JP3227000U

JP3227000U - リーフレスファンとその送風シリンダー

Info

Publication number: JP3227000U
Application number: JP2019600152U
Authority: JP
Inventors: 應輝
Original assignee: 應輝
Priority date: 2017-04-29
Filing date: 2018-05-02
Publication date: 2020-07-30
Anticipated expiration: 2028-05-02
Also published as: EP3617530A4; WO2018196437A1; US20210324864A1; EP3617530A1; ES2925474T3; CN106930986A; KR200493698Y1; US11396881B2; CN106930986B; EP3617530B1; KR20190002936U

Abstract

【課題】風力と有効な空気供給距離を改善し、気流の速度と気流排出の均一性を高めるリーフレスファンとその送風シリンダーを提供する。【解決手段】送風シリンダーは、エアシリンダー１とノズル２を含み、エアシリンダー１は、気流を受け取るための吸気口１１と内部チャンネルを設け、エアシリンダー１の前端の側壁には、縦方向に伸びる開口部１３が設けられ、エアシリンダー１の開口部１３の両側にある内壁表面には、それぞれ縦方向に延びる制限溝１４が設けられ、ノズル２は、開口部１３に埋め込まれた口部２１と、それぞれ制限溝１４に対応して埋め込まれた二つ気流誘導部２２、２３を含み、口部２１の縦方向の間隔には、同じ直線上に位置している複数の送風スリットが配置され、内部チャンネルで受け取った気流は、二つ気流誘導部２２、２３の気流誘導作用を介してそれぞれ送風スリットから排出される。リーフレスファンは、基座と、基座によって支持された前記送風シリンダーを含む。【選択図】図２

Description

本考案は、ファンに関して、特に、リーフレスファンとその送風シリンダーに関する。

現在、ブレードレスファのンノズルの設計は、ほとんど環状なノズルであって、基礎気流を受け取るための環状通路と基礎気流をスプレーするための環状排気口を設け、また、外部空気を環状排気口の近くに導き、環状排気口からスプレーした基礎気流と混合するための環状開口も設ける。上述した構造のノズルは、ユーザーが使用する場合、次の欠点がある：
１．環状排気口からスプレーした基礎気流は、比較的分散されて集中されないが、比較的遠隔で使用される場合、ノズルから生成される気流の流速が低く、流量が小さく、送風効果がよくないため、ユーザーを速くクールする目標を達成できない；
２．環状チャネルの設計により、基礎気流は、ノズル内部での流れが環状を呈するため、気流がチャネル内に不均一に分布するのが起こりやすく、更に気流排出の均一性に影響を及ぼす。
３．大きなスペースを占有するため、配置や保管等に不利である。
４．特にファンが高速気流を提供する必要がある場合、騒音は大きく、ファンアセンブリのインペラの高速回転でエアを切って発生した騒音は、特に顕著であり、使用環境に大きく影響する。

本考案の目的は、先行技術の上記の欠点を克服することであって、小さな構造でしかも斬新で美しい外観があるリーフレスファンとその送風シリンダー装置を提供し、ファンの風力と有効な空気供給距離を改善し、気流の速度と気流排出の均一性を高めて、しかもファンの騒音を減らし、占有スペースを減らし、便利に製造できる。

本考案の目的は、以下の技術方案により実現できる：
リーフレスファンの送風シリンダーは、エアシリンダーとノズルを含み、エアシリンダーは、気流を受け取るための吸気口と内部チャンネルを設け、エアシリンダーの前端の側壁には、縦方向に伸びる開口部が設けられ、エアシリンダーの開口部の両側にある内壁表面には、それぞれ縦方向に延びる制限溝が設けられ、前記ノズルは、開口部に埋め込まれた口部と、それぞれ制限溝に対応して埋め込まれた二つ気流誘導部を含み、口部の縦方向の間隔には、同じ直線上に位置している複数の送風スリットが配置され、前記内部チャンネルで受け取った気流は、二つ気流誘導部の気流誘導作用を介してそれぞれ送風スリットから排出される。

さらに、それぞれの送風スリットの幅が同じで、しかもその幅が１〜５ｍｍである。

さらに、それぞれの送風スリットの幅が同じで、しかもその幅が１.５〜３ｍｍである。

さらに、前記二つ気流誘導部は、傾斜がある翼板構造であり、しかもその二つは、相対で設置されて八の字形を呈し、それにより、二つ気流誘導部の間に、前端が狭く後端が広い気流誘導口を形成する。

さらに、それぞれの前記送風スリットは、平坦な口構造を有し、口部の各送風スリットの内側端には、それぞれに前端が狭く後端が広いエア収集口を設け、前記エア収集口の狭い前端は、前記対応する前記送風スリットの内側端に接続され、前記エア収集口の広い後端は、気流誘導口に接続される。

さらに、前記エア収集口の二つの側壁は、前方から後方まで外側へ傾斜した傾斜面であり、しかも二つ気流誘導部の間の角度は、前記エア収集口の二つ側壁の間の角度よりも大きい。

さらに、前記隣接する二つの送風スリットの間は、仕切りリブによって分離されており、前記仕切りリブは、前記送風スリットの両側壁と一体的に接続されおり、前記仕切りリブの外端は、送風スリットの前端面から突出してなく、前記仕切りリブの内端は、内部へ前記エア収集口の広い後端まで伸びる。

さらに、前記気流誘導部の両端は、前記対応する制限溝の両側壁の止め部と合わせる第１止めロック部と第２止めロック部を設ける。

さらに、前記エアシリンダーは、金属製での細長い円筒形の構造であり、その上端と下端には、開口部が設けられ、上端の開口部は、円形のプラスチックシールカバーで覆われており、下端の開口部は、吸気口である。前記ノズルは、一体成形されたプラスチックの構造である。

リーフレスファンを提供して、それは、基座と、基座によって支持された送風シリンダーを含む。前記基座には、気流チャンネルと、気流を生成するためのインペラとモーターが配置され、前記気流チャンネルの吸気端の開口部は、前記基座の外表面に設けられ、そして排気端は、送風シリンダーに接続される。送風シリンダーは、エアシリンダーとノズルを含み、前記エアシリンダーは、気流を受け取るための吸気口と内部チャンネルを設け、前記エアシリンダーの前端の側壁には、縦方向に伸びる開口部が設けられ、前記エアシリンダーの開口部の両側にある内壁表面には、それぞれ縦方向に延びる制限溝が設けられ、前記ノズルは、開口部に埋め込まれた口部と、それぞれ制限溝に対応して埋め込まれた二つ気流誘導部を含み、口部の縦方向の間隔には、同じ直線上に位置している複数の送風スリットが配置され、前記内部チャンネルで受け取った気流は、二つ気流誘導部の気流誘導作用を介してそれぞれ前記送風スリットから排出される。

従来技術と比較すると、本考案は、以下の有益な効果を有する：
まずは、本考案による送風シリンダーの排気口は、縦方向に分布する送風スリットの構造として設計され、それによって、気流を集中して前方へ排出させるのに役立っており、従って、ファンの風速と送風距離を向上できる。

また、本考案は、送風シリンダーのハウジングに設けられたエア収集口と気流誘導口のそれぞれ前端が狭く後端が広い気流誘導の構造を有し、ハウジング内の気流を送風スリットに誘導させる時、気流速度を増加する作用を向上でき、気流の排出速度を加速し、風量を増加し、人に涼しさを感じさせる目的を達成できる。

なお、本考案の送風シリンダーの体積は、使用中に小さな空間を占有するだけでなく、配置または保管に役立って、しかもハウジング内で高圧気流を迅速に形成し排出することに役立って、それにより、気流の排出速度を上昇することができる。同時に、本考案の送風シリンダーは、エアシリンダーとノズルで組み合わせる分割構造を採用するため、二つ異なる材料を利用してエアシリンダーを作ることに特に適して、例えば、エアシリンダーは、金属製を採用し、ノズルは、プラスチックの材料を採用し、それにより、エアシリンダーは、より高品位で美しく、製品の生産が容易になり、製品の歩留まりも向上することができる。

最後に、本考案による送風シリンダーの内部チャンネルは、縦向きのチャンネルとして設計されたため、チャンネル内にある気流が均一な分配を促進でき、さらに気流排出の均一性を確保できる。

本考案のリーフレスファンとその送風シリンダーを示す立体図である。本考案のリーフレスファンとその送風シリンダーの分解図である。本考案のリーフレスファンとその送風シリンダーの正面図である。図３のＡ−Ａの断面図である。図３のＢ−Ｂの断面図である。図３のＣの拡大概略図である。本考案のエアシリンダーの平面図である。本考案のノズルの平面図である。本考案のリーフレスファンの正面図である。図９のＤ−Ｄの断面図である。図９のＥ−Ｅの断面図である。

以下、添付の図面を参照して本考案の実施形態を詳細に説明する。
図１〜８に示すように、本考案のリーフレスファンとその送風シリンダーの好ましい実施形態であって、それは、エアシリンダー１とノズル２を含み、エアシリンダー１は、気流を受け取るための吸気口１１と内部チャンネル１２を設け、エアシリンダー１の前端の側壁には、縦方向に伸びる開口部１３が設けられ、エアシリンダー１の開口部１３の両側にある内壁表面には、それぞれ縦方向に延びる制限溝１４が設けられ、前記ノズル２は、開口部１３に埋め込まれた口部２１と、それぞれ制限溝１４に対応して埋め込まれた二つ気流誘導部２２、２３を含み、口部２１の縦方向の間隔には、同じ直線上に位置している複数の送風スリット２１１が配置され、前記内部チャンネル１２で受け取った気流は、それぞれ送風スリット２１１から排出される。

好ましくは、それぞれの送風スリット２１１の幅が同じで、しかもその幅が１〜５ｍｍである。さらに、好ましくは、それぞれの送風スリット２１１の幅が同じで、しかもその幅が１.５〜３ｍｍである。

二つ気流誘導部２２，２３は、傾斜がある翼板構造であり、しかもその二つは、相対で設置されて八の字形を呈し、それにより、二つ気流誘導部２２，２３の間に、前端が狭く後端が広い気流誘導口３を形成する。それぞれの前記送風スリット２１１は、平坦な口構造を有し、口部２１の各送風スリット２１１の内側端には、それぞれに前端が狭く後端が広いエア収集口２１２を設け、前記エア収集口２１２の狭い前端は、前記対応する前記送風スリット２１１の内側端に接続され、前記エア収集口２１２の広い後端は、気流誘導口３に接続される。この構造において、気流誘導口３は、内部チャンネル１２中の気流をエア収集口２１２に導く時に、気流速度を倍増させる役割を果たすことができ、エア収集口２１２は、気流を送風スリット２１１に導く時、気流速度を更に増加させることができ、それによって、高速気流を形成し、送風スリット２１１から排出する。

エア収集口２１２の二つの側壁２１２１、２１２２は、前方から後方まで外側へ傾斜した傾斜面であり、しかも二つ気流誘導部２２、２３の間の角度は、前記エア収集口２１２の二つ側壁２１２１、２１２２の間の角度よりも大きい。好ましくは、二つ気流誘導部２２，２３の間の角度は、９０〜１５０°であり、エア収集口２１２の二つ側壁２１２１、２１２２の間の角度は、３０〜６０°である。

前記隣接する二つの送風スリット２１１の間は、仕切りリブ２４によって分離されて、それによって、気流が排出している時、均等に分散できる。前記仕切りリブ２４は、前記送風スリット２１１の両側壁と一体的に接続されおり、前記仕切りリブ２４の外端は、送風スリット２１１の前端面から突出してなく、前記仕切りリブ２４の内端は、内部へ前記エア収集口２１２の広い後端まで伸びる。

前記気流誘導部２２，２３の両端は、前記対応する制限溝１４の両側壁の止め部と合わせる第１止めロック部２２１、２３１と第２止めロック部２２２、２３２を設ける。

前記エアシリンダー１は、金属製での細長い円筒形の構造であり、その上端と下端には、開口部が設けられ、上端の開口部１０は、円形のプラスチックシールカバー４で覆われており、下端の開口部は、吸気口１１である。前記ノズルは、一体成形されたプラスチックの構造である。ノズル２は、一体的に形成されたプラスチック構造体である。好ましくは、エアシリンダー１は、直径が３０?１００ｍｍとなって、高さが３００?１０００ｍｍとなる。

本考案の送風シリンダーの構造原理は、比較的閉じたハウジングを使用し、気流を受け取り、特定の圧力を持つ圧力流を形成し、そして、前記圧力流は、気流誘導口とエア収集口との圧縮および導流作用で、ハウシングの前端の送風スリットから押し出され、それによって、速い吹き出しを形成し外へ排出する。

図９，１０，１１に示すように、本考案のリーフレスファンは、基座５と、基座５によって支持された送風シリンダーを含む。前記基座５には、気流チャンネル５１と、気流を生成するためのインペラ５２とモーター５３が配置され、前記気流チャンネル５１の吸気端の開口部５１１は、前記基座５の外表面に設けられ、そして排気端５１２は、送風シリンダーに接続される。送風シリンダーは、エアシリンダー１とノズル２を含み、前記エアシリンダーは、気流を受け取るための吸気口１１と内部チャンネル１２を設け、前記エアシリンダー１の前端の側壁には、縦方向に伸びる開口部１３が設けられ、前記エアシリンダー１の開口部１３の両側にある内壁表面には、それぞれ縦方向に延びる制限溝１４が設けられ、前記ノズル２は、開口部１３に埋め込まれた口部２１と、それぞれ制限溝１４に対応して埋め込まれた二つ気流誘導部２２，２３を含み、口部２１の縦方向の間隔には、同じ直線上に位置している複数の送風スリット２１１が配置され、前記内部チャンネル１２で受け取った気流は、二つ気流誘導部２２，２３の気流誘導作用を介してそれぞれ前記送風スリット２１１から排出される。

本考案は、上述した好ましい実施例に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能であって、即ち、本考案の請求の範囲と明細書から逸脱することなく、形式的と簡単な種々の変更および修正が、本考案の請求の範囲に包含されるべきである。

１エアシリンダー
１１吸気口
１２内部チャンネル
１３開口部
１４制限溝
２ノズル
２１口部
２１１送風スリット
２１２エア収集口
２１２１側壁
２１２２側壁
２２気流誘導部
２２１第１止めロック部
２３１第１止めロック部
２２２第２止めロック部
２３２第２止めロック部
２３気流誘導部
２４仕切りリブ
３気流誘導口
４シールカバー
５基座
５１気流チャンネル
５２インペラ
５３モーター
５１１吸気端の開口部
５１２排気端

Claims

リーフレスファンの送風シリンダーであって、それは、エアシリンダーとノズルを含み、
エアシリンダーは、気流を受け取るための吸気口と内部チャンネルを設け、エアシリンダーの前端の側壁には、縦方向に伸びる開口部が設けられ、エアシリンダーの開口部の両側にある内壁表面には、それぞれ縦方向に延びる制限溝が設けられ、前記ノズルは、開口部に埋め込まれた口部と、それぞれ制限溝に対応して埋め込まれた二つ気流誘導部を含み、口部の縦方向の間隔には、同じ直線上に位置している複数の送風スリットが配置され、前記内部通路で受け取った気流は、二つ気流誘導部の気流誘導作用を介してそれぞれ送風スリットから排出されることを特徴とするリーフレスファンの送風シリンダー。
それぞれの送風スリットの幅が同じで、しかもその幅が１〜５ｍｍであることを特徴とする請求項１に記載のリーフレスファンの送風シリンダー。
それぞれの送風スリットの幅が同じで、しかもその幅が１.５〜３ｍｍであることを特徴とする請求項２に記載のリーフレスファンの送風シリンダー。
前記二つ気流誘導部は、傾斜がある翼板構造であり、しかもその二つは、相対で設置されて八の字形を呈し、それにより、二つ気流誘導部の間に、フロントが狭くバックが広い気流誘導口を形成することを特徴とする請求項１、２又は３のいずれかに記載のリーフレスファンの送風シリンダー。
それぞれの前記送風スリットは、平坦な口構造を有し、口部の各送風スリットの内側端には、それぞれに前端が狭く後端が広いエア収集口を設け、前記エア収集口の狭い前端は、前記対応する前記送風スリットの内側端に接続され、前記エア収集口の広い後端は、気流誘導口に接続されることを特徴とする請求項４に記載のリーフレスファンの送風シリンダー。
前記エア収集口の二つの側壁は、前方から後方まで外側へ傾斜した傾斜面であり、しかも二つ気流誘導部の間の角度は、前記エア収集口の二つ側壁の間の角度よりも大きいことを特徴とする請求項５に記載のリーフレスファンの送風シリンダー。
前記隣接する二つの送風スリットの間は、仕切りリブによって分離されており、前記仕切りリブは、前記送風スリットの両側壁と一体的に接続されおり、前記仕切りリブの外端は、送風スリットの前端面から突出してなく、前記仕切りリブの内端は、内部へ前記エア収集口の広い後端まで伸びることを特徴とする請求項５または請求項６に記載のリーフレスファンの送風シリンダー。
前記気流誘導部の両端は、前記対応する制限溝の両側壁の止め部と合わせる第１止めロック部と第２止めロック部を設けることを特徴とする請求項１、２又は３のいずれかに記載のリーフレスファンの送風シリンダー。
前記エアシリンダーは、金属製での細長い円筒形の構造であり、その上端と下端には、開口部が設けられ、上端の開口部は、円形のプラスチックシールカバーで覆われており、下端の開口部は、吸気口であり、前記ノズルは、一体成形されたプラスチックの構造であることを特徴とする請求項１、２又は３のいずれかに記載のリーフレスファンの送風シリンダー。
リーフレスファンは、基座と、基座によって支持された送風シリンダーを含み、前記基座には、気流チャンネルと、気流を生成するためのインペラとモーターが配置され、前記気流チャンネルの吸気端の開口部は、前記基座の外表面に設けられ、そして排気端は、送風シリンダーに接続される。送風シリンダーは、エアシリンダーとノズルを含み、前記エアシリンダーは、気流を受け取るための吸気口と内部チャンネルを設け、前記エアシリンダーの前端の側壁には、縦方向に伸びる開口部が設けられ、前記エアシリンダーの開口部の両側にある内壁表面には、それぞれ縦方向に延びる制限溝が設けられ、前記ノズルは、開口部に埋め込まれた口部と、それぞれ制限溝に対応して埋め込まれた二つ気流誘導部を含み、口部の縦方向の間隔には、同じ直線上に位置している複数の送風スリットが配置され、前記内部チャンネルで受け取った気流は、二つ気流誘導部の気流誘導作用を介してそれぞれ前記送風スリットから排出されることを特徴とするリーフレスファン。