JP3225597U - ホース収納装置 - Google Patents

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裕一 外山
裕一 外山
武田 雄一
雄一 武田
愛 小杉
愛 小杉
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株式会社グリーンライフ
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Abstract

【課題】給水側ホースの経年劣化を極力防止するホース収納装置を提供する。【解決手段】ホース収納装置1は、本体2内に設けられ、散水側ホース32を収納するメイン収納部10と、本体2の外側に設けられ、給水側ホース31を収納するサブ収納部15と、本体2に取り付けされ、サブ収納部15に収納された給水側ホース31を覆うカバー20とを備えている。【選択図】図4

Description

本考案は、ホース収納装置に関する。
従来、散水側ホースと給水側ホースを収納できるホース収納装置が提案されている(特許文献1参照)。このホース収納装置の一例として、本体内に散水側ホースを巻取って収納するメイン収納部を有し、本体の外側に給水側ホースを収納するサブ収納部とを有するものがある。
特開2015−124042号公報
しかしながら、上記したホース収納装置では、給水側ホースが本体の外側に露出した状態で収納されるので、直射日光に当たるため経年劣化が早いという問題があった。
そこで、本考案は、このような従来のホースリールにおける問題点に鑑みてなされたものであり、給水側ホースの経年劣化を極力防止するホース収納装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案は、本体内に設けられ、散水側ホースを収納するメイン収納部と、前記本体の外側に設けられ、給水側ホースを収納するサブ収納部と、前記本体に取り付けされ、前記サブ収納部に収納された前記給水側ホースを覆うカバーとを備えたことを特徴とするホース収納装置を提供する。
前記カバーは、前記本体に着脱自在に取り付けられていることが好ましい。
前記カバーは、前記本体の複数の係止孔にそれぞれ係止する複数の係止爪を有し、前記各係止爪は、弾性変形によって前記各係止孔より係止解除する係止解除位置と弾性復帰変形によって前記各係止孔に係止する係止位置との間に変移自在に設けられることが好ましい。
前記サブ収納部は、前記給水側ホースを巻き取る複数のホースフック部を有し、前記各ホースフック部に前記各係止孔が設けられていることが好ましい。
本考案にかかるホース収納装置においては、給水側ホースに直射日光が当たるのをカバーが阻止するため、給水側ホースの経年劣化を極力防止するホース収納装置を提供できる。
ホース収納装置の分解斜視図である。 ホース収納装置のカバーを示し、(a)はカバーの内面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(b)の要部拡大図である。 ホース収納装置のカバーの取り外し作業を説明する斜視図である。 ホース収納装置のカバーの取り外し作業を説明する斜視図である。 ホース収納装置のカバーの取り付け作業を説明する斜視図である。
以下、図面を参照しながら本考案のホース収納装置の実施形態を詳細に説明する。
図1〜図5において、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
本実施形態にかかるホース収納装置1は、本体2と、本体2内に設けられたメイン収納部10と、本体2の外側に設けられたサブ収納部15と、サブ収納部15を覆うカバー20とを備えている。
本体2は、ほぼ立方体状の枠体であり、一対の側壁部3、下壁部(図示せず)、上壁部5、前壁部6及び後壁部(図示せず)を有する。一方の側壁部3には、給水側ホース31用の引出口3aが開口されている。前壁部6には、散水側ホース32用の引出口6aが開口されている。
メイン収納部10は、一対の側壁部3の間に回転自在に支持されたドラム11(図3.図4に示す)を有する。ドラム11は、円筒状の胴部(図示せず)と、胴部(図示せず)の両端に設けられた一対のフランジ部11bを有する。ドラム11は、本体2の外側に設けられたハンドル(図示せず)によって回転可能に設けられている。ドラム11に散水側ホース32の一端が固定されている。
