JP3224490U - カッター機能付き鋏 - Google Patents
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Abstract
【課題】可能な限り簡易な構成でカッター機能を付与できるようにし製造コストを低減できるようにするとともに操作性も向上させるカッター機能付き鋏を提供する。【解決手段】一方刃11が形成された一方ブレード12に一方柄13を連設した一方鋏体10と、他方刃21が形成された他方ブレード22に他方柄23を連設した他方鋏体20とを回動軸30により回動可能に軸支し、一方柄及び他方柄を閉位置Xから開方向に付勢するスプリングを備え、回動軸30を一方ブレードに固定し、他方ブレードに、回動軸が回動可能に軸支される軸受孔33と、軸受孔に連設され閉位置において一方鋏体を他方鋏体に対して一方鋏体の長手方向に沿って後退位置から進出位置に相対的に進出移動可能にする回動軸が通過可能な長孔34とを形成し、一方鋏体の後退位置で開動作を許容し一方鋏体の進出位置で開動作を阻止するロック機構50を備えた。【選択図】図4
Description
本考案は、一方刃を有した一方鋏体と他方刃を有した他方鋏体とを回動可能に軸支して開閉により一方刃及び他方刃による鋏切り運動を行わせるとともに一方刃の先端部を他方刃の先端部から露出させてカッターとして使用可能にしたカッター機能付き鋏に関する。
従来から、一方刃を有した一方鋏体と他方刃を有した他方鋏体とを回動可能に軸支して開閉により一方刃及び他方刃による鋏切り運動を行わせる鋏において、一方鋏体と他方鋏体とを分離し、何れかをカッターとして用いるようにした技術が知られている(例えば、特許第6456117号公報,特開2016−96995号公報参照)。ところが、この鋏は、一方鋏体と他方鋏体とを逐一分離しなければならないので、作業性が悪いという問題がある。
これを解決するために、従来においては、一方鋏体と他方鋏体とを分離せずに、一方刃の先端部を他方刃の先端部から露出させてカッターとして使用可能にしたカッター機能付き鋏の技術も知られている(例えば、特開2017−51609号公報,特開2017-51270号公報参照)。このカッター機能付き鋏は、一方鋏体と他方鋏体の柄側に、一方刃と他方刃との開度調整を行い、一方刃の先端部を他方刃の先端部の峰側から突出させて露出させカッターとして使用可能にしたカッターモードと、一方刃の先端部を他方刃の先端部の峰側から引っ込めて一方刃及び他方刃による鋏切り運動を行わせるハサミモードと、一方鋏体及び他方鋏体の開閉をロックするロックモードに切り替えるための切替え機構を設けて構成されている。この切替え機構は、作動子やこれをガイドする案内部などを特別に設けているので、機構が極めて複雑になっている。
ところで、この従来のカッター機能付き鋏にあっては、一方鋏体と他方鋏体の柄側に、一方刃と他方刃との開度調整を行う切替え機構を設けており、その機構は、作動子やこれをガイドする案内部などを特別に設けているので、機構が極めて複雑になっており、コスト高になっているという問題があった。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたもので、可能な限り簡易な構成でカッター機能を付与できるようにし製造コストを低減できるようにするとともに操作性も向上させるようにしたカッター機能付き鋏を提供することを課題とする。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたもので、可能な限り簡易な構成でカッター機能を付与できるようにし製造コストを低減できるようにするとともに操作性も向上させるようにしたカッター機能付き鋏を提供することを課題とする。
このような目的を達成するための本考案のカッター機能付き鋏は、請求項1の考案にあっては、一方刃が形成された一方ブレードに一方柄を連設した一方鋏体と、他方刃が形成された他方ブレードに他方柄を連設した他方鋏体とを備え、前記一方ブレードの基端部及び前記他方ブレードの基端部を回動軸により回動可能に軸支し、前記一方柄及び他方柄を開閉させることにより前記一方ブレード及び他方ブレードを開閉させて前記一方刃及び他方刃による鋏切り運動を行わせるとともに、前記一方柄と他方柄との閉位置で前記一方刃の先端部を前記他方刃の先端部から露出させてカッターとして使用可能にしたカッター機能付き鋏であって、
前記一方柄及び他方柄を閉位置から開方向に付勢するスプリングを備え、
前記一方ブレードの基端部及び他方ブレードの基端部の何れかに、前記回動軸が回動可能に軸支される軸受孔と、前記軸受孔に連設され前記閉位置において前記一方鋏体を前記他方鋏体に対して前記一方鋏体の長手方向に沿って後退位置から進出位置に相対的に進出移動可能にする前記回動軸が通過可能な長孔とを形成し、前記一方鋏体の進出位置で前記一方鋏体の一方刃の先端部を前記他方鋏体の他方刃の先端部より突出させて露出させるようにし、
