JP3223352U - 吸収性物品、及び吸収性物品の包装体 - Google Patents

吸収性物品、及び吸収性物品の包装体 Download PDF

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Abstract

【課題】冷感性能と吸収性能とを両立可能である吸収性物品、及び吸収性物品の包装体を提供する。【解決手段】吸収性物品1は、肌面シートを含み、かつカバーシート50よりも肌面側T1に配置されている部材により構成される肌面側部材10と、吸収コア30を含み、かつ厚さ方向Tにおいてカバーシート50とバックシート20との間に配置されている部材により構成される中間部材40と、を有する。吸収性物品1の平面視において、肌面側部材10に覆われると共にカバーシート50が存在しない領域であって、かつ幅方向Wにおいてカバーシート50に挟まれている非存在領域NRが設けられている。非存在領域NRにおいて、肌面側部材10の少なくとも一部は、中間部材40と接合されると共に非肌面側T2へ凹んでいる。【選択図】図4

Description

本考案は、吸収性物品、及び吸収性物品の包装体に関する。
特許文献1には、冷感剤を有する吸収性物品が開示されている。特許文献1の吸収性物品では、カバーシート(具体的には、本体吸収性シート)にスリット部が設けられることで、吸収性物品の平面視において、カバーシートが存在しない領域であって、幅方向においてカバーシートに挟まれている非存在領域が設けられている(特許文献1の図2参照)。非存在領域は、カバーシートよりも肌面側に配置されている肌面側部材(具体的には、表面層及び液拡散層)に覆われている。これにより、非存在領域では、肌面側部材に覆われた空間を形成することができる。使用者の動きによって吸収性物品が変形することで、非存在領域内の空間内の空気が押し出されて、冷感剤が使用者の肌に付着し易くできる。
特開2019−84141号公報
特許文献1の吸収性物品では、非存在領域において肌面側部材が肌面側へ浮き上がり易くなり、体液が吸収コアまでたどり着き難くなっていた。このため、体液が伝い漏れしてしまい、吸収性能が悪化する虞があった。特に、非存在領域が大きくなるほど、体液が伝い漏れし易くなり、吸収性能が悪化する虞があった。
そこで、冷感性能と吸収性能とを両立可能である吸収性物品、及び吸収性物品の包装体を提供することを目的とする。
一態様に係る吸収性物品は、冷感剤を有する。前記吸収性物品は、前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、厚さ方向と、吸収コアと、使用者の肌に当接する当接面を有する肌面シートと、前記厚さ方向において前記肌面シートと前記吸収コアとの間に配置されるカバーシートと、前記吸収コアよりも非肌面側に配置されるバックシートと、前記バックシートの非肌面上に設けられる粘着部と、を有する。前記吸収性物品は、前記肌面シートを含み、かつ前記カバーシートよりも肌面側に配置されている部材により構成される肌面側部材と、前記吸収コアを含み、かつ前記厚さ方向において前記カバーシートと前記バックシートとの間に配置されている部材により構成される中間部材と、を有する。前記吸収性物品の平面視において、前記肌面側部材に覆われると共に前記カバーシートが存在しない領域であって、かつ前記幅方向において前記カバーシートに挟まれている非存在領域が設けられている。前記非存在領域において、前記肌面側部材の少なくとも一部は、前記中間部材と接合されると共に非肌面側へ凹んでいる。
一態様に係る吸収性物品の包装体は、上述の吸収性物品と、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、を有する。前記吸収性物品が前記包装シートに包装されている包装状態において、前記吸収性物品と前記包装シートは、前記幅方向に延びる折り目を基点に折り返されている。前記吸収性物品が展開された状態において、前記非存在領域は、前記折り目と異なる位置に設けられている。
一態様に係る吸収性物品の包装体は、上述の吸収性物品と、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、を有する。前記包装シートは、フィルムである。前記吸収性物品が前記包装シートに個別に包装されている包装状態において、前記包装シートの両側端部には、前記包装シートどうしを接合する第1接合部が設けられてよい。前記包装状態において、前記包装シートを開封するための前記幅方向に延びる開封部には、前記包装シートどうしを接合する第2接合が設けられている。
図1は、一実施形態に係る吸収性物品を肌面側から見た模式平面図である。 図2は、一実施形態に係る吸収性物品を非肌面側から見た模式平面図である。 図3は、図1のA−A断面に沿った模式断面図である。 図4は、図1のA−A断面に沿った模式断面図の一部拡大図である。 図5は、変更例1に係る吸収性物品1を肌面側から見た模式平面図である。 図6は、吸収性物品の包装体の模式平面図である。 図7は、変更例2に係る吸収性物品1を肌面側から見た模式平面図である。 図8は、図7のB−B断面に沿った模式断面図である。 図9は、変更例3に係る吸収性物品1の模式断面図の一部拡大図である。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一態様に係る吸収性物品は、冷感剤を有する。前記吸収性物品は、前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、厚さ方向と、吸収コアと、使用者の肌に当接する当接面を有する肌面シートと、前記厚さ方向において前記肌面シートと前記吸収コアとの間に配置されるカバーシートと、前記吸収コアよりも非肌面側に配置されるバックシートと、前記バックシートの非肌面上に設けられる粘着部と、を有する。前記吸収性物品は、前記肌面シートを含み、かつ前記カバーシートよりも肌面側に配置されている部材により構成される肌面側部材と、前記吸収コアを含み、かつ前記厚さ方向において前記カバーシートと前記バックシートとの間に配置されている部材により構成される中間部材と、を有する。前記吸収性物品の平面視において、前記肌面側部材に覆われると共に前記カバーシートが存在しない領域であって、かつ前記幅方向において前記カバーシートに挟まれている非存在領域が設けられている。前記非存在領域において、前記肌面側部材の少なくとも一部は、前記中間部材と接合されると共に非肌面側へ凹んでいる。
これにより、非存在領域では、肌面側部材がカバーシートよりも非肌面側に配置されている部材に接合されるため、肌面側部材が肌面側へ浮き上がらなくなる。加えて、非存在領域において、肌面側部材が非肌面側へ凹んでいる部分に体液が溜まり易くなるため、体液の伝い漏れを抑制することができる。
