏制御装置1は、マニュアルモードにおいては、自動演奏データを電子楽器21に再生させる際、ユーザの操作によってテンポをマニュアルで制御することができる。マニュアルモードは、テンポ制御タイミングに応じたテンポで曲を再生するモードである。オートモードは、自動演奏データによって予め定められているテンポで曲を再生するモードである。図2、図3で説明するように、ユーザは、マニュアルモードとオートモードのいずれかのモードに切り替えることができる。一例として、操作者は、演奏制御装置1を片手で把持し、演奏制御装置1を曲の拍子に応じて所定の方向に振ることにより、マニュアルでテンポ制御することができる。演奏制御装置1を振る動作は、テンポ指定動作の一態様である。
オートモードには、「オート1モード」、「オート2モード」の2種類のモードがある。オート1モードは、マニュアルモードからオートモードに移行したときに、移行前のテンポを維持するモードである。オート2モードは、マニュアルモードからオートモードに移行したときに、再生対象の曲の標準テンポに復帰するモードである。
演奏制御装置1は、スマートフォン等の通信端末装置であってもよい。本考案を実現するための制御プログラムは、アプリケーションプログラムとして各種I/F14を介して取得され、インストールされてもよい。この場合、アプリケーションプログラムの記憶先は記憶部53であってもよい。また、電子楽器21は、最低限、音源回路33を有する音源装置であってもよい。外部装置100は必須でない。
図2、図3は、タッチパネル52の表示態様の例を示す図である。図2は、選曲画面D1、設定画面D2を示している。図3は、いずれも演奏画面として、演奏初期画面D3、オートモード画面D4、マニュアルモード画面D5を示している。図2、図3では、演奏制御装置1に設けられたボリュームスイッチ55(操作部)が便宜的に図示される。タッチパネル52、ボリュームスイッチ55は演奏制御装置1の本体部に備えられる。
まず、演奏制御装置1の初期画面で、テンポ制御信号出力処理のアプリケーションプログラムを示すアイコン(不図示)がタップされると、テンポ制御信号出力処理のプログラムが開始される。そして、個々の曲56を選択する前段階で、曲のジャンルのリストが表示される。曲のジャンルが選択されると、選曲画面D1(図4)が表示される。選曲画面D1には、複数の曲56(56A〜56G)のリストが表示される。ユーザは、画面を上下にスワイプすることで表示外となっている曲56を表示させることができる。曲56のリストのいずれかがタップ操作されるとその曲56が選択状態(再生対象)となり、演奏初期画面D3(図5)へ遷移する。
選曲画面D1において、通信接続ボタン54がタップされると、不図示の通信接続画面に遷移する。ユーザは、通信接続画面においては、通信先装置との通信接続・通信切断を指定することができる。通信先装置として複数の装置を指定可能であり、例えば、電子楽器21、外部装置100が指定される。設定ボタン59がタップ操作されると、画面表示は設定画面D2に遷移する。
設定画面D2には、設定項目57(57A〜57E等)と、各設定項目57の有効/無効を指定する指定ボタン58(58A〜58E等)が表示される。ユーザは、指定ボタン58を操作することで、設定項目57ごとに、有効にするか無効にするかを指定することができる。指定ボタン58Aは、マニュアルモードからオートモードに移行したときに、そのオートモードがオート2モードであるか、オート1モードであるかを指定するボタンである。例えば、指定ボタン58Aが有効に指定されると、オートモードへの移行時にはオート1モードに移行する。なお、指定ボタン58A以外に、オート1モードとオート2モードとを切り替えるためのボタンを設けてもよい。
指定ボタン58Bは、マニュアルモードとオートモードとのモード切り替えを、所定領域60(図5)の操作により行うか、ボリュームスイッチ55の操作により行うかを指定するボタンである。例えば、指定ボタン58Bが有効の場合、所定領域60の操作によりモード切り替えが可能となる(図3を用いて説明する)。一方、指定ボタン58Bが無効の場合、ボリュームスイッチ55の押下、押下解除によりモード切り替えが可能となる。
指定ボタン58Cは、鍵盤22を押す動作によってもテンポ指定動作を可能にするか否かを指定するボタンである。指定ボタン58Dは、外部装置100を振る動作によってもテンポ指定動作を可能にするか否かを指定するボタンである。指定ボタン58C、58Dがそれぞれ有効の場合は、鍵盤22を押す動作、外部装置100を振る動作によっても、演奏制御装置1を振る動作と同様に、テンポ制御信号が生成される。
指定ボタン58Eは、マニュアルモード自体を有効にするか否かを指定するボタンである。指定ボタン58Eが無効の場合、上述したモード切り替えの操作が行われても、オートモードからマニュアルモードに移行することはない。指定ボタン58Fは、テンポ指定動作の強さ(例えば、演奏制御装置1を振る強さ)に応じて発生する音のダイナミクス(音量、あるいはアタックの強さ)を制御することを有効にするか否かを指定するボタンである。指定ボタン58Fが有効の場合、テンポ指定動作が強いほど、ダイナミクスが大きくなる。
図3に示すように、演奏画面(演奏初期画面D3、オートモード画面D4、マニュアルモード画面D5)には、停止ボタン64、設定ボタン65が表示ボタンとして表示される。曲の演奏中に停止ボタン64がタップ操作されると、演奏が停止する。設定ボタン65がタップされると設定画面D2(図2)に遷移する。
所定領域60は、タッチパネル52において、色等により他の領域と区別されるように表示された領域である。マニュアルモード自体が有効指定(指定ボタン58Eが有効)で、且つ、モード切り替えを所定領域60の操作により行う指定(指定ボタン58Bが有効)の場合を例にとり、動作の遷移を説明する。演奏初期画面D3において、所定領域60には、PLAYの文字と、再生箇所を示す小節番号62(例えば、1/28)が表示される。演奏初期画面D3の所定領域60がタップされると、再生対象の曲の演奏が開始され、画面はオートモード画面D4に遷移する。
オートモード画面D4では、演奏初期画面D3に対し、所定領域60が異なる色に変化すると共に、所定領域60内の文字領域61に、オートモードを示す「AUTO」の文字が表示される。なお、オート1モードとオート2モードとを区別する表示が所定領域60に表示されてもよい。上述のように、オートモードでは、シーケンスデータである自動演奏データに従って、各キーオンイベントが、MIDI信号として各種I/F14から各種I/F31に対して送信される。従って、自動演奏データで規定されるテンポで、電子楽器21で曲が再生される。
オートモード画面D4において所定領域60がタップ操作されると、マニュアルモード画面D5へ遷移する。マニュアルモード画面D5では、オートモード画面D4および演奏初期画面D3に対し、所定領域60が異なる色に変化すると共に、所定領域60内の文字領域61に、マニュアルモードを示す「CONTROL」の文字が表示される。小節番号62は進行していて、例えば4/28となっている。マニュアルモード画面D5では、さらに、TAPボタン63が表示される。TAPボタン63は、所定領域60とは異なる操作領域である。なお、画面D3、D4、D5は互いに表示態様が異なればよく、色や文字の違いに限定されない。
ユーザが所定領域60に触れている間、マニュアルモードが維持される。一方、所定領域60から指を離すとオートモード画面D4へ遷移する。再生開始後、ユーザが所定領域60に触れていない間、オートモードが維持される。所定領域60への接触、非接触が繰り返されることで、マニュアルモード、オートモードが繰り返される。
なお、選曲画面D1において、ある曲を左にスワイプすると、不図示の打数設定画面(打数設定部)が表れる。打数設定画面での打数設定については後述する。このほか、演奏チャンネルのリストを表示する画面(不図示)においては、一部のチャンネルの演奏をしない「パートキャンセル」の指定が可能である。
マニュアルモードでは、ユーザは、テンポ指定動作によりテンポを制御することができる。上記したように、テンポ指定動作の態様には、演奏制御装置1を振る動作、外部装置100を振る動作、任意の鍵盤22を押す動作がある。テンポ指定動作の態様には、このほか、TAPボタン63をタップする(押す)動作も含まれる。まず、演奏制御装置1によるテンポ指定動作について説明する。
