JP3223493U - テープ保持構造及びテープカッター - Google Patents
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Abstract
【課題】テープの径の変動に良好に対応することができ、テープの巻径が変動しても、常に良好な保持力を維持することができるテープ保持構造を提供する。【解決手段】テープ保持構造は、テンションローラ130と支持ローラ120、122を有し、テンションローラは、テープロール110の内周面に当接して押し付けられる。一方、テープロールの外周面は、支持ローラに当接し、テープロールは、外周面の支持ローラと、内周面のテンションローラとに挟まれて保持される。テープロールの先端は、支持ローラ120との当接部位から引き出され、送りローラ200を介してカット刃300に送られ、適宜の長さにカットされる。テープが消耗してテープロールの巻径(外径)が減少しても、テンションローラがばね136によって支持ローラの方向に付勢されているため、テープロールは良好に保持される。【選択図】図2
Description
本考案は、テープカッターやバックシーラーなどにおけるテープ保持構造の改良に関する。
従来のテープ保持構造としては、例えば、下記特許文献1記載の「粘着テープカッター」に搭載されたテープ保持構造がある。これによれば、粘着テープは、テープリールが回転可能に支持された巻解き支持手段から巻解かれ、ガイドローラー,癖付ローラーなどを介してカット手段に送られるようになっている。巻解き支持手段は、2個の支持ローラーと、テープリールの下部の支持レバーによって構成されている。支持レバーを支持スプリングのバネ力により常に粘着テープ側に押しつけることで、本体ベースからのテープリールの飛び出しが防止されるようになっている。
ところで、上述した背景技術では、テープの外周側に設けた2つの支持ローラーに、支持レバーによってテープをバネ付勢した構成となっているが、テープの外径の変化に対して良好に対応することができない。また、支持レバーによる付勢力が弱く、テープが巻解き支持手段から外れてしまう恐れもある。
本考案は、以上の点に着目したもので、テープの径の変動に良好に対応することができ、テープの巻径が変動しても、常に良好な保持力を維持することができるテープ保持構造を提供することを、その目的とする。
本考案のテープ保持構造は、巻径が変動するテープロールを回転可能に保持するテープ保持構造であって、前記テープロールの外側であって、その外周面に当接する複数の支持ローラ,前記テープロールの内側であって、その内周面に向かってスライド可能に設けられているテンションローラ,該テンションローラを、前記スライド可能な方向に付勢するばね,を備えており、前記支持ローラと前記テンションローラとで前記テープロールを挟んで保持することを特徴とする。
主要な形態の一つによれば、前記複数の支持ローラのうちのいずれかを、前記テープロールからのテープの引き出しを行う引出ロールと兼用としたこと特徴とする。他の形態によれば、前記ばねを、前記テープロールの外側に設けたことを特徴とする。更に他の形態によれば、前記テンションローラのスライド方向と、前記ばねによる付勢方向と、前記テープロールからのテープの引出方向とが、いずれも前記支持ローラの間を通ることを特徴とする。
本考案のテープカッターは、前記いずれかのテープ保持構造と、このテープ保持構造によって保持されたテープロールから引き出されたテープを送る少なくとも一つの送りローラと、この送りローラから送られたテープを切断するカット刃とが、1対の側板の間に設けられていることを特徴とする。本考案の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本考案によれば、テープロールの外側に複数の支持ローラを設けるとともに、テープロールの内側にテンションローラを設け、ばねによって前記テンションローラを前記テープロールの内側に押し付けることとしたので、テープロールの巻径が変動しても、常に良好な保持力を維持することができ、テープカッターなどに好適である。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
図1には本実施例に係るテープ保持構造を備えたテープカッターが示されている。同図において、テープ保持構造100にはテープロール110が保持されている。テープロール110から引き出されたテープは、送りローラ200を介してカット刃300に送られ、ここで適宜の長さにカットされるようになっている。これらテープ保持構造100,テープロール110,送りローラ200,カット刃300は、1対の側板400,402に挟まれており、側板400,402の下側は、L字状に折り曲げられて、脚410,412となっている。これら脚410,412には、その端部にゴム足420がそれぞれ取り付けられている。