加えて、非存在領域では、肌面側部材が非肌面側へ凹むことによって、肌面側部材が使用者の肌に直接当たり難くなるため、冷感剤による冷感効果を和らげることができる。一方で、非存在領域以外の領域では、肌面側部材が使用者の肌に直接当たり易くなり、冷感剤による冷感効果を強めることができる。また、非存在領域とカバーシートとの境界付近では、カバーシートの厚みによって、肌面側部材と、中間部材との間に空間が設けられ易い。使用者の動きによって吸収性物品が変形する際に、空間内の空気が押し出されて、冷感剤が使用者の肌に付着し易くできる。従って、冷感効果を場所によって調節することができる。以上により、本態様の吸収性物品によれば、冷感性能と吸収性能とを両立することができる。
好ましい一態様によれば、前記非存在領域において、少なくとも前記肌面側部材と前記中間部材とが前記厚さ方向に肌面側から圧搾された圧搾部を有してよい。前記圧搾部によって前記肌面側部材と前記中間部材とが接合されてよい。これにより、肌面側部材と中間部材とが肌面側から圧搾されているため、圧搾部では、他の部分よりも、肌面側部材が非肌面側へ凹み易くでき、非存在領域NRにおいて体液をさらに溜まり易くすることができる。加えて、圧搾部は、他の部分と比べて剛性が高いため、吸収性物品を着用している使用者が動いたとしても変形し難くなり、肌面側部材が非肌面側への凹みを維持し続け易くできる。
好ましい一態様によれば、前記カバーシートの構成は、前記吸収コアの構成と異なってよい。これにより、カバーシートの構成と吸収コアの構成とが異なることにより、液移行性を異ならせることができる。カバーシートの方が、吸収コアよりも液移行性が低い場合には、非存在領域において体液を吸収コアへと移行し易くできる。一方で、カバーシートの方が、吸収コアよりも液移行性が高い場合には、非存在領域からカバーシートを経由して体液を吸収コアへと移行し易くできる。
好ましい一態様によれば、前記吸収性物品は、少なくとも前記吸収コアが前記厚さ方向に圧搾された圧搾部を有してよい。前記圧搾部は、前記非存在領域と異なる領域に配置されてよい。圧搾部では、剛性が高いため、圧搾部を基点として、吸収コアが折れ曲がり易くなる。これにより、非存在領域以外の領域で、吸収コアが折れ曲がり易くなることで、非存在領域において肌面側部材が使用者の肌に直接当たり難くなるため、冷感剤による冷感効果を和らげることができる。
前記吸収性物品の肌面側からの平面視において、前記非存在領域の色が、前記カバーシートが存在する領域の色と異なってよい。これにより、使用者が、冷感効果が強い部分と冷感効果が弱い部分とを視覚的に認識し易くできる。
好ましい一態様によれば、前記吸収性物品は、着用物品の前記非肌面側に折り返される一対のウイングを有してよい。前記非存在領域は、前記前後方向において前記ウイングの前端縁から前記ウイングの後端縁までの領域である中央域に設けられてよい。前記非存在領域は、前記カバーシートを前記厚さ方向に貫通する楕円形状の開口により構成されてよい。中央域は、一般的に、刺激に敏感な排泄口に対向する部分である。非存在領域は、凹んでいるため、肌面側部材が排泄口に当たり難くすることができる。加えて、非存在領域には、カバーシートが存在しないため、カバーシートが存在する部分よりも剛性が低い。ここで、非存在領域は、楕円形状であるため、非存在領域の中心から非存在領域の外周までの距離を所定距離以上確保することができる。従って、非存在領域が直線状である場合と比べると、使用者の動きによって吸収性物品が変形しても、肌面側部材が肌面側に向かって鋭角な凸形状になり難い。これにより、肌面側部材が排泄口にさらに当たり難くすることができ、刺激に敏感な排泄口に、冷感剤による刺激を与え難くすることができる。
好ましい一態様によれば、前記吸収性物品は、着用物品の前記非肌面側に折り返される一対のウイングを有してよい。前記非存在領域は、前記前後方向において前記ウイングの前端縁から前記ウイングの後端縁までの領域である中央域よりも、前記前後方向の外側に設けられてよい。前記非存在領域は、前記非存在領域の前記前後方向の中心よりも外側に位置する外側領域と、前記中心よりも内側に位置する内側領域を有してよい。前記外側領域の面積は、前記内側領域の面積よりも広くてよい。これにより、前後方向の外側の方では、前後方向の内側と比較して、肌面側部材が非肌面側へ凹んでいる面積を大きくすることができる。これにより、寝姿勢時(具体的には、仰臥位の腹側(又は背臥位の背側))において、お腹(又は背中)に近くなるほど、非存在領域の肌面側部材が使用者の肌に直接当たり難くすることができ、長時間同じ姿勢になりがちな寝姿勢の際に、冷感剤による冷感効果を緩和することができる。
好ましい一態様によれば、前記吸収性物品は、着用物品の肌面側に配置される本体部と、前記着用物品の前記非肌面側に折り返される一対のウイングを有してよい。前記一対のウイングが前記本体部の肌面側に折り返されている状態において、前記ウイングは、前記非存在領域における前記肌面シートと接触していない部分を有してよい。ウイングは、着用物品の非肌面側に折り返されるため、ウイングに冷感剤が存在しても、使用者は冷感効果を得にくい。従って、肌面シートに存在する冷感剤がウイングに直接移動し難くすることで、使用者が冷感効果を感じ易い肌面シートに冷感剤を存在し易くできる。
好ましい一態様によれば、前記一対のウイングの非肌面側に設けられているウイング粘着部を覆う剥離シートが設けられてよい。前記剥離シートは、前記一対のウイングの間を覆ってよい。これにより、使用前に、冷感剤が一対のウイングの間を通じて外部へ逃げ難くすることができる。
好ましい一態様によれば、前記肌面側部材は、前記厚さ方向に隣接するシートどうしが互いに接合されている複数のシートにより構成されてよい。これにより、複数のシート内に冷感剤を保持可能であるため、肌面側部材が単一のシートにより構成される場合と比較して、冷感効果が得られる時間が長くなり易くなる。
一態様に係る吸収性物品の包装体は、上述の吸収性物品と、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、を有する。前記吸収性物品が前記包装シートに包装されている包装状態において、前記吸収性物品と前記包装シートは、前記幅方向に延びる折り目を基点に折り返されている。前記吸収性物品が展開された状態において、前記非存在領域は、前記折り目と異なる位置に設けられている。非存在領域が折り目と同じ位置に設けられている場合、折り目に起因して非存在領域における肌面側部材に皺が形成される。これにより、中間部材から肌面側部材が剥がれ易くなる。一方で、非存在領域が、折り目と異なる位置に設けられることで、肌面側部材が剥がれることを抑制でき、非存在領域では、肌面側部材が非肌面側へ凹むことを維持することができる。
