JP3224814B2 - 薬剤による皮膚刺激の軽減又は予防 - Google Patents

薬剤による皮膚刺激の軽減又は予防

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は薬剤の経皮送出に関する。更に詳しくは、本
発明はある種の刺激性薬剤がリソソーム等の細胞内小胞
に蓄積することにより引き起こされる皮膚刺激の軽減又
は排除に関する。
用語の説明 本明細書中で使用される“薬剤(drug)”なる用語は
何らかの有益な効果又は治療上の効果を与えるために投
与される生物学的に活性な試剤(agent)、化合物又は
組成物を意味する。
本明細書中で使用される“経皮”送出又は同投与なる
用語は局所的適用又はイオン導入法で皮膚、粘膜及び/
又は他の体表面を通過させることによる試剤の送出又は
投与を意味する。
本明細書中で使用される“弱塩基”なる用語は4.5よ
り大の少なくとも1つのpKaを有する塩基性化合物を意
味する。
発明の背景 薬剤の非経口送出の経皮的ルートは多くの利点を与え
る。しかし、残念ながら、経皮送出の候補として挙げら
れる多くの薬剤には、特にそれらを持続した期間閉鎖下
で皮膚と接触させて置くとヒトの患者に皮膚刺激を引き
起こす傾向がある。これらの刺激性薬剤はそう痒及び紅
斑等の望ましくない皮膚反応を引き起こす可能性があ
る。従って、薬剤の経皮送出技術の開発にもかかわらず
刺激性薬剤の経皮送出により引き起こされる刺激を克服
する改良された方法の必要が引き続き残っている。
皮膚刺激は、限定されるものではないが、物理的要因
(例えば、気密状態での皮膚の摩擦又は遮断)、ある種
の化学薬品に対する暴露、皮膚又は粘膜の正常pH範囲外
のpHに対する暴露及び細菌の全面成長を含めて色々な要
因で引き起こされる得る。一般的に言えば、組織の刺激
は、細胞毒性(即ち、刺激性)試剤に対する応答によっ
て引き起こされる皮膚又は粘膜中の細胞に対して損傷又
は毒性が発現した結果である。
両親媒性の弱塩基は体組織において広範に蓄積する傾
向があることが研究者によって見いだされている。これ
は、一部は、そのような化合物と膜との相互作用に起因
するが、大部分は弱塩基がリソソーム内pHが低いことの
結果としてリソソーム中に蓄積することにも起因する
[マクインタイヤー(MacIintyre)等のBiopharm.& Dr
ug Disposition、、513−526(1988);ホレマンス
(Hollemans)等のBiochim.Biophys.Acta、643、140−1
51(1981)]。
リソソームは殆ど全ての動物細胞内に見いだされる膜
で囲まれた小器官である。リソソームは、通常の条件下
では、4.5〜5の範囲の内部pHを有する。これに対し
て、細胞の外の生理学的pHは約7.0である。この差はリ
ソソーム内に弱塩基を高度に蓄積させる。弱塩基は非帯
電分子形で細胞及びリソソーム膜を透過することができ
る。しかし、リソソームの低内部pHは弱塩基分子のプロ
トン化を促進させる。弱塩基分子が一旦帯電すると、そ
れら分子は相対的に膜不透過性となり、膜を通過して戻
ることが余りできなくなる。
数種の重要な薬剤は弱塩基性であって、リソソーム中
に蓄積することが示されている。これらの薬剤には、例
えば、ベーターアドレナリン作動性の拮抗質プロプラノ
ロール[クラム(Cramb)のBiochem.Pharmacol.、35、1
365−1372(1986)]及び拮マラリア薬のクロロキン
[レインゴード(Reijngoud)等のFEBS Letters、64、2
31−235(1976)]がある。これら弱塩基の蓄積は他の
両親媒性アミンを使用する競争反応によって抑制するこ
とができる。これは弱塩基がリソソーム中のpHを上昇さ
せることによるものである[マックスフィールド(Maxf
ield)のJ.Cell Biol.、95、676−681(1982)、オーク
マ(Ohkuma)等のProc.Natl.Acad.Sci.USA、75、3327−
3331(1978)]。
他の化合物、即ちイオノフォアもリソソーム中のpHを
上昇させることが示されている(マックスフィールドの
同書、オオクマ等の同書)。イオノフォアはリソソーム
の膜の中に入り、イオンの交換を促進して通常存在する
pH勾配を破るのである[エーチホーン(Eichhorn)編・
無機生化学(Inorganic Biochemistry)、第1巻第218
−221頁のプレスマン(Pressman)著・“アルカリ金属
キレート化剤−イオノフォア(Alkali Metal Chelators
−The Ionophores)”、エルセビア サイエンティフィ
ック パブリッシング社(Elserier Scientific Publis
hing Co.、N.Y.、1973年]。