図4は、曲の拍子と演奏制御装置1の振り方の一例を示す図である。曲が3拍子である場合には、図4(a)に示すように、3角形の各辺の方向に演奏制御装置1を振ることによりテンポが制御される。曲が2拍子または4拍子である場合には、図4(b)に示すように、上または下方向に演奏制御装置1を振ることによりテンポが制御される。
具体的には、操作者が演奏制御装置1を振ると、その揺動動作に応じて加速度センサ2,3からそれぞれ信号(タイミング信号)が出力される。CPU10は、各信号から操作者が行っている動作状態、すなわち、操作者の動作が図4の動作1〜3のうちいずれの動作に該当するかを判別する。さらにCPU10は、判別された動作における絶対加速度がピークとなる位置を検出する。ピーク位置は、演奏制御装置1の振り方にもよるが、各動作1〜3のほぼ中間地点で速度がピークとなると想定される。CPU10は、ピーク位置で、検出された動作に対応するテンポ制御信号としてキーコードのオンイベント(マークデータ)を生成し、そのイベントに所定のチャンネル番号(本実施の形態では、チャンネル1)を付与する。例えば、CPU10は、動作1に対してはテンポ制御信号としてキーコード“C3”のキーオンイベントを生成し、そのイベントにチャンネル1を付与する。同様にCPU10は、テンポ制御信号として、動作2に対してはキーコード“C#3”のキーオンイベント、動作3に対してはキーコード“D3”のキーオンイベントを生成し、それらのイベントにチャンネル1を付与する。CPU10は、ユーザのテンポ指定動作に基づくタイミング信号を取得する。各動作に対応するキーコードは、ユーザのテンポ指定動作に基づくテンポ制御信号に該当する。
ここで、演奏制御装置1は、自動演奏データの読み出しを行う。各キーオンイベントは、MIDI信号として各種I/F14から各種I/F31に対して出力される。発音処理は電子楽器21が行う。なお、テンポ制御に関するイベントは、RAM12の所定領域に一時的に格納された後に解析され、その解析結果がRAM12の所定領域TKONに格納される。
このほか、指定ボタン58Dが有効の場合、ユーザのテンポ指定動作に基づくタイミング信号は、外部装置100から通信によって取得される。テンポ指定動作は、外部装置100を動作1〜3のように振る動作である。外部装置100は、加速度センサ2,3と同様の加速度センサを有する。外部装置100は、自身の揺動動作(動作1〜3)に応じた加速度センサによる検出信号をタイミング信号として演奏制御装置1へ送信する。CPU10は、外部装置100から取得されたタイミング信号に基づいて、キーコードを生成する。
指定ボタン58Cが有効の場合、ユーザのテンポ指定動作に基づくタイミング信号は、電子楽器21から通信によって取得される。この場合のテンポ指定動作は、任意の鍵盤22を押す動作である。電子楽器21は、任意の鍵盤22が押される度に、タイミング信号を演奏制御装置1へ送信する。CPU10は、電子楽器21から取得されたタイミング信号に基づいて、キーコードを生成する。
所定領域60での操作が有効で且つマニュアルモード中にTAPボタン63がタップされた場合、CPU10は、テンポ制御信号としてキーコードのオンイベント(マークデータ)を生成し、それにチャンネル1を付与する。なお、任意の鍵盤22が押された場合と、TAPボタン63がタップされた場合においては、キーコードとしては、小節内で押された順番で“C3”“C#3”“D3”が生成される。なお、キーコードを区別することは必須でない。例えば、タイミング信号が取得される度に、一律に同じキーコード(例えば、“C3”)が生成されるようにしてもよい。
図5は、自動演奏データのデータフォーマットを示す図である。自動演奏データは、RAM12の自動演奏データ格納領域R1に格納される。
自動演奏データは、隣接した各イベント間の時間間隔を示すデルタタイムデータ41,…と、電子楽器21のキーオンやキーオフ等のイベントを示すイベントデータ42,…とにより構成される。デルタタイムデータ41として、1msを1単位とする整数値が採られ、イベントデータ42として、チャンネル番号を付与したイベントデータが採られる。ここで、デルタタイムデータ41をこのように構成したのは、各イベントのタイミング処理制御を1ms毎の割込み処理中(後述する図17の再生処理中)で行っているからである。また、イベントデータ42をこのように構成したのは、マークデータと通常の自動演奏データとを混在させるとともに、マークデータとして通常の自動演奏イベントデータを用いることから、双方のデータを区別する必要があるからである。
前述したようにマークデータは、“C3”,“C#3”および“D3”の3種類のキーオンイベントであり、自動演奏データ格納領域R1の所定の位置(アドレス)に、所定の順序で、予め格納される。例えば、3拍子の曲では、各小節中、1,2,3拍目の各タイミングのイベントデータ42中に、それぞれ“C3”,“C#3”,“D3”のキーオンイベントデータがチャンネル番号1とともに予め格納される。4拍子の曲では、各小節中、1,2,3,4拍目の各タイミングのイベントデータ42中に、それぞれ“C3”,“D3”,“C3”,“D3”のキーオンイベントデータがチャンネル番号1とともに予め格納される。すなわち、演奏制御装置1は、例えば16チャンネル(トラック)分の自動演奏データを再生できるように構成され、そのうちチャンネル1は前記マークデータ用に使用され、その他のチャンネルは通常の自動演奏データ用に使用される。
なお、演奏データは、上述のように「イベントデータ+デルタタイム」としたが、これに限らず、「イベントデータ+絶対時間」等の他のフォーマットでもよい。また、デルタタイムは1msを1単位としたが、1単位を音符の長さ(例えば、4分音符の1/24等)としてもよい。
また、テンポ制御用のデータ(キーオンイベントデータ)と自動演奏用のデータとを混在させ、これらのデータをチャンネル番号で区別するようにしたが、これに限らず、これらのデータを異なった種類のデータとして別々に構成してもよい。例えば、テンポ制御用データとして、テンポ制御すべき音符の位置に対応するメモリのアドレスを記憶したものを用いてもよい。
以降、各演奏モードによる演奏の態様を説明する。以降の説明では、テンポ指定動作が1拍に対応するよう打数設定された場合を例にとって各処理を説明する。
図6は、テンポ制御信号出力処理を示すフローチャートである。この処理は、ROM11に格納された制御プログラムをCPU10がRAM12に展開して実行することにより実現される。この処理は、タイマ13が、例えば10ms毎に発生するタイマ割込み信号に同期して実行される割込み処理中の一処理である。
ステップS201では、CPU10は、その他の処理を実行する。ここでいうその他の処理は、選曲処理のほか、ステップS202〜S209以外の処理である。ステップS202では、CPU10は、設定処理を実行する。この設定処理には、選曲画面D1、設定画面D2(図2)による設定のほか、タッチパネル52やスイッチ群4の操作に従った設定が含まれる。
ステップS203では、CPU10は、オートモード指定があったか否かを判別する。例えば、オートモード指定は、所定領域60の操作によるモード切り替えが有効な場合に、オートモード画面D4において所定領域60がタップされることである。あるいは、オートモード指定は、ボリュームスイッチ55の操作によるモード切り替えが有効な場合に、ボリュームスイッチ55が押下されることである。
オートモード指定があった場合は、CPU10は、ステップS210で、オートモード切り替え信号を出力する。その際、CPU10は、現在がマニュアルモードである場合は、オートモード切り替え信号に従ってマニュアルモードからオートモードに演奏モードを切り替えると共に、マニュアルモード画面D5からオートモード画面D4に表示を切り替える。現在がオートモードであった場合は、オートモードとオートモード画面D4とが維持される。
ステップS210の後、CPU10は、処理をステップS204に進める。また、ステップS203で、オートモード指定がない場合も、CPU10は、処理をステップS204に進める。ステップS204では、CPU10は、マニュアルモード指定があったか否かを判別する。例えば、マニュアルモード指定は、所定領域60の操作によるモード切り替えが有効な場合に、マニュアルモード画面D5において所定領域60へのタップ操作が解除されることである。あるいは、マニュアルモード指定は、ボリュームスイッチ55の操作によるモード切り替えが有効な場合に、ボリュームスイッチ55の押下が解除されることである。