一態様に係る吸収性物品の包装体は、上述の吸収性物品と、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、を有する。前記包装シートは、フィルムである。前記吸収性物品が前記包装シートに個別に包装されている包装状態において、前記包装シートの両側端部には、前記包装シートどうしを接合する第1接合部が設けられてよい。前記包装状態において、前記包装シートを開封するための前記幅方向に延びる開封部には、前記包装シートどうしを接合する第2接合が設けられている。これにより、吸収性物品の開封前に、冷感剤が包装シートの外部へ漏れ難くすることができる。
(2)吸収性物品の概略構成
以下、図面を参照して、実施形態に係る吸収性物品ついて説明する。吸収性物品は、生理用ナプキン、パンティライナー、大人用失禁パッド又は尿取りパッドのような吸収性物品であってよい。以下の実施形態では、吸収性物品の一例として使い捨ての生理用ナプキンについて説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
図1は、一実施形態に係る吸収性物品を肌面側から見た模式平面図である。図2は、一実施形態に係る吸収性物品を非肌面側から見た模式平面図である。図3は、図1のA−A断面に沿った模式断面図である。図4は、図1のA−A断面に沿った模式断面図の一部拡大図である。図4では、説明の便宜上、後述する圧搾部の図示が省略されている。なお、模式断面図において、説明の便宜上、各部材が厚さ方向Tにおいて離間していることがあるが、実際の製品においては厚さ方向Tに接している。
吸収性物品1は、前後方向Lと幅方向Wと厚さ方向Tとを有する。前後方向Lは、使用者の前側(腹側)から後側(背側)に延びる方向、又は使用者の後側から前側に延びる方向である。幅方向Wは、前後方向Lと直交する方向である。厚さ方向Tは、使用者の肌面側から非肌面側へ延びる方向(T2)、又は使用者の非肌面側から肌面側へ延びる方向(T1)である。また、厚さ方向Tは、前後方向L及び幅方向Wに直交する方向である。肌面側は、使用時に、使用者の肌に面する側に相当する。非肌面側は、使用時に、肌面側とは反対側、すなわち使用者の肌とは反対に向けられる側に相当する。
図1に示すように、吸収性物品1は、中央域S3、前側域S1及び後側域S2を有してよい。中央域S3は、使用者の排泄口(例えば膣口)に当接する排泄口当接部を有する領域である。吸収性物品が着用物品(例えば、下着)に装着されたときに、中央域S3は、着用物品の股下部に位置する。つまり、中央域S3は、使用者の股下、すなわち使用者の両足の間に配置される領域である。前側域S1は、中央域S3よりも前後方向Lの前側に位置する。後側域S2は、中央域S3よりも前後方向Lの後側に位置する。
吸収性物品1が、後述するウイング3を有する場合、ウイング3の前端縁3Fが前側域S1と中央域S3との境界を規定し、ウイング3の後端縁3Rが後側域S2と中央域S3との境界を規定する。従って、中央域S3は、前後方向Lにおけるウイング3の前端縁3Fからウイング3の後端縁3Rまでの領域である。なお、ウイング3の前端縁3Fは、ウイング3の付け根によって規定されており、最も幅方向Wの内側に窪んだ2つの部分のうち、前側に位置する部分に相当する。ウイング3の後端縁3Rは、ウイング3の付け根によって規定されており、最も幅方向Wの内側に窪んだ2つの部分のうち、後側に位置する部分に相当する。なお、吸収性物品1がウイング3を有さない場合には、吸収性物品1を前後方向Lに3等分することにより、前側域S1、後側域S2、中央域S3を規定できる。
図1から図4に示すように、吸収性物品1は、本体部2と一対のウイング3とを有する。本体部2は、着用物品の肌面側T1に配置される部分である。本体部2は、吸収性物品1のうちウイング3を除いた部分であり、縦長の形状である。本体部2は、前側域S1から後側域S2まで延びている。一対のウイング3は、着用物品の非肌面側T2に折り返される。ウイング3は、本体部2よりも幅方向Wの外側に延出する。ウイング3は、中央域S3において、本体部2の幅方向Wの両側に一対で設けられている。
図1から図4に示すように、吸収性物品1は、肌面シート11、セカンドシート12、バックシート20、吸収コア30、カバーシート50、サードシート60、粘着部70、及び冷感剤100を有してよい。また、吸収性物品1は、肌面側部材10と中間部材40とを有する。肌面側部材10は、肌面シート11を含み、かつカバーシート50よりも肌面側T1に配置されている部材により構成される。本実施形態では、肌面側部材10は、肌面シート11とセカンドシート12とにより構成される。中間部材40は、吸収コア30を含み、かつカバーシート50とバックシート20との間に配置されている部材により構成される。本実施形態では、中間部材40は、サードシート60と吸収コア30とにより構成される。
肌面シート11は、使用者の肌に当接する当接面を有する。肌面シート11は、吸収コア30よりも肌面側T1に配置されてよい。肌面シート11は、例えば不織布によって構成されてよい。肌面シート11は、吸収コア30の幅方向Wの中央を覆うセンターシート11Aと、センターシート11Aよりも肌面側T1においてセンターシート11Aの外側部を覆う一対のサイドシート11Bと、を有してよい。センターシート11Aは、液透過性を有する。サイドシート11Bは、疎水性又は撥水性を有してよい。
セカンドシート12は、厚さ方向Tにおいて吸収コア30と肌面シート11との間に配置されている。本実施形態では、セカンドシート12は、カバーシート50よりも肌面側T1に配置されている。セカンドシート12は、液透過性を有する。セカンドシート12は、肌面シート11(特に、センターシート11A)と同様の材料から構成できる。
バックシート20は、吸収コア30よりも非肌面側T2に配置される。バックシート20は、液不透過性を有する。バックシート20は、例えば、ポリエチレンシート、ポリプロピレン等を主体としたラミネート不織布、通気性の樹脂フィルムなどの少なくともいずれかによって構成されてよい。
吸収コア30は、液体を吸収する吸収材料を含む。吸収コアは、少なくとも中央域S3に配置されている。吸収コア30は、例えば粉砕パルプもしくは高吸収性ポリマー(SAP)、又はこれらの混合物を含んでよい。
カバーシート50は、厚さ方向Tにおいて肌面シート11と吸収コア30との間に配置される。本実施形態では、カバーシート50は、セカンドシート12とサードシート60との間に配置されている。
カバーシート50の構成は、吸収コア30の構成と異なってよい。カバーシート50と吸収コア30とで、例えば、原材料、構造、製造方法の少なくともいずれかが異なることにより、カバーシート50の構成は、吸収コア30の構成と異なってよい。例えば、カバーシート50がエアレイドパルプシートにより構成されており、吸収コア30が粉砕パルプの積層により構成されていることにより、カバーシート50の構成は、吸収コア30の構成と異なってよい。カバーシート50の構成と吸収コア30の構成とが異なることで、液移行性を異ならせることができる。