ドラム11の回転によって、散水側ホース32をドラム11に巻取り、又、ドラム11に巻き取られた散水側ホース32を外部に送り出すことができる。散水側ホース32の一端は、下記する回転継ぎ手手段33に連結されている。散水側ホース32の他端側は、前壁部6の引出口6aより外部に引き出し可能である。散水側ホース32の他端には、散水口ノズル(図示せず)が取り付けられている。
サブ収納部15は、一方の側壁部3の外側に設けられた複数のホースフック部16を有する。この実施形態では、ホースフック部16は、4つである。複数のホースフック部16は、側壁部3の引出口3aの外周に沿って等間隔に配置されている。各ホースフック部16は、半径方向の外側に向かってフック先端側が折曲されている。
給水側ホース31の一端側は、側壁部3の引出口3a内に配置された回転継ぎ手手段33に連結されている。回転継ぎ手手段33は、給水側ホース31の一端側がドラム11の回転位置に係わらず散水側ホース32の一端側に連通するよう構成されている。給水側ホース31は、側壁部3の引出口3aより本体2の外部に導き出されている。給水側ホース31の他端には、給水口器具31aが取り付けられている。給水口器具31aによって給水側ホース31が例えば水道水の蛇口(図示せず)に連結される。
給水側ホース31は、複数のホースフック部16に掛け回すことによってサブ収納部15に収納される。サブ収納部15に収納された給水側ホース31は、複数のホースフック部16への引っ掛けを外すことによって延ばすことができる。
カバー20は、本体2の側壁部3とほぼ同じ形状及び大きさで、ほぼ板状の部材である。カバー20は、遮光性の高い部材(例えば非透明部材)より形成されている。カバー20は、紫外線の吸収能力の高い材料を含んでもよい。カバー20は、サブ収納部15側の側壁部3に着脱自在に取り付けられている。
このような着脱自在な構成を実現するために、カバー20の各ホースフック部16に設けられた複数の係止孔41及び位置決め孔42と、カバー20の内面側に設けられた複数の係止爪43及び位置決めロッド44とが、設けられる。この実施形態では、係止孔41及び位置決め孔42と、係止爪43及び位置決めロッド44の数は、それぞれ4つである。
各係止爪43は、弾性変形によって各係止孔41より係止解除する係止解除位置と弾性復帰変形によって各係止孔41に係止する係止位置との間で変移自在に設けられている。各係止爪43には操作部45がそれぞれ設けられている。
使用者が操作部45をカバー20の内面に近接させる方向f1(図2(c)、図3に示す)に押圧すると、係止爪43が図2(c)のa矢印方向に弾性変形して係止解除位置に変移する。使用者が操作部45の押圧力を解除すると、係止爪43が弾性復帰変形して係止位置に変移する。
カバー20が本体2に取り付けされた状態では、カバー20と本体2の一方の側壁部3との間には全周に亘って隙間が形成される。この隙間は、給水側ホース31を引き出したり、収納したりすることができる大きさである。
次に、カバー20の取り外し、取り付け作業を説明する。カバー20の取り外しは、図3(a)に示すように、使用者が本体2の側壁部3とカバー20の間の隙間に手を挿入し、上方の2箇所の操作部45を押圧して2箇所の係止爪43を同時に解除する。そして、図3(b)に示すように、カバー20の上方側を本体2より外す。次に、上記と同様にして下方の2箇所の操作部45を押圧して2箇所の係止爪43を同時に解除する。そして、図4に示すように、カバー20の下方側を外せば完了する。
カバー20の取り付けは、図5に示すように、カバー20の4箇所の係止爪43及び位置決めロッド44を本体2の4箇所の係止孔41及び位置決め孔42に位置合わせし、カバー20を本体2に近づける。すると、パチンという音と共に全ての係止爪43が全ての係止孔41に係止され、且つ、全ての位置決めロッド44が位置決め孔42に入り込む。これで完了する。
以上説明したように、ホース収納装置1は、本体2内に設けられ、散水側ホース32を収納するメイン収納部10と、本体2の外側に設けられ、給水側ホース31を収納するサブ収納部15と、本体2に取り付けされ、サブ収納部15に収納された給水側ホース31を覆うカバー20とを備えている。
従って、サブ収納部15に収納された給水側ホース31に直射日光(紫外線を含む)が当たるのをカバー20が阻止するため、給水側ホース31の経年劣化を極力防止できる。サブ収納部15がカバー20で覆われるため、外観が良い。
カバー20は、本体2に着脱自在に取り付けられている。従って、使用者は、カバー20を容易に着脱できるため、メンテナンスが容易である。又、使用者は、カバー20を取り付けた状態でもカバー20を取り外した状態でも散水作業ができ、使い勝手が良い。
カバー20は、本体2の複数の係止孔41にそれぞれ係止する複数の係止爪43を有し、各係止爪43は、弾性変形によって各係止孔41より係止解除する係止解除位置と弾性復帰変形によって各係止孔41に係止する係止位置との間に変移自在に設けられている。
従って、使用者が係止爪43を係止孔41から意図的に外さない限り、カバー20が本体2から脱落することがない。
サブ収納部15は、散水側ホース32を巻き取る複数のホースフック部16を有し、各ホースフック部16に各係止孔41が設けられている。従って、係止孔41を設ける専用部品を別途設ける必要がないため、部品点数の削減になる。
この実施形態では、カバー20が本体2に着脱自在に取り付けされているが、カバー20が本体2に容易に着脱できないように取り付けてもよい。この場合には、この実施形態にように、本体2とカバー20の間に隙間が形成される構成とする必要がある。
この実施形態では、カバー20が本体2に着脱自在な構成であって、本体2とカバー20の間に隙間が形成されるが、カバー20が本体2に着脱自在な構成であって、隙間ができないカバー20の構造としてもよい。この場合には、サブ収納部15に収納された給水側ホース31に直射日光(紫外線を含む)が当たるのをより完全にカバー20が阻止するため、給水側ホース31の経年劣化を更に防止できる。サブ収納部15がカバー20で完全に覆われるため、外観が更に良くなる。
この実施形態では、係止爪43と係止孔41との係合状態を離脱可能とすることで、カバー20が本体2に着脱自在な構成を実現しているが、本体2とカバー20をヒンジを介して連結した構成でもよいし、本体2に対しカバー20がスライド移動する構成でもよい。
この実施形態では、カバー20側に係止爪43を、本体2側に係止孔41を有する構成であるが、カバー20側に係止孔41を、本体2側に係止爪43を有する構成でもよい。
この実施形態では、カバー20のホースフック部16は、4つであるが、複数個であればよい。又、全てのホースフック部16に係止孔41及び位置決め孔42を設けているが、ホースフック部16の個数が多い場合には、その一部にのみ係止孔41及び位置決め孔42を設けてもよい。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
1 ホース収納装置
2 本体
10 メイン収納部
15 サブ収納部
16 ホースフック部
20 カバー
31 給水側ホース
32 散水側ホース
41 係止孔
43 係止爪

Claims (4)

  1. 本体内に設けられ、散水側ホースを収納するメイン収納部と、
    前記本体の外側に設けられ、給水側ホースを収納するサブ収納部と、
    前記本体に取り付けされ、前記サブ収納部に収納された前記給水側ホースを覆うカバーとを備えたことを特徴とするホース収納装置。
  2. 前記カバーは、前記本体に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のホース収納装置。
  3. 前記カバーは、前記本体の複数の係止孔にそれぞれ係止する複数の係止爪を有し、前記各係止爪は、弾性変形によって前記各係止孔より係止解除する係止解除位置と弾性復帰変形によって前記各係止孔に係止する係止位置との間に変移自在に設けられたことを特徴とする請求項2に記載のホース収納装置。
  4. 前記サブ収納部は、前記給水側ホースを巻き取る複数のホースフック部を有し、前記各ホースフック部に前記各係止孔が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のホース収納装置。
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