上述したテープ保持構造100は、テープロール110の外側に配置された2つの支持ローラ120,122と、テープロール110の内側に配置されたテンションローラ130とを備えている。テンションローラ130には、テープロール110の内側から外側に向かう方向に長円形状の引出片132が設けられており、引出片132は、前記支持ローラ120,122の間に露出している。そして、この引出片132の先端133と、前記側板400に設けた固定ピン134との間に、ばね136が掛けられている。
次に、前記側板400には、前記ばね136によるテンション方向に、ガイド穴ないし長穴140が設けられており、このガイド穴140に沿って、前記テンションローラ130が移動可能となっている。なお、テンションローラ130とガイド穴140との接触部位には、必要に応じて移動を滑らかにするローラ(図示せず)を設けてよい。テンションローラ130は、ガイド穴140から抜けないように、側板400の外側で座金ないし拡径部により係止されている。
前記ガイド穴140の長手方向は、支持ローラ120,122の間を通っており、ばね136の引っ張る方向と一致している。すなわち、前記ガイド穴140に沿って移動する方向に、前記ばね136で、前記テンションローラ130にテンションを付与している。このようにテンションをかけることで、テープロール110の外周面が支持ローラ120,122に当接して支持されるようになっている。
上述した支持ローラ120,122及び送りローラ200は、両端が拡径されており、テープ110が中央部分と当たるようになっている。これにより、テープロール110と側板400,402との間に隙間が形成されるようになり、テープロール110の回転やテープ引出しが円滑に行われるようになっている。テンションローラ130についても、同様の構成としてよい。
次に、図2も参照しながら、上記実施例の動作を説明する。同図(A)はテープロール110が比較的大きな巻径の場合であり、同図(B)はテープロール110が比較的小さな巻径の場合である。テープロール110を、テープ保持構造100に取り付けるときは、テンションローラ130を、ばね136によるテンションに抗して、テープロール110の中心方向に、ガイド穴140に沿って移動する。これにより、支持ローラ120,122とテンションローラ130との間に隙間を設けて、テープロール110を入れる。そして、テンションローラ130を放すと、ばね136の作用により、テンションローラ130がガイド穴140に沿って移動する。そして、テンションローラ130は、テープロール110の内周面に当接して押し付けられる。一方、テープロール110の外周面は、支持ローラ120,122に当接する。これにより、テープロール110は、外周面の支持ローラ120,122と、内周面のテンションローラ130とに挟まれて保持されるようになる。
テープロール110の先端は、支持ローラ120との当接部位から引き出され、送りローラ200を介してカット刃300に送られ、ここで適宜の長さにカットされる。すなわち、本実施例では、テンションローラ130のスライド方向と、前記ばね136による付勢方向と、前記テープロール110からのテープの引出方向とが、いずれも前記支持ローラ120,122の間を通る。このため、テープの引出によっても、テンションローラ130が支持ローラ120,122の方向に押し付けられる。これにより、テープが消耗してテープロール110の巻径(外径)が減少しても、テンションローラ130がばね136によって支持ローラ120,122の方向に付勢されているため、テープロール110は良好に保持される。
<他の実施例>……本考案には数多くの実施例があり、以上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。例えば、次のようなものも含まれる。
(1)前記実施例では、テープ110の先端の引き出しを、支持ローラ120から行ったが、適宜の部位から引き出してよい。引出用ローラを別途設けるようにしてもよい。
(2)前記実施例では、図2における左側にカット刃300を設け、カット刃300と反対側の位置にテープロール110を配置するようにしたが、必要に応じて適宜の位置としてよい。しかし、テープロール110の巻径が変動することから、そのような変動があっても取り付けられるような位置が好ましく、上述した実施例は、そのような条件を満たす好適な配置の例である。
(3)前記実施例では、支持ローラ120,122を2つ設けたが、更に多数設けるようにしてもよい。送りローラ200についても同様である。
(4)前記実施例では、テンションローラ130を付勢するばね136を、テープロール110の外側に配置したが、テープロール110の内側に配置して、テンションローラ130をテープロール110の内周面に押し付けるように付勢するようにしてもよい。
(5)前記実施例は、本考案のテープ保持構造100を、テープカッターに適用した例であるが、特開2005-15112号に開示されている結束用のテープカッター(バックシーラー)など、各種のものに適用してよい。
(1)前記実施例では、テープ110の先端の引き出しを、支持ローラ120から行ったが、適宜の部位から引き出してよい。引出用ローラを別途設けるようにしてもよい。
(2)前記実施例では、図2における左側にカット刃300を設け、カット刃300と反対側の位置にテープロール110を配置するようにしたが、必要に応じて適宜の位置としてよい。しかし、テープロール110の巻径が変動することから、そのような変動があっても取り付けられるような位置が好ましく、上述した実施例は、そのような条件を満たす好適な配置の例である。
(3)前記実施例では、支持ローラ120,122を2つ設けたが、更に多数設けるようにしてもよい。送りローラ200についても同様である。
(4)前記実施例では、テンションローラ130を付勢するばね136を、テープロール110の外側に配置したが、テープロール110の内側に配置して、テンションローラ130をテープロール110の内周面に押し付けるように付勢するようにしてもよい。
(5)前記実施例は、本考案のテープ保持構造100を、テープカッターに適用した例であるが、特開2005-15112号に開示されている結束用のテープカッター(バックシーラー)など、各種のものに適用してよい。
本考案によれば、テープロールの外側に複数の支持ローラを設けるとともに、テープロールの内側にテンションローラを設け、ばねによって前記テンションローラを前記テープロールの内側に押し付けることとしたので、テープロールの巻径が変動しても、常に良好な保持力を維持することができ、テープカッターなどに好適である。
100:テープ保持構造
110:テープロール
120,122:支持ローラ
130:テンションローラ
132:引出片
133:先端
134:固定ピン
136:ばね
140:ガイド穴
200:送りローラ
300:カット刃
400,402:側板
410,412:脚
420:ゴム足
110:テープロール
120,122:支持ローラ
130:テンションローラ
132:引出片
133:先端
134:固定ピン
136:ばね
140:ガイド穴
200:送りローラ
300:カット刃
400,402:側板
410,412:脚
420:ゴム足
Claims (5)
- 巻径が変動するテープロールを回転可能に保持するテープ保持構造であって、
前記テープロールの外側であって、その外周面に当接する複数の支持ローラ,
前記テープロールの内側であって、その内周面に向かってスライド可能に設けられているテンションローラ,
該テンションローラを、前記スライド可能な方向に付勢するばね,
を備えており、
前記支持ローラと前記テンションローラとで前記テープロールを挟んで保持することを特徴とするテープ保持構造。 - 前記複数の支持ローラのうちのいずれかを、前記テープロールからのテープの引き出しを行う引出ロールと兼用としたこと特徴とする請求項1記載のテープ保持構造。
- 前記ばねを、前記テープロールの外側に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のテープ保持構造。
- 前記テンションローラのスライド方向と、前記ばねによる付勢方向と、前記テープロールからのテープの引出方向とが、いずれも前記支持ローラの間を通ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のテープ保持構造。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載のテープ保持構造と、このテープ保持構造によって保持されたテープロールから引き出されたテープを送る少なくとも一つの送りローラと、この送りローラから送られたテープを切断するカット刃とが、1対の側板の間に設けられていることを特徴とするテープカッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002867U JP3223493U (ja) | 2019-08-01 | 2019-08-01 | テープ保持構造及びテープカッター |
Applications Claiming Priority (1)
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