図3に示すように、カバーシート50は、カバーシート50を厚さ方向Tに貫通する開口55を有してよい。これにより、吸収性物品1に後述する非存在領域NRが設けられてよい。吸収性物品1の平面視において、開口55は、前後方向Lに延びる楕円形状であってよいし(図1参照)、幅方向Wに延びる楕円形状であってよい。
粘着部70は、バックシート20の非肌面上に設けられる。粘着部70は、着用物品に吸収性物品1を固定するためのものであり、粘着剤により構成されてよい。図2及び図3に示すように、粘着部70は、本体部2の非肌面側に設けられる本体粘着部71と、ウイング3の非肌面側に設けられるウイング粘着部72とを有してよい。
冷感剤100は、例えば、皮膚の神経にある受容体活性化チャネル(TRPM8)に作用するものであってよい。このような冷感剤として、例えば、メントール(例えば、l−メントール)及びその誘導体(例えば、乳酸メンチル)、サリチル酸メチル、カンファー、キュウリエキス、植物(例えば、ミント、ユーカリ、ナツメグ)由来の精油等が挙げられる。また、冷感剤は、気化熱により周囲の温度を下げるものであってもよい。このような冷感剤として、例えば、アルコール、例えば、メタノール及びエタノールが挙げられる。使用者に冷感効果を長時間持続的に感じさせ易くするために、冷感剤は、溶媒中に含まれてよいし、シクロデキストリンのような保持剤内に含まれてよい。
吸収性物品1を構成する部材の少なくともいずれかに冷感剤100を配置することで、吸収性物品1が冷感剤100を有することができる。冷感剤100を塗布することによって、冷感剤100を配置することができる。例えば、冷感剤100は、図3に示すように、厚さ方向Tにおいて、肌面シート11とセカンドシート12の間に配置されてよい。この場合、冷感剤100は、肌面シート11(センターシート11A)の非肌面に塗布されていてもよいし、セカンドシート12の肌面に塗布されていてもよい。冷感剤100は、吸収性物品1内を移動することが可能であってよい。従って、冷感剤100は、センターシート11Aとセカンドシート12だけでなく、センターシート11Aとセカンドシート12以外の部材に存在してもよい。なお、冷感剤100は、図3に示すような層のように、肉眼で視認できなくてもよい。
吸収性物品1の平面視において、冷感剤100は、少なくとも本体部2に配置されており、前側域S1、後側域S2、中央域S3の少なくともいずれかに配置されている。冷感剤100は、前後方向Lにおいて、前側域S1から後側域S2まで連続的に配置されていてもよい。冷感剤100は、本体部2を幅方向Wに3等分した場合の中央部に配置されてもよいし、本体部2の幅方向Wの中央よりも外側の外側部に配置されてもよい。冷感剤100は、吸収コア30と厚さ方向Tに重なる領域に配置されていてもよい。冷感剤100は、吸収性物品1の平面視において、少なくとも前後方向Lにおいてカバーシート50が存在する存在領域ERと非存在領域NRとを跨がるように配置することができる。冷感剤100は、幅方向Wにおいて存在領域ERと非存在領域NRとを跨がるように配置されていてもよい。なお、冷感剤100は、吸収性物品1内を移動することによって、冷感剤100が直接配置(塗布)された位置から離れた位置に存在してもよい。
吸収性物品1が冷感剤100を有しているか否かについて、例えば、以下のいずれかの方法により判定することができる。
第1の方法として、冷感剤が冷感効果を発揮可能な条件下で、吸収性物品1を実際に肌に当てられた人(被験者)が冷たいと感じた場合に、吸収性物品1が冷感剤100を有すると判定することができる。具体的には、被験者の上腕の内側の肌にセンターシート11Aの肌面側T1が当たるようにして、吸収性物品1を被験者に固定する。吸収性物品1の固定から所定時間(1時間〜2時間程度)が経過する前に、被験者が冷たいと感じた場合、吸収性物品1が冷感剤100を有すると判定することができる。また、例えば、冷感剤100が水分(排泄物)と反応することで、冷感効果を発揮する場合には、吸収性物品1を水で濡らした後に、吸収性物品1を被験者に固定して、吸収性物品1が冷感剤100を有しているか否かを判定することができる。なお、吸収性物品1を収容するパッケージに記載の情報(例えば、冷感剤100が冷感効果を発揮する条件)を参照して、吸収性物品1が冷感剤を有するか否かを判定してもよい。
第2の方法では、まず、吸収性物品1を適切な容量(例えば、50ml)の容器(例えば、ヘッドスペースバイアル)に入れて、当該容器を密閉する。次に、所定時間(例えば、24時間)経過した後に、SPME(Solid Phase Micro Extraction)法により、ガスクロマトグラフ装置(GC−MS)を用いて、容器中の成分を測定する。測定により得られたピーク値に対応する化合物を吸収性物品1に含まれていた成分として特定する。特定された成分が、冷感効果を有する化合物(例えば、上述した化合物)である場合、吸収性物品1が冷感剤を有すると判定することができる。なお、吸収性物品1を収容するパッケージに記載の情報(例えば、冷感剤100を構成する化合物)を参照して、吸収性物品1が冷感剤を有するか否かを判定してもよい。
図1及び図3に示すように吸収性物品1は、少なくとも吸収コア30が厚さ方向Tに圧搾された圧搾部35を有してよい。図3に示すように、圧搾部35では、センターシート11A、セカンドシート12、カバーシート50、サードシート60、吸収コア30が圧搾されていてよい。
圧搾部35は、非存在領域NRと異なる領域に配置されてよい。圧搾部35は、カバーシート50が存在する存在領域ERに配置されてよい。また、圧搾部35は、カバーシート50の前端縁50Fよりも前側に配置されてよいし、圧搾部35は、カバーシート50の後端縁50Rよりも後側に配置されてよい。
(3)非存在領域NR
次に、非存在領域NRについて説明する。図1,3,4に示すように、吸収性物品1には、吸収性物品1の平面視において、非存在領域NRが設けられている。非存在領域NRは、肌面側部材10に覆われると共にカバーシート50が存在しない領域であって、かつ幅方向Wにおいてカバーシート50に挟まれている非存在領域NRが設けられている。図3に示すように、非存在領域NRは、肌面側部材10によって覆われているため、吸収性物品1を肌面側T1から見た場合に、非存在領域NRを構成する開口55が露出していない。本実施形態では、肌面シート11及びセカンドシート12が厚さ方向Tに積層されることで、肌面側部材10が構成されている。肌面側部材10が複数のシートにより構成されている場合、複数のシートのうち厚さ方向Tに隣接するシートどうし(例えば、センターシート11A及びセカンドシート12)は互いに接合されている。隣接するシートどうしは、非存在領域NRにおいて互いに接合されていることは勿論、非存在領域NR以外の領域においても互いに接合されている。
