JP3227003U - 筆記帳及び筆記帳用表紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】表紙に高級感を持たせると共に、複数の用紙を綴じた冊子や、長尺和紙を折り畳んだ台紙に、その表紙を着脱自在に取り付け、表紙の再用が可能な筆記帳及び筆記帳用表紙を提供する。【解決手段】樹脂塗料で塗装された平坦な表面11と、凸状枠が形成された裏面12とを有する樹脂製基板の、凸状枠の内側に厚紙15が貼付されて表表紙4及び裏表紙5が形成され、基板よりも僅かに小さい複数枚の用紙を綴じた冊子又は用紙を連接した長尺用紙が折り畳まれた台紙2の、最初の紙面又は最終の紙面を厚紙に結合させた。【選択図】図3
Description
本考案は、冊子又は台紙に樹脂製基板の表表紙及び裏表紙を結合させた筆記帳及びその表紙に関する。
神社や寺院の参拝者が参拝の証として社寺の名称や朱印を記してもらうため、或いは展示会場などで記念のスタンプを押してもらうために、用紙を綴じた冊子や和紙を蛇腹状に折畳んだ台紙に、表表紙と裏表紙とを貼付した筆記帳が使用されている。
しかしながら、朱印等は、和紙に墨書するのが一般的であり、墨が染み出す裏面に行うのは不適であることから、裏面同士を重ね合わせ、それら蛇腹状に折畳んだ台紙に表紙に張り付けた朱印帳が提案されている(特許文献1参照)。
また、表表紙及び裏表紙の少なくとも一方に塗装処理を行い、その表面に微小な金属粉末で図形を描いて定着させる技法の蒔絵を施したもの、あるいは塗装処理の後に溝で図形を描き、そこに金属粉末を埋め込んだりしたものの裏面に、二重構造の長尺の和紙、若しくは用紙を表紙の幅で山折、谷折を繰り返し、折り目から5乃至10mm程度の幅で接合した台紙の両端の頁を接着した朱印帳も提案されている(特許文献2参照)。
さらに、筆記帳を効率よく製作するため、筆記用紙の折り曲げおよび重ね合わせを機械的に行う一方、折り曲げ加工された筆記用紙が元の状態に戻ろうとして部分的に湾曲し、折り畳みにくくなるという課題解決を図った筆記帳も提案されている(特許文献3参照)。
一方、連綴じされた朱印帳は、所望の都度、その場で寺院名を毛書し、朱印を押す必要があるので、寺院側の手間が大きい上、時間もかかる。
そこで、左右の側縁と底辺とを閉じてポケットが形成された紙収納シートを表紙で和綴じし、その収納シートに、寺院側が予め、毛書若しくは印刷してあった朱印紙を収納できるようにした朱印帳も提案されている(特許文献4)。
しかしながら、朱印等は、和紙に墨書するのが一般的であり、墨が染み出す裏面に行うのは不適であることから、裏面同士を重ね合わせ、それら蛇腹状に折畳んだ台紙に表紙に張り付けた朱印帳が提案されている(特許文献1参照)。
また、表表紙及び裏表紙の少なくとも一方に塗装処理を行い、その表面に微小な金属粉末で図形を描いて定着させる技法の蒔絵を施したもの、あるいは塗装処理の後に溝で図形を描き、そこに金属粉末を埋め込んだりしたものの裏面に、二重構造の長尺の和紙、若しくは用紙を表紙の幅で山折、谷折を繰り返し、折り目から5乃至10mm程度の幅で接合した台紙の両端の頁を接着した朱印帳も提案されている(特許文献2参照)。
さらに、筆記帳を効率よく製作するため、筆記用紙の折り曲げおよび重ね合わせを機械的に行う一方、折り曲げ加工された筆記用紙が元の状態に戻ろうとして部分的に湾曲し、折り畳みにくくなるという課題解決を図った筆記帳も提案されている(特許文献3参照)。
一方、連綴じされた朱印帳は、所望の都度、その場で寺院名を毛書し、朱印を押す必要があるので、寺院側の手間が大きい上、時間もかかる。
そこで、左右の側縁と底辺とを閉じてポケットが形成された紙収納シートを表紙で和綴じし、その収納シートに、寺院側が予め、毛書若しくは印刷してあった朱印紙を収納できるようにした朱印帳も提案されている(特許文献4)。
