JP3223691U - タピオカ提供用カップセット - Google Patents
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Abstract
【課題】餅状食品の含有糖度を低くしながら保存性を有し、且つもちもちとした弾力性があって、くっつきにくいタピオカ提供用カップセットを提供する。【解決手段】カップセットは、カップ容器2とカップ容器の上部にセットされる蓋3で構成される。カップ容器は、(1)タピオカの原材料であるキャッサバ粉を少なくとも一部含むタピオカ由来の加工澱粉と、(2)砂糖や麦芽糖などの1つの糖類と、(3)コーン油やひまわり油などの不飽和脂肪酸と、(4)増粘多糖類としてグアーガムとを少なくとも含んで製造されるタピオカを包装した第1の包装パック4と、紅茶葉や抹茶葉などの茶葉を包装した第2の包装パック5と、グラニュー糖を包装した第3の包装パック6とを収容する。【選択図】図4
Description
本考案は、澱粉類および糖類を主成分とする餅状食品に関する。
近年、澱粉食品(例えば、タピオカを原料とした餅状食品)を用いた飲み物の嗜好性が増大している。餅状食品は、餅米、白玉粉などの澱粉質を糊化し、さらに糖類(例えば、砂糖、水飴など)を加えて製造される。餅状食品の一つであるタピオカは、キャッサバと呼ばれる芋根より取り出した澱粉を精製して粒状に成形,乾燥し、水にふやかしてから加熱して得たものを、紅茶や牛乳を含んだ甘いシロップ水の浮き実などに使用される。
餅状食品、例えば、一般のタピオカは夏季など高温下では膨化現象が生じて身崩れを起こしてしまい、浸水時間が長すぎると過剰にふやけて膨潤し、歯ごたえがなくなり、体裁も不良となる。一方で、浸水時間が不十分のままの状態で食した場合は、硬い食感のまま、餅状食品特有のもちもちとした食感が損なわれやすくなる。
さらに、餅状食品の保存性をできるだけ上げるために、成分構成における糖類の比率を高くしているものが非常に多い。食材が腐ったり痛んだりする原因は腐敗菌であるが、食品中の砂糖の濃度が60〜65%あると、浸透圧の関係で腐敗菌の体の水分が奪われてしまい生きていけなくなる。保存目的には高糖分にした方が有利なことは一般に知られている。タピオカの場合も同様で、製造工程で加えられる糖類の混合比は、澱粉類6重量%に対し糖類4重量%となっている(下記特許文献1参照)。このため、糖質を多く含んだものとなり、底糖分を意識する消費者の購買意欲面への影響が生じている。または添加した糖類の甘味の強さがタピオカ本来の風味を消してしまうことにもつながっていた。また、料理によってタピオカを使用する場合も、他の食材とあわせタピオカ風味を有する食品を作ろうとしても、過剰な甘味の影響による制約が出ていた。
また、餅状食品は、最終的に所定の形状(多くは球体形状、その他に立方体形状など)に加工され、密封された包装パックに一定量詰められて流通される。澱粉類の粘弾特性によって包装パック内の餅状食品は互いにくっついた状態になり、開封して利用する時に離隔する手間が発生することから、包装パック内でできるだけくっつかない状態でいることが望ましかった。
本出願人は、上述した餅状食品における課題を解決するにあたり、下記の点を解明した。例えば、タピオカ等は澱粉を加熱し、糊化することで製造されるが、澱粉や糖類の粘度、加熱温度や粒径の大きさ等が乾燥タピオカをお湯等で戻す際の水分吸収量、つまり戻し時間に大きく影響する。製造過程において、あらかじめ、タピオカに水分を含有させれば、戻し時間が少なくて済み、併せてその水分含有量が粘弾とともに、タピオカの噛み応えや柔らかさなどとの関連性を有する。またはタピオカに形成したときの粒の径の大きさ等が餅状食品の形状保持や噛み応え等の食感に大きく影響することもわかった。そこで、タピオカの製造過程において澱粉の糊化温度以上で少なくとも1回以上加熱し、タピオカに水分量を含有させたままの乾燥タピオカであって、添加物や合成保存料を必要とせず、餅状食品の含有糖度を従来よりも低くしながら腐敗しにくいという保存性を有し、80度前後のお湯やお茶類に数分間浸すだけで、おいしいと思える硬度やもちもちとした食感を有することができ、タピオカを食べ終える一定時間の間、その弾力性を維持し、さらに保存状態において、くっつきにくいタピオカのための提供用カップセットを提供することを目的とする。
