JP3224458U - 枚葉紙綴じ具および枚葉紙綴じ具を用いたサブノート - Google Patents

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Abstract

【課題】一般的な手帳等にも装着することができる枚葉紙綴じ具を提供する。【解決手段】枚葉紙綴じ具1は、長尺の本体11と、本体11に支持され、複数の枚葉紙Pの同一の縁辺近傍を保持する保持部12と、本体11に支持され、他の冊子の一部分に係止される係止部14とを備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、複数の枚葉紙を綴る枚葉紙綴じ具と、その枚葉紙綴じ具を用いたサブノートに関する。
従来、複数の枚葉紙を綴る際にバインダー等が使用されている。このようなバインダーとしては、表表紙と裏表紙とを備え、それらを開いた内側に綴じリングを備えたものが知られている。このバインダーでは、枚葉紙の綴じリングに対応する位置に孔を形成し、その孔に綴じリングを挿通することにより枚葉紙を綴ることができる。
しかしながら、複数の枚葉紙を綴る際には、各々の枚葉紙の孔の位置を合わせた状態で綴じリングを挿通する必要があり、多くの枚葉紙を綴る際には非常に手間がかかる。また、綴じられた枚葉紙を他のバインダーに綴じ直すような場合、特に、枚数が多い場合には、綴じリングからの取り外しおよび綴じリングの挿通の際に、小分けにする必要があり、非常に手間がかかる。
このような課題を解決するために、複数の枚葉紙を予め綴じておく綴じ具が提案されている。特許文献1の綴じ具は、管状の綴じ具本体と、その両端部に設けられたフック部材を備えている。枚葉紙にはコイル状の綴り部材が取り付けられており、その綴り部材にフック部材を係止することにより、枚葉紙を綴じている。一方、この綴じ具を装着する手帳は、表装部材の折返し背部の内側に筒袋状の装着部が設けられており、この装着部に綴じ具本体を挿入することにより、手帳に対して綴じ具を固定することができる。
特許文献2の綴じ具(ファイル取付用補助具)は、綴る枚葉紙よりも大きな長尺の本体を備え、本体には、長手方向に沿うスリットと、バインダーの綴じリングの位置に対応する孔部と、が形成されている。枚葉紙は2つ折りにされた状態で一方の端部からスリットに挿入され、折り返し部分がスリットの端面に当接する状態で綴じられる。この状態で孔部に綴じリングを挿通することにより、枚葉紙をバインダーに綴ることができる。
特許文献3の綴じ具(補助綴じ具)は、長尺板状に形成され、綴じリングに対応する綴じ込み孔が形成されている。また、両端部には固定クリップと可動クリップとが備えられている。枚葉紙は固定クリップと可動クリップとによって挟持固定された状態で、綴じ込み孔に綴じリングを挿通することによりバインダーに綴じられる。
特許文献4では、複数の枚葉紙等を綴る綴じ具に嵌め具を備え、一方のバインダーには綴じ具の嵌め具を嵌め込む嵌め具を備えている。これにより、複数の枚葉紙等を綴じた状態の綴じ具の嵌め具をバインダーの嵌め具に嵌め込むことにより、複数の枚葉紙等をバインダーに綴ることができる。
特開2002−019358号公報 特開2002−337492号公報 特開2007−223068号公報 特開2016−124201号公報
上述した特許文献に開示された綴じ具では、複数の枚葉紙等を綴じた状態でバインダー等に着脱することができるため、多くの枚葉紙を綴じたり、他のバインダーに綴じ直したりする際の手間を低減することができる。しかしながら、特許文献2,3の綴じ具では、バインダーに綴じリングが設けられていることが前提であるため、綴じリングを備えていないバインダー等には用いることができない。また、特許文献1,4の綴じ具では、バインダー等に筒袋状の装着部や嵌め具を設ける必要があり、それらを備えないバインダー等に装着することができない。すなわち、これらの特許文献に開示された綴じ具は、装着するバインダー等が限定される。