しかしながら、二重構造の長尺の和紙、若しくは用紙を表紙の幅で山折、谷折を繰り返した2枚の和紙を折り目毎に貼付することは困難である。また、台紙の最初と最後の頁を表紙に直接張り付けると、表紙を、別の台紙に再用するのが困難である。
本考案は、表紙に高級感を持たせると共に、複数の用紙を綴じた冊子や、長尺和紙を折り畳んだ台紙に、その表紙を着脱自在に取り付け、表紙の再用が可能な筆記帳及び筆記帳用表紙を提供することを目的とする。
本考案は、表紙に高級感を持たせると共に、複数の用紙を綴じた冊子や、長尺和紙を折り畳んだ台紙に、その表紙を着脱自在に取り付け、表紙の再用が可能な筆記帳及び筆記帳用表紙を提供することを目的とする。
本考案の筆記帳は、樹脂塗料で塗装された平坦な表面と、凸状枠が形成された裏面とを有する樹脂製基板の、該凸状枠の内側に厚紙が貼付された表表紙及び裏表紙と、上記基板よりも僅かに小さい複数枚の用紙を綴じた冊子又は該用紙を連接した長尺用紙が折り畳まれた台紙の、最初の紙面又は最終の紙面を上記厚紙に結合させたことを特徴とする。
その場合、上記厚紙は、上記最初の紙面又は上記最終の紙面を差し込むポケットが形成されたものとすることが好ましい。
そして、基板の表面は、上記塗装の上に、又は該塗装に金箔を貼り付けて透明な樹脂塗料で塗装した上に、シルクスクリーン若しくはインクジェットで絵柄を印刷し、印刷された該絵柄に金属粉を蒔き付けたものとすることができる。
このようにすれば、複数の用紙を綴じた冊子や、長尺和紙を折り畳んだ台紙に、高級感のある表紙を着脱自在に取り付けることが容易になり、お気に入りの表紙を何度でも繰り返して使用することができる。
なお、基板の裏面に貼り付けた厚紙は、基板から切除することができるので、厚紙にポケットを設けなくても、表紙を再用することは可能である。
ここで、上記台紙は、二つ折りしたときの大きさが上記基板よりも僅かに小さい複数枚の和紙のうち、2枚の和紙それぞれの裏側同士を半分ずつ重ね合わせ、一方の和紙の端が他方の和紙の折目に貼付されることにより形成された2枚重ねの長尺和紙を、該端が貼付された該折目で谷折り、若しくは山折りすることによって形成されたものにすれば、台紙の両面に墨で毛書してもにじむことがないうえに、開閉の都度、折り目できちんと折り畳むことができる筆記帳になる。
その場合、上記厚紙は、上記最初の紙面又は上記最終の紙面を差し込むポケットが形成されたものとすることが好ましい。
そして、基板の表面は、上記塗装の上に、又は該塗装に金箔を貼り付けて透明な樹脂塗料で塗装した上に、シルクスクリーン若しくはインクジェットで絵柄を印刷し、印刷された該絵柄に金属粉を蒔き付けたものとすることができる。
このようにすれば、複数の用紙を綴じた冊子や、長尺和紙を折り畳んだ台紙に、高級感のある表紙を着脱自在に取り付けることが容易になり、お気に入りの表紙を何度でも繰り返して使用することができる。
なお、基板の裏面に貼り付けた厚紙は、基板から切除することができるので、厚紙にポケットを設けなくても、表紙を再用することは可能である。
ここで、上記台紙は、二つ折りしたときの大きさが上記基板よりも僅かに小さい複数枚の和紙のうち、2枚の和紙それぞれの裏側同士を半分ずつ重ね合わせ、一方の和紙の端が他方の和紙の折目に貼付されることにより形成された2枚重ねの長尺和紙を、該端が貼付された該折目で谷折り、若しくは山折りすることによって形成されたものにすれば、台紙の両面に墨で毛書してもにじむことがないうえに、開閉の都度、折り目できちんと折り畳むことができる筆記帳になる。
本考案の筆記帳用表紙は、樹脂塗料で塗装した平坦な表面と、凸状枠が形成された裏面とを有する樹脂製基板の、該凸状枠の内側に筆記帳の最初の紙面若しくは最終の紙面を結合する厚紙が貼付されたことを特徴とする。