本考案のタピオカ提供用カップセットは、(1)タピオカの原材料であるキャッサバ粉を少なくとも一部含むタピオカ由来の加工澱粉と、(2)砂糖、麦芽糖、及び麦芽糖を原料にして作られるマルトース液体より選択される少なくとも1つの糖類と、(3)コーン油、ひまわり油、大豆油、オリーブオイルからなる群より選択される少なくとも1つの不飽和脂肪酸と、(4)増粘多糖類としてグアーガムとを少なくとも含んで製造されるタピオカを包装した第1の包装パックと、紅茶葉、抹茶葉、ジャスミン茶葉、及びウーロン茶葉からなる群より選択される少なくとも1つの茶葉を少なくとも包装した第2の包装パックと、グラニュー糖を包装した第3の包装パックとを収容するタピオカ提供用カップと、前記タピオカ提供用カップの上部にセットされる蓋とで構成されることを特徴とする。
また、本考案のタピオカ提供用カップセット内の前記第1の包装パックは、断面最大径が8〜10mmである前記タピオカの所定量を梱包することが可能であることを特徴とする。また、前記タピオカ提供用カップは、前記第1の包装パック、第2の包装パック、及び第3の包装パック内の各材料が所定量の液体と攪拌されるために必要な容量を有する形状であり、前記タピオカの屈折率糖度が12〜20ブリックスであることを特徴とする。さらに、前記タピオカ提供用カップの上部にセットされる蓋は、前記第1の包装パック内のタピオカが通過できるストローが貫通する穴、又は前記タピオカ提供用カップを傾けたとき前記タピオカが通過できる大きさの飲み口を含むことを特徴とする。
本考案によれば、従来のように30分以上、煮る必要がない乾燥タピオカであって、タピオカにお湯や熱い茶類をそそいだ後、5分以内で軟化が終了し、かつ、低糖度でありながら、合成着色料や保存料を必要とせずとも約1年の長期保存性を有し、互いにくっつきにくい状態で流通させることが可能であり、もちもちとした弾力性の食感が得られるタピオカのカップセットを提供することが可能である。
本考案を説明するに当たり、具体例を挙げて説明するが、本考案の趣旨を逸脱しない限り以下の内容に限定されるものではなく、適宜変更して実施することができる。
本実施形態に係る餅状食品としてタピオカを例にして説明するが、他の実施形態ではタピオカ以外の餅状食品であってもよい。
本実施形態に係る餅状食品としてタピオカを例にして説明するが、他の実施形態ではタピオカ以外の餅状食品であってもよい。
本実施形態に係るタピオカは、少なくとも、澱粉類と、糖類と、不飽和脂肪酸と、増粘多糖類とを含み、屈折率糖度(Brix糖度)が12〜30.82度を有している。以下、これらの原料について説明する。
本実施形態に係るタピオカに含まれる澱粉類の代表的なものは、タピオカ由来の加工澱粉である。上述したように、タピオカは、「キャッサバ」という南米原産の芋の根茎から取ったでんぷんを水で溶いて加熱し、これを所定の大きさの粒状にして乾かすと「タピオカパール」と呼ばれるものが出来上がる。このタピオカパールを数時間ほど茹でて戻すと、もちもちした食感が得られるタピオカになる。
タピオカ由来の加工澱粉は、タピオカ澱粉に化学的、物理的または酵素的な加工を施したものである。タピオカ由来の加工澱粉としては、例えば、タピオカ由来アセチル化澱粉、タピオカ由来ヒドロキシプロピル化澱粉、およびこれらの架橋処理澱粉などが挙げられる。タピオカ由来の加工澱粉は、アルファ化されたものであってもよく、アルファ化されたものとアルファ化されていないものとの混合物であってもよい。
また、澱粉類として、タピオカ由来の加工澱粉の他にキャッサバ粉そのものを加えることで、天然食材の風味を強調させるようにしてもよい。
また、澱粉類として、タピオカ由来の加工澱粉の他にキャッサバ粉そのものを加えることで、天然食材の風味を強調させるようにしてもよい。
なお、他の実施形態の餅状食品は、タピオカ由来の加工澱粉以外に、馬鈴薯(ジャガイモ)やとうもろこし由来の加工澱粉を用いたり、或いはもち米粉を用いたりすることを含む。馬鈴薯由来の加工澱粉は、馬鈴薯澱粉に上記のような化学的、物理的または酵素的な加工を施したものである。馬鈴薯由来の加工澱粉としては、例えば、馬鈴薯由来アセチル化澱粉、馬鈴薯由来ヒドロキシプロピル化澱粉、およびこれらの架橋処理澱粉などが挙げられる。
とうもろこし由来の加工澱粉は、トウモロコシ(粳トウモロコシ)、ワキシーコーン(糯トウモロコシ)、ハイアミローストウモロコシなどに由来する澱粉に、上記のような化学的、物理的または酵素的な加工を施したものである。
さらに他の実施形態では、餅状食品に含まれる澱粉類は1種類のみに限定されず、2種類以上の澱粉類が含まれていてもよい。
とうもろこし由来の加工澱粉は、トウモロコシ(粳トウモロコシ)、ワキシーコーン(糯トウモロコシ)、ハイアミローストウモロコシなどに由来する澱粉に、上記のような化学的、物理的または酵素的な加工を施したものである。
さらに他の実施形態では、餅状食品に含まれる澱粉類は1種類のみに限定されず、2種類以上の澱粉類が含まれていてもよい。