前記一方鋏体の後退位置で前記スプリングの付勢力による前記一方柄及び他方柄の開動作を許容し前記一方鋏体の進出位置で前記スプリングの付勢力による前記一方柄及び他方柄の開動作を阻止するロック機構を備えた構成としている。
前記一方柄及び他方柄を閉位置から開方向に付勢するスプリングを備え、
前記一方ブレードの基端部及び他方ブレードの基端部の何れかに、前記回動軸が回動可能に軸支される軸受孔と、前記軸受孔に連設され前記閉位置において前記一方鋏体を前記他方鋏体に対して前記一方鋏体の長手方向に沿って後退位置から進出位置に相対的に進出移動可能にする前記回動軸が通過可能な長孔とを形成し、前記一方鋏体の進出位置で前記一方鋏体の一方刃の先端部を前記他方鋏体の他方刃の先端部より突出させて露出させるようにし、
前記一方鋏体の後退位置で前記スプリングの付勢力による前記一方柄及び他方柄の開動作を許容し前記一方鋏体の進出位置で前記スプリングの付勢力による前記一方柄及び他方柄の開動作を阻止するロック機構を備えた構成としている。
これにより、鋏として用いるときは、一方鋏体を他方鋏体に対して後退位置に位置させておく。常態時においては、回動軸が軸受孔に軸支され、スプリングの付勢力によって一方柄及び他方柄が閉位置から開方向に付勢され、ロック機構はスプリングの付勢力による一方柄及び他方柄の開動作を許容するので、一方ブレード及び他方ブレードは開かれる。 この状態で、一方柄及び他方柄をスプリングの付勢力に抗して閉じ、スプリングの付勢力により開くことを繰り返すことにより、一方ブレード及び他方ブレードを開閉させて一方刃及び他方刃による鋏切り運動を行わせることができる。
この場合、スプリングの付勢力により一方柄及び他方柄を開いて一方ブレード及び他方ブレードを開くことができるので、開動作を容易に行わせることができ、操作性が極めて良くなる。
この場合、スプリングの付勢力により一方柄及び他方柄を開いて一方ブレード及び他方ブレードを開くことができるので、開動作を容易に行わせることができ、操作性が極めて良くなる。
次に、カッターとして用いるときは、一方柄及び他方柄をスプリングの付勢力に抗して閉じて閉位置に位置させる。この状態で、一方鋏体を他方鋏体に対して進出位置に相対的に進出移動させる。この場合、回動軸を長孔が通過していき、一方鋏体の一方刃の先端部が他方鋏体の他方刃の先端部より突出させられて露出させられる。
また、ロック機構により、スプリングの付勢力による一方柄及び他方柄の開動作が阻止される。そのため、一方柄及び他方柄を把持して、一方鋏体の一方刃の先端部をカッターとして使用することができる。
また、ロック機構により、スプリングの付勢力による一方柄及び他方柄の開動作が阻止される。そのため、一方柄及び他方柄を把持して、一方鋏体の一方刃の先端部をカッターとして使用することができる。
このように、長孔を加工して一方鋏体を他方鋏体に対して進出させる簡易な構成でカッター機能を付与できるようにしたので、構造を極めて簡単にすることができ、製造コストを低減させることがでできる。また、一方鋏体を他方鋏体に対して進出させる簡易な操作でカッター機能を付与できるので、操作性も向上させることができる。
また、請求項2の考案は、前記回動軸を前記一方ブレードの基端部及び他方ブレードの基端部の何れか一方に固定し、前記一方ブレードの基端部及び他方ブレードの基端部の何れか他方に、前記軸受孔及び長孔を形成し、前記回動軸を、前記一方鋏体の進出移動方向に沿う方向の大径部と、前記一方鋏体の進出移動方向に直交する方向の小径部とを備えて構成し、前記軸受孔を、前記大径部が回動可能になる形状に形成し、前記長孔を、前記大径部の通過を阻止し前記小径部の通過を許容する形状に形成した構成としている。
これにより、回動軸が長孔を通過できるのは、一方柄が閉位置にある状態で可能になる。そのため、一方柄及び他方柄の開閉過程では、一方鋏体を他方鋏体に対して進出移動させようとしても回動軸の大径部が長孔に入り込まないので、一方鋏体が進出移動することがなく、その結果、安定した鋏切り運動を行わせることができる。
これにより、回動軸が長孔を通過できるのは、一方柄が閉位置にある状態で可能になる。そのため、一方柄及び他方柄の開閉過程では、一方鋏体を他方鋏体に対して進出移動させようとしても回動軸の大径部が長孔に入り込まないので、一方鋏体が進出移動することがなく、その結果、安定した鋏切り運動を行わせることができる。
更に、請求項3の考案は、前記軸受孔に、前記一方柄及び他方柄の所定の開位置で前記回動軸の小径部に衝止し前記一方柄及び他方柄の開動作を停止させるストッパを形成した構成としている。
これにより、鋏として用いるときにおいて、スプリングの付勢力によって、一方柄及び他方柄は開動作を行うが、所定の開位置で回動軸の小径部がストッパに衝止し、一方柄及び他方柄の開動作が停止させられることから、一方ブレード及び他方ブレードが開きすぎることがなく、そのため、鋏切り運動を円滑に行わせることができる。