マニュアルモード指定があった場合は、CPU10は、ステップS211で、マニュアルモード切り替え信号を出力する。その際、CPU10は、現在がオートモードである場合は、マニュアルモード切り替え信号に従ってオートモードからマニュアルモードに演奏モードを切り替えると共に、オートモード画面D4からマニュアルモード画面D5に表示を切り替える。現在がマニュアルモードであった場合は、マニュアルモードとマニュアルモード画面D5とが維持される。
ステップS211の後、CPU10は、処理をステップS205に進める。また、ステップS204で、マニュアルモード指定がない場合も、CPU10は、処理をステップS205に進める。ステップS205では、CPU10は、現在の演奏モードがマニュアルモードであるか否かを判別する。そして、現在の演奏モードがマニュアルモードでない(オートモードである)場合は、CPU10は、図6に示す処理を終了する。一方、現在の演奏モードがマニュアルモードである場合は、CPU10は、ステップS206〜S209を実行する。
ステップS206では、CPU10は、A/D変換回路7,8によりデジタル変換された加速度センサ2,3からの各出力信号を取り込む。そしてCPU10は、各出力信号を、それぞれRAM12の領域ax,ay(以下、各領域の内容を、それぞれ「加速度ax」、「加速度ay」という)に格納する。
ステップS207では、CPU10は、この加速度ax,ayから次式(1)により絶対加速度aを算出し、この算出した絶対加速度aをRAM12の領域ANGV(以下、この領域の内容を「絶対加速度ANGV」という)に格納する。
a=√(ax+ay)・・・(1)
なお、今回算出した絶対加速度aを領域ANGVに格納するときに、前回算出した絶対加速度aが領域ANGVに格納される場合には、CPU10は、前回算出した値をRAM12の領域OANGVに保存する。
次に、CPU10は、ステップS208で、絶対加速度aがピークとなる時点を検出するピーク検出処理サブルーチン(図7)を実行する。CPU10は、ステップS209では、その他のテンポ指定動作対応処理を実行して、図6に示す処理を終了する。「その他のテンポ指定動作」には、TAPボタン63のタップ操作が含まれる。このほか、「その他のテンポ指定動作」には、鍵盤22によるテンポ指定が有効な場合における鍵盤22の押下、外部装置100によるテンポ指定が有効な場合における外部装置100を振る動作が含まれる。ステップS209ではさらに、後述するステップS23、S33、S42に相当する、その他のテンポ指定動作に基づくキーコードの出力と、ステップS13に相当するバイブレーションの処理が実行される。例えば、TAPボタン63がタップされた場合は、テンポ制御信号としてキーコード“C3”のキーオンが出力されると共に、バイブレータ51による振動が発生される。
図7は、図6のステップS208で実行されるピーク検出処理を示すフローチャートである。まずステップS11で、CPU10は、ピークが検出された否かを判別する。このステップS11では、CPU10は、今回の絶対加速度ANGVおよび前回の絶対加速度OANGVに基づいて判別を行う。具体的には、まず、CPU10は、前後の絶対加速度の値より大きい時点を検出する。例えば、CPU10は、今回の絶対加速度ANGV>前回の絶対加速度OANGVのときにはフラグFBIGをセットし、今回の絶対加速度ANGV≦前回の絶対加速度OANGVのときには、フラグFBIGの状態を検査する。そして、フラグFBIGがセットされている場合には、CPU10は、前回の絶対加速度OANGVの時点が上記条件を満たす時点として検出する。
さらにCPU10は、このようにして検出された時点が、前回検出されたピーク時点から所定時間以上経過し、この時点の絶対加速度a(すなわち、上記前回の絶対加速度OANGV)が所定の閾値より大きく、前回のピーク値の所定値(例えば“0.5”)倍よりも大きく、谷を通過している等の条件を全て満たしているか否かを判別する。CPU10は、これらの全ての条件を満たしている場合には、この時点をピークとして判別し、1つでも条件を満たしていない場合にはこの時点をピークと判別しない。
ステップS11の判別で、ピークが検出されたときには、CPU10は、ステップS12で、このときの演奏制御装置1の揺動動作の種類(すなわち、動作1〜3のうち操作者が行っている動作)を判定する「ピーク種類判定処理」のサブルーチンを実行する。ステップS13では、CPU10は、バイブレータ51による振動を発生させ、図7に示す処理を終了する。一方、ステップS11の判別で、ピークが検出されないときには、CPU10は、図7に示す処理を終了する。
図8は、図7のステップS12で実行されるピーク種類判定処理を示すフローチャートである。まず、CPU10は、ステップS21で、操作者が演奏制御装置1を振ったときの振り角度θが、180°<θ≦300°という条件を満たしているか否かを判別する。図11は、この振り角度θを算出する処理を説明するための図である。図11における中点(X,Y)は、加速度ax,ayをX−Y座標上に表わしたものである。すなわち、この点(X,Y)および原点Oを通る直線とX軸との交角が振り角度θになる。
ステップS21の判別で、この条件を満たしている場合には、CPU10は、ステップS22で、今回検出されたピークは「動作1」によるものと判定する。そしてCPU10は、ステップS23で、キーコード“C3”のキーオンをチャンネル1のイベントデータとして、MIDI信号に変換し出力する。
一方、ステップS21の判別で、振り角度θが上記条件を満たしていないときには、CPU10は、ステップS24で、動作2,3を判定するピーク2判定処理サブルーチン(図9)を実行する。ステップS23,S24の後、CPU10は、図8に示す処理を終了する。
図9は、図8のステップS24で実行されるピーク2判定処理を示すフローチャートである。まず、ステップS31では、CPU10は、振り角度θが、θ≦60°または300°<θという条件を満たしているか否かを判別する。ステップS31の判別で、振り角度θが上記条件を満たしているときには、CPU10は、ステップS32で、今回検出されたピークは「動作2」によるものと判定する。そしてCPU10は、ステップS33で、キーコード“C#3”のキーオンをチャンネル1のイベントデータとして出力する。一方、ステップS31の判別で、振り角度θが上記条件を満たしていないときには、CPU10は、ステップS34で、ピーク3判定処理サブルーチン(図10)を実行した後に、図9に示す処理を終了する。
図10は、図9のステップS34で実行されるピーク3判定処理を示すフローチャートである。ステップS41では、CPU10は、今回検出されたピークは「動作3」によるものと判定する。そしてステップS42で、CPU10は、キーコード“D3”のキーオンをチャンネル1のイベントデータとして出力した後に、図10に示す処理を終了する。
なお、本実施の形態では、絶対加速度aがピークとなる時点を、テンポ制御を行う時点とした。しかしこれに限らず、テンポ制御を行う時点は、絶対加速度aの変化量が大きい時点等であってもよい。また、テンポ制御を行う時点を検出する検出方法は上述の方法に限る必要もない。
図12は、メイン処理を示すフローチャートである。この処理は、ROM11に格納された制御プログラムをCPU10がRAM12に展開して実行することにより実現される。この処理は、演奏制御装置1が立ち上げられると開始される。
ステップS51では、CPU10は、RAM12のクリアや各種ポートのクリア等のイニシャライズを行う。ステップS53では、CPU10は、MIDI信号の送受信処理や受信したMIDI信号に応じた各種信号処理等のMIDI処理を行う。このMIDI処理には、自動演奏データのイベントデータを電子楽器21に送信する処理が含まれる。ステップS54では、CPU10は、スイッチ群4の各種スイッチ状態に応じた各種スイッチ処理を行う。ステップS55では、CPU10は、上述の処理以外のその他処理を行った後に、ステップS53に戻って上述の処理を繰り返す。