次に、餅状食品に含まれる糖類の代表的なものは砂糖(上白糖、グラニュー糖、氷砂糖、角砂糖)であるが、本実施形態のタピオカの糖類は麦芽糖である。麦芽糖を使用する理由は、麦芽糖は砂糖よりも甘味が低く、本考案の目的である、餅状食品の含有糖度を従来よりも低くする点に合致して都合がよいからである。なお、麦芽糖の他に、やはり甘味が低いトレハロースを使用するようにしてもよい。上述したように、本実施形態におけるタピオカに含有される糖類は、お湯、または茶類に浸した場合でも、屈折率糖度(Brix糖度)が12〜30.82度の範囲内に抑えた甘さである。
本実施形態のタピオカは粘性の高い多糖類である増粘多糖類を含むが、その使用目的は餅状食品に粘りをもたせるためである。タピオカに粘性をつけることで、食感や喉ごしを向上させることができる。増粘多糖類としては特に限定するものではないが、本実施形態ではグアーガムを採用する。グアーガムは、グアーというマメ科植物の種子から抽出されたものである。各タピオカの全体量に対し、好ましくは約0.2〜0.5%の比率でグアーガムを含むことにより、もちもちした弾力を味わえる歯切れよい食感を提供することができる。
なお、他の実施形態において、増粘多糖類としてグアーガムの他に、例えば、アルギン酸類、キサンタンガム、グルコマンナン(こんにゃく芋抽出物)、ローカストビーンガム、タマリンドガム、アラビアガムなどを用いてもよい。
なお、効果を阻害しない範囲内で、抹茶、きな粉、食塩、乳製品、食用油脂、乾燥卵、酸味料、色素、香料、ナッツ類などの食品素材を餅状食品に追加してもよい。
また、添加する水分として、単に水ではなく、紅茶、抹茶、ジャスミン、ウーロン茶など様々な風味で味付けしたシロップ水や、牛乳等を用いて本実施形態のタピオカを製造してもよい。なお、牛乳等が含まれる場合には、タピオカ澱粉に油の膜がはられることで、水分の通りを阻害することになり、硬めの食感も楽しめる。
本実施形態のタピオカは、不飽和脂肪酸を含む。不飽和脂肪酸は、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けられるが、一価不飽和脂肪酸として例えばオリーブオイルなど、多価不飽和脂肪酸として例えばコーン油、ひまわり油、大豆油などを含む。これら不飽和脂肪酸は、澱粉やグアーガムとは相性が良くないことから、不飽和脂肪酸の油分はタピオカが成形された際にタピオカ表面ににじみ出てくる。このため、各タピオカ間の潤滑剤として機能し、タピオカ同士のくっつきを防止するために使用する。なお、本実施形態では、不飽和脂肪酸としてひまわり油を使用するものとするが、これに限定されるものではない。
以上の原材料の他に、本実施形態のタピオカは、仙草粉及び酸化防止剤も含むようにしてもよい。仙草粉は、タピオカを黒色にしたり、独特の香りづけをすることができる。酸化防止剤としては、例えば、L−アスコルビン酸パルルミチンエストルなどが挙げられる。
次に、本実施形態のタピオカの製造方法の一例を示す。ここでは、タピオカの浮き実であるタピオカパールをタピオカと称して説明する。
(1)計量工程
タピオカの原料となる各種要素、すなわち、澱粉類としてタピオカ由来の加工澱粉及びキャッサバ粉、糖類としての麦芽糖、不飽和脂肪酸としてのひまわり油、増粘多糖類としてのグアーガム、さらに、仙草粉、ケイ酸カルシウム、L−アスコルビン酸のそれぞれについて計量する。
(2)第1の蒸し工程(予備蒸し工程)
計量後のタピオカの各原料要素を水と混合させて、所定時間(例えば、3分間)混練し、70度程度の温度下で蒸し上げることで膨張し、糊化状態にする。タピオカデンプンの糊化温度は約60℃前後であるので、蒸すための加熱温度は、60℃より高い、70℃に設定している。ただし、他の本実施形態では、70℃よりも高い温度(80℃〜100℃等)にしてもよい。60度よりも高い加熱温度により、澱粉の糊化反応は進むが、さらに70℃以上で加熱することにより、物質の混合が進み、糖の繊維に水分子が均等に入り込みやすくなる。これにより、タピオカに水分を多く含有させ、かつその水分を維持できることになる。
さらに本工程により、下記の(3)の成形工程においてタピオカの粉粒が固まりとして扱えるようになり、成形を容易にできる。
(1)計量工程
タピオカの原料となる各種要素、すなわち、澱粉類としてタピオカ由来の加工澱粉及びキャッサバ粉、糖類としての麦芽糖、不飽和脂肪酸としてのひまわり油、増粘多糖類としてのグアーガム、さらに、仙草粉、ケイ酸カルシウム、L−アスコルビン酸のそれぞれについて計量する。
(2)第1の蒸し工程(予備蒸し工程)