これにより、鋏として用いるときにおいて、スプリングの付勢力によって、一方柄及び他方柄は開動作を行うが、所定の開位置で回動軸の小径部がストッパに衝止し、一方柄及び他方柄の開動作が停止させられることから、一方ブレード及び他方ブレードが開きすぎることがなく、そのため、鋏切り運動を円滑に行わせることができる。
更にまた、請求項4の考案は、前記ロック機構を、前記一方柄及び他方柄の何れか一方に設けられる係合部と、前記一方柄及び他方柄の何れか他方に設けられ、前記一方鋏体の進出位置で前記係合部に係合し後退位置で係合が解除される被係合部とを備えて構成している。係合部と被係合部との係合及び係合解除によりロック及びロック解除を行うので、ロック機構の構造を簡易にすることができる。
また、請求項5の考案は、前記一方柄及び他方柄の前記係合部及び被係合部の形成部位を前記閉位置で互いに接合する樹脂で形成し、前記係合部を、前記一方柄及び他方柄の互いに接合する表面に突設された脚部と、前記脚部の先端に略直角に連設されるフックとを備えて構成し、前記被係合部を、前記一方鋏体の後退位置で前記係合部が没入する凹部と、前記凹部に連続し前記一方鋏体の進出過程で前記フックが挿入される凹所と、前記凹所を覆い前記一方鋏体の進出過程で前記フックと前記フックに対面する表面とで挾持される板部とを備えて構成している。ロック機構の構造を簡易にすることができるとともに、ロックを確実に行うことができる。
更に、請求項6の考案は、前記一方柄及び他方柄の互いに対面する何れか一方の表面に凸部を設け、前記一方柄及び他方柄の互いに対面する何れか他方の表面に前記一方鋏体の後退位置及び進出位置間で前記凸部をガイドするガイド凹部を設けた構成としている。これにより、一方鋏体の進出過程で、凸部がガイド凹部にガイドされるので、進出移動をぐらつくことなく円滑に行うことができる。
更にまた、請求項7の考案は、前記スプリングを、線状のばね部材で形成され、前記回動軸の前記一方ブレードの基端部及び他方ブレードの基端部の何れか一方の外側端部に巻回される支持部と、前記支持部から開方向に付勢された一対のアーム部とを備えて構成し、前記一方のアーム部の先端部を前記一方柄の回動軸側に形成した一方首部に長手方向に沿って移動可能に巻回し、前記他方のアーム部の先端部を前記他方柄の回動軸側に形成した他方首部に長手方向に沿って移動可能に巻回した構成としている。これにより、一方のアーム部の先端部が一方首部に長手方向に沿って移動可能になっており、他方のアーム部の先端部が他方首部に長手方向に沿って移動可能になっているので、一方鋏体の進出過程で、一方鋏体と他方鋏体とが相対的に進出方向にずれても、スプリングに無理な力がかかることがなく、動作を円滑に行わせることができる。
また、請求項8の考案は、前記一方柄と他方柄との閉位置で、前記一方ブレード及び他方ブレードを覆う鞘を備えた構成としている。スプリングの付勢力によって一方ブレード及び他方ブレードが開こうとしても鞘で抑えられるので、本鋏の非使用時において、本鋏をコンパクトにしておくことができる。
本考案のカッター機能付き鋏は、請求項1の考案にあっては、一方ブレードの基端部及び他方ブレードの基端部の何れかに、回動軸が回動可能に軸支される軸受孔と、軸受孔に連設され閉位置において一方鋏体を他方鋏体に対して一方鋏体の長手方向に沿って後退位置から進出位置に相対的に進出移動可能にする回動軸が通過可能な長孔とを形成し、一方鋏体の進出位置で一方鋏体の一方刃の先端部を他方鋏体の他方刃の先端部より突出させて露出させるようにしたので、長孔を加工して一方鋏体を他方鋏体に対して進出させる簡易な構成でカッター機能を付与できるようになることから、構造を極めて簡単にすることができ、製造コストを低減させることがでできる。また、一方鋏体を他方鋏体に対して進出させる簡易な操作でカッター機能を付与できるので、操作性も向上させることができる。
また、請求項2の考案にあっては、回動軸を、一方鋏体の進出移動方向に沿う方向の大径部と、一方鋏体の進出移動方向に直交する方向の小径部とを備えて構成し、軸受孔を、大径部が回動可能になる形状に形成し、長孔を、大径部の通過を阻止し小径部の通過を許容する形状に形成したので、回動軸が長孔を通過できるのは、一方柄が閉位置にある状態で可能になる。
そのため、一方柄及び他方柄の開閉過程では、一方鋏体を他方鋏体に対して進出移動させようとしても回動軸の大径部が長孔に入り込まないので、一方鋏体が進出移動することがなく、その結果、安定した鋏切り運動を行わせることができる。
そのため、一方柄及び他方柄の開閉過程では、一方鋏体を他方鋏体に対して進出移動させようとしても回動軸の大径部が長孔に入り込まないので、一方鋏体が進出移動することがなく、その結果、安定した鋏切り運動を行わせることができる。
更に、請求項3の考案にあっては、軸受孔に、一方柄及び他方柄の所定の開位置で回動軸の小径部に衝止し一方柄及び他方柄の開動作を停止させるストッパを形成したので、鋏として用いるときにおいて、スプリングの付勢力によって、一方柄及び他方柄は開動作を行うが、所定の開位置で回動軸の小径部がストッパに衝止し、一方柄及び他方柄の開動作が停止させられることから、一方ブレード及び他方ブレードが開きすぎることがなく、そのため、鋏切り運動を円滑に行わせることができる。