なお、詳細説明は省略するが、図12に示すメイン処理と同様の処理が、電子楽器21においても実行される。電子楽器21におけるメイン処理には、鍵盤22の押鍵状態に応じてキーオンイベントまたはキーオフイベントの生成処理や発音または消音処理等の鍵処理が含まれる。また、電子楽器21におけるMIDI処理には、演奏制御装置1から送信される自動演奏データのイベントデータを音響に変換する処理が含まれる。また、電子楽器21におけるその他の処理には、鍵盤22を押す動作によりタイミング信号を発生させて演奏制御装置1へ送る処理が含まれる。
図13は、スタート処理を示すフローチャートである。この処理は、演奏制御装置1の演奏初期画面D3において、選曲状態にある曲の演奏の開始が指示されると開始される。
ステップS61では、CPU10は、現在のスタートモードが“1”であるか否かを判別する。ここで、スタートモードとは、自動演奏のスタート時の初期テンポ値として、前回テンポ制御したときの値を使用するか(スタートモード=1)、曲に応じた標準値を使用するか(スタートモード=2)を設定できるようにしたモードをいう。
ステップS61で、スタートモードが“1”のとき、すなわちスタート時のテンポ値として前回のテンポ値を使用するときには、CPU10は、ステップS62に進む。ステップS62では、CPU10は、前回のテンポ値(係数値)を記憶するRAM12の領域PREVTC(Previous Tempo Coefficient)の値を、テンポ制御するための係数値を格納するRAM12の領域(レジスタ)T_COEF(Tempo Coefficient;以下、この内容を「テンポ係数T_COEF」という)に格納する。一方、スタートモードが“1”でないとき、すなわちスタート時のテンポ値として標準値を使用するときには、CPU10は、ステップS63で、領域T_COEFに“1”を格納する。ステップS64では、CPU10は、曲の再生を要求するためのフラグRUNをセット(“1”)し、図13に示す処理を終了する。
図14は、オート1モード処理を示すフローチャートである。この処理は、マニュアルモードからオートモードへの移行先がオート1モードに設定されていて、且つ、図6のステップS203でYesと判別されたときに開始される割り込み処理である。
ステップS71では、CPU10は、演奏モードを示すテンポ制御モードMODEが“2”または“3”であるか否かを判別する。ここで、テンポ制御モードMODEとは、RAM12の領域MODEの内容のことをいう。この領域MODEには1〜3のいずれかの整数値が格納され、“1”は前記オート1モードを示し、“2”は前記オート2モードを示し、“3”は前記マニュアルモードを示す。
ステップS71の判別で、テンポ制御モードMODEが“2”または“3”のときには、CPU10は、ステップS72で、テンポ制御モードMODEを“1”にした後、図14に示す処理を終了する。一方、テンポ制御モードMODEが“1”のときには、CPU10は、図14に示す処理を終了する。
図15は、オート2モード処理を示すフローチャートである。この処理は、マニュアルモードからオートモードへの移行先がオート2モードに設定されていて、且つ、図6のステップS203でYesと判別されたときに開始される割り込み処理である。
ステップS81では、CPU10は、テンポ制御モードMODEが“1”または“3”であるか否かを判別する。テンポ制御モードMODEが“2”のときには、CPU10は、図15に示す処理を終了する。一方、テンポ制御モードMODEが“1”または“3”のときには、CPU10は、ステップS82で、テンポ制御モードMODEを“2”にする。
次に、ステップS83では、CPU10は、RAM12に確保された、古いテンポ係数を保存するための領域OLDTC(Old Tempo Coefficient)に、テンポ係数T_COEFを保存する。ステップS84では、CPU10は、RAM12に確保された、新しいテンポ係数を格納するための領域NEWTC(以下、この内容を「目標テンポ係数NEWTC」という)に標準テンポを示す係数値“1”を格納する。ステップS85では、CPU10は、目標テンポ(すなわち目標テンポ係数NEWTC)に徐々に近づけるためのフラグGRAD(Gradation)をセット(“1”)した後に、図15に示す処理を終了する。
図16は、マニュアルモード処理を示すフローチャートである。この処理は、図6のステップS204でYesと判別されたときに開始される割り込み処理である。
ステップS91では、CPU10は、テンポ制御モードMODEが“1”または“2”であるか否かを判別する。テンポ制御モードMODEが“3”のときには、CPU10は、図16に示す処理を終了し、一方、テンポ制御モードMODEが“1”または“2”のときには、ステップS92で、テンポ制御モードMODEを“3”にする。
ステップS93,S94は、それぞれステップS83,S84と同一の処理であるのでその説明を省略する。続くステップS95では、CPU10は、目標テンポに徐々に近づける処理を待つために使用するフラグWAITGRADをセット(“1”)した後に、図16に示す処理を終了する。ここで、フラグWAITGRADを用いたのは、オートモードからマニュアルモードにモードが変更された直後においては、操作者がテンポ制御を行うまで目標テンポを決定できないので、この間、目標テンポに徐々に近づける処理を待つ必要があるからである。
図17は、再生処理を示すフローチャートである。この処理は、タイマ13が、例えば1ms毎に発生するタイマ割込み信号に同期して実行される割込み処理中の一処理である。
ステップS101では、CPU10は、再生フラグRUNが“1”であるか否かを判別し、再生フラグRUNが“0”のとき、すなわち自動演奏データの再生が要求されていないときには、図17に示す処理を終了する。一方、再生フラグRUNが“1”のとき、すなわち自動演奏データの再生が要求されているときには、CPU10は、ステップS102で、フラグPAUSEが“0”であるか否かを判別する。ここで、フラグPAUSEは、チャンネル1のキーオンイベントデータが読み出されたときに、未だ当該キーオンイベントデータが出力されていない場合に、当該キーオンイベントが出力されるまで自動演奏データの再生を一時的に停止させるためのフラグである。
ステップS102の判別で、フラグPAUSEが“0”のときは、ステップS103で、CPU10は、カウンタTIMEの値が“0”であるか否かを判別する。ここで、カウンタTIMEは、RAM12に確保された、各イベントデータ42間の時間間隔をカウントするためのソフトカウンタである。
ステップS103の判別で、カウンタTIMEの値が“0”のとき、すなわちイベントデータ42を出力するタイミングのときには、CPU10は、ステップS104で、自動演奏データ格納領域R1のアドレスを進め、その位置のデータを読み出す。ステップS105では、CPU10は、その読み出したデータがデルタタイムデータであるか否かを判別する。
ステップS105の判別で、読み出したデータがデルタタイムデータでないとき、すなわちイベントデータであるときには、CPU10は、ステップS106で、当該イベントに対応するイベント対応処理サブルーチン(図19)を実行する。その後CPU10は、ステップS104に戻って前述の処理を繰り返す。
一方、ステップS105の判別で、読み出したデータがデルタタイムデータのときには、ステップS107で、CPU10は、該デルタタイムデータをカウンタTIMEに格納する。ステップS108では、CPU10は、カウンタTIMEが“0”であるか否かを判別する。ここで、カウンタTIMEの値を判別するのは、同一タイミングで複数のイベントデータが自動演奏データ格納領域R1に格納される場合があるからである。
ステップS108の判別で、カウンタTIME=0のときには、CPU10は、ステップS104に戻って前述の処理を繰り返す。一方、カウンタTIME≠0のときには、CPU10は、ステップS109で、次式(2)の演算によりカウンタTIMEの値を変更する。
TIME=TIME×T_COEF・・・(2)
ここで、T_COEFはテンポ係数を示している。すなわち、ステップS109では、デルタタイムで与えられるイベントデータ間の時間間隔をテンポ係数T_COEFで変更することにより、テンポが変更される。従って、テンポ係数T_COEFが“1”の場合には標準テンポで曲が演奏される。テンポ係数T_COEFが“1”より小さい場合には標準テンポより速いテンポで曲が演奏される。テンポ係数T_COEFが“1”より大きい場合には標準テンポより遅いテンポで曲が演奏される。