図4に示すように、非存在領域NRにおいて、肌面側部材10の少なくとも一部は、中間部材40と接合されている。中間部材40が複数の部材により構成される場合、肌面側部材10は、非存在領域NRにおいて最も肌面側T1に配置されている部材と接合される。本実施形態では、肌面側部材10は、開口55を通じて、サードシート60に接合されている。また、肌面側部材10が複数のシートにより構成される場合には、非存在領域NRにおいて最も非肌面側T2に配置されているシートが、中間部材40と接合される。本実施形態では、セカンドシート12が、開口55を通じて中間部材40と接合されている。
非存在領域NRでは、肌面側部材10の少なくとも一部が、カバーシート50の最も肌面側T1に位置する表面51よりも非肌面側T2で中間部材40に接合される。従って、肌面側部材10と中間部材40との接合面BDは、カバーシート50の表面(肌面)51よりも非肌面側T2に位置している。接合面BDは、開口55の肌面側T1の入り口よりも非肌面側T2に位置している。なお、本実施形態では、カバーシート50の最も肌面側T1に位置する表面51は、サードシート60と厚さ方向Tに重なっている領域のカバーシート50の表面である。従って、サードシート60と厚さ方向Tに重なっている領域のカバーシート50の表面51は、接合面BDよりも非肌面側T2に配置されていてもよい。
肌面側部材10は、例えば、接着剤(例えば、ホットメルト接着剤)により接合されてよいし、少なくとも肌面側部材10と中間部材40とを一緒に圧搾することにより接合されてもよい。肌面側部材10は、非存在領域NRの全ての領域で接合されていてもよいし、非存在領域NRの一部の領域で接合されていてもよい。例えば、肌面側部材10は、非存在領域NRの外周付近では接合されずに、非存在領域NRの中央付近で接合されていてもよい。
肌面側部材10が、中間部材40と接合されているか否かについては、例えば、非存在領域NRの前後方向L及び/又は幅方向Wの中心を通るように吸収性物品1を切断して、(例えば、拡大鏡、顕微鏡、電子顕微鏡などにより)吸収性物品1の切断面を観察することにより判定することができる。また、また、非存在領域NRにおいて肌面側部材10を実際に剥がすことにより、視覚的又は触覚的に判定することができる。
非存在領域NRにおいて、肌面側部材10の少なくとも一部は、非肌面側T2へ凹んでいる。非存在領域NRの前後方向Lの中心において、肌面側部材10は、非肌面側T2へ凹んでいてもよい。非存在領域NRの幅方向Wの中心において、肌面側部材10は、非肌面側T2へ凹んでいてもよい。肌面側部材10の一部(例えば、非存在領域NRの外周付近の肌面側部材10の一部)は、非肌面側T2へ凹んでいなくてもよい。肌面側部材10の全てが、非肌面側T2へ凹んでいてもよい。
非存在領域NRでは、中間部材40に接合されるため、非存在領域NRでは、肌面側部材10が肌面側T1へ浮き上がらなくなる。加えて、図4A及び図4Bに示すように、カバーシート50の厚みの分だけ、肌面側部材10が、非肌面側T2に凹ませることができる。非存在領域NRでは、幅方向Wにカバーシート50に挟まれているため、体液(例えば、経血、又は尿など)が、非存在領域NRよりも幅方向Wの外側に移動し難くなり、体液が溜まり易くなる。非存在領域NRに溜まった体液は、肌面側部材10からサードシート60に直接移行可能であるため、吸収性能を向上することができる。
特に、カバーシート50の構成が吸収コア30の構成とが異なることにより、液移行性を異ならせることができる。カバーシート50の方が、吸収コア30よりも液移行性が低い場合には、図4Aに示すように、非存在領域NRに溜まった体液をカバーシート50を経由せずに、吸収コア30へと移行し易くできる。なお、非存在領域NRの周囲の領域からでも、非存在領域NRに溜まった体液が吸収コア30へ移行できるため、吸収性能を向上することができる。
一方で、カバーシート50の方が、吸収コア30よりも液移行性が高い場合には、図4Bに示すように、非存在領域NRに溜まった体液は、肌面側部材10からサードシート60に直接移行するだけでなく、カバーシート50を経由して、吸収コア30へ移行し易くできる。これにより、非存在領域NRよりも広い面積で、体液が吸収コア30へ移行することができ、吸収性能を向上することができる。
また、非存在領域NRでは、肌面側部材10が非肌面側T2へ凹むことによって、肌面側部材10が使用者の肌に直接当たり難くなるため、冷感剤による冷感効果を和らげることができる。一方で、非存在領域NRとカバーシート50との境界付近では、カバーシート50の厚みによって、肌面側部材10と中間部材40との間に空間が設けられ易い。図4Cに示すように、使用者の動きによって吸収性物品1が変形する際に、空間内の空気が押し出されて、冷感剤が使用者の肌に付着し易くできる。加えて、非存在領域NRでは、肌面側部材10が非肌面側T2へ凹むことによって、肌面側部材10が使用者の肌に直接当たり難くなるため、冷感剤による冷感効果を和らげることができる。一方で、非存在領域NR以外の領域では、肌面側部材が使用者の肌に直接当たり易くなり、冷感剤による冷感効果を強めることができる。従って、冷感効果を場所によって調節することができる。以上により、吸収性物品1によれば、冷感性能と吸収性能とを両立することができる。
また、図1に示すように、肌面側T1からの吸収性物品1の平面視において、非存在領域NRの色が、カバーシート50が存在する存在領域ERの色と異なってよい。これにより、使用者が、冷感効果が強い部分、すなわち、使用者の肌に直接当たり易い部分と、冷感効果が低い部分、すなわち、使用者の肌に直接当たり難い部分と、を視覚的に視認し易くできる。従って、使用者は、例えば、使用者の肌に直接当たり難い部分が、排泄口に対向するように吸収性物品1を着用物品に固定することができる。
非存在領域NRの色が、カバーシート50が存在する存在領域ERの色と異なるように、例えば、中間部材(例えば、サードシート60)の色が、カバーシート50の色と異なってよい。これにより、吸収性物品1の平面視において、開口55を通じてサードシート60の色が透けて視認されることで、非存在領域NRの色が、存在領域ERの色と異なってよい。また、カバーシート50の有無による厚さの差が発生することにより、光透過率が変わることにより、存在領域ERと非存在領域NRとで色が異なって視認されてもよい。色の違いは、色相の違い(例えば、存在領域ERの色が白、非存在領域NRの色が緑、青など)であってもよいし、彩度の違い(例えば、存在領域ERの色が無彩色の白、非存在領域NRの色が彩度が高い青)であってもよいし、明度の値(例えば、存在領域ERの色が白、非存在領域NRの色がグレー)がであってもよい。
