JP3226829U - カーブウェーブコンベア - Google Patents

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勝之 澤見
勝之 澤見
池田 徹
徹 池田
大樹 田村
大樹 田村
喜久雄 今中
喜久雄 今中
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株式会社阪村機械製作所
株式会社メッシュ技研
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Abstract

【課題】ワークを搬送方向に対し直交状で一個ずつ分離して受け取りカーブ搬送させ、直交状の姿勢を維持したまま一個ずつワークを安定姿勢のもとで排出させるカーブウェーブコンベアを提供する。【解決手段】搬送路が円弧状に湾曲したカーブウェーブコンベアにおいて、搬送路の長手方向に所定の間隔を空けて両端部が外周側チェーン10と内周側チェーン11に架設される多数の長尺状支持杆21と、これら長尺支持杆21の全外周面にわたって無端状に巻回固設されると共に隣り合う長尺支持杆21間において自重により下方へたるみ変形して搬送方向に対しほぼ直交状で求める深さのウェーブ状受け溝が形成されるメッシュ金網とからなり、外周側チェーン10と内周側チェーン11とにより牽引されるメッシュ金網の搬送ベルトを備えた。【選択図】図4

Description

本考案は、搬送路が円弧状に湾曲したカーブウェーブコンベアに関する。
従来、カーブコンベアとしては、外周フレームと、外周フレームに対向して配設された内周フレームと、外周フレームと内周フレームの一端に回動自在に軸支された駆動軸と、駆動軸の外周フレーム側に配設された大径の外周駆動側スプロケットと、駆動軸の内周フレーム側に配設された小径の内周駆動側スプロケットと、外周フレームと内周フレームの他端に回動に回動自在に軸支された従動軸と、従動軸の外周フレーム側に配設された大径の外周駆動側スプロケットと、従動軸の内周フレーム側に配設された小径の内周従動側スプロケットと、外周駆動側スプロケットと外周従動側スプロケットとの間に巻回された大ピッチの外周側チェーンと、内周駆動側スプロケットと内周従動側スプロケットとの間に巻回された小ピッチの内周側チェーンと、外周フレームに配設され外周側チェーンを外周フレームの曲率に沿って案内する上下一対の外周側ガイドレールと、内周フレームに配設され内周側チェーンを内周フレームの曲率に沿って案内する上下一対の内周側ガイドレールとを備える一方、搬送ベルトとして外周側チェーンと内周側チェーンに、扇形のスラット板を水平面状態でかつ隣り合うスラット板の側縁が連接するように多数架設した構成のものが知られている。
そして、例えば直線コンベアなどから搬送されてくる搬送物を、搬送ベルトを構成する扇形のスラット板からなる平坦搬送面上で受け取り、受け取った搬送物をカーブ搬送して所定角度方向転換させたうえで外部に排出したり或いは別の直線コンベアなどに載せかえたりするようになされている。
実公昭41−20096号公報
ところで、上記した構成のカーブコンベアは、外周側チェーンと内周側チェーンに架設された多数の扇形スラット板の平坦搬送面上に搬送物を載せた状態でカーブ搬送する構造であるため、例えば圧造成形機で圧造成形され適宜搬送手段により1個ずつ取り出される金属製ボルトなどの転がりやすい形状をした製品(以下ワークという。)を、その搬送方向に対し直交状で一個ずつ分離して受け取り、受け取ったワークを所定角度方向転換させて後続の直線コンベアにこれの搬送方向に対し直交状で一個ずつ分離して送り込むといったような場合には採用できないものであった。
つまり、ワークが円柱形状や円筒形状或いは鍔、フランジ付軸形状など転がり易い形状を呈する場合、そのカーブ搬送時に生じる遠心力によりワークがスラット板上で容易に転がり、ワークの搬送方向に対する向きや位置が多方向に変わって不安定な搬送姿勢で外部に搬出されることになる。また重量のある金属製のワークではワーク同士が衝突して損傷するといった問題を有するものであった。
なお、上記問題を解決する手段として、スラット板に外方に立ち上がる仕切壁を所定の間隔をおいて取り付け、仕切壁間にワークを送り込んで搬送するようにしたものが提案されている。しかし、仕切壁による仕切り間隔を広く設定する必要があり、またスラット板自体が平坦面であることから、依然としてカーブ搬送時にワークが仕切り区間内で転がり、ワークが投入されるタイミングによってはワークの搬送姿勢が不安定となるものであり、また、一つの仕切り区間にワークが2つ入ることもあった。
そこで本考案は、上記した問題を解決するため、カーブコンベアの搬送ベルトとしてメッシュ金網からなる無端状の搬送ベルトを用いかつメッシュ金網の形状及びその取付構造を工夫することにより、ワークをその搬送方向に対し直交状で一個ずつ分離して確実に受け取ることができると共に、受け取ったワークを正確に所定角度方向転換させて例えば後続の直線コンベアにこれの搬送方向に対し直交状で一個ずつ分離してワークを安定姿勢のもとで送り込むことができ、その上、搬送ベルト自体の強度及び耐久性も向上できるカーブウェーブコンベアの提供を課題とする。
本願の請求項1記載の考案は、外周フレームと、外周フレームに対向して配設された内周フレームと、外周フレームと内周フレームの一端に回動自在に軸支された駆動軸と、駆動軸の外周フレーム側に配設された大径の外周駆動側スプロケットと、駆動軸の内周フレーム側に配設された小径の内周駆動側スプロケットと、外周フレームと内周フレームの他端に回動自在に軸支された従動軸と、従動軸の外周フレーム側に配設された大径の外周駆動側スプロケットと、従動軸の内周フレーム側に配設された小径の内周従動側スプロケットと、外周駆動側スプロケットと外周従動側スプロケットとの間に巻回された大ピッチの外周側チェーンと、内周駆動側スプロケットと内周従動側スプロケットとの間に巻回された小ピッチの内周側チェーンと、外周フレームに配設され外周側チェーンを外周フレームの曲率に沿って案内する上下一対の外周側レール部と、内周フレームに配設され内周側チェーンを内周フレームの曲率に沿って案内する上下一対の内周側レール部と、を備えた搬送路が円弧状に湾曲したカーブコンベアにおいて、上記搬送路の長手方向に所定の間隔を空けて両端部が外周側チェーンと内周側チェーンに架設される多数の長尺状支持杆と、これら長尺支持杆の全外周面にわたって無端状に巻回固設されると共に隣り合う長尺支持杆間において自重により下方へたるみ変形して搬送方向に対しほぼ直交状で求める深さのウェーブ状受け溝が形成されるメッシュ金網とからなり、外周側チェーンと内周側チェーンとにより牽引されるカーブウェーブメッシュ金網の搬送ベルトを備えていることを特徴とする。
本願の請求項2記載の考案は、請求項1記載の搬送ベルトにおける各長尺状支持杆が、外周側レールと内周側レールの曲率中心から半径方向に延びる放射線上に位置して隣り合う長尺状支持杆同士で扇形の骨組みを形成するように配設されていることを特徴とする。
本願の請求項3記載の考案は、請求項1又は請求項2記載の搬送ベルトにおけるメッシュ金網が、外周側端部から内周側端部に向って次第に細くなるテーパ状でかつ螺旋に巻いた右巻き線と、同様のテーパ状でかつ螺旋に巻いた左巻き線と、これら右、左巻き線の各端部を齟齬状に嵌め合わせた状態で両巻き線内に貫通されて両者を屈曲自由に連結する連結用力骨とからなり、右、左巻き線を連結用力骨(線材)により交互に多数連結させて細目状のメッシュ金網を形成すると共に、メッシュ金網が隣り合う長尺支持杆間に架設されたとき、メッシュ金網の外周部分と内周部分が、外周側チェーンの曲率形状と内周側チェーンの曲率形状に沿うように構成されていることを特徴とする。
上記した本考案の請求項1記載のカーブウェーブコンベアの構成によれば、その搬送ベルトとして特にメッシュ金網からなる搬送ベルトを用いると共に、この搬送ベルトのメッシュ金網を外周側チェーンと内周側チェーンに所定の間隔を空けて架設される多数の長尺状支持杆に、それぞれ隣り合う長尺支持杆間において自重により下方へたるみ変形して搬送方向に対し直交状で求める深さのウェーブ状受け溝が形成されるように取り付けたから、例えば圧造成形機で圧造成形され適宜搬送手段により1個ずつ取り出される転がりやすい形状のワークを、その搬送方向に対し直交状で一個ずつ分離して受け取り、受け取ったワークを所定角度方向転換させて例えば後続の直線コンベアにこれの搬送方向に対し直交状で安定した姿勢のまま一個ずつ分離してぶつかり合うことなく整然と送り込むことができる。その上、メッシュ金網からなる無端状の搬送ベルトを採用することにより搬送ベルト自体の強度及び耐久性を著しく向上でき、長期にわたる使用が可能となる。
また、本考案の請求項2記載の構成のように、搬送ベルトにおける各長尺支持杆を、外周側レールと内周側レールの曲率中心から半径方向に延びる放射線上に位置させて隣り合う長尺支持杆同士で扇形の骨組みを形成するように配設すれば、隣り合う長尺支持杆間においてメッシュ金網が自重により下方へたるみ変形して形成されるウェーブ状受け溝が外周側レールと内周側レールの曲率中心から半径方向に延びる放射線上に位置して、つまり搬送方向に対し正確に直交状に位置するように配設できるのでこのましい。
さらに、搬送ベルトのメッシュ金網として、上記した本考案の請求項3記載のテーパ状でかつ螺旋に巻いた右、左巻き線を対としこれを連結用力骨で交互に多数編み込んだ細目状のメッシュ金網を用いれば、メッシュ金網が隣り合う長尺支持杆間に架設されたとき、メッシュ金網の外周部分と内周部分が、外周側チェーンの曲率形状と内周側チェーンの曲率形状にそれぞれ隙間少なく正確に沿わせることができる。しかも、細目状のメッシュ金網であることにより、隣り合う長尺支持杆間において左右巻き線を連結する連結用力骨を多数本介在させることができ、その結果、メッシュ金網の自重によってより積極的にたるみ変形させることが可能となり、これにより搬送方向に対し直交状でワークに応じたウェーブ状受け溝を形成することができる。
本考案に係るカーブウェーブコンベアの使用状態を示す一部省略斜視図である。 同カーブウェーブコンベアの一部省略平面図である。 図2のA−A線一部省略拡大断面図である。 チェーンへの長尺支持杆の取付状態を示す一部省略視図である。 チェーンへの搬送ベルトの取付状態を示す一部省略斜視図である。 メッシュ金網の構成説明図である。 メッシュ金網の斜視図である。 メッシュ金網の一部省略拡大斜視図である。
以下本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1〜図3は、本考案に係る搬送路が90°の円弧状に湾曲したカーブウェーブコンベアの一実施例を示し、1は所定の曲率半径で90°の円弧状に湾曲された外周フレームであり、2は外周フレーム1と同一の曲率中心を有しかつ外周フレーム1の曲率半径より小さな曲率半径で対向して90°の円弧状に湾曲するように配設された内周フレームである。3…3はフレームステーであり、外周フレーム1と内周フレーム2をボルト又は溶接などの適宜固定手段により一体的に連結固定している。この構成により所定幅のカーブウェーブコンベア用フレームが形成される。
4は外周フレーム1と内周フレーム2の長手方向一端に回動自在に軸受部材を介して軸支されかつ減速機付きモーターなどの駆動手段Mで駆動される駆動軸であり、駆動軸4の外周フレーム側には大径の外周駆動側スプロケット5が配設され、駆動軸4の内周フレーム側には小径の内周駆動側スプロケット6が配設されている。
7は外周フレーム1と内周フレーム2の長手方向他端に回動自在に軸受部材を介して軸支された従動軸であり、従動軸7の外周フレーム側には大径の外周従動側スプロケット8が配設され、従動軸7の内周フレーム側には小径の内周従動側スプロケット9が配設されている。
10は外周駆動側スプロケット5と外周従動側スプロケット8との間に巻回された大ピッチの外周側チェーン10であり、11は内周駆動側スプロケット6と内周従動側スプロケット9との間に巻回された小ピッチの内周側チェーン11である。
12,13は外周フレーム1に配設され外周側チェーン10を外周フレーム2の曲率に沿って案内する上下一対の合成樹脂製外周側レール(内向きコ字形断面レール)であり、14,15は内周フレーム2に配設され内周側チェーン11を内周フレーム2の曲率に沿って案内する上下一対の合成樹脂製の内周側レール(外向きコ字形断面レール)である。16,17は外周フレーム1と外周フレーム2の上部にそれぞれ設けられるカバーである。
20は外周側チェーン10と内周側チェーン11の周りに巻回支持されて牽引されるカーブウェーブメッシュ金網の搬送ベルトである。
この搬送ベルト20は、上記搬送路の長手方向に所定の間隔を空けて両端部が外周側チェーン10と内周側チェーン11に架設される多数の長尺状支持杆21…21と、これら長尺支持杆21…21の全外周面にわたって無端状に巻回固設されると共に隣り合う長尺支持杆21,21間において自重により下方へたるみ変形して搬送方向に対し直交状で求める深さのウェーブ状受け溝22aが形成されるメッシュ金網22とからなる。
具体的には、長尺支持杆21…21を外周側チェーン10と内周側チェーン11間に架け渡して連結するための取付部材として、図3〜図5に示すような外周側チェーン10の内側部と内周側チェーン11の内側部に折曲により一体状に連設されたL形の固定片10a…10a、11a…11aが所定個数のリンク間隔(図では2つのリンク間隔)をおいてそれぞれ多数設けられる。その場合、外周側チェーン10と内周側チェーン11に設けられる各固定片10a…10a、11a…11aは外周側チェーン10と内周側チェーン11の曲率中心から半径方向に延びる放射線上で一致するようにそれぞれ配置される。これにより、長尺支持杆21…21を外周側チェーン10の固定片10a…10aと内周側チェーン11の固定片11a…11aとに架け渡して連結した場合、長尺支持杆21…21が外周側チェーン10と内周側チェーン11の曲率中心から半径方向に延びる放射線上に、つまり搬送路に対し直交状に位置して連結固定され、隣り合う長尺支持杆21,21同士でそれぞれ扇形の支持骨を形成するように取り付けられる。
一方、メッシュ金網22は、図6に示すように外側から内側に向って次第に細くなるテーパ状でかつ側面視小判型の螺旋に巻いた右巻き線23と、外側から内側に向って次第に細くなるテーパ状でかつ側面視小判型の螺旋に巻いた左巻き線24と、これら右、左巻き線23,24の各側端部同士を齟齬状に嵌め合わせた状態で両巻き線内に貫通されて両者を屈曲自由に連結する連結用力骨(線材)25とから構成されている。
つまり、図7及び図8に示すようにテーパ状でかつ螺旋に巻いた右巻き線23と、テーパ状でかつ螺旋に巻いた左巻き線24との2種類を対とし、この対となる巻き線同士をさらに連結用力骨25により交互にかつ多数連結させて細目状で円弧状メッシュ金網22を形成する。
このように形成された円弧状メッシュ金網は、図5に示すように隣り合う扇状の長尺支持杆21,21間に、一方の長尺支持杆21の外面と他方長尺支持杆21の外面との外面位置が頂部となり中間部が自重により下方へたるみ変形して求める深さのウェーブ状凹溝22aが搬送方向に対して直交状に形成されるように各長尺支持杆21…21に溶接やねじ止め或いは適宜装着具などにより取り付けられる。
そして、メッシュ金網22が隣り合う長尺支持杆21,21間に架設されたとき、特にテーパ状で螺旋に巻いた左右巻き線を対としこれを交互に編み込んだ細目状のメッシュ金網22を用いているので、メッシュ金網22の円弧状外周部分が外周側チェーン10の曲率形状に、また円弧状内周部分が内周側チェーン11の曲率形状にそれぞれ符合して沿うように取り付けられる。
また、各チェーン10,11のリンク長さよりも積極的に短くした幅の左右巻き線23,24を用いて細目状のメッシュ金網22を形成することによって、図5に示すように隣り合う長尺支持杆21…21間において左右巻き線23,24を屈曲自由に連結する連結用力骨を多数本介在させるのであり、さらに、これら連結用力骨25…25についても長尺支持杆21…21と同様に外周側レール12,13と内周側レール14,15の曲率中心から半径方向に延びる放射線上にほぼ一致させて配設している。
なお、メッシュ金網22の取付方法としては、図5に示すように、隣り合う長尺支持杆21,21の扇形形状に合わせて分割メッシュ金網22Aを多数形成し、この分割メッシュ金網22Aを、扇状の長尺支持杆21,21ごとで分割的に取り付けるようにしてもよいし、また、例えば一端が開放された無端状のメッシュ金網22を形成し、このメッシュ金網を長尺支持杆21…21に掛け回した上で取り付けてもよい。さらに、一端が開放された無端状のメッシュ金網22を、一端が開放された外、内周側チェーン10,11に予め架設した長尺支持杆21…21に掛け回し取り付けてセット組みし、そのうえでこれらのセット組みした三者を同時に外周側のスプロケット5,6と内周側のスプロケット8,9に掛設することにより取り付けるようにしてもよく、その取付方法については何ら限定されるものではない。
次に、以上のように構成した本考案に係るカーブウェーブコンベアの作用について説明する。
本考案のカーブウェーブコンベアの構成によれば、その搬送ベルト20として、特にメッシュ金網22からなる無端状の搬送ベルト20を用いると共に、この搬送ベルト20のメッシュ金網22を外周側チェーン10と内周側チェーン11に所定の間隔を空けて架設される多数の長尺支持杆21…21に、それぞれ隣り合う長尺支持杆21,21間において自重により下方へたるみ変形して搬送方向に対し直交状で求める深さのウェーブ状受溝22aが形成されるように取り付けたから、例えば圧造成形機で圧造成形され適宜搬送手段により1個ずつ取り出される転がりやすい円筒形状のワークWを、図1に示すようにその搬送方向に対し直交状で一個ずつ分離して受け取り、受け取ったワークWを90°方向転換させて例えば後続の直線コンベア(図示せず)にこれの搬送方向に対し直交状で安定した姿勢のまま一個ずつ分離してぶつかり合うことなく整然と送り込むことができる。その上、メッシュ金網22からなる無端状の搬送ベルト20を採用することにより搬送ベルト自体の強度及び耐久性を著しく向上でき、長期にわたる使用が可能となる。
また、搬送ベルト20における各長尺支持杆21…21を、外周側レール12,13と内周側レール14,15の曲率中心から半径方向に延びる放射線上に位置させて隣り合う長尺支持杆21,21同士で扇形の骨組みを形成するように配設しているので、隣り合う長尺支持杆21,21間において自重により下方へたるみ変形して形成されるウェーブ状受け溝22aの溝方向を、外周側レールと内周側レールの曲率中心から半径方向に延びる放射線上に、つまりワークを搬送方向に対し正確に直交状に位置させることができる。
さらに、搬送ベルト20のメッシュ金網22として、テーパ状でかつ螺旋に巻いた左右巻き線23,24を対としこれを連結用力骨25で交互に多数編み込んだ細目状のメッシュ金網22を用いたから、メッシュ金網22が隣り合う長尺支持杆21…21間に架設されたとき、メッシュ金網22の外周部分と内周部分が、外周側チェーン10の曲率形状と内周側チェーン11の曲率形状にそれぞれ隙間少なく符合させて沿わせることができる。また、細目状のメッシュ金網22であることにより、隣り合う長尺支持杆21…21間において左右巻き線23,24を連結する連結用力骨25を、外周側レール12,13と内周側レール14,15の曲率中心から半径方向に延びる放射線上に位置させた上で多数本介在させることができる。その結果、メッシュ金網20の自重によってより積極的にたるみ変形させることが可能となり、これにより搬送方向に対し直交状でワークWに応じたウェーブ状受け溝22aを形成することができる。従って、ワークWをウェーブ状受け溝22a部分でより一層確実に支持して後続の直線コンベアにこれの搬送方向に対し直交状で安定した姿勢のまま一個ずつ分離してぶつかり合うことなく整然と送り込むことができる。
なお、上記した実施例では外周フレーム1と内周フレーム2の湾曲された曲線部は90°の角度に構成されているものについて説明したけれども、何ら90°の角度に限定されるものではなく例えば半円弧状などであってもよい。また、図に示す実施例では、右、左巻き線23,24の側面視形状がいずれも小判型を呈するものについて説明したけれども、何ら小判型に限定されるものではなく例えば側面視形状が三角形状や長方形形状或いは異形形状などであってもよい。さらに、外周側チェーン10と内周側チェーン11の張力を調整可能なように例えば外周従動側スプロケット8及び内周従動側スプロケット9を横方向に移動可能とする適宜張力調整手段を設けるのがこのましい。
1 外周フレーム
2 内周フレーム
4 駆動軸
5 大径の外周駆動側スプロケット
6 小径の内周駆動側スプロケット
7 従動軸
8 大径の外周従動側スプロケット
9 小径の内周従動側スプロケット
10 外周側チェーン
11 内周側チェーン
12,13 外周側レール
14,15 内周側レール
20 搬送ベルト
21 長尺状支持杆
22 メッシュ金網
22a ウェーブ状受け溝
23 右巻き線
24 左巻き線
25 連結用力骨

Claims (3)

  1. 外周フレームと、外周フレームに対向して配設された内周フレームと、外周フレームと内周フレームの一端に回動自在に軸支された駆動軸と、駆動軸の外周フレーム側に配設された大径の外周駆動側スプロケットと、駆動軸の内周フレーム側に配設された小径の内周駆動側スプロケットと、外周フレームと内周フレームの他端に回動自在に軸支された従動軸と、従動軸の外周フレーム側に配設された大径の外周駆動側スプロケットと、従動軸の内周フレーム側に配設された小径の内周従動側スプロケットと、外周駆動側スプロケットと外周従動側スプロケットとの間に巻回された大ピッチの外周側チェーンと、内周駆動側スプロケットと内周従動側スプロケットとの間に巻回された小ピッチの内周側チェーンと、外周フレームに配設され外周側チェーンを外周フレームの曲率に沿って案内する上下一対の外周側レール部と、内周フレームに配設され内周側チェーンを内周フレームの曲率に沿って案内する上下一対の内周側レール部と、を備えた搬送路が円弧状に湾曲したカーブコンベアにおいて、上記搬送路の長手方向に所定の間隔を空けて両端部が外周側チェーンと内周側チェーンに架設される多数の長尺状支持杆と、これら長尺支持杆の全外周面にわたって無端状に巻回固設されると共に隣り合う長尺支持杆間において自重により下方へたるみ変形して搬送方向に対しほぼ直交状で求める深さのウェーブ状受け溝が形成されるメッシュ金網とからなり、外周側チェーンと内周側チェーンとにより牽引されるカーブウェーブメッシュ金網の搬送ベルトを備えていることを特徴とするカーブウェーブコンベア。
  2. 搬送ベルトにおける各長尺状支持杆が、外周側レールと内周側レールの曲率中心から半径方向に延びる放射線上に位置して隣り合う長尺状支持杆同士で扇形の骨組みを形成するように配設されていることを特徴とする請求項1記載のカーブウェーブコンベア。
  3. 搬送ベルトにおけるメッシュ金網が、外周側端部から内周側端部に向って次第に細くなるテーパ状でかつ螺旋に巻いた右巻き線と、同様のテーパ状でかつ螺旋に巻いた左巻き線と、これら右、左巻き線の各端部を齟齬状に嵌め合わせた状態で両巻き線内に貫通されて両者を屈曲自由に連結する連結用力骨(線材)とからなり、右、左巻き線を連結用力骨(線材)により交互に多数連結させて細目状のメッシュ金網を形成すると共に、メッシュ金網が隣り合う長尺支持杆間に架設されたとき、メッシュ金網の外周部分と内周部分が、外周側チェーンの曲率形状と内周側チェーンの曲率形状に沿うように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のカーブウェーブコンベア。
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