一方、ステップS103の判別で、カウンタTIMEの値が“0”でないときには、CPU10は、ステップS110に進む。ステップS110では、CPU10は、カウンタTIMEの値を“1”だけデクリメントする。ステップS111では、CPU10は、RAM12に確保された、隣接するチャンネル1のキーオンイベント間の時間間隔をカウントするソフトカウンタDELTA_ACM(Delta Accumulate)の値(以下、この値を「デルタタイム累算値DELTA_ACM」という)を“1”だけインクリメントする。ステップS112では、CPU10は、RAM12に確保された、出力された隣接するキーオンイベント間の時間間隔(拍制御間隔)をカウントするソフトカウンタINTERVAL(以下、この値を「拍制御間隔INTERVAL」という)の値を“1”だけインクリメントする。ステップS113では、CPU10は、テンポキーオン処理サブルーチン(図20)を実行した後に、図17に示す処理を終了する。
一方、ステップS102の判別で、フラグPAUSEが“1”のとき、すなわち自動演奏データ格納領域R1からチャンネル1のキーオンイベントデータを読み出し、演奏制御装置1からの当該キーオンイベントの出力を待っているときには、CPU10は、ステップS112に進む。
図18は、拍制御間隔INTERVALとデルタタイム累算値DELTA_ACMとの関係を説明するための図である。図中、“□”はチャンネル1のキーオンイベントを示し、“○”はチャンネル1以外のイベントを示している。
同図から分かるように、デルタタイム累算値DELTA_ACMは、自動演奏データ格納領域R1に格納された1拍分のデルタタイムを累算したものである。拍制御間隔INTERVALは、操作者が演奏制御装置1を振ることによってテンポ制御する1拍分の時間間隔を計測したものである。後述するように、このデルタタイム累算値DELTA_ACMおよび拍制御間隔INTERVALに基づいてテンポ係数T_COEFが算出される。なお、同図は、拍制御間隔INTERVALの方がデルタタイム累算値DELTA_ACMより小さい場合、すなわち、操作者が標準テンポより速いテンポで曲を再生するように制御している場合を示している。
図19は、図18のステップS106で実行されるイベント対応処理を示すフローチャートである。
ステップS121では、CPU10は、読み出したイベントデータがチャンネル1のイベントデータであるか否かを判別する。そして、チャンネル1のイベントデータであるときには、CPU10は、ステップS122で、現在のテンポ制御モードMODEが“3”、すなわちマニュアルモードであるか否かを判別する。
ステップS122の判別で、オートモード(オート1またはオート2モード)のとき(テンポ制御モードMODE≠3)には、ステップS123で、CPU10は、自動的にテンポキーオンイベントを発生させるとともに、テンポキーオンイベントの発生を禁止する。ここで、テンポキーオンイベントの発生とは、具体的にはステップS104で読み出したチャンネル1のキーオンイベントデータをRAM12に確保された領域AKONに格納する処理をいう。
ステップS122の判別で、マニュアルモードである(テンポ制御モードMODE=3)ときには、CPU10はステップS124に進む。ステップS124では、CPU10は、チャンネル1のキーオンイベントを読み出す前に当該キーオンイベントを既に出力していることを“1”で示すフラグKON_RCV(Key ON Recieve)が“1”であるか否かを判別する。そして、フラグKON_RCVが“0”のとき、すなわち当該キーオンイベントを出力していないときには、CPU10は、ステップS125に進む。
ステップS125では、当該イベントのキーコードをRAM12に確保された領域KEYCODE(以下、この内容を「キーコードKEYCODE」という)に格納する。ステップS126では、CPU10は、フラグPAUSEをセットした後に、図19に示す処理を終了する。
一方、ステップS124の判別で、フラグKON_RCVが“1”のときには、CPU10は、ステップS127で、このフラグKON_RCVをリセットした後、図19に示す処理を終了する。
一方、ステップS121の判別で、読み出したイベントデータがチャンネル1のものでないときには、CPU10は、ステップS128で、そのイベントデータはエンドデータであるか否かを判別する。ステップS128の判別で、読み出したイベントデータがエンドデータでないときには、そのイベントデータは通常の自動演奏イベントデータであるので、CPU10は、ステップS129で、そのイベントデータを電子楽器21の音源回路33へ出力する。すなわち、CPU10は、各種I/F14を通じて電子楽器21へイベントデータを送信する。
なお、CPU10は、電子楽器21へイベントデータを送信する際、テンポ制御信号に基づいて演奏テンポを変更した(加工後の)自動演奏データを記憶部53に記憶させてもよい。または、CPU10は、演奏テンポを変更する前の自動演奏データにテンポ制御信号を対応付けたものを記憶部53に記憶させてもよい。
一方、読み出したイベントデータがエンドデータであるときには、CPU10は、ステップS130で、現在設定されているテンポ係数T_COEFを領域PREVTCに保存する。そしてステップS131で、CPU10は、再生フラグRUNをリセットした後に、図19に示す処理を終了する。
ステップS130で領域PREVTCに保存されたテンポ係数T_COEFは、図13のステップS62で説明したように、スタートモードを“1”にして曲をスタートさせると、領域PREVTCから読み出されて初期テンポ係数値となる。これにより、前回制御されたテンポで曲が開始され、曲の冒頭から安定したテンポで曲を開始することができる。
なお、本実施の形態では、演奏を終了した時点のテンポ係数T_COEFを保存するようにした。しかしこれに限らず、曲全体を通してのテンポ値の平均を計算し、その平均値を保存するようにしてもよい。また、曲の途中の所定部分(演奏開始時のテンポとしてふさわしいと思われる部分、例えばスタートしてから所定時間または所定小節だけ経過したテンポの安定した部分)におけるテンポを保存するようにしてもよい。さらに、曲の標準テンポと演奏されたテンポとの平均値を保存し、その平均値で曲を開始するようにしてもよい。また、数回分の演奏テンポを記憶し、それらを平均化したものを用いたり、記憶した数回分の演奏テンポからいずれか選択したものを用いたりしてもよい。さらに、テンポ制御されたテンポ値で演奏を開始するモードと曲の標準的なテンポ値で演奏を開始するモードとを設け、操作者がいずれかのモードを切り換えることができるようにしてもよい。
図20は、図17のステップS113で実行されるテンポキーオン処理を示すフローチャートである。まず、ステップS141では、CPU10は、演奏モードがマニュアルモード(MODE=3)であるか否かを判別する。マニュアルモードのときには、CPU10は、ステップS142で、テンポキーオンイベントを出力したか否かを判別する。テンポキーオンイベントを出力した場合は、CPU10は、ステップS143で、フラグPAUSEが“1”であるか否かを判別する。
そして、フラグPAUSEが“1”のときには、CPU10は、ステップS144で、出力したテンポキーオンイベントまたは発生したテンポキーオンイベントのキーコードがキーコードKEYCODEと一致しているか否かを判別する。CPU10は、両者が一致しているときには、ステップS145で、テンポ計算処理サブルーチンを実行する。さらにCPU10は、ステップS146で、デルタタイム累算値DELTA_ACM、拍制御間隔INTERVALおよびフラグPAUSEをそれぞれリセットした後に、図20に示す処理を終了する。ここで、ステップS144の判別で、出力したテンポキーオンイベントのキーコードだけでなく、発生したテンポキーオンイベントのキーコードをも判別しているのは、本テンポキーオン処理ではマニュアルモードのみでなくオートモードの処理も併せて行っているからである。
一方、ステップS142の判別で、テンポキーオンを出力していないとき、またはステップS144の判別で出力または発生したテンポキーオンイベントのキーコードとキーコードKEYCODEとが一致していないときには、CPU10は、図20に示す処理を終了する。