計量後のタピオカの各原料要素を水と混合させて、所定時間(例えば、3分間)混練し、70度程度の温度下で蒸し上げることで膨張し、糊化状態にする。タピオカデンプンの糊化温度は約60℃前後であるので、蒸すための加熱温度は、60℃より高い、70℃に設定している。ただし、他の本実施形態では、70℃よりも高い温度(80℃〜100℃等)にしてもよい。60度よりも高い加熱温度により、澱粉の糊化反応は進むが、さらに70℃以上で加熱することにより、物質の混合が進み、糖の繊維に水分子が均等に入り込みやすくなる。これにより、タピオカに水分を多く含有させ、かつその水分を維持できることになる。
さらに本工程により、下記の(3)の成形工程においてタピオカの粉粒が固まりとして扱えるようになり、成形を容易にできる。
(3)成形工程
蒸し上げた粉粒を製丸機(ペレット製造機)で所定の大きさの球形に成形する。本実施形態では、直径8〜10mmの球形粉粒を作る。球形にするのは、口に入れたときの食感が滑らかに感じられること、後加工や経時保存における溶けだしを少なくすることができるからである。本出願人は、複数の直径のタピオカをミルクティーに浸して、経過時間に対する食感テストを実施した。その結果を示したのが表1である。
蒸し上げた粉粒を製丸機(ペレット製造機)で所定の大きさの球形に成形する。本実施形態では、直径8〜10mmの球形粉粒を作る。球形にするのは、口に入れたときの食感が滑らかに感じられること、後加工や経時保存における溶けだしを少なくすることができるからである。本出願人は、複数の直径のタピオカをミルクティーに浸して、経過時間に対する食感テストを実施した。その結果を示したのが表1である。
表1 タピオカ直径(mm)とミルクティーに浸した時間との関係
表1は、本考案に記載の成分重量比及び上述した方法で製造したタピオカに関係する。直径の大きさだけに違いのあるタピオカを、被験者10人によって食し、食感テストの評点(2点/人)を行った。
表1より、タピオカの直径は8〜10ミリの範囲であれば、もちもちとした弾力のある食感が得られることが判明した。また、ミルクティーに浸した後、5〜30分した場合でも、食感には大きな影響がないことを確認できた。本食感テストより、タピオカ直径を直径8〜10mmに決定した。
表1より、タピオカの直径は8〜10ミリの範囲であれば、もちもちとした弾力のある食感が得られることが判明した。また、ミルクティーに浸した後、5〜30分した場合でも、食感には大きな影響がないことを確認できた。本食感テストより、タピオカ直径を直径8〜10mmに決定した。
また、本実施形態で製造したタピオカと、同じ工程、材料で製造された市販品のタピオカとの比較を行った。本実施形態で製造したタピオカのサイズは約8〜10mmの直径、市販品のタピオカは約5〜6mmの直径である。図1は、両者の浸液時間と食感の推移を示したグラフである。
図1のグラフの横軸は湯に浸液してからの経過時間(分)であり、縦軸は5人の被権者による食感評価値である(満点10点、最低点0点)。
図1のグラフが示すように、市販品のタピオカは直径が約5〜6mmと小さいことから、水分がタピオカに入り込むまでに時間がかかるため、膨潤してふやけるはじめる20分までは硬い食感となるため、点数が極端に低いことが判明した。一方、本実施の形態のタピオカは、直径が約8〜10mmと大きいこともあって、同じ条件であるにもかかわらず5分以内には軟化が完了し、食べやすい程度に柔らかくなったため点数がプラスになった。20分経過後には、十分にふやけた状態となり、食感評価が高い値となって、30分経過しても維持されたことが確認できた。したがって、両者は、30分経過後の時点で、6倍の評価値の相違が生じている。比較した市販のタピオカの場合、30分以上浸液しないと満足のいく食感評価を得ることが困難である。
図1のグラフが示すように、市販品のタピオカは直径が約5〜6mmと小さいことから、水分がタピオカに入り込むまでに時間がかかるため、膨潤してふやけるはじめる20分までは硬い食感となるため、点数が極端に低いことが判明した。一方、本実施の形態のタピオカは、直径が約8〜10mmと大きいこともあって、同じ条件であるにもかかわらず5分以内には軟化が完了し、食べやすい程度に柔らかくなったため点数がプラスになった。20分経過後には、十分にふやけた状態となり、食感評価が高い値となって、30分経過しても維持されたことが確認できた。したがって、両者は、30分経過後の時点で、6倍の評価値の相違が生じている。比較した市販のタピオカの場合、30分以上浸液しないと満足のいく食感評価を得ることが困難である。
(4)研磨工程
