JP3231154U - 封筒ランタン - Google Patents
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Abstract
【課題】円柱状に固定され自立し、自立した状態で中に光源を封入した際に表面、及び裏面に印刷された所望の模様又は文字列が浮き出る封筒用紙を提供する。【解決手段】封筒本体1の内側上部に接着された蓋部4を有し、封筒本体に上冠部2と下冠部3が収納され、封筒本体の口を広げた状態で蓋部及び上冠部、下冠部により封筒本体を円柱状に維持するものであって、光源により封筒本体の内側に印刷された絵柄が浮き上がる。蓋部は、封筒本体よりも厚い紙質で構成され、展開時に円柱状に固定され、地表面と平行になる。【選択図】図1
Description
この考案は、手紙等を差し出す際、または資料等を封入する際に使用する一般的な封筒に、簡易手順に則った組み立て工程を施し、組み立て後の円柱内部に光源を封入することで、中に印字された所望の模様又は文字列が浮き出てくるという性質を持つことから、従来にない封筒の新たな価値を生み出し、様々な状況において利用可能とある封筒ランタンに関する。
従来の封筒では表面に所望の模様又は文字列が施されてきた。一方、近年の印刷業界における製品の付加価値の創造が急務となり、これに応答する形でイベントなどでも利用できる製品として開発を行った。
封筒が、郵送時、封入時の入れ物としての価値だけにとどまっていたが、近年の廃棄物の削減という観点から、使用後に廃棄されてしまう封筒に新たな価値を見出し、使用後も再利用できる方法が必要であった。
ランタンは、東南アジアを発祥として、国内においても長崎で毎年2月に行われる「長崎ランタンフェスティバル」などから、一般消費者への知名度が向上している。
そのような中、例えば特許文献1に示すような封筒に付加価値をつけた製品が提案されている。
特許文献1に記載された飛び出す封筒セットは、扁平な箱状の封筒の内部に、本来は立体状の被収納物を、ゴムばねを伸張して平面的形状として収納し、封筒を開いたときに、ゴムばねが元に戻ることによって被収納物が立体状に戻って外に飛び出る仕組みであるが、それに加え、光源により模様が浮き出ることで、半永続的な価値を創出することができる。
封筒は郵送する際のみならず、様々な資料を封入する用途でも多く使われている。例えば、結婚式の席次表や料理のメニュー、新郎新婦からのメッセージなどを封筒に入れておき、その封筒が演出の一環としても機能し、さらに参列者へのギフトとして、一つ一つが参列者に沿ったオリジナルのデザインで提供することができれば、封筒のさらなる利用用途と価値を出すことができる。
従来の市販のランタンでは、光源も含めて和紙や木材を利用することで高級感を演出し、屋内における間接照明や、インテリアとして利用されているが、オリジナルデザインで作成する際にはコストがかかる。
このような点に鑑み、本考案は、イベントや演出の用途に利用できる簡易組み立てが可能な封筒ランタンを提供することを課題とする。
このような点に鑑み、本考案は、イベントや演出の用途に利用できる簡易組み立てが可能な封筒ランタンを提供することを課題とする。
前記の目的を達成するために、本考案の封筒ランタンは、規格用紙の上部長辺の中央部に、規格用紙の長辺を円周とする蓋部と接着し、規格用紙を組み立てた後、蓋部を配置することで規格用紙を円柱状に固定し、付属する規格用紙の長辺を円周とする枠部を装着することで自立することができることを特徴とする。
これにより、インテリアとしても機能し付加価値を持つ封筒を提供できる。
これにより、インテリアとしても機能し付加価値を持つ封筒を提供できる。
前記封筒ランタンの上蓋部は、規格用紙よりも厚い紙質で構成し、上記蓋部の接着面の短辺は、規格用紙の封筒綴じ部の短辺と同じ長さであり、かつ組み立て時に接着面と封筒綴じ部が平行となる。これにより、封筒は円柱状に固定され、ランタン展開時の見栄えが良くなる。
前記封筒ランタンの枠部は、規格用紙よりも厚い紙質で構成し、上記枠部には二箇所に突起を設け、封筒の上部、下部に簡易に取り付けられるようにする。
これにより、封筒は安定して自立し、さらに光源封入時に内側に印刷された任意の模様および文字列の見栄えが良くなる。
これにより、封筒は安定して自立し、さらに光源封入時に内側に印刷された任意の模様および文字列の見栄えが良くなる。
前記封筒ランタンの表面、又は/及び、裏面に、任意の模様又は文字列を印刷するが、光源封入時に模様がより綺麗に浮き出ることから、UVのオンデマンドプリンターを用いる。印刷の際にオンデマンドプリンターを用いることで1枚1枚が可変データでの印刷が可能である。
これにより、1つ1つの封筒ランタンの模様又は文字列を変えることができ、シチュエーションに応じた使用が可能であるほか、郵送の際の住所印字などにも対応が可能になる。