一方、ステップS141の判別で、演奏モードがマニュアルモードでないときには、CPU10は、ステップS147で、テンポキーオンイベントが発生しているか否かを判別する。そして、テンポキーオンイベントが発生しているときには、CPU10は、ステップS143に進む一方、発生していないときには図20に示す処理を終了する。なお、前記ステップS142,S147のテンポキーオンイベントの判別は、それぞれ領域TKONまたは領域AKONの内容を検査することによって行うことができる。
一方、ステップS143の判別で、フラグPAUSEが“0”であるときには、CPU10は、ステップS148で、自動演奏データ格納領域R1における次のチャンネル1のキーオンイベントをサーチする。そしてCPU10は、ステップS149で、出力または発生したキーオンイベントのキーコードとサーチしたキーオンイベントのキーコードとが一致しているか否かを判別する。両者が一致しているときには、CPU10はステップ150に進み、両者が一致していないときにはエラーであるので図20に示す処理を終了する。
ステップS150では、CPU10は、次式(3)によりデルタタイム累算値DELTA_ACMを算出する。
DELTA_ACM=DELTA_ACM+(TIME+ΣDELTAT(k))×T_COEF・・・(3)
ここで、TIMEは、カウンタTIMEの値を示し、DELTAT(k),(k=1,2,…)は、現在曲を再生している時点(アドレス)の次のデルタタイムからサーチしたキーオンイベントまでのデルタタイムを示している。
図21は、デルタタイム累算値DELTA_ACMの具体的な算出方法を説明するための図である。この例では、自動演奏データ格納領域R1からチャンネル1のキーオンイベントを読み出す前にテンポキーオンイベントを出力した場合を示している。しかも、自動演奏データ格納領域R1において、この出力時点から当該出力キーオンイベントに対応するチャンネル1のキーオンイベントの位置までにチャンネル1以外のイベントデータが少なくとも1つ以上格納されている。 “TIME”は、カウンタTIMEの値、すなわちイベントE0,E1間のデルタタイムの残り時間を示し、DELTAT(1)は、イベントE1,E2間のデルタタイムを示し、DELTAT(2)は、イベントE2,E3間のデルタタイムを示している。すなわち、図示例では、上記式(3)中の“Σ”は、k=1,2についてDELTAT(k)の加算を行うことを意味する。
このようにして、上記式(3)によりチャンネル1のキーオンイベント間のデルタタイム累算値DELTA_ACMを求めることができる。
図20のステップS151では、CPU10は、サーチしたキーオンイベントまでのデルタタイムおよびカウンタTIMEの値を所定値でそれぞれ除算し、各除算結果で対応するデルタタイムおよびカウンタTIMEの値を変更する。すなわち、図21の例では、CPU10は、次式(4)〜(6)により各値を算出して変更する。
TIME=TIME/C・・・(4)
DELTAT(1)=DELTAT(1)/C・・・(5)
DELTAT(2)=DELTAT(2)/C・・・(6)
ここで、Cは定数であり、“1”より大きい値である。このようにデルタタイムおよびカウンタTIMEの値を変更することで、次の拍のイベントの読み出しに速く移行できるようにしている。
図20のステップS152では、CPU10は、フラグKON_RCVをセットし、ステップS153では、ステップS145と同様のテンポ計算処理サブルーチンを実行する。ステップS154では、CPU10は、デルタタイム累算値DELTA_ACMおよび拍制御間隔INTERVALをリセットした後に、図20に示す処理を終了する。
なお、上述のステップS145とステップS153で実行されるテンポ計算処理サブルーチンは、特許3471480号公報の図20および明細書に説明される動作によるものなので、その図示と説明は省略する。また、現在のテンポ係数を目標テンポ係数に徐々に近づける処理であるグラデーション処理が実行されてもよい。グラデーション処理は、特許3471480号の図21、図23および明細書に説明される動作によるものなので、その図示と説明は省略する。このため、本実施の形態においても、特許3471480号公報の図21に示すグラデーション処理の動作により同公報の図22に示すようにテンポが変化し、あるいは同公報の図23に示すグラデーション処理の動作により、同公報の図24に示すようにテンポが変化する。
ところで、ここまでは、テンポ指定動作、すなわち1回の振る動作や1回の押す動作が1拍に対応するものとして説明した。しかし、テンポ指定動作と1拍とが1対1に対応することは必須でない。上述のように、ユーザは、選曲画面D1における打数設定画面(不図示)で、打数を設定することができる。打数は、1拍に相当するタイミング情報の数である。CPU10は、タイミング信号を、拍に対応するタイミング情報として取得する。
具体例を挙げる。例えば、4/4拍子で1拍に相当するタイミング情報の数が「4」であれば、CPU10は、1つのタイミング情報ごとに1つのテンポ制御信号を生成する。ユーザは、拍ごとに演奏制御装置1を振ればよい。4/4拍子で1拍に相当するタイミング情報の数が「8」であれば、CPU10は、2つのタイミング情報ごとに1つのテンポ制御信号を生成する。例えば、CPU10は、続けて2回ピークと判定されたタイミング(つまり拍のタイミングで)でキーコードを生成する。ユーザは、1拍あたり2回、演奏制御装置1を振ればよい。また、4/4拍子で1拍に相当するタイミング情報の数が「2」であれば、CPU10は、1つのタイミング情報ごとに2つのテンポ制御信号を生成する。この場合、2つ目のキーコードは、現在のテンポから推定されるタイミングで出力される。ユーザは、2拍あたり1回、演奏制御装置1を振ればよい。
本実施の形態においては、以下の各機能(a)〜(c)は、主に、CPU10、ROM11、RAM12の協働により実現される。これら各機能を実現する制御プログラムは、ROM11からRAM12に読み出され、CPU10により実行される。
(a)ユーザが所定領域60に触れることに応じて、オートモードまたはマニュアルモードを選択的に設定するモード設定部の機能
(b)マニュアルモードが設定された状態で、ユーザの動作に基づいてテンポ制御信号を生成する信号生成部の機能
(c)オートモードが設定された状態では、自動演奏データを音源回路33へ出力すると共に、マニュアルモードが設定された状態では、テンポ制御信号に基づいて演奏テンポを変更しつつ自動演奏データを音源回路33へ出力するよう制御する制御部の機能
以上説明したように、本実施の形態によれば、オードモード時には自動演奏データがそのままのテンポで音源回路33へ出力される。マニュアルモード時には、ユーザの動作に基づいてテンポ制御信号が生成されると共に、テンポ制御信号に基づいて演奏テンポが変更されつつ自動演奏データが音源回路33へ出力される。従って、自動演奏モード(オードモード)と演奏制御モード(マニュアルモード)との切り替え時における演奏テンポの制御操作を容易にすることができる。
例えば、演奏テンポの制御操作を即座に適切に開始でき、リズムに合わせて振る動作を継続しながらモードを切り替えればつながりが自然となる。具体的には、ユーザは、所定領域60に触れていない状態でリズムをとりながら、TAPボタン63の表示予定箇所を押したり離したりする動作(実際には制御に関与しない空打ち)を繰り返している最中に所定領域60に触れる。すると、テンポのつながりを円滑にしつつマニュアルモードに切り替えることができる。
なお、本実施の形態では、ユーザが所定領域60に触れている間、マニュアルモードが維持され、所定領域60に触れていない間、オートモードが維持される構成とした。しかしこれに限らず、ユーザが所定領域60に触れることに応じて、オートモードまたはマニュアルモードが選択的に設定されるように構成してもよい。例えば、所定領域60に触れる都度、モードがトグル式に切り替わるようにしてもよい。
このように構成した場合、オートモード時に所定領域60に触れるとマニュアルモードに切り替わり、その後、所定領域60から手を離してもマニュアルモードが維持される。その後、再び所定領域60に触れるとオートモードに切り替わり、その後、所定領域60から手を離してもオートモードが維持される。この場合、図6のフローチャートのステップS203では、マニュアルモード状態で、所定領域60に新たに触れる動作があった否かが判別される。ステップS204では、オートモード状態で、所定領域60に新たに触れる動作があった否かが判別される。