研磨工程では、球形に成形されたタピオカを研磨機に投入して数分間(例えば、2〜3分間)表面を磨く。上記(2)第1の蒸し工程における、澱粉原料に混合された水と空気の加熱によりタピオカ内に気泡ができ膨張し、その気泡の破裂でタピオカ表面が接着性を有する。そこで、研磨工程を最低1回以上実行することにより、べたつきを防止し、成型を行う。または、タピオカ球同士の接着性を低くする。また、後述するパッキング工程に関連するが、パック包装内で各タピオカができるだけ接着しないようにするため、一部のタピオカは研磨工程を通さないようにしてもよい。研磨されないタピオカの表面は凹凸しており、研磨されたタピオカと一緒にパッキングされた際に包装袋内でタピオカが互いに接着され難くなるという効果がある。
研磨工程では、球形に成形されたタピオカを研磨機に投入して数分間(例えば、2〜3分間)表面を磨く。上記(2)第1の蒸し工程における、澱粉原料に混合された水と空気の加熱によりタピオカ内に気泡ができ膨張し、その気泡の破裂でタピオカ表面が接着性を有する。そこで、研磨工程を最低1回以上実行することにより、べたつきを防止し、成型を行う。または、タピオカ球同士の接着性を低くする。また、後述するパッキング工程に関連するが、パック包装内で各タピオカができるだけ接着しないようにするため、一部のタピオカは研磨工程を通さないようにしてもよい。研磨されないタピオカの表面は凹凸しており、研磨されたタピオカと一緒にパッキングされた際に包装袋内でタピオカが互いに接着され難くなるという効果がある。
(5)第2の蒸し工程(本蒸し工程)
タピオカをスチームボックスに入れて、所定の温度(少なくとも90度以上)で、一定時間(例えば、3〜5分間)蒸す。第1の蒸し工程は、主に、澱粉を水で膨張させて加熱することで糊化させることを目的としていたが、第2の蒸し工程は、澱粉を含む餅状食品は加熱をすることで消化がよくなるため、調理のための加熱である。
ところで、本実施形態のタピオカは、従前のタピオカよりも含有糖度を低くするような成分量構成であることが特徴であるが、低糖度にすれば腐敗菌の増殖が促進されやすく保存に向かない。そこで、本実施形態の製造工程では、(2)で示した第1の蒸し工程の他に、第2の蒸し工程を必要とし、さらに高温の少なくとも90度以上での加熱を行う。蒸す温度は、好ましくは90〜95度の範囲が好ましい。これ以上の高温にすると、タピオカが焦げてしまう可能性が高くなるからである。
タピオカをスチームボックスに入れて、所定の温度(少なくとも90度以上)で、一定時間(例えば、3〜5分間)蒸す。第1の蒸し工程は、主に、澱粉を水で膨張させて加熱することで糊化させることを目的としていたが、第2の蒸し工程は、澱粉を含む餅状食品は加熱をすることで消化がよくなるため、調理のための加熱である。
ところで、本実施形態のタピオカは、従前のタピオカよりも含有糖度を低くするような成分量構成であることが特徴であるが、低糖度にすれば腐敗菌の増殖が促進されやすく保存に向かない。そこで、本実施形態の製造工程では、(2)で示した第1の蒸し工程の他に、第2の蒸し工程を必要とし、さらに高温の少なくとも90度以上での加熱を行う。蒸す温度は、好ましくは90〜95度の範囲が好ましい。これ以上の高温にすると、タピオカが焦げてしまう可能性が高くなるからである。
本実施形態の場合、予備蒸し工程と本蒸し工程の2回の蒸し工程にしているが、予備蒸し工程が本蒸し工程を兼ねることで、蒸し工程を1回にすることも当初は考えた。本出願人は、1回の蒸し工程と2回の蒸し工程の比較実験を行って食感テストをしたところ、もともちとした弾力感は、2回の蒸し工程の方が良好であるということを確認している。
なお、他の実施形態では、加工澱粉として、タピオカ由来の澱粉の代わりに蒟蒻を使用することを含む。この場合、すべて置き換えてもよいし、一部だけ(例えば、タピオカ澱粉8に対し、蒟蒻粉2等)の割合で使用してもよい。
蒟蒻粉は、グルコマンナンと言う水溶性の多糖類を主成分としており、一旦ゲル状になると加熱しても元に戻らない性質がある。餅状食品に蒟蒻粉を使用することで、溶け出したり、膨張し過ぎることを防止する役割があることが知られている。蒟蒻粉を使用した場合、蒸し工程は予備蒸し工程の1回で行い時間を短縮することができる。
蒟蒻粉は、グルコマンナンと言う水溶性の多糖類を主成分としており、一旦ゲル状になると加熱しても元に戻らない性質がある。餅状食品に蒟蒻粉を使用することで、溶け出したり、膨張し過ぎることを防止する役割があることが知られている。蒟蒻粉を使用した場合、蒸し工程は予備蒸し工程の1回で行い時間を短縮することができる。
(6)研磨工程
蒸し上がったタピオカの表面を更に研磨して表面に光沢をもたせるため、研磨機に投入して数分間(例えば、2〜5分間)表面を磨く。ただし、(4)研磨工程で一度は研磨しているため、必ず2回目の研磨をしなくてはならないというものではなく、必要に応じて(6)研磨工程を省略してもよい。なお、(4)研磨工程と同様に、(6)研磨工程を通さず、凹凸のある非光沢状態のタピオカも一部含むようにしてもよい。