更にまた、請求項4の考案にあっては、係合部と被係合部との係合及び係合解除によりロック及びロック解除を行うようにしたので、ロック機構の構造を簡易にすることができる。
また、請求項5の考案にあっては、一方柄及び他方柄の係合部及び被係合部の形成部位を閉位置で互いに接合する樹脂で形成し、係合部を、脚部とフックとを備えて構成し、被係合部を、一方鋏体の後退位置で係合部が没入する凹部と、一方鋏体の進出過程でフックが挿入される凹所と、一方鋏体の進出過程でフックとフックに対面する表面とで挾持される板部とを備えて構成したので、ロック機構の構造を簡易にすることができるとともに、ロックを確実に行うことができる。
更に、請求項6の考案にあっては、一方柄及び他方柄の互いに対面する何れか一方の表面に凸部を設け、何れか他方の表面に凸部をガイドするガイド凹部を設けたので、一方鋏体の進出過程で、凸部がガイド凹部にガイドされることから、進出移動をぐらつくことなく円滑に行うことができる。
更にまた、請求項7の考案にあっては、スプリングを、線状のばね部材で一体形成され、回動軸に巻回される支持部と、支持部から開方向に付勢された一対のアーム部とを備えて構成し、一方のアーム部の先端部を一方柄の回動軸側に形成した一方首部に長手方向に沿って移動可能に巻回し、他方のアーム部の先端部を他方柄の回動軸側に形成した他方首部に長手方向に沿って移動可能に巻回したので、一方鋏体の進出過程で、一方鋏体と他方鋏体とが相対的に進出方向にずれても、スプリングに無理な力がかかることがなく、動作を円滑に行わせることができる。
また、請求項8の考案にあっては、一方柄と他方柄との閉位置で、一方ブレード及び他方ブレードを覆う鞘を備えたので、スプリングの付勢力によって一方ブレード及び他方ブレードが開こうとしても鞘で抑えられることから、本鋏の非使用時において、本鋏をコンパクトにしておくことができる。
以下、添付図面に基づいて、本考案の実施の形態に係るカッター機能付き鋏について詳細に説明する。
図1乃至図5に示すように、本考案の実施の形態に係るカッター機能付き鋏Sは、一方刃11が形成された一方ブレード12に一方柄13を連設した一方鋏体10と、他方刃21が形成された他方ブレード22に他方柄23を連設した他方鋏体24とを備えて構成されている。
一方ブレード12及び他方ブレード22は、例えば、ステンレスなどの金属製の板状に形成されている。一方ブレード12の基端部14及び他方ブレード22の基端部24は、回動軸30により回動可能に軸支されている。一方柄13は、断面略矩形状で棒状の樹脂製本体15と、本体15が設けられ一方ブレード12の基端部14から一体に延びる棒状の金属製の一方首部16とから構成されている。
他方柄23は、断面略矩形状で棒状の樹脂製本体25と、本体25が設けられ他方ブレード22の基端部24から一体に延びる棒状の金属製の他方首部26とから構成されている。
図1乃至図5に示すように、本考案の実施の形態に係るカッター機能付き鋏Sは、一方刃11が形成された一方ブレード12に一方柄13を連設した一方鋏体10と、他方刃21が形成された他方ブレード22に他方柄23を連設した他方鋏体24とを備えて構成されている。
一方ブレード12及び他方ブレード22は、例えば、ステンレスなどの金属製の板状に形成されている。一方ブレード12の基端部14及び他方ブレード22の基端部24は、回動軸30により回動可能に軸支されている。一方柄13は、断面略矩形状で棒状の樹脂製本体15と、本体15が設けられ一方ブレード12の基端部14から一体に延びる棒状の金属製の一方首部16とから構成されている。
他方柄23は、断面略矩形状で棒状の樹脂製本体25と、本体25が設けられ他方ブレード22の基端部24から一体に延びる棒状の金属製の他方首部26とから構成されている。
そして、本考案の実施の形態に係るカッター機能付き鋏Sは、一方柄13及び他方柄23を開閉させることにより一方ブレード12及び他方ブレード22を開閉させて一方刃11及び他方刃21による鋏切り運動を行わせるとともに、一方柄13と他方柄23との閉位置Xで一方刃11の先端部17を他方刃21の先端部27から露出させてカッター刃C(図4)とし、カッターとして使用可能にしてある。
詳しくは、回動軸30は、その一端31が、一方ブレード12の基端部14及び他方ブレード22の基端部24の何れか一方(実施の形態では一方ブレード12の基端部14)にカシメにより固定されている。また、一方ブレード12の基端部14及び他方ブレード22の基端部24の何れか他方(実施の形態では他方ブレード22の基端部24)に、回動軸30が回動可能に軸支される軸受孔33と、軸受孔33に連設され閉位置Xにおいて一方鋏体10を他方鋏体24に対して一方鋏体10の長手方向に沿って後退位置R1(図2)から進出位置R2(図4)に相対的に進出移動可能にする回動軸30が通過可能な長孔34とが形成されている。