このことは、モード切り替えをボリュームスイッチ55で行うことができるようにした場合も適用することができる。
なお、本実施の形態では、テンポの制御は、デルタタイムの値にテンポ係数T_COEFを乗算し、デルタタイムの値を増加または減少させることによって行うように構成した。しかしこれに限らず、処理の周期、例えば本実施例でいう割込みタイミングを変換させることによってテンポを変化させるように構成してもよい。また、デルタタイムの値を変化させるとき、所定の値を乗算するものに限らず、所定の値を加算するものであってもよい。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、自動演奏データの再生に際し、テンポ制御を含むシーケンス制御を演奏制御装置1が行い、電子楽器21は、受信したイベントデータを受信した順で再生する構成とした。しかしこれに限らず、演奏制御システムにおいて自動演奏データの再生処理のうち、演奏制御装置1が担う処理と電子楽器21が担う処理の切り分け(境界)をどのようにするかは問わない。
本考案の第2の実施の形態では、電子楽器21は再生対象の自動演奏データを記憶する。自動演奏データの再生の主な処理を電子楽器21が担うと共に、演奏制御装置1はテンポ制御信号を電子楽器21へ出力することによりテンポを制御する構成をとる。
具体的には、本実施の形態では、図6〜図10に示す処理は演奏制御装置1で実行される。特に、図2、図3に示した表示に関する処理や、図7のステップS13のバイブレーションの処理は、第1の実施の形態と同様に演奏制御装置1で実行される。ただし、第1の実施の形態とは異なり、図6のステップS210、S211でのモード切り替え信号の出力先は電子楽器21である。また、ステップS209、ステップS23、S33、S42におけるキーコードの出力先も電子楽器21である。電子楽器21は楽器に分類される必要はなく、自動演奏機能を有する演奏装置であればよい。
また、図12〜図17、図19、図20に示す処理は電子楽器21で実行される。図12に示す処理は、電子楽器21の電源がオンにされると開始される。図13〜図16に示す処理は、例えば、演奏制御装置1から処理開始の指示を受信すると開始される。図17に示す各処理は、例えば、タイマ割込みにより実行される。
本実施の形態によれば、自動演奏モード(オードモード)と演奏制御モード(マニュアルモード)との切り替え時における演奏テンポの制御操作を容易にすることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、タイミング情報を発生させるためにユーザの動作を検出するものは加速度センサに限定されない。例えば、圧電ジャイロセンサのほか、磁気または光を用いたセンサであってもよい。また、3個以上のセンサを用いて揺動動作を検出するようにしてもよい。また、複数のセンサを組み合わせて用いてもよい。さらに、揺動動作を撮像し、画像処理によって揺動操作を検出するようなものであってもよい。
さらに、検出する揺動動作の種類を3種類に限定したが、これに限らず、もっと多くの種類の揺動動作を検出するようにしてもよい。この場合には、センサの個数を多くしてより多くの揺動動作を正確に検出できるようにすればよい。なお、3種類の揺動動作の検出においても、例えば、3拍子用と、2・4拍子用とで、異なるセンサを用いて判別精度を向上させるようにしてもよいし、3つ以上のセンサ出力を総合判断して揺動動作を検出するようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、記憶部53は、自動演奏データなどを記憶し、そこから読みだされたものを再生するものとしたが、テンポ制御した自動演奏データあるいはテンポ制御信号を記憶するようにしてもよい。具体的には、CPU10は、演奏制御モードが維持された状態で自動演奏データを音源回路33へ出力する際、テンポ制御信号に基づいて演奏テンポを変更した自動演奏データを記憶部53に記憶させるか、または、演奏テンポを変更する前の元の自動演奏データにテンポ制御信号を対応付けて記憶部53に記憶させるようにしてもよい。さらには、CPU10は、演奏テンポを変更した自動演奏データをネットワークを介してサーバに送るか、あるいは、テンポ制御信号と対応する自動演奏データを示す情報とをセットにしたものを、ネットワークを介してサーバに送って記憶させ、サーバで管理・利用できるようにしてもよい。
以上、本考案をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本考案はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本考案に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
なお、本考案を達成するためのソフトウェアによって表される制御プログラムを記憶した記憶媒体を、(本演制御装置または電子楽器)に読み出すことによって、本考案と同様の効果を奏するようにしてもよく、その場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本考案の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した、非一過性のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本考案を構成することになる。また、プログラムコードを伝送媒体等を介して供給してもよく、その場合は、プログラムコード自体が本考案を構成することになる。なお、これらの場合の記憶媒体としては、ROMのほか、フロッピディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。非一過性のコンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。
1 演奏制御装置、 10 CPU、 21 電子楽器、 100 外部装置、 52 タッチパネル、 60 所定領域、 63 TAPボタン
本考案の一形態によれば、演奏制御装置と演奏装置とを有する、演奏制御システムであって、前記演奏装置は、外部機器と通信する第1インターフェースと、音源装置と、を有し、前記演奏制御装置は、タッチパネルと、第2インターフェースと、制御回路と、を有し、前記制御回路は、ユーザが前記タッチパネルにおける所定領域に触れることに応じて、自動演奏モードまたは演奏制御モードを選択的に設定し、前記演奏制御モードが設定された状態で、ユーザの動作に基づいてテンポ制御信号を生成し、前記自動演奏モードが設定された状態では、前記第2インターフェースを通じて、自動演奏データを前記演奏装置へ出力すると共に、前記演奏制御モードが設定された状態では、前記第2インターフェースを通じて、前記テンポ制御信号に基づいて演奏テンポを変更しつつ前記自動演奏データを前記演奏装置へ出力するよう制御する、演奏制御システムが提供される。
以上、本考案をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本考案はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本考案に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
考案1
タッチパネルと、
ユーザが前記タッチパネルにおける所定領域に触れることに応じて、自動演奏モードまたは演奏制御モードを選択的に設定するモード設定部と、
前記モード設定部により前記演奏制御モードが設定された状態で、ユーザの動作に基づいてテンポ制御信号を生成する信号生成部と、
前記モード設定部により前記自動演奏モードが設定された状態では、自動演奏データを音源装置へ出力すると共に、前記演奏制御モードが設定された状態では、前記信号生成部により生成された前記テンポ制御信号に基づいて演奏テンポを変更しつつ前記自動演奏データを前記音源装置へ出力するよう制御する制御部と、を有する、演奏制御システム。
考案2