その場合、上記厚紙は、フィルム若しくはシートにより、上記紙面を差し込むポケットが形成されたものとすることが好ましく、上記表面は、上記塗装の上に、又は下塗りした塗装に金箔を貼り透明な樹脂塗料で塗装した上に、シルクスクリーン若しくはインクジェットで絵柄を印刷し、印刷された該絵柄に金属粉を蒔き付けたものとすることができる。
このようにすれば、高級感のある表紙を、冊子や台紙などに着脱自在に取り付けて筆記帳を作成することが容易になるうえ、お気に入りの表紙を繰り返し使用することができる。
その場合、上記厚紙は、フィルム若しくはシートにより、上記紙面を差し込むポケットが形成されたものとすることが好ましく、上記表面は、上記塗装の上に、又は下塗りした塗装に金箔を貼り透明な樹脂塗料で塗装した上に、シルクスクリーン若しくはインクジェットで絵柄を印刷し、印刷された該絵柄に金属粉を蒔き付けたものとすることができる。
このようにすれば、高級感のある表紙を、冊子や台紙などに着脱自在に取り付けて筆記帳を作成することが容易になるうえ、お気に入りの表紙を繰り返し使用することができる。
本考案の筆記帳及び筆記帳用表紙によれば、筆記帳に高級感を持たせることができる上、お気に入りの表紙を繰り返し使用することもできる。
以下に、図に基づいて本考案の筆記帳及び筆記帳用表紙の実施形態について説明する。
図1から図3は、本実施形態の筆記帳の一例を示す図であり、図1は外観図、図2は、表紙の裏面を示す図、図3は、筆記帳の展開図である。
図1から図3に示す本実施形態の筆記帳1は、表表紙4及び裏表紙5と、それらに結合する奉書紙(本考案の「和紙」に相当する。以下同じ。)21が折り畳まれた台紙2とを有する。
表表紙4及び裏表紙5それぞれは、平坦な表面11と、凸状枠13が形成された裏面12とを有し、板状の樹脂製基板3で形成されている。
基板3の表面11は、黒色や赤色等の漆器用ポリウレタン樹脂塗料が吹付塗装されている。
そして表表紙4となる基板3の表面11には、漆器用ポリウレタン樹脂塗料が塗装された上にシルクスクリーン技術によって絵柄が印刷され、その絵柄に金属粉を蒔き付けるスクリーン蒔絵14が施されている。
一方、基板3の裏面は、塗装はせずに、凸状枠13の内側に厚紙15が貼付されている。そして、その厚紙15の一部には、フィルム若しくはシートを巻き付け、裏側等で貼付してポケット16が形成されている。
ここで、基板3は、ABS樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、生分解性樹脂の何れかを用いて、概ね130mm×180mmの大きさに成形された板状のものを用いるが、必ずしもこれらに限定する必要はない。
また、表表紙4の表面11にはスクリーン蒔絵14が施されているが、裏表紙5の表面にもポリウレタン樹脂塗料で塗装した上にスクリーン蒔絵14を施してもよい。
図1から図3は、本実施形態の筆記帳の一例を示す図であり、図1は外観図、図2は、表紙の裏面を示す図、図3は、筆記帳の展開図である。
図1から図3に示す本実施形態の筆記帳1は、表表紙4及び裏表紙5と、それらに結合する奉書紙(本考案の「和紙」に相当する。以下同じ。)21が折り畳まれた台紙2とを有する。
表表紙4及び裏表紙5それぞれは、平坦な表面11と、凸状枠13が形成された裏面12とを有し、板状の樹脂製基板3で形成されている。
基板3の表面11は、黒色や赤色等の漆器用ポリウレタン樹脂塗料が吹付塗装されている。
そして表表紙4となる基板3の表面11には、漆器用ポリウレタン樹脂塗料が塗装された上にシルクスクリーン技術によって絵柄が印刷され、その絵柄に金属粉を蒔き付けるスクリーン蒔絵14が施されている。
一方、基板3の裏面は、塗装はせずに、凸状枠13の内側に厚紙15が貼付されている。そして、その厚紙15の一部には、フィルム若しくはシートを巻き付け、裏側等で貼付してポケット16が形成されている。