発明の概要 本発明者等はある種の薬剤の細胞毒性と細胞リソソー
ム中に存在するその薬剤の量との間には直接的な相関関
係が存在することを見いだした。しかして、細胞中にお
ける薬剤の蓄積が多ければ多いほどその毒性は強い。本
発明者等はまたリソソームにおける蓄積の抑制は薬剤の
細胞毒性の低下をもたらし、そのため通常蓄積される薬
剤の毒性をその摂取を抑制することによって低下させる
ことができることも認めた。薬剤の経皮送出と関係した
刺激の主たる原因の1つは試剤の細胞毒性効果によって
細胞になされる損傷であるので、大量の細胞毒性試剤が
リソソームに蓄積するのを抑制することは皮膚刺激を軽
減又は回避させるだろう。
従って、本発明の1つの目的は刺激性弱塩基薬剤のヒ
トの患者に対する経皮投与によって引き起こされる患者
の皮膚刺激を軽減又は予防することである。
本発明の更にもう1つの目的は刺激性弱塩基薬剤のリ
ソソームによる摂取を抑制することによって、その刺激
性弱塩基薬剤の経皮投与により引き起こされるヒトの患
者の皮膚刺激を軽減又は予防することである。
これらの及び他の目的、特徴及び利点は、リソソーム
における弱塩基薬剤の蓄積を抑制することによって皮膚
刺激を軽減又は予防する方法を提供する本発明によって
果たされる。この薬剤はヒトに対して刺激性である。即
ち、この薬剤はそれがヒトに治療上有効な速度で経皮投
与されるとき、ヒトに皮膚刺激又は粘膜刺激を誘発し易
いものである。皮膚刺激の軽減又は予防はヒトの皮膚又
は粘膜に対して (a)治療上有効な量の、ヒトに対して刺激性の弱塩基
薬剤を所定期間にわたり治療上有効な速度で;及び (b)その薬剤のリソソームによる摂取を抑制して皮膚
又は粘膜に対する刺激を軽減又は予防することができ
る、有効量の試剤 を共投与することによって誘発される。
この本発明の系は、選択された皮膚又は粘膜の部位と
弱塩基薬剤/リソソーム摂取抑制剤搬送関係で配置する
ことができるようにされたマトリックスを含んで成る。
マトリックスは弱塩基薬剤を皮膚又は粘膜の部位に治療
上有効な速度で所定の送出期間にわたって連続共投与す
るのに十分な量で、並びにリソソーム摂取抑制剤を弱塩
基薬剤のリソソーム中への蓄積を抑制するのに十分な量
と期間で含有する。本発明の実施装置は試剤の輸送を電
気、音波、熱又は他のエネルギー源で助長する受動経皮
装置か能動経皮装置のいずれかであることができる。
図面の簡単な説明 図1は本発明に従って使用することができる治療薬剤
の経皮送出装置の1態様の断面図である。
図2は本発明に従って使用することができる治療薬剤
の経皮送出装置のもう1つの態様の断面図である。
図3a及び3bはプロプラノロール(3a)単独で若しくは
プロプラノロールと塩化アンモニウムとで治療した後
の、或いはクロロキン(3b)単独で又はクロロキンと塩
化アンモニウム若しくはモネンシンとで治療した後の色
々な時間における生体内皮膚刺激(紅斑)の量を示すグ
ラフである。
図4はクロロキン単独又はクロロキンと塩化アンモニ
ウムとのヒトの表皮を通る束密度(flux)を示すグラフ
である。
図5は本発明に従って使用することができるイオン導
入法による薬剤送出装置の模式図である。
発明の詳しい説明 本発明によれば、通常は刺激性である弱塩基薬剤とリ
ソソーム摂取抑制剤との経皮的共投与がその刺激性薬剤
のリソソームへの蓄積を抑制することによってヒトの皮
膚刺激を軽減又は予防する。
本発明は細胞リソソームに比較的高い濃度で蓄積する
傾向があって、その蓄積の結果としてヒトに皮膚刺激を
引き起こす全ての化学試剤又は薬剤に適用可能である。
これらは4.5より大の少なくとも1つのpKaを有する弱塩
基である。この群には、限定される訳ではないが、抗う
つ薬、例えばイミプラミン、デシプラミン及びノルトリ
プチリン;抗ヒスタミン薬、例えばクレマスチン、クロ
ルフェニラミン及びジフェニルヒドラミン;抗腫瘍薬、
例えばダウノルビシン;抗マラリア薬、例えばクロロキ
ン及びキナクリン;抗精神病薬、例えばクロルプロマジ
ン、フルフェナジン及びペルフェナジン;ベーター遮断
薬、例えばプロプラノロール、アルプレノロール、ラベ
タロール、メトプロロール、チモロール、ピンドロール
及びアテノロール;局所麻酔薬、例えばテトラカイン、
リドカイン及びプリロカイン;アヘン作用薬、例えばブ
プレノルフィン及びスフェンタニル;アヘン拮抗薬、例
えばナロキソン及びナルトレキソン;交感神経遮断薬、
例えばフェントラミン;交感神経作用薬、例えばフェニ
ルプロパノールアミン、エフェドリン、メフェンテルミ
ン及びビトルテロール;血管拡張剤、例えばトラゾリ
ン;並びにアミノグリコシド抗生物質、例えばストレプ
トマイシン及びゲンタマイシンのような治療上重要な薬
剤がある。
所定の弱塩基薬剤のリソソームへの蓄積は少なくとも
2つの異なる方法で抑制することができる。第一はイオ