蒸し上がったタピオカの表面を更に研磨して表面に光沢をもたせるため、研磨機に投入して数分間(例えば、2〜5分間)表面を磨く。ただし、(4)研磨工程で一度は研磨しているため、必ず2回目の研磨をしなくてはならないというものではなく、必要に応じて(6)研磨工程を省略してもよい。なお、(4)研磨工程と同様に、(6)研磨工程を通さず、凹凸のある非光沢状態のタピオカも一部含むようにしてもよい。
(7)包装工程
自動梱包機械にタピオカを投入し、準備してあるパック包装袋に所定量(例えば、30gなど)のタピオカを入れて密封する。このとき、タピオカ同士の付着性を低くするため、研磨工程を通したタピオカと、研磨工程を通さないタピオカが混合されるのが好ましい。
(8)殺菌工程
密閉されたパック包装袋は、所定の高温下(例えば、121度以上)で少なくとも25分間熱する。加熱高温することで、完全に殺菌効果を生じさせることが可能になる。
なお、殺菌温度を121度に設定する理由は、ウェルシュ菌、ボツリヌス菌、セレウス菌は、菌にとって都合の悪い環境になってくると、芽胞と呼ばれる非常に耐性の強い殻に閉じこもる性質があるため、この芽胞は120℃以上の加熱でないと殺せないことから、120度以上としている。
自動梱包機械にタピオカを投入し、準備してあるパック包装袋に所定量(例えば、30gなど)のタピオカを入れて密封する。このとき、タピオカ同士の付着性を低くするため、研磨工程を通したタピオカと、研磨工程を通さないタピオカが混合されるのが好ましい。
(8)殺菌工程
密閉されたパック包装袋は、所定の高温下(例えば、121度以上)で少なくとも25分間熱する。加熱高温することで、完全に殺菌効果を生じさせることが可能になる。
なお、殺菌温度を121度に設定する理由は、ウェルシュ菌、ボツリヌス菌、セレウス菌は、菌にとって都合の悪い環境になってくると、芽胞と呼ばれる非常に耐性の強い殻に閉じこもる性質があるため、この芽胞は120℃以上の加熱でないと殺せないことから、120度以上としている。
(9)乾燥工程
殺菌工程後のタピオカ入り袋を乾燥ボックスに入れ、乾燥トンネルに少なくとも5分間置く。このときの乾燥湿度は約70〜80度である。乾燥工程により、袋表面の水分及び袋内のタピオカが固まって粘結することを防止する。
(10)パッキング工程
最後に、タピオカが入ったパック包装袋が箱詰めされ、流通過程に流れる。
殺菌工程後のタピオカ入り袋を乾燥ボックスに入れ、乾燥トンネルに少なくとも5分間置く。このときの乾燥湿度は約70〜80度である。乾燥工程により、袋表面の水分及び袋内のタピオカが固まって粘結することを防止する。
(10)パッキング工程
最後に、タピオカが入ったパック包装袋が箱詰めされ、流通過程に流れる。
また、上述した実施形態では、単に、「水」を使用すると記載しているが、厳密に言えば、カルシウムとマグネシウムの量を表わした「硬度」の違いで、軟水と硬水に区分される。硬度が120mg/l以下である「軟水」を使用する場合、タピオカが柔らかくなる傾向があるので、蒟蒻粉を使用するようにしてもよい。
以下、実施例および比較例を挙げて本考案を具体的に説明するが、本考案はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
下記に示す原料と水とを混合して撹拌した。各原料の混合比率は下記のとおりである。<全体量に対する各材料の割合:%>
水 40
麦芽糖 4.5
仙草粉 0.5
グアーガム 0.2
タピオカ由来の加工澱粉 50
キャッサバ粉 2
ケイ酸カルシウム 0.5
ひまわり油 1
上記混合比率の各原料を用いて、上述した実施形態の方法でタピオカを製造し、湯(約80℃)に10分以上浸けて、屈折率糖度を3回計測した(使用機器:ATAGOブリックス SMART−1)。得られた屈折率糖度は、18.20, 15.34, 12.00であった。なお、お湯に代わり、紅茶(粉末:AGFブレンディスティック紅茶オレ 約80℃)に10分以上浸けて、同一機器で屈折率糖度を2回計測したところ、26.93, 30.82であった。
下記に示す原料と水とを混合して撹拌した。各原料の混合比率は下記のとおりである。<全体量に対する各材料の割合:%>
水 40
麦芽糖 4.5
仙草粉 0.5
グアーガム 0.2
タピオカ由来の加工澱粉 50
キャッサバ粉 2
ケイ酸カルシウム 0.5
ひまわり油 1
上記混合比率の各原料を用いて、上述した実施形態の方法でタピオカを製造し、湯(約80℃)に10分以上浸けて、屈折率糖度を3回計測した(使用機器:ATAGOブリックス SMART−1)。得られた屈折率糖度は、18.20, 15.34, 12.00であった。なお、お湯に代わり、紅茶(粉末:AGFブレンディスティック紅茶オレ 約80℃)に10分以上浸けて、同一機器で屈折率糖度を2回計測したところ、26.93, 30.82であった。
(実施例2)
下記に示す原料と水とを混合して撹拌した。各原料の混合比率は下記のとおりである。<全体量に対する各材料の割合:%>
水 45
麦芽糖 6
仙草粉 0.8
グアーガム 0.5
タピオカ由来の加工澱粉 55
キャッサバ粉 3
ケイ酸カルシウム 1
ひまわり油 2
下記に示す原料と水とを混合して撹拌した。各原料の混合比率は下記のとおりである。<全体量に対する各材料の割合:%>
水 45
麦芽糖 6
仙草粉 0.8
グアーガム 0.5
タピオカ由来の加工澱粉 55
キャッサバ粉 3
ケイ酸カルシウム 1
ひまわり油 2
また、本出願人は、グアーガムの配分比率が食感に及ぼす影響を識別するため、10名の被験者で官能試験(食感テスト)を実施した。食感テストの結果を表2に示す。0.015〜0.6は、各タピオカの全体量に対するグアーガムの配分比率(%)を表している。
表2
なお、上記結果は、10名全員が一致した評価であった。
表2
なお、上記結果は、10名全員が一致した評価であった。
表2の結果を踏まえ、グアーガムは、一つのタピオカ(タピオカパール)の全体量に対して、グアーガムを0.2〜0.5%の比率で混ぜてしようすることが、タピオカの良好な食感を得ることができることが判明した。
以下は、タピオカ原料に混合させる水に代わり、様々な液状物を使用する一例である。液状物の添加量は、上述の原料の混練が可能であれば特に限定されないが、配合比の一例を下記に示す。
(1)紅茶味の成分配合表
クリーミングパウダーを100とした時の配合比(%)を示す。
グラニュー糖 65.4
乳製品 15.3
茶葉 7.6
茶香料 1.5
微粒酸化ケイ素 0.46
(2)抹茶味の成分配合表
クリーミングパウダーを100とした時の配合比(%)を示す。
グラニュー糖 65.4
乳製品 15.3
茶葉 8.5
茶香料 1.5
微粒酸化ケイ素 0.15
(3)ジャスミン味の成分配合表
クリーミングパウダーを100とした時の配合比(%)を示す。
グラニュー糖 77.3
乳製品 22.7
茶葉 5.4
微粒酸化ケイ素 0.54
茶香料 0.23
(4)ウーロン茶味の成分配合表
クリーミングパウダーを100とした時の配合比(%)を示す。
グラニュー糖 65.4
乳製品 15.3
茶葉 7.6
茶香料 1.5
微粒酸化ケイ素 0.46
(1)紅茶味の成分配合表
クリーミングパウダーを100とした時の配合比(%)を示す。
グラニュー糖 65.4
乳製品 15.3
茶葉 7.6
茶香料 1.5
微粒酸化ケイ素 0.46
(2)抹茶味の成分配合表
クリーミングパウダーを100とした時の配合比(%)を示す。
グラニュー糖 65.4
乳製品 15.3
茶葉 8.5
茶香料 1.5
微粒酸化ケイ素 0.15
(3)ジャスミン味の成分配合表
クリーミングパウダーを100とした時の配合比(%)を示す。
グラニュー糖 77.3
乳製品 22.7
茶葉 5.4
微粒酸化ケイ素 0.54
茶香料 0.23
(4)ウーロン茶味の成分配合表
クリーミングパウダーを100とした時の配合比(%)を示す。
グラニュー糖 65.4
乳製品 15.3
茶葉 7.6
茶香料 1.5
微粒酸化ケイ素 0.46
上述した成分配合量はあくまで一例であり、必ずしもこれに限定されることはない。また、上述したように以外にも各種の原料を用いて各種風味をもたせることができる。他の液状物としては、例えば、果汁、牛乳、練乳、生クリーム、卵(溶き卵)などが挙げられる。液状物は1種類に限定されることはなく、2種類以上を混合してもよい。
製造したタピオカパールを包装するものを第1のパック包装袋とすると、(1)〜(4)は、第1のパック包装袋とは別の第2のパック包装袋に所定量セットされる。また、タピオカ入り液体物として甘味がある方が美味しいと感じられやすいので、グラニュー糖などの砂糖類が第3のパック包装袋に所定量セットされる。そして、図1に示すように、第1のパック包装袋4、第2のパック包装袋5、及び第3のパック包装袋6が、所定のサイズのカップ容器2にまとめて収容され、カップ上部の蓋3で閉じて、タピオカ提供用カップセット1として市場に流通する。
ユーザは、タピオカ提供用カップセット1から第1及び第2のパック包装袋4,5(または第1〜第3のパック包装袋4,5,6)を取り出し、それぞれ開封してカップ容器2に戻し、このカップ容器2に水、湯、牛乳などの液体物を所定量入れて攪拌した後に飲むことができる。また、カップ上部にセットされた蓋3には、断面最大径が8〜10mmであるタピオカが通過できるストロー9が貫通する穴7が開いている。或いは、ユーザがストロー9で蓋に押圧すれば穴7が形成される蓋3であってもよい。若しくは、カップ容器2を傾けたときタピオカ及び液体が通過できる大きさの飲み口8をあらかじめ設けてあってもよい。
本実施形態に係る餅状食品は、屈折率糖度が12〜30.82ブリックスであり、従来の餅状食品と比較すると顕著に低糖度であり、保存性を発揮する上では不利であるが、複数回の高温で加熱した蒸し工程及び殺菌工程により、カビや酵母などの腐敗菌の繁殖を極力抑えるようにしている。その結果、一実施形態に係る餅状食品は常温で長期保存、例えば約1年以上の保存が可能となる。
また、本実施形態に係る餅状食品は、直径サイズが従来の餅状食品よりも大きいため、液体に浸した直後(5分程度)から十分に水分が含まれるようになる。その結果、弾力性のあるもちもちした食感のある餅状食品を長時間待つことなく食することができるとともに、餅状食品が身くずれすることのない形状が保持された状態を長く確保することが可能である。
タピオカの硬度確認のため、Stable micro systems社のTexture analyzerで圧力試験を行った。1個の圧力試験については、3回実験を繰り返し、その平均値を算出した。なお、本実施形態のタピオカと、他社が製造したタピオカとは粒の大きさが相違するため、面積当たりの比較となるように補正を行っている。図2は、まず、80℃のミルクティーにタピオカを浸漬した結果を示す。約5分で、本実施形態のタピオカは軟化をほぼ完了し、食べやすい硬さに変化した。また20分以内において、その硬さが急激に柔らかくなる変化はなかった。一方、他社が製造したタピオカは10分かけて軟化がほぼ完了した。
また、図3は、80℃のお湯を一定に保った状態でタピオカを浸漬した場合の結果を示す。本実施形態のタピオカは約5分で軟化を完了し、また20分以内において、その硬さが急激に柔らかくなる変化はなかった。一方、他社が製造したタピオカは20分後までに軟化が徐々に進行した。
1 タピオカ提供用カップセット
2 カップ容器
3 蓋
4 第1のパック包装袋
5 第2のパック包装袋
6 第3のパック包装袋
7 穴
8 飲み口
9 ストロー
2 カップ容器
3 蓋
4 第1のパック包装袋
5 第2のパック包装袋
6 第3のパック包装袋
7 穴
8 飲み口
9 ストロー
Claims (5)
- (1)タピオカの原材料であるキャッサバ粉を少なくとも一部含むタピオカ由来の加工澱粉と、(2)砂糖、麦芽糖、及び麦芽糖を原料にして作られるマルトース液体より選択される少なくとも1つの糖類と、(3)コーン油、ひまわり油、大豆油、オリーブオイルからなる群より選択される少なくとも1つの不飽和脂肪酸と、(4)増粘多糖類としてグアーガムとを少なくとも含んで製造されるタピオカを包装した第1の包装パックと、
紅茶葉、抹茶葉、ジャスミン茶葉、及びウーロン茶葉からなる群より選択される少なくとも1つの茶葉を少なくとも包装した第2の包装パックと、
グラニュー糖を包装した第3の包装パックと、
を収容するタピオカ提供用カップと、
前記タピオカ提供用カップの上部にセットされる蓋と、
で構成されるタピオカ提供用カップセット。 - 前記第1の包装パックは、断面最大径が8〜10mmである前記タピオカの所定量を梱包することが可能である。請求項1に記載のタピオカ提供用カップセット。
- 前記タピオカ提供用カップは、前記第1の包装パック、第2の包装パック、及び第3の包装パック内の各材料が所定量の液体と攪拌されるために必要な容量を有する形状である、請求項1又は2に記載のタピオカ提供用カップセット。
- 前記タピオカの屈折率糖度が12〜20ブリックスであることを特徴とする、請求項1から3の何れか1項に記載のタピオカ提供用カップセット。
- 前記タピオカ提供用カップの上部にセットされる蓋は、前記第1の包装パック内のタピオカが通過できるストローが貫通する穴、又は前記タピオカ提供用カップを傾けたとき前記タピオカが通過できる大きさの飲み口を含む、請求項1〜4の何れか1項に記載のタピオカ提供用カップセット。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2019003038U JP3223691U (ja) | 2019-08-13 | 2019-08-13 | タピオカ提供用カップセット |
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JP2019003038U Active JP3223691U (ja) | 2019-08-13 | 2019-08-13 | タピオカ提供用カップセット |
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