JP3226409B2 - 振動波モータの駆動回路 - Google Patents

振動波モータの駆動回路

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JP3226409B2
JP3226409B2 JP03381894A JP3381894A JP3226409B2 JP 3226409 B2 JP3226409 B2 JP 3226409B2 JP 03381894 A JP03381894 A JP 03381894A JP 3381894 A JP3381894 A JP 3381894A JP 3226409 B2 JP3226409 B2 JP 3226409B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動波モータの駆動回
路、詳しくは、高周波クロックを分周してモータの駆動
周波数を決定する、振動波モータの駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波モータの駆動制御方法は種
々提案されており、特開平3−289376号公報に
は、CPU等でディジタルカウンタを制御し、超音波モ
ータの駆動周波数を決定する技術手段が開示されてい
る。
【0003】この技術手段に代表される振動波モータの
駆動回路の一例を図11を参照して説明する。
【0004】図11は、従来の振動波モータの駆動回路
の一例を示す電気回路ブロック図である。以下、信号の
流れに沿って該駆動回路を説明する。
【0005】図に示すように、演算制御を行う制御手段
のCPU1′内には、該CPU1′の中核を成し、演算
処理等を行うCPUコア1a′と、発振回路の一部を構
成するナンドゲートNAND1および帰還抵抗Rf0が備
えられている。該ナンドゲートNAND1および帰還抵
抗Rf0には、該CPU1′外部に配設された発振子OS
C1 ,発振用コンデンサCf11,Cf12が接続され、これ
らナンドゲートNAND1,帰還抵抗Rf0,発振子OS
C1,発振用コンデンサCf11,Cf12で第1の発振回路
を構成する。そして、該第1の発振回路の出力は上記C
PU1′に供給されるようになっている。
【0006】上記CPUコア1a′は、プルアップ抵抗
RP を介して電源Vccに接続されており、回転式のオン
・オフスイッチSW0 によりオン・オフする信号が入力
されるようになっている。また、CPUコア1a′から
は、上記ナンドゲートNAND1に対して上記信号に基
づく制御信号が送出されるようになっている。
【0007】一方、帰還抵抗Rf1,発振子OSC2,発
振用コンデンサCf21,Cf22,インバータIV2で構成
される第2の発振回路からの出力がシュミットトリガS
M1を介して分周カウンタ3に入力されるようになって
いる。該分周カウンタ3には、上記第2の発振回路から
の信号が入力すると共に、上記CPUコア1a′からの
制御信号が入力するようになっている。該分周カウンタ
3は、該制御信号によりカウント数が決定され、該カウ
ント数に対応した出力信号φUSRを出力する。なお、
該信号φUSRは、超音波モータ(USM)7の駆動周
波数の約4倍の周波数をもつディジタル信号である。
【0008】上記信号φUSRはパルス変換回路4に入
力され、該パルス変換回路4でφUSRは分周され4相
のパルス信号(φ1〜φ4)として出力される。該4相
のパルス信号(φ1〜φ4)は電力増幅回路5に入力さ
れ、同4相のパルス信号に基づく2相の交流信号φA,
φBが発生、出力される。この2相の交流信号φA,φ
Bが、超音波モータ(USM)7に印加され、該超音波
モータ7は駆動状態になる。この超音波モータ7の回転
数は、該超音波モータ7の近傍に配設されたエンコーダ
6で検出され、該回転数に基づく信号が上記CPUコア
1a′に入力されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記振
動波モータの駆動回路では、CPU1′と分周カウンタ
3とへ供給する異なる2つの発振子が必要となるため、
コストの増大となり、また、これらの発振子を共用しよ
うとすると、CPUが高周波で動作するため消費電流が