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、一般的な手帳等にも装着することができる枚葉紙綴じ具を提供することにある。
上記課題を解決するための枚葉紙綴じ具は、長尺の本体と、前記本体に支持され、複数の枚葉紙の同一の縁辺近傍を保持する保持部と、前記本体に支持され、他の冊子の一部分に係止される係止部と、を備えている。
この構成では、複数の枚葉紙は、保持部によって保持された状態のまま係止部によって他の冊子に係止させることができる。これにより、複数の枚葉紙を綴じられた状態のまま、冊子への着脱等を行うことができる。
このような係止部としては様々な構成を採用することができるが、本考案に係る枚葉紙綴じ具の好適な実施形態の一つでは、前記係止部は、前記本体の両端部から延びる弾性紐状体、または、前記本体の第1側の端部近傍から延出し、前記本体との間に間隙が形成されるように当該本体の長手方向に延びる棒状体である。
係止部として弾性紐状体を採用した場合には、冊子に対する枚葉紙綴じ具の着脱が容易となり、また、弾性紐状体の弾性により冊子に確実に係止させることができる。一方、係止部として棒状体を採用した場合には、この係止部はペンクリップのような形状となり、冊子に対する着脱が容易となる。
本考案に係る枚葉紙綴じ具の好適な実施形態の一つでは、前記係止部は前記棒状体であり、前記本体の前記第1側とは反対の第2側の端部近傍に着脱可能な端部部材を備え、前記端部部材は、前記棒状体の前記第2側の端部が前記本体から離間方向に移動するのを規制する規制部を備えている。
この構成では、端部部材によって棒状体の自由端が本体から離間することが規制されるため、本体と棒状体とによって冊子が挟持され、枚葉紙綴じ具を冊子に確実に係止させることができる。
本考案に係る枚葉紙綴じ具の好適な実施形態の一つでは、前記係止部は前記棒状体であり、前記棒状体は、前記本体の長手方向の軸心回りの位置が変更可能に設けられている。
係止部として棒状体を採用した枚葉紙綴じ具を冊子に挟み込む場合には、通常、棒状体は背表紙に当接させる。しかしながら、挟み込む位置が表表紙や裏表紙に近いページ位置の場合に棒状体を背表紙に当接させることは困難であり、この場合、表表紙や背表紙を少し変形させて棒状体を当接させることになる。一方、上述の構成では、棒状体の姿勢が本体の長手方向の軸心回りに変更可能になっているため、枚葉紙綴じ具を挟み込む冊子のページ位置に応じて棒状体の姿勢を変更することができる。これにより、冊子を変形させることなく棒状体を表表紙や裏表紙等の適切な位置に当接させることができる。
本考案に係る枚葉紙綴じ具の好適な実施形態の一つでは、前記本体の前記保持部が設けられた側と反対側に、前記本体の厚みよりも薄く、前記本体の幅よりも大きな幅を持つスペーサを備えている。
枚葉紙綴じ具の厚みは綴ることができる枚葉紙の枚数によって変化するため、多くの枚葉紙を綴ることができる枚葉紙綴じ具は当然厚みが大きくなる。このような枚葉紙綴じ具を冊子に挟み込むと、本体が冊子の綴じ目近傍に位置する。この状態で冊子を閉じると、綴じ目に対して押し広げる力が作用し、冊子が変形するおそれがある。一方、上述の構成では、本体よりも薄いスペーサによって本体が冊子の綴じ目から離間させられる。これにより、綴じ目に作用する押し広げる力を小さくすることができ、冊子の変形を抑制することができる。
本考案は、上述したいずれかの枚葉紙綴じ具を用いたサブノートをも権利範囲としており、そのようなサブノートは、上述したいずれかの枚葉紙綴じ具と、前記綴じ具によって綴じられた複数の枚葉紙と、を備え、前記枚葉紙には、複数年における同一月日の記入欄が形成されている。このようなサブノートも上述の枚葉紙綴じ具と同様に作用効果を奏する。
実施例1における(a)枚葉紙を綴る前の枚葉紙綴じ具の斜視図であり、(b)枚葉紙を綴じた状態の枚葉紙綴じ具の斜視図である。 実施例1における枚葉紙綴じ具を用いたサブノートを冊子に装着した状態を示す図である。 枚葉紙の例を示す図である。 実施例2における(a)枚葉紙綴じ具の斜視図であり、(b)変形例の枚葉紙綴じ具の斜視図である。 実施例3における(a)枚葉紙綴じ具の平面図であり、(b),(c)枚葉紙綴じ具の斜視図である。 実施例4における枚葉紙綴じ具の斜視図である。 実施例4の変形例における枚葉紙綴じ具の上端部近傍の斜視図である。 実施例5における(a)枚葉紙綴じ具斜視図であり、(b)この枚葉紙綴じ具を用いたサブノートを冊子に装着した状態を示す図である。
以下に図面を用いて、本考案に係る枚葉紙綴じ具およびサブノートの実施形態を説明する。図1(a)は本実施例における枚葉紙綴じ具と枚葉紙の束の斜視図であり、図1(b)は枚葉紙を綴じた(保持した)状態の枚葉紙綴じ具の斜視図である。なお、本考案における厚み方向とは枚葉紙を固定した状態の枚葉紙の積層方向をいう。また、本考案における、高さとは本体11(後述)の長手方向に沿う長さであり、幅とは保持片12(後述)の突出方向に沿う長さをいう。
本実施例における枚葉紙綴じ具1は、本体11と、一対の保持片12と、紐状体14(本考案における係止部、弾性紐状体の例)と、を備えている。本体11は長尺の棒状部材であり、本実施例では平面視形状を五角形としている。具体的には、5つの内角のうち、2つが直角、2つが鈍角、1つが鋭角である線対称な五角形である。なお、以下の説明では鋭角側を先端または前、その反対側を後端または後ろと称する。
保持片12は、板状部材であり、本体11の後端面から後方に立設されている。本実施例では、保持片12の高さは、本体11と同じである。また、一対の保持片12は厚み方向に間隙が形成されるように配置されている。そのため、本体11と一対の保持片12とは、平面視において、後方が開口する略コの字状を形成する。本実施例では、一対の保持片12が本考案における保持部に相当する。なお、この間隙の厚み方向の長さ(以下、開口幅と称する)は、綴る枚葉紙Pの厚さに応じて適宜変更が可能である。
本実施例では、本体11と保持片12とは樹脂により一体成型されている。当然ながら、他の素材を用いても構わないし、本体11と保持片12とを別体で成型した後に固定しても構わない。
本体11には上下方向(長手方向)に貫通する挿通孔13が形成されている。この挿通孔13は後述する紐状体14を挿通するためのものであるため、挿通孔13の直径は紐状体14の直径よりも若干大きくすることが好ましい。
紐状体14は弾性を有する、例えば、ゴム紐等を用いることができ、本実施例では環状に形成されている。具体的には、紐状体14の一方の端部を挿通孔13の一方の端部から挿入し、挿通孔13の他方の端部から引き出し、その後、両端部を接合等して環状とする。これにより、紐状体14は本体11に支持された状態となる。紐状体14の長さは適宜変更可能であるが、後述するように、紐状体14は他の冊子Bに引っ掛けて使用するため、その際、本体11と冊子Bとの間の隙間がなるべく小さくなるよう、紐状体14の長さは冊子Bの高さの略2倍、またはそれよりも短くすることが好ましい。本実施例では、紐状体14の長さは本体11の高さの略2倍としている。紐状体14に弾性体を使用することにより、枚葉紙綴じ具1の高さよりも高い冊子Bにも取り付けることができ、また、取り付けた際に枚葉紙綴じ具1を冊子B側に引き寄せる力が作用して、枚葉紙綴じ具1が冊子Bから脱落しにくくなる。
図1(a)に示すように、このような枚葉紙綴じ具1に固定される複数枚の枚葉紙Pは、固定される側の端辺が揃えられた状態で積層されている。この図では、左側の長辺が固定される側の端辺である。また、積層された枚葉紙Pの厚みは、枚葉紙綴じ具1の保持部の開口幅よりも若干大きくなっている。
枚葉紙Pを枚葉紙綴じ具1に固定する際には、このように積層された枚葉紙Pを、保持片12を外方に拡げつつ保持部の開口に挿入する。上述したように、積層された枚葉紙Pの厚みは、保持部の開口幅よりも大きくなっているため、外方に拡げられた保持片12に元の形状に復帰しようとする力は枚葉紙Pを挟持する力として作用する。すなわち、枚葉紙Pは一対の保持片12の挟持力により、枚葉紙綴じ具1に保持される。このとき、枚葉紙Pの左側の端辺が本体11の後端面に当接するまで挿入しておくことにより、より抜けにくくなる。
図2は、このように枚葉紙Pの束を固定した枚葉紙綴じ具1を他の冊子Bに取り付けた状態を示しており、これが本考案におけるサブノートSに相当する。冊子Bとしては、スケジュール帳のような、表裏表紙、背表紙、枚葉紙からなる一般的な冊子を使用することができる。枚葉紙綴じ具1を冊子Bに取り付ける際には、冊子Bの、枚葉紙綴じ具1を挟みたいページを開き、紐状体14を引っ張ることによりできる紐状体14と本体11との間隙に、冊子Bをその一方の側端部から挿入する。そして、枚葉紙綴じ具1が冊子Bの綴じ目近傍まで挿入されたところで挿入を終了し、紐状体14の引張状態を開放する。これにより、紐状体14には元の長さに戻ろうとする力が生じて冊子Bの一部分に当接し、その力によって枚葉紙綴じ具1は冊子Bに係止される。なお、冊子Bの一部分とは、表表紙,背表紙,裏表紙等であり、本体11と紐状体14とによって挟まれる部分を言う。
図3は、本実施例で用いている枚葉紙Pを表している。この枚葉紙Pは、各ページが月日に対応しており、複数の記入欄21が形成されている。本実施例で示した枚葉紙Pは、1月1日に対応したものであり、3つの記入欄21が形成されている。各々の記入欄21には、年と曜日を記入する年曜日記入欄21aと、日記等を記入する自由記入欄21bとに分かれている。したがって、この枚葉紙Pには、異なる3つの年の1月1日の日記やスケジュール等を記入することができる。
このような枚葉紙Pを枚葉紙綴じ具1によって保持したサブノートSの使用方法としては、例えば、冊子Bを日記やスケジュール帳とし、現在の月日のページにサブノートSが挟まるように、枚葉紙綴じ具1を冊子Bに係止しておく。そして、サブノートSの現在の月日のページを開けば、現在と過去の心情や行動とを比較することができる。このような使用方法では、サブノートSを挟み込むページを頻繁に変更する必要があるが、本考案に係る枚葉紙綴じ具1を用いれば、容易にサブノートSを冊子Bに対して脱着することができる。
図4を用いて本実施例における枚葉紙綴じ具1を説明する。なお、実施例1と同様の構成には同じ符号を付し、説明は省略する。本実施例における枚葉紙綴じ具1は、保持片12の形状が実施例1の枚葉紙綴じ具1と異なっている。図4(a)は本実施例における枚葉紙綴じ具1の斜視図である。図に示すように、この実施例では、3対の保持片12が形成されており、各々の保持片12の高さは本体11の高さの1/5としている。
また、図4(b)は図4(a)の変形例である。図4(a)の実施例では、一対の保持片12が同じ高さに対向配置されていたが、図4(b)の変形例では、図面手前側の保持片12と、図面奥側の保持片12と、はいずれも高さ位置が異なっており、対向配置とはなっていない。
これらのような保持片12を備えた枚葉紙綴じ具1であっても、実施例1の枚葉紙綴じ具1と同様の作用効果を奏する。
図5を用いて本実施例における枚葉紙綴じ具1を説明する。なお、実施例1と同様の構成には同じ符号を付し、説明は省略する。本実施例における枚葉紙綴じ具1は、保持片12の平面視(長手方向視)の形状が実施例1,実施例2の枚葉紙綴じ具1と異なっている。図5(a)は本実施例における枚葉紙綴じ具1の平面図である。実施例1,2では、保持片12は平板状に形成されていたが、図に示すように、本実施例では凸部12aを備えた円弧板状に形成されている。具体的には図面手前側の保持片12は図面奥側に凸となる円弧板状であり、図面奥側の保持片12は図面手前側に凸となる円弧板状になっている。したがって、保持部は開口部よりも中間部の方が狭くなっている。このように、保持片12に内側に凸となる凸部12aを設けることにより、枚葉紙Pを保持する力を強くすることができる。
図5(b)および(c)は、凸部12aが設けられた保持片12を備えた枚葉紙綴じ具1の斜視図である。図5(b)は実施例1と同様に、保持片12の高さは本体11の高さと同一としている。図5(c)は実施例2と同様に、保持片12の高さを本体11の高さよりも短くし、長手方向に複数並べている。なお、この場合においても、実施例2の変形例(図4(b))のように、保持片12を対向配置するのではなく、図面手前側の保持片12と図面奥側の保持片12とを互い違いに配置することもできる。
また、本実施例では、保持片12を円弧板状とすることによって凸部12aを形成したが、保持片12に別部材を取り付けることによって凸部12aを形成しても構わない。その際、別部材としては樹脂、金属等を用いることができる。
図6を用いて本実施例における枚葉紙綴じ具1を説明する。なお、実施例1と同様の構成には同じ符号を付し、説明は省略する。本実施例における枚葉紙綴じ具1は、係止部が実施例1の枚葉紙綴じ具1と異なっている。本実施例ではクリップ15が係止部として機能している。なお、本実施例においては、本考案における第1の側、第2の側はそれぞれ、上側、下側である。
図6に示すように、クリップ15は棒状体15aと支持部15bとを備えている。本実施例では、棒状体15aは四角柱であり、その長さは本体11と同じ、または、少し短くなっている。支持部15bは、短い略棒状であり、本体11の上端近傍の前端部に設けられている。棒状体15aは支持部15bの先端から下方に延設されている。このような構成のため、本体11の先端と棒状体15aとの間には間隙が形成されており、この間隙に冊子Bを挟むことにより、枚葉紙綴じ具1を冊子Bに係止させる。なお、間隙の大きさ、すなわち、支持部15bの突出量(幅方向長さ)は使用する冊子Bの厚みによって適宜変更すればよい。
本実施例における枚葉紙綴じ具1を冊子Bに取り付ける際には、冊子Bの、枚葉紙綴じ具1を挟みたいページを開き、冊子Bの背表紙と綴じ目とを棒状体15aと本体11の先端部とで挟み込むように、枚葉紙綴じ具1を上方から冊子Bに差し込む。これにより、本体11と棒状体15aとの間に冊子Bが挟持され、枚葉紙綴じ具1は冊子Bに係止される。
本実施例では、さらに枚葉紙綴じ具1の係止を強固にするために、端部部材16を備えている。端部部材16は、基部16a,凸部16b,支持部16c,保持部16d,保持孔16eを備えている。基部16aは、平面視形状が本体11の平面視形状と同一の五角形である五角柱である。一方、枚葉紙綴じ具1は、本体11の高さが保持片12の高さよりも少し短くなっており、基部16aの高さ(本体11の長手方向長さ)はこれらの高さの差と同一となっている。
基部16aの上面には、五角柱状の凸部16bが形成されている。この凸部16bの平面視形状は基部16aの平面視形状よりも少し小さくなっている。一方、本体11の下面には、凸部16bの形状に適合した嵌入孔11aが形成されている。したがって、凸部16bを嵌入孔11aに嵌入させることにより、端部部材16を枚葉紙綴じ具1に固定することができる。
基部16aの先端側から前方に四角柱状の支持部16cが備えられ、支持部16cの先端から上方に向かって四角柱状の保持部16dが備えられている。保持部16dの平面視形状は棒状体15aの平面視形状よりも大きく、その上面には保持孔16eが形成されている。保持孔16eの形状は、端部部材16を枚葉紙綴じ具1に固定した際に、棒状体15aの先端が嵌り込むように形成されている。本実施例では、保持孔16eが形成された保持部16dが本考案における規制部として機能しているが、当然ながら規制部はこの構成に限定されるものではなく、規制部の作用効果を奏する限りにおいて他の構成を採用することもできる。
このような端部部材16を枚葉紙綴じ具1に固定すると、棒状体15aの先端が保持孔16eに嵌り込み、棒状体15aの自由端(下端)が本体11から離間するのを規制することができる。これにより、枚葉紙綴じ具1が冊子Bから脱落するのを防止することができる。当然ながら、このような端部部材16を必須ではなく、設けなくともよい。
このようなクリップ15を用いた枚葉紙綴じ具1によって綴じられたサブノートSの場合、冊子BのサブノートSを挟む位置によっては、冊子Bが変形するおそれがある。例えば、冊子Bの表紙や裏表紙に近い位置にサブノートSを挟み込んで、クリップ15で係止しようとすると、棒状体15aを背表紙に当接させることが難しい場合があり、そのような場合には、棒状体15aを表紙や背表紙に当接させなければならない。しかしながら、この場合には冊子Bの表紙や裏表紙が変形するおそれがあり、好ましくない。
図7は、このような課題を解決するための実施例4の枚葉紙綴じ具1の変形例であり、枚葉紙綴じ具1の上部を表している。この例は、クリップ15の支持部15bの形状が実施例4におけるものと異なっている。この変形例では、支持部15bは本体11とは別体として形成されている。具体的には、支持部15bは、円柱状部15cと接続部15dとを備えている。円柱状部15cは、本体11の長手方向と平行な軸心Cを持っており、その下側部分は本体11の上面に形成された保持孔(図示せず)に挿入されている。そのため、円柱状部15cはその軸心C回りに回転することができる。接続部15dは四角柱状であり、円柱状部15cの側面と棒状体15aの上端とを接続している。
クリップ15をこのような構成とすることにより、棒状体15aの軸心C回りの姿勢を変更することができる。これにより、この枚葉紙綴じ具1を用いたサブノートSを冊子Bに挟み込む際に、挟み込む位置に応じて棒状体15aの姿勢を変更することができる。例えば、冊子Bを左開きとすると、サブノートSを挟み込む位置が、表紙に近いページの場合には図7(b)の姿勢とし、真ん中辺りのページの場合には図7(a)の姿勢とし、裏表紙に近いページの場合には図7(c)の姿勢とすることができる。これにより、挟み込む位置に応じて棒状体15aの姿勢を変更し、冊子Bを変形させることなく、棒状体15aを冊子Bに当接させることができる。
図8を用いて本実施例における枚葉紙綴じ具1を説明する。なお、実施例1と同様の構成には同じ符号を付し、説明は省略する。本実施例における枚葉紙綴じ具1はスペーサ17を備えている点において上述した実施例と異なっている。
スペーサ17は本体11の厚みよりも薄い板状部材であり、本体11の先端から突設されている。スペーサ17の高さは本体11の高さと同一であり、スペーサ17の幅は本体11の幅よりも大きくなっている。
本体11は複数の枚葉紙Pを保持する必要があるため、ある程度の厚みがある。そのような厚みのあるものを冊子Bの綴じ目の近くに位置させると、綴じ目に力が作用し、冊子Bが変形するおそれがある。一方、このような枚葉紙綴じ具1を用いたサブノートSを冊子Bに挟み込むと、図8(b)に示すように、スペーサ17の先端が綴じ目に当接するため、本体11を綴じ目から離間させることができる。これにより、綴じ目に作用する力を小さくし、冊子Bが変形しにくくなる。
スペーサ17はこのような作用効果を奏するための部材であるため、このような作用効果を奏する限りにおいてその厚みや幅は特に制限はないが、使い勝手等の観点からこれらの大きさを決定するのが好ましい。例えば、スペーサ17の厚みは薄い方が好ましいが、所定の強度を有する厚さとすればよい。一方、スペーサ17の幅は大きい方が好ましいが、大きくしすぎると冊子BからサブノートSがはみ出すため、冊子BからサブノートSがはみ出さないようスペーサ17の幅を決定すればよい。
なお、スペーサ17の形状はこれに限定されるものではなく、上述したスペーサ17の作用効果を奏するものであれば、他の形状でも構わない。
〔別実施形態〕
(1)上述の実施形態では、保持部15は保持片12によって構成したが、例えば、綴じリング等、他の構成としても構わない。
(2)上述の実施形態では、本体11は平面視形状が五角形の略棒状としたが、他の形状であっても構わない。例えば、平面視形状が三角形や四角形等の多角形、円や楕円であっても構わないし、また、板状であっても構わない。
(3)上述の実施形態では、枚葉紙綴じ具1によって綴じられる枚葉紙Pはいわゆる三年手帳であったが、枚葉紙Pはこれに限定されるものではなく、他の用途のものであっても構わない。
(4)上述の実施形態では、紐状体14を環状とし、本体11の挿通孔13に挿通したが、紐状体14を他の構成としても構わない。例えば、環状の紐状体14を本体11の先端側に固定したり、紐状体14を環状とせず、両端を本体11の上面および下面に固定したり等の構成としても構わない。
本考案は、複数の枚葉紙を綴る枚葉紙綴じ具やそのような綴じ具を用いたサブノートに利用することができる。
B:冊子
C:軸心
P:枚葉紙
S:サブノート
1:枚葉紙綴じ具
11:本体
12:保持片(保持部)
14:紐状体(弾性紐状体,係止部)
15:クリップ
15a:棒状体(係止部)
16:端部部材
16d:保持部(規制部)
16e:保持孔(規制部)
17:スペーサ

Claims (6)

  1. 長尺の本体と、
    前記本体に支持され、複数の枚葉紙の同一の縁辺近傍を保持する保持部と、
    前記本体に支持され、他の冊子の一部分に係止される係止部と、を備えた枚葉紙綴じ具。
  2. 前記係止部は、前記本体の両端部から延びる弾性紐状体、または、前記本体の第1側の端部近傍から延出し、前記本体との間に間隙が形成されるように当該本体の長手方向に延びる棒状体である請求項1記載の枚葉紙綴じ具。
  3. 前記係止部は前記棒状体であり、
    前記本体の前記第1側とは反対の第2側の端部近傍に着脱可能な端部部材を備え、
    前記端部部材は、前記棒状体の前記第2側の端部が前記本体から離間方向に移動するのを規制する規制部を備えている請求項2記載の枚葉紙綴じ具。
  4. 前記係止部は前記棒状体であり、
    前記棒状体は、前記本体の長手方向の軸心回りの位置が変更可能に設けられている請求項2または3記載の枚葉紙綴じ具。
  5. 前記本体の前記保持部が設けられた側と反対側に、前記本体の厚みよりも薄く、前記本体の幅よりも大きな幅を持つスペーサを備えた請求項1から4のいずれか一項に記載の枚葉紙綴じ具。
  6. 前記他の冊子に係止されるサブノートであって、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の枚葉紙綴じ具と、
    前記綴じ具によって綴じられた複数の枚葉紙と、を備え、
    前記枚葉紙には、複数年における同一月日の記入欄が形成されているサブノート。
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