JP3225540U - 二列のブレーキケーブルを持つブレーキ装置 - Google Patents

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【課題】補助ブレーキレバーを簡単に取り付けられる自転車のブレーキ装置。【解決方法】前輪もしくは後輪のブレーキ装置に、連動する二列のブレーキケーブルの取付け機能を設ける。アジャスターを二列と３、インナーケーブルの固定側のブレーキアーム４を二列設け、一列はメインブレーキケーブル７結合とし、他はサブブレーキケーブル８結合とし、サブブレーキレバー５を必要とする場所に取付ける。【選択図】図１

Description

自転車のブレーキ装置に関する。
自転車のハンドルは、握る位置が運転状態で変えられる種類がある。ドロップハンドルや延長バーなどであるが、メインブレーキレバーから手が離れているのでとっさの場合対応が遅れる。その対策として運転者の必要な場所にサブブレーキレバーを新設出来れば良い。ドロップハンドルにはハンドルのフラット部に取り付けられるサブブレーキレバーがあるが、メインブレーキケーブルのアウター部を切断し設置する事により取り付け場所が限定される。延長バー相当のハンドルに対応可能なサブブレーキレバーも文献１に出願されているがケーブルがメインブレーキレバーと直列結合され取付け場所も限定されている。
 文献１
特開平１−１３２４８８
正規のブレーキレバーの他に好きな場所にサブブレーキレバーを簡単に取付け出来る事が課題である。
前輪もしくは後輪のブレーキ装置に連動する二列のブレーキケーブルの取付け機能を設ける。アジャスターを二列と、インナーケーブルの固定部を二列設け、一列は正規のブレーキケーブル結合とし、他はサブブレーキケーブル結合とし、サブブレーキレバーを必要とする場所に取り付ける。
アジャスター増設手段はアジャスター側ブレーキアームにアジャスター取付け座を設け増設用アジャスターを結合する事と、インナーケーブル固定部の増設手段はインナーケーブル固定側ブレーキアームにケーブル固定板の重ね合わせとする事により解決する。
二列のブレーキケーブルはメインブレーキケーブルを加工しないので、サブブレーキレバー設備の取付け取り外しが簡単である。例えばドロップハンドル用のサブブレーキレバーが運転技能の上達により不要になる場合や、延長バーの仕様変更の場合に非常に有利である。このサブブレーキにより運転の疲労が減少し安全性能も増す。
ブレーキアームに二列のアジャストとインナーケーブル固定部を作ればサブブレーキの取付け取り外しが簡単であるが、不要な時もある。従ってブレーキアームにアジャスター取り付け座を設け、必要な時に増設アジャスターを結合する。インナーケーブル固定部も固定板の増設とすれば不要な時には一列分の設備に戻すことができる。
以下図１図２において実施形態の一例を示す
図１はブレーキ装置周辺を簡単に表わした図で、１はタイヤ２がリムでブレーキアームのアジャスター側３とケーブル固定側４によりリム２をパットで押さえてブレーキをかける。ブレーキアームの３、４は各々アウターケーブル調整用アジャスターと、インナーケーブル固定装置が二列設置されている。９はドロップハンドルで正規のドロップハンドル用ブレーキレバー６が取り付けてある。５はサブブレーキレバーである。レバー５又は６を締めると力がケーブル８又は７を伝わり、アジャスターとケーブル固定装置に作用し、アーム４と３がリム２を押さえブレーキがかかる。サブブレーキレバー５を必要とする場所に取り付ける。これによりメインブレーキレバーとサブブレーキレバーによるブレーキ操作が可能である。
図２はサブブレーキケーブルの増設手段で増設アジャスター１１と増設インナーケーブル固定部１２を表している。アジャスター用ブレーキアーム３にアジャスター取付け座を設け増設アジャスターを結合し、増設インナーケーブルは従来のインナーケーブル固定板に増設インナーケーブ固定板１２を重ねて結合してある。
は二列のブレーキケーブルを持つブレーキ装置の概略図である。 は増設アジャスターと増設固定板の概略図である。
１ 自転車のタイヤ
２ 自転車のリム
３ ブレーキケーブルのアジャスター側のブレーキアーム
４ インナーケーブル固定側のブレーキアーム
５ サブブレーキレバー
６ ドロップハンドル用メインブレーキレバー
７ メインブレーキケーブル
８ サブブレーキケーブル
９ ドロップハンドル
１１ 増設アジャスター
１２ 増設固定板

Claims (2)

  1. 複数の操作源を持つ自転車のブレーキ装置であって、前輪もしくは後輪のブレーキ装置のアジャスター側ブレーキアームに一列分増設された二列のアジャスターと、インナーケーブル固定側ブレーキアアームに一列分増設された二列のインナーケーブル固定部と、を具備し、前記二列に各々メインブレーキケーブルとサブブレーキケーブルを結合し、サブブレーキレバーを必要とする場所に取付ける事を特徴とする自転車のブレーキ装置。
  2. 前記アジャスター増設は、前記アジャスター側ブレーキアームにアジャスター取付け座を設け、増設用アジャスターを結合する事と、前記インナーケーブル固定部の増設は、前記インナーケーブル固定側ブレーキアームに増設用ケーブル固定板と既設のケーブル固定板の重ね合わせとする事を、特徴とする請求項１に記載の自転車のブレーキ装置。
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