これにより、1つ1つの封筒ランタンの模様又は文字列を変えることができ、シチュエーションに応じた使用が可能であるほか、郵送の際の住所印字などにも対応が可能になる。
前記封筒ランタンは、未使用時には畳んで収納が可能になることから、従来のインテリアとしてのランタンと比較して、収納スペースの削減につなげることができる。
封筒ランタンは、アイデア次第で、いろいろな利用シチュエーションに応じて提供が可能になる。結婚式やキャンドルナイトをはじめとするイベントに利用するならば、その奇抜さ、面白さによって、参加者に強い印象を与えることができるほか、簡易的な組み立て手順により、参加者を巻き込むことが容易である。
図面を参照して本考案を実施するための形態につき説明する。
図1は封筒ランタンの折り畳み時(a)、組み立て時(b)を正面から見た状態を示し、折り畳み時(a)は任意の事項例えば宛先や宣伝文言などを印字若しくは手書きすることができる。組み立て時(b)は内部に取り付けられた蓋部4を引き上げ、上冠部2と下冠部5をはめることで円柱状が固定できる。
図2は封筒ランタンの折り畳み時(a)、組み立て時(b)を背面から見た状態を示し、折り畳み時(a)は上綴じ部5と下綴じ部6を糊付けすることで封緘できる。組み立て時(b)はライトの上に被せることで中に描かれている絵柄9が浮き出るようになる。
図3は封筒ランタンの折り畳み時を側面から見た状態を示したものである。蓋部4は中紙背面に接着させる。
図4は封筒ランタンの組み立て時を右側面(a)、左側面(b)から見た状態を示したもので、上冠部2にフラップ2aが形成されることにより、上冠部2と蓋部4が下に落ちないよう固定される。
図5は本体1を開いて反転した状態を示したもので、折り線7を境に谷折りされるものであり、本体1は左右一体状である。また左右の半体1aの側縁には糊層8、上綴じ部5、下綴じ部6が設けられており、半体1bの上部中央に蓋部4を接着させる。上部に蓋部4を設けることにより円柱状がより綺麗に形成される。また半体1bには後述する絵柄9などが印字される。内側に印字することで外側からみると無地の封筒であるが、光を当てることにより内側が透け印字された絵柄9が見えるようになる。
図6(a)は上冠部2を開いて反転した状態を示したもので、上冠部糊層2cと端を接着することで円柱上に形成される。またフラップ2aを上冠部2の上部に2か所設けており、折り曲げることで外紙1と蓋部4の固定をする。
図6(b)は下冠部3を開いて反転した状態を示したもので、下冠部糊層3aと端を接着することで円柱状に形成される。
図6(b)は下冠部3を開いて反転した状態を示したもので、下冠部糊層3aと端を接着することで円柱状に形成される。
図7(a)は封筒ランタンを折り畳み、上綴じ部5、下綴じ部6が接着された状態を背面から示したものである。図7(b)は本体1に上綴じ部5、下綴じ部6が接着されている状態のものから、上綴じ部5、下綴じ部6をはがした状態を示している。
図8(a)は図7の状態から上綴じ部5、下綴じ部6を持ち上げ本体1の口を開いた状態を示している。図8(b)は上綴じ部5、下綴じ部6を本体1の内側に入れ込んだ状態を示している。
図9(a)は図8(b)の状態の本体1に図6(a)、図6(b)をはめ込む状態を示したものである。図9(b)は図9(a)の状態からフラップ2aを折り曲げ固定した状態を示している。
図10(a)は図9(b)の状態から蓋部4を引き上げた状態を示している。図10(b)は図10(a)の状態から蓋部4が固定され封筒ランタンの組み立てが完成した状態である。
図11(a)は蓋部4を平面からみた状態を示している。蓋糊層部4aを図5の本体1bの上部に接着させる。蓋折り線4bを設けることで図10(a)の時に引き上げやすくなる。
図11(b)は蓋折り線4bを折り曲げた状態の蓋部4を示している。蓋折り線4bを折り曲げることで封筒ランタンの円柱状が綺麗に形成される。
図12(a)は上冠部2を組み立てた状態を示している。フラップ2aを設けることで本体1、蓋部4を下に落ちないように固定し、封筒ランタンの円柱状が綺麗に形成される。フラップ2aにフラップ折り線2bを設けることで蓋部4がしっかりと固定される。
図12(b)は下冠部3を組み立てた状態を示し、封筒ランタンの円柱状が綺麗に形成されるように固定できる。
図13は封筒ランタンの絵柄9を印字した状態を示し、希望するイラストや写真などがプリントできる。デザインは固定ではなくニーズに合わせてデザインできるので個人のオリジナルのものから企業の広告宣伝などシチュエーションに応じて活用できる。実際に見るときは反転した状態であるため、左右非対称の物や文字はデザイン時に反転させて作る。内側に印字することで光を当てた時に初めて絵柄が現れる。