これにより、一方鋏体10の進出位置R2で一方鋏体10の一方刃11の先端部17が他方鋏体24の他方刃21の先端部27より突出させて露出させられる。この一方刃11の先端部17がカッター刃Cとして機能させられる。
これにより、一方鋏体10の進出位置R2で一方鋏体10の一方刃11の先端部17が他方鋏体24の他方刃21の先端部27より突出させて露出させられる。この一方刃11の先端部17がカッター刃Cとして機能させられる。
回動軸30は、図5に示すように、一方鋏体10の進出移動方向に沿う方向の大径部35と、一方鋏体10の進出移動方向に直交する方向の小径部36とを備えて構成されている。そして、軸受孔33は、大径部35が回動可能になる形状に形成され、長孔34は、大径部35の通過を阻止し小径部36の通過を許容する形状に形成されている。
また、軸受孔33には、一方柄13及び他方柄23の所定の開位置で回動軸30の小径部36に衝止し一方柄13及び他方柄23の開動作を停止させるストッパ37が形成されている。例えば、一方柄13及び他方柄23の最大開度θ(一方刃11と他方刃21との最大開度)が65°〜75°程度に設定されている。
更に、実施の形態に係るカッター機能付き鋏Sは、一方柄13及び他方柄23を閉位置Xから開方向に付勢するスプリング40を備えて構成されている。スプリング40は、線状のばね部材で一体形成され、回動軸30の一方ブレード12の基端部14及び他方ブレード22の基端部24の何れか一方(実施の形態では他方ブレード22の基端部24)の外側端部に巻回される支持部41と、支持部41から開方向に付勢された一対のアーム部42,43とを備えて構成されている。
支持部41は、回動軸30の他端に設けられた大径の頭部32によって抜け止めされている。一方のアーム部42の先端部44は、一方柄13の回動軸30側に形成した一方首部16に長手方向に沿って移動可能に巻回され、他方のアーム部43の先端部45は、他方柄23の回動軸30側に形成した他方首部26に長手方向に沿って移動可能に巻回されている。
支持部41は、回動軸30の他端に設けられた大径の頭部32によって抜け止めされている。一方のアーム部42の先端部44は、一方柄13の回動軸30側に形成した一方首部16に長手方向に沿って移動可能に巻回され、他方のアーム部43の先端部45は、他方柄23の回動軸30側に形成した他方首部26に長手方向に沿って移動可能に巻回されている。
更にまた、実施の形態に係るカッター機能付き鋏Sは、一方鋏体10の後退位置R1でスプリング40の付勢力による一方柄13及び他方柄23の開動作を許容し、一方鋏体10の進出位置R2でスプリング40の付勢力による一方柄13及び他方柄23の開動作を阻止するロック機構50が備えられている。
このロック機構50は、一方柄13及び他方柄23の何れか一方(実施の形態では他方柄23)に設けられる係合部51と、一方柄13及び他方柄23の何れか他方(実施の形態では一方柄13)に設けられ、一方鋏体10の進出位置R2で係合部51に係合し後退位置R1で係合が解除される被係合部52とを備えて構成されている。係合部51の形成部位は他方柄23の樹脂製本体25に形成され、被係合部52の形成部位は一方柄13の樹脂製本体15に形成されている。
このロック機構50は、一方柄13及び他方柄23の何れか一方(実施の形態では他方柄23)に設けられる係合部51と、一方柄13及び他方柄23の何れか他方(実施の形態では一方柄13)に設けられ、一方鋏体10の進出位置R2で係合部51に係合し後退位置R1で係合が解除される被係合部52とを備えて構成されている。係合部51の形成部位は他方柄23の樹脂製本体25に形成され、被係合部52の形成部位は一方柄13の樹脂製本体15に形成されている。
詳しくは、係合部51は、一方柄13及び他方柄23の互いに対面する何れか一方の表面(実施の形態では他方柄23の表面)に突設された脚部53と、脚部53の先端に略直角に連設されるフック54とを備えて構成されている。被係合部52は、一方鋏体10の後退位置R1で係合部51が没入する凹部55と、凹部55に連続し一方鋏体10の進出過程でフック54が挿入される凹所56と、凹所56を覆い一方鋏体10の進出過程でフック54とフック54に対面する表面とで挾持される板部57とを備えて構成されている。
係合部51と被係合部52との係合及び係合解除によりロック及びロック解除を行うので、ロック機構50の構造を簡易にすることができるとともに、ロックを確実に行うことができる。
係合部51と被係合部52との係合及び係合解除によりロック及びロック解除を行うので、ロック機構50の構造を簡易にすることができるとともに、ロックを確実に行うことができる。
また、一方柄13及び他方柄23の互いに対面する何れか一方(実施の形態では他方柄23)の本体25の表面には、凸部60が設けられ、一方柄13及び他方柄23の互いに対面する何れか他方(実施の形態では一方柄13)の本体15の表面には、一方鋏体10の後退位置R1及び進出位置R2間で凸部60をガイドするガイド凹部61が設けられている。