大きくなり、場合によっては動作不能に陥ってしまう。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、安価で確実に動作する振動波モータの駆動回
路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による第1の振動波モータの駆動回路は、電
気ー機械エネルギー変換素子に所定の駆動周波数の交流
信号を印加することにより振動波を発生させ、被駆動部
材を駆動する振動波モータの駆動回路において、上記交
流信号の周波数よりも充分に高い周波数の周波信号を発
生する発振手段と、この発振手段の出力をバッファする
バッファ手段とこのバッファ手段の出力を所定数カウ
ントし、上記振動波モータの駆動制御に必要な時間信号
を発生させる時間設定カウンタ手段と、この時間設定カ
ウンタ手段を制御する演算制御手段と、上記発振手段の
出力周波数を上記演算制御手段が動作可能な周波数に分
周する分周手段とを具備することを特徴とし、また
記の目的を達成するために本発明による第2の振動波モ
ータの駆動回路は、電気ー機械エネルギー変換素子に所
定の駆動周波数の交流信号を印加することにより振動波
を発生させ、被駆動部材を駆動する振動波モータの駆動
回路において上記交流信号の周波数よりも充分に高い
周波数の周波信号を発生する発振手段とこの発振手段
の出力を所定数カウントし、上記振動波モータの駆動制
御に必要な時間信号を発生させる時間設定カウンタ手段
この時間設定カウンタ手段を制御する演算制御手段
上記発振手段の出力周波数を上記演算制御手段が動
作可能な周波数に分周する分周手段と、を具備し上記
演算制御手段は、上記発振手段の発振開始および発振停
止を制御することを特徴とする
【0012】更に、上記の目的を達成するために本発明
による第の振動波モータの駆動回路は、電気ー機械エ
ネルギー変換素子に所定の駆動周波数の交流信号を印加
することにより振動波を発生させ、被駆動部材を駆動す
る振動波モータの駆動回路において上記交流信号の周
波数よりも充分に高い周波数の周波信号を発生する発振
手段とこの発振手段の出力をバッファするバッファ手
段とこのバッファ手段の出力を所定数カウントし、上
記振動波モータの駆動制御に必要な時間信号を発生させ
る時間設定カウンタ手段とこの時間設定カウンタ手段
を制御する演算制御手段と上記発振手段の出力周波数
を上記演算制御手段が動作可能な周波数に分周する分周
手段と、を具備し上記演算制御手段は、上記発振手段
の発振開始および発振停止を制御することを特徴とし、
また、 上記の目的を達成するために本発明による第4の
振動波モータの駆動回路は、電気ー機械エネルギー変換
素子に所定の駆動周波数の交流信号を印加することによ
り振動波を発生させ、被駆動部材を駆動する振動波モー
タの駆動回路においてクロック発生回路を備え、自ら
クロックの発振許可・禁止を制御可能なワンチップマイ
クロコンピュータとこのワンチップマイクロコンピュ
ータ内に設けられ、上記クロック発生回路の出力を分周
してCPUコアに入力する分周回路と上記クロック発
生回路の出力を分周することなく取り込み、その出力ク
ロックをカウントして上記駆動周波数に相当する周波数
のディジタル信号を生じさせる周波数信号出力回路と
を具備することを特徴とする。そして、上記周波数信号
出力回路は、上記クロック発生回路の出力をバッファ手
段を介して取り込むことを特徴とする。
【0013】
【作 用】本発明による第1の振動波モータの駆動回路
は、発振手段で振動波モータに印加する交流信号の周波
数よりも充分に高い周波数の周波信号を発生し、この発
振手段の出力をバッファ手段でバッファし、時間設定カ
ウンタ手段で上記バッファ手段の出力を所定数カウント
し、上記振動波モータの駆動制御に必要な時間信号を発
生させる。また、演算制御手段で上記時間設定カウンタ
手段を制御し、分周手段で上記発振手段の出力周波数を
上記演算制御手段が動作可能な周波数に分周する。
た、本発明による第2の振動波モータの駆動回路は、発
振手段で振動波モータに印加する交流信号の周波数より
も充分に高い周波数の周波信号を発生し、時間設定カウ
ンタ手段で該発振手段の出力を所定数カウントし、上記