ンポンプを妨害し、それによってリソソーム内pHを上昇
させてpH勾配を破り、かつ入って行くだろう薬剤をイオ
ン化する傾向を少なくする試剤によるリソソーム膜に対
する作用によるものである。このような妨害剤の例はイ
オノフォア、例えばモネンシン、(R)(+)−1,1′
−ビ−2−ナフトール、ニゲリシン、バリノマイシン、
グラミシジンD、A23187、X537A及びカルボニルシアニ
ドm−クロロフェニルヒドラゾンである。第二の作用様
式は他の塩基性分子による摂取と低pHリソソームのマイ
クロ環境における有効帯電のための薬剤との競争反応で
ある。これらの競争性弱塩基もそれらが蓄積するにつれ
てリソソーム内のpHを上昇させる。このような競争剤の
例に両親媒性カチオンがあり、これには両親媒性アミ
ン、例えばアンモニア及びその塩(塩化アンモニウムが
1例である)、低分子量アミン(例えば、メチルアミ
ン、ジエチルアミン及びイソプロピルアミン)及びそれ
らの塩、並びにアミノアルコール(例えば、エタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン及
びトロメタミン)及びそれらの塩がある。現在のところ
好ましい態様において、競争剤化合物、特に両親媒性ア
ミンが摂取抑制剤として好ましい。
リソソーム摂取抑制剤は上記の2つの作用様式の一方
若しくは他方又はその両方を示すものから選択すること
もできるし、或いは、さもなければリソソーム内pHを上
昇させることによって、又は現在知られていない機構で
作用する他の化合物から選択してもよい。本発明の下で
のリソソーム摂取抑制剤の基本的要件はその摂取抑制剤
がリソソームにおける刺激性弱塩基薬剤の蓄積を抑制す
ると言うことである。
本発明において、リソソーム摂取抑制剤は弱塩基薬剤
と共にその薬剤と同じ皮膚又は粘膜にヒトにおけるその
薬剤による刺激を軽減し又は取り除くのに十分な量で連
続的にかつ同じ広がりをもって(co−extensively)投
与される。いかなる所定薬剤及び摂取抑制剤の組み合わ
せについても、その量は本明細書の実施例に概説される
手順に従って実験的に決定することができる。
本発明の1つの態様において、摂取抑制剤は薬剤が投
与される全期間又はほとんど全期間にわたってその薬剤
と共投与するのがよい。これは、摂取抑制剤が治療部位
から一旦取り除かれるとその抑制作用を速やかに失って
しまうときに特にそうである。即ち、摂取抑制剤が一旦
取り除かれると、リソソーム内の内部pHはその正常の低
いレベルに戻り始め、そしてpHが低下するにつれて薬剤
がリソソーム内に有毒レベルまで蓄積し始めて患者に刺
激を引き起こすのである。これは投与が24時間以上のよ
うな比較的長期間にわたって行われるときに特に懸念さ
れるものである。本発明のもう1つの態様において、摂
取抑制剤が治療部位から取り除かれた後も長期間リソソ
ームに作用を及ぼし続けるときは、薬剤と摂取抑制剤と
の連続共投与は不要である。このような場合、薬剤と摂
取抑制剤とはリソソームへの薬剤の蓄積抑制を引き起こ
すのに十分な期間部位に共投与され、その後薬剤だけが
その部位に投与され続ける。
薬剤の投与中に摂取抑制剤を共投与することに加え
て、皮膚又は粘膜の投与部位を薬剤の適用に先立って摂
取抑制剤で予備処理することが場合によっては望まし
い。この予備処理は使用されるべき薬剤のみならず選択
される特定の摂取抑制剤にも依存する。このようにし
て、リソソームのpHは薬剤が存在する前に薬剤の摂取を
抑制するように十分に変えられているのである。摂取抑
制剤による予備処理はその摂取抑制剤がリソソームのpH
に影響を及ぼすのが遅いとき、又は薬剤のリソソーム内
への蓄積速度が非常に速いときに特に有用である。
本発明によれば、1種又は2種以上のリソソーム摂取
抑制剤及び刺激性弱塩基薬剤が、好ましくはキャリアー
に懸濁された適切な体表面と薬剤/摂取抑制剤搬送関係
で置かれ、そして適所に所望とされる期間保持される。
薬剤と摂取抑制剤とは、典型的には、例えば軟膏、ゲ
ル、クリーム、座剤、舌下錠又は頬錠として直接適用し
てもよい生理学的に相溶性のマトリックス又はキャリア
ー内に分散され、或いはそれらは治療用の経皮送出装置
又はイオン導入法による送出装置でマトリックス又はキ
ャリアーから投与することができる。
薬剤の非経口送出の経皮的ルートは多くの利点を与え
るもので、広範囲の薬剤又は他の有益な試剤を送り出す
ための経皮的治療装置がこの技術分野で周知である。米
国特許第3,598,122号、同第3,598,123号、同第4,286,59
2号、同第4,314,557号、同第4,379,454号、同第4,559,2
22号及び同第4,573,995号明細書に典型的な装置が記載
される。これら特許の全てを本明細書で引用し、参照す
