JP3224050B2 - 可変長符号復号器、プロセッサ、および可変長符号復号テーブル - Google Patents

可変長符号復号器、プロセッサ、および可変長符号復号テーブル

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JP3224050B2
JP3224050B2 JP05213593A JP5213593A JP3224050B2 JP 3224050 B2 JP3224050 B2 JP 3224050B2 JP 05213593 A JP05213593 A JP 05213593A JP 5213593 A JP5213593 A JP 5213593A JP 3224050 B2 JP3224050 B2 JP 3224050B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は可変長符号を復号する
可変長符号復号器、プロセッサ、および可変長符号の復
号処理に用いる可変長符号復号テーブルに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】可変長符号群を復号する方法の1つに、
半導体メモリで可変長符号とそれぞれの符号に対応する
復号を記憶する可変長符号復号テーブルを記憶し、この
テーブルをもとに入力した可変長符号データに対する復
号結果を出力する、いわゆるテーブルルックアップ方式
がある。図9は従来の可変長符号復号器の構成図であ
り、1はアドレスデコーダ、2はメモリセルアレイ、3
は入力回路、4は出力回路である。また、図10は半導
体メモリを用いた可変長符号復号テーブルを有する従来
の可変長符号復号器におけるメモリセルアレイ2のデー
タ構成図である。これは、可変長符号群の最大符号長の
ビット幅、またはそれ以上のビット幅のアドレス空間を
有するメモリである。
【0003】次に動作について説明する。可変長符号復
号テーブルは、図10に示す可変長符号データADをア
ドレスとするメモリに、その符号データに対応する復号
データDIを入力することで作成される。入力された復
号データDIは入力回路3を通り、入力されたアドレス
信号ADによりアドレスデコーダ1に選択されたメモリ
へ格納される。このように可変長符号復号テーブルを作
成し、復号したい符号をアドレスとして入力すると、そ
のアドレスに対応したメモリの内容を復号結果として読
み出し、出力回路4を通してDOピンより出力される。
入力アドレスとなる各可変長符号の長さは一定であり、
ここでは可変長符号群に含まれる符号の最大符号長とし
て考える。したがって、最大符号長の入力アドレスの上
位に最大符号長未満の長さの符号が存在する場合は、可
変長符号復号テーブルは、下位にいかなるパターンをあ
てはめても上位の符号に対応する復号結果が得られるよ
うに構成されている。すなわち、可変長符号復号テーブ
ルには、予め、上位の符号と下位のビット長で表現可能
なすべてのパターンとでできるすべてのアドレスに対し
て同一の復号結果が書き込まれている。例えば、最大符
号長が16ビットの可変長符号群中の6ビット長の符号
は、入力アドレス16ビット中の上位6ビットが有効と
なり、下位10ビットにいかなるパターンがあっても上
位6ビット長の符号に対応する復号結果が得られる。
【0004】続いて符号を復号する場合には、パッキン
グ処理を行う必要がある。パッキング処理とは次のアド
レス作成のための処理であり、まず、使用したビット分
アドレスレジスタの値を左へシフトし、この値をAとす
る。次に、入力するアドレスの長さは一定であることか
ら、左へシフトしたビット分データを読み出して補う。
読み出したこのデータを下位にくるように右シフトし、
この値をBとする。次に、AとBとのORを取ることに
よって、上位にあった使用したデータが捨てられ、下位
に新しいデータが加えられ、次のアドレスが作成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の可変長符号復号
器における可変長符号の復号は以上のように行われるの
で、1回の符号入力に対して1つの復号結果しか得られ
ず、1つの符号を復号するたびに処理時間がかかるパッ
キング処理を行わなければならないといった問題点があ
った。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、1回の符号入力に対して複数の