ここで、基板3は、ABS樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、生分解性樹脂の何れかを用いて、概ね130mm×180mmの大きさに成形された板状のものを用いるが、必ずしもこれらに限定する必要はない。
また、表表紙4の表面11にはスクリーン蒔絵14が施されているが、裏表紙5の表面にもポリウレタン樹脂塗料で塗装した上にスクリーン蒔絵14を施してもよい。
台紙2は、二つ折りにしたときの大きさが基板3よりも僅かに小さいサイズの奉書紙21を複数枚貼り合わせて作成される。それら複数枚の奉書紙21のうち、任意の2枚の奉書紙21の裏側同士を、順次、半分ずつ重ね合わせる。そして、それぞれの奉書紙21の端23、数ミリメートルを、重ね合わせた奉書紙21に貼付する。これを繰り返すことにより、1枚の奉書紙21を二つ折りした折り目24に、重ね合わせた他の2枚の奉書紙の端23それぞれがぴったりと合致している2枚重ねの長尺の奉書紙21ができる。この長尺の奉書紙21の、端24それぞれを合致させて貼付した2枚の奉書紙21で山形が形成されるように折畳み、台紙2を作成する。
台紙2の最初の紙面2a及び最終の紙面2b(図に現れない)を、表表紙4及び裏表紙5それぞれの裏面11に形成されたポケット16に差し込めば、表表紙4及び裏表紙5それぞれが着脱自在な筆記帳1が作成される。
ここで、本実施形態の筆記帳1は、台紙2の最初の紙面2a及び最終の紙面2b(図に現れない)をポケット16に差し込んで作成しているが、基板3よりも僅かに小さい複数枚の用紙を綴じて冊子(図示していない)を作成し、その最初の紙面及び最終の紙面をポケット16に差し込んで筆記帳1を作成してよい。
また、表表紙4及び裏表紙5それぞれの裏面11に、必ずしもポケット16を形成する必要はなく、それらの裏面11に貼付された厚紙15に、台紙2又は冊子(図示していない)の最初の紙面及び最終の紙面を貼付してもよい。その場合、裏面11から厚紙15をはがすか、或いは、基板3から厚紙15を切除することによって台紙2や冊子(図示していない)を取り外すことが出来るので、厚紙15が取り外された表表紙4及び裏表紙5それぞれの裏面11に、再度、厚紙15を貼付し、その厚紙15に、新たな台紙2や冊子(図示していない)を貼付すれば、表表紙4及び裏表紙5それぞれを再用することもできる。
台紙2の最初の紙面2a及び最終の紙面2b(図に現れない)を、表表紙4及び裏表紙5それぞれの裏面11に形成されたポケット16に差し込めば、表表紙4及び裏表紙5それぞれが着脱自在な筆記帳1が作成される。
ここで、本実施形態の筆記帳1は、台紙2の最初の紙面2a及び最終の紙面2b(図に現れない)をポケット16に差し込んで作成しているが、基板3よりも僅かに小さい複数枚の用紙を綴じて冊子(図示していない)を作成し、その最初の紙面及び最終の紙面をポケット16に差し込んで筆記帳1を作成してよい。
また、表表紙4及び裏表紙5それぞれの裏面11に、必ずしもポケット16を形成する必要はなく、それらの裏面11に貼付された厚紙15に、台紙2又は冊子(図示していない)の最初の紙面及び最終の紙面を貼付してもよい。その場合、裏面11から厚紙15をはがすか、或いは、基板3から厚紙15を切除することによって台紙2や冊子(図示していない)を取り外すことが出来るので、厚紙15が取り外された表表紙4及び裏表紙5それぞれの裏面11に、再度、厚紙15を貼付し、その厚紙15に、新たな台紙2や冊子(図示していない)を貼付すれば、表表紙4及び裏表紙5それぞれを再用することもできる。
図4は、本実施形態の台紙の構造を一例として示す概略図である。