振動波モータの駆動制御に必要な時間信号を発生させ
る。また、演算制御手段で上記時間設定カウンタ手段を
制御し、分周手段で上記発振手段の出力周波数を上記演
算制御手段が動作可能な周波数に分周する。また、上記
演算制御手段は、上記発振手段の発振開始および発振停
止を制御する。
【0014】本発明による第の振動波モータの駆動回
路は、発振手段で振動波モータに印加する交流信号の周
波数よりも充分に高い周波数の周波信号を発生し、この
発振手段の出力をバッファ手段でバッファし、時間設定
カウンタ手段で上記バッファ手段の出力を所定数カウン
トし、上記振動波モータの駆動制御に必要な時間信号を
発生させる。また、演算制御手段で上記時間設定カウン
タ手段を制御し、分周手段で上記発振手段の出力周波数
を上記演算制御手段が動作可能な周波数に分周する。ま
た、上記演算制御手段は、上記発振手段の発振開始およ
び発振停止を制御する。 また、本発明による第4の振動
波モータの駆動回路は、クロック発生回路を備えたワン
チップマイクロコンピュータで自らクロックの発振許可
・禁止を制御し、このワンチップマイクロコンピュータ
内に設けられた分周回路で、上記クロック発生回路の出
力を分周してCPUコアに入力する。また、周波数信号
出力回路で上記クロック発生回路の出力を分周すること
なく取り込み、その出力クロックをカウントして駆動周
波数に相当する周波数のディジタル信号を生じさせる。
そして、上記周波数信号出力回路は、上記クロック発生
回路の出力をバッファ手段を介して取り込む。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0016】図1は、本発明の第1実施例である振動波
モータの駆動回路の構成を示す電気回路ブロック図であ
る。以下、信号の流れに沿って該駆動回路を説明する。
【0017】図に示すように、演算制御を行う制御手段
のCPU1内には、該CPU1の中核を成し、演算処理
等を行うCPUコア1aと、該CPUコア1aに対して
分周したクロックを供給するクロック分周回路2と、発
振回路の一部を構成するナンドゲートNAND1および
帰還抵抗Rf0が備えられている。該ナンドゲートNAN
D1および帰還抵抗Rf0には、該CPU1外部に配設さ
れた発振子OSC0,発振用コンデンサCf1,Cf2が接
続され、これらナンドゲートNAND1,帰還抵抗Rf
0,発振子OSC0,発振用コンデンサCf1,Cf2で発
振回路を構成する。そして、該発振回路の出力は上記C
PU1および後述する分周カウンタ3に供給されるよう
になっている。
【0018】上記CPUコア1aは、プルアップ抵抗R
P を介して電源Vccに接続されており、回転式のオン・
オフスイッチSW0 によりオン・オフする信号S0 が入
力されるようになっている。また、CPUコア1aから
は、上記ナンドゲートNAND1に対して上記信号S0
に基づく制御信号が送出されるようになっている。
【0019】なお、ここでいうCPUコア1aは、演算
制御機能を有する、CPUユニットの中枢であって、ロ
ジック回路からなり、ROM等に書き込まれたプログラ
ムに従って動作し、演算制御を行う素子または素子の一
部分である。
【0020】上記発振回路で発生した駆動周波数fcの
信号(以下、信号fcという)は、上記クロック分周回
路2に入力されると共に、該上記発振子OSC0 の近傍
に配設されたインバータIV1に入力される。上記クロ
ック分周回路2に入力された信号fcは、分周されCP
Uコア1aに供給される。一方、インバータIV1に入
力された信号fcは、反転されインバース信号fc′と
して分周カウンタ3に入力される。なお、信号fcは、
該インバータIV1によってバッファされるため、該イ
ンバータIV1と分周カウンタ3とが離間した位置に配
置され、インバース信号fc′のラインが長大となる場
合においても、動作が不安定になることはない。
【0021】上記分周カウンタ3には、上記インバース
信号fc′が入力すると共に、上記CPUコア1aから
の制御信号が入力するようになっている。分周カウンタ
3は、該制御信号によりカウント数が決定され、該カウ
ント数に対応した出力信号φUSRを出力する。なお、
該信号φUSRは、超音波モータ(USM)7の駆動周