復号結果を得ることによって、パッキング処理の回数を
削減可能とする可変長符号復号器を得ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の可変長符号復号器は、複数の可変長符号を含むア
ドレスデータを入力して保持し、その保持したアドレス
データを一つのアドレスとして出力するアドレスレジス
タと、前記複数の可変長符号にそれぞれ対応した複数の
復号結果を記憶し、前記アドレスレジスタから出力され
たアドレスデータに応答して前記複数の復号結果を含ん
だ出力データを出力するメモリと、前記複数の可変長符
号の合計符号長に基づいて、別の可変長符号を含んだ次
のアドレスデータを生成して前記アドレスレジスタに保
持させるパッキング処理手段とを備えたものである。
【0008】この発明に係る請求項2記載の可変長符号
復号器は、複数の可変長符号を含むアドレスデータを入
力して保持し、その保持したアドレスデータを一つのア
ドレスとして出力するアドレスレジスタと、前記複数の
可変長符号にそれぞれ対応した複数の復号結果を記憶
し、前記アドレスレジスタから出力されたアドレスデー
タに応答して前記複数の復号結果のうちの一つを含んだ
出力データを出力するメモリと、前記アドレスレジスタ
に保持されたアドレスに連続する連続アドレスを演算し
て得る演算手段とを備え、前記メモリが前記連続アドレ
スに応答して前記複数の復号結果のうちの別の一つを含
んだ出力データを出力するものである。
【0009】この発明に係る請求項3記載の可変長符号
復号器は、請求項2において、前記複数の可変長符号の
合計符号長に基づいて、別の可変長符号を含んだ次のア
ドレスデータを生成してアドレスレジスタに保持させる
パッキング処理手段を備えたものである。
【0010】この発明に係る請求項4記載の可変長符号
復号器は、請求項1または3において、メモリは前記複
数の可変長符号の合計符号長を指定する値を格納し、パ
ッキング処理手段は前記メモリから出力される前記値を
用いて次のアドレスデータを生成するものである。
【0011】この発明に係る請求項5記載のプロセッサ
は、可変長符号を入力してメモリからその可変長符号に
対応する復号結果を受け取ることにより可変長符号の復
号を行うものであって、複数の可変長符号を含むアドレ
スデータを保持し、その保持したアドレスデータを一つ
のアドレスとして前記メモリへ出力するアドレスレジス
と、 前記複数の可変長符号の合計符号長に基づいて、
別の可変長符号を含んだ次のアドレスデータを生成して
前記アドレスレジスタに保持させるパッキング処理手段
を備え、前記アドレスデータに応答して前記メモリか
ら出力された第1のデータを受け取り、前記第1のデー
タは前記複数の可変長符号にそれぞれ対応した複数の復
号結果を含むものである。
【0012】この発明に係る請求項6記載のプロセッサ
は、可変長符号を入力してメモリからその可変長符号に
対応する復号結果を受け取ることにより可変長符号の復
号を行うプロセッサであって、複数の可変長符号を含む
アドレスデータを保持し、その保持したアドレスデータ
を一つのアドレスとして前記メモリへ出力するアドレス
レジスタを備え、前記アドレスデータに応答して前記メ
モリから出力された第1のデータを受け取り、前記第1
のデータは前記複数の可変長符号にそれぞれ対応した複
数の復号結果を含むものであり、前記アドレスレジスタ
が、前記複数の可変長符号の合計符号長より長い一つの
可変長符号を含んだ別のアドレスデータを保持し、この
アドレスデータを一つのアドレスとして前記メモリへ出
した場合、アドレスデータに応答して前記メモリか
ら出力された第2のデータを受け取り、前記第2のデー
タは、復号結果としては前記長い一つの可変長符号に対
応した復号結果のみを含むものである。
【0013】この発明に係る請求項7記載のプロセッサ
は、請求項6において、第1および第2のデータの各々
は、各データに含まれている復号結果の個数を指定する
ための値を含むものである。
【0014】この発明に係る請求項8記載のプロセッサ
は、可変長符号を入力してメモリからその可変長符号に
対応する復号結果を受け取ることによって、可変長符号
の復号を行うものであって、複数の可変長符号を含むア
ドレスデータを保持し、その保持したアドレスデータを
一つのアドレスとして前記メモリへ出力するアドレスレ
ジスタと、前記一つのアドレスに連続する連続アドレス
を演算する演算手段とを備え、前記一つのアドレスに応
答して前記メモリから出力された、前記複数の可変長符
号のうちの第1の可変長符号に対応した復号結果を含む
第1のデータを受け取り、前記連続アドレスに応答して
前記メモリから出力された、前記複数の可変長符号のう
ちの第2の可変長符号に対応した復号結果を含む第2の
データを受け取るものである。
【0015】この発明に係る請求項9記載のプロセッサ
は、請求項8において、前記複数の可変長符号の合計符
号長に基づいて、別の可変長符号を含んだ次のアドレス
データを生成してアドレスレジスタに保持させるパッキ
ング処理手段を備えたものである。
【0016】この発明に係る請求項10記載のプロセッ
サは、請求項5または9において、メモリは前記複数の
可変長符号の合計符号長を指定するための値を格納し、
パッキング処理手段は前記メモリから出力される前記値
を用いて次のアドレスデータを生成するものである。
【0017】この発明に係る請求項11記載の可変長符
号復号テーブルは、一つのアドレスを受け、当該アドレ
スの示す領域に記憶された出力データを出力する記憶媒
体に可変長符号に対応する復号結果を記憶させることに
よって得られるものであって、前記一つのアドレスが複
数の可変長符号を含んだデータで構成されるときに、前
記複数の可変長符号にそれぞれ対応する複数の復号結果
が前記出力データに含まれるように前記複数の復号結果
を前記記録媒体に格納し、前記一つのアドレスが前記複
数の可変長符号の合計符号長より長い別の一つの可変長
符号を含んだデータで構成されるときには、復号結果と
して前記別の一つの可変長符号に対応した復号結果のみ
が出力データに含まれるようにしたものである。
【0018】この発明に係る請求項12記載の可変長符
号復号テーブルは、請求項11において、出力データ
は、その出力データに含まれている復号結果の個数を指
定するための値を含むものである。
【0019】この発明に係る請求項13記載の可変長符
号復号テーブルは、請求項12において、出力データ
は、前記複数の復号結果の合計符号長を指定するための
値をさらに含むものである。
【0020】この発明に係る請求項14記載の可変長符
号復号テーブルは、連続する第1および第2のアドレス
を受け、当該第1および第2のアドレスによりそれぞれ
示される領域に記録された第1および第2の出力データ
をそれぞれ出力する記録媒体に、可変長符号に対応する
復号結果を記憶させることによって得られるものであっ
て、前記第1のアドレスに複数の可変長符号を含んだデ
ータで構成されるとき、前記複数の可変長符号のうちの
一つの可変長符号に対応した第1の復号結果を前記第1
の出力データに含むとともに前記複数の可変長符号のう
ちの別の一つの可変長符号に対応した第2の復号結果を
前記第2の出力データに含むように、前記第1及び第2
の復号結果を前記記憶媒体に格納するものである。
【0021】この発明に係る請求項15記載の可変長符
号復号テーブルは、請求項14において、第1および第
2の出力データは、前記複数の復号結果の合計符号長を
指定するための値を含むものである。
【0022】
【作用】この発明による可変長符号の復号では、複数の
可変長符号を含むアドレスデータを一つのアドレスとし
て用いることにより、同一アドレスに複数の可変長符号
を入力することができ、それぞれの符号に対応した復号
結果が出力される。
【0023】また、連続するアドレスに複数の可変長符
号の復号結果が順に格納され、連続アドレスを演算する
ことによりそれぞれの符号に対応した復号結果が出力さ
れる。
【0024】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1
はこの発明の一実施例の可変長符号復号器を示す全体構
成図である。5はRAM(図9のメモリセルアレイ2に
相当)で可変長符号と復号との対応を示すテーブルが格
納されている。6はFIFOから符号を読み込み、RA
M5内のテーブルを参照して復号結果を出力するプロセ
ッサで、読み込んだ符号をアドレスレジスタへmove
し、このアドレスレジスタの値でRAM5をアドレッシ
ングする。REはリードイネーブル信号、WEはライト
イネーブル信号、CSはチップセレクト信号、OEはア
ウトプットイネーブル信号である。
【0025】次に、動作について図2のフローチャート
を参照しながら説明する。まず、FIFOから可変長符
号を読み込み(S1)、MSB詰め(左詰め)でアドレ
スレジスタにmoveする(S2)。そして、このアド
レスレジスタの値でRAM5をアドレッシングする(S
3)。次に、RAM内の可変長符号と復号との対応を示
すテーブルから入力した符号に対応する復号を読み込み
(S4)、それを予め決められたビット操作等によって
必要なデータとして取り出す(S5)。S4およびS5
については、後で詳しく説明する。次に上記テーブル内
に格納している可変長符号長を取り出し(S6)、この
符号長をもとにパッキング処理を行う(S7)。なお、
テーブル内に格納している可変長符号長は、入力する可
変長符号が2つ組み合わせたものであるならば、その2
つの可変長符号の合計の符号長である。これにより、例
えば2つの可変長符号の復号が1度のパッキング処理で
行うことが可能となる。可変長符号復号を続けるならば
(S8でYESのとき)S3へもどる。続けないならば
(S8でNOのとき)処理を終了する。
【0026】ここで、可変長符号復号テーブルをもとに
復号する処理(S4およびS5)について詳しく述べ
る。まず、可変長符号復号テーブルについて説明する。
図3は1つの可変長符号と復号データとの対応を示した
図であり、例えば、可変長符号”110”に対応する復
号データは(データ1,データ2)=(1,1)であ
る。図4は図3に示した対応をもとに、2つの可変長符
号を組み合わせた場合の復号データとの対応を示した可
変長符号復号テーブルである。例えば可変長符号”11
010”は、符号の一意復号可能性より、可変長符号”
110”と”10”とを組み合わせたものと判定でき、
図3の対応をもとにすると、この復号データは1つ目の
データAが(1,1)、2つ目のデータBが(0,1)
となり、合計符号長は5となる。以上のようにして作ら
れたテーブルをRAM5に可変長符号をアドレスとして
予め格納している。2つの可変長符号を含む符号でアド
レッシングされると、上記可変長符号復号テーブルより
そのアドレスに格納された復号データを読み出すことが
できる。
【0027】次に、読み出した復号データから必要なデ
ータとして取り出す方法について説明する。図4におい
て例えばデータA(0,3)、データB(3,1)、合
計符号長12という復号データは、次のように、予め決
められた格納フォーマットで2進法で格納されている。 0000 0011 0011 0001 1100 この場合、データAのデータ1は16〜19ビット、デ
ータBのデータ2は4〜7ビットと決めている。ここ
で、データBのデータ2を取り出すためには、 0000 0000 0000 1111 0000 とのANDを取り、4ビット右へシフトする。この結
果、 0000 0000 0000 0000 0001 となりデータ”1”が取り出されることになる。
【0028】以上により、2つの可変長符号を組み合わ
せた符号で可変長符号復号テーブルをアドレッシング
し、2つの復号結果を取り出す事ができ、これにより、
処理時間のかかるパッキング処理が削減できる。
【0029】実施例2. なお、実施例1では同一アドレスに2つの可変長符号の
復号結果を格納し、一度のアドレッシングで2つの復号
データを出力する例を示したが、実施例2においては、
連続するアドレスに2つの復号結果をそれぞれ格納し、
1つめの復号データ出力後、該アドレス値に1加算した
アドレス値から2つめの復号データを出力するようにし
ている。以下、本発明の実施例2について説明する。図
5は2つの可変長符号を組み合わせた符号と復号データ
との対応を示したテーブルであり、符号の最下位に順位
を示す1ビットを付加している。組み合わされた符号の
1つ目なら”0”、2つ目なら”1”とし、それぞれに
対応した復号結果が格納してある。例えば、”1101
0*0”には、1つ目の符号”110”の復号結果(デ
ータ1,データ2)=(1,1)が、”11010*
1”には、2つ目の符号”10”の復号結果(データ
1,データ2)=(0,1)が格納されている。また、
それぞれの符号長を記憶している。以上により、2つ目
のアドレス作成は1つ目のアドレスに1を加算するだけ
でよく、1回のパッキング処理(2つの合計符号長分)
で2つの復号データを出力することが可能となる。な
お、1つの可変長符号だけを入力する場合は、順位ビッ
トが”1”のアドレスにはデータとして存在しないもの
を格納しておけばよい。
【0030】実施例3. なお、上記実施例1においてはすべての可変長符号に対
して、2つの数を組み合わせる場合を示したが、その場
合、最大符号長の2倍のアドレス空間が必要となりメモ
リ空間が膨大になる。そこで、実施例3においては、符
号長の短い符号に対しては2つのデータを組み合わせ、
符号長の長い符号に対しては1つのデータとすることに
よって、メモリ空間を縮小することが可能となる。図6
は実施例3による可変長符号と復号結果との対応を示す
テーブルである。例えば”10”という符号は符号長が
短く、2つ組み合わせても4ビットであるので2つ組み
合わせ、”001010”という符号はそれだけで6ビ
ットであるので1つとする。そして、テーブルには、ま
ず1つ目の復号データを格納し、その次に復号データの
数(ここでは2つ目の復号データがあるか否かのデータ
で1または0)を格納する。そして、2つ目の復号デー
タがある場合は2つ目の復号データを格納する。最後
に、2つの符号の合計符号長(1つならその符号長)を
格納する。また、図7に示すように、2つ目のデータが
あるか否かのデータを加える代わりに2つ目の復号デー
タにデータとして存在しないものを格納しても、同様
に、組み合わされた符号の数を知ることが可能である。
以上により、1つ目の復号データを出力し、2つめのデ
ータの有無をチェックし、有れば復号データを出力した
あと、格納している合計符号長をもとにパッキング処理
を行うことにより、パッキング処理を削減できるととも
に、メモリ空間の縮小をも実現できる。
【0031】実施例4. なお、上記実施例1,2及び3においては2つの可変長
符号を組み合わせたものを示したが、3つ以上であって
もよく、より一層、時間のかかるパッキング処理が削減
されることとなる。その場合、実施例1においては組み
合わされたすべての符号に対応する復号結果と合計符号
長とを可変長符号復号テーブルに格納しておけばよい。
また、実施例2においては最下位に付加する順位ビット
が1ビットではなく、組み合わされた符号の数が2進法
で表されるビット数(3個なら2ビット)であり、順位
ビットが”0”のアドレス値から組み合わされた符号数
分連続したアドレスにそれぞれの復号結果が格納される
こととなる。VLC(可変長符号)を4個組み合わせた
例を図8に示す。この場合は4個組み合わせているので
最下位に2ビット付加し、”00”が付加されたアドレ
スには1つめの符号VLCaの復号データaが、それに
続くアドレスに復号データb,c,dが格納されてい
る。これにより、1度のアドレス作成(パッキング処
理)で4つの復号結果が出力できることになる。また、
実施例3においては復号データ数のデータに組み合わせ
た符号の数を格納すればよい。
【0032】実施例5. なお、組み合わせる符号数をリピートカウンタにいれて
おけば、その数をプロセッサが知ることで任意の数の復
号データの出力制御が可能であり、データフォーマット
は同様で簡単にプログラムが構成される。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば同一ア
ドレスまたは連続したアドレスに任意の数の可変長符号
を入力することができるように構成したので、1回の符
号入力に対して複数の復号結果を得ることができ、パッ
キング処理の回数を削減できるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1〜5による可変長符号復
号器を示す構成図である。
【図2】 図1のプロセッサが可変長符号を復号する処
理を示すフローチャートである。
【図3】 可変長符号と復号の対応を示す図である。
【図4】 この発明の実施例1による可変長符号復号テ
ーブルを示す図である。
【図5】 この発明の実施例2による可変長符号復号テ
ーブルを示す図である。
【図6】 この発明の実施例3において、2つ目の復号
データの有無を示すデータを格納する場合の可変長符号
復号テーブルを示す図である。
【図7】 この発明の実施例3において、2つ目の復号
データの有無を示すデータを格納しない場合の可変長符
号復号テーブルを示す図である。
【図8】 この発明の実施例4による可変長符号復号テ
ーブルを示す図である。
【図9】 従来の可変長符号復号器を示す構成図であ
る。
【図10】 従来の可変長符号復号器による可変長符号
復号テーブルを示す図である。
【符号の説明】
1 デコーダ、2 メモリセルアレイ、3 入力回路、
4 出力回路、5 RAM、6 プロセッサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−299520(JP,A) 特開 平6−104767(JP,A) 特開 昭62−135015(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/42

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の可変長符号を含むアドレスデータ
    を入力して保持し、その保持したアドレスデータを一つ
    のアドレスとして出力するアドレスレジスタと、 前記複数の可変長符号にそれぞれ対応した複数の復号結
    果を記憶し、前記アドレスレジスタから出力されたアド
    レスデータに応答して前記複数の復号結果を含んだ出力
    データを出力するメモリと 前記複数の可変長符号の合計符号長に基づいて、別の可
    変長符号を含んだ次のアドレスデータを生成して前記ア
    ドレスレジスタに保持させるパッキング処理手段とを
    えたことを特徴とする可変長符号復号器。
  2. 【請求項2】 複数の可変長符号を含むアドレスデータ
    を入力して保持し、その保持したアドレスデータを一つ
    のアドレスとして出力するアドレスレジスタと、 前記複数の可変長符号にそれぞれ対応した複数の復号結
    果を記憶し、前記アドレスレジスタから出力されたアド
    レスデータに応答して前記複数の復号結果のうちの一つ
    を含んだ出力データを出力するメモリと、 前記アドレスレジスタに保持されたアドレスに連続する
    連続アドレスを演算して得る演算手段とを備え、 前記メモリが前記連続アドレスに応答して前記複数の復
    号結果のうちの別の一つを含んだ出力データを出力する
    ことを特徴とする可変長符号復号器。
  3. 【請求項3】 前記複数の可変長符号の合計符号長に基
    づいて、別の可変長符号を含んだ次のアドレスデータを
    生成してアドレスレジスタに保持させるパッキング処理
    手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の可変長符
    号復号器。
  4. 【請求項4】 メモリは前記複数の可変長符号の合計符
    号長を指定する値を格納し、パッキング処理手段は前記
    メモリから出力される前記値を用いて次のアドレスデー
    タを生成することを特徴とする請求項1または3記載の
    可変長符号復号器。
  5. 【請求項5】 可変長符号を入力してメモリからその可
    変長符号に対応する復号結果を受け取ることにより可変
    長符号の復号を行うプロセッサであって、 複数の可変長符号を含むアドレスデータを保持し、その
    保持したアドレスデータを一つのアドレスとして前記メ
    モリへ出力するアドレスレジスタと、 前記複数の可変長符号の合計符号長に基づいて、別の可
    変長符号を含んだ次のアドレスデータを生成して前記ア
    ドレスレジスタに保持させるパッキング処理手段と を備
    え、 前記アドレスデータに応答して前記メモリから出力され
    た第1のデータを受け取り、前記第1のデータは前記複
    数の可変長符号にそれぞれ対応した複数の復号結果を含
    むことを特徴とするプロセッサ。
  6. 【請求項6】 可変長符号を入力してメモリからその可
    変長符号に対応する復号結果を受け取ることにより可変
    長符号の復号を行うプロセッサであって、 複数の可変長符号を含むアドレスデータを保持し、その
    保持したアドレスデータを一つのアドレスとして前記メ
    モリへ出力するアドレスレジスタを備え、 前記アドレスデータに応答して前記メモリから出力され
    た第1のデータを受け取り、前記第1のデータは前記複
    数の可変長符号にそれぞれ対応した複数の復号結果を含
    むものであり、 前記 アドレスレジスタが、前記複数の可変長符号の合計
    符号長より長い一つの可変長符号を含んだ別のアドレス
    データを保持し、このアドレスデータを一つのアドレス
    として前記メモリへ出力した場合、アドレスデータに
    応答して前記メモリから出力された第2のデータを受け
    取り、前記第2のデータは、復号結果としては前記長い
    一つの可変長符号に対応した復号結果のみを含むことを
    特徴とするプロセッサ。
  7. 【請求項7】 第1および第2のデータの各々は、各デ
    ータに含まれている復号結果の個数を指定するための値
    を含むことを特徴とする請求項6記載のプロセッサ。
  8. 【請求項8】 可変長符号を入力してメモリからその可
    変長符号に対応する復号結果を受け取ることによって、
    可変長符号の復号を行うためのプロセッサであって、 複数の可変長符号を含むアドレスデータを保持し、その
    保持したアドレスデータを一つのアドレスとして前記メ
    モリへ出力するアドレスレジスタと、 前記一つのアドレスに連続する連続アドレスを演算する
    演算手段とを備え、 前記一つのアドレスに応答して前記メモリから出力され
    た、前記複数の可変長符号のうちの第1の可変長符号に
    対応した復号結果を含む第1のデータを受け取り、 前記連続アドレスに応答して前記メモリから出力され
    た、前記複数の可変長符号のうちの第2の可変長符号に
    対応した復号結果を含む第2のデータを受け取ることを
    特徴とするプロセッサ。
  9. 【請求項9】 前記複数の可変長符号の合計符号長に基
    づいて、別の可変長符号を含んだ次のアドレスデータを
    生成してアドレスレジスタに保持させるパッキング処理
    手段を備えたことを特徴とする請求項8記載のプロセッ
    サ。
  10. 【請求項10】 メモリは前記複数の可変長符号の合計
    符号長を指定するための値を格納し、パッキング処理手
    段は前記メモリから出力される前記値を用いて次のアド
    レスデータを生成することを特徴とする請求項5または
    9記載のプロセッサ。
  11. 【請求項11】 一つのアドレスを受け、当該アドレス
    の示す領域に記憶された出力データを出力する記憶媒体
    に可変長符号に対応する復号結果を記憶させることによ
    って得られる可変長符号復号テーブルであって、 前記一つのアドレスが複数の可変長符号を含んだデータ
    で構成されるときに、前記複数の可変長符号にそれぞれ
    対応する複数の復号結果が前記出力データに含まれるよ
    うに前記複数の復号結果を前記記録媒体に格納し、 前記一つのアドレスが前記複数の可変長符号の合計符号
    長より長い別の一つの可変長符号を含んだデータで構成
    されるときには、復号結果として前記別の一つの可変長
    符号に対応した復号結果のみが出力データに含まれるよ
    うにしたことを 特徴とする可変長符号復号テーブル。
  12. 【請求項12】 出力データは、その出力データに含ま
    れている復号結果の個数を指定するための値を含むこと
    を特徴とする請求項11記載の可変長符号復号テーブ
    ル。
  13. 【請求項13】 出力データは、前記複数の復号結果の
    合計符号長を指定するための値をさらに含むことを特徴
    とする請求項12記載の可変長符号復号テーブル。
  14. 【請求項14】 連続する第1および第2のアドレスを
    受け、当該第1および第2のアドレスによりそれぞれ示
    される領域に記録された第1および第2の出力データを
    それぞれ出力する記録媒体に、可変長符号に対応する復
    号結果を記憶させることによって得られる可変長符号復
    号テーブルであって、 前記第1のアドレスに複数の可変長符号を含んだデータ
    で構成されるとき、前記複数の可変長符号のうちの一つ
    の可変長符号に対応した第1の復号結果を前記第1の出
    力データに含むとともに前記複数の可変長符号のうちの
    別の一つの可変長符号に対応した第2の復号結果を前記
    第2の出力データに含むように、前記第1及び第2の復
    号結果を前記記憶媒体に格納することを特徴とする可変
    長符号復号テーブル。
  15. 【請求項15】 第1および第2の出力データは、前記
    複数の復号結果の合計符号長を指定するための値を含む
    ことを特徴とする請求項14記載の可変長符号復号テー
    ブル。
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