そしてまた、実施の形態に係るカッター機能付き鋏Sには、一方柄13と他方柄23との閉位置Xで、一方ブレード12及び他方ブレード22を覆う樹脂製の鞘70が備えられている。
従って、実施の形態に係るカッター機能付き鋏Sを使用するときは、鞘70を外して、以下のように用いる。
先ず、鋏として用いるときは、一方鋏体10を他方鋏体24に対して後退位置R1に位置させておく。常態時においては、図3に示すように、回動軸30が軸受孔33に軸支され、スプリング40の付勢力によって一方柄13及び他方柄23が閉位置Xから開方向に付勢され、ロック機構50はスプリング40の付勢力による一方柄13及び他方柄23の開動作を許容するので、一方ブレード12及び他方ブレード22は開かれる。
この状態で、一方柄13及び他方柄23をスプリング40の付勢力に抗して閉じ、スプリング40の付勢力により開くことを繰り返すことにより、一方ブレード12及び他方ブレード22を開閉させて一方刃11及び他方刃21による鋏切り運動を行わせることができる。この場合、スプリング40の付勢力により一方柄13及び他方柄23を開いて一方ブレード12及び他方ブレード22を開くことができるので、開動作を容易に行わせることができ、操作性が極めて良くなる。
先ず、鋏として用いるときは、一方鋏体10を他方鋏体24に対して後退位置R1に位置させておく。常態時においては、図3に示すように、回動軸30が軸受孔33に軸支され、スプリング40の付勢力によって一方柄13及び他方柄23が閉位置Xから開方向に付勢され、ロック機構50はスプリング40の付勢力による一方柄13及び他方柄23の開動作を許容するので、一方ブレード12及び他方ブレード22は開かれる。
この状態で、一方柄13及び他方柄23をスプリング40の付勢力に抗して閉じ、スプリング40の付勢力により開くことを繰り返すことにより、一方ブレード12及び他方ブレード22を開閉させて一方刃11及び他方刃21による鋏切り運動を行わせることができる。この場合、スプリング40の付勢力により一方柄13及び他方柄23を開いて一方ブレード12及び他方ブレード22を開くことができるので、開動作を容易に行わせることができ、操作性が極めて良くなる。
また、この場合、回動軸30を、一方鋏体10の進出移動方向に沿う方向の大径部35と、一方鋏体10の進出移動方向に直交する方向の小径部36とを備えて構成し、軸受孔33を、大径部35が回動可能になる形状に形成し、長孔34を、大径部35の通過を阻止し小径部36の通過を許容する形状に形成したので、図5(a)(c)に示すように、回動軸30が長孔34を通過できるのは、一方柄13が閉位置Xにある状態で可能になる。
そのため、一方柄13及び他方柄23の開閉過程(図5(b))では、一方鋏体10を他方鋏体24に対して進出移動させようとしても回動軸30の大径部35が長孔34に入り込まないので、一方鋏体10が進出移動することがなく、その結果、安定した鋏切り運動を行わせることができる。
そのため、一方柄13及び他方柄23の開閉過程(図5(b))では、一方鋏体10を他方鋏体24に対して進出移動させようとしても回動軸30の大径部35が長孔34に入り込まないので、一方鋏体10が進出移動することがなく、その結果、安定した鋏切り運動を行わせることができる。
更に、スプリング40の付勢力によって、一方柄13及び他方柄23は開動作を行うが、図5(b)に示すように、所定の開位置で回動軸30の小径部36がストッパ37に衝止し、一方柄13及び他方柄23の開動作が停止させられることから、一方ブレード12及び他方ブレード22が開きすぎることがなく、そのため、鋏切り運動を円滑に行わせることができる。
次に、カッターとして用いるときは、一方柄13及び他方柄23をスプリング40の付勢力に抗して閉じて閉位置Xに位置させる(図2の鞘70のない状態)。この状態で、図4に示すように、一方鋏体10を他方鋏体24に対して進出位置R2に相対的に進出移動させる。この場合、回動軸30を長孔34が通過していき、一方鋏体10の一方刃11の先端部17が他方鋏体24の他方刃21の先端部27より突出させられて露出させられ、カッター刃Cとなる。この場合、一方鋏体10の進出過程で、凸部60がガイド凹部61にガイドされることから、進出移動をぐらつくことなく円滑に行うことができる。
また、スプリング40を、線状のばね部材で一体形成され、回動軸30に巻回される支持部41と、支持部41から開方向に付勢された一対のアーム部42,43とを備えて構成し、一方のアーム部42の先端部44を一方柄13の回動軸30側に形成した一方首部16に長手方向に沿って移動可能に巻回し、他方のアーム部43の先端部45を他方柄23の回動軸30側に形成した他方首部26に長手方向に沿って移動可能に巻回したので、一方鋏体10の進出過程で、一方鋏体10と他方鋏体24とが相対的に進出方向にずれても、スプリング40に無理な力がかかることがなく、動作を円滑に行わせることができる。
更に、ロック機構50により、スプリング40の付勢力による一方柄13及び他方柄23の開動作が阻止される。この場合、一方柄13及び他方柄23の係合部51及び被係合部52の形成部位を閉位置Xで互いに接合する樹脂で形成し、係合部51を、脚部53とフック54とを備えて構成し、被係合部52を、一方鋏体10の後退位置R1で係合部51が没入する凹部55と、一方鋏体10の進出過程でフック54が挿入される凹所56と、一方鋏体10の進出過程でフック54とフック54に対面する表面とで挾持される板部57とを備えて構成したので、ロック機構50の構造を簡易にすることができるとともに、ロックを確実に行うことができる。
そして、この状態において、一方柄13及び他方柄23を把持して、一方鋏体10の一方刃11の先端部17をカッター刃Cとして使用する。このように、長孔34を加工して一方鋏体10を他方鋏体24に対して進出させる簡易な構成でカッター機能を付与できるようにしたので、構造を極めて簡単にすることができ、製造コストを低減させることがでできる。また、一方鋏体10を他方鋏体24に対して進出させる簡易な操作でカッター機能を付与できるので、操作性も向上させることができる。
また、実施の形態に係るカッター機能付き鋏Sを使用しないときは、図2に示すように、鞘70を被せる。この場合、一方柄13と他方柄23との閉位置Xで、一方ブレード12及び他方ブレード22を鞘70で覆う。スプリング40の付勢力によって一方ブレード12及び他方ブレード22が開こうとしても鞘70で抑えられることから、本鋏をコンパクトにしておくことができる。
尚、前記実施の形態では、回動軸30の一端を一方ブレード12の基端部14にカシメにより固定し、他方ブレード22の基端部24に、軸受孔33と、軸受孔33に連設され閉位置Xにおいて一方鋏体10を他方鋏体24に対して一方鋏体10の長手方向に沿って後退位置R1から進出位置R2に相対的に進出移動可能にする回動軸30が通過可能な長孔34とを形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、図6に示すように、回動軸30の一端31を他方ブレード22の基端部24にカシメにより固定し、一方ブレード12の基端部14に、軸受孔33と、軸受孔33に連設され閉位置Xにおいて一方鋏体10を他方鋏体24に対して一方鋏体10の長手方向に沿って後退位置R1から進出位置R2に相対的に進出移動可能にする回動軸30が通過可能な長孔34とを形成してもよく、適宜変更して差支えない。
本考案は、上述した実施の形態に限定されず、当業者は、本考案の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施の形態に多くの変更を加えることが容易であり、これらの多くの変更は本考案の範囲に含まれる。
S カッター機能付き鋏
10 一方鋏体
11 一方刃
12 一方ブレード
13 一方柄
14 基端部
15 本体
16 一方首部
17 先端部
C カッター刃
20 他方鋏体
21 他方刃
22 他方ブレード
23 他方柄
24 基端部
25 本体
26 他方首部
27 先端部
X 閉位置
30 回動軸
31 一端
32 頭部
33 軸受孔
34 長孔
35 大径部
36 小径部
37 ストッパ
40 スプリング
41 支持部
42,43 アーム部
44,45 先端部
R1 後退位置
R2 進出位置
50 ロック機構
51 係合部
52 被係合部
53 脚部
54 フック
55 凹部
56 凹所
57 板部
60 凸部
61 ガイド凹部
70 鞘
10 一方鋏体
11 一方刃
12 一方ブレード
13 一方柄
14 基端部
15 本体
16 一方首部
17 先端部
C カッター刃
20 他方鋏体
21 他方刃
22 他方ブレード
23 他方柄
24 基端部
25 本体
26 他方首部
27 先端部
X 閉位置
30 回動軸
31 一端
32 頭部
33 軸受孔
34 長孔
35 大径部
36 小径部
37 ストッパ
40 スプリング
41 支持部
42,43 アーム部
44,45 先端部
R1 後退位置
R2 進出位置
50 ロック機構
51 係合部
52 被係合部
53 脚部
54 フック
55 凹部
56 凹所
57 板部
60 凸部
61 ガイド凹部
70 鞘
Claims (8)
- 一方刃が形成された一方ブレードに一方柄を連設した一方鋏体と、他方刃が形成された他方ブレードに他方柄を連設した他方鋏体とを備え、前記一方ブレードの基端部及び前記他方ブレードの基端部を回動軸により回動可能に軸支し、前記一方柄及び他方柄を開閉させることにより前記一方ブレード及び他方ブレードを開閉させて前記一方刃及び他方刃による鋏切り運動を行わせるとともに、前記一方柄と他方柄との閉位置で前記一方刃の先端部を前記他方刃の先端部から露出させてカッターとして使用可能にしたカッター機能付き鋏であって、
前記一方柄及び他方柄を閉位置から開方向に付勢するスプリングを備え、
前記一方ブレードの基端部及び他方ブレードの基端部の何れかに、前記回動軸が回動可能に軸支される軸受孔と、前記軸受孔に連設され前記閉位置において前記一方鋏体を前記他方鋏体に対して前記一方鋏体の長手方向に沿って後退位置から進出位置に相対的に進出移動可能にする前記回動軸が通過可能な長孔とを形成し、前記一方鋏体の進出位置で前記一方鋏体の一方刃の先端部を前記他方鋏体の他方刃の先端部より突出させて露出させるようにし、
前記一方鋏体の後退位置で前記スプリングの付勢力による前記一方柄及び他方柄の開動作を許容し前記一方鋏体の進出位置で前記スプリングの付勢力による前記一方柄及び他方柄の開動作を阻止するロック機構を備えたことを特徴とするカッター機能付き鋏。 - 前記回動軸を前記一方ブレードの基端部及び他方ブレードの基端部の何れか一方に固定し、前記一方ブレードの基端部及び他方ブレードの基端部の何れか他方に、前記軸受孔及び長孔を形成し、前記回動軸を、前記一方鋏体の進出移動方向に沿う方向の大径部と、前記一方鋏体の進出移動方向に直交する方向の小径部とを備えて構成し、前記軸受孔を、前記大径部が回動可能になる形状に形成し、前記長孔を、前記大径部の通過を阻止し前記小径部の通過を許容する形状に形成したことを特徴とする請求項1記載のカッター機能付き鋏。
- 前記軸受孔に、前記一方柄及び他方柄の所定の開位置で前記回動軸の小径部に衝止し前記一方柄及び他方柄の開動作を停止させるストッパを形成したことを特徴とする請求項2記載のカッター機能付き鋏。
- 前記ロック機構を、前記一方柄及び他方柄の何れか一方に設けられる係合部と、前記一方柄及び他方柄の何れか他方に設けられ、前記一方鋏体の進出位置で前記係合部に係合し後退位置で係合が解除される被係合部とを備えて構成したことを特徴とする請求項1に記載のカッター機能付き鋏。
- 前記一方柄及び他方柄の前記係合部及び被係合部の形成部位を前記閉位置で互いに接合する樹脂で形成し、前記係合部を、前記一方柄及び他方柄の互いに接合する表面に突設された脚部と、前記脚部の先端に略直角に連設されるフックとを備えて構成し、前記被係合部を、前記一方鋏体の後退位置で前記係合部が没入する凹部と、前記凹部に連続し前記一方鋏体の進出過程で前記フックが挿入される凹所と、前記凹所を覆い前記一方鋏体の進出過程で前記フックと前記フックに対面する表面とで挾持される板部とを備えて構成したことを特徴とする請求項4記載のカッター機能付き鋏。
- 前記一方柄及び他方柄の互いに対面する何れか一方の表面に凸部を設け、前記一方柄及び他方柄の互いに対面する何れか他方の表面に前記一方鋏体の後退位置及び進出位置間で前記凸部をガイドするガイド凹部を設けたことを特徴とする請求項5記載のカッター機能付き鋏。
- 前記スプリングを、線状のばね部材で一体形成され、前記回動軸の前記一方ブレードの基端部及び他方ブレードの基端部の何れか一方の外側端部に巻回される支持部と、前記支持部から開方向に付勢された一対のアーム部とを備えて構成し、前記一方のアーム部の先端部を前記一方柄の回動軸側に形成した一方首部に長手方向に沿って移動可能に巻回し、前記他方のアーム部の先端部を前記他方柄の回動軸側に形成した他方首部に長手方向に沿って移動可能に巻回したことを特徴とする請求項1に記載のカッター機能付き鋏。
- 前記一方柄と他方柄との閉位置で、前記一方ブレード及び他方ブレードを覆う鞘を備えたことを特徴とする請求項1に記載のカッター機能付き鋏。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003861U JP3224490U (ja) | 2019-10-10 | 2019-10-10 | カッター機能付き鋏 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019003861U JP3224490U (ja) | 2019-10-10 | 2019-10-10 | カッター機能付き鋏 |
Publications (1)
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ID=68917070
Family Applications (1)
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JP2019003861U Active JP3224490U (ja) | 2019-10-10 | 2019-10-10 | カッター機能付き鋏 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3224490U (ja) |
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2019
- 2019-10-10 JP JP2019003861U patent/JP3224490U/ja active Active
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