波数の約4倍の周波数をもつディジタル信号である。
【0022】上記信号φUSRはパルス変換回路4に入
力され、該パルス変換回路4でφUSRは分周され4相
のパルス信号(φ1〜φ4)として出力される。該4相
のパルス信号(φ1〜φ4)は電力増幅回路5に入力さ
れ、同4相のパルス信号に基づく2相の交流信号φA,
φBが発生、出力される。この2相の交流信号φA,φ
Bが、たとえば進行波型の超音波モータで構成される超
音波モータ(USM)7に印加され、該超音波モータ7
は駆動状態になる。この超音波モータ7の回転数は、該
超音波モータ7の近傍に配設されたエンコーダ6で検出
され、該回転数に基づく信号が上記CPUコア1aに入
力されるようになっている。
【0023】次に、上記分周カウンタ3とパルス変換回
路4について詳しく説明する。
【0024】図2は、上記第1実施例における分周カウ
ンタ3およびパルス変換回路4を詳しく示した電気回路
図である。以下、信号の流れに沿って該分周カウンタ3
およびパルス変換回路4を説明する。
【0025】上記発振回路からの原振となる信号fcの
インバース信号fc′がプリセッタブル同期ダウンカウ
ンタ(DCN)11に入力し、端子D0〜D7に入力され
る信号に相当する値だけカウントされ、所定周期の信号
φUSRを出力する。このダウンカウンタ11はCO出
力(φUSR出力)に同期して上記端子D0〜D7に入力
する値をプリセットする。なお、上記端子D0〜D7はプ
リセッタブル同期アップカウンタ12のQ0〜Q7に接続
される。
【0026】また、上記信号φUSRはプリセッタブル
シフトレジスタ13に入力し、位相のずれた4相のパル
ス信号φ1〜φ4に変換されて出力される。該信号φU
SRは超音波モータ7の約4倍の周波数を有し、パルス
信号φ1〜φ4の周波数の設定分解能を上げるため、デ
ータセレクタ14がGNDまたは信号φ1〜φ3をプリ
セッタブル同期アップカウンタ12のCE(カウントイ
ネーブル端子)に、端子A,Bの入力に基づき選択的に
出力し、信号φUSR4周期中0〜3周期がカウント数
を+1できるようになっている。
【0027】図3ないし図6は、上記分周カウンタ3お
よびパルス変換回路4における各信号を示したタイムチ
ャートである。
【0028】信号DT0〜DT7の値がnであるとき、
信号SELA,SELBの出力により、図3ないし図6
に示す状態を選択でき、駆動周波数を4n〜4n+3の
間で微調整できる。また回路の起動に際して信号SFL
Dによりプリセッタブルシフトレジスタ13の値が10
00にセットされるので、図7に示すようにパルス信号
φ1〜φ4の周波数信号が発生する。なお、図7は、上
記分周カウンタ,パルス変換回路,電力増幅回路の出力
信号をそれぞれ示したタイミングチャートである。
【0029】図8は、本第1実施例における電力増幅回
路5の構成を詳しく示す電気回路図である。
【0030】図に示すように、中間タップ付の5端子ト
ランスTr1,Tr2を、スイッチングトランジスタQ
11〜Q14でスイッチングすることにより、2相の交流信
号φA,φBを発生させるようになっている。すなわ
ち、上記パルス変換回路4からのパルス信号φ1〜φ4
がそれぞれスイッチングトランジスタQ11〜Q14に入力
し、該トランジスタQ11〜Q14でトランスTr1,Tr
2を、スイッチングする。これにより、該トランスTr
1,Tr2からは図7に示すような交流信号φA,φB
が発生し、超音波モータ7に印加される。
【0031】次に、本実施例の振動波モータの駆動回路
の動作について説明する。
【0032】図1に示すように、上記スイッチSW0
は、超音波モータ7の停止時はオフ状態となっており、
これによりCPUコア1aの入力信号SO は“H”にな
っている。なお、このとき、電流低減のため上記NAN
D1にはCPUコア1aから“L”信号が入力されてお
り、発振回路は発振状態でなく信号fcは“H”の状態
で停止している。この状態のとき、上記スイッチSWO
がオンされるとCPUコア1aに“L”の信号S0 が入
力し、CPUコア1aからNAND1への信号は“H”
となる。これにより発振回路が発振状態となり、上述し
たように該発振回路から駆動周波数fcの信号がクロッ