るものとする。本明細書に開示されるリソソーム摂取抑
制剤と薬剤との共投与はこれらの種類の経皮装置を用い
て達成することができる。
薬剤とリソソーム摂取抑制剤との皮膚又は粘膜への同
じ広がりをもっての投与を確実に達成するためには、薬
剤と摂取抑制剤をマトリックス(例えば、薬剤及び摂取
抑制剤含有マトリックス)から経皮送出装置で投与する
のが好ましい。ここで、マトリックスは皮膚又は粘膜と
薬剤/摂取抑制剤搬送関係で置かれる。
適当な経皮送出装置の2つの例が図1及び図2におい
て説明されている。図1において、経皮送出装置10は弱
塩基薬剤とリソソーム摂取抑制剤の両剤を含有するレザ
バー12を含んで成る。レザバー12は薬剤及び摂取抑制剤
を分散、含有するマトリックスの形態をなしているのが
好ましい。レザバー12は薬剤と摂取抑制剤の両剤を透過
させないバッキング層14と速度制御膜16との間にサンド
イッチされている。図1において、レザバー12はその形
状を保持すべく十分に粘稠な物質、例えばゴム状ポリマ
ーから形成されている。より低年度の物質、例えば水性
ゲルをレザバー12用に用いる場合、バッキング層14と速
度制御膜15とはそれらの周囲において一緒に封止して漏
れを防ぐようにされる。装置10は皮膚の表面20にインラ
イン接触接着剤層18により接着する。接着剤層18は、所
望によっては、試剤及び/又は薬剤を含有していてもよ
い。通常は、剥離自在の剥離ライナー(図示せず)が接
着剤層18の露出表面に沿って設けられるが、これは装置
10の皮膚20に対する適用に先立って取り除かれる。
別の態様として、図2に示される通り、経皮的治療装
置22は患者の皮膚又は粘膜に接着剤オーバーレー層28に
より取り付けることができる。装置22は、好ましくは薬
剤及び摂取抑制剤を分散、含有するマトリックスの形態
を取っている薬剤/摂取抑制剤含有レザバー24を含んで
成る。レザバー24の1つの表面に接して不透過性バッキ
ング層26が設けられている。接着剤オーバーレー層28が
装置22を皮膚に保持する。このオーバーレー層28は装置
22の残りの要素と一緒に成型してもよいし、或いはその
残りの要素とは別個に設けてもよい。ある種の処方物に
関しては、接着剤オーバーレー層28は図1に示されるイ
ンライン接触接着剤18であるのが好ましい。これは、例
えば薬剤/摂取抑制剤レザバーがインライン接触接着剤
層18の接着性に悪影響を及ぼす物質(例えば、油性界面
活性剤透過性増強剤のような物質)を含有する場合にそ
うである。不透過性バッキング層26はレザバー24より僅
かに大であるのが好ましく、こうしてレザバー24中の物
質がオーバーレー層28の接着剤と逆の相互作用をするの
を防ぐ。所望によっては、図1の膜16と同様の速度制御
膜(図2には示されず)をレザバー24の皮膚/粘膜側に
設けてもよい。剥離自在の剥離ライナー30も装置22に設
けられているが、これは装置22の皮膚に対する適用直前
に取り除かれる。
皮膚又は粘膜を薬剤/試剤の共投与に先立ってリソソ
ーム摂取抑制剤で予備処理することが望ましいような場
合、或いは薬剤の束密度が摂取抑制剤の束密度よりはる
かに大である場合、摂取抑制剤のある量は接着剤層18の
中に存在することができる。他方、適用部位を予備処理
する必要がないか、又は薬剤と摂取抑制剤の束密度に著
しい不一致がない場合は、薬剤と摂取抑制剤の両剤をレ
ザバー24のみならず、接着剤層18からも送り出すことが
できる。
薬剤及びリソソーム摂取抑制剤は、例えば軟膏、ゲ
ル、クリーム又はローションの形でヒトの皮膚又は粘膜
に直接適用することによりその皮膚又は粘膜に同じ広が
りをもって投与することができるが、皮膚パッチ又は薬
剤及び摂取抑制剤の飽和された又は飽和されていない処
方物を含有する他の公知の経皮送出装置から投与するの
が好ましい。処方物は水性ベースのものであってもよい
し、或いは非水性ベースのものであってもよい。処方物
は弱塩基薬剤及び摂取抑制剤を必要な束密度で送り出す
ように設計されているべきである。送り出されるべき薬
剤に依存して、薬剤及び摂取抑制剤のキャリアーは水性
ベース又は非水性ベースのいずれであってもよい。水性
処方物は、典型的には、水とゲル化剤としての、約1〜
2重量%の親水性ポリマー、例えばヒドロキシエチルセ
ルロース又はヒドロキシプロピルセルロースを含んで成
る。典型的な非水性ゲルはシリコーン流体又は鉱油より
成る。鉱油ベースのゲルもまた、典型的には、1〜2重
量%のゲル化剤、例えばコロイド状二酸化珪素を含有す
る。特定のゲルの適合性はその成分と、透過増強剤(も
し存在するならば)及び処方物中の他の任意の成分と共
に弱塩基薬剤及びリソソーム摂取抑制剤の両剤との相容
性に依存する。
レザバー用マトリックスは薬剤、摂取抑制剤及びそれ
らに対するキャリアーと相容性であるのがよい。水性ベ