非存在領域NRの色と存在領域ERの色とが異なるか否かについての判定方法として、例えば、肌面側T1から吸収性物品1(図1参照)を肉眼で視認した人が、非存在領域NRの色と存在領域ERの色とが異なると感じた場合に、非存在領域NRの色と存在領域ERの色とが異なると判定できる。例えば、10人のうち6人以上が非存在領域NRの色と存在領域ERの色とが異なると回答した場合、非存在領域NRの色と存在領域ERの色とが異なると判定できる。
また、図1に示すように、圧搾部35は、非存在領域NRと異なる領域に配置されてよい。圧搾部35では剛性が高いため、圧搾部35を基点として、吸収コア30が折れ曲がり易くなる。これにより、非存在領域NR以外の領域で、吸収コア30が折れ曲がり易くなることで、非存在領域NRにおいて肌面側部材10が使用者の肌に直接当たり難くなるため、冷感剤による冷感効果を和らげることができる。
図1に示すように、非存在領域NRは、中央域S3に設けられている。中央域S3は、一般的に、刺激に敏感な排泄口に対向する部分である。非存在領域NRは、凹んでいるため、肌面側部材10が排泄口に当たり難くすることができる。加えて、非存在領域NRには、カバーシート50が存在しないため、カバーシート50が存在する部分よりも剛性が低い。図1に示すように、非存在領域NRは、楕円形状である場合、非存在領域NRの中心から非存在領域NRの外周までの距離を所定距離以上確保することができる。従って、非存在領域NRが直線状である場合と比べると、使用者の動きによって吸収性物品1が変形しても、肌面側部材10が肌面側T1に向かって鋭角な凸形状になり難い。これにより、肌面側部材10が排泄口にさらに当たり難くすることができ、刺激に敏感な排泄口に冷感剤による刺激を与え難くすることができる。
本実施形態では、冷感剤100が、肌面シート11の非肌面側T2の表面上に前後方向Lに連続的に塗布されており、かつ存在領域ERと非存在領域NRとを跨がるように塗布されている。このように冷感剤100を塗布することで、冷感剤100を使用者の肌の近くに存在させることができ、使用者が冷感効果を感じ易くなる。加えて、存在領域ERと非存在領域NRとを跨がるように存在しており、排泄口(具体的には、膣口)が対向し易い中央域S3に、肌面側部材10が非肌面側T2へ凹む非存在領域NRが設けられている。従って、刺激に敏感な排泄口への冷感剤100による刺激を緩和することができると共に、存在領域ERでは、使用者の肌に肌面シート11が直接接触するため、冷感効果を増幅させることができる。このように冷感剤100を配置することで、冷感剤100の冷感強度が弱くても、着用者が冷感効果を感じ易くでき、冷感剤100の冷感強度が強くても、刺激に敏感な部分でのかゆみを防止することができる。
また、肌面側部材10は、厚さ方向Tに隣接するシートどうしが互いに接合されている複数のシート(肌面シート11(センターシート11A)及びセカンドシート12)により構成されている。これにより、複数のシート内に冷感剤100を保持可能であるため、肌面側部材10が単一のシートにより構成される場合と比較して、冷感効果が得られる時間が長くなり易くなる。
(4)変更例
次に、変更例に係る吸収性物品1について、図5から図8を用いて説明する。なお、上述の実施形態と同様の部分は説明を省略する。
(4.1)変更例1
変更例1に係る吸収性物品1について図5を用いて説明する。図5は、変更例1に係る吸収性物品1を肌面側から見た模式平面図である。なお、図5では、カバーシート50の一部及び吸収コア30の一部が露出している。
吸収性物品1は、セカンドシート12及びサードシート60を有さなくてよい。従って、肌面側部材10は、肌面シート11のみにより構成されてよい。肌面側部材10、すなわち、肌面シート11は、吸収コア30と接合されてよい。
図5に示すように、非存在領域NRは、中央域S3よりも前後方向Lの外側に設けられてよい。従って、非存在領域NRは、前側域S1に設けられてよく、後側域S2に設けられてよい。従って、カバーシート50は、前側域S1に配置されてよいし、後側域S2に配置されてよい。
非存在領域NRは、外側領域NROと内側領域NRIとを有してよい。外側領域NROは、非存在領域NRの前後方向Lの中心CRよりも外側に位置する。内側領域NRIは、非存在領域NRの中心CRよりも内側に位置する。図5に示すように、外側領域NROの面積は、内側領域NRIの面積よりも広くてよい。これにより、非存在領域NRにおいて、前後方向Lの外側の方では、前後方向Lの内側と比較して、肌面側部材10が非肌面側T2へ凹んでいる面積を大きくすることができる。これにより、寝姿勢時(具体的には、仰臥位の腹側(又は背臥位の背側))において、お腹(又は背中)に近くなるほど、非存在領域NRの肌面側部材10が使用者の肌に直接当たり難くすることができ、長時間同じ姿勢になりがちな寝姿勢の際に、冷感剤100による冷感効果を緩和することができる。
(4.2)変更例2
変更例2に係る吸収性物品1について図6から図8を用いて説明する。図6は、吸収性物品の包装体の模式平面図である。図6は、吸収性物品1が包装シート200に包装されている包装状態を示す。図7は、変更例2に係る吸収性物品1を肌面側から見た模式平面図である。図7は、吸収性物品1が展開された展開状態を示す。図8は、図7のB−B断面に沿った模式断面図である。図7及び図8では、一対のウイング3が、本体部の肌面側T1に折り返されている状態を示す。なお、図8では、説明の便宜上、吸収性物品1を構成する各部材の図示を適宜省略している。また、図8では、包装シート200の図示を省略している。
吸収性物品1の包装体300は、吸収性物品1と、吸収性物品1を個別に包装する包装シート200と、を有する。吸収性物品1は、上述した吸収性物品1と同様の構成を有する。包装シート200は、フィルムであってよい。例えば、包装シート200は、気密性を有するフィルムであってよく、例えば、EVOH(Ethylene Vinyl Alcohol)、又はPET(Polyethylene Terephthalate)などにより構成されてよい。また、包装シート200は、冷感剤が透過することを抑制するガスバリア層を有してよい。ガスバリア層は、例えば、EVOH、又はPETなどにより構成されてよい。
図6に示すように、吸収性物品1が包装シート200に包装されている包装状態において、吸収性物品1と包装シート200とは、幅方向Wに延びる折り目FLを基点に折り返されている。実施形態では、吸収性物品1と包装シート200とは、第1折り目FL1と、第1折り目FL1よりも後側に設けられている第2折り目FL2とを基点に折り返されている。吸収性物品1及び包装シート200を展開する際には、吸収性物品1及び包装シート200が、第1折り目FL1を基点に展開されて、次に、第2折り目FL2を基点に展開されてよい。