図4に例示するように、二つ折りしたときの大きさが基板3よりも僅かに小さいサイズの複数枚(ここでは6枚)の奉書紙21を3枚ずつ、AとBの2組みに分け、それぞれの組の奉書紙21の裏側22同士が、半分ずつ重ね合わさるように配置する。すなわち、A組の奉書紙21の折目24に、B組の奉書紙21の端23が、B組の奉書紙21の折目24にA組の奉書紙21の端23が重なるように配置する。そして、それぞれの奉書紙21の端23から数ミリメートル程度の幅を、重ね合わせた奉書紙21に貼付する。それにより、1枚の奉書紙21の折目24に、重ね合わせた他の2枚の奉書紙の端それぞれがぴったりと貼付され、2枚重ねの長尺の奉書紙21ができる。そして奉書紙21の端23で山形をつくるようにして長尺の奉書紙21を折畳み、台紙2を作成する。
図4に例示するように、二つ折りしたときの大きさが基板3よりも僅かに小さいサイズの複数枚(ここでは6枚)の奉書紙21を3枚ずつ、AとBの2組みに分け、それぞれの組の奉書紙21の裏側22同士が、半分ずつ重ね合わさるように配置する。すなわち、A組の奉書紙21の折目24に、B組の奉書紙21の端23が、B組の奉書紙21の折目24にA組の奉書紙21の端23が重なるように配置する。そして、それぞれの奉書紙21の端23から数ミリメートル程度の幅を、重ね合わせた奉書紙21に貼付する。それにより、1枚の奉書紙21の折目24に、重ね合わせた他の2枚の奉書紙の端それぞれがぴったりと貼付され、2枚重ねの長尺の奉書紙21ができる。そして奉書紙21の端23で山形をつくるようにして長尺の奉書紙21を折畳み、台紙2を作成する。
図5及び図6は、本実施形態の筆記帳用表紙の一例を示す図であり、図5は表表紙の表面側を示す図、図6は表表紙の裏面側を示す図である。
図5及び図6に示す表表紙4は、図1から図3に示す表表紙4に比べると、スクリーン蒔絵14を施す方法が相違している。
すなわち、表表紙4は、平坦な表面11と、凸状枠13が形成された裏面12とを有する板状の樹脂製基板3からなり、その基板3の表面は、枠4aの内側は透明な漆器用ポリウレタン樹脂塗料を吹付けて、下塗り塗装がなされる。一方、枠4aの外側は黒色又は赤色等の漆器用ポリウレタン樹脂が吹付け塗料される。そして、枠4aの内側は、下塗り塗装の上に金箔4bを貼り、その金箔4bの上に、透明な漆器用ポリウレタン樹脂を吹付けて、上塗り塗装を行った後、シルクスクリーン技術によって合成樹脂塗料による絵柄を印刷し、その絵柄に、金粉、銀粉、洋銀粉、銅粉、真鍮粉、アルミニウム粉などの金属粉を蒔き付けるスクリーン蒔絵14が施されている。
一方、基板3の裏面は、フィルム若しくはシートを巻き付けてポケット16が形成された厚紙15を凸状枠13の内側に貼付する。
なお樹脂製基板3は、図1から図3で示したものと同様に、ABS樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、生分解性樹脂などの樹脂を成形したものが用いられる。
ここで示す筆記帳用表紙は、表表紙が、基板の表面に下塗り塗装して金箔を貼り、その上に透明漆器用樹脂塗料を塗り、スクリーン蒔絵を施しているが、必ずしも金箔を貼る必要はなく、図1から図3に示した方法でスクリーン蒔絵を施してもよい。
図5及び図6に示す表表紙4は、図1から図3に示す表表紙4に比べると、スクリーン蒔絵14を施す方法が相違している。
すなわち、表表紙4は、平坦な表面11と、凸状枠13が形成された裏面12とを有する板状の樹脂製基板3からなり、その基板3の表面は、枠4aの内側は透明な漆器用ポリウレタン樹脂塗料を吹付けて、下塗り塗装がなされる。一方、枠4aの外側は黒色又は赤色等の漆器用ポリウレタン樹脂が吹付け塗料される。そして、枠4aの内側は、下塗り塗装の上に金箔4bを貼り、その金箔4bの上に、透明な漆器用ポリウレタン樹脂を吹付けて、上塗り塗装を行った後、シルクスクリーン技術によって合成樹脂塗料による絵柄を印刷し、その絵柄に、金粉、銀粉、洋銀粉、銅粉、真鍮粉、アルミニウム粉などの金属粉を蒔き付けるスクリーン蒔絵14が施されている。