ースの系を用いる場合、レザバー用マトリックスは親水
性ポリマー、例えばヒドロゲルであるのが好ましい。非
水性ベースの系を用いる場合は、レザバー用マトリック
スは疎水性ポリマーより成るのが好ましい。適当なポリ
マーマトリックスは薬剤の経皮送出技術分野においては
周知であって、例を挙げると本明細書において前に引
用、参照した米国特許明細書に記載されるものがある。
一定の薬剤送出速度が望まれる場合、弱塩基薬剤は飽
和濃度より大の濃度でマトリックス又はキャリアー中に
存在する。過剰分の量はその系の薬剤送出期間の所望長
さの関数である。薬剤は、しかし、薬剤と摂取抑制剤と
が同じ皮膚又は粘膜の部位に薬剤による皮膚刺激を軽減
又は取り除くのに十分な量と期間にわたって連続的にか
つ同じ広がりをもって投与される限りは、本発明から逸
脱しない範囲で飽和濃度より低いレベルで存在していて
もよい。
マトリックス又はキャリアーは、本発明にとって必須
の刺激性弱塩基薬剤とリソソーム摂取抑制剤に加えて、
色素、顔料、不活性充填剤、透過増強剤(薬剤若しくは
摂取抑制剤のいずれか一方又は両方に対するもの)、賦
形剤、及びこの技術分野で公知の製剤製品又は経皮装置
の他の常用成分を含有していることができる。
薬剤はまたイオン導入法で経皮的に送り出すことがで
きる。広範囲の薬剤又は他の有益な試剤を送り出すため
のイオン導入法による装置はこの技術分野で周知であ
る。イオン導入法による送出装置にドナー電極、及びイ
オン導入法で送り出されるべき有益試剤を含有するレザ
バーを含むドナー電極集成体がある。ドナー電極集成体
は患者の皮膚又は粘膜と試剤搬送関係で置くことができ
るようになっている。この装置はまたドナー電極から離
れた場所で皮膚と電気接触して置くことができるように
なっているカウンター電極集成体も含む。更に、この装
置は電力源を含む。電極と電力源とは電気的に接続され
ており、電極集成体が患者の皮膚と通電関係で配置され
るときに閉回路を形成する。本明細書に開示されるリソ
ソーム摂取抑制剤と薬剤の共投与はイオン導入法による
任意の装置を用いて達成することができる。典型的な装
置は、例えば米国特許第3,991,755号、同第4,141,359
号、同第4,250,878号、同第4,274,420号、同第4,325,36
7号、同第4,391,278号、同第4,398,545号、同第4,419,0
92号、同第4,474,570号、同第4,557,723号、同第4,640,
689号、同第4,702,732号及び同第4,708,716号明細書に
記載される。これら米国特許を全て本明細書で引用、参
照するものとする。
図5はイオン導入法による好ましい送出装置40の1例
を説明するものである。装置40は上面層41を有する。上
面層41は電力供給源(例えば、バッテリー又は一連のバ
ッテリー)、並びに所望のコントロール回路部品、例え
ば電流コントローラー(例えば、抵抗器又はトランジス
ターベースの電流コントロール回路)、オン/オフスイ
ッチ及び/又は電力源の電流出力を時間中ずっとコント
ロールできるようになっているマイクロプロセッサーを
含んでいる。装置40はまた電極集成体51及び電極集成体
53を含む。電極集成体51及び53は電気絶縁体46で相互に
分離されており、電気絶縁体と単一の自蔵装置を形成し
ている。説明の目的から、電極集成体51を“ドナー”電
極集成体と称し、他方電極集成体53を“カウンター”電
極集成体と称するものとする。この態様において、ドナ
ー電極42は薬剤レザバー44に隣設して配置され、他方カ
ウンター電極43は電解質を含有する戻りレザバー45に隣
設して配置されている。電極42及び43は金属箔(例え
ば、銀又は亜鉛)又は金属粉末、粉末黒鉛、炭素繊維若
しくは他の適当な導電性物質が充填されているポリマー
マトリックスから形成される。レザバー44及び45はポリ
マーマトリックス又はゲルマトリックスであることがで
きる。絶縁体46はバリアーとして作用して装置40の短絡
を防ぐ非導電性物質又は非イオン導通性物質から構成さ
れる。絶縁体46はエアギャップ、非イオン導通性のポリ
マー若しくは接着剤又はイオン流に対する他の適当なバ
リアーであることができる。装置40はイオン導通性接着
剤層47及び48により皮膚に接着される。装置40はまた皮
膚に対する適用直前に取り除かれる剥離自在の剥離ライ
ナー49も含む。
典型的な装置40において、薬剤レザバー44はリソソー
ム摂取抑制剤と共に送り出されるべき薬剤のイオン化性
供給物を含有し、またカウンターレザバー45は適当な電
極を含む。こうして、正の薬剤イオンはアノード電極集
成体から皮膚を通して送り出される。イオン導入法によ
る送出装置40の薬剤レザバー44は皮膚又は粘膜と薬剤/
摂取抑制剤搬送関係になければならない。しかし、戻り
レザバー45が皮膚又は粘膜と電解質搬送関係にあること