図6及び図7に示すように、包装シート200の両側端部には、包装シート200どうしを接合する第1接合部210が設けられてよい。第1接合部210は、接着剤により構成されてよいし、包装シート200どうしを圧搾することにより構成されてもよい。第1接合部210は、包装状態において、包装体300の前後方向Lの一方の端部から他方の端部まで、包装シート200どうしを接合する複数の接合部が前後方向Lに並ぶことにより構成されてよい。密閉性を高めるために、複数の接合部の配置間隔は、2mm以下であることが好ましい。なお、包装シート200の側端部は、包装状態において、少なくとも吸収性物品1よりも幅方向Wにおいて外側の部分である。
また、包装状態において、包装体300には、包装シート200を開封するための幅方向Wに延びる開封部250が設けられてよい。開封部250は、展開状態における包装シート200の前後方向Lの端部(実施形態では前端部)、及び包装状態において当該端部と当接する包装シート200の一部とにより構成される。
開封部250には、包装シート200どうしを接合する第2接合部220が設けられてよい。第2接合部220は、接着剤により構成されてよいし、包装シート200どうしを融着することにより構成されてよい。第2接合部220は、開封部250を閉じるためのテープ部材により構成されてよい。第2接合部220は、密閉性を高めるために、包装体300の幅方向Wの一方の側端部から他方の側端部まで連続的に延びていることが好ましい。
以上により、包装状態において吸収性物品1が収容されている空間が密閉され易くなるため、吸収性物品1が開封される前に、冷感剤が包装シート200の外部へ漏れ難くすることができる。
また、図7に示すように、展開状態において、非存在領域NRは、折り目FLと異なる位置に設けられてよい。吸収性物品1の平面視において、非存在領域NRは、前後方向Lにおいて、第1折り目FL1と第2折り目FL2との間に配置されてよい。非存在領域NRが折り目FLと同じ位置に設けられている場合、折り目FLに起因して非存在領域NRにおける肌面側部材10に皺が形成される。これにより、中間部材40から肌面側部材10が剥がれ易くなる。そこで、非存在領域NRが、折り目FLと異なる位置に設けられることで、肌面側部材10が剥がれることを抑制でき、非存在領域NRでは、肌面側部材10が非肌面側T2へ凹むことを維持することができる。
図7及び図8に示すように、吸収性物品1には、ウイング粘着部72を覆う剥離シート76が設けられてよい。剥離シート76は、一対のウイング3の間を覆ってよい。これにより、剥離シート76によって、使用前に、冷感剤100が一対のウイング3の間を通じて外部へ逃げ難くすることができる。剥離シート76は、例えば、シリコンにより構成されるシリコン層を有してよい。剥離シート76は、上述のガスバリア層を有してもよい。
また、一対のウイング3が本体部の肌面側T1に折り返されているウイング折り返し状態において、ウイング3は、非存在領域NRと接触していない部分を有してよい。図8に示すように、ウイング3は、非存在領域NRと接触していなくてよい。ウイング3は、ウイング粘着部72を介して剥離シート76に接合されることにより、ウイング3が非肌面側T2へ移動し難くなっていてもよい。ウイング3は、吸収性物品1が使用される際に、着用物品の非肌面側T2へ折り返されるため、ウイング3に冷感剤が存在しても、使用者は冷感効果を得にくい。従って、ウイング3が、非存在領域NRと接触していない部分を有することで、肌面シート11に存在する冷感剤がウイング3に直接移動し難くすることができる。これにより、使用者が冷感効果を感じ易い肌面シート11に冷感剤を存在し易くできる。
(変更例3)
変更例3に係る吸収性物品1について図9を用いて説明する。図9は、変更例3に係る吸収性物品1の模式断面図の一部拡大図である。なお、図9は、図3と同様の位置における模式断面図である。
図9に示すように、変更例3に係る吸収性物品1では、肌面側部材10が、肌面シート11(具体的には、センターシート11A)により構成されており、中間部材40が吸収コア30により構成されている。
吸収性物品1は、非存在領域NRにおいて、少なくとも肌面側部材10と中間部材40とが厚さ方向Tに肌面側T1から圧搾された圧搾部35を有してよい。変更例3では、センターシート11Aと吸収コア30とが圧搾されている。圧搾部35によって肌面側部材10と中間部材40とが接合されている。肌面側部材10と中間部材40とは、圧搾部35に加えて、接着剤などの接合部材により接合されていてもよい。
変更例3に係る吸収性物品1では、肌面側部材10と中間部材40とが肌面側T1から圧搾されているため、圧搾部35では、他の部分よりも、肌面側部材10が非肌面側へ凹み易くでき、非存在領域NRにおいて体液をさらに溜まり易くすることができる。加えて、圧搾部35は、他の部分と比べて剛性が高いため、吸収性物品を着用している使用者が動いたとしても変形し難くなり、肌面側部材10が非肌面側T2への凹みを維持し続け易くできる。
(5)その他実施形態
上述の実施形態を用いて本考案について詳細に説明したが、当業者にとっては、本考案が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本考案は、実用新案登録請求の範囲の記載により定まる本考案の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本考案に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
上述では、肌面側部材10が、肌面シート11のみにより構成されるケース(変更例1、変更例3)、及び肌面シート11とセカンドシート12とにより構成されるケース(実施形態)を説明したが、これに限られない。肌面側部材10は、3つ以上のシートにより構成されてよい。
また、上述では、肌面側部材10が、サードシート60に接合されるケース(実施形態)、及び吸収コア30に接合されるケース(変更例1、変更例3)を説明したが、これに限られない。肌面側部材10は、例えば、吸収コア30を覆うコアラップと接合されてよい。なお、コアラップは、例えばティッシュや不織布によって構成されていてよい。
また、変更例3では、センターシート11Aと吸収コア30とが圧搾されるケースを例に挙げていたが、これに限られない。例えば、非存在領域NRにおいて、肌面側部材10とサードシート60とが肌面側T1から圧搾されるが、非存在領域NRでは、吸収コア30が圧搾されていなくてもよい。これにより、非存在領域NRにおいて、圧搾部35を基点として吸収コア30が折れ曲がり易くなることを抑制できる。その結果、非存在領域NRにおいて肌面側部材10が使用者の肌に直接当たり難くなるため、冷感剤による冷感効果を和らげることができる。
また、上述では、非存在領域NRを規定するシートをカバーシート50と称していたが、これに限られない。例えば、カバーシート50は、肌面側T1から2番目に配置されているシート(いわゆるセカンドシート)と称されてもよいし、肌面側T1から3番目に配置されているシート(いわゆるサードシート)と称されてもよい。また、カバーシート50は、複数のシートにより構成されていてもよい。例えば、カバーシート50は、開口55を有するセカンドシート及びサードシートにより構成されてよい。