ク分周回路2および分周カウンタ3に対して出力され
る。
【0033】図9は、上記信号S0 と信号fcの関係を
示した線図であり、上記スイッチSWO がオンされ、C
PUコア1aに“L”の信号S0 が入力すると、発振回
路が発振状態となり、信号fcが出力される様子を示し
ている。
【0034】この後、分周カウンタ3に対して、初期周
波数に相当するディジタルデータが信DT0〜7,SE
LA,SELBの形で印加され、OENを“H”にして
QO〜Q3 の出力を許可する。これにより、これら各信
号対応した周波数の信号φUSR,φ1〜φ4が発生
し、交流信号φA,φBが生成されて超音波モータ7に
印加され、該超音波モータ7が駆動を開始する。該超音
波モータ7が回転すると、該回転数に相当するパルス信
号がエンコーダ6から発生し、CPUコア1aに入力さ
れる。該CPUコア1aは、回転速度を所定値に保つよ
うに上記ディジタルデータを制御する。
【0035】上記スイッチSWO がオフされると信号S
O は“H”となり、CPUコア1aはOENを“L”に
してQ0〜Q3を“L”とし、交流信号φA,φBの発生
を止めると同時に、NAND1に対して“L”を出力し
て発振回路の発振を停止させ、超音波モータ7の駆動を
停止させる。
【0036】なお、上記発振子OSC0 の発振周波数
は、40kHz の駆動周波数を0.1kHz程度の精度で制御する
ため、例えば16MHz の固有振動数である。しかし、CP
Uコア1aのマシンサイクルは処理速度と消費電流、ハ
ードウェア的制約で例えば1MHzである。このため、クロ
ック分周回路2で1/16以上に分周する。例えばCP
U1は、1/4,1/8,1/16,1/32の4通り
の分周がプログラマブルに可能であり、CPUコア1a
はソフトウェアにて1/4,1/8分周を禁止し、1/
16,1/32のみの分周を許可している。
【0037】本実施例によれば、図11に示す従来例の
ように、必要な周波数が異なるCPUコア1a(または
1a′)用と、分周カウンタ3用とに、それぞれ専用の
クロック発生回路を設ける必要がなく、かつCPU1の
CPUコア1aにより直接制御可能な、すなわち発振の
開始/停止が可能な発振回路を用いるので、電源が電池
等であっても駆動停止時に電流をカットし、電池寿命を
長くすることができる。また、CPUコアも、消費電流
をおさえた状態で使用できる。さらに、信号fcをイン
バータIV1でバッファした後に分周カウンタ3に出力
しているため、実装スペース等の制約で発振回路と分周
カウンタ3とが離れた位置に配置され、該信号fcの配
線が長大となり容量が増えても、動作が不安定になるこ
とはない。
【0038】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0039】図10は、上記第2実施例の振動波モータ
の駆動回路の構成を示す電気回路ブロック図である。
【0040】この第2実施例の振動波モータの駆動回路
は、基本的には上記第1実施例とほぼ同一の構成をなす
が、分周カウンタ3,パルス変換回路4がCPUコアを
含む1チップICであるCPU21として構成されてお
り、外部インバータIV1のかわりに、内部インバータ
IV3が設けられている。その他の構成は上記第1実施
例と同等であるのでここでの説明は省略する。
【0041】本第2実施例によれば、高周波クロックで
ある信号fcのラインを外部に引き回す必要がないた
め、ノイズの発生が少なくてすみ、回路スペースも少な
くてすむ。
【0042】なお、上記第1および第2実施例におい
て、クロックとなる信号fcを分周して超音波モータの
駆動周波数を設定する回路は、パルス信号φ1〜φ4を
直接別個のカウンタで発生させる等の他のディジタル分
周方式を採用してもよい。また、超音波モータも2相交
流信号を印加する進行波型に限らず、他の形式のもので
もよい。さらに、超音波モータの駆動周波数を制御する
ためのモニタはエンコーダ以外に、振動検出電極を用い
たり駆動電流をモニタする等他の方法でもよい。さま
た、CPUコアは超音波モータの制御に限らず、他の機
能を併せもたせてもよい。
【0043】以上のように、上記実施例の振動波モータ
の駆動回路は、分周カウンタを制御する演算制御手段が