は、これが好ましいけれども、必要ではない。送り出さ
れるべき薬剤及び摂取抑制剤の水溶性塩を用いることが
好ましいことが見いだされた。
本発明において、薬剤は所定の期間にわたって治療上
有効な速度で送り出され、また摂取抑制剤は同様に所定
期間にわたってリソソーム摂取抑制速度で送り出され
る。適当な時間枠はそれに伴われる薬剤投与方式と共に
変わる。ある種の薬剤は1日以上にわたって連続投与さ
れなければならない。その場合、適当な経皮装置は、周
期的に取り替えられる装置については最大24時間の必要
送出速度を、またもっと長時間使用するための装置につ
いては最大1週間の必要送出速度を与えるのに十分な薬
剤及びリソソーム摂取抑制剤を有することになろうう。
ある種の薬剤は1回投与されるだけであり、その場合適
当な装置は数時間にわたり必要送出速度を与えるのに十
分な薬剤及び摂取抑制剤を有することになろう。
本発明においてリソソーム摂取抑制剤の最低限必要と
される投与量と速度は投与されている弱塩基薬剤のタイ
プと量、薬剤及び摂取抑制剤が共投与される期間、摂取
抑制剤が示す作用のタイプ(例えば、摂取抑制剤がリソ
ソームにおける薬剤摂取を妨害し又はその摂取と競争し
ているかどうか)、及び摂取抑制剤の効力を含めて多数
の因子に依存する。典型的には、他の全ての変数が等し
いとして、必要とされる競争剤化合物の濃度は、それら
の作用機構が競争によるので、イオノフォアの濃度より
高い。従って、リソソームへの弱塩基薬剤の蓄積を抑制
するのに必要とされる競争剤摂取抑制剤の量は薬剤/摂
取抑制剤組成物に対して約0.2〜約20wt%(重量%)で
あり、これに対して必要とされるイオノフォア摂取抑制
剤の量は約0.01〜約5wt%である。
次の実施例は本発明の実施を例証するために与えられ
るものである。本発明はこの技術分野で一般に知られて
いる任意、特定の経皮装置又は他の形態の経皮装置には
限定されないことに気付くことが重要である。また、本
発明は特定の処方物にも限定されない。従って、これら
実施例に記載される態様は単に説明のためのものであっ
て、いかなる意味においても本発明の範囲を限定しよう
とするものではない。次の実施例において、細胞毒性効
果は“ID50"、即ち細胞の50%を殺すのに必要とされる
薬剤の濃度として述べられる。
実施例1 4種のアドレナリン作動性遮断薬(プロプラノロー
ル、ラベタロール、ピンドロール及びチモロール)をヒ
トの皮膚の繊維芽細胞におけるそれらの摂取と毒性につ
いて試験した。
被試験化合物の毒性を評価するのにMTT検定[スウィ
シャー(Swisher)等のモデルス ダーマトール(Model
s Dermatol.)、マイバッハ(Maibach)及びローエ(Lo
we)編、バセル(Basel)、カージャー(Karger)、第
4巻、第131〜137頁(1989)]の一般的手順を用いた。
繊維芽細胞の細胞培養物をある濃度範囲の被試験薬剤を
含有する媒地(medium)中で16時間インキュベートし
た。インキュベーション時間の終点で、媒地を取り除
き、MTTを0.5mg/mLで含有する媒地に置き換えた。3時
間後、この媒地を捨て、そして成育可能な細胞によって
のみ生成されたMTTの代謝産物である青色ホルマザンを
酸性にしたイソプロパノールに溶解した。この溶液の吸
光度を660nmの参照波長に対して540nmにおいて測定し
た。結果を次に、同じ条件でインキュベートした、薬剤
又は試剤なしの対照培養物に対するパーセントとして表
した。次いで、対照値に対して50%の吸光度を与えた薬
剤(又は摂取抑制剤の存在下における薬剤)の濃度を求
めた。この濃度はID50、即ち細胞の50%を殺すのに必要
とされる薬剤の濃度と称される。
摂取の研究については、繊維芽細胞の細胞培養物を放
射性の標識付き薬剤を含有する媒地に暴露し、16時間イ
ンキュベートした。次に、媒地を除去し、細胞を冷PBS
で3回急速に洗浄することによって摂取プロセスを止め
た。細胞を次にメタノールで抽出し、これを計測バイア
ルに移し、そして放射能量を液体シンチレーションで測
定した。ウエル(well)のプラスチックに対する非特異
性結合を補償するために、細胞を含有しないウエルを同
じ条件下で放射性標識付き薬剤と共にインキュベートし
た。このようなウエルの放射性含量を対照値として取
り、細胞含有ウエルの放射性含量から差し引いた。
結果は、各薬剤の繊維芽細胞への蓄積と薬剤の毒性と
の間に強い相関関係があることを示した(r=0.99)。
言い換えると、細胞への薬剤の蓄積が多ければ多いほど
薬剤の毒性は大きかった。
実施例2 プロプラノロールの蓄積と毒性に対するモネンシンの
効果を測定した。
即ち、繊維芽細胞培養物を色々なモネンシン濃度を持
つプロプラノロール(2×10-7M)中で16時間インキュ
