JP3224582U - 多段折りたたみ式本棚 - Google Patents

Abstract

【課題】持ち運びが容易な折りたたむ事ができる多段本棚を提供する。【解決手段】本棚は、前板１２、中板１３、背板１４、前板と中板の間を連結する下部底板１５および中板と背板を連結する上部底板を側面から見て階段状に蝶番１６で連結、固定し背板から垂直に固定した支柱１９で支えることで自立する。前板と中板の間の下部幅止め１８、中板と背板の間の上部幅止めにより、下部底板と上部底板は平行に可動し、前板と中板との空間、中板と背板との空間が最大の時に前板と下部底板との間の下部筋交い１７、および中板と上部底板との間の上部筋交いで固定すると本棚として使用でき、空間が最小になるように２つの筋交いを外して折りたたむと収納時の形状となる。【選択図】図１

Description

本考案はアクリル板などの板状の物を蝶番でそれぞれを結合し、筋交いでそれらを固定し本などを置ける空間を確保できる折り畳み式什器に関する。

見本展などで展示用什器の本棚を運搬する際に組み立て済の本棚はその冊数分の幅や厚み（奥行）分の大きさや重さになってしまい運搬には不向きである。

組み立て式の本棚は存在するがそれぞれの部品をはめ込むなどの組み立て作業が発生する。

本考案は、組み立て済みや組み立て式の本棚等が有する問題を折り畳み式本棚で運搬しやすい什器を実現することを目的とする。

本考案は上記目的を達成する為にアクリル板等を蝶番でそれぞれを固定、連結しその板との間を筋交いで固定することで本等を置く空間を確保する。

可動する板同士は固定していた筋交いを外すと畳むことができる構造なので使用する板厚の枚数ちかくまで厚みを小さくする事ができる。

全ての部品が繋がっているので紛失の心配がない。

使用する時は折りたたんでいた板を広げ筋交いを固定し本を置ける空間を確保し背面にある支え棒を収納位置から棚を保持する位置へ固定すると本棚は安定する。

板を連結すれば任意の段数まで増やすことができその連結位置によって２段目以降の被りシロが変更できる。

図１は本考案の折りたたみ式本棚の実施例を示す棚を広げた状態の側面図である。

図２は本考案の折りたたみ式本棚の実施例を示す棚を畳んだ状態の側面図である。

以下、添付図面に従って実施例を説明する。図１の支柱（１９）と支柱台（２０）は固定ネジ（１９）で結合されている。それぞれの底板（１５）と蝶番（１６）で固定されている前板（１２）、中板（１３）および背板（１４）が直角になる位置で筋交い（１７）を固定ネジ（１７ａ）および（１７ｂ）で固定すると幅止め板（１８）が前、中、背板を支えるので物体を置ける空間が確保される。固定用底板と当棚を置くテーブル等をクランプ等で固定すると前から後方へ押される力に耐えられるので転倒防止になる。

収納する場合は前側固定ネジ（１７ａ）を外すと筋交いの効力ななくなり図２のように収める事ができる。垂直に立てていた支柱（１９）は支柱固定ネジ（１９ａ）を緩め支柱を水平にしてそのネジを締めその支柱を固定すると突起が少なくなる。

この実施例は２段ひな壇型の什器である。それぞれの板の大きさや組み合わせで段数、前後の被りの高さ等が変更可能である。

（１１） 固定用底板
（１２） 前板
（１３） 中板
（１４） 背板
（１５） 底板
（１６） 蝶番
（１７） 筋交い
（１７ａ） 前側固定ネジおよび固定台
（１７ｂ） 後側固定ネジおよび固定台
（１８） 幅止め板
（１８ａ） 前側固定ネジおよび固定台
（１８ｂ） 後側固定ネジおよび固定台
（１９） 支柱
（１９ａ） 支柱固定ネジ
（２０） 支柱固定台

Claims (1)

1. 蝶番でそれぞれの板を接合した間を筋交いで固定する構造の本などを置ける什器。

Images