低速クロックのものであっても発振手段が1つで済むた
め安価であり、また演算制御手段のコスト、消費電流を
抑えることができるという効果を奏する。
【0044】[付記]以上詳述した如き本発明の実施態様
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1)電気−機械エネルギー変換素子に所定の駆動周波
数の交流信号を印加することにより振動波を発生させ、
被駆動部材を駆動する振動波モータの駆動回路におい
て、上記交流信号の周波数よりも充分に高い周波数の周
波信号を発生する発振手段と、この発振手段の出力を所
定数カウントし、上記振動波モータの駆動制御に必要な
時間信号を発生させる時間設定カウンタ手段と、このカ
ウンタ手段を制御する演算制御手段と、上記発振手段の
出力周波数を上記演算制御手段が動作可能な周波数に分
周する分周手段と、を具備する振動波モータの駆動回
路。
【0045】(2)電気−機械エネルギー変換素子に所
定の駆動周波数の交流信号を印加することにより振動波
を発生させ、被駆動部材を駆動する振動波モータの駆動
回路において、上記交流信号の周波数よりも充分に高い
周波数の周波信号を発生する発振手段と、この発振手段
の出力を所定数カウントし、上記交流信号の周波数を設
定する周波数カウンタ手段と、この周波数カウンタ手段
のカウント数を制御することにより、該周波数カウンタ
手段の出力周波数を制御する演算制御手段と、上記発振
手段の出力周波数を上記演算制御手段が動作可能な周波
数に分周する分周手段と、を具備する振動波モータの駆
動回路。
【0046】(3)電気−機械エネルギー変換素子に所
定の駆動周波数の交流信号を印加することにより振動波
を発生させ、被駆動部材を駆動する振動波モータの駆動
回路において、上記交流信号の周波数よりも充分に高い
周波数の周波信号を発生する単一の発振手段と、この発
振手段の出力を所定数カウントし、上記振動波モータの
駆動周波数に相当する信号を生成するカウント手段と、
上記発振手段の出力に基づいて動作すると共に上記カウ
ンタ手段を制御する演算制御手段と、を具備する振動波
モータの駆動回路。
【0047】(4)上記(1)乃至(3)の少なくとも
一つにおいて、上記演算制御手段は、上記発振手段の発
振開始及び発振停止を制御する。
【0048】(5)上記(1)乃至(3)の少なくとも
一つにおいて、上記演算制御手段は、発振用のゲートを
内蔵したワンチップマイクロコンピュータである。
【0049】(6)上記(2)において、上記演算制御
手段は発振用のゲートを内蔵したワンチップマイクロコ
ンピュータであり、該マイクロコンピュータは発振の停
止・開始を制御可能であり、上記周波数カウンタ手段の
クロックは、上記発振用のゲートの外部端子より、発振
手段の近傍に置かれた他のゲートを用いて出力される。
【0050】(7)上記(2)において、上記周波数カ
ウンタ手段、演算制御手段及び分周手段はワンチップ化
されている。
【0051】(8)上記(1)において、時間設定カウ
ンタ手段、演算制御手段そして分周手段はワンチップ化
されている。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、安
価で確実に動作する振動波モータの駆動回路を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である振動波モータの駆動
回路の構成を示す電気回路ブロック図である。
【図2】上記第1実施例における分周カウンタおよびパ
ルス変換回路の構成を詳しく示した電気回路図である。
【図3】上記第1実施例における、分周カウンタおよび
パルス変換回路の各信号を示したタイムチャートであ
る。
【図4】上記第1実施例における、分周カウンタおよび
パルス変換回路の各信号を示したタイムチャートであ
る。
【図5】上記第1実施例における、分周カウンタおよび
パルス変換回路の各信号を示したタイムチャートであ
る。
【図6】上記第1実施例における、分周カウンタおよび
パルス変換回路の各信号を示したタイムチャートであ
る。
【図7】上記第1実施例における、分周カウンタ,パル
ス変換回路,電力増幅回路の出力信号をそれぞれ示した