ベートした。次に、細胞におけるプロプラノロールの蓄
積を実施例1の手順に従って測定した。モネンシンは細
胞中のプロプラノロールの摂取をモネンシン10-8Mから1
0-5Mまで投与量依存様式で減少させた。モネンシン10-5
Mではプロプラノロールの摂取は細胞がたとえ十分に成
育可能であったとしても無視できる程度であった。
被試験細胞を実施例1の手順に従って色々な濃度のモ
ネンシンの存在下でのプロプラノロールの毒性効果につ
いても試験した。上記試験と同じモネンシン濃度範囲で
モネンシンなしでのプロプラノロールのID50=2.8×10
-4Mからモネンシンを10-5Mで有するプロプラノロールの
ID50=3.8×10-4Mまでのプロプラノロール毒性の投与量
依存性減少が生じた。
実施例3 5種の他の弱塩基薬剤による毒性(ID50)のモネンシ
ン誘発抑制を実施例1の手順に従って調べた。これら5
種の薬剤はそれらの高細胞毒性と刊行済み報告がそれら
の細胞中蓄積を示していることから選択された。それら
薬剤を10-6Mのモネンシン濃度を用いて試験した。結果
を以下の表Aに示すが、それらの結果はモネンシンが全
ての薬剤の毒性を低下させたことを示している。
表において、“保護係数”はモネンシンと共にインキ
ュベートされた有毒薬剤のID50の有毒薬剤単独のID50
対する比である。 表A ID50(M) 薬剤 薬剤単独 薬剤+モネンシン 保護係数 クレマスチン 1.9×10-5 2.3×10-5 1.2 イミプラミン 1.9×10-4 2.7×10-4 1.4 クロルプロマジン 1×10-5 1.6×10-5 1.6 キナクリン 1.3×10-5 4.2×10-5 3.2 クロロキン 7×10-5 7×10-5 10.0 実施例4 各種のイオノフォア及び両親媒性アミンのプロプラノ
ロール及びクロロキンの細胞毒性に対する作用を実施例
1の手順に従って調べた。結果を以下の表Bに示す。
“保護係数”は表に示す濃度の摂取抑制剤と共にインキ
ュベートした有毒薬剤のID50の有毒薬剤単独のID50に対
する比に相当する。“作用様式”は被試験イオノフォア
によって優先的に運ばれるイオンを示すか、又は摂取抑
制剤が競争によって作用するかを示す。
1/摂取抑制剤により2時間予備処理 2/ND=測定せず 実施例5 両親媒性アミンである塩化アンモニウムの添加による
2種の薬剤、即ちクロロキン及びプロプラノロールの生
体内皮膚刺激の減少を次の通り例証した。
クロロキン(1.0wt%)か、又はプロプラノロール
(2.0wt%)を塩化アンモニウム(5.0wt%)の存在下又
は不存在下で水中ヒドロキシエチルセルロース(2wt
%)に配合した。得られたゲルをEPPS緩衝液によりpH8.
5に調整し、それに薬剤の溶解度を維持するために30wt
%のエタノールを含めた。
25マイクロリットルのゲルをアンモニウム製コップに
入れ、これを成人男性の手のへら側前腕に2回づつ又は
3回づつ適用した。ゲルは全てこのようにして配置し
た。16時間後、各コップを取り除き、その部位を洗浄し
た。その後色々な時間にそれらの部位を観察し、皮膚の
色を電子計器であるミノルタ比色計(Minolta Chromame
ter)により測定することによって刺激反応(紅斑)の
強さを計測した。実験を二人の異なる人に対して2回繰
り返した。いずれの場合も、両薬剤に関して、塩化アン
モニウムは刺激反応を有意に低下させることが見いださ
れた。代表的な結果(比色計の読み値の平均±ゲル除去
後の色々な時間におけるSEM)を図3a及び3bに示す。
実施例6 塩化アンモニウムを有し又は有しない実施例5のゲル
からのクロロキンのヒトの皮膚を通る生体内透過を測定
した。
ヒトの表皮の円形試料片を水平の透過セル(有効透過
表面1.13cm2)の中に、表皮の角質層がセルのドナー区
画室に面するようにして載置した。既知容量(20〜23m
L)の0.2M TRIS緩衝液(pH7.5)(リセプター溶液)を
リセプター区画室に入れた。次に、セルを37℃にある水
浴−振盪機に入れ、平衡にさせた。被試験処方物の既知
少量0.2mLをドナー区画室に移した。テフロンフィルム
をその処方物と接触させて使用することによって閉塞を
達成した。3時間、8時間及び24時間にリセプター溶液
を取り出し、37℃であらかじめ平衡にされた等容量の新
しいリセプター溶液で置き換えた。試料中のクロロキン
を蛍光測定で定量した。これらの測定のパーキン−エル
マー(Perkin−Elmer)LS−5Bルミネッセンス分光計で
室温において行った。試料を最終TRIS濃度0.1M及びエタ
ノール30%(v/v)においてpH8.65に調整した。励起波
長は333nm、発光波長は328nmであった。クロロキン濃度
を同じ条件下で得られた標準カーブと比較、外挿して求
めた。これらのデーターを使用して指定時間に皮膚を透
過したクロロキンの蓄積量を計算した。各処方物条件に
ついて8個の透過セルを用いた。結果を、結び付いた標
準誤差との平均として表す。
透過は、図4に説明されるように、塩化アンモニウム
が存在しようと存在しまいとにかかわらず同じであるこ
とが見いだされた。
実施例7 この実施例ではイオノフォアであるモネンシンの添加
によるクロロキンの生体内皮膚刺激の減少を示した。
実施例5の手順を実施してモネンシンを有し(5.0wt
%)又は有しないクロロキン含有(1.0wt%)ゲルを調
製し、成人男性に対して試験した。モネンシンは図3bに
示される通り刺激反応を低下させることが見いだされ
た。
以上、本発明をある種の好ましい態様を特に参照して
詳細に説明したけれども、本発明には添付請求の範囲に
おいて定義される本発明の精神と範囲から逸脱しない範
囲で色々な変更及び改変をなし得ることは分かるであろ
う。
フロントページの続き (72)発明者 レッジャー,フィリップ ダブリュ. アメリカ合衆国94043 カリフォルニア 州マウント ビュー,マーデル ウェイ 2550 (72)発明者 アムクラウト,アルフレッド アメリカ合衆国94303 カリフォルニア 州パロ アルト,ケネス ドライブ 3358 (56)参考文献 特開 平2−96514(JP,A) 特開 平3−271221(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 47/02 A61K 47/18 CA(STN)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リソソームの中に蓄積することができる、
    経皮投与されるときにヒトに皮膚刺激又は粘膜刺激を誘
    発し易い弱塩基薬剤をヒトに経皮投与するための薬剤経
    皮送出部材にして、 (a)ヒトの皮膚又は粘膜の上の選択された部位と薬剤
    /リソソーム摂取抑制剤搬送関係で置くことができるよ
    うにされているマトリックスにして、該皮膚又は粘膜の
    部位に (1)治療上有効な量の弱塩基薬剤を所定期間にわたり
    治療上有効な速度で;及び (2)該薬剤のリソソームによる摂取を抑制して皮膚又
    は粘膜に対する刺激を軽減又は予防することができる、
    有効量のリソソーム摂取抑制剤を連続的にかつ同じ広が
    りをもって投与するのに、十分な量の該薬剤及び該リソ
    ソーム摂取抑制剤を含有している該マトリックスを含ん
    で成る前記部材。
  2. 【請求項2】リソソーム摂取抑制剤がイオノフォアであ
    る、請求の範囲第1項に記載の部材。
  3. 【請求項3】リソソーム摂取抑制剤がモネンシンであ
    る、請求の範囲第2項に記載の部材。
  4. 【請求項4】イオノフォアが約0.01〜約5wt%の量で存
    在する、請求の範囲第2項に記載の部材。
  5. 【請求項5】リソソーム摂取抑制剤が弱塩基競争剤化合
    物である、請求の範囲第1項に記載の部材。
  6. 【請求項6】リソソーム摂取抑制剤が両親媒性アミンで
    ある、請求の範囲第5項に記載の部材。
  7. 【請求項7】リソソーム摂取抑制剤がアンモニア及びそ
    の塩、低分子量アミン及びそれらの塩並びにアミノアル
    コールから選択される、請求の範囲第6項に記載の部
    材。
  8. 【請求項8】リソソーム摂取抑制剤が塩化アンモニウム
    である、請求の範囲第7項に記載の部材。
  9. 【請求項9】弱塩基競争剤化合物が約0.2〜約20wt%の
    量で存在する、請求の範囲第5項に記載の部材。
  10. 【請求項10】弱塩基薬剤がプロプラノロールであり、
    リソソーム摂取抑制剤がモネンシン又は塩化アンモニウ
    ムである、請求の範囲第1項に記載の部材。
  11. 【請求項11】弱塩基薬剤がクロロキンであり、リソソ
    ーム摂取抑制剤がモネンシン、(R)(+)−1,1′−
    ビ−2−ナフトール、ニゲリシン、バリノマイシン、グ
    ラミシジンD、ノナクチン、A23187、カルボニルシアニ
    ドm−クロロフェニルヒドラゾン、塩化アンモニウム、
    ジエチルアミン、イソプロピルアミン、エタノールアミ
    ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン又はト
    ロメタミンである、請求の範囲第1項に記載の部材。
  12. 【請求項12】弱塩基薬剤がクレマスチン、イミプラミ
    ン、クロロプロマジン及びキナクリンから選択され、リ
    ソソーム摂取抑制剤がモネンシンである、請求の範囲第
    1項に記載の部材。
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