さらに、1拍に相当するタイミング情報の数を設定する打数設定部を有し、
前記信号生成部は、ユーザの動作を前記タイミング情報として取得し、前記打数設定部により設定された数が1拍に相当するように、前記テンポ制御信号を生成する、考案1に記載の演奏制御システム。
考案3
前記信号生成部により前記テンポ制御信号を生成する際に振動を発生させる振動発生部を有する、考案1または2に記載の演奏制御システム。
考案4
前記自動演奏モードが設定された状態と前記演奏制御モードが設定された状態とで、前記タッチパネルの表示態様が異なる、考案1乃至3のいずれか1項に記載の演奏制御システム。
考案5
演奏中の小節番号が前記タッチパネルに表示される、考案1乃至4のいずれか1項に記載の演奏制御システム。
考案6
前記信号生成部は、前記演奏制御モードが設定された状態で、前記タッチパネルにおける前記所定領域とは異なる操作領域に触れたことに応じて前記テンポ制御信号を生成する、考案1乃至5のいずれか1項に記載の演奏制御システム。
考案7
操作部をさらに有し、
前記所定領域を用いるモードと前記操作部を用いるモードとを選択可能であり、
前記モード設定部は、前記操作部を用いるモードが選択されている場合は、ユーザが前記所定領域に触れたか否かにかかわらず、ユーザが前記操作部を操作することに応じて、前記自動演奏モードまたは前記演奏制御モードを選択的に設定する、考案1乃至6のいずれか1項に記載の演奏制御システム。
考案8
前記信号生成部は、前記演奏制御モードが設定された状態で、前記タッチパネルを備える本体部の加速度のピークが検出されたことに応じて前記テンポ制御信号を生成し、
前記制御部は、前記演奏制御モードが設定された状態で前記自動演奏データを音源装置へ出力する際、前記加速度のピークの大きさに基づいて前記自動演奏データによる演奏のダイナミクスを決定する、考案7に記載の演奏制御システム。
考案9
前記制御部は、前記演奏制御モードが維持された状態で前記自動演奏データを前記音源装置へ出力する際、前記テンポ制御信号に基づいて演奏テンポを変更した自動演奏データを記憶部に記憶させるか、または、演奏テンポを変更する前の自動演奏データに前記テンポ制御信号を対応付けて前記記憶部に記憶させる、考案1乃至8のいずれか1項に記載の演奏制御システム。
考案10
自動演奏モードでは自動演奏データを自動演奏すると共に、演奏制御モードでは、受信されたテンポ制御信号に基づいて演奏テンポを変更しつつ前記自動演奏データを自動演奏する演奏装置に対して、通信により接続可能な演奏制御装置であって、
タッチパネルと、
ユーザが前記タッチパネルにおける所定領域に触れることに応じて、自動演奏モードまたは演奏制御モードを選択的に設定するモード設定部と、
前記モード設定部により前記演奏制御モードが設定された状態で、ユーザの動作に基づいてテンポ制御信号を生成する信号生成部と、
前記モード設定部により、前記演奏制御モードから前記自動演奏モードに切り替わった場合は、前記演奏装置を前記演奏制御モードから前記自動演奏モードに切り替えるための切り替え信号を前記演奏装置へ送信すると共に、前記自動演奏モードから前記演奏制御モードに切り替わった場合は、前記演奏装置を前記自動演奏モードから前記演奏制御モードに切り替えるための切り替え信号を前記演奏装置へ送信し、且つ、前記モード設定部により前記演奏制御モードが設定された状態では、前記信号生成部により生成されたテンポ制御信号を前記演奏装置へ送信するよう制御する制御部と、を有する、演奏制御装置。

Claims (10)

  1. タッチパネルと、
    ユーザが前記タッチパネルにおける所定領域に触れることに応じて、自動演奏モードまたは演奏制御モードを選択的に設定するモード設定部と、
    前記モード設定部により前記演奏制御モードが設定された状態で、ユーザの動作に基づいてテンポ制御信号を生成する信号生成部と、
    前記モード設定部により前記自動演奏モードが設定された状態では、自動演奏データを音源装置へ出力すると共に、前記演奏制御モードが設定された状態では、前記信号生成部により生成された前記テンポ制御信号に基づいて演奏テンポを変更しつつ前記自動演奏データを前記音源装置へ出力するよう制御する制御部と、を有する、演奏制御システム。
  2. さらに、1拍に相当するタイミング情報の数を設定する打数設定部を有し、
    前記信号生成部は、ユーザの動作を前記タイミング情報として取得し、前記打数設定部により設定された数が1拍に相当するように、前記テンポ制御信号を生成する、請求項1に記載の演奏制御システム。
  3. 前記信号生成部により前記テンポ制御信号を生成する際に振動を発生させる振動発生部を有する、請求項1または2に記載の演奏制御システム。
  4. 前記自動演奏モードが設定された状態と前記演奏制御モードが設定された状態とで、前記タッチパネルの表示態様が異なる、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の演奏制御システム。
  5. 演奏中の小節番号が前記タッチパネルに表示される、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の演奏制御システム。
  6. 前記信号生成部は、前記演奏制御モードが設定された状態で、前記タッチパネルにおける前記所定領域とは異なる操作領域に触れたことに応じて前記テンポ制御信号を生成する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の演奏制御システム。
  7. 操作部をさらに有し、
    前記所定領域を用いるモードと前記操作部を用いるモードとを選択可能であり、
    前記モード設定部は、前記操作部を用いるモードが選択されている場合は、ユーザが前記所定領域に触れたか否かにかかわらず、ユーザが前記操作部を操作することに応じて、前記自動演奏モードまたは前記演奏制御モードを選択的に設定する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の演奏制御システム。
  8. 前記信号生成部は、前記演奏制御モードが設定された状態で、前記タッチパネルを備える本体部の加速度のピークが検出されたことに応じて前記テンポ制御信号を生成し、
    前記制御部は、前記演奏制御モードが設定された状態で前記自動演奏データを音源装置へ出力する際、前記加速度のピークの大きさに基づいて前記自動演奏データによる演奏のダイナミクスを決定する、請求項7に記載の演奏制御システム。
  9. 前記制御部は、前記演奏制御モードが維持された状態で前記自動演奏データを前記音源装置へ出力する際、前記テンポ制御信号に基づいて演奏テンポを変更した自動演奏データを記憶部に記憶させるか、または、演奏テンポを変更する前の自動演奏データに前記テンポ制御信号を対応付けて前記記憶部に記憶させる、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の演奏制御システム。
  10. 自動演奏モードでは自動演奏データを自動演奏すると共に、演奏制御モードでは、受信されたテンポ制御信号に基づいて演奏テンポを変更しつつ前記自動演奏データを自動演奏する演奏装置に対して、通信により接続可能な演奏制御装置であって、
    タッチパネルと、
    ユーザが前記タッチパネルにおける所定領域に触れることに応じて、自動演奏モードまたは演奏制御モードを選択的に設定するモード設定部と、
    前記モード設定部により前記演奏制御モードが設定された状態で、ユーザの動作に基づいてテンポ制御信号を生成する信号生成部と、
    前記モード設定部により、前記演奏制御モードから前記自動演奏モードに切り替わった場合は、前記演奏装置を前記演奏制御モードから前記自動演奏モードに切り替えるための切り替え信号を前記演奏装置へ送信すると共に、前記自動演奏モードから前記演奏制御モードに切り替わった場合は、前記演奏装置を前記自動演奏モードから前記演奏制御モードに切り替えるための切り替え信号を前記演奏装置へ送信し、且つ、前記モード設定部により前記演奏制御モードが設定された状態では、前記信号生成部により生成されたテンポ制御信号を前記演奏装置へ送信するよう制御する制御部と、を有する、演奏制御装置。
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