タイミングチャートである。
【図8】上記第1実施例における電力増幅回路5の構成
を詳しく示す電気回路図である。
【図9】上記第1実施例における、信号S0 と信号fc
の関係を示した線図である。
【図10】本発明の第2実施例である振動波モータの駆
動回路の構成を示す電気回路ブロック図である。
【図11】従来の振動波モータの駆動回路の一例を示す
電気回路ブロック図である。
【符号の説明】
1…CPU 1a…CPUコア 2…クロック分周回路 3…分周カウンタ 4…パルス変換回路 5…電力増幅回路 6…エンコーダ 7…超音波モータ OSC0 …発振子 IV1…インバータ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気ー機械エネルギー変換素子に所定の
    駆動周波数の交流信号を印加することにより振動波を発
    生させ、被駆動部材を駆動する振動波モータの駆動回路
    において、 上記交流信号の周波数よりも充分に高い周波数の周波信
    号を発生する発振手段と、この発振手段の出力をバッファするバッファ手段とこのバッファ手段 の出力を所定数カウントし、上記振動
    波モータの駆動制御に必要な時間信号を発生させる時間
    設定カウンタ手段と、 この時間設定カウンタ手段を制御する演算制御手段と、 上記発振手段の出力周波数を上記演算制御手段が動作可
    能な周波数に分周する分周手段と、 を具備することを特徴とする振動波モータの駆動回路。
  2. 【請求項2】 電気ー機械エネルギー変換素子に所定の
    駆動周波数の交流信号を印加することにより振動波を発
    生させ、被駆動部材を駆動する振動波モータの駆動回路
    において、上記交流信号の周波数よりも充分に高い周波数の周波信
    号を発生する発振手段とこの発振手段の出力を所定数カウントし、上記振動波モ
    ータの駆動制御に必要な時間信号を発生させる時間設定
    カウンタ手段とこの時間設定カウンタ手段を制御する演算制御手段と上記発振手段の出力周波数を上記演算制御手段が動作可
    能な周波数に分周する分周手段と、を具備し上記演算制御手段は、上記発振手段の発振開始および発
    振停止を制御する ことを特徴とする振動波モータの駆動
    回路。
  3. 【請求項3】 電気ー機械エネルギー変換素子に所定の
    駆動周波数の交流信号を印加することにより振動波を発
    生させ、被駆動部材を駆動する振動波モータの駆動回路
    において上記交流信号の周波数よりも充分に高い周波数の周波信
    号を発生する発振手段 この発振手段の出力をバッファするバッファ手段とこのバッファ手段の出力を所定数カウントし、上記振動
    波モータの駆動制御に必要な時間信号を発生させる時間
    設定カウンタ手段とこの時間設定カウンタ手段を制御する演算制御手段と上記発振手段の出力周波数を上記演算制御手段が動作可
    能な周波数に分周する分周手段と、を具備し上記演算制御手段は、上記発振手段の発振開始および発
    振停止を制御することを特徴とする振動波モータの駆動
    回路
  4. 【請求項4】 電気ー機械エネルギー変換素子に所定の
    駆動周波数の交流信号を印加することにより振動波を発
    生させ、被駆動部材を駆動する振動波モータの駆動回路
    においてクロック発生回路を備え、自らクロックの発振許可・禁
    止を制御可能なワンチップマイクロコンピュータとこのワンチップマイクロコンピュータ内に設けられ、上
    記クロック発生回路の出力を分周してCPUコアに入力
    する分周回路と上記クロック発生回路の出力を分周することなく取り込
    み、その出力クロックをカウントして上記駆動周波数に
    相当する周波数のディジタル信号を生じさせる周波数信
    号出力回路とを具備することを特徴とする振動波モータの駆動回路
  5. 【請求項5】 上記周波数信号出力回路は、上記クロッ
    ク発生回路の出力をバッファ手段を介して取り込むこと
    を特徴とする請求項4記載の振動波モータの駆動回路
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