上記のように本考案によると、展開した本体1の内外面の左右にはプリンタ印字で宛名やオリジナルの絵柄、写真などシチュエーションに合わせて作ることができ、光を当てることで絵柄が現れるという印象に残るアプローチが出来る。上冠部2、下冠部3は折り畳むことで本体1に収納ができ、本体1も折り畳むことで収納スペースの場所を取らず必要な場面ですぐ使用できる。
また本考案は様々な分野での使用が可能となるものであり、本考案の効果目的を奏する範囲におけるその他の変更事項も本考案の実施の範疇に属することと勿論である。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうち一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1 本体
1a 半体
1b 半体
2 上冠部
2a フラップ
2b フラップ折り線
2c 上冠部糊層
3 下冠部
3a 下冠部糊層
4 蓋部
4a 蓋糊層
4b 蓋折り線
5 上綴じ部
6 下綴じ部
7 折り線
8 糊層部
9 絵柄
1a 半体
1b 半体
2 上冠部
2a フラップ
2b フラップ折り線
2c 上冠部糊層
3 下冠部
3a 下冠部糊層
4 蓋部
4a 蓋糊層
4b 蓋折り線
5 上綴じ部
6 下綴じ部
7 折り線
8 糊層部
9 絵柄
Claims (9)
- 規格用紙の上部長辺の中央部に、規格用紙の長辺を円周とする蓋部と接着し、規格用紙を組み立てた後、蓋部を配置することで規格用紙を円柱状に固定し、付属する規格用紙の長辺を円周とする枠部を装着することで自立することができることを特徴とする封筒ランタン。
- 上記蓋部は、規格用紙よりも厚い紙質で構成され、展開時に円柱状に固定され、地表面と平行になることを特徴とする請求項1の封筒ランタン。
- 上記蓋部の接着面の短辺は、規格用紙の封筒綴じ部の短辺と同じ長さであり、かつ組み立て時に接着面と封筒綴じ部が平行となることを特徴とする請求項1または請求項2の封筒ランタン。
- 上記枠部は規格用紙よりも厚い紙質で構成され、装着時に円柱状に自立し、地表面と平行になることを特徴とする請求項1から請求項3記載の封筒ランタン。
- 上記枠部には二箇所に突起を設け、装着の際安定させることを特徴とする請求項1から請求項4記載の封筒ランタン。
- 上記規格用紙の表面、又は/及び、裏面に、所望の模様又は文字列を印刷したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項記載の封筒ランタン。
- 上記規格用紙の裏面に、所望の模様又は文字列を印刷し、裏面に光源を配置することで印刷された模様又は文字列が浮かび上がることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項記載の封筒ランタン。
- 上記規格用紙が、A4又はB5の大きさであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項記載の封筒ランタン。
- 上記規格用紙の紙質については凡そ上質紙81.4g/m2以上であり、普通紙・特殊紙を問わないことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項記載の封筒ランタン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004193U JP3231154U (ja) | 2020-09-08 | 2020-09-08 | 封筒ランタン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020004193U JP3231154U (ja) | 2020-09-08 | 2020-09-08 | 封筒ランタン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3231154U true JP3231154U (ja) | 2021-03-18 |
Family
ID=74860628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020004193U Active JP3231154U (ja) | 2020-09-08 | 2020-09-08 | 封筒ランタン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3231154U (ja) |
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2020
- 2020-09-08 JP JP2020004193U patent/JP3231154U/ja active Active
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