冷感剤100は、肌面シート11、セカンドシート12以外の部材に配置されてよい。例えば、冷感剤100は、カバーシート50の肌面及び/又は非肌面、サードシート60の肌面及び/又は非肌面、サイドシート11Bの肌面及び/又は非肌面、コアラップの肌面及び/又は非肌面、吸収コア30の肌面及び/又は非肌面、及び、その他のシートの肌面及び/又は非肌面、の少なくともいずれかに塗布されていてよい。
上述の実施形態、各変更例に係る構成は、適宜組み合わせることが可能であることに留意すべきである。
1 :吸収性物品
2 :本体部
3 :ウイング
10 :肌面側部材
11 :肌面シート
11A :センターシート
11B :サイドシート
12 :セカンドシート
20 :バックシート
30 :吸収コア
35 :圧搾部
50 :カバーシート
55 :開口
60 :サードシート
70 :粘着部
100 :冷感剤
200 :包装シート
300 :包装体
ER :存在領域
NR :非存在領域
S1 :前側域
S2 :後側域
S3 :中央域
L :長手方向
W :幅方向
T :厚さ方向
T1 :肌面側
T2 :非肌面側

Claims (12)

  1. 冷感剤を有する吸収性物品であって、
    前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、厚さ方向と、
    吸収コアと、
    使用者の肌に当接する当接面を有する肌面シートと、
    前記厚さ方向において前記肌面シートと前記吸収コアとの間に配置されるカバーシートと、
    前記吸収コアよりも非肌面側に配置されるバックシートと、
    前記バックシートの非肌面上に設けられる粘着部と、を有し、
    前記肌面シートを含み、かつ前記カバーシートよりも肌面側に配置されている部材により構成される肌面側部材と、
    前記吸収コアを含み、かつ前記厚さ方向において前記カバーシートと前記バックシートとの間に配置されている部材により構成される中間部材と、を有し、
    前記吸収性物品の平面視において、前記肌面側部材に覆われると共に前記カバーシートが存在しない領域であって、かつ前記幅方向において前記カバーシートに挟まれている非存在領域が設けられており、
    前記非存在領域において、前記肌面側部材の少なくとも一部は、前記中間部材と接合されると共に非肌面側へ凹んでいる、吸収性物品。
  2. 前記非存在領域において、少なくとも前記肌面側部材と前記中間部材とが前記厚さ方向に肌面側から圧搾された圧搾部を有し、
    前記圧搾部によって前記肌面側部材と前記中間部材とが接合されている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 少なくとも前記吸収コアが前記厚さ方向に圧搾された圧搾部を有し、
    前記圧搾部は、前記非存在領域と異なる領域に配置されている請求項1に記載の吸収性物品。
  4. 前記カバーシートの構成は、前記吸収コアの構成と異なる請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収性物品の肌面側からの平面視において、前記非存在領域の色が、前記カバーシートが存在する領域の色と異なる請求項1から4のいずれかに記載の吸収性物品。
  6. 着用物品の前記非肌面側に折り返される一対のウイングを有し、
    前記非存在領域は、前記前後方向において前記ウイングの前端縁から前記ウイングの後端縁までの領域である中央域に設けられており、
    前記非存在領域は、前記カバーシートを前記厚さ方向に貫通する楕円形状の開口により構成されている請求項1から5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 着用物品の前記非肌面側に折り返される一対のウイングを有し、
    前記非存在領域は、前記前後方向において前記ウイングの前端縁から前記ウイングの後端縁までの領域である中央域よりも、前記前後方向の外側に設けられており、
    前記非存在領域は、
    前記非存在領域の前記前後方向の中心よりも外側に位置する外側領域と、
    前記中心よりも内側に位置する内側領域を有し、
    前記外側領域の面積は、前記内側領域の面積よりも広い請求項1から6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 着用物品の肌面側に配置される本体部と、
    前記着用物品の前記非肌面側に折り返される一対のウイングを有し、
    前記一対のウイングが前記本体部の肌面側に折り返されている状態において、前記ウイングは、前記非存在領域における前記肌面シートと接触していない部分を有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  9. 前記一対のウイングの非肌面側に設けられているウイング粘着部を覆う剥離シートが設けられており、
    前記剥離シートは、前記一対のウイングの間を覆っている請求項8に記載の吸収性物品。
  10. 前記肌面側部材は、前記厚さ方向に隣接するシートどうしが互いに接合されている複数のシートにより構成されている請求項1から8のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の吸収性物品と、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、を有する吸収性物品の包装体であって、
    前記吸収性物品が前記包装シートに包装されている包装状態において、前記吸収性物品と前記包装シートは、前記幅方向に延びる折り目を基点に折り返されており、
    前記吸収性物品が展開された状態において、前記非存在領域は、前記折り目と異なる位置に設けられている吸収性物品の包装体。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の吸収性物品と、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、を有する吸収性物品の包装体であって、
    前記包装シートは、フィルムであり、
    前記吸収性物品が前記包装シートに個別に包装されている包装状態において、前記包装シートの両側端部には、前記包装シートどうしを接合する第1接合部が設けられており、
    前記包装状態において、前記包装シートを開封するための前記幅方向に延びる開封部には、前記包装シートどうしを接合する第2接合が設けられている吸収性物品の包装体。
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