一方、基板3の裏面は、フィルム若しくはシートを巻き付けてポケット16が形成された厚紙15を凸状枠13の内側に貼付する。
なお樹脂製基板3は、図1から図3で示したものと同様に、ABS樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、生分解性樹脂などの樹脂を成形したものが用いられる。
ここで示す筆記帳用表紙は、表表紙が、基板の表面に下塗り塗装して金箔を貼り、その上に透明漆器用樹脂塗料を塗り、スクリーン蒔絵を施しているが、必ずしも金箔を貼る必要はなく、図1から図3に示した方法でスクリーン蒔絵を施してもよい。
朱印帳はもとより、スタンプ帳、手帳、画帳などにも活用できる。
1 筆記帳
2 台紙
2a 最初の紙面
2b 最終の紙面
3 基板
4 表表紙
4a 枠
4b 金箔
5 裏表紙
11 表面
12 裏面
13 凸状枠
14 スクリーン蒔絵
15 厚紙
16 ポケット
21 奉書紙
22 裏側
23 端
24 折目
2 台紙
2a 最初の紙面
2b 最終の紙面
3 基板
4 表表紙
4a 枠
4b 金箔
5 裏表紙
11 表面
12 裏面
13 凸状枠
14 スクリーン蒔絵
15 厚紙
16 ポケット
21 奉書紙
22 裏側
23 端
24 折目
Claims (7)
- 樹脂塗料で塗装された平坦な表面と、凸状枠が形成された裏面とを有する樹脂製基板の、該凸状枠の内側に厚紙が貼付された表表紙及び裏表紙と、
前記基板よりも僅かに小さい複数枚の用紙を綴じた冊子又は該用紙を連接した長尺用紙が折り畳まれた台紙の、最初の紙面又は最終の紙面を前記厚紙に結合させたことを特徴とする筆記帳。 - 前記厚紙は、前記最初の紙面又は前記最終の紙面を差し込むポケットが形成されたことを特徴とする請求項1記載の筆記帳。
- 前記表面は、前記塗装の上に、又は該塗装に金箔を貼り付けて透明な樹脂塗料で塗装した上に、シルクスクリーン若しくはインクジェットで絵柄を印刷し、印刷された該絵柄に金属粉を蒔き付けたものであることを特徴とする請求項1記載の筆記帳。
- 前記台紙は、二つ折りしたときの大きさが前記基板よりも僅かに小さい複数枚の和紙のうち、2枚の和紙それぞれの裏側同士を半分ずつ重ね合わせ、一方の和紙の端が他方の和紙の折目に貼付されることにより形成された2枚重ねの長尺和紙を、該端が貼付された該折目で谷折り、若しくは山折りすることによって形成されたことを特徴とする請求項1記載の筆記帳。
- 樹脂塗料で塗装した平坦な表面と、凸状枠が形成された裏面とを有する樹脂製基板の、該凸状枠の内側に画帳の最初の紙面若しくは最終の紙面を結合する厚紙が貼付されたことを特徴とする請求項1記載の筆記帳用表紙。
- 前記厚紙は、フィルム若しくはシートにより、前記紙面を差し込むポケットが形成されたことを特徴とする請求項5記載の筆記帳用表紙。
- 前記表面は、前記塗装の上に、又は下塗りした塗装に金箔を貼り透明な樹脂塗料で塗装した上に、シルクスクリーン若しくはインクジェットで絵柄を印刷し、印刷された該絵柄に金属粉を蒔き付けたものであることを特徴とする請求項5記載の筆記帳用表紙。
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---|---|---|---|
JP2020001262U JP3227003U (ja) | 2020-04-08 | 2020-04-08 | 筆記帳及び筆記帳用表紙